JPH0542211Y2 - - Google Patents
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- JPH0542211Y2 JPH0542211Y2 JP14354187U JP14354187U JPH0542211Y2 JP H0542211 Y2 JPH0542211 Y2 JP H0542211Y2 JP 14354187 U JP14354187 U JP 14354187U JP 14354187 U JP14354187 U JP 14354187U JP H0542211 Y2 JPH0542211 Y2 JP H0542211Y2
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- JP
- Japan
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- latch
- lock
- lever
- door
- case
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Links
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Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は浴室やトイレ等のドア錠に多用される
ドア錠に関し、特にラツチをプラスチツク成形品
としたものを対象とする。
ドア錠に関し、特にラツチをプラスチツク成形品
としたものを対象とする。
本考案において、ラツチケース4に進退動自在
に支持されるラツチ5と、ラツチ5を進出姿勢に
押圧付勢するばね15と、ラツチケース4外にあ
つてラツチ5を該ケース4内のラツチレバー6を
介して退入操作するハンドル3と、ラツチケース
4外から操作可能であつてラツチ5が進出姿勢に
あるときラツチレバー6を作動不能にロツクする
ロツク機構7とを備えたドア錠は、公知である。
に支持されるラツチ5と、ラツチ5を進出姿勢に
押圧付勢するばね15と、ラツチケース4外にあ
つてラツチ5を該ケース4内のラツチレバー6を
介して退入操作するハンドル3と、ラツチケース
4外から操作可能であつてラツチ5が進出姿勢に
あるときラツチレバー6を作動不能にロツクする
ロツク機構7とを備えたドア錠は、公知である。
すなわち、この種のドア錠はラツチを進退操作
するハンドルとは別に、ハンドルの回動をロツク
するためのロツクつまみを室内側に備えている。
例えば、実公昭61−13652号公報には、ロツクつ
まみを押しボタン式に押し引きして、ロツク状態
とロツク解除状態とに切換え操作するロツク機構
が認められる。
するハンドルとは別に、ハンドルの回動をロツク
するためのロツクつまみを室内側に備えている。
例えば、実公昭61−13652号公報には、ロツクつ
まみを押しボタン式に押し引きして、ロツク状態
とロツク解除状態とに切換え操作するロツク機構
が認められる。
このようにラツチケース内へのラツチの退入を
規制して開扉操作を制限するドア錠では、ラツチ
を進出姿勢にしたロツク状態のまま、ドアを閉じ
る誤操作をすることがある。例えば浴室を出ると
き、ロツク機構を解除操作したのちハンドルを操
作してドアを開き操作するが、このドア開状態で
錯覚等によりロツク機構を再ロツクしたまま、ド
アを閉じ操作することがある。
規制して開扉操作を制限するドア錠では、ラツチ
を進出姿勢にしたロツク状態のまま、ドアを閉じ
る誤操作をすることがある。例えば浴室を出ると
き、ロツク機構を解除操作したのちハンドルを操
作してドアを開き操作するが、このドア開状態で
錯覚等によりロツク機構を再ロツクしたまま、ド
アを閉じ操作することがある。
こうした誤操作状態でドアを閉じると、ラツチ
がドア枠に激突して変形したり、ラツチケースや
その内装部品に破損を受ける。とくに、低コスト
化と錆付き防止のために、ラツチなどの部品をプ
ラスチツク製とした場合は、これらが金属製のも
のに比べて、機械的強度を確保し難いことから前
述の誤操作が問題となる。
がドア枠に激突して変形したり、ラツチケースや
その内装部品に破損を受ける。とくに、低コスト
