JP4552004B2 - 咬合確認装置 - Google Patents
咬合確認装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4552004B2 JP4552004B2 JP2004539558A JP2004539558A JP4552004B2 JP 4552004 B2 JP4552004 B2 JP 4552004B2 JP 2004539558 A JP2004539558 A JP 2004539558A JP 2004539558 A JP2004539558 A JP 2004539558A JP 4552004 B2 JP4552004 B2 JP 4552004B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- model
- joint
- joint head
- glenoid
- articulator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C19/00—Dental auxiliary appliances
- A61C19/04—Measuring instruments specially adapted for dentistry
- A61C19/045—Measuring instruments specially adapted for dentistry for recording mandibular movement, e.g. face bows
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C11/00—Dental articulators, i.e. for simulating movement of the temporo-mandibular joints; Articulation forms or mouldings
- A61C11/02—Dental articulators, i.e. for simulating movement of the temporo-mandibular joints; Articulation forms or mouldings characterised by the arrangement, location or type of the hinge means ; Articulators with pivots
- A61C11/022—Dental articulators, i.e. for simulating movement of the temporo-mandibular joints; Articulation forms or mouldings characterised by the arrangement, location or type of the hinge means ; Articulators with pivots with two adjustable pivoting points, e.g. Argon-type articulators
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C11/00—Dental articulators, i.e. for simulating movement of the temporo-mandibular joints; Articulation forms or mouldings
- A61C11/005—Dental articulators, i.e. for simulating movement of the temporo-mandibular joints; Articulation forms or mouldings with tracing devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B33—ADDITIVE MANUFACTURING TECHNOLOGY
- B33Y—ADDITIVE MANUFACTURING, i.e. MANUFACTURING OF THREE-DIMENSIONAL [3-D] OBJECTS BY ADDITIVE DEPOSITION, ADDITIVE AGGLOMERATION OR ADDITIVE LAYERING, e.g. BY 3-D PRINTING, STEREOLITHOGRAPHY OR SELECTIVE LASER SINTERING
- B33Y80/00—Products made by additive manufacturing
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Dental Prosthetics (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Instructional Devices (AREA)
- Prostheses (AREA)
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
- Image Processing (AREA)
Description
上記従来文献に記載の関節部は、下弓部と一体の凹部である矢状顆路傾斜角に対し、上弓部と一体の断面円形の上顎部回転軸(2)を上側から載置することで構成されている。なお、板バネ(3)で外れないように付勢している。そして、上記矢状顆路傾斜角を特定することで、目的とする関節運動を再現しようとするものである。
また、従来の咬合器としては、特開平11−28217号公報(第4図参照)に記載されている形式もある。この咬合器の関節部の構成は、下弓部に取り付けられて上方に突出した球体からなる顆頭球(12)と、上弓部に取り付けられたコンダイルボックス(17)とから構成され、上記コンダイルボックスの平面で関節窩(顆路)を表現している。
ここで、上記のような従来の咬合器にあっては、過補償再現の理論が採用され、この過補償理論に基づいて関節部の構成が考えられたり当該関節部の調整が実施される。この過補償再現の理論は、実際の生体の顎関節運動よりもやや過剰に運動するように、咬合器の顆路調節機構を設定しておけば、この咬合器上で製作された補綴物は、口腔内で側方運動を営む際に離開しやすくなる、という理論である。この理論を採用することで、調節性の劣る咬合器でも為害作用の少ないそこそこの補綴物が製作できる。
