JP4556130B2 - 容器の洗浄装置および洗浄方法、並びにタンク - Google Patents

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Description

本発明は、例えばタンク等の容器の内部を洗浄するための容器の洗浄装置および洗浄方法、並びにタンクに関するものである。
従来、口部を有する容器の洗浄装置として、ノズルから噴射した洗浄液や圧縮空気により容器の内壁を洗浄するものが広く知られている(例えば、特許文献1ないし5参照。)。このうち、容器がガスタンクである特許文献1に記載の洗浄装置は、ガスタンクの口部を下向きにセットし、その口部から内部へと洗浄用ノズルが手作業で挿入されるものである。洗浄用ノズルによる洗浄液の噴射後には、窒素ガスがガスタンク内に注入されて、ガスタンク内が乾燥される。
特開平9−38611号公報(第3頁) 特開平5−138139号公報 特開2003−366039号公報 特開平9−248537号公報 特開平6−7758号公報
このような従来の洗浄装置では、ガスタンク内への洗浄用ノズルの挿入や、乾燥用の窒素ガスの注入を手作業で行うものである。このため、一連の洗浄処理を連続的に行うことが困難であった。
また、容器がFRP製タンクなどの場合には、容器の口部には、容器の内部に折り返すように突出する突出部が環状に設けられることがある。しかし、従来の洗浄装置では、この種の突出部を有する容器が考慮されていない。このため、例えば特許文献1に記載の洗浄装置では、突出部を囲むように洗浄排水が滞留してしまい、この部分への洗浄用ノズルからの噴射が阻害されるおそれがあった。それ故に、ガスタンクから洗浄排水を取り除く作業が必要となるなど、一連の洗浄処理を連続的に行い難かった。
本発明は、洗浄処理を連続的に行うことができる容器の洗浄装置および洗浄方法、並びにタンクを提供することをその目的としている。
本発明の容器の洗浄装置は、容器の内部で流体を噴射する噴射体と、噴射体が容器の口部から容器の内部に挿入されるように、容器に対し噴射体を容器の軸線方向に沿って相対的に移動させる移動装置と、噴射体を他の機能に切り替える切替え装置と、を備えたものである。
この構成によれば、移動装置により、噴射体を容器の軸線方向に相対移動させて、噴射体を容器の内部に挿入することができる。切替え装置により、噴射体を他の機能に切り替えれば、例えば、最初に噴射した流体と異なる流体を容器の内部に噴射することが可能となる。これにより、容器の内部への洗浄処理を連続的に行うことができる。
この場合、噴射体は、第1の流体を噴射する第1のノズルと、第2の流体を噴射する第2のノズルとを有し、切替え装置は、第1のノズルから第2のノズルに切り替えることにより噴射体を他の機能に切り替えることが、好ましい。
この構成によれば、二つのノズルが別個独立であるため、洗浄処理に適した流体を噴射することができる。また、二つのノズルを切り替えることにより、噴射体を他の機能へと簡易に切り替えることができる。
この場合、切替え装置は、移動装置の一部を兼ねており、第1のノズルを容器の口部から外部に抜き出すと共に、その後で第2のノズルを容器の口部から内部に挿入することにより、他の機能に切り替えることが、好ましい。
この構成によれば、洗浄処理において容器の内部に挿入されるのは、第1のノズルか第2のノズルのどちらか一方となる。これにより、第1のノズルおよび第2のノズルの径を比較的大きくすることが可能となり、洗浄処理に適した流体を噴射することが可能となる。また、第1または第2のノズルの一方は、第1または第2のノズルの他方から噴射される流体の影響が回避され得る。
これらの場合、第1のノズルは、洗浄流体を噴射する洗浄流体用ノズル、容器の内壁から洗浄流体を除去するための流体を噴射する洗浄流体除去用ノズル、および容器の内壁を乾燥させるための温風を噴射する乾燥用ノズル、のいずれかであることが、好ましい。
この構成によれば、洗浄流体用ノズルの場合には、容器の内壁の汚れ等を落とすことができる。洗浄流体除去用ノズルの場合には、例えば洗浄流体が液体であれば容器の内壁は水切りされる。乾燥用ノズルの場合には、例えば洗浄流体が液体であれば容器の内壁は湿気や水分が除去される。
あるいは、噴射体は、第3の流体を噴射する第3のノズルを更に有し、切替え装置は、容器の洗浄処理において、第1のノズル、第2のノズル、および第3のノズルの順に切り替え、第1のノズルは、洗浄流体を噴射する洗浄流体用ノズルであり、第2のノズルは、容器の内壁から洗浄流体を除去するための流体を噴射する洗浄流体除去用ノズルであり、第3のノズルは、容器の内壁を乾燥させるための温風を噴射する乾燥用ノズルであることが、好ましい。
この構成によれば、容器の内壁の洗浄、その内壁の例えば水切り、その内壁の乾燥を順に連続的に行うことができる。
また、本発明を別の観点からみると、噴射体は、複数種の流体を噴射する単一のノズルからなり、切替え装置は、ノズルから噴射する流体の種類を切り替えることにより他の機能に切り替えることが、好ましい。
この構成によれば、ノズルの中を流す流体を切り替えることにより、噴射体を他の機能へと切り替えることができる。単一のノズルである分、部品点数などの削減となり得る。
この場合、複数種の流体には、洗浄流体、容器の内壁から洗浄流体を除去するための流体、および容器の内部を乾燥させるための温風、の少なくとも一つが含まれることが、好ましい。
また、本発明を別の観点からみると、噴射体は、洗浄流体および温風の少なくとも一つの流体を噴射可能に構成されており、容器の洗浄装置は、容器の内壁の材料特性に応じて、少なくとも一つの流体の温度を調整する調整装置を更に備えていることが、好ましい。
この構成によれば、例えば容器が樹脂製である場合には、噴射流体として高温ガスを避けることで、容器の内壁の劣化を抑制し得る。また例えば、洗浄流体を所定の温度にすることで、容器の内壁を洗浄しつつ予熱することができるため、その後の乾燥時間を短縮し得る。
