JP4552678B2 - 景品取得遊戯装置 - Google Patents
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Description
こうした非接触式のタグとして無線周波数を識別するRFID(Radio Frequency Identification)や磁気タグなどがあげられる。
こうしたタグを景品取得遊戯装置の景品の管理に用いたものとして、ケース内に複数種の景品が収容され、遊戯者がケース外部から操作して好みの景品を選択し、該選択した景品を取出口に排出するゲーム機の景品管理システムであって、前記各景品に、該各景品の種類を特定する非接触で検出可能な被検出部を紐で取り付け、前記景品の取出口に至る経路に、前記景品を通過させるシュート部を設け、前記シュート部に、該シュート部を通過する前記景品の被検出部を非接触で読み取る読取部を設け、該読取部で読み取られた結果に基づいて前記ケース内の景品を管理するゲーム機の景品管理システムが提案されている(例えば特許文献2参照。)。
さらに、荷物仕分け用にコンベアライン上にデータ識別装置を備え、コンベア上に識別データを記録したタグを付けて、この荷物と一体のタグがデータ識別装置に導かれた際に、データ識別装置にX、Y、Z方向の3軸方向に設け、このうちタグと通信していないアンテナをオープンにするデータ識別装置用アンテナが開示されている(例えば特許文献4参照。)。
実際に景品に非接触式の読取部を内蔵あるいは景品のタグとして取り付け、景品取得遊戯装置の落下通路に読取装置を設けて読み取りを行わせると、確実には読み取りができないのである。
なぜならば、読取部には、RFIDを例に取ると、送受信用のアンテナとなるコイルが必要であり、このコイルには指向性があるので、読取装置との相対的な位置関係が必要であるからである。
景品取得遊戯装置では景品把持部に把持された景品の姿勢はさまざまであり、この把持部が景品を把持したまま、景品落下口の真上で景品を落下させた場合では、景品の落下姿勢は様々であり、その景品に設けた読取部のアンテナコイルの向きが必ずしも読取装置の読取可能方向と一致しないからである。
そこで、本願では景品取得時に景品取得遊戯装置に入れられた景品一つ一つの読取部の情報を確実に読み取れる景品管理システムを提供することにある。
これにより読み取り方向に指向性のある非接触の読取部を有する景品が景品取得時に確実に読み取ることができるのである。
これにより読み取り方向に指向性のある非接触の読取部を有する景品を景品取得時にプレイヤーから見える中床に保持して確実に読み取ることができるのである。
これにより読み取り方向に指向性のある非接触の読取部を有する景品を景品取得時に中床に保持して回転することで、確実に非接触の読み取り手段で検出できるとともに、景品の全周が回転して観察できたのちに景品を落下させるのである。
これにより読み取り方向に指向性のある非接触の読取部を有する景品を景品受部にて回転することで取得した景品をいろんな方向から観察できるとともに、確実に非接触の読み取り手段で検出できた後に景品を景品落下口に落下させるのである。
これにより読み取り方向に指向性のある非接触の読取部を有する景品を取得後に景品投入部で景品の向きを変更させることで、取得した景品をいろんな方向から観察できるとともに、確実に非接触の読み取り手段で検出できるのである。
さらに景品を回転させる場合では読み取りに必要な通信時間(TAT:Turn Around Time)を配慮した回転速度としてあり、その速度は取得した景品を回転させていろんな方向から見るのに都合よく、プレイヤーに景品取得の達成感を与えるのである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、実施形態では情報を記憶し非接触で情報の読み出しが可能なRFIDタグを有する縫いぐるみや玩具、カップ等の景品(プライズ)を想定して説明する。
ここで用いるRFIDにはコストとの関係から電源がないパッシブ・タグである。勿論、電池を内蔵したアクティブ・タグでもよい。以下は、パッシブ・タグを念頭に発明を記載している。
景品投入部4は、収納部2の床部2eに角筒状に立設されており、景品投入部4には底部2eと同一面に中床4aが設けてあり、中床4aは後縁にヒンジ4bが設けられており、ヒンジ4bを回転軸にして図示しない開閉機構により景品落下口へ開かれる。