離開すること(総義歯の左右の人工歯が作業側は咬んで、平衡側は離れること)は、少数の歯の補綴物作製のときは問題がない。しかし、多数の歯の欠損や、総義歯の場合は、上記の理論を拡大解釈すると、人工歯の咬合面は平坦な面を与えるほうが良いと思われるが、これは誤った考え方を招く恐れがある。平坦な咬合面は、咀嚼効率が悪く、顎提や歯根膜に多大な負担を加えるため、決して好ましいものではない。むしろ臼歯の咬頭はできる限り鋭利にするほうが良い。
しかしながら、上記の従来例のように、咬合器上の関節運動について種々の発明が行われているが、いずれも断面円形の棒体や球体による関節構造を前提として、角度や位置調整等を上記過補償理論に基づき行うことで、補綴に必要な関節運動を得ようとする発想であり、実際の関節形状を再現しようとする発想ではない。すなわち、歯学関係者にあっては、従来、上述のように過補償再現の理論が前提にあり、実際の形状で顎関節を再現しようとする発想自体が無い。このことは、例えば、人工顎関節の発明である特開平11−146889号公報において、関節頭をラグビーフットボール形状としていることからも明白である。
従来のフェイスボウでは、例えば、その左右の足部先端部に設けたイヤロッドを、それぞれ患者についての外耳道に挿入すると共にフェイスボウ本体を所定基準面に位置するように配置させて、そのフェイスボウに取り付けられたバイトフォークによって患者の上顎の咬合平面位置を採取する。
そして、上記採取した咬合平面に、上顎歯形模型と下顎歯形模型の咬合位置が来るようにして、当該上顎歯形模型と下顎歯形模型は、対応する咬合器にマウントして再現される。
また、従来のフェイスボウは、例えば金属製など、X線非透過物質から作られている。
上記咬合器の関節部は、
上記下弓部に着脱可能に取り付けられ、上記下顎歯形模型を作製する際に印象をとる人物の下顎関節頭を再現した輪郭形状で上方に突出する疑似関節頭と、上記上弓部に着脱可能に取り付けられ、上記疑似関節頭に上方から対向し、上記上顎歯形模型を作製する際に印象をとる人物の上顎関節窩の輪郭形状を再現した形状となっている疑似関節窩とを備え、
上記疑似関節頭として上記下顎関節頭モデルを使用し、上記疑似関節窩として上記上顎関節窩モデルを使用し、
更に、 顎関節頭の理想モデルを保持するモデルデータ保持手段と、上記CT装置が撮影した画像情報により特定される上記顎関節のうちの顎関節頭の外形輪郭と、上記モデルデータ保持手段に保持された顎関節頭の理想モデルを比較する比較手段と、上記比較手段の比較結果に応じて、上記CT装置が撮影した画像情報により特定される上記関節頭が所定以上摩耗していると判定された場合、上記CT装置が撮影した画像情報により特定される関節頭の外形輪郭を、上記理想モデルに近づく方向に肉盛りした輪郭となるように補正する補正手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、実際の下顎関節頭の上部が所定以上摩耗している場合には、健康時の状態に近いと想定される下顎関節頭の盛り上がりに補正され、その健康時の状態に近い状態の咬合状態が咬合器に再現され、その咬合状態に合わせて補綴を作製することで、健康時に近い咬合状態を生体にもたらすことが可能となって、上記顎関節が正常状態に復元する可能性がある。
印象をとる人物の顎関節をCT装置により撮影し、上記CT装置が撮影した画像情報により特定される上記顎関節の3次元画像データに基づいて、上記人物の下顎関節頭の輪郭形状を再現した形状を有する下顎関節頭モデルおよび上記人物の上顎関節窩の輪郭形状を再現した形状を有する上顎関節窩モデルを一つの立体モデルとして光造形成形する光造形手段と、下顎歯形模型が取り付けられる下弓部と、上顎歯形模型が取り付けられる上弓部と、上記下弓部と上弓部とを連結して開閉運動や側方運動などを可能とする左右の関節部とを備えた上記咬合器とを有し、
上記咬合器の関節部は、
上記下弓部に着脱可能に取り付けられ、上記下顎歯形模型を作製する際に印象をとる人物の下顎関節頭を再現した輪郭形状で上方に突出する疑似関節頭と、上記上弓部に着脱可能に取り付けられ、上記疑似関節頭に上方から対向し、上記上顎歯形模型を作製する際に印象をとる人物の上顎関節窩の輪郭形状を再現した形状となっている疑似関節窩とを備え、
上記疑似関節頭として上記下顎関節頭モデルを使用し、上記疑似関節窩として上記上顎関節窩モデルを使用し、
更に、上記咬合器は、上記咬合器における左右方向で対をなす位置にそれぞれフェイスボウを連結するための連結部を備え、
上記フェイスボウは、
左右対称に延在する左右一対の足部を備えたフェイスボウ本体と、その各足部の先端部に設けられて咬合器側の上記連結部に連結可能な連結部と、上記フェイスボウ本体に支持されて患者の鼻上部の窪みに当接させる鼻当てと、を備え、上記鼻当ては、少なくともフェイスボウ本体に対し上下方向及び前後方向の位置を調整可能な位置調整機構を備え、上記足部先端部に設けた連結部は、患者の外耳道に挿入可能なイヤロッドであって、咬合器側の連結部は、そのイヤロッドを挿入可能な挿入穴からなり、上記フェイスボウ本体は、X線に対し透過性の性質を有する素材からなると共に、上記イヤロッドより前方位置で患者の下顎関節頭中心若しくはその近傍と左右方向で対向するX線非透過物質からなるマーキング部材と、そのマーキング部材を各足部に支持させる支持部材とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、対象とする人物の顎関節と同等の関節構造を咬合器に再現することが可能となる。
また、CT装置が撮影する画像情報がより明確となると共に、対象とする人物の顎関節と同等の関節構造を咬合器に再現することが可能となる。
本発明によれば、水準器によって傾斜の具合が容易に確認可能となる。すなわち、フェイスボウ設定時に当該フェイスボウを確実に水平にして使用可能となる。すなわち、より正確に、生体中の噛み合わせ位置を咬合器に再現することが可能となる。
