JP4558535B2 - スイッチ機構 - Google Patents
スイッチ機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4558535B2 JP4558535B2 JP2005045954A JP2005045954A JP4558535B2 JP 4558535 B2 JP4558535 B2 JP 4558535B2 JP 2005045954 A JP2005045954 A JP 2005045954A JP 2005045954 A JP2005045954 A JP 2005045954A JP 4558535 B2 JP4558535 B2 JP 4558535B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- switch knob
- knob
- case
- disc spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
スイッチノブ130は、前記開口部112から露出される操作部131を備えている。スイッチノブ130において操作部131には弾性を有する板ばね132が側方に延びるように一体に形成されている。スイッチノブ130は、操作部131と板ばね132とからT字状に形成されている。板ばね132の一端は軸部111において回動可能に支持されており、他端は自由端となっている。操作部131の押圧操作により、板ばね132の自由端側は、軸部111を中心として傾動する。ケース110の内底面には基板113が固定されており、この基板113上にスイッチ120が固定されている。スイッチ120は、ケース110内において、前記スイッチノブ130における自由端側の回動軌跡上にくるように配置されている。
請求項1に記載の発明によれば、ケースの外部からの操作に基づくスイッチノブの動作により弾性部材(皿ばね)を介してスイッチに加わる荷重が、予め設定された荷重を越えると弾性部材が前記スイッチノブの操作方向とは反対方向に急激に弾性変形して前記スイッチに加わる荷重を緩和する。また、弾性部材が急激に変形することによってスイッチノブの操作における剛性感(操作感)を得ることもできる。このため、スイッチノブの操作時における剛性感を得ることができるとともに、スイッチに加わる過荷重を低減させることができる。
以下、本発明をスイッチ機構に具体化した第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図2に示すように、皿ばね61は皿ばね受け部55に支持される基端部62と、同基端部62と一体に連結された変形部63とを備えている。変形部63の外周面63aは、基端部62において皿ばね受け部55と反対側に形成された連結面64と連結されている。基端部62は、円筒形状に形成されており、変形部63はその先端に向かうにつれて縮径する円錐台状に形成されている。即ち、変形部63の外周面63aは、その基端から先端に向かって傾斜している。変形部63の基端の外径(内径)は、基端部62の外径(内径)よりも小さい。このため、外周面63aは、変形部63の先端から基端の方向に対して荷重が加わった場合において、ある程度の荷重が加わるまでは弾性変形が生じないが、予め設定された荷重が加わると内方へ弾性変形可能となる。
図1(c)に示すように、ストッパ15は、ケース本体11の内底面から突出しており、その突出高さは前記突出部12よりも高く形成されている。さらに、その突出高さは、前記スイッチノブ51の腕部54が同ストッパ15により規制された状態で、且つ、前記皿ばね61の変形部63が内方に変形した状態で、皿ばね61(連結面64)がスイッチ本体部32に当接しないように設定されている。また、ストッパ15は、開口部22の真下に形成されており、スイッチノブ51における皿ばね受け部55から操作部53までの長さ分だけ突出部12と離間して配設されている。即ち、ストッパ15は、スイッチノブ51における操作部53の真下に形成されているため、スイッチノブ51を押圧操作して、腕部54を介して過荷重が加わる場合にも、腕部54が撓まないようになっている。本実施形態では、スイッチノブ51がストッパ15により規制された状態で、スイッチ31の可動部33は、ちょうど押圧位置で停止する位置に設定されている。尚、スイッチ31の可動部33は、スイッチ31が耐え得る限界の荷重が加わるまで、さらにスイッチ本体部32の内方向に移動することができるようになっている。即ち、スイッチノブ51に対して予め設定された以上の荷重が加わると、まず、皿ばね61が弾性変形するようになっており、さらに前記荷重が加わると、ストッパ15によりスイッチノブ51自身が規制されるようになっている。このようにして、スイッチノブ51の押圧操作に基づく過荷重からスイッチ31を保護することができるようになっている。