化と錆付き防止のために、ラツチなどの部品をプ
ラスチツク製とした場合は、これらが金属製のも
のに比べて、機械的強度を確保し難いことから前
述の誤操作が問題となる。
本考案は、かかる問題点を解消するために提案
されたものであり、ロツク機構を誤操作した状態
でドアが閉じ操作される際でも、ラツチの破損防
止を図ることを目的とする。
されたものであり、ロツク機構を誤操作した状態
でドアが閉じ操作される際でも、ラツチの破損防
止を図ることを目的とする。
本考案の目的は、錆付きによる動作不良を解消
し、メインテナンスを不要とするプラスチツク製
の作動部材で構成されたドア錠を得るにある。
し、メインテナンスを不要とするプラスチツク製
の作動部材で構成されたドア錠を得るにある。
本考案のドア錠は、ロツク機構7がラツチ5を
ロツク姿勢に保持している場合でも、ラツチ5に
直接外力が作用する限りにおいて該ラツチ5の退
入動作を許す。つまり、ラツチ5が進出している
ロツク状態でドア1を誤つて閉じ操作しても、ラ
ツチ5が戸枠に押されてラツチケース4側に退入
できるようにした。さらに、前述のラツチ5の退
入動作を利用してロツク機構7が強制的にロツク
解除姿勢に切換えられて錠全体を初期状態にリセ
ツトできるようにしたものである。
ロツク姿勢に保持している場合でも、ラツチ5に
直接外力が作用する限りにおいて該ラツチ5の退
入動作を許す。つまり、ラツチ5が進出している
ロツク状態でドア1を誤つて閉じ操作しても、ラ
ツチ5が戸枠に押されてラツチケース4側に退入
できるようにした。さらに、前述のラツチ5の退
入動作を利用してロツク機構7が強制的にロツク
解除姿勢に切換えられて錠全体を初期状態にリセ
ツトできるようにしたものである。
具体的にはラツチ5に退入方向の外力が作用す
るとき、これが自由に退入できるようラツチレバ
ー6をラツチ5に連係する。つまり、ロツク状態
においては、ハンドル3を介してラツチレバー6
を手動操作することが不能であつても、ラツチ5
だけはこれを進出付勢するばね15に抗して退入
移動できる。そのうえで、ラツチ5の退入動作に
連動して同行移動する受動レバー27をロツク機
構7に設け、ロツク機構7が受動レバー27を介
してラツチ5の動作を受けてロツク姿勢からロツ
ク解除姿勢へ強制的に切換わるようにしたもので
ある。
るとき、これが自由に退入できるようラツチレバ
ー6をラツチ5に連係する。つまり、ロツク状態
においては、ハンドル3を介してラツチレバー6
を手動操作することが不能であつても、ラツチ5
だけはこれを進出付勢するばね15に抗して退入
移動できる。そのうえで、ラツチ5の退入動作に
連動して同行移動する受動レバー27をロツク機
構7に設け、ロツク機構7が受動レバー27を介
してラツチ5の動作を受けてロツク姿勢からロツ
ク解除姿勢へ強制的に切換わるようにしたもので
ある。
〔作用〕
ロツク機構7がロツクとロツク解除のいずれの
状態にあつても、ラツチ5これ自体は退入方向の
外力が作用するとラツチケース4側に退入して、
戸枠との激突を回避する。このとき、ロツク機構
7がロツク姿勢にあると、受動レバー27を介し
てロツク機構7がロツク解除姿勢に切換え操作さ
れて錠全体が初期状態にリセツトされる。
状態にあつても、ラツチ5これ自体は退入方向の
外力が作用するとラツチケース4側に退入して、
戸枠との激突を回避する。このとき、ロツク機構
7がロツク姿勢にあると、受動レバー27を介し
てロツク機構7がロツク解除姿勢に切換え操作さ
れて錠全体が初期状態にリセツトされる。
従つて、本考案のドア錠によれば、ロツク機構
7を誤操作した状態のままドア1が閉じ操作され
る場合でも、ラツチ5が戸枠と激突してラツチ5
あるいは他の錠部品が破損を受けることを防止で
きる。これにより、特にラツチ5あるいは他の錠
部品をも製造コストが低く、錆付きのないプラス
チツク成形品で構成することが可能となつた。
7を誤操作した状態のままドア1が閉じ操作され
る場合でも、ラツチ5が戸枠と激突してラツチ5
あるいは他の錠部品が破損を受けることを防止で
きる。これにより、特にラツチ5あるいは他の錠
部品をも製造コストが低く、錆付きのないプラス
チツク成形品で構成することが可能となつた。
また、ラツチ5の退入動作を利用してロツク機