本発明の請求項5に記載の発明は、上記第1取付け手段は、上記上取付け部材に形成された雄ねじ部と、上記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじが内径面に形成された筒部材と、その筒部材と一体に形成されて上記上顎関節窩モデルが通過可能な穴を形成すると共に上記上顎関節窩モデルの台座の周縁部に当接可能な内向きフランジと、からなり、上記雄ねじ部に上記雌ねじを螺合させることで、上記上顎関節窩モデルの台座の外周部を、上取付け部材と上記内向きフランジとで挟み込み、上記第2取付け手段は、上記下取付け部材に形成された雄ねじ部と、上記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじが内径面に形成された筒部材と、その筒部材と一体に形成されて上記下顎関節頭モデルが通過可能な穴を形成すると共に上記下顎関節頭モデルの台座の周縁部に当接可能な内向きフランジと、からなり、上記雄ねじ部に上記雌ねじを螺合させることで、上記下顎関節頭モデルの台座の外周部を、下取付け部材と上記内向きフランジとで挟み込むことを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の発明では、上記第1取付け手段は、上記上取付け部材の先端部に形成されて内周の凹部側に上顎関節窩モデルの台座を差し込み可能な環状部と、上記環状部とネジ結合しつつ当該環状部を横方向に貫通し且つその先端部を上記上顎関節窩モデルの台座側面であって雌ねじの形成されていない部分から当該内部にねじ込ませる第1の固定ネジとを備え、上記第2取付け手段は、上記下取付け部材の先端部に形成されて内周の凹部側に下顎関節頭モデルの台座を差し込み可能な環状部と、上記環状部とネジ結合しつつ当該環状部を横方向に貫通し且つその先端部を上記下顎関節頭モデルの台座側面であって雌ねじの形成されていない部分から当該内部にねじ込ませる第2の固定ネジとを備えることを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の発明では、上記上顎関節窩モデルおよび下顎関節頭モデルの台座の横断面形状および上記上顎関節窩モデルおよび下顎関節頭モデルの環状部の凹部形状は共に多角形状であり、かつ上記台座は上記環状部の凹部に係合可能な形状となっていることを特徴とする。
本発明の請求項8に記載した発明では、上記上取付け部に対する上顎関節窩モデルの台座の位置を規制する上側位置決め手段および上記下取付け部に対する下顎関節頭モデルの台座の位置を規制する下側位置決め手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、上顎関節窩モデル、下顎関節頭モデルを上弓部、下弓部に取り付ける際の向きの調整が容易となる。
本発明によれば、左右方向の位置調整が可能となることで、対象とする人物の左右の顎関節間の距離に、咬合器の左右の関節部位置を調整することが可能となる。
患者個人の上顎関節窩や、下顎関節頭を作成して下顎運動の3次元的運動が再現されれば、小範囲の補綴物はもとより、大規模な補綴物の作製の際に、非常に役立つであろうと推測できる。つまり、今まで、そこそこに満足しえたものが、本発明によって大いに満足し得るものに変わり、それは、患者さんへの有効性を与えるものとなる。
ここで、顆路についてもう少し示唆されるものがある。上顎関節窩や下顎関節頭による顆路指導は、患者に固有で、術者が自由に変更することが出来ないが、従来からもっとも大切な下顎の指導機構として重要とされてきたものである。上下に歯がない人はこの顆路指導によって、歯牙(人工歯)の咬合形態や咬頭傾斜角が決定される。このとき、顆路が少なく調整された咬合器では、それよりも大きく運動する症例では咬頭干渉を起こすことになり、良好なかみ合わせを与える手段とはならないおそれがある。このような問題が、本願発明を採用することで回避可能となる。
また、義手や義足、あるいは義眼は、容姿の面では活用されるが、本来の機能は発揮できない。この点、本発明は、機能が再現できる点に強みがある。したがって、咬合解析もできるし、従来のように各種の角度を調節しなくとも、補綴物ができる。すなわち、本物の顎関節の再現ということで、咬合干渉の防止、早期接触の防止、ブラキシズムの防止、顎変位の防止、及び顎関節内部変形の防止に役立つと思われる。
先ず、本システムで使用される咬合器Kの構造について説明する。
本実施形態の咬合器Kは、図1及び図2に示すように、上弓部1、下弓部2、該下弓部2と上弓部1を連結する関節部3、及びインサイザルピン4からなる。なお、以下の図によっては、分かりやすくするために、上下に対向する下顎関節頭モデル14と上顎関節窩モデル22とを非接触状態で図示しているものもあるが、実際には接触状態(当接状態)となっているか、若しくは関節間の空隙相当の厚さの不図示の弾性シート材(シリコンなどからなり関節円盤相当の弾性係数のものが好ましい。)が介在している。また、分かりやすくするために、各図において、不明瞭とならない範囲で適宜一部の部品を省略して図示している。
また、上記上弓部1は、上顎歯形模型(不図示)を取り付ける上弓部本体7と、その上弓部本体7の後部に連結する左右の関節取付け部8とから構成される。上記上弓部本体7と関節取付け部8との連結構造について説明すると、上弓部本体7の後部に、左右方向に貫通した断面矩形の挿入穴9が形成されていると共に、その挿入穴9に対し、それぞれ関節取付け部8から突出する断面矩形の棒体10が挿入されることで連結している。そして、上記上弓部本体7の後部を縦方向に貫通するネジ穴に対し固定ネジ11が螺合し、該固定ネジ11の先端部を棒体10側面に当接することで、上弓部1に対し左右の各関節取付け部8が固定されると共に、挿入穴9への左右の棒体10の挿入量を調整することで、左右の関節取付け部8間の距離が調整できるようになっている。ここで、上記棒体10及び挿入穴9の形状を矩形としているのは、関節取付け部8に対して確実に上弓部本体7を水平に保持できるようにするためである。
さらに、図1に示すように、上下に対向する上記門型部6と上記左右の関節取付け部8との間に左右の関節部3が設けられている。
関節部3は、門型部6に取り付けられた下関節部3Aと、関節取付け部8に取り付けられた上関節部3Bとが、上下に対向配置して構成される。
上記下取付け部材13の先端部は、図3に示すように、軸を上下に向けた円柱部13Aとなっていて、その円柱部13Aの側周面(外径面)には雄ねじが刻設されて雄ねじ部となっている。さらに、下取付け部材13の先端面には、位置決め用の穴13aが2箇所開設されている。