スイッチノブ51には、弾性を有する樹脂材等により形成された平板状の吸収部材71が配設されている。吸収部材71は、腕部54における蓋体21の内頂面側、且つ、操作部53の基端部に当接するように配設されている。吸収部材71は、スイッチノブ51の回動動作に伴って移動し、スイッチノブ51の非操作状態において、蓋体21の内頂面に当接する。
次に、上記実施形態のように構成されたスイッチ機構1の使用態様について説明する。
「解放位置(図1(a)参照)→押圧位置(図1(b)参照)」
図1(a)に示すように、スイッチノブ51の操作部53を操作方向へ押圧操作すると、腕部54は、支持部52を中心に回動動作する。その結果、腕部54は、皿ばね61を介してスイッチ31の可動部33を押圧する。このとき可動部33は、図示しないばね部材の付勢力に抗してスイッチ本体部32の内方向に移動する。そして、図1(b)に示すように、可動部33の前記接点部がスイッチ本体部32内の前記接点に接触するとスイッチ31はオン状態となる。このとき皿ばね61は、弾性変形しないでスイッチ31の可動部33の押圧位置に移動する。
スイッチ31が押圧位置の状態で、さらに操作部53の押圧操作を継続すると、スイッチ31の可動部33の移動は規制されているため、可動部33の表面から、皿ばね61の当接面65に対して荷重が与えられる。そして、図1(c)に示すように、その荷重が予め設定された荷重を超えると、皿ばね61の変形部63は操作部53の操作方向とは反対方向に急激に弾性変形する。弾性変形した変形部63の当接面65は、連結面64よりも基端部62の内方に入込んだ位置まで変形する。このとき、当接面65が勢いよく基端部62の内方に移動するため、剛性感(操作感)が得られる。
操作部53の押圧操作を解除すると、皿ばね61の弾性力及び可動部33の付勢力により腕部54は操作方向と反対方向に移動する。そして、皿ばね61の変形部63及び可動部33が原位置に復帰すると、スイッチノブ51は図1(a)に示すように、スイッチ31の解放位置に復帰する。このとき、変形部63の弾性力によって勢いよく元の状態に復帰したとしても、腕部54と蓋体21との間には吸収部材71が介在しているため、腕部54が蓋体21に接触することが抑制される。ひいては、腕部54が蓋体21に接触することに起因して発生する異音等が抑制される。
従って、上記第1実施形態のスイッチ機構1によれば、以下のような効果を得ることができる。
以下、本発明をスイッチ機構に具体化した第2実施形態を図3に従って説明する。尚、この実施形態に係るスイッチ機構は、スイッチノブ及び皿ばねの配置位置について第1実施形態と異なる。従って、第1実施形態のスイッチ機構1と同一の部材構成については同一の符号を付し、その重複する説明を省略する。
次に、上記実施形態のように構成されたスイッチ機構1の使用態様について説明する。
図3(a)に示すように、スイッチ31が解放位置にある状態でスイッチノブ51の操作部53を押圧操作すると、腕部54は、支持部52を中心に回動動作する。その結果、腕部54の膨出部56は操作部53からの押圧操作に基づいてスイッチ31をオン動作する。そして、膨出部56は、スイッチ31の可動部33を押圧する。そして、図3(b)に示すように、可動部33の接点部(図示略)がスイッチ本体部32内の接点に接触するとスイッチ31はオン状態となる。こうして、スイッチ31の可動部33を押圧位置に移動することができる。また、このとき皿ばね61の弾性変形は生じない。
(6)スイッチノブ51の操作部53の押圧操作に基づく腕部54の動作によりスイッチ31に加わる荷重が、予め設定された荷重を越えると皿ばね61がスイッチノブ51の操作方向と同方向に急激に弾性変形する。このとき、当接面65に載置された基板14及びスイッチ31は皿ばね61の変形部63の変形とともに移動する。このようにして、スイッチ31に加わる荷重が緩和される。また、皿ばね61が急激に変形することによってスイッチノブ51の操作における剛性感(操作感)を得ることもできる。このため、スイッチノブ51の操作時における剛性感を得ることができるとともに、スイッチ31に加わる過荷重(過負荷)を低減させることができる。
尚、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態のスイッチ機構1では、スイッチノブ51の一端を軸支して、同スイッチノブ51が回動動作する片ヒンジ機構を採用したが、スイッチ機構は、片ヒンジ機構に限定しない。即ち、図4(a),(b)に示すように、スイッチノブ51a全体が操作方向又は反操作方向にのみスライド移動するスイッチ機構1を採用してもよい。このような構成にした場合、スイッチノブ51aの操作部53aの真下に円筒形の皿ばね受け部55aが形成され、この皿ばね受け部55aに皿ばね61が配設される。また、皿ばね受け部55aの外壁は、皿ばね61の連結面64よりもケース本体11の内底面側に突出して形成されており、この突出した外壁が第1ストッパ15aを形成する。この第1ストッパ15aと対向するように、第2ストッパ15bがケース本体11の内底面から突出形成されている。第1ストッパ15a及び第2ストッパ15bは、スイッチノブ51を押圧操作して、皿ばね61が弾性変形した状態、且つ、スイッチ31の可動部33が押圧位置に到達した状態でちょうど当接するように、第1ストッパ15a及び第2ストッパ15bの長さが設定されている。また、スイッチノブ51aにおける蓋体21の内頂面側には、吸収部材71aが配設されている。このような構成にした場合、上記効果(1)〜(3),(5)と同様の効果を得ることができる。
