JP4558670B2 - 被覆材付きパイプ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば給水、給湯系の配管システムで用いられ、傷付きや結露を防止するために外周部が被覆材で被覆され、その被覆材の端部が切除されてパイプが露出され、そのパイプの露出部分が継手に接続される被覆材付きパイプに関するものである。
従来、樹脂パイプの外周部を被覆材で被覆する方法として、次のような方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。すなわち、シート状の被覆材(発泡材)を円形に絞りながら樹脂パイプの周りを覆い、絞りきる直前にシート端部を熱風で融解し、被覆終了後の径よりわずかに小さい径をもつ中空のダイスに通して融着面を接合する。次いで、融着箇所を冷却して固化し、その後中空ダイスより発泡材付きパイプを連続的に引き抜く。その際、発泡材とダイスとの間にライナーを挟み込ませ、これを被覆材付きパイプと同時に引き抜く。
一方、パイプを接続する継手としては、筒状の継手部材と蓋部材で継手本体を構成し、この継手本体内にシールリングと挿入パイプ抜け止め用のロックリングを装着し、そのロックリングを挿入パイプと共回り可能に配置した管継手が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
そして、前記被覆材付きパイプを継手に接続する場合には、被覆材付きパイプ端部の被覆材を切除する必要がある。被覆材の切除に際しては、作業者がカッターナイフ等の刃物で被覆材の端部からパイプの軸線方向に沿って被覆材を切り開く第1工程と、その後被覆材をパイプの軸線方向と直交する方向に切断する第2工程とがある。両工程を経て被覆材が切除され、パイプが露出した部分は、前記継手に嵌め込まれて接続される。
特開2005−125760号公報(第2頁及び図1) 特開2003−307290号公報(第2頁及び図3)
ところが、前記第1工程において、刃物で被覆材をパイプの軸線方向に切り開くとき、被覆材だけではなく、その下のパイプにも刃物が当たってパイプに傷が付く場合がある。被覆材が露出されたパイプの露出部分を継手に嵌め込んで接続すると、パイプの外周面が継手本体内に設けられたシールリングに摺接して水がシールされる。しかし、パイプに傷が付いた場合には、その傷付けられた部分で水がシールされず、水漏れが発生するという問題があった。
そこで、第1工程で被覆材を切除するときには、カッターナイフ等の刃物ではなく、手で取り除くことが考えられる。しかしながら、その場合にはどこから被覆材の切除を始めて切り開いていけばよいかが分からなかった。前記融着箇所は目視によって明瞭には認識できず、特に薄暗い場所では全く認識できず、融着箇所を探すのは煩雑であった。
そこで本発明の目的とするところは、被覆材を切り開く部分が容易に認識され、被覆材を手で切り開いてパイプに傷を付けるおそれのない被覆材付きパイプを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の被覆材付きパイプは、パイプの外周部が被覆材で被覆され、その被覆材の端部が切除されてパイプが露出され、そのパイプの露出部分が継手に接続されるように構成されている被覆材付きパイプであって、前記被覆材はシート状の材料をパイプの外周部に巻き付け、その端縁が接合されて構成されるとともに、被覆材の外周面には接合部を示す目印が設けられ、前記接合部は蛇行して形成され、前記目印は、前記接合部を示す想定ラインを中心とする一定幅、且つ蛇行して形成される前記接合部を範囲内に含む一定幅の表示であるとともに、前記表示には、引き裂き開始部位を示す文字が含まれることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明の被覆材付きパイプは、請求項1に記載の発明において、前記目印は、被覆材の接合部に沿って形成されているライン状目印であることを特徴とするものである。
請求項3に記載の被覆材付きパイプは、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記目印は、被覆材の接合部を指し示す記号であることを特徴とするものである
請求項に記載の被覆材付きパイプは、請求項1から請求項のいずれかに記載の発明において、前記目印は、被覆材の外周面に印刷によって形成されたものであることを特徴とするものである。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
