JP4218807B2 - テープドロップケーブル - Google Patents

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本発明は、テープドロップケーブルに係る。より詳細には、最外面と光ファイバ心線との距離を遠くすることにより刺傷による光ファイバの損傷を防止したテープドロップケーブルに関する。
特開2002−90596号公報
ドロップケーブルは、光ファイバー心線とテンションメンバとを同一平面に含むように配置して外被で被覆して構成されている。
テープドロップケーブルを架空で使用する場合、刺傷でケーブル外被が被害を受け、光ファイバ心線が故障に至ることが多発している。刺傷の発生原因は各様であるが、セミが産卵管をドロップケーブルに突き刺すことも主な原因の一つである。すなわち、セミが産卵をするために産卵管をドロップケーブルに突き刺し、内部の光ファイバを傷つける。光ファイバが刺傷を受けると経時的ストレスにより応力が刺傷を受けた部分に集中し、光ファイバが破断に至り故障する。
また、テープドロップケーブルには、光ファイバ心線の取り出しを容易にするために「ノッチ」が設けられる(特許文献1)。しかるに、このノッチ部分において外被は肉厚が薄くなっているため、ノッチを有するドロップケーブルは特に故障が多くなっている。
特許文献1では、ノッチ開口部を、外皮表面で完全に閉口するように剥離可能な材料で塞ぎ、セミがノッチの存在に気付かないようにして、光ファイバ心線の近くに産卵しないようにしている。
しかし、テープドロップケーブルのノッチ部分は、光ファイバ心線を容易に取り出すためのものであり、仮にノッチ部分を無くして外被の厚さと同様にした場合、多心テープドロップケーブル内部の光ファイバ心線がテープ心線のため表面積が広く、セミの産卵管に刺された場合、光ファイバ心線に傷をつける可能性が高くなる。また、光ファイバ心線を取り出すための専用工具等が必要になる。
そこで、これらの対策として、保護チューブ等をドロップケーブルに巻きつけることにより、セミの産卵管に刺されても光ファイバまで産卵管が到達しないようにするといった対策を実施している。
しかし、上記対策の「保護チューブ等をドロップケーブルに巻きつける方法」は、保護チューブを巻きつけた部分には効果があるが、保護チューブ等を巻きつける場所の特定が難しく、また保護チューブ等を巻きつけるための稼動やコスト面から苦慮しているところである。
本発明は、保護チューブ等を巻きつけることなく、刺傷による光ファイバーの損傷を防止することが可能なテープドロップケーブルを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、光ファイバ心線をケーブル外被で被覆してなるテープドロップケーブルにおいて、該ケーブル外被の外側に、セミの刺傷が光ファイバ心線まで届かないように防御するための肉厚を持つ外装被覆を、該ケーブル外被との界面を融合させることなく設けるとともに、該外装被覆は前記ケーブル外被より融点の低い材料から構成されることを特徴とするテープドロップケーブルである。