Claims (5)
- ケースに設けられた開口部から少なくとも一部が露出されて、当該ケースの外部からの操作に基づいて動作可能に同ケース内において支持されるスイッチノブと、ケース内に収容されるとともに前記スイッチノブの動作に基づいてオン動作するスイッチとを備えるスイッチ機構であって、
前記スイッチノブは、外部からの操作に伴う操作力を前記スイッチに伝達する腕部を備え、
前記スイッチノブの前記スイッチに対向する部位には、外部からの操作に基づくスイッチノブの動作によりスイッチからの反力として加わる荷重が予め設定された荷重を境に同操作に基づくスイッチノブの操作方向と反対方向に急激に弾性変形する弾性部材を設け、前記弾性部材は、前記スイッチに向かうにつれて縮径する円錐台状をなす変形部を備える皿ばねにより構成されるとともに、前記弾性部材は、前記腕部の先端に設けられた皿ばね受け部によって支持されていることを特徴とするスイッチ機構。 - 請求項1に記載のスイッチ機構において、
前記弾性部材は、前記スイッチと当接して弾性変形する当接面を備え、
当接面が同当接面に当接するスイッチの表面に当接した際に、同当接面が前記スイッチの表面全体と当接するとともに、前記当接面の面積が前記スイッチの表面の面積よりも大きくなるようにスイッチと弾性部材との配置位置及び当接面の面積が設定されていることを特徴とするスイッチ機構。 - 請求項2に記載のスイッチ機構において、
前記スイッチは、前記スイッチノブの非操作時において同スイッチがオフ状態の解放位置と、前記スイッチノブの押圧操作時において同スイッチがオン状態の押圧位置との間を移動可能とする可動部を備え、
前記当接面が弾性変形した状態において、前記可動部が前記押圧位置で停止するように、前記スイッチノブを規制するストッパを前記ケースの内底面、又は当該スイッチノブの少なくとも一方に設けたことを特徴とするスイッチ機構。 - 請求項1〜請求項3のうちいずれか1項に記載のスイッチ機構において、
前記スイッチノブは、一端が前記ケース内における支持部によって回動可能に支持されるとともに、他端が前記弾性部材を装着する作用部の備えられた腕部と、前記ケースの開口部から露出されて当該ケースの外部から押圧操作を行う操作部とを備えており、前記操作部が、前記支持部と作用部との間に設けられることを特徴とするスイッチ機構。 - 請求項1〜請求項4のうちいずれか1項に記載のスイッチ機構において、
前記スイッチノブの非操作時において、前記スイッチノブの腕部と、前記ケースの内側面との間に、前記ケースの内側面及び、スイッチノブの腕部にそれぞれ密着するように弾性を有する吸収部材を介在するようにしたことを特徴とするスイッチ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005045954A JP4558535B2 (ja) | 2005-02-22 | 2005-02-22 | スイッチ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005045954A JP4558535B2 (ja) | 2005-02-22 | 2005-02-22 | スイッチ機構 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010092902A Division JP2010182695A (ja) | 2010-04-14 | 2010-04-14 | スイッチ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006236622A JP2006236622A (ja) | 2006-09-07 |
JP4558535B2 true JP4558535B2 (ja) | 2010-10-06 |
Family