請求項1に記載の発明の被覆材付きパイプにおいては、被覆材はシート状の材料をパイプの外周部に巻き付け、その端縁が接合されて構成されるとともに、被覆材の外周面には接合部を示す目印が設けられている。このため、被覆材の接合部の位置を目印によって簡単に知ることができる。従って、被覆材を切り開く部分が容易に認識され、被覆材を接合部に沿って手で切り開くことでパイプに傷を付けるおそれをなくすることができる。
また、接合部が蛇行している場合であっても目印の範囲内で接合部を容易に切り開くことができる。
請求項2に記載の発明の被覆材付きパイプでは、目印は、被覆材の接合部に沿って形成されているライン状目印であることから、請求項1に係る発明の効果に加えて、被覆材を切除してゆく接合部全体を認識することができる。
請求項3に記載の発明の被覆材付きパイプでは、目印は、被覆材の接合部を指し示す記号であることから、請求項1又は請求項2に係る発明の効果に加えて、矢印等の簡単な記号で接合部を容易に認識することができる。
請求項に記載の被覆材付きパイプでは、目印は、被覆材の外周面に印刷によって形成されたものであることから、請求項1から請求項のいずれかに係る発明の効果に加えて、目印を明瞭に認識することができるとともに、剥がれたりすることなく、耐久性を向上させることができる。
以下、本発明の最良と思われる実施形態につき、図面を用いて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1(a)に示すように、被覆材付きパイプ10は、ポリオレフィン等により形成された円筒状のパイプ11の外周部に、わずかの隙間12をおいてポリオレフィン発泡体等の被覆材13が被覆されて構成されている。図1(a)及び(b)の二点鎖線に示すように、被覆材13には熱融着による接合部14がパイプ11の軸線方向に延びるように形成されている。パイプ11は、ポリオレフィン(架橋ポリエチレン、ポリブテン等)等の合成樹脂材料や、合金(真鍮、青銅等)等の金属材料により形成され、給水、給湯系の配管システムで用いられる。このパイプ11は、JIS K 6769やJIS K 6778に規定されている寸法に設定されている。
被覆材13は、合成樹脂の発泡体、特にポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンの発泡体で形成され、パイプ11表面の傷付きや結露を防止するために設けられている。この被覆材13の厚さは、通常3〜20mmである。この厚さが3mm未満の場合には被覆材13としての機能を十分に果たすことができなくなり、20mmを越える場合には曲げるときに曲げ難くなったりして取扱いが悪くなる。なお、被覆材13の表面には、保護用のポリエチレンシートが貼り付けられている。
図2に示すように、この被覆材13はシート状に形成され、その幅はパイプ11の外周長さの1.5〜2.5倍に設定される。被覆材13をパイプ11の外周部に被覆するときには、被覆材13を円形に絞りながらパイプ11の外周部を覆い、被覆材13の端縁同士が突き合わされた部分に300〜400℃の熱風を当てる。この熱風による加熱で被覆材13の端縁が溶融されて熱融着され、その後急冷することにより端縁同士が接合されて接合部14が形成される。このとき、接合部14には熱融着ラインがうっすらと残るが、容易に認識できるものではない。
次に、パイプ11の外周部に被覆材13が被覆された被覆材付きパイプ10に、前記接合部14を示す目印を付す方法について説明する。図1(c)及び(d)に示すように、被覆材13の接合部14上に沿って目印15としてのライン状目印15aが形成されている。このライン状目印15aは、インクジェット方式の印刷により被覆材13の外方からインクを噴射して行われる。また、図1(e)及び(f)に示すように、被覆材13の接合部14近傍(例えば、5mm以内)に一定間隔で接合部14に沿ってライン状目印15aが形成されている。さらに、図1(g)及び(h)に示すように、被覆材13の接合部14に対して直交方向に延びる目印15としての矢印15bが、接合部14に沿って一定間隔(例えば、50〜200mm間隔)をおいて接合部14を指し示すように形成されている。なお、これらの目印15は、前記保護用のポリエチレンシートの上に形成されている。
次いで、被覆材付きパイプ10の端部に位置する被覆材13を切除してパイプ11を露出させる方法について説明する。図3(a)に示すように、まず被覆材付きパイプ10の端部を両手で把持する。このとき、ライン状目印15aが両手の親指16の間に位置するように把持する。続いて、ライン状目印15aの部分を引き裂くように両親指16を拡げる。そして、図3(b)に示すように、ライン状目印15aに沿って一定長さ(例えば、250mm)だけ切り開く。その後、図3(c)に示すように、被覆材13の切り開かれた部分を折り返し、パイプ11の露出部分11aが所定長さになるように、折り返し部13aをパイプ11の軸線と直交する方向に切断する。この切断を行う場合には、カッターナイフ等の刃物を用いて行われる。このようにして被覆材付きパイプ10端部の被覆材13が切除され、パイプ11の露出部分が所定長さで形成される。
次に、この露出部分11aを接続する継手、すなわちパイプ11を挿入するだけで抜け止め保持することができるワンタッチ継手について説明する。
図4に示すように、継手20を構成する継手本体21の貫通孔21aの内周面には、段差部21bが形成され、貫通孔21aの内部に挿入された内筒22の内端部に形成されたフランジ部22aが当接されている。前記継手本体21の貫通孔21aの内周面に形成された複数(本実施形態では2つ)の環状溝21cにはシールリング23がそれぞれ収容されている。前記継手本体21の開口端の段差部21dには、複数の保持爪24aを有する一対の保持リング(ロックリング)24がスペーサ25を介して係止され、継手本体21の一端部内周面に形成された雌ネジ穴21eに螺合された締付リング26によって、前記保持リング24の外周縁が所定位置に保持されている。なお、継手本体21の他端部(図4の左端部)の外周面には、雄ねじ部27が螺刻され、図示しない水道配管等の管体と螺合可能になっている。
そして、前記内筒22の外周面と、前記継手本体21及び締付リング26の内周面との間に形成されたパイプ差し込み用の差し込み空間28にパイプ11の露出部分11aを差し込むことによって、図5に示すように継手20にパイプ11を接続するようになっている。この接続状態では、保持リング24の保持爪24aがパイプ11の外周面に食い込むため、パイプ11が前記差し込み空間28から抜け出ないようになっている。
さて、第1実施形態の作用について説明すると、被覆材付きパイプ10の端部に位置する被覆材13を手で切除する場合には、図3(a)に示すように、ライン状目印15aが両手の親指16の間に位置するように被覆材付きパイプ10の端部を両手で把持する。次いで、ライン状目印15aの部分を引き裂くように両親指16を拡げ、図3(b)に示すように、ライン状目印15aに沿って一定長さだけ切り開く。このように、被覆材13を手で切り開くことから、パイプ11の露出部分11aに傷が付くのを回避することができる。
続いて、図3(c)に示すように、被覆材13の切り開かれた部分を折り返し、パイプ11の露出部分11aが所定長さになるように、カッターナイフでパイプ11の軸線と直交する方向に切断する。このようにして被覆材付きパイプ10端部の被覆材13が切除され、パイプ11の露出部分11aが所定長さで形成される。
得られたパイプ11の露出部分11aを図5に示すように、継手20(図4参照)の差し込み空間28に差し込むことによって、一対の保持リング24の保持爪24aがパイプ11の外周面に食い込んで抜け止め保持される。このとき、上記のようにパイプ11の露出部分11aに傷はないので、一対のシールリング23により継手本体21内周面とパイプ11外周面との間が確実にシールされる。
(第2実施形態)
本第2実施形態では、主に第1実施形態と異なる部分について説明し、第1実施形態と同じ部分についてはその説明を省略する。
被覆材13の接合部14は、熱融着により形成されているため、必ずしも直線状には形成されず、蛇行して形成される場合や斜め方向に形成される場合がある。第2実施形態では、そのような場合にも対応できる目印15を提供するものである。すなわち、第2実施形態における目印15は、被覆材13の接合部14を示す想定ラインを中心とする一定幅の表示である。係る想定ラインは、接合部14の中心線であることが好ましいが、若干ずれていても差し支えない。その場合には、目印15の一定幅を広くなるように設定すればよい。第2実施形態の目印15の場合には、接合部14が仮に蛇行したとしても目印15の範囲内で接合部14を容易に切り開くことができる。
具体的には、図6(a)及び(b)に示すように、係る目印15は、被覆材13の接合部を示す想定ライン17から周方向の両側に一定幅で一対の直線(実線)18aが想定ライン17に平行に延びるように表示されると共に、それらの直線18aが一定間隔で途切れるように形成されている。一対の直線18a間の間隔は、例えば3〜10mmに設定される。さらに、その途切れた部分に表示としての「ココカラサク」という文字19が印刷されている。
また、図6(c)及び(d)に示すように、目印15は想定ライン17を中心としてそれと交差するようにジグザグ線18bにより形成されると共に、そのジグザグ線18bが一定間隔で途切れるように形成され、その途切れた部分に「ココカラサク」の文字19が表示されて構成されている。
さらに、図6(e)及び(f)に示すように、目印15は想定ライン17を中心としてそれと交差するように波状線18cにより形成されると共に、その波状線18cが一定間隔で途切れるように形成され、その途切れた部分に「ココカラサク」の文字19が表示されて構成されている。
そして、上記のいずれの場合においても、「ココカラサク」という文字19の部分から被覆材13を手で切り開くことにより、被覆材13の接合部14に沿って簡単に開いていくことができる。これらの場合、目印15は一対の直線18a、ジグザグ線18b又は波状線18cにより一定幅を示していることから、被覆材13の接合部14がその一定幅内で蛇行しているとしても、被覆材13を円滑に切り開くことができる。
以上詳述した両実施形態によって発揮される効果を以下にまとめて説明する。
・ 第1実施形態の被覆材付きパイプ10においては、被覆材13の外周面には接合部14を示す目印15が設けられている。このため、被覆材13の接合部14の位置を目印15によって簡単に知ることができる。従って、被覆材13を切り開く部分が容易に認識され、被覆材13を接合部14に沿って手で切り開くことでパイプ11に傷を付けるおそれをなくすることができる。その結果、シールリング23による継手本体21の内周面とパイプ11の外周面との間のシール性が確保され、被覆材付きパイプ10が接続された継手20の水漏れを防止することができる。
・ 前記目印15が被覆材13の接合部14に沿って形成されているライン状目印15aであることにより、被覆材13を切除してゆく接合部14全体を認識することができる。
・ また、目印15が被覆材13の接合部14を指し示す記号としての矢印15bであることによって、簡単な記号で接合部14を容易に認識することができる。
・ 加えて、第2実施形態の目印15は、被覆材13の接合部14を示す想定ライン17を中心とする一定幅の表示であることから、接合部14が蛇行している場合であっても目印15の範囲内で接合部14を容易に切り開くことができる。
・ さらに、両実施形態の目印15が被覆材13の外周面に印刷によって形成されたものであることにより、目印15を明瞭に認識することができるとともに、剥がれたりすることなく、耐久性を向上させることができる。
なお、前記両実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・ 前記ライン状目印15aを、線種として破線、一点鎖線、二点鎖線等で構成することもできる。
・ 前記ライン状目印15aの太さを、細線、中線、太線等で構成することもできる。
・ 前記ライン状目印15aを複数本設けることも可能である。
・ 前記ライン状目印15a又は矢印15bを、黒色以外に赤色、黄色等の色に着色することもできる。
・ 前記目印15としての記号は、▽、T、∨等であってもよい。
・ 前記ライン状目印15aと矢印15bの双方を設けることも可能である。
・ 前記被覆材13の端縁を接着剤を用いて接合することも可能である。
・ 前記被覆材13を形成する材料として、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、クロロプレンゴム(CR)などのゴム、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂などの樹脂を用いることもできる。
・ 継手20としては、継手本体21の内周面とパイプ11の外周面で水がシールされるタイプのものであればよく、シールリング23を1本にしたり、内筒22を継手本体21と一体に形成したり、保持リング24を1本又は3本以上にしたりしてもよい。
・ また、継手20及びパイプ11には水を流通させたが、継手20を温水配管に接続して湯を流通させたり、床暖房、ロードヒーティング用に油、エチレングリコール等を流通させたりしてもよい。
・ 前記目印15は、被覆材13の表面に貼り付けられている保護用のポリエチレンシートを剥がして形成することもできる。