構7をロツク解除姿勢に切換えて、錠を初期状態
にリセツトすることができるので、誤操作状態の
ままドア1を閉じ操作した場合でも、正常にドア
1を閉じ操作した場合と同様に錠を初期状態に戻
すことができ、誤操作時に改めてロツク解除を行
う必要がない点で有利である。
構7をロツク解除姿勢に切換えて、錠を初期状態
にリセツトすることができるので、誤操作状態の
ままドア1を閉じ操作した場合でも、正常にドア
1を閉じ操作した場合と同様に錠を初期状態に戻
すことができ、誤操作時に改めてロツク解除を行
う必要がない点で有利である。
第1図は縦断正面図、第2図は第1図のA−A
線に沿う縦断側面図である。これらの図におい
て、符号1はドア、2は該ドア1内に埋め込み固
定したドア錠、3はハンドルを示す。第2図にお
いてドア1を挟んで右側が浴室やトイレなどの室
内側、左側が室外側となる。
線に沿う縦断側面図である。これらの図におい
て、符号1はドア、2は該ドア1内に埋め込み固
定したドア錠、3はハンドルを示す。第2図にお
いてドア1を挟んで右側が浴室やトイレなどの室
内側、左側が室外側となる。
第1図において、本案ドア錠2は、前面側が開
口するラツチケース4のほぼ中央にラツチ5をほ
ぼ水平姿勢で進退動自在に支持してあり、ラツチ
ケース4外のハンドル3でラツチレバー6を介し
てラツチ5が該ケース4内に退入操作可能であ
る。ラツチケース4内の上部にラツチレバー6を
退入不能にロツクするロツク機構7を有する。
口するラツチケース4のほぼ中央にラツチ5をほ
ぼ水平姿勢で進退動自在に支持してあり、ラツチ
ケース4外のハンドル3でラツチレバー6を介し
てラツチ5が該ケース4内に退入操作可能であ
る。ラツチケース4内の上部にラツチレバー6を
退入不能にロツクするロツク機構7を有する。
第1図および第3図において、ラツチ5は一体
に形成された爪部5aと軸部5bを有し、軸部5
bに連動ピース8を挿嵌して止め輪9で抜け止め
固定する。連動ピース8は角形ブロツク体8aの
左側に半割り状のボス10を突設し、右側にばね
受ボス11を突設してある。前記ブロツク体8a
の前後面の中央にはスライド片12,12を突設
し、第2図に示すごとくこれらスライド片12,
12をラツチケース4およびこれの開口前面を閉
じるケース蓋4aに通設したガイド溝13,13
に摺動可能に支持する。ブロツク体8aの上面に
は後述するロツク機構7の受動レバー27を操作
するリセツト腕14を突設している。組付状態に
おいて、前記ボス10の突端はラツチ5の軸部5
bの基端段部に接当しており、これによりラツチ
5と連動ピース8とを一体化し、連動ピース8と
ケース右側壁との間に介装したばね15の付勢力
をラツチ5に伝える。
に形成された爪部5aと軸部5bを有し、軸部5
bに連動ピース8を挿嵌して止め輪9で抜け止め
固定する。連動ピース8は角形ブロツク体8aの
左側に半割り状のボス10を突設し、右側にばね
受ボス11を突設してある。前記ブロツク体8a
の前後面の中央にはスライド片12,12を突設
し、第2図に示すごとくこれらスライド片12,
12をラツチケース4およびこれの開口前面を閉
じるケース蓋4aに通設したガイド溝13,13
に摺動可能に支持する。ブロツク体8aの上面に
は後述するロツク機構7の受動レバー27を操作
するリセツト腕14を突設している。組付状態に
おいて、前記ボス10の突端はラツチ5の軸部5
bの基端段部に接当しており、これによりラツチ
5と連動ピース8とを一体化し、連動ピース8と
ケース右側壁との間に介装したばね15の付勢力
をラツチ5に伝える。
ラツチレバー6は中央のボス6aから連動ピー
ス8を介してラツチ5を退入操作する上方のラツ
チ腕17と、下方のばね受腕18と、右側方のス
トツパ腕19とを三方に突出し、該ボス6aに角
孔20を前後方向に通設し、角孔20の両開口端
に軸部21,21を突設してある。ラツチ腕17
にはラツチ5の軸部5bおよび連動ピース8のボ
ス10が貫通する逃げ溝22を有する。第2図の
ように、前記軸部21,21をラツチケース4お
よびケース蓋4aで回動自在に支持することによ
り、各腕17,18,19は軸部21まわりに回
動できる。ラツチケース4に突設したばね受壁2
3とばね受腕18との間に、ラツチレバー6を待