また、上記上顎関節窩モデル22は、モデル本体と、そのモデル本体の付け根部分に連続する円板形状の台座とから構成される。台座から上方に向けて上記位置決め用の穴に挿入可能なピンが突出している。この上顎関節窩モデル22は、後述のように光造形で作成したものである。ここで、上記位置決め用の穴及びピンによって上側位置決め手段を構成する。
また、上記左右の関節部3の前側であって左右方向中央部には、弾性体を構成する、軸を上下に向けたコイルバネ30が配置されている。このコイルバネ30は、上端部が上記上弓部1に固定され、下端部が上記門型部6から張り出した張出部31に着脱可能に取り付けられている。但し、張出部31におけるバネ取付け部32は、図4に示すように、側方に切り欠かれていて、その側方から差し込むことでバネ30が着脱可能となっている。
ここで、バネ30は中央に1個とは限定されず、左右対称に2個設ける等であっても良い。また、3ヶ所以上にバネを設けても良い。このバネのばね力が配置位置によって筋肉の弾性等を再現できることが好ましい。
これによって、上弓部1が、下弓部2に対し、左右の関節部3及びインサイザルピン4の3点で支持される構造となると共に、上記コイルバネ30によって、相対的に下顎関節頭モデル14に対し上顎関節窩モデル22が上側から当接した状態が維持可能となる。
ここで、図2中の符号33は、フェイスボウFの中央部を引っ掛けるための引っ掛け部である。この図2中の一点鎖線が水平となるように当該咬合器Kは設定される。
次に、上記咬合器Kで使用される上顎関節窩モデル22及び下顎関節頭モデル14となる立体モデルの作成について説明する。
X線CT装置40は、図6に示すような、対象とする患者の顎関節領域について撮影を行い、その撮影情報(画像情報)から上記顎関節領域の立体画像データを演算する。
光造形装置50は、X線CT装置40が演算して出力した3次元画像データから、図7のように所定の軸(Z軸)に沿った複数層の断層画像(2値化画像)を切り出し、その各断層画像から顎関節の輪郭を求め、その輪郭内について光硬化させつつ、順次積層して立体モデルを作製する。この光造形の処理は、一般に知られている光造形の処理方法であれば、どの方法であっても適用することができる。
上記X線CT装置40としては、例えばWO00/57789に記載されているような、所定の局所領域を撮影領域とする局所照射X線CT撮影装置が好ましい。撮影領域が、一般の医科用CT装置40と比較して狭くなることで、患者への被爆線量の低減を図ることが可能となる。
ここで、本実施形態では、上記X線CT装置40により演算された3次元画像データに対して、1軸多方向処理を施す1軸多方向処理部51を備える。
図5に示す装置構成は、X線CT装置40の設置位置と光造形装置50の設置位置とが離れていてことに鑑み、X線CT装置40が演算した3次元画像データ若しくは上記Z軸に沿って連続する2次元画像データを、インターネット等の通信手段で送信する構成を例示し、符号60及び61がその送受信装置を例示している。
そして、上記光造形によって作成した下顎関節頭モデル14及び上顎関節窩モデル22を、図1のように、咬合器Kの各関節部3に取り付ける。
なお、上記光造形した立体モデルは、下顎関節頭モデル14及び上顎関節窩モデル22が上下に繋がった分離前の状態である。
ここで、上記作成した立体モデルは下顎関節頭モデル14及び上顎関節窩モデル22が一体となった状態で取り付けるので、例えば、下弓部2の門型部6側の下取り付け部材の位置決め用の穴13aにピン14cを差し込んで仮付けを行って位置調整を行うと共に上取付け部材21の位置調整を行って、上記立体モデルの上顎関節窩モデル22側のピンを対応する上取り付け部材の位置決め用穴に差し込んだ後に、下顎関節頭モデル14及び上顎関節窩モデル22を分離して、それぞれ取付けナット15、23で固定する。なお、後述のようなネジを当接して固定するような機構の場合には、下顎関節頭モデル14及び上顎関節窩モデル22を分離する前に各取付け部材への固定を完了させることができる。
次に、上記咬合器Kの左右位置調整を簡易且つ精度良く行うのに、好適なヘッドギアH及びフェイスボウFを、次に説明する。
まず、フェイスボウFについて説明する。
本フェイスボウFの主な特徴は、次の点である。
(2)左右の足部70の先端部から突出する棒状の差し込み部74の先端に、関節頭の位置決めのための、X線非透過物質、例えばステンレス製の玉などからなるマーキング部材75が取り付けられている。
(3)フェイスボウFの水平度をチェックするための水準器76が取り付けられている。
なお、上記鼻当て71及びバイトフォーク72は上記水平板77に支持されている。上記バイトフォーク72のU字状の部分の表面及び裏面にはギザギザが付けられて、咬合採取の材料がくっつき易くなっている。
また、そのスライダ82から左右方向にそれぞれ棒体84が延びている。その棒体84は、スライダ82に設けられた挿入孔に挿入され、その挿入量で左右への突出量が調整可能となっている共に、ネジ85の先端部を当接することで所定の長さで固定可能となっている。
また、上記ヘッドギア本体81の後部には、X線CT装置40の枠体等に固定するための固定部89を備える。固定部89は、フック機構やネジ機構、などで構成される。
まず、図5のように、X線CT装置40を使用して顎関節部3の撮影を行う際に、患者の頭部に上記ヘッドギアHを装着すると共に、当該ヘッドギアHをX線CT装置40に固定する。X線CT装置40への固定は、撮影時に頭部が揺れないようにするためである。なお、頭部の固定のために、適宜バンドで拘束しても良い。また、ヘッドギア自体についても、上記構成に限定されるわけではなく、ヘッドギア本体が複数のバンドから形成されるようなものであっても良い。
次に、上記フェイスボウFを用意し、図15及び図16に示すように、その左右の足部70の先端部をそれぞれ上記フェイスボウF差し込み用の穴87に差し込み、皮膚に密着させるようにする。さらに、鼻当て71の位置調整や患者の頭部位置の再調整などによって、フェイスボウFが所定の基準面で水平となるように調整する。このとき水準器76を参照して行う。
