JP2007062825A - 熱収縮チューブ - Google Patents

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Takeshi Oikawa
豪 及川
Junichi Takahashi
潤一 高橋
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Abstract

【課題】ミシン目を入れた仮止め用の熱収縮チューブにおいて、加熱収縮時に亀裂が生じにくく、しかも、後で簡単に除去できるようにすることを課題とする。
【解決手段】熱収縮チューブ1に切裂き用ミシン目2だけでなく、その両隣に補助ミシン目3を入れておく。これら3本のミシン目は、個々の目の長さ、目と目の間隔はほぼ同一である。このチューブ1を被覆物5に被せ、周りから熱風を当てるなどして加熱すると、チューブ1が収縮し、被覆物を包み込む。このチューブでは3本のミシン目があるため、それぞれの目が開いてネット状に広がる。
【選択図】図1

Description

本発明は、部品同士の仮止めや商品の包装などに好適なミシン目入り熱収縮チューブに関する。
熱収縮チューブは、ポリオレフィン等のポリマーで作られたチューブで、加熱すると、長さはほとんど変わらず、直径だけが2分の1ないし3分の1ほどに収縮するもので、ハーネスや電子部品の絶縁や保護用に広く用いられている。
また、熱収縮チューブは輸送中の商品を保護するための包装や、複数の部品をひとまとめに仮止めしておくのにも用いられている。この場合、熱収縮チューブは後で簡単に除去できるよう、長さ方向にミシン目を入れたものが用いられる。特許文献1にはこのようなミシン目入りの熱収縮チューブを用いて複数の部品をひとまとめに仮止めして光ファイバのコネクタを組み立てる方法が示されている。
特開2004−287219号公報
ミシン目を入れた熱収縮チューブは、被覆物に部分的に大径部があると、加熱収縮時、その大径部で円周方向に強く引張られ、切れ目と切れ目の間が裂けてしまうという問題がある。これを図5を使って説明すると、ミシン目2を入れた熱収縮チューブ1を被覆物5(例えば、ひとまとめにした複数の部品)に被せ(同図(A))、熱風を吹き付けるなどして加熱すると、チューブが収縮して被覆物を包み込み、部品がばらばらにならないように仮止めすることができる(同図(B))。この状態では、チューブには円周方向(図面では左右方向)の張力が掛かり、ミシン目の個々の目2aは広がって縦長の穴になる。こうして仮止めした部品は、他の部品に組み込まれる。
チューブを加熱し過ぎた場合、チューブが強く収縮するため、図5(B)に矢印で示すように、上下の穴2aと穴2aの間の部分が左右方向に引張られる。強く加熱収縮させた場合、この部分が細くなってやがて破断してしまい、上下の穴と穴が繋がってしまう(同図(C))。こうなると、チューブによる拘束力が十分得られなくなる。
切れ目と切れ目の間隔を広く取っておけば、このような亀裂の発生はある程度少なくできるが、後でチューブを除去するとき、切り裂きにくくなる。
この発明は、ミシン目を入れた仮止め用の熱収縮チューブにおいて、加熱収縮時に亀裂が生じにくく、しかも、後で簡単に除去できるようにすることを課題とする。
このような問題を解決するために、この発明の仮止め用熱収縮チューブは、切裂き用ミシン目の両隣に補助ミシン目を併設する。補助ミシン目は、目の位置が切裂き用のミシン目と互い違いになるよう配置する(請求項1)。
このように引裂き用のミシン目の両脇に互違いに補助ミシン目を入れておくと、被覆物に被せて加熱収縮させたとき、ミシン目が入っている部分がネット状に広がり、穴の周囲に応力が分散され、強く加熱した場合にミシン目が裂けるのを防止することができる効果がある。
切裂き用ミシン目をチューブの表と裏にそれぞれ設けておくと、片手でチューブの縁を摘んでチューブを切り裂けるので使いやすい。この場合も、過熱時の破断防止のため、切裂き用ミシン目のそれぞれに補助ミシン目を設けておくことが好ましい(請求項2)。
補助ミシン目の間にある切裂き用ミシン目は2本にすることもでき、この場合、お互いの目と目が並ぶように配置する(請求項3)。このものでは、2本の切裂き用ミシン目の間を指で摘んで引き裂くことによりチューブを簡単に除去することができる。
図1(A)に示すように、熱収縮チューブ1に切裂き用ミシン目2だけでなく、その両隣に補助ミシン目3を入れておく。これら2本のミシン目は、個々の目の長さ、目と目の間隔は切裂き用ミシン目2とほぼ同一であるが、目の位置が切裂き用ミシン目に対し互い違いに配置する。そして切裂き用ミシン目12は、チューブ端部に設けた引き裂き用ノッチ4に連なっている。