機状態に復帰させるばね24を介装する。室内側
のハンドル3と一体の角軸3aを前記角孔20に
挿嵌し、該角軸3aの突端に室外側のハンドル3
を嵌合連結することにより、内外の両ハンドル
3,3のいずれによつてもラツチレバー6をばね
24に抗して時計方向にそれぞれ揺動操作でき
る。このとき、ラツチ腕17は連動ピース8を介
してラツチ5をケース4内に退入させる。
ス8を介してラツチ5を退入操作する上方のラツ
チ腕17と、下方のばね受腕18と、右側方のス
トツパ腕19とを三方に突出し、該ボス6aに角
孔20を前後方向に通設し、角孔20の両開口端
に軸部21,21を突設してある。ラツチ腕17
にはラツチ5の軸部5bおよび連動ピース8のボ
ス10が貫通する逃げ溝22を有する。第2図の
ように、前記軸部21,21をラツチケース4お
よびケース蓋4aで回動自在に支持することによ
り、各腕17,18,19は軸部21まわりに回
動できる。ラツチケース4に突設したばね受壁2
3とばね受腕18との間に、ラツチレバー6を待
機状態に復帰させるばね24を介装する。室内側
のハンドル3と一体の角軸3aを前記角孔20に
挿嵌し、該角軸3aの突端に室外側のハンドル3
を嵌合連結することにより、内外の両ハンドル
3,3のいずれによつてもラツチレバー6をばね
24に抗して時計方向にそれぞれ揺動操作でき
る。このとき、ラツチ腕17は連動ピース8を介
してラツチ5をケース4内に退入させる。
ロツク機構7は、ラツチ腕17の先端に接当し
てラツチレバー6の揺動を阻止するロツクレバー
26と、ロツク解除用の受動レバー27と、ロツ
クレバー26をロツク姿勢(第4図の状態)とロ
ツク解除姿勢(第1図の想像線状態)の各姿勢切
換え位置に保持する二位置切換えばね28と、ロ
ツクレバー26を切換え操作するロツクつまみ2
9と、非常時用の補助つまみ30などで構成す
る。
てラツチレバー6の揺動を阻止するロツクレバー
26と、ロツク解除用の受動レバー27と、ロツ
クレバー26をロツク姿勢(第4図の状態)とロ
ツク解除姿勢(第1図の想像線状態)の各姿勢切
換え位置に保持する二位置切換えばね28と、ロ
ツクレバー26を切換え操作するロツクつまみ2
9と、非常時用の補助つまみ30などで構成す
る。
ロツクレバー26はボス26aの前後端に軸部
31,31を有し、これをラツチレバー6と同様
にラツチケース4とケース蓋4aで回動自在に支
持する。ロツクレバー26と受動レバー27はボ
ス26aを介して一体に成形されており、例えば
第4図に示すロツク状態において、ロツクレバー
26はラツチ腕17に接当し、受動レバー27は
連動ピース8のリセツト腕14に接当するようそ
れぞれ異なる方向にしかも前後に位置をずらして
突設してある。前記レバーボス26aの上方に
は、前記ばね28の遊端側が掛け止められるばね
掛け片32を有する。図の二位置切換えばね28
は捻りコイルばねからなり、第1図に示すごとく
ばね掛け片32が思案点を乗り越えて左右いずれ
かに揺動する状態で、ロツクレバー26の切換え
姿勢を保持する。
31,31を有し、これをラツチレバー6と同様
にラツチケース4とケース蓋4aで回動自在に支
持する。ロツクレバー26と受動レバー27はボ
ス26aを介して一体に成形されており、例えば
第4図に示すロツク状態において、ロツクレバー
26はラツチ腕17に接当し、受動レバー27は
連動ピース8のリセツト腕14に接当するようそ
れぞれ異なる方向にしかも前後に位置をずらして
突設してある。前記レバーボス26aの上方に
は、前記ばね28の遊端側が掛け止められるばね
掛け片32を有する。図の二位置切換えばね28
は捻りコイルばねからなり、第1図に示すごとく
ばね掛け片32が思案点を乗り越えて左右いずれ
かに揺動する状態で、ロツクレバー26の切換え
姿勢を保持する。
ロツクつまみ29の角軸29aをロツクレバー
26のボス26aに設けた角孔33に挿嵌し、そ
の挿嵌端に補助つまみ30を外嵌して連結する。
このロツクつまみ29は第2図に示すごとく室内
側に露出するよう組み込む。補助つまみ30は、
ロツク状態を室外側からでも解除できるようにす
るためのものであり、その外端面にコインやドラ
イバー等が係合し得る溝30aを設けてある。