このとき、下顎関節頭の近傍に配置されたマーキング部材75も顎関節領域に配置されて一緒に撮像される。したがって、上記3次元画像データ中の下顎関節頭の輪郭の座標とマーキングの座標などから、下顎関節頭とマーキング部材75との間のクリアランス(最近接距離)が演算可能である(図18参照)。すなわち、本実施形態では、近接距離演算部52を備え、該近接距離演算部52は、ディスプレイ上に映し出された断層画像で下顎関節頭とマーキング部材75位置とがクリックなどで特定されると、両者の座標から当該両者間の距離を演算する。上記近接距離演算部52は、X線CT装置40の演算部40Dの一部の機能を流用しても良い。
上記X線CT装置40での撮影が完了しても、ヘッドギアH及びフェイスボウFをそのままに維持しておき、バイトフォーク72を用いて上顎の圧痕を取得し顎関節と上顎咬合面の3次元的な位置関係を採取する。
ここで、上記マーキング部材75に対応する位置は、下顎関節頭の中央部に左右方向で対向する位置であるので、そのマーキングの部材75の位置を高さ方向の中央部位置として、光造形の際の造形範囲を設定すると良い。
続いて、ネジを正逆回して、関節頭モデル14及び関節窩モデル22と近接の垂直部8B(若しくはマーキング部材75)との距離を、上記求めた最近接距離となるように、上記関節頭モデル14及び関節窩モデル22の左右方向の位置調整を行う。
また、上記軸を上下に向けたバネ30を取り付ける。このバネ30を設けることで、確実に下顎関節頭と上顎関節窩とが接触した状態に維持されて、開閉運動や側方運動が再現可能となる。
次に、上弓部1の座金に対して上顎歯形模型を石膏等で固定する。このとき、上顎歯形模型を、フェイスボウFに取り付けたバイトフォーク72に印記した上に載せることで位置決めを行いながら、上弓部1の座金に取り付ける。その後、上下の噛み合わせを記録したバイトを挟んで下顎歯形模型を下弓部2の座金に固定する。
このように、上述のような咬合器K及びフェイスボウFを使用したシステムにあっては、患者の実際の顎関節の形状に応じた左右の顎関節の立体形状が、それぞれ咬合器Kに再現され、また、その左右の顎関節位置の距離及び咬合平面についても生体とほぼ同じ位置関係に咬合器K上に再現される。
さらには、その患者特有の咬合状態を再現できることで、咬合病や補綴診断などの際の、咬合の診断や治療、治療計画の立案がより正確に行うことができる。
また、上記実施形態では、X線CT装置40で演算した3次元画像データをそのまま使用しているがこれに限定されない。
すなわち、下顎関節頭について、多数の顎関節の3次元画像データなどに基づき、標準とする若しくは理想とする標準下顎関節頭モデルデータを、所定の分類毎に、データベースに登録しておく。そして、先ず、正面視における関節頭中央部を通過する縦断面画像など、特定の断面画像において、頭頂部の盛り上がり部分を除く輪郭形状について予め設定した分類基準に基づき、上記X線CT装置40で演算した3次元画像データに近似する上記データベース上の標準下顎関節頭モデルデータを選択する。次に、図39に示すように、その選択した標準下顎関節頭モデルデータ(破線)についての下顎関節頭の所定基準平面SP(例えば関節頭中央部における水平面)における、幅W1に対する頭頂までの距離H1の比(予め計算して格納しておけばよい)と、上記3次元画像データについての所定基準平面における幅W2(図24ではW1=W2の場合であるが異なる場合もある)に対する頭頂までの距離H2の比とを比較して、(H2/W2)が(H1/W1)の所定値以下例えば0.6以下であれば、3次元画像データの下顎関節頭の頂部が盛り上がりが必要以上に磨り減っていると判定し、上記X線CT装置40が演算した3次元画像データの下顎関節頭の頂部形状が、上記標準モデルの頂部形状若しくはそれに近い形状とあるように当該3次元画像データに補正する。図39中、一点鎖線が補正後の盛り上がり例であって、標準下顎関節頭の盛り上がり形状の例えば0.7の盛り上がりに補正したものであり、この0.7などの補正量は、その場で入力しても良いし、上記比(H2/W2)及び(H1/W1)から自動演算させても良い。
または、データベースに、標準下顎関節頭モデルデータ及び標準上顎関節窩モデルデータを所定の分類にしたがって複数種類分(例えば256種類など)格納しておき、上記X線CT装置40で演算した3次元画像データに近似したデータベース中の標準下顎関節頭モデルデータ及び標準上顎関節窩モデルデータを選択する選択手段を設け、該選択手段が選択した標準下顎関節頭モデルデータ及び標準上顎関節窩モデルデータを使って光造形を行って、咬合器Kで使用する下顎関節頭モデル14及び上顎関節窩モデルとしても良い。
この場合には、上記X線CT装置40で演算する3次元データの精度を落とすことが可能となる。
ここで、上記データベースに登録する標準モデルデータの分類例としては、例えば、関節頭中心を通る断面画像における正面形態、側面形態、上面形態、大きさの4種類のパラメータで分類して、登録しておき、上記分類に沿って、上記X線CT装置40で演算した3次元データに近似したデータを自動選択するようにする。勿論この分類に限定されるわけではなく、他の上顎関節窩や下顎関節頭の輪郭について特徴点を抽出してその特徴点に基づいて分類しておいても良い。近似しているか否かは、種々のマッチング手法を採用することが可能である。また、簡便に2次元のレントゲン写真から使用するモデルを選択するようにしても良い。
また、上記実施形態では、弾性体としてコイルバネを例示したが、ゴムなどであっても良いし、その設置位置も上記設定位置に限定されない。要は、弾性体によって、少なくとも、下顎関節頭モデル14と上顎関節窩モデル22とを上下方向で当接させるように配置されていればよい。また、弾性体の配置を工夫して、生体の筋肉による標準的な若しくは理想的な付勢に近似した付勢状況を咬合器に再現するようにしても良い。
ここで、上記X線CT装置40で撮影し演算した3次元画像データに基づく光造形について補足説明する。
これに対し本実施形態では、下顎関節頭の中央部と側方から対向する位置に設定されたマーキング部材を、関節部部分と共に撮影することで、次のように造形領域Bの位置決めを行うことができる。
このため、上記実施形態では、ノイズ処理の一例として、多方向から複数の2次元画像に一旦展開し、各2次元画像についてノイズ低減・対象物の輪郭抽出を行った後に、3次元上に再配列する処理方法を提示している。
さらに、下顎関節頭を上側から覆うように上顎関節窩が近接して配置されているために、下顎関節頭モデルと上顎関節窩モデルとをうまく分離することができないおそれがある。このため、上記第1のノイズ処理に代えて、若しくは併用して、次の2及び第3のノイズ処理を3次元データに施すことが好ましい。