・ 図6(a)〜(f)に示す目印15の場合には、目印15の示す一定幅の部分を着色して構成したり、凹部や凸部によって構成することも可能である。
・ 図6(a)〜(f)において、一対の直線18a、ジグザグ線18b又は波状線18cの部分に「パイプキズ不可」などの文字を印刷することもできる。パイプ11表面のキズ(傷)をなくすことにより、パイプ11の露出部分11aを継手20に嵌め込んだときにシール性の低下を抑制することができる。
さらに、前記両実施形態より把握される技術的思想について以下に記載する。
・ 前記被覆材は合成樹脂の発泡体で形成され、その端縁が熱融着によって接合されていることを特徴とする被覆材付きパイプ。このように構成した場合、接合部における接合強度を向上させることができる。
・ 前記被覆材とパイプとの間には隙間が設けられていることを特徴とする被覆材付きパイプ。このように構成した場合、被覆材付きパイプを曲げるときに曲げ操作を円滑に行うことができる。
・ 前記目印はパイプの長さ方向に沿って形成され、その目印に沿って被覆材を引き裂くように構成されていることを特徴とする被覆材付きパイプ。このように構成した場合、目印に沿って被覆材を容易に引き裂くことができる。
・ 前記目印はパイプの長さ方向に沿って形成されると共に、前記表示はその目印に沿って引き裂くときの引き裂き開始部位を示す文字であることを特徴とする被覆材付きパイプ。このように構成した場合、係る表示により被覆材の引き裂きを容易に開始することができる。
(a)は第1実施形態における被覆材付きパイプを示す断面図、(b)は被覆材付きパイプを示す正面図、(c)は被覆材の接合部にライン状目印を設けた状態を示す断面図、(d)は被覆材の接合部にライン状目印を設けた状態を示す正面図、(e)は被覆材の接合部近傍位置にライン状目印を設けた状態を示す断面図、(f)は被覆材の接合部近傍位置にライン状目印を設けた状態を示す正面図、(g)は被覆材に接合部を指し示す矢印の記号を設けた状態を示す断面図、(d)は被覆材に接合部を指し示す矢印の記号を設けた状態を示す正面図。 パイプの外周部に巻く前の状態の被覆材を示す斜視図。 (a)は被覆材端部の接合部を手で引き裂く状態を示す斜視図、(b)は被覆材を接合部に沿って所定長さ引き裂いた状態を示す斜視図、(c)は引き裂かれた被覆材を折り返した状態を示す斜視図。 継手を示す縦断面図。 継手に被覆材付きパイプの露出部分を接続した状態を示す縦断面図。 (a)は第2実施形態における被覆材の接合部に2本の直線により一定幅の目印を設けた状態を示す断面図、(b)は被覆材の接合部に2本の直線により一定幅の目印を設けた状態を示す正面図、(c)は被覆材の接合部にジグザグ状の目印を設けた状態を示す断面図、(d)は被覆材の接合部にジグザグ状の目印を設けた状態を示す正面図、(e)は被覆材の接合部に波状の目印を設けた状態を示す断面図、(f)は被覆材の接合部に波状の目印を設けた状態を示す正面図。
符号の説明
10…被覆材付きパイプ、11…パイプ、11a…露出部分、13…被覆材、20…継手、14…接合部、15…目印、15a…目印としてのライン状目印、15b…目印としての矢印、17…想定ライン、19…表示としての文字。

Claims (4)

  1. パイプの外周部が被覆材で被覆され、その被覆材の端部が切除されてパイプが露出され、そのパイプの露出部分が継手に接続されるように構成されている被覆材付きパイプであって、
    前記被覆材はシート状の材料をパイプの外周部に巻き付け、その端縁が接合されて構成されるとともに、被覆材の外周面には接合部を示す目印が設けられ、
    前記接合部は蛇行して形成され、
    前記目印は、前記接合部を示す想定ラインを中心とする一定幅、且つ蛇行して形成される前記接合部を範囲内に含む一定幅の表示であるとともに、前記表示には、引き裂き開始部位を示す文字が含まれることを特徴とする被覆材付きパイプ。
  2. 前記目印は、被覆材の接合部に沿って形成されているライン状目印であることを特徴とする請求項1に記載の被覆材付きパイプ。
  3. 前記目印は、被覆材の接合部を指し示す記号であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の被覆材付きパイプ。
  4. 前記目印は、被覆材の外周面に印刷によって形成されたものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の被覆材付きパイプ
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