26のボス26aに設けた角孔33に挿嵌し、そ
の挿嵌端に補助つまみ30を外嵌して連結する。
このロツクつまみ29は第2図に示すごとく室内
側に露出するよう組み込む。補助つまみ30は、
ロツク状態を室外側からでも解除できるようにす
るためのものであり、その外端面にコインやドラ
イバー等が係合し得る溝30aを設けてある。
第4図において、ラツチケース4の側端上下に
は取付座4bが一体に張り出してあり、これらを
フロント金具34と同時にビス止めすることによ
り該ケース4をドア1に固定する。ハンドル3,
3とロツクつまみ29と補助つまみ30は、それ
ぞれ内外の取付座35,35に予め組み付けて止
め輪で抜け止めを図る。この予備組み状態の取付
座35,35をドア1を挟んで対向させ、前述し
たように各ハンドル3,3および各つまみ29,
30を挿嵌して連結した後、両取付座35,35
をビス36で締結することにより、錠2の操作系
をドア1に固定する。
は取付座4bが一体に張り出してあり、これらを
フロント金具34と同時にビス止めすることによ
り該ケース4をドア1に固定する。ハンドル3,
3とロツクつまみ29と補助つまみ30は、それ
ぞれ内外の取付座35,35に予め組み付けて止
め輪で抜け止めを図る。この予備組み状態の取付
座35,35をドア1を挟んで対向させ、前述し
たように各ハンドル3,3および各つまみ29,
30を挿嵌して連結した後、両取付座35,35
をビス36で締結することにより、錠2の操作系
をドア1に固定する。
上記の各部材のうち、3種のばね15,24,
28とケース蓋4a、およびフロント金具34、
ビス類、止め輪類以外は、全てプラスチツク成形
品である。成形材料としては、ナイロン等のポリ
アミド系樹脂やポリアセタール、あるいはポリカ
ーボネート等の機械的強度と自己潤滑性に優れた
樹脂が好適であり、各部材に応じて適切な樹脂を
選定使用する。
28とケース蓋4a、およびフロント金具34、
ビス類、止め輪類以外は、全てプラスチツク成形
品である。成形材料としては、ナイロン等のポリ
アミド系樹脂やポリアセタール、あるいはポリカ
ーボネート等の機械的強度と自己潤滑性に優れた
樹脂が好適であり、各部材に応じて適切な樹脂を
選定使用する。
次に本案錠2の動きを説明する。初期状態にお
いて、ロツクレバー26は第1図の想像線で示す
ごとくロツク解除姿勢となつており、ラツチ5、
ラツチレバー6、連動ピース8は第4図に示す状
態になつている。このとき、ラツチ5は図外の戸
枠に設けたラツチ金具に係合して、ドア1を閉じ
状態に保持している。
いて、ロツクレバー26は第1図の想像線で示す
ごとくロツク解除姿勢となつており、ラツチ5、
ラツチレバー6、連動ピース8は第4図に示す状
態になつている。このとき、ラツチ5は図外の戸
枠に設けたラツチ金具に係合して、ドア1を閉じ
状態に保持している。
ハンドル3を揺動操作して、ラツチレバー6を
介してラツチ5をラツチケース4側へ退入させる
と、ドア1が開き操作可能となる。室内側に入つ
てロツクつまみ29を時計方向に回すと、第4図
のようにロツクレバー26がラツチ腕17の先端
にほぼ直交姿勢で接当して、突つかい棒の要領で
ラツチレバー6の揺動を阻止する。同時に、受動
レバー27が連動ピース8のリセツト腕14に接
当する。この状態では、室内外いずれかのハンド
ル3を操作しようとしても、ラツチレバー6がロ
ツクレバー26で受け止められているので、該レ
バー26を回動操作できない。ラツチ5にロツク
が掛かつた状態になつている。
介してラツチ5をラツチケース4側へ退入させる
と、ドア1が開き操作可能となる。室内側に入つ
てロツクつまみ29を時計方向に回すと、第4図
のようにロツクレバー26がラツチ腕17の先端
にほぼ直交姿勢で接当して、突つかい棒の要領で
ラツチレバー6の揺動を阻止する。同時に、受動
レバー27が連動ピース8のリセツト腕14に接
当する。この状態では、室内外いずれかのハンド
ル3を操作しようとしても、ラツチレバー6がロ
ツクレバー26で受け止められているので、該レ
バー26を回動操作できない。ラツチ5にロツク
が掛かつた状態になつている。
室外へ出るとき、ドア1を開いた状態で誤つて
ロツクつまみ29をロツク操作すると、上記と同
様にラツチレバー6が拘束を受ける。この状態で