本第2実施形態の基本構成は、上記第1実施形態と同様であるが、フェイスボウF及びそのフェイスボウFに対応する咬合器の一部が異なる。
まず本実施形態のフェイスボウFの構成について説明する。
左右の水平部102は、図26のように、上下に重なり相互に左右方向にスライドできるように配置される。上側の水平部102には、左右方向に延びる長穴104が開口し、下側の水平部102には、その長穴104を貫通した締付けネジ103の軸部に螺合可能なねじ穴が形成されている。そして、上記締付けネジ103を緩めて、左右の水平部102の重なり量(左右の足部本体101間の距離)を調整した後、再度締付けネジ103を締め付けて固定するようにして使用する。
なお、上述のように左右の水平部102の一部が上下に重なる構造となっているが、段部を設けることで左右の足部本体101は同一平面に位置するように設定されている。
ここで、上記マーキング部材75を支持する張出部107は、図28に示すように、足部本体101から左右方向に張り出すようにしても良い。図28では、張出部107が足部本体101に対し左右方向にスライド可能に支持される場合を例示している。
また、左右の足部本体101間には、上記水平部102と平行に水平バー108が架け渡され、当該水平バー108は、各足部本体101に対して左右方向に相対移動可能に連結されている。本実施形態では、当該水平バー108における足部本体101と対向する部分に左右方向に延びる長穴108bが形成され、その長穴108bを貫通するネジ109の軸部が足部本体101に形成したねじ穴に螺合してる。
さらに、上記各足部本体101には水準器76が取り付けられている。
上記鼻当ての水平バー108への取付けについて説明すると、図29及び図30に示すように、上記水平バー108に前後から嵌め込んで取り付ける嵌合部111aを持って上方に延びる支柱111と、軸を上下に向けて、軸の上端部及び下端部が軸回転自在に上記支柱に支持されるねじ棒112と、そのねじ棒112に螺合して当該ねじ棒112の回転によって上下方向に変位するナット部材からなるスライダ113とを備える。上記スライダ113は、上記支柱111によって上下方向にだけ移動可能に案内される。
ここで、符号117は、支柱の水平バー108に固定するためネジであり、符号118はスライダ113に螺合すると共に軸先端部をねじ棒112に当接させてスライダ113の位置を固定するためのネジであり、符号119は、軸先端部を上記ロッド115に当接して、筒体部材114にロッド115を固定するためのネジである。
また、上記足部本体101には、それぞれ水準器76が取り付けられている。
また、咬合器の基本構成は、上記第1実施形態と同様であるが、上記差し込み部74を挿入可能な位置決め孔90の代わりに、上記フェイスボウFのイヤロッド106を挿入するイヤロッド孔120が設けられている。このイヤロッド孔120は、咬合器側の連結部を構成し、図25に示すように、下顎関節頭の中央部に対応する位置つまり上記位置決め孔の形成位置よりも後側に12mmずらした位置に形成されている。この結果、イヤロッド孔120にイヤロッド106を挿入したときに、マーキング部材75の位置が、下顎関節頭の中央部に対応する位置と左右で対向するように設定されている。
次に、上述と同様にX線CT装置40で撮影し、光造形で立体モデルを作成する。なお、フェイスボウFは撮影したときの状態のまま保管しておく。
次に、図32に示すように、保管しておいたフェイスボウFのイヤロッド106を咬合器のイヤロッド孔120に差し込んで、当該フェイスボウFを咬合器に連結する。なお、鼻当ては予め外しておく。
そして、フェイスボウFの水準器76が水平度を確認しながら、フェイスボウFが水平となるように、インサイザルピンの長さを調整する。
本実施形態のフェイスボウFの場合には、撮影時にヘッドギヤが不要となり、しかも、より簡易に且つ精度良く基準面に設定されて、確実に咬合面などを咬合器に写すことが可能となる。
なお、基準面はFH平面に限定されず、他の平面を基準面としても問題はない。
その他の構成や作用・効果は、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態の基本構成は、上記第2実施形態と同様であり、フェイスボウFの構造が異なる。
本実施形態のフェイスボウFについて図33〜図35を参照して説明する。
また、本実施形態では、バイトフォーク及び鼻当てを取り付ける水平バー108が、上記箱体122に固定されている。上記水平バー108の左右両端部がそれぞれ足部本体101を貫通することで、水平バー108に対して左右の足部本体101がそれぞれ左右方向にスライド可能となっている。符号108aは鼻当ての取付け部である。
本実施形態のフェイスボウFでは、左右のイヤロッド106を患者の左右の外耳道に差し込んで取り付け、FH平面などの基準面に位置するようにフェイスボウFを設定して印象を取る。
図36に、本フェイスボウFを咬合器に連結した状態を示す。
ここで、上記全実施形態において、フェイスボウFにマーキング部材75を設けているのは、光造形で立体モデルを作成する際の基準を確保するためのものであるので、当該マーキング部材75を設けなくても、フェイスボウFで正確に基準面(FH平面など)に設定でき、その正確な基準面で取った咬合面を咬合器に写すことが可能となる。したがって、より患者の顎関節に近い関節運動が再現出来る本願発明の咬合器に対し、より確実に基準面に設定して咬合面を採取できるフェイスボーを咬合器に連結することで、より患者の噛み合い条件で補綴などを実施することが可能となる。
また、咬合器に取り付けた下顎関節頭モデルと上顎関節窩モデルとの間に、実施の下顎関節頭と上顎関節窩の間にある空隙に相当するような厚さの弾性シート材を介在させるようにしても良い。また、下顎関節頭モデルと上顎関節窩モデルの接触面に潤滑剤などを塗布して滑りの調整を行うようにしても良い。
3A 下関節部、 3B 上関節部、 4 インサイザルピン、
5 下弓部本体、 6 門型部、 6A 水平部、
7 上弓部本体、 8A 水平部、 8B 垂直部、
9 挿入穴、 10 棒体、 11 固定ネジ、
13A 円柱部、 13a 穴、 14 下顎関節頭モデル
14a モデル本体、 14b 台座、 14c ピン