中床4aの中央、角筒の背面中央、側面中央にはそれぞれRFIDタグ読み取り用のループ状のアンテナR1、R2、R3が設けてあり、中床のアンテナR1は上下方向、背面中央のアンテナR2は前後方向、側面中央のアンテナR3は左右方向に電磁波の指向性がある。図6(A)の上方に景品投入部4を示し、アンテナR1、R2、R3の位置を示している。この場合、収納部2に収納される他の景品の検出を避けるためには、アンテナR3は他の景品から離すことが望ましく、アンテナR2は景品投入部の手前面の方が、他の景品を検出することがない。同様の理由からアンテナR3は外側にあるほうがよい。
これらにより、景品取得ゲーム装置は、正面からみて左右に分かれており、2人のプレイヤーが左右それぞれ独立して操作することができる。
同様にX方向機構8の両端近傍にはY方向機構の移動範囲を定めるリミットスイッチ8a、8bが設けられ、Y方向機構9がX方向機構の端まで移動してくるとリミットスイッチ9a、9bがそれぞれ検出し、X方向機構の移動を停止する。第2のボタンスイッチ13bが押されていると、Y方向機構9は景品取得ゲーム装置の筐体の中央寄りに移動し続けるが、リミットスイッチ8aが検出すると、その場でY方向機構9は移動を停止する。
これにより、各アンテナR1、R2、R3はアンテンコントローラ30にて相互干渉がおこらないように時分割で作動しており、景品投入部にある景品の情報を読み取ることができる。読み取られたID情報から景品の情報を管理システムに入力することで、景品の種類と、出力数の管理をすることができる。
基台1の正面下方には、店舗の管理者が開閉できる開閉扉16けられ、管理者が景品取得ゲーム装置100の各種設定を行うことができるようになっている。
店舗の管理者が各種設定を行うことで、基台1内部に設けられた制御回路50が、その設定に基づいて景品取得ゲーム装置100を制御する。
また管理者が予め、RFID景品の数や、種類等を入力しておくことで、機械が一つずつ景品を払い出す際に減算することで、残りの景品の数や種類の把握も可能である。
本実施例では景品収納部40は、扉40aを有し景品投入部4の後方の多少上方位置にあり、略方形体の景品受部40が手前縁に設けたヒンジ40bにより手前側に傾くことができ、その際に手前側の面である扉40aが上辺40cを軸に開閉可能に取りつけてある。ここで景品投入部4は景品収納部2の床面4eに設けてある。
RFID読み取り用のアンテナが景品受部40の底面、側面、背面にそれぞれ図7(A)の上方に示した位置関係で景品受部40の3つの面に設けてある。
この一連の景品3の動きの中で、景品3に設けたRFID3aの位置が景品受部40の傾斜動作とともに変化し、景品受部40の各面に設けたRFIDの読み取りアンテナR1、R2、R3のいずれかが時分割で作動して、読み取ることが可能となるのである。この際に傾斜動作はRFID3aと各読み取りアンテナが十分に読み取りを行うに必要な時間に設定する。
景品投入部4は、収納部の床部2eに円筒が設けてあり、円筒の周りにはRFIDタグの読み取り用のアンテナR4が立設され、円筒の周囲をリング状に回動する回転機構31が円筒の外周部に設けてありモータ32にてゆっくりと回転駆動される。円筒内には収納部2の床部2eと同一面に中板4bが設けてあり、中床4bは後縁にヒンジ4aが設けてあり、手前下側に図示しない開閉機構により円筒の下側が開閉される。中床中央にはRFIDタグを読み取り用のアンテナR5が前記リング状の回転機構31に設けてあり、円筒の周りを回動する。
これにより、景品3が円筒内に落下すると、円筒の外周を回動するRFIDタグ読み取り用のアンテナR4(4分の1回転することで、左右方向から前後方向のアンテナの指向性を確保できる)が、水平方向に指向する電磁波を発する。更に中床に配したアンテナR5からは上下方向に指向性のある電磁波を発する。
アンテナR4及びR5からの電磁波は、円筒内に落下した景品が有するRFIDタグに対して、いずれかの方向に面したアンテナがRFIDのアンテナの指向性に相対し、RFIDタグに誘導起電力を発生させ、RFIDに内蔵されたIDの情報を読み取ることができる。
景品3の落下が検出されたなら、景品取得を祝う祝福サウンドをスピーカから鳴らし、プレイヤーを称えるのである。そして落下した景品のRFIDのID情報の読み取り後は中床4aを開閉機構により開き、景品3を景品落下口15に落下させる。プレイヤーは取出口15aを開いて落下した景品を手にする。
実施例3では景品投入部4に落下した景品3は制止したままでRFID読み取り用のアンテナR4が景品投入部4の周囲を回転していたが、ここでは固定してある。
本実施例では景品3が景品投入部4に落下したことを検出すると、お祝いサウンドをスピーカに出力して、景品投入部4の底にある中床の4bの回転板33がゆっくりと回転する。
円筒形の景品投入部4には底部に中床4bがヒンジ機構4aにより、下側に開閉自在に設けてある。通常は中床4bは景品投入部4の底面に接しており、景品投入口部の円筒底面より多少小さい回転板33が設けてあり、中床に設けたモータ32によりギアを介して祝福サウンドの音楽が鳴っている期間でゆっくりと一回転するようになっている。これにより景品投入部4に落下した景品3は回転板に載置された状態で、祝福サウンドに合わせ、360度回転し、プレイヤーからは景品3が回転してあらゆる水平方向が見ることができる。
従って景品3が回転板33の回転に伴い1周りする間に、景品のRFIDのアンテナ3aがどこにあってもアンテナからの電磁波が景品に対して広く作用することができる。
中床4bに配したアンテナR5Aは中心からずれた位置に設けてあるので、景品に設けたRFIDのアンテナ3aが縁側にあっても回転中に反応することができるのである。
水平方向には円筒の側面側に適切な高さに固定してあるアンテナR4により、回転板に載置された景品が1周する間に水平方向あらゆる角度から電磁波を発することができ、景品に設けたRFIDのアンテナ3aが水平方向にある場合に有効に作用し、ID情報を読み取ることができる。
景品投入部4の円筒の側面に対し、水平方向に指向性のあるアンテナR4が、収納部の床面2eに上下に昇降可能に設けてあり、中床の回転板33の回転に際して、図示しない上下に昇降する機構が基台の下側に設けてある。景品3が景品投入部4に落下したことを検出した場合に、祝福サウンドの演奏期間、回転板33の回転と連動してアンテナR4が上下に動くにように制御されている。この場合にアンテン部R4には噴水や花火の打ち上げ等をイメージする絵Pを付してある。絵Pは昇降動作させることが祝福に違和感がないギミック等が望ましい。アンテナR4の昇降動作は回転板33の半回転を1サイクルに上下に昇降させる。これにより、水平方向に指向したアンテナR4の位置が景品のRFIDのアンテナの高さ位置が下側や上側に位置していても回転板33の半回転で上から下へ次の半回転で下から上に移動するので、景品の水平方向に向いているRFIDのアンテナに電磁波を作用させて、確実にID情報を読み取ることができる。
これは景品に設けたRFID読み取り用のアンテナR6が一つあればよい。例えば収納部の床部2eや立設した位置でもよい。
景品投入部4の後方にコップ状の透明な景品受部41を回転する回転機構45が設けてある。
回転機構45は景品受部41の外側に立設した立設部45a上端に回転軸46を有し、該回転軸46にはL字の支持部45bの上端外側が回転軸46に軸支されており、該L字の支持部45bは前記回転軸46を中心に回動制御される。さらにL字の支持部45bの底端上側には回転軸47を有しており、該回転軸47は円筒形の景品受部部41の底の中心を回転自在に回転させる回転機構を有している。
景品は、図示しない景品把持部が景品を取得して景品を取得すると景品投入部4の後方に位置している景品受部41に落下させる。景品受部41では景品が落下するとそれを図示しない景品センサーが感知する。すると、祝福サウンドが出力される共に、景品受部41をその場で回転させる(図12(A)参照)。床面に配したRFID読み取り用のアンテナR6からの電磁波が上下方向に指向性を有しているので、落下した景品に設けたRFIDのアンテナの指向性が上下方向である場合には、この回転の際にID情報を出力することができる。
この2段階の状態での回転により、いずれかの状態での景品のRFIDがアンテナからの作用を受けて作動してID情報を出力するのである。
景品受部41が横になって一回転した後は、立設部の回動軸46がさらに上側に回転して景品受部41の開口を景品投入部4側に傾けて内部の景品3を該景品投入部4に落下させる(図12(C)参照)。この一連の動きは祝福サウンドの楽曲の終了とともに終了する。
これは景品投入部4から開口部の半分ほどずれた位置の上側に景品受入口43設けてあり、景品把持部で取得した景品はこの景品受入口43に落下される。景品受入口43の下側には円筒形で側面が円筒の4分の1から3分の1ほど切り欠かれ円筒48が水平方向に回転可能に設けてある。該円筒48は回転可能な形状の外壁49内で回転する。
この動作により景品3は円筒48と共に回転して、RFIDの読み取りアンテナR7、R8が景品のRFIDに作用して、IDを読み取ることができる。
そして、円筒44の回動を繰り返し、景品3のRFIDが読み取りが出来た場合には円筒の切り欠け部44aを景品落下口4に開き、祝福サウンドを最大限に祝福する楽曲にして景品3を景品投入部4に落下させ、連なる景品落下口の景品取出口15aを開き景品を入手することができる。
あるいは、景品落下センサーが景品の落下を検出した後に、RFIDを読み取るに要する所定の時間後にロックを解除してもよい。こうすることにより、RFIDを有さない景品が落下しても、プレイヤーはごく普通に景品を手に入れることができる。
あるいはチェーン展開をしている会社では、各店舗からの売上情報を通信回線を用いて総合的に管理することで、人気景品の払出情報が管理できるので、人気景品の注文や、地域毎の人気景品の片寄りが把握できれば、他で人気のない景品を人気のある地域の店舗に回すことで、売上増進に役立てることができるのである。
尚、上記の各実施例では電磁誘導方式のアンテナについて述べたが、本願発明はアンテナは電磁誘導方式に限らず、電磁結合方式、マイクロ波方式のポール状のアンテナにも適用できる。また使用する電磁波の周波数体は現在、様々な周波数帯が提唱されているが、現在の主流は13.56MHz帯であるが、これに限定することなくUHF帯等、高い周波数でも本願の解決すべき条件が満たせるものならいずれでもよい。
1 基台
2 収容部
3 景品
3a RFID
4 景品投入部
5 景品取得部
6 Z方向機構
7 把持部
8 X方向機構
9 Y方向機構
10 景品取得部用基台
11 下降用ワイヤー
12 操作卓
13 ボタンスイッチ
14 コイン投入口
15 景品落下口
16 開閉蓋
17 タイマー表示部
18 プレイ料金表示部
19 レイ回数表示部
20 制御回路
21 ディプススイッチ
22 液晶表示回路
23 液晶表示板
30 アンテナコントローラ
31 床モータ
32 回転モータ
33 回転板
40 景品受部
45 回転機構
50 制御回路
51 各種設定メモリ
52 プログラムメモリ
53 RAM
54 入力インターフェイス
55 LED表示回路
56 サウンド回路
57 駆動制御回路
58 実行回路
R1〜R8 RFID用の読み取りアンテナ
Claims (2)
- 筐体の外側に設けた操作部を操作し、筐体内の景品取得部を移動させ、筐体の内部に収納された景品を取得する景品取得遊戯装置において、
読取方向に指向性のある非接触のIDタグを有する景品を取得して投入する景品投入部を有し、
前記景品投入部に投入された前記IDタグを有する景品に対し、一方向に指向する電磁波を発生させる読取手段を三次元の各方向に位置させるに際し、
前記景品投入部に投入された前記IDタグを有する景品を回転させて向きを変更する前記景品投入部に設けた回転手段と、
前記回転手段の回転軸方向に指向する電磁波を発生する第1の読取手段と、
前記回転手段の側面方向に指向する電磁波を発生する第2の読取手段と、を有し
前記回転手段が回転することにより、前記景品投入部に投入された前記IDタグを有する景品に対し三次元の各方向のそれぞれに指向した電磁波を発生して前記IDタグを有する景品のIDを読み取る、
ことを特徴とする景品取得遊戯装置。 - 筐体の外側に設けた操作部を操作し、筐体内の景品取得部を移動させ、筐体の内部に収納された景品を取得する景品取得遊戯装置において、
読取方向に指向性のある非接触のIDタグを有する景品を落下させる景品投入部と、
前記景品投入部に開閉可能に設けた中床と、を有し、
前記中床上に落下した前記IDタグを有する景品に対し、一方向に指向する電磁波を発生させる読取手段を三次元の各方向に位置させるに際し、
前記中床を回転させる回転機構と、
前記景品投入部の側面方向に指向する電磁波を発生する第1の読取部と
前記中床の回転軸方向に指向する電磁波を発生する第2の読取部と、を有し、
前記中床が回転することにより、該中床上の前記IDタグを有する景品に対し三次元の各方向のそれぞれに指向した電磁波を発生して前記IDタグを有する景品のIDを読み取る、
ことを特徴とする景品取得遊戯装置。
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