請求項に係る発明は、前記外装被覆の表面から前記光ファイバ心線までの距離を2mm以上としたことを特徴とする請求項1に記載のテープドロップケーブルである。
(請求項1)
本発明では、ケーブル外被の外側に、ケーブル外被との界面を融合させることなく外装被覆を設けて刺傷による光ファイバ心線の損傷を防ぐようにした。
ケーブル外被にもう一層外装被覆を設けることにより光ファイバ心線を刺傷から保護するものである。外装被覆を設けて肉厚を増加させているため光ファイバ心線までの距離が遠くなり、ケーブル外被が刺傷を受けても光ファイバ心線にまで刺傷は届かない。従って、光ファイバ心線は保護される。例えば、刺傷がセミの産卵管により起こされる場合、ケーブル外被へのセミの産卵管の侵入は許すが、外装被覆を設けることにより光ファイバ心線まで産卵管が到達しないものである。
本発明では、外装被覆とケーブル外被との界面で両者が融合しないようにして外装被覆をケーブル外被の外側に設ける。界面が融合していないため外装被覆は専用工具などを用いることなく容易にケーブル外被から剥離させることができ、既存キャビネット類への把持も可能である。
なお、外装被覆とケーブル外被との界面を融合させないで外装被覆を設けるためには、両者を異なる材料により構成すればよい。
に、外装被覆をケーブル外被より融点の低い材料で構成すると、容易に両者の界面に
融合させることなく外装被覆を設けることができるため好ましい。ケーブル外被の融点よ
り低い温度で外装被覆をコートすれば界面で融合を生じさせることなく容易に外装被覆を
ケーブル外被の外側に設けることができる。
(請求項
テープ心線と外装の間を2mm以上とすることにより、セミの刺傷の一般的な深さ以上
となるので、セミの産卵管による刺傷に対する防護が特に有効となる。
セミの産卵管の長さは約10mmとされている(特許文献1:段落0009)。本発明
者が刺傷跡を鋭意調査したところによれば、刺傷の深さは10mmではなく、2mm未満
が大半であることが判明した。たまに2mmを超えて約2.3mmの刺傷の深さが見られ
た。
従って、テープ心線と外装の間を2mm以上とすればセミの刺傷による光ファイバ心線
の損傷の大半を防止することが可能となる。また、2.3mmを超える寸法とすれば全て
の損傷を防止できるためより好ましい。なお、テープ心線と外装の間の上限は例えば、2.5mmとすれば外装被覆の肉厚を薄くできるため好ましい。もちろん、肉厚を考慮する必要がなければ2.5mm以上としてもよいことはいうまでもない。
本発明によれば、刺傷が起こるエリア、特にセミ害の発生の恐れのあるエリアにおいて、既存のケーブル架渉方法と同様に施工することができ、セミ害を含めケーブルに外傷を与える恐れのある生物被害からケーブルを守ることが出来る。このため、これまで別工程で実施していた「保護チューブ等をドロップケーブルに巻きつける方法」等の稼動の削減・コストの削減ならびにセミ害による故障数の減少が期待できる。また、セミ害エリアを限定する必要も無く、同一工法により全てのエリアでドロップケーブルの架渉が可能である。
図1に実施例1に係るテープドロップケーブルを示す。
本例では、光ファイバ心線1をケーブル外被3で被覆してなるテープドロップケーブルにおいて、ケーブル外被3の外側に、ケーブル外被3との界面を融合させることなく外装被覆4を設けてある。
以下より詳細に説明する。
本例では、光ファイバケーブル心線1とテンションメンバ2が平行に配意された同一平面をケーブル外被3で一括被覆している。ケーブル外被3の両側面にはノッチ4a,4bが設けられている。なお、ケーブル外被3はポリ塩化ビニルやポリエチレンなどのプラスチックである。
ケーブル外被3の外側にタイト構造の外装被覆30が施されている。外装被覆30は、ケーブル外被3の材料よりも融点の低い材料を用い、ケーブル外被3と外装被覆30とが融合しないようにする。従って、専用工具を用いることなく容易に外装被覆30を剥離することができる。
タイト構造の外装被覆30は、既存ドロップケーブルの支持線20とユニット部の接合面のユニット部側に傾斜をもたせるため、振動等による脱落防止機能を有している。
本例では、外装被覆30の表面から光ファイバケーブル心線1までの距離を2mm以上としており、外装被覆30の上から例えばセミの産卵管に刺されても、セミの産卵管が光ファイバケーブル心線1まで届かない構造となっている。そのため、セミの産卵管による刺傷に対する保護に特に有効である。
図2実施例2に係るテープドロップケーブルを示す。
本例では光ファイバケーブル心線1をケーブル外被3で被覆してなるテープドロップケーブルにおいて、ケーブル外被3の側面に、タブ40a,40bを取り付けてある。
すなわち、図2に示す例は、光ファイバケーブル心線1とテンションメンバ2が平行に配意された同一平面をケーブル外被3で一括被覆してなる構造のケーブル外被3の両側面にタブ40を取り付けた形状となっている。
両側面に設けられたタブ40は、ケーブル外被3の両側面に形成されているノッチ4a,4b部付近の1点で接合されている。従って、専用の工具などを用いることなく容易にタブ40a,40bを剥離することができる。
また、本例では、タブ40a,40bのそれぞれの最表面から光ファイバケーブル心線1までの距離を2mm以上としている。そのため、タブ40a,40b上からセミの産卵管に刺されても、セミの産卵管が光ファイバケーブル心線まで届かない構造となっている。そのため、セミの産卵管による刺傷に対する保護に特に有効である。
実施例1に係る外装被覆型テープドロップケーブルの斜視断面図である。 実施例2に係るタブ型テープドロップケーブルの斜視断面図である。
符号の説明
1 光ファイバ心線
2 テンションメンバ
3 ケーブル外被
4a,4b ノッチ
20 支持線
30 外装被覆
40a,40b タブ

Claims (2)

  1. 光ファイバ心線をケーブル外被で被覆してなるテープドロップケーブルにおいて、該ケーブル外被の外側に、セミの刺傷が光ファイバ心線まで届かないように防御するための肉厚を持つ外装被覆を、該ケーブル外被との界面を融合させることなく設けるとともに、該外装被覆は前記ケーブル外被より融点の低い材料から構成されることを特徴とするテープドロップケーブル。
  2. 前記外装被覆の表面から前記光ファイバ心線までの距離を2mm以上としたことを特徴とする請求項1に記載のテープドロップケーブル。
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