15 ナット、 15A フランジ、 16 案内溝
17 案内部、 18 穴、 19 ネジ
22 上顎関節窩モデル、 23 ナット、 30 バネ
31 張出部、 40A X線発生器、 40B X線イメージセンサ
40C 旋回アーム、 40D 演算処理手段、 50 光造形装置
51 軸多方向処理部、 52 近接距離演算部、
70 足部、 70a 先端部、 72 バイトフォーク
75 マーキング部材、 76 水準器、 77 中央板
78 ナット体、 79 棒、 81 ヘッドギア本体、
82 スライダ、 83 前後調整用ネジ、 84 棒体
85 ネジ、 87 穴、 88 部分、 89 固定部
90 孔、 92 環状部、 93 ネジ
100 足部、 101 足部本体、 102 水平部
103 ネジ、 104 長穴、 106 イヤロッド
107 張出部、 108 水平バー、 108a 符号
108b 長穴、 109 ネジ、 111 支柱
111a 嵌合部、 112 棒、 113 スライダ
114 筒体部材、 115 ロッド、 116 本体
120 イヤロッド孔、 121 マーキング部材、 122 箱体
123 ワッシャ、 126 ナット部材、 127 センタポジションピン
C 撮像対象、 F フェイスボウ、 H ヘッドギア
K 咬合器
Claims (9)
- 咬合器を含む咬合確認装置であって、
印象をとる人物の顎関節をCT装置により撮影し、上記CT装置が撮影した画像情報により特定される上記顎関節の3次元画像データに基づいて、上記人物の下顎関節頭の輪郭形状を再現した形状を有する下顎関節頭モデルおよび上記人物の上顎関節窩の輪郭形状を再現した形状を有する上顎関節窩モデルを一つの立体モデルとして光造形成形する光造形手段と、
下顎歯形模型が取り付けられる下弓部と、上顎歯形模型が取り付けられる上弓部と、上記下弓部と上弓部とを連結して開閉運動や側方運動などを可能とする左右の関節部とを備えた上記咬合器とを有し、
上記咬合器の関節部は、
上記下弓部に着脱可能に取り付けられ、上記下顎歯形模型を作製する際に印象をとる人物の下顎関節頭を再現した輪郭形状で上方に突出する疑似関節頭と、
上記上弓部に着脱可能に取り付けられ、上記疑似関節頭に上方から対向し、上記上顎歯形模型を作製する際に印象をとる人物の上顎関節窩の輪郭形状を再現した形状となっている疑似関節窩とを備え、
上記疑似関節頭として上記下顎関節頭モデルを使用し、上記疑似関節窩として上記上顎関節窩モデルを使用し、
更に、顎関節頭の理想モデルを保持するモデルデータ保持手段と、
上記CT装置が撮影した画像情報により特定される上記顎関節のうちの顎関節頭の外形輪郭と、上記モデルデータ保持手段に保持された顎関節頭の理想モデルを比較する比較手段と、
上記比較手段の比較結果に応じて、上記CT装置が撮影した画像情報により特定される上記関節頭が所定以上摩耗していると判定された場合、上記CT装置が撮影した画像情報により特定される関節頭の外形輪郭を、上記理想モデルに近づく方向に肉盛りした輪郭となるように補正する補正手段とを備えることを特徴とする咬合確認装置。 - 咬合器と、顎関節と咬合平面との位置関係を上記咬合器上に再現するためのフェイスボウとを備える咬合確認装置であって、
印象をとる人物の顎関節をCT装置により撮影し、上記CT装置が撮影した画像情報により特定される上記顎関節の3次元画像データに基づいて、上記人物の下顎関節頭の輪郭形状を再現した形状を有する下顎関節頭モデルおよび上記人物の上顎関節窩の輪郭形状を再現した形状を有する上顎関節窩モデルを一つの立体モデルとして光造形成形する光造形手段と、
下顎歯形模型が取り付けられる下弓部と、上顎歯形模型が取り付けられる上弓部と、上記下弓部と上弓部とを連結して開閉運動や側方運動などを可能とする左右の関節部とを備えた上記咬合器とを有し、
上記咬合器の関節部は、
上記下弓部に着脱可能に取り付けられ、上記下顎歯形模型を作製する際に印象をとる人物の下顎関節頭を再現した輪郭形状で上方に突出する疑似関節頭と、
上記上弓部に着脱可能に取り付けられ、上記疑似関節頭に上方から対向し、上記上顎歯形模型を作製する際に印象をとる人物の上顎関節窩の輪郭形状を再現した形状となっている疑似関節窩とを備え、
上記疑似関節頭として上記下顎関節頭モデルを使用し、上記疑似関節窩として上記上顎関節窩モデルを使用し、
更に、上記咬合器は、上記咬合器における左右方向で対をなす位置にそれぞれフェイスボウを連結するための連結部を備え、
上記フェイスボウは、
左右対称に延在する左右一対の足部を備えたフェイスボウ本体と、
その各足部の先端部に設けられて咬合器側の上記連結部に連結可能な連結部と、上記フェイスボウ本体に支持されて患者の鼻上部の窪みに当接させる鼻当てと、を備え、
上記鼻当ては、少なくともフェイスボウ本体に対し上下方向及び前後方向の位置を調整可能な位置調整機構を備え、
上記足部先端部に設けた連結部は、患者の外耳道に挿入可能なイヤロッドであって、咬合器側の連結部は、そのイヤロッドを挿入可能な挿入穴からなり、
上記フェイスボウ本体は、X線に対し透過性の性質を有する素材からなると共に、上記イヤロッドより前方位置で患者の下顎関節頭中心若しくはその近傍と左右方向で対向するX線非透過物質からなるマーキング部材と、そのマーキング部材を各足部に支持させる支持部材とを備えることを特徴とする咬合確認装置。 - 上記フェイスボウ本体には水準器が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の咬合確認装置。
- 上記関節部は、対向する上関節部と下関節部とを有し、
上記上関節部は、上弓部に支持される上取付け部材と、上顎関節窩モデルと、上顎関節窩モデルの台座を上記上取付け部材に着脱可能に取り付ける第1取付け手段とからなり、上記下関節部は、下弓部に固定される下取付け部材と、下顎関節頭モデルと、下顎関節頭モデルの台座を上記下取付け部材に着脱可能に取り付ける第2取付け手段とからなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の咬合確認装置。 - 上記第1取付け手段は、上記上取付け部材に形成された雄ねじ部と、上記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじが内径面に形成された筒部材と、その筒部材と一体に形成されて上記上顎関節窩モデルが通過可能な穴を形成すると共に上記上顎関節窩モデルの台座の周縁部に当接可能な内向きフランジと、からなり、上記雄ねじ部に上記雌ねじを螺合させることで、上記上顎関節窩モデルの台座の外周部を、上取付け部材と上記内向きフランジとで挟み込み、