本発明の他の容器の洗浄装置は、容器の口部に設けられて容器の内部に突出する突出部を備えた容器を、洗浄するための容器の洗浄装置であって、口部が下側に開放された状態で且つ容器の軸線方向が鉛直方向から傾けられた状態で、容器を支持する支持装置と、支持装置に支持された前記容器をその軸線回りに回転させる回転装置と、口部から容器の内部に挿入され、回転装置に同期して前記容器の内部で流体を噴射する噴射体と、を備えたものである。
この構成によれば、容器を傾けているため、容器の内部に噴射した流体が液体の場合には、液体が突出部と容器の内壁との間に片寄って滞留し得る。これにより、液体が滞留していない容器の部分に、噴射体が流体を直接的に噴射し得る。また、回転装置により容器が回転するため、液体が滞留する部分を移動させることができる。これにより、噴射体が、容器の内部にまんべんなく流体を噴射することが可能となる。このように、突出部が設けられた容器であっても、適切に洗浄処理を行うことができ、特に容器内から排液を取り除く作業を積極的に行わなくとも、一連の洗浄処理を連続的に行い得る。なお、支持装置は、口部が斜め下側に開放するように容器を支持することが好ましい。
この場合、支持装置に支持された容器に対し、噴射体を容器の軸線方向に沿って相対的に移動させる移動装置を、更に備えたことが、好ましい。
この構成によれば、移動装置により、噴射体を容器の口部から内部に挿入することができる。また例えば、移動装置により、洗浄処理中に噴射体を容器に対し相対移動させることもできる。
これらの場合、噴射体は、洗浄流体を噴射する洗浄流体用ノズル、容器の内壁から洗浄流体を除去するための流体を噴射する洗浄流体除去用ノズル、および容器の内壁を乾燥させるための温風を噴射する乾燥用ノズルの少なくとも一つを含むことが、好ましい。
この場合、容器の洗浄処理において、洗浄流体用ノズル、洗浄流体除去用ノズル、および乾燥用ノズル順に切り替える切替え装置を、更に備えたことが、好ましい。
この構成によれば、容器の内壁の洗浄、その内壁の例えば水切り、その内壁の乾燥を順に連続的に行うことができる。
本発明の他の容器の洗浄装置は、容器の口部から容器の内部に挿入され、容器の内部で流体を噴射する噴射体と、容器の材料特性に応じて、流体の温度を調整する調整装置と、を備えたものである。
この構成によれば、例えば容器が樹脂製である場合には、噴射流体として高温ガスを避けることで、容器の劣化を抑制し得る。これにより、容器の材料特性に適した洗浄処理を行うことができる。
本発明の容器の洗浄方法は、容器の口部から容器の内部に挿入した噴射体から第1の流体を噴射する第1噴射工程と、第1噴射工程後に切替え装置を駆動することにより、噴射体が噴射する流体を第2の流体に切り替える切替え工程と、切替え工程後に、噴射体から第2の流体を噴射する第2噴射工程と、を備えたものである。
この構成によれば、第1の流体を容器の内部で噴射した後、切替え装置の駆動により第2の流体が噴射可能となった噴射体は、続いて第2の流体を容器の内部で噴射する。このため、容器の内部への洗浄処理を連続的に行うことができる。
この場合、噴射体は、第1噴射工程および第2噴射工程にそれぞれ用いられる別個のノズルを有することが、好ましい。
この構成によれば、各噴射工程に適した流体を噴射することができる。
本発明の他の容器の洗浄方法は、容器の口部に設けられて容器の内部に突出する突出部を備えた容器を、前記口部が下側に開放された傾き状態で当該容器の軸線方向に回転させる回転工程と、回転工程中に、容器の内部に挿入した噴射体から流体を噴射する噴射工程と、を備えたものである。
この構成によれば、上記した本発明の容器の洗浄装置と同様に、容器の内部に噴射した流体が液体の場合であっても、容器の突出部と内壁との間に滞留し得る液体が容器の回転により順次移動する。これにより、噴射体が、容器の内部にまんべんなく流体を噴射することができ、洗浄処理を連続的に行い得る。なお、容器の傾き状態は、口部が斜め下側に開放するような状態であることが好ましい。
この場合、噴射工程は、噴射体の噴射口の位置を軸線方向に沿って移動させながら行われることが、好ましい。
これらの場合、噴射工程は、噴射体が噴射する流体として、洗浄液を用いる洗浄工程と、洗浄工程後に、噴射体が噴射する流体として、ガスを用いる吹付け工程と、を有することが、好ましい。
本発明のタンクは、上記の本発明の容器の洗浄方法を用いて洗浄されたものである。
これによれば、タンクを連続的に洗浄処理することができるため、タンクのスループットを高めることができる。
本発明の容器の洗浄装置および洗浄方法によれば、洗浄処理を連続的に行うことができる。また、この洗浄方法を用いたタンクを提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態に係る容器の洗浄装置および洗浄方法について説明する。この洗浄装置は、口部を有するタンク状の容器の内部を洗浄するものであり、その洗浄処理(例えば、洗浄、水きり、乾燥)を連続的に行うことができるものである。以下では、先ず容器の構造について簡単に説明し、その後で洗浄装置について詳細に説明する。また、第2実施形態以降では、第1実施形態と共通する構成については第1実施形態と同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
<第1実施形態>
図1に示すように、容器1は、全体として密閉円筒状の容器本体2と、容器本体2の長手方向の両端部に取り付けられた口金3と、を具備している。容器本体2の内部(すなわち、容器内部)は、各種の気体や液体などの流体を貯留する貯留空間5となっている。容器1は、常圧の流体を充填することもできるし、常圧に比して圧力が高められた流体を充填することもできる。すなわち、容器1は、高圧タンクとして機能することができる。
例えば、燃料電池システムでは、高圧の状態で用意された燃料ガスを減圧して、燃料電池の発電に供している。容器1は、高圧の燃料ガスを貯留するのに適用することができ、燃料ガスとしての水素ガスや、圧縮天然ガス(CNGガス)などを貯留することができる。容器1に充填される水素ガスの圧力としては、例えば35MPaあるいは70MPaであり、CNGガスの圧力としては、例えば20MPaである。以下では、水素ガスを高圧で貯留するためのタンク形状の容器1を一例に説明する。
容器本体2は、その軸線方向にほぼ一定の径の胴部11と、胴部11の両端部に設けられ、胴部11よりも縮径した一対の端壁部12,12と、で構成されている。容器本体2は、例えば二層構造からなり、その二層構造は、ガスバリア性を有する樹脂製のライナ15(内殻)と、ライナ15の外周に配置された補強層16(外殻)と、で構成されている。
ライナ15は、ポリエチレンなどの硬質の樹脂により形成され、ライナ15により容器1の内壁が主として構成されている。補強層16は、例えば炭素繊維とエポキシ樹脂を含むFRPからなり、ライナ15の外表面を被覆するようにこれを巻きつけている。なお、容器本体2自体をアルミニウム合金など金属製として構成してもよいし、ライナ15をアルミニウム等の金属製とし、補強層16を樹脂製としてもよい。
口金3は、例えばステンレスなどの金属で形成されている。口金3は、半球面状をした端壁部12の中心に設けられている。口金3は、胴部11よりも小さい径の開口部19を有しており、この開口部19は、容器1の口部として機能し、容器1の内部と外部とを連通している。口金3の開口部19は、バルブや継手等の配管要素を一体的に組み込んだバルブアッセンブリなどの機能部品のほか、栓や配管をねじ込み接続可能に構成されている。
例えば、燃料電池システム上の容器1は、バルブアッセンブリを介して、貯留空間5と図示省略した外部のガス流路との間が接続される。そして、容器1は、バルブアッセンブリおよびガス流路を介して、貯留空間5に例えば水素ガスが充填されると共に、貯留空間5から例えば水素ガスが放出される。なお、容器1の両端部に口金3を設けたが、もちろん片方の端壁部12にのみ口金3を設け、その端壁部12を閉塞端部として構成してもよい。
このような容器1は、例えばブロー成形や射出成形等を経て製造される。製造後の容器1に水素ガスを初期充填する前には、容器1を洗浄して、水素ガス等に不純物や異物が混入されるのを防ぐ必要がある。また、製造時のみならず、適宜の点検時などにおいても、容器1の内部を洗浄する場合がある。以下、容器1の内部を洗浄するための洗浄装置30について詳細に説明する。
図2は、洗浄装置30の構成を模式的に示すシステム図であり、洗浄用のノズル32を容器1の内部に挿入した図である。図3は、図2の簡略正面図であり、三つのノズル32、34,36と容器1との関係を説明する図である。
洗浄装置30は、支持した容器1の内部に対して、洗浄液による洗浄、エアブローによる水切り、および温風による乾燥の一連の洗浄処理を実行するものである。そのために、洗浄装置30は、支持機構31、洗浄用ノズル32を有する洗浄機構33、ブロー用ノズル34を有するブロー機構35、および乾燥用ノズル36を有する乾燥機構37を備えている。また、洗浄装置30は、これら三つの噴射機能用のノズル32,34,36を移動させる移動機構38と、容器1を回転させる回転機構39と、これら各機構(33,35,37,38,39)を統括制御する制御装置40と、を備えている。
支持機構31は、容器1の口金3を下方に向けた状態(直立状態)で容器1を支持するものである。一連の洗浄処理中では、容器1の上側の口金3には図示省略した栓が接続される一方、容器1の下側の口金3は、下方に向けて開放されている。支持機構31に支持された容器1の軸線方向は、鉛直方向に合致している。
支持機構31は、架台51の上部に設けられた支持体52と、支持体52に設けられて容器1の胴部11を上下二箇所で保持する一対の保持機構53,53と、容器1の下側の口金3が臨む下側プレート54と、を有している。一対の保持機構53,53は、容器1をその軸線回りに回転可能に保持している。下側プレート54には、口金3に対応する位置に口金3の開口部19と同程度あるいはこれよりも大きい貫通孔を有している。容器1内の洗浄液の排液は、口金3の開口部19から貫通孔へと下方に流れ落ちて、図示省略した排液パンなどに貯留されるようになっている。
回転機構39は、例えば、一対の保持機構53,53の間に設けられ、容器1をその軸線回りに回転させる。図2及び図3では、回転機構39は簡略化して示されている。回転機構39は、一連の洗浄処理においては、例えば洗浄機構33の駆動に同期して駆動する。なお、回転機構39の構成は上記に限らず、一連の洗浄処理の水きりや乾燥の処理で回転機構39を使用してもよいし、一連の洗浄処理で回転機構39を使用しなくてもよい。
移動機構38は、噴射体である三つのノズル32,34,36を支持する支持ベース61と、支持ベース61を介して三つのノズル32,34,36を鉛直方向に移動させるY軸移動装置62と、支持ベース61上の三つのノズル32,34,36を水平方向に移動させるX軸移動装置63と、を有している。なお、X軸移動装置63は、簡略化して図示されている。
Y軸移動装置62およびX軸移動装置63のアクチュエータは、制御装置40に接続されている。支持ベース61上の三つのノズル32,34,36は、そのうちの任意の一つのノズルが容器1の内部に挿入され且つ残りの二つのノズルが容器1の外部に位置するように、互いに水平方向において所定の距離だけ離間している。
Y軸移動装置62は、例えば、駆動源となるモータ71と、モータ71に連結されたボールねじ72と、ボールねじ72に螺合するボールナット73と、を備えている。ボールナット73には、支持ベース61が連結されている。
モータ71を正逆回転させることで、ボールねじ72およびボールナット73を介して、支持ベース61上の三つのノズル32,34,36が、鉛直方向(容器1の軸線方向)に沿って上下移動する。例えば、支持ベース61が上動した場合には、任意の一つのノズルが口金3の開口部19から容器1の内部に挿入される一方、支持ベース61が下動した場合には、容器1の内部のノズルが開口部19から容器1の外部へと抜き出される。
なお、モータ71をエアシリンダなどの他のアクチュエータで構成してもよいし、ボールねじ72およびボールナット73に代えてヘリカルレールを用いてもよいし、ラックとピニオンによる構成としてもよい。また、三つのノズル32,34,36を移動させるのでなく、三つのノズル32,34,36を固定配置し、これに対して容器1をその軸線方向に移動させるようにしてもよい。すなわち、Y軸移動装置62は、容器1に対して三つのノズル32,34,36を容器1の軸線方向に沿って相対的に移動させる構成であればよく、本発明の「移動装置」を構成している。
X軸移動装置63は、Y軸移動装置62と同様に構成することができるが、ここでは詳細な説明を省略する。X軸移動装置63は、支持ベース61上の三つのノズル32,34,36を、例えば容器1の軸線方向に直交する方向に移動させ、任意の一つのノズルを口金3の開口部19の直下に位置させることができるようになっている。
なお、X軸移動装置63は、Y軸移動装置62の変形例と同様に、容器1に対して三つのノズル32,34,36を容器1の軸線方向に直交する方向に相対的に移動させる構成であってもよい。なおまた、支持ベース61を一つとしたが、もちろん二以上として、三つのノズル32,34,36を個別に移動させるようにしてもよい。
洗浄機構33は、容器1の内部に挿入した洗浄用ノズル32により、洗浄用の流体となる洗浄液を噴射することで、容器1の内壁(洗浄面)の付着物や汚れなどを洗い落とすことができるものである。洗浄液としては、水を用いることもできるし、水等に洗浄剤を溶かしてなる適宜のものを用いることができる。
洗浄機構33は、所定量の洗浄液を貯留する洗浄槽81と、洗浄槽81内の洗浄液を加熱するヒータ82と、一端が洗浄槽81の中に接続された洗浄用ホース83と、を有している。
ヒータ82は、制御装置40に接続され、容器1の材料特性に応じた温度に洗浄液を調整する調整装置として機能する。ヒータ82は、洗浄面であるライナ15に応じた所定の温度に洗浄液を調整し、例えば120℃、好ましくは70〜80℃に調整する。ヒータ82により温度調整された洗浄液を用いることで、予熱の効果を奏し、容器1の乾燥時間も短縮することができるようになる。なお、洗浄用ホース83に、この種の調整装置を設けてもよい。
洗浄用ホース83の他端は、支持ベース61のところで、洗浄用ノズル32の洗浄用パイプ91に接続されている。洗浄用ホース83は、可撓性を有しており、洗浄用ノズル32の上下移動および水平移動に追従することができるようになっている。一方、洗浄用パイプ91は、硬質の材料からなり、容器1の軸線方向に延在していると共に容器1の軸線方向における長さよりも長く形成されている。
洗浄用ホース83には、洗浄槽81側から順に、洗浄槽81内の洗浄液を洗浄用ノズル32に圧送するポンプ84と、洗浄用ホース83を開閉する電磁式の遮断弁85と、圧送される洗浄液中の不純物を除去するフィルタ86と、洗浄液の逆流を阻止する逆止弁87と、が介設されている。ポンプ84および遮断弁85は、制御装置40に接続されている。ポンプ84により洗浄液の圧力が高められるため、容器1の内壁に対して、洗浄液による高圧洗浄がなされるようになっている。
洗浄用ノズル32は、洗浄液が流動する上記の洗浄用パイプ91と、洗浄用パイプ91の先端部に設けられた噴射部92と、で構成されている。噴射部92は、洗浄用パイプ91の先端部に径方向に膨出するように設けられている。噴射部92および洗浄用パイプ91は、口金3の開口部19を通過可能に構成されており、これらを容器1の内部に挿入した状態では、洗浄用パイプ91と口金3との間には所定の間隙ができるようになっている。この間隙から使用済みの洗浄液が排液され、上記の排液パンに貯留される。
噴射部92は、洗浄用パイプ91に連通し、洗浄液を容器1の内壁に対して噴射する図示省略した噴射口を有している。噴射口の位置は、容器1の内壁に死角が生じないように設定すればよい。例えば、噴射口は、噴射部92の上部、中間部および下部などに複数が設けられ、図3に点線で示す洗浄液の噴射指向性を有している。
この放射状の噴射指向性により、噴射口は、容器1の上下の端壁部12,12および胴部11の内壁に向かって洗浄液を噴射することができ、容器1の内壁に付着した汚れなどを落とすことができる。なお、この種の噴射部92は、洗浄液の圧力によって噴射口の位置が回転する自圧回転式で構成することもできるし、噴射口の位置が不変の固定式で構成することもできる。
ブロー機構35は、容器1の内部に挿入したブロー用ノズル34により、ブロー用の流体となる圧縮ガスを噴射することで、容器1の内壁に付着して残る洗浄液を払い落とすことができるものである。すなわち、ブロー機構35は、その前工程である洗浄工程において洗浄液が付着した容器1に対し、水切りを行う。圧縮ガスとしては、窒素などの不活性ガスを用いることもできるが、本実施形態では圧縮エアを用いている。
ブロー機構35は、空気を取り込んでブロー用ノズル34に圧送するコンプレッサ101と、コンプレッサ101とブロー用ノズル34とを接続するブロー用ホース102と、を有している。
コンプレッサ101は、制御装置40に接続されている。ブロー用ホース102は、支持ベース61のところで、ブロー用ノズル34のブロー用パイプ111に接続されている。ブロー用ホース102は、可撓性を有しており、ブロー用ノズル34の上下移動および水平移動に追従することができるようになっている。ブロー用パイプ111は、硬質の材料からなり、容器1の軸線方向に延在していると共に容器1の軸線方向における長さよりも長く形成されている。
ブロー用ホース102には、コンプレッサ101側から順に、コンプレッサ101で圧送される圧縮エアの圧力を調整する圧力調整機104と、ブロー用ホース102を開閉する電磁式の遮断弁105と、圧送される圧縮エア中の不純物を除去するフィルタ106と、圧縮エアの逆流を阻止する逆止弁107と、が介設されている。圧力調整機104および遮断弁105は、制御装置40に接続されている。なお、ブロー用ホース102に、圧縮エアの温度を調整する調整装置を設けてもよい。
ブロー用ノズル34は、圧縮エアが流動する上記のブロー用パイプ111と、ブロー用パイプ111の先端部に設けられた噴射部112と、で構成されている。噴射部112およびブロー用パイプ111は、口金3の開口部19を通過可能に構成されており、これらを容器1の内部に挿入した状態では、ブロー用パイプ111と口金3との間には所定の間隙ができるようになっている。この間隙から、水切りされた洗浄液が下方へと滴下される。
噴射部112は、ブロー用パイプ111に連通し、圧縮エアを容器1の内壁に対して噴射する図示省略した噴射口を有している。噴射口の位置は、容器1の内壁に死角が生じないように設定すればよい。例えば、噴射口は、噴射部112の先端部の周面に亘ってまたは分散して設けられ、図3に点線で示すように、水平方向から僅かに下向きの噴射指向性を有している。このコーン状の噴射指向性により、噴射口は、容器1の端壁部12や胴部11の内壁に向かって圧縮エアを噴射し、このエアブローにより容器1の内壁に付着した洗浄液が掻き落とされる。
乾燥機構37は、容器1の内部に挿入した乾燥用ノズル36により、乾燥用の流体を噴射することで、容器1の内壁や内部を乾燥することができるものである。乾燥用の流体としては、例えば温風を用いることができる。
乾燥機構37は、温風を発生して乾燥用ノズル36に圧送する温風発生装置121と、温風発生装置121と乾燥用ノズル36とを接続する乾燥用ホース122と、を有している。温風発生装置121は、例えば、大風量の圧送が可能なコンプレッサ123と、コンプレッサ123で取り込んだ空気を加熱するヒータ124と、を備えている。コンプレッサ123およびヒータ124は、制御装置40に接続されている。
ヒータ124は、容器1の材料特性に応じた温度に空気を調整する調整装置として機能する。ヒータ124は、ライナ15に応じた所定の温度に空気を調整し、例えば120℃、好ましくは70〜80℃に調整する。なお、乾燥用ホース122に、この種の調整装置を設けてもよい。
乾燥用ホース122は、支持ベース61のところで、乾燥用ノズル36の乾燥用パイプ131に接続されている。乾燥用ホース122は、可撓性を有しており、乾燥用ノズル36の上下移動および水平移動に追従することができるようになっている。一方、乾燥用パイプ131は、硬質の材料からなり、容器1の軸線方向に延在している。
乾燥用ホース122には、温風発生装置121側から順に、乾燥用ホース122を開閉する電磁式の遮断弁125と、送風される温風中の不純物を除去するフィルタ126と、温風の逆流を阻止する逆止弁127と、が介設されている。遮断弁125は、制御装置40に接続されている。
乾燥用ノズル36は、温風が流動する上記の乾燥用パイプ131と、乾燥用パイプ131の先端部に設けられた噴射部132と、で構成されている。噴射部132および乾燥用パイプ131は、口金3の開口部19を通過可能に構成されており、これらを容器1の内部に挿入した状態では、乾燥用パイプ131と口金3との間には所定の間隙ができるようになっている。ただし、大流量の温風を容器1の内部に吹き込むべく、乾燥用パイプ131の径は、大きいことが好ましく、例えば口金3の開口部19と同程度が好ましい。
噴射部132は、乾燥用パイプ131に連通し、温風を容器1の内部に対して噴射する図示省略した噴射口を有している。噴射口は、乾燥用パイプ131の先端開口で構成することができ、図3に点線で示すように、主として一方向となる上方への噴射指向性を有している。乾燥中の噴射口は、例えば、上下動することなく容器1の内部の中央部に位置し、容器1の上側の端壁部12に向かって噴射する。これにより、温風は、上側の端壁部12から胴部11をつたって下側の端壁部12にも到達し、容器1の内部全体を乾燥する。なお、温風の噴射は、一方向のみならず、多方向であってもよい。
制御装置40(ECU)は、いずれも図示省略したが、CPU、ROM、RAM、および入出力インターフェースを有し、これらは互いにバスを介して接続されている。制御装置40は、一連の洗浄処理(洗浄、水切り、乾燥)を連続的に行うために、各噴射機能のノズル32,34,36を順次切り替えて、容器1の内部で各流体を噴射するように制御する。
ここで、本発明にいう「切替え装置」は、ある噴射機能のノズルを別の噴射機能のノズルに切り替える装置をいう。本実施形態においては、「切替え装置」は、主として移動機構38のY軸移動装置62、X軸移動装置63および制御装置40をいい、各噴射機能の機構33,35,37に設けられた構成機器(遮断弁85,105,125、ポンプ84、コンプレッサ101,123など)も含むものである。
次に、洗浄装置30による一連の動作について説明する。
準備段階として、容器1の一方の口金3を下側にして、支持機構31に回転可能に支持させる。容器1の上側の口金3には、栓をする。
次の洗浄工程では、Y軸移動装置62により洗浄用ノズル32を、口金3の開口部19に下側から容器1の内部に挿入し、噴射部92を上側の端壁部12の近傍に臨ませる。これに前後して、ヒータ82を駆動して、洗浄液を所定の温度に加熱する。次いで、遮断弁85を開弁してポンプ84を駆動し、噴射部92から洗浄液を噴射する。このとき、Y軸移動装置62により噴射部92を下方に下げながら洗浄液を噴射して、容器1の内壁を上側の端壁部12、胴部11および下側の端壁部12と順に洗浄する。これにより、容器1の内壁がまんべんなく洗浄され、汚れなどが除去されることになる。なお、洗浄液を噴射中の噴射部92をY軸移動装置62により上下に移動させるようにしてもよい。
洗浄工程の終了後には、遮断弁85を閉弁すると共にポンプ84の駆動を停止し、洗浄用ノズル32への送液を停止する。洗浄用ノズル32を容器1の内部から抜き出した後、X軸移動装置63を駆動して、ブロー用ノズル34を開口部19の直下に移動させる。すなわち、洗浄用ノズル32からブロー用ノズル34に切り替える。
水きり工程では、Y軸移動装置62によりブロー用ノズル34を、開口部19に下側から容器1の内部に挿入し、噴射部112を上側の端壁部12の近傍に臨ませる。次いで、遮断弁105を開弁し、コンプレッサ101を駆動して、噴射部112から圧縮エアを噴射する。このとき、Y軸移動装置62により噴射部112を下方に下げながら圧縮エアを噴射して、容器1の内壁を上側の端壁部12、胴部11および下側の端壁部12と順に水切りを行う。これにより、容器1の内壁に付着した液滴が掻き落とされる。
水きり工程の終了後には、遮断弁105を閉弁すると共にコンプレッサ101の駆動を停止し、ブロー用ノズル34への送気を停止する。ブロー用ノズル34を容器1の内部から抜き出した後、X軸移動装置63を駆動して、乾燥用ノズル36を開口部19の直下に移動させる。すなわち、ブロー用ノズル34から乾燥用ノズル36に切り替える。
乾燥工程では、Y軸移動装置62により乾燥用ノズル36を、開口部19に下側から容器1の内部に挿入し、噴射部132を容器1内の中央部に臨ませる。次いで、遮断弁125を開弁して温風発生装置121を駆動し、噴射部132から所定の温度(例えば80℃)の温風を噴射する。これにより、容器1の内壁を含め、容器1の内部が乾燥する。なお、乾燥工程中に、Y軸移動装置62を駆動して、噴射部132を上動、下動または上下動させるようにしてもよい。
乾燥が終了すると、遮断弁125を閉弁すると共に温風発生装置121の駆動を停止し、乾燥用ノズル36への送風を停止する。乾燥用ノズル36を容器1の内部から抜き出す。これにより、洗浄装置30による一連の洗浄処理が終了する。そして最終的に、容器1を支持機構31から取り外し、容器1の口金3にバルブアッセンブリなどをねじ込むと、容器1は例えば燃料電池システムに搭載されるようになる。
以上のように、本実施形態の洗浄装置30によれば、洗浄、水きりおよび乾燥の各噴射機能のノズル32,34,36を順次切り替え、各噴射機能に対応する遮断弁(85,105,125)をスライド切換えするようにしている。これにより、一連の洗浄処理を自動的に且つ連続的に行うことができ、容器1の洗浄効率を高めることができる。
なお、樹脂製の容器1を対象としたが、スチール製の容器1等の場合には、比較的高温の蒸気を用いて洗浄・乾燥することができる。もっとも、本実施形態のような洗浄方法をとることで、蒸気を用いないで樹脂製の容器1を適切に洗浄することができる。また、水切り工程の圧縮エアの温度を、容器1の乾燥を兼ねるような所定の温度に設定することができれば、乾燥工程を省略することも可能である。すなわち、ブロー用ノズル34が乾燥用ノズル36を兼ねることができる。
また、各噴射機能のノズル32,34,36を上下移動させる際に、例えば各パイプ91,111,131の移動を、支持機構31の下側プレート54の部分でスライド可能に支持するようにしてもよい。さらに、容器1の洗浄を口金3がある状態で行ったが、口金3を取り付ける前の状態の容器1を洗浄するようにしてもよい。この場合には、各噴射機能のノズル32,34,36の挿入口となる容器1の口部は、口金3が取り付けられるべき端壁部12の開口部となる。
また、各噴射機能のノズル32,34,36を容器1の開口部19から抜き出さないで切り替えるようにしてもよい。すなわち、洗浄工程の初期段階から、三つのノズル32,34,36を全てまたは二つのノズルを容器1の内部に挿入し、各工程の終了後に容器1の内部で、次の機能のノズルに切替えてもよい。
<第2実施形態>
次に、図4を参照して、第2実施形態に係る洗浄装置30について相違点を中心に説明する。第1実施形態との大きな相違点は、単一のノズル150で、洗浄液、圧縮エアおよび温風の各種流体を噴射するようにしたことである。
具体的には、噴射体としての単一のノズル150は、噴射口を有する単一の共通噴射部151と、噴射部151に連通する単一の共通パイプ152と、を有している。フレキシブルホース160は、共通パイプ152に接続される単一の共通ホース部161と、三つの流体に対応する独立した三つの個別ホース部162,163,164と、を有している。
三つの個別ホース部162,163,164の一端は、それぞれ、洗浄槽81、コンプレッサ101および温風発生装置121に接続されている。三つの個別ホース部162,163,164の他端は、四方弁式の切替え弁167の入力ポートに接続されており、切替え弁167の残りの一つの出力ポートには、共通ホース部161が接続されている。切替え弁167は、制御装置40に接続され、その入力ポートを選択的に切り替える。
ここで、本実施形態における本発明の「切替え装置」とは、ノズル150から噴射する流体の種類を切り替えることにより、ノズル150を他の機能に切り替える装置をいう。「切替え装置」の構成機器は、主として、制御装置40および切替え弁167をいい、各噴射機能の機構33,35,37に設けられた構成機器(遮断弁85,105,125、ポンプ84、コンプレッサ101,123など)も含むものである。なお、移動装置38は、X軸移動装置63を具備する必要はない。
本実施形態の洗浄装置30で一連の洗浄処理を行う場合の動作について、簡単に説明する。
先ず、洗浄工程では、切替え弁167により共通ホース部161と個別ホース部162とを連通し、ノズル150を移動させながら洗浄液を容器1の内部で噴射する。洗浄工程の終了後には、切替え弁167を切り替えて洗浄液の送液を絶ち、共通ホース部161と個別ホース部163とを連通して、圧縮エアをノズル150に送気できるようにする。そして、水きり工程を実行する。この洗浄工程から水きり工程への移行のときに、ノズル150を容器1の内部から抜き出す必要はない。
水きり工程の終了後には、同様に切替え弁167を切り替えて、圧縮エアの送気を絶ち、共通ホース部161と個別ホース部164とを連通して、温風をノズル150に送風できるようにする。そして、乾燥工程を実行するが、このときもノズル150を容器1の内部から抜き出す必要はない。
以上のように、本実施形態の洗浄装置30によれば、ノズル150を容器1の内部から抜き出すことなく、ノズル150から噴射する流体の種類を順次切り替えることで、洗浄処理を行うことができる。これにより、部品点数を削減しつつ、一連の洗浄処理を自動的に且つ連続的に行うことができ、容器1の洗浄効率を高めることができる。
<第3実施形態>
次に、図5ないし図8を参照して、第3実施形態に係る洗浄装置30について相違点を中心に説明する。第1実施形態との相違点は、容器1の形状に返しとなる突出部181を設けたことと、これに伴って、洗浄装置30で容器1を傾けて支持しながら回転させるようにしたことである。なお、図7では、容器1の構成を簡略化して示している。
図5は、容器1の断面図である。
容器1は、その各端壁部12に形成され、容器本体2の内部に突出する突出部181を備えている。突出部181は、口金3が取り付けられるライナ15の口部に折り返されるように設けられ、容器1の軸線方向を軸線とする略筒状の形状を有している。突出部181の外周面とライナ15の内面との間には、ドーナツ状の空間182が構成されている。突出部181は、構造上のいわゆる返しとも言い換えることができ、ライナ15の強度、ひいては容器1の強度を確保するのに機能している。
なお、容器1のその他の構造は、第1実施形態と同じである。また、容器1に一対の突出部181を設けたが、一方については省略してもよい。さらに、突出部181をライナ15に形成したが、もちろんこれに限るものではない。ライナ15を第1実施形態と同じように構成し、口金3が容器1の内部に突出するようにした場合には、口金3のその突出部分が突出部181となる。
図6は、洗浄装置30を模式的に示すシステム図である。
洗浄装置30は、第1実施形態と同様に、支持機構31、洗浄機構33、ブロー機構35、乾燥機構37、移動機構38、回転機構39、および制御装置40を有し、これら各機構や制御装置40等により、ノズル32,34,36の機能を切り替える切替え装置を構成している。
支持機構31は、容器1の口金3の開口部19を斜め下側に開放するように、容器1を傾けた状態で支持する。容器1の上側の口金3には、洗浄処理において図示省略した栓が接続される。支持機構31に支持された容器1の軸線方向は、鉛直方向に交差するように、鉛直方向から傾けられている。このときの、容器1の軸線方向の傾斜角度は、鉛直方向に対し90度(すなわち、水平姿勢で支持の状態)よりも小さければよく、好ましくは30〜60度であり、例えば支持状態の容器1の高さを抑制する観点からすれば、35度が好ましい。なお、本実施形態では、下側プレート54を省略した。
回転機構39は、簡略化して示されているが、第1実施形態と同様に、支持機構31に支持された容器1をその軸線回りに回転させる。回転機構39は、一連の洗浄処理においては、例えば洗浄機構33やブロー機構35の駆動に同期して駆動するが、乾燥機構37の駆動中にもこれに同期して駆動してもよい。
移動機構38は、支持ベース61上の各噴射機能の三つのノズル32,34,36を容器1の軸線方向に移動させるY軸移動装置62と、この軸線方向に直交する方向に三つのノズル32,34,36を移動させるX軸移動装置63と、を有している。移動機構38について、第1実施形態と同一の変形例を適用することができる。なお、詳述しないが、洗浄機構33、ブロー機構35および乾燥機構37の各ノズル32,34,36のパイプ91,111,131は、容器1の軸線方向と同じ傾きとなっている。
本実施形態の洗浄装置30は、容器1の内部に溜まって排液されない洗浄液を吸引する吸引機構190を、更に備えている。
吸引機構190は、容器1の口金3の開口部19を通って、容器1の内部の上記空間182に一端が位置する吸引用チューブ191と、吸引用チューブ191の他端が位置する排液受け部192と、吸引用チューブ191に介設された吸引ポンプ193と、を具備している。吸引ポンプ193は、制御装置40に接続されている。吸引ポンプ193の駆動により、容器1内の空間182に溜まった洗浄液が吸引用チューブ191を介して吸引され、排液受け部192に排液されるようになっている。
次に、洗浄装置30の動作について説明する。
洗浄工程では、Y軸移動装置62により洗浄用ノズル32を、所定の角度に傾けた状態の容器1の開口部19に斜め下側から容器1の内部に挿入し、噴射部92を上側の端壁部12の近傍に臨ませる。そして、第1実施形態と同様に、Y軸移動装置62により噴射部92を斜め下方に下げながら、所定の温度に調整された洗浄液を噴射する。これにより、容器1の内壁を上側の端壁部12、胴部11および下側の端壁部12は、順に洗浄されていく。
この洗浄時には、噴射された洗浄液の一部は、容器1の開口部19から自然流下により排液されずに、この開口部19の近傍の空間182に溜まることになる(図7および図8参照。)。図8の比較例のように、容器1を傾けていない場合には、最大で突出部181の高さまで、洗浄液が空間182の全体に溜まることになる。このような状態で、噴射部92が容器1の端壁部12の内壁に対し洗浄液を噴射したとしても、空間182に溜まった洗浄液に邪魔される。このため、噴射部92からの洗浄液を端壁部12の内壁に直接衝突させることができず、この部分の洗浄が不十分となってしまう。
これに対し、図7に示す本実施形態の構成では、容器1を傾けているため、容器1の軸線よりも下側の空間182の部分に洗浄液が溜まることになる。すなわち、空間182に溜まる洗浄液は、空間182において片側に寄ることになる。これにより、洗浄液の滞留していない端壁部12の内壁の部分に、噴射部92からの洗浄液を直接あてることができ、この部分を洗浄することができる。
また本実施形態では、この洗浄時に、回転機構39により容器1を軸線回りに回転させることで、空間182において洗浄液の滞留する部分が容器1の端壁部12に対し相対的に移動する。これにより、噴射部92からの死角がなくなり、端壁部12の内壁の全ての部分に、噴射部92からの洗浄液を直接当てることができるため、容器1の内壁をまんべんなく洗浄することができる。
洗浄工程の終了後には、洗浄用ノズル32への送液を停止する。洗浄用ノズル32を容器1の内部から抜き出すことに前後して、吸引用チューブ191を容器1の開口部19から容器1の内部に挿入する。そして、吸引用チューブ191の一端を、洗浄液が片寄って溜まっている空間182の部分に挿入し、吸引ポンプ193を駆動して、この洗浄液を排液受け部192へと吸引する。これにより、容器1の空間182から洗浄液が除去される。なお、吸引用チューブ191を容器1の内部に挿入する装置を、吸引機構190に設けておくことが好ましい。