はラツチ5はラツチケース4外に進出しており、
ドア1を閉じ操作することによりラツチ5が戸枠
に当たり、その爪部5aに退入方向の分力が作用
する。すると、第1図のようにラツチ5および連
動ピース8は前記ばね15に抗してラツチケース
4内へ退入し、連動ピース8のリセツト腕14が
受動レバー27を押して、ロツクレバー26を反
時計方向に回転させる。そして、ばね掛け片32
が思案点を乗り越えると、二位置切換えばね28
の張力によるモーメントによつて、ロツクレバー
26は急速に回動し想像線で示すロツク解除姿勢
に復帰する。従つて、次回のドア開き時にハンド
ル3の開き操作がロツク機構7で妨げられること
はない。
ロツクつまみ29をロツク操作すると、上記と同
様にラツチレバー6が拘束を受ける。この状態で
はラツチ5はラツチケース4外に進出しており、
ドア1を閉じ操作することによりラツチ5が戸枠
に当たり、その爪部5aに退入方向の分力が作用
する。すると、第1図のようにラツチ5および連
動ピース8は前記ばね15に抗してラツチケース
4内へ退入し、連動ピース8のリセツト腕14が
受動レバー27を押して、ロツクレバー26を反
時計方向に回転させる。そして、ばね掛け片32
が思案点を乗り越えると、二位置切換えばね28
の張力によるモーメントによつて、ロツクレバー
26は急速に回動し想像線で示すロツク解除姿勢
に復帰する。従つて、次回のドア開き時にハンド
ル3の開き操作がロツク機構7で妨げられること
はない。
受動レバー27はロツクレバー26と別体に形
成されていてもよい。ラツチ腕17の逃げ溝22
を例えば腕先端側で開放する構造にした場合は、
連動ピース8とラツチ5を一体成形品とすること
ができる。
成されていてもよい。ラツチ腕17の逃げ溝22
を例えば腕先端側で開放する構造にした場合は、
連動ピース8とラツチ5を一体成形品とすること
ができる。
ロツク機構7は必ずしも揺動形式でロツクとロ
ツク解除の姿勢切換えを行うものである必要はな
く、例えば冒頭で説明した従来例のように、ドア
1の厚み方向に移動して姿勢切換えを行うもので
あつてもよい。
ツク解除の姿勢切換えを行うものである必要はな
く、例えば冒頭で説明した従来例のように、ドア
1の厚み方向に移動して姿勢切換えを行うもので
あつてもよい。
実施例では、ラツチ以外の錠部品もプラスチツ
ク成形品で形成するものとしたが、本考案では少
なくともラツチ5がプラスチツク成形されていれ
ばよく、錠部品のプラスチツク化の度合について
は限定しない。
ク成形品で形成するものとしたが、本考案では少
なくともラツチ5がプラスチツク成形されていれ
ばよく、錠部品のプラスチツク化の度合について
は限定しない。
なお、実施例のドア錠2において、ロツクレバ
ー26から受動レバー27を取り除いた部品を別
途設けておけば、ロツクレバー26と前記の部品
の交換を行うだけで購入者の要望に応じて、従来
型の錠と本案錠を選択的に供給することができ
る。ハンドル3はいわゆるノブでもよい。
ー26から受動レバー27を取り除いた部品を別
途設けておけば、ロツクレバー26と前記の部品
の交換を行うだけで購入者の要望に応じて、従来
型の錠と本案錠を選択的に供給することができ
る。ハンドル3はいわゆるノブでもよい。
図面は本考案に係るドア錠の実施例を示してお
り、第1図はリセツト途中状態での内部の縦断正
面図、第2図は第1図におけるA−A線断面図、
第3図は分解斜視図、第4図はロツク状態での内
部の縦断正面図である。 1……ドア、2……ドア錠、3……ハンドル、
4……ラツチケース、5……ラツチ、5a……ラ
ツチの爪部、5b……ラツチの軸部、6……ラツ
チレバー、7……ロツク機構、8……連動ピー
ス、14……リセツト腕、15……ばね、17…
…ラツチ腕、26……ロツクレバー、27……受
動レバー、28……二位置切換えばね、29……
ロツクつまみ。
り、第1図はリセツト途中状態での内部の縦断正
面図、第2図は第1図におけるA−A線断面図、
第3図は分解斜視図、第4図はロツク状態での内
部の縦断正面図である。 1……ドア、2……ドア錠、3……ハンドル、
4……ラツチケース、5……ラツチ、5a……ラ
ツチの爪部、5b……ラツチの軸部、6……ラツ
チレバー、7……ロツク機構、8……連動ピー