ID=37044049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005045954A Expired - Fee Related JP4558535B2 (ja) | 2005-02-22 | 2005-02-22 | スイッチ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4558535B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113539727B (zh) * | 2021-07-20 | 2024-04-12 | 宁波公牛电器有限公司 | 翘板驱动件及翘板开关 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0257525U (ja) * | 1988-10-20 | 1990-04-25 | ||
JPH0565029U (ja) * | 1992-02-07 | 1993-08-27 | アイホン株式会社 | スイッチボタン構造 |
JPH0641039U (ja) * | 1992-11-05 | 1994-05-31 | 株式会社河合楽器製作所 | 電子楽器用パネルスイッチ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63143714A (ja) * | 1986-12-05 | 1988-06-16 | 株式会社デンソー | スイツチ機構 |
-
2005
- 2005-02-22 JP JP2005045954A patent/JP4558535B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0257525U (ja) * | 1988-10-20 | 1990-04-25 | ||
JPH0565029U (ja) * | 1992-02-07 | 1993-08-27 | アイホン株式会社 | スイッチボタン構造 |
JPH0641039U (ja) * | 1992-11-05 | 1994-05-31 | 株式会社河合楽器製作所 | 電子楽器用パネルスイッチ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006236622A (ja) | 2006-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4466314B2 (ja) | プッシュオンスイッチ | |
JP6689284B2 (ja) | プッシュスイッチ | |
JP4464846B2 (ja) | スイッチ装置 | |
US20120229994A1 (en) | Push button and electronic device having same | |
JP4558535B2 (ja) | スイッチ機構 | |
JP2007173099A (ja) | スイッチ装置 | |
JP2010182695A (ja) | スイッチ機構 | |
JP4528698B2 (ja) | スイッチ装置 | |
JP4608368B2 (ja) | 入力装置 | |
JP2010021034A (ja) | プッシュスイッチ | |
JP2010116935A (ja) | 電磁ブレーキの手動解放機構 | |
WO2009131002A1 (ja) | リニア駆動型超音波モータ | |
JP2005116347A (ja) | スイッチ | |
JP4439705B2 (ja) | 押ボタンスイッチ | |
JP2011028637A (ja) | 力覚付与型入力装置 | |
JP7125557B2 (ja) | 操作装置 | |
JP2005271826A (ja) | アクセルペダル装置 | |
WO2023203886A1 (ja) | 操作装置 | |
JP2010006311A (ja) | シフトレバー装置 | |
US10453631B1 (en) | Stroke adjustment cover for clip-type micro switch | |
CN215911338U (zh) | 按钮开关 | |
WO2023171223A1 (ja) | 多方向入力装置 | |
JP4508734B2 (ja) | 操作ボタン装置 | |
WO1997021236A1 (fr) | Interrupteur a bascule | |
JP2502685Y2 (ja) | スイッチ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070730 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100302 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100414 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100706 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100721 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |