JP4554381B2 - ビルドアップ型多層回路基板の製造方法 - Google Patents

ビルドアップ型多層回路基板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ビルドアップ型多層回路基板の製造方法に係わり、特に可撓性ケーブル部を有するビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造方法に関する。
近年、電子機器の小型化および高機能化は益々促進されてきており、そのために回路基板に対する高密度化の要求が高まってきている。そこで、回路基板を片面から両面や三層以上の多層回路基板とすることにより、回路基板の高密度化を図っている。
この一環として、各種電子部品を実装する多層回路基板や硬質回路基板の間を、コネクタ等を介して接続する別体のフレキシブル回路基板や、フレキシブルフラットケーブルを一体化した可撓性ケーブル部を有する多層フレキシブル回路基板が、携帯電話などの小型電子機器を中心に広く普及している。
多層フレキシブル回路基板の代表的な構造は、両面又は片面のフレキシブル回路基板を内層とし、それに外層となるフレキシブル又は硬質のベース回路基板を積層し、メッキなどによるスルーホール接続を施して4〜8層程度の多層フレキシブル回路基板とするものである。
また、高密度実装を実現するため、多層フレキシブル回路基板をコア基板として、1〜2層程度のビルドアップ層を両面又は片面に有するビルドアップ型多層フレキシブル回路基板も実用化されてきている。
図10ないし図19は、従来の2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造方法を示す断面工程図である。
先ず、図10(1)に示すように、ポリイミド等の可撓性絶縁ベース材71の両面に銅箔等の導電層72,73を有する、いわゆる両面銅張積層板74を用意する。次に、図10(2)に示すように、この両面型銅張積層板74の銅箔層72,73に対し、通常のフォトファブリケーションによるエッチング手法を用いて、ケーブル等の回路パターン75を形成し、内層回路76とする。次いで、図10(3)に示すように、ケーブル等の回路パターン75に対し、接着剤78によってポリイミドフィルム77を貼り合わせることでカバー79を形成し、ケーブル部80を形成する。
続いて、図10(4)に示すように、絶縁ベース材81の片面に銅箔等の導電層82を有する、いわゆる片面銅張積層板83、およびこれを金型等により所望の形状に打ち抜き加工した図10(3)のケーブル部40に貼り合わせるための接着剤84を用意する。このときの導電層82の厚みとしては、50μm以下で特に35μm以下が好ましい。この後、図10(5)に示すように、片面銅張積層板83と接着剤84とを貼り合わせ、これを金型等により所望の形状に打ち抜き加工する。
次に、図11(6)に示すように、図10(3)のケーブル部80に接着剤84を介して図10(5)の打ち抜き加工した片面銅張積層板85を積層する。次いで、図11(7)に示すように、NCドリル等で導通用孔86を形成する。このとき、内層のカバー79のポリイミドフィルム77および接着剤78がドリル加工時に熱ダレを起こし、内層回路76の銅箔層72,73へのスルーホールめっき付き周りが悪化するため、デスミア処理を行う。
続いて、図12(8)に示すように、導通用孔86に無電解めっきあるいは導電化処理等を施した後、電気めっきでスルーホール87を形成する。このときのスルーホール87のめっき厚みは、30〜50μm程度が、信頼性を確保する上では好ましいとされる。この後、図12(9)に示すように、スルーホール面に対し、通常のフォトファブリケーションによるエッチング手法を用いて、回路パターン88を形成し、2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板のケーブル部を有する内層コア基板89を得る。
次に、図13(10)に示すように、特許文献3,4に記載されている銅箔90(例えば厚さ100μm)/ニッケル箔91(例えば厚さ1μm)/銅箔92(例えば厚さ10μm)の3層構造を有する金属基材93を用意する。このときのニッケル箔91は、銅エッチングの際のエッチングストッパであり、ニッケル箔に限定するものではない。
次いで、図13(11)に示すように、この金属基材93の両面の銅箔層90および92に対し、通常のフォトファブリケーションによるエッチング手法を用いて、コニーデ状(截頭円錐台形)の導電性突起を形成するためのレジスト層94を形成する。
続いて、図13(12)に示すように、レジスト層94を用いて、金属基材93の両面の銅箔層90および92に対し、通常のフォトファブリケーションによるエッチング手法を用いて、コニーデ状の導電性突起95を形成する。このときのエッチング液としては、特許文献4に記載の選択性を有するエッチング液を用いる。
この後、図13(13)に示すように、レジスト層94を剥離し、銅箔層92上にコニーデ状の導電性突起95を有する金属基材96を得る。次に、図13(14)に示すように、ローフロータイプのプリプレグやボンディングシート等の流れ出しの少ない接着性絶縁樹脂97を金型等で打ち抜き加工し、打ち抜き加工された接着性絶縁樹脂97を形成する。
次いで、図14(15)に示すように、金属基材96に対し接着性絶縁樹脂97をラミネートにより接着性を発現しない温度で熱圧着した。その他の接着性絶縁樹脂97の形成手法としては、キャスト、コーティング等も適用可能で、絶縁樹脂の種類、形態(ワニス、フィルム)によって最適な手法を選択する。さらに、金属基材96上の導電性突起95の頂部98をCMP、機械研磨等により露出させ、回路基材99を得る。
続いて、図14(16)に示すように、回路基材99を金型等で打ち抜き加工し、打ち抜き加工された回路基材100を形成する。この後、図14(17)に示すように、打ち抜き加工された回路基材100を、図12(9)までの工程で得た回路基材89に積層する。
次に、図15(18)に示すように、積層した回路基材100に対し、通常のフォトファブリケーションによるエッチング手法を用いて、回路パターン101を形成する。このときのエッチング液としては、特許文献4に記載の選択性を有するエッチング液を用いる。
次いで、図15(19)に示すように、ローフロータイプのプリプレグやボンディングシート等の、流れ出しの少ない樹脂接着性絶縁樹脂102の片面に銅箔等の導電層103を設けた、いわゆる片面銅張積層板104を用意する。続いて、図15(20)に示すように、片面銅張積層板104を金型等で打ち抜き加工する。この後、図16(21)に示すように、図15(18)で得た、内層回路基材89に回路基材100を積層したものに、打ち抜き加工した片面銅張積層板105を積層する。
次に、図17(22)に示すように、レーザ等で導通用孔106を形成する。次いで、図18(23)に示すように、導通用孔106に無電解めっきあるいは導電化処理等を施した後、電気めっきでビアホール107を形成する。
続いて、図19(24)に示すように、めっき金属層面を含む最外導電層に対し、通常のフォトファブリケーションによるエッチング手法を用いて、回路パターン108を形成する。
この後、必要に応じて基板表面にフォトソルダーレジスト層の形成、半田めっき、ニッケルめっき、金めっき等の表面処理を施し、外形加工を行うことで2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板109を得る。
しかしながら、特許文献1等に記載されているような多層フレキシブルコア基板に2層以上のビルドアップを行う場合、ケーブル部等の柔らかい構成材料がコア基板の平坦性を損なうことから、2層目(2段目)のビルドアップが困難である。
そこで、特許文献2等に記載の導電性突起による1段目のビルドアップ層をコア基板に積層して平坦性を確保した上で、さらに2段目のビルドアップを行う手法が提案されている。しかしながら、この手法を用いて、2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板を作製するには、逐次積層を繰り返すため、層数が増すにつれて工程が煩雑になり、歩留まりが低下する問題がある。
また、特許文献3,4に記載されているように、多層フレキシブル回路基板へビルドアップする際には、ケーブル部が露出する窓開き部があるため、ビルドアップ層の層間絶縁樹脂または接着剤のケーブル部等への流れ出しも問題となる。
層間絶縁樹脂または接着剤のケーブル部等への流れ出しについては、近年、特許文献5,6に記載されているようなローフロータイプやノーフロータイプのプリプレグやボンディングシートといった、流れ出しの対策を講じた樹脂が材料メーカーから上市され始めてはいる。
しかしながら、これらの樹脂は、一般のプリプレグに比較すると高価であることや樹脂の流動性を制御しなければならないことから、樹脂設計の自由度が少なく、硬化後の樹脂のTgが低くなり、基板の耐熱性が悪化することや、熱膨張が大きくなることに起因して層間接続の信頼性も悪化する。
当然、回路充填性も悪化してしまうため、コア基板や1段目のビルドアップ層の表層回路パターンの残銅率を高めに設計する必要があり、回路パターンの設計自由度が低くなるという欠点もあり、問題の解決には至らない。その他、ビルドアップ時のプレス条件等を調整することで、流れ出をある程度は抑制できることも知られているが、上述の層間接続の信頼性や回路充填性等の特性を同時に満足させることは困難であり、やはり問題の解決には至らない。
特許文献7では、給電用ピンを通すための貫通孔や留まり孔、半田付けによる部品を実装するためのキャビティーへの接着剤の流れ出しを防止するために、接着性層間絶縁樹脂として熱硬化型の樹脂を用い、積層プレス前に予め、開口の周囲をレーザやホットナイフ、加熱した治具等で熱硬化させたり、基板上にレジストで壁を形成する方法が記載されている。しかしながら、この方法は、煩雑な工程および治具等が必要で生産性に問題がある。
特許文献8では、多層回路基板の内層に、接着性層間絶縁樹脂の流出防止、エアボイドの発生防止を目的とした大小の円状のダムを設ける手法が記載されている。しかしながら、この方法ではケーブル部にはカバーがあるため、ケーブル部をリジット基板から引き出す箇所の端面には適用できない。
特許文献9では、樹脂流れ出しを防止するための壁状構造をスクリーン印刷等により形成することにより、樹脂流れ出しを防止することが記載されている。しかし、これは煩雑な工程が必要でビルドアップの段数が増え、かつ工数も増えていくため、生産性に問題が残る。
特許第2631287号公報 特許第3427011号公報 特開2002−141629号公報 特開2003−129259号公報 特開2004−247761号公報 特開2004−200260号公報 特開2002−141664号公報 特開平9−293969号公報 特開2001−185854号公報
これらのことから、2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板のビルドアップ層にローフロータイプやノーフロータイプ等の特殊な層間絶縁樹脂を用いたり、流れ出しを抑制するようなプレス条件を適用したりすることなく、多層フレキシブル回路基板を安価かつ安定的に製造する方法が望まれている。
本発明は、上述の点を考慮してなされたもので、2段以上の段数のビルドアップ層における層間絶縁樹脂の流れ出しを確実に防ぐことができ、従来工法よりも生産性の高いビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、本発明では、
ケーブル部を含む内層コア基板に対して2段以上の段数の外層回路基板を積層して多層フレキシブル回路基板を製造する方法であって、前記外層回路基板の1段目のビルドアップ部に設けられた導電性突起によって前記外層回路基板を前記内層コア基板に対し接続する、ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造方法において、
前記1段目のビルドアップ部の導電箔に外層回路パターンを形成し、
2段目のビルドアップ部を積層することにより前記外層回路パターンを前記2段目のビルドアップ部を積層するための樹脂で充填し、
前記1段目のビルドアップ部における前記内層コア基板との接続面の銅箔に前記導電性突起を形成し、
前記1段目のビルドアップ部における前記導電性突起が形成された銅箔上に、前記接着性層間絶縁樹脂の流出を防止する壁状構造体を、前記導電性突起と同時にフォトファブリケーション法により形成し、
予め不要部を除去した接着性層間絶縁樹脂を位置合わせして前記壁状構造体の有る面に仮付けした仮付け体を形成し、
前記仮付け体を前記内層コア基板に積層し、
介挿材としての接着性層間絶縁樹脂を貫通するように、前記導電性突起を用いて前記外層回路基板を前記内層コア基板に接続し、
前記内層コア基板における前記ケーブル部を露出させる上で不要な部分を打抜きにより一括除去する、
ことを特徴とする。
本発明は上述のように、外層回路パターンを形成した1段目のビルドアップ部に2段目のビルドアップ部を積層してその積層用樹脂によって外層回路パターンを充填し、次いで1段目の内層コア基板との接続面の銅箔に導電性突起を形成し、この導電性突起が接着性層間絶縁樹脂を貫通するように内層コア基板に積層するようにしたため、ローフロータイプの樹脂や特殊なプレス条件等を用いることなく、2段以上の段数のビルドアップ層の流れ出しを確実に防ぐことができる。
以下、図示の実施形態を参照しながら本発明を詳細に説明する。
[実施形態1]
図1ないし図9は、本発明の実施形態を示す断面工程図である。
まず、図1(1)に示すように、ポリイミド等の可撓性絶縁ベース材1の両面に銅箔等の導電層2,3を有する、いわゆる両面銅張積層板4を用意する。次に、図1(2)に示すように、この両面型銅張積層板4の銅箔層2,3に対し、通常のフォトファブリケーションによるエッチング手法を用いて、ケーブル等の回路パターン5を形成し、内層回路6とする。
次いで、図1(3)に示すように、ケーブル等の回路パターン5にポリイミドフィルム7を接着剤8を介して貼り合わせることによりカバー9を形成し、ケーブル部10を形成する。続いて、図1(4)に示すように、絶縁ベース材11の片面に銅箔等の導電層12を有する、いわゆる片面銅張積層板13およびこれを金型等により所望の形状に打ち抜き加工した図1(3)のケーブル部10に貼り合わせるための接着剤14を用意する。このときの導電層12の厚みは50μm以下で、特に35μm以下が好ましい。
この後、図1(5)に示すように、片面銅張積層板13と接着剤14とを貼り合わせ、これを金型等により所望の形状に打ち抜き加工する。
次に、図2(6)に示すように、図1(3)のケーブル部10に接着剤14を介して図1(5)の打ち抜き加工した片面銅張積層板15を積層する。次いで、図2(7)に示すように、NCドリル等で導通用孔16を形成する。このとき、内層のカバー9のポリイミドフィルム7および接着剤8がドリル加工時に熱ダレを起こし、内層回路6の銅箔層2,3へのスルーホールめっき付き周りが悪化するため、デスミア処理を行う。
続いて、図3(8)に示すように、導通用孔16に無電解めっき、あるいは導電化処理等を施した後、電気めっきでスルーホール17を形成する。このときのスルーホール17のめっき厚みは、30〜50μm程度が信頼性を確保する上では好ましいとされる。
この後、図3(9)に示すように、スルーホール面に対し、通常のフォトファブリケーションによるエッチング手法を用いて回路パターン18を形成し、2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板のケーブル部を有する内層コア基板19を得る。
次に、図3(10)に示すように、特許文献3,4に記載されている銅箔20(例えば厚さ100μm)/ニッケル箔21(例えば厚さ1μm)/銅箔22(例えば厚さ10μm)の3層構造を有する金属基材23を用意する。このときのニッケル箔21は、銅エッチングの際のエッチングストッパであればよく、ニッケル箔に限定するものではない。
次いで、図4(11)に示すように、この金属基材23の銅箔層22に対し、通常のフォトファブリケーションによるエッチング手法を用いて、回路パターンを形成するためのレジスト層24を形成する。
続いて、図4(12)に示すように、フォトファブリケーションによるエッチング手法を用いて、回路パターン25を形成する。このときのエッチング液としては、特許文献4に記載の選択性を有するエッチング液を用いる。
この後、図4(13)に示すように、レジスト層24を剥離し、回路パターン25を有する基材26を得る。次に、図4(14)に示すように、Bステージ状態のプリプレグ等の熱硬化性接着性絶縁樹脂27の片面に銅箔等の導電層28を有する、いわゆる片面銅張積層板(RCC)29を用意する。
次いで、図4(15)に示すように、回路パターン25を有する基材26に片面銅張積層板(RCC)29を熱圧着し、完全に熱硬化させる。このときに、回路パターン25は接着性絶縁樹脂27によって完全に充填される。
続いて、図5(16)に示すように、片面銅張積層板(RCC)29を熱圧着した基材26の銅箔層20に対し、通常のフォトファブリケーションによるエッチング手法を用いて、コニーデ状の導電性突起および層間絶縁樹脂のケーブル部等への流れ出しを防ぐ壁状の構造体としての導電性突起を形成するためのレジスト層30を形成する。
この後、図5(17)に示すように、レジスト層30を用い、通常のフォトファブリケーションによるエッチング手法を用いて、コニーデ状の導電性突起31および壁状の構造体としての導電性突起32を形成する。エッチング液としては、特許文献4に記載の選択性を有するエッチング液、すなわち酸性エッチング液としては例えば塩化第二銅、アルカリ性エッチング液としては例えば水酸化アンモニウム液を用いる。
この壁状の導電性突起32の存在により、良品のみを選択してビルドアップすることや予め作製した良品の2段以上のビルドアップ部を良品の内層コア基板を選択して積層できる。
また、壁状の構造体を前記導電性突起と同時にフォトファブリケーション法により形成するため、ビルドアップ部と内層コア基板を別工程で製造でき、2段以上の段数のビルドアップ型多層フレキシブル回路基板を生産性よく安価で安定的に提供することができる。
次に、図5(18)に示すように、レジスト層30を剥離し、ニッケル箔21を特許文献4に記載の選択性を有するエッチング液を用いて除去する。ここまでの工程で、導電性突起が立設する基材33を得る。次いで、図5(19)に示すように、熱硬化前の接着性を発現していない、いわゆるBステージ状態のプリプレグ等の接着性絶縁樹脂34を型抜きしたものを用意する。
続いて、図6(20)に示すように、導電性突起が立設する基材33に対し、接着性絶縁樹脂層34を、ラミネートにより接着性絶縁樹脂層34が接着性を発現しない温度で、熱圧着した。その他の接着性絶縁樹脂層34の形成手法としては、キャスト、コーティング等も適用可能で、絶縁樹脂の種類、形態(ワニス、フィルム)によって最適な手法を選択する。さらに、導電性突起が立設する基材33上の導電性突起31および壁状の導電性突起32の頂部35をCMP、機械研磨等により露出させ、回路基材36を得る。なお、熱硬化性接着性絶縁樹脂27の替わりに、接着性絶縁樹脂34を積層する際の温度では流れ出さない熱可塑性の接着性絶縁樹脂を用いてもよい。
この後、図6(21)に示すように、回路基材36を壁状の導電性突起32より内側で型抜きする。次に、図6(22)に示すように、型抜きした回路基材37を図3(9)までの工程で得たケーブル部を有する内層コア基板19に積層する。次いで、図7(23)に示すように、レーザ等で導通用孔38を形成する。
続いて、図8(24)に示すように、導通用孔38に無電解めっきあるいは導電化処理等を施した後、電気めっきでビアホール39を形成する。
この後、図9(25)に示すように、めっき金属層面を含む最外導電層に対し、通常のフォトファブリケーションによるエッチング手法を用いて、回路パターン40を形成する。この後、必要に応じて基板表面にフォトソルダーレジスト層の形成、半田めっき、ニッケルめっき、金めっき等の表面処理を施し、外形加工を行うことで、2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板41を得る。
本発明の実施形態における製造工程を示す概念的断面構成図。 本発明の実施形態における製造工程を示す概念的断面構成図。 本発明の実施形態における製造工程を示す概念的断面構成図。 本発明の実施形態における製造工程を示す概念的断面構成図。 本発明の実施形態における製造工程を示す概念的断面構成図。 本発明の実施形態における製造工程を示す概念的断面構成図。 本発明の実施形態における製造工程を示す概念的断面構成図。 本発明の実施形態における製造工程を示す概念的断面構成図。 本発明の実施形態における製造工程を示す概念的断面構成図。 従来の手法による2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造工程を示す、概念的断面構成図。 従来の手法による2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造工程を示す、概念的断面構成図。 従来の手法による2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造工程を示す、概念的断面構成図。 従来の手法による2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造工程を示す、概念的断面構成図。 従来の手法による2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造工程を示す、概念的断面構成図。 従来の手法による2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造工程を示す、概念的断面構成図。 従来の手法による2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造工程を示す、概念的断面構成図。 従来の手法による2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造工程を示す、概念的断面構成図。 従来の手法による2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造工程を示す、概念的断面構成図。 従来の手法による2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造工程を示す、概念的断面構成図。
符号の説明
1 可撓性絶縁ベース材
2 銅箔層
3 銅箔層
4 両面銅張積層板
5 回路パターン
6 内層回路
7 ポリイミドフィルム
8 接着剤
9 カバー
10 ケーブル部
11 可撓性絶縁ベース材
12 銅箔層
13 片面銅張積層板
14 接着剤
15 型抜きされた片面銅張積層板
16 導通用孔
17 スルーホール
18 回路パターン
19 内層コア基板
20 銅箔
21 ニッケル箔
22 銅箔
23 金属基材
24 レジスト層
25 回路パターン
26 回路パターンを有する基材
27 熱硬化性接着性絶縁樹脂
28 導電層
29 片面銅張り積層板
30 レジスト層
31 コニーデ状の導電性突起
32 壁状の導電性突起
33 導電性突起が立設する基材
34 接着性絶縁樹脂
35 導電性突起の頂部
36 回路基材
37 型抜きした回路基材
38 導通用孔
39 ビアホール
40 回路パターン
41 2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板
71 可撓性絶縁ベース材
72 銅箔層
73 銅箔層
74 両面銅張積層板
75 回路パターン
76 内層回路
77 ポリイミドフィルム
78 接着剤
79 カバー
80 ケーブル部
81 可撓性絶縁ベース材
82 銅箔層
83 片面銅張積層板
84 接着剤
85 型抜きされた片面銅張積層板
86 導通用孔
87 スルーホール
88 回路パターン
89 内層コア基板
90 銅箔
91 ニッケル箔
92 銅箔
93 金属基材
94 レジスト層
95 コニーデ状の導電性突起
96 金属基材
97 接着性絶縁樹脂
98 導電性突起の頂部
99 回路基材
100 打ち抜き加工された回路基材
101 回路パターン
102 接着性絶縁樹脂
103 導電層
104 片面銅張り積層板
105 打ち抜き加工された片面銅張り積層板
106 導通用孔
107 ビアホール
108 回路パターン
109 従来工法による2段ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板

Claims (1)

  1. ケーブル部を含む内層コア基板に対して2段以上の段数の外層回路基板を積層して多層フレキシブル回路基板を製造する方法であって、前記外層回路基板の1段目のビルドアップ部に設けられた導電性突起によって前記外層回路基板を前記内層コア基板に対し接続する、ビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造方法において、
    前記1段目のビルドアップ部の導電箔に外層回路パターンを形成し、
    2段目のビルドアップ部を積層することにより前記外層回路パターンを前記2段目のビルドアップ部を積層するための樹脂で充填し、
    前記1段目のビルドアップ部における前記内層コア基板との接続面の銅箔に前記導電性突起を形成し、
    前記1段目のビルドアップ部における前記導電性突起が形成された銅箔上に、前記接着性層間絶縁樹脂の流出を防止する壁状構造体を、前記導電性突起と同時にフォトファブリケーション法により形成し、
    予め不要部を除去した接着性層間絶縁樹脂を位置合わせして前記壁状構造体の有る面に仮付けした仮付け体を形成し、
    前記仮付け体を前記内層コア基板に積層し、
    介挿材としての接着性層間絶縁樹脂を貫通するように、前記導電性突起を用いて前記外層回路基板を前記内層コア基板に接続し、
    前記内層コア基板における前記ケーブル部を露出させる上で不要な部分を打抜きにより一括除去する
    ことを特徴とするビルドアップ型多層フレキシブル回路基板の製造方法。
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