その後、第1実施形態と同様に、ブロー用ノズル34により水切りを行い、このノズル34を乾燥用ノズル36に切り替えて、乾燥用ノズル36により乾燥を行うことで、一連の洗浄処理が終了する。したがって、本実施形態の洗浄装置30によれば、突出部181が内側に突出して洗浄液が溜まる構造の容器1であっても、噴射液(洗浄液)を死角なく容器1の内壁に当てることができる。これにより、容器1の清浄性をばらつかせることなく、一連の洗浄処理を自動的に且つ連続的に行うことができる。
なお、ブロー工程においても、傾けた容器1を回転させつつ圧縮エアを噴射するとよい。こうすることで、圧縮エアにより払い落とされる液滴が空間182に溜まるほど多かったとしても、圧縮エアを死角なく容器1の内壁に当てることができる。また、ブロー工程後にも、吸引機構190により空間182の洗浄液を吸引除去するようにしてもよい。
上記した本発明の洗浄装置30や洗浄方法により洗浄された容器1は、燃料電池システムを搭載した車両などに用いるのに好適である。また、車両以外の航空機や船舶など、容器1に貯留された流体を動力源として用いる輸送機関にも、本発明の容器1を好適に適用することができる。また、洗浄流体としてエアを用いた場合には、現像剤収納容器、その他の粉体を収納する粉体容器の内面に付着した残留物を好適に除去し得る。
第1実施形態に係る容器の構成を示す断面図である。 第1実施形態に係る容器の洗浄装置を模式的に示すシステム図である。 図2の一部の正面図であり、三つのノズルと容器との関係や、噴射指向性を説明する図である。 第2実施形態に係る容器の洗浄装置を模式的に示すシステム図である。 第3実施形態に係る容器の構成を示す断面図である。 第3実施形態に係る容器の洗浄装置を模式的に示すシステム図である。 第3実施形態に係る容器の洗浄装置で容器を洗浄した場合について、容器の突出部と洗浄液との関係を模式的に示す説明図である。 図7と同様の図であり、比較例の洗浄装置で容器を洗浄した場合について、容器の突出部と洗浄液との関係を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1:容器、3:口金、5:貯留空間(容器内部)、11:胴部、12:端壁部、19:開口部(容器口部)、30:洗浄装置、31:支持機構、32:洗浄用ノズル(噴射体)、33:洗浄機構、34:ブロー用ノズル(噴射体)、35:ブロー機構、36:乾燥用ノズル(噴射体)、37:乾燥機構、38:移動機構、39:回転機構、62:Y軸移動装置(移動装置)、63:X軸移動装置、82:ヒータ(調整装置)、124:ヒータ(調整装置)、150:ノズル、181:突出部

Claims (12)

  1. 容器の口部に設けられて容器の内部に突出する突出部を備えた容器を、洗浄するための容器の洗浄装置であって、
    前記口部が下側に開放された状態で且つ前記容器の軸線方向が鉛直方向から傾けられた状態で、前記容器を支持する支持装置と、
    前記支持装置に支持された前記容器をその軸線回りに回転させる回転装置と、
    前記口部から前記容器の内部に挿入され、前記回転装置に同期して前記容器の内部で洗浄液を噴射する噴射体と、を備え
    前記突出部が対向する容器の内壁部分が洗浄されるように、前記噴射体から噴射される洗浄液の一部を当該噴射体の挿入方向とは逆に噴射する、容器の洗浄装置。
  2. 前記支持装置に支持された前記容器に対し、前記噴射体を前記容器の軸線方向に沿って相対的に移動させる移動装置を、更に備えた請求項に記載の容器の洗浄装置。
  3. 前記容器の内壁から前記洗浄液を除去するための流体を噴射する洗浄流体除去用ノズルと、
    前記噴射体から前記洗浄流体除去用ノズルに切り替える切替え装置と、を備えた、請求項1又は2に記載の容器の洗浄装置。
  4. 前記切替え装置は、前記噴射体を前記容器の口部から外部に抜き出すと共に、その後で前記洗浄流体除去用ノズルを前記容器の口部から内部に挿入することにより、前記洗浄流体除去用ノズルに切り替える、請求項3に記載の容器の洗浄装置。
  5. 前記容器の内壁を乾燥させるための温風を噴射する乾燥用ノズルを更に備え、
    前記切替え装置は、前記噴射体から前記洗浄流体除去用ノズルに切り替えた後、当該洗浄流体除去用ノズルを前記乾燥用ノズルに切り替える、請求項3又は4に記載の容器の洗浄装置。
  6. 前記容器の内壁の材料特性に応じて、前記温風の温度を調整する調整装置を、更に備えた請求項5に記載の容器の洗浄装置。
  7. 前記容器の洗浄処理において、前記噴射体、前記容器の内壁から前記洗浄液を除去するための流体を噴射する洗浄流体除去用ノズル、および前記容器の内壁を乾燥させるための温風を噴射する乾燥用ノズルを順に切り替える切替え装置を、更に備えた請求項1又は2に記載の容器の洗浄装置。
  8. 前記容器の材料特性に応じて、前記洗浄液の温度を調整する調整装置を、更に備えた請求項1ないし7のいずれか一項に記載の容器の洗浄装置。
  9. 容器の口部に設けられて容器の内部に突出する突出部を備えた容器を、前記口部が下側に開放された傾き状態で当該容器の軸線回りに回転させる回転工程と、
    前記回転工程中に、前記容器の内部に挿入した噴射体から洗浄液を噴射する噴射工程と、を備え
    前記噴射工程は、前記突出部が対向する容器の内壁部分が洗浄されるように、前記噴射体から噴射される洗浄液の一部を当該噴射体の挿入方向とは逆に噴射することを含む、容器の洗浄方法。
  10. 前記噴射工程は、前記噴射体の噴射口の位置を前記軸線方向に沿って移動させながら行われる請求項に記載の容器の洗浄方法。
  11. 前記噴射工程後に、前記噴射体から、前記容器の内壁から前記洗浄液を除去するための流体を噴射する洗浄流体除去用ノズルに切り替える、請求項9又は10に記載の容器の洗浄方法。
  12. 請求項ないし11のいずれか一項に記載の容器の洗浄方法を用いて洗浄されたタンク。
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