このチューブ1を被覆物5に被せ、周りから熱風を当てるなどして加熱すると、チューブ1が収縮し、同図(B)に示すように被覆物をしっかり包み込むことができる。
チューブは収縮して被覆物を締め付けるので、チューブには円周方向に引張力が働く。このチューブでは切裂き用ミシン目2に対して互い違いになるようその両側に補助ミシン目3が設けてあるので、円周方向の引張力によってそれぞれのミシン目の目が開き、ミシン目に沿った領域がネット状に広がる。このため、図1(B)に矢印で示すように、穴の周囲に引張応力が分散され、ミシン目が裂けるのを防止することができる。
被覆物5から熱収縮チューブ1を除去するときは、切裂き用ミシン目2に沿ってチューブを引き裂くようにする。引裂いているときに、時として、切裂き用ミシン目から外れてしまってあらぬ方向に行ってしまうことがある。いったんそのようになるとその後の引裂きが難しくなる。しかし、このものでは隣りに補助ミシン目3があるので、切裂き用ミシン目2から外れた場合でも今度は補助ミシン目3に沿って切裂くことができ、失敗がない。
切裂き用ミシン目2は1本しかないと、両手を使わなないとチューブはうまく破れない。このものでは、補助ミシン目3を両脇に備えた切裂き用ミシン目2を背中合わせの2箇所にそれぞれに設けてある。このように構成したので、図1(B)に矢印で示すように、片手でチューブの縁を摘んで引張れば、チューブはほぼ真っ二つにきれいに引き裂くことができる。
片手で引き裂きやすいよう、図2(A)に示すように、補助ミシン目3の間に切裂き用ミシン目2を2本並べて配置してもよい。このものでは、同図に矢印で示すように、2本のミシン目の間を引きちぎるようにする。
2本の切裂き用ミシン目は目と目が揃うように配置する。同図(B)は加熱収縮した状態を示したもので、この場合も補助ミシン目3があるのでネット状に広がり、強く加熱収縮させた場合にもミシン目が裂けにくい。
図3は、チューブにミシン目を入れるためのカッタを示したものである。(A)は同軸上に固定された複数枚の円形回転刃6であり、各刃の周縁には間隔を存して刃先6aが設けてある。この回転刃を熱収縮チューブの上に転動してミシン目を入れる。(B)は直線刃7であり、下縁には間隔を存して刃先7aが設けてあり、これをチューブに押し付けるようにしてミシン目を形成する。
図4は熱収縮チューブを用いた光ファイバのコネクタ(SC型)の組立の様子を示したものである。同図(A)は組立図であり、符号10は光ファイバ、11はブーツ、12はリング、13はスリーブ、14はストップリング、15はコイルばね、16はフェルール、17はプラグハウジングである。このように小さなの部品が沢山あって組立に手間がかかるので、ブーツ11からコイルばね15までの部品は熱収縮チューブを用いて予め一体に仮止めしておく。
同図(B)に示すように、スタンド18の上に立てたピン19に部品11〜15を順番に通して被覆物5とし、これに熱収縮チューブ1を被せ、同(C)のように周りから熱風を当てるなどしてチューブを加熱収縮させて被覆物を一体に包み込む。熱収縮チューブ1は図1に記載のものと同形である。次は(D)に示すように、被覆物5の中に光ファイバ10を通し、ブーツ11の上からスリーブ13をかしめてファイバ10を固定し、コイルばね15の中にフェルール16の一端を挿入するようにしてプラグハウジング17の中にはめ込む。最後に熱収縮チューブ1を中央のミシン目2aに沿って切裂いて除去する。
熱収縮チューブの収縮前と後の形状を示した図である。 図1に対応する熱収縮チューブの他の実施例を示す図である。 チューブにミシン目を入れるためのカッタの概念図である。 熱収縮チューブを用いた光ファイバのコネクタの組立の様子を示したものである。 従来の熱収縮チューブの収縮前後の形状を示した図である。
符号の説明
1 熱収縮チューブ
2 切裂き用ミシン目
3 補助ミシン目
4 ノッチ
5 被覆物

Claims (3)

  1. チューブの長さ方向に切裂き用ミシン目を入れたものにおいて、該ミシン目の両隣に補助ミシン目を併設して成り、これら補助ミシン目は、目の位置が該切裂き用のミシン目と互い違いになるよう配置されていることを特徴とする熱収縮チューブ。
  2. 該切裂き用ミシン目とその両側に併設した補助ミシン目の合計3本ミシン目をチューブの裏表にそれぞれ設けた請求項1に記載の用熱収縮チューブ。
  3. 該補助ミシン目の間に該切裂き用ミシン目を2本配置して成り、それら2本の切裂き用ミシン目はお互いの目と目が並ぶように配置されている請求項1に記載の熱収縮チューブ。
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