ス、14……リセツト腕、15……ばね、17…
…ラツチ腕、26……ロツクレバー、27……受
動レバー、28……二位置切換えばね、29……
ロツクつまみ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ラツチケース4に進退動自在に支持されるプ
ラスチツク製のラツチ5と、ラツチ5を進出姿
勢に押圧付勢するばね15と、ラツチケース4
外にあつてラツチ5を該ケース4内のラツチレ
バー6を介して退入操作するハンドル3と、ラ
ツチケース4外から操作可能であつてラツチ5
が進出姿勢にあるときラツチレバー6を作動不
能にロツクするロツク機構7とを備えたドア錠
において、 ラツチ5に退入方向の外力が直接に作用する
際に、前記ばね15に抗してラツチケース4側
に退入できるようラツチレバー6をラツチ5に
連係してあり、 ロツク機構7がラツチ5の退入動作に連動し
て同行移動する受動レバー27を有し、 ラツチ5の退入動作に連動してロツク機構7
が受動レバー27を介してロツク解除姿勢へ強
制的に切換え操作されてリセツトされるように
したドア錠。 (2) ロツク機構7が、ドア1の室内側に設けられ
るロツクつまみ29と、このロツクつまみ29
で操作されてロツク姿勢とロツク解除姿勢とに
切換わるロツクレバー26と、ロツクレバー2
6を前記各姿勢に位置保持する二位置切換えば
ね28とを有し、ロツクレバー26に受動レバ
ー27が一体に形成してある実用新案登録請求
の範囲第1項記載のドア錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14354187U JPH0542211Y2 (ja) | 1987-09-19 | 1987-09-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14354187U JPH0542211Y2 (ja) | 1987-09-19 | 1987-09-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6449550U JPS6449550U (ja) | 1989-03-28 |
JPH0542211Y2 true JPH0542211Y2 (ja) | 1993-10-25 |
Family
ID=31410452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14354187U Expired - Lifetime JPH0542211Y2 (ja) | 1987-09-19 | 1987-09-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542211Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005120703A (ja) * | 2003-10-16 | 2005-05-12 | Hinaka Seisakusho:Kk | ドアのラッチ装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4546034B2 (ja) * | 2002-11-01 | 2010-09-15 | 美和ロック株式会社 | 扉錠のラッチ引き戻し装置 |
-
1987
- 1987-09-19 JP JP14354187U patent/JPH0542211Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005120703A (ja) * | 2003-10-16 | 2005-05-12 | Hinaka Seisakusho:Kk | ドアのラッチ装置 |
JP4559055B2 (ja) * | 2003-10-16 | 2010-10-06 | 株式会社日中製作所 | ドアのラッチ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6449550U (ja) | 1989-03-28 |
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