上記第2取付け手段は、上記下取付け部材に形成された雄ねじ部と、上記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじが内径面に形成された筒部材と、その筒部材と一体に形成されて上記下顎関節頭モデルが通過可能な穴を形成すると共に上記下顎関節頭モデルの台座の周縁部に当接可能な内向きフランジと、からなり、上記雄ねじ部に上記雌ねじを螺合させることで、上記下顎関節頭モデルの台座の外周部を、下取付け部材と上記内向きフランジとで挟み込むことを特徴とする請求項4に記載の咬合確認装置。 - 上記第1取付け手段は、上記上取付け部材の先端部に形成されて内周の凹部側に上顎関節窩モデルの台座を差し込み可能な環状部と、上記環状部とネジ結合しつつ当該環状部を横方向に貫通し且つその先端部を上記上顎関節窩モデルの台座側面であって雌ねじの形成されていない部分から当該内部にねじ込ませる第1の固定ネジとを備え、上記第2取付け手段は、上記下取付け部材の先端部に形成されて内周の凹部側に下顎関節頭モデルの台座を差し込み可能な環状部と、上記環状部とネジ結合しつつ当該環状部を横方向に貫通し且つその先端部を上記下顎関節頭モデルの台座側面であって雌ねじの形成されていない部分から当該内部にねじ込ませる第2の固定ネジとを備えることを特徴とする請求項4に記載された咬合確認装置。
- 上記上顎関節窩モデルおよび下顎関節頭モデルの台座の横断面形状および上記上顎関節窩モデルおよび下顎関節頭モデルの環状部の凹部形状は共に多角形状であり、かつ上記台座は上記環状部の凹部に係合可能な形状となっていることを特徴とする請求項6に記載の咬合確認装置。
- 上記上取付け部に対する上顎関節窩モデルの台座の位置を規制する上側位置決め手段および上記下取付け部に対する下顎関節頭モデルの台座の位置を規制する下側位置決め手段を備えることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載した咬合確認装置。
- 上記疑似関節頭及び疑似関節窩の少なくとも一方の位置を、左右方向に位置決め調整する位置調整手段を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載した咬合確認装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002283250 | 2002-09-27 | ||
JP2002283250 | 2002-09-27 | ||
PCT/JP2003/012345 WO2004028396A1 (ja) | 2002-09-27 | 2003-09-26 | 咬合器、フェイスボウ、咬合確認システム、及び顎関節再現システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2004028396A1 JPWO2004028396A1 (ja) | 2006-01-19 |
JP4552004B2 true JP4552004B2 (ja) | 2010-09-29 |
Family
ID=32040557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004539558A Expired - Fee Related JP4552004B2 (ja) | 2002-09-27 | 2003-09-26 | 咬合確認装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7534105B2 (ja) |
JP (1) | JP4552004B2 (ja) |
CN (1) | CN1684639A (ja) |
AU (1) | AU2003268686A1 (ja) |
DE (1) | DE10393366B4 (ja) |
FI (1) | FI122315B (ja) |
WO (1) | WO2004028396A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101299456B1 (ko) * | 2012-01-03 | 2013-08-29 | 서울대학교산학협력단 | 무치악 또는 편측무치악 파노라마 바이트 |
WO2016013359A1 (ja) * | 2014-07-22 | 2016-01-28 | 有限会社 メディコム | コンピュータ、コンピュータで実行される方法、及びコンピュータプログラム、並びにフェイスボウ |
Families Citing this family (33)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100384387C (zh) * | 2004-04-11 | 2008-04-30 | 杨学基 | 仿生型全调架 |
JP4942066B2 (ja) * | 2004-09-16 | 2012-05-30 | 国立大学法人大阪大学 | バイトスプリントの製造方法 |
US20090123892A1 (en) * | 2004-09-24 | 2009-05-14 | Cat Corporation | Human Body Information Extraction Device, Human Body Imaging Information Reference Plane Conversion Method, and Cross Section Information Detection Device |
JP4384096B2 (ja) * | 2005-02-01 | 2009-12-16 | 充夫 進藤 | 咬合矯正改善システムと補正カンペル平面取得装置並びに咬合矯正改善具 |
US20090305185A1 (en) * | 2008-05-05 | 2009-12-10 | Lauren Mark D | Method Of Designing Custom Articulator Inserts Using Four-Dimensional Data |
FR2912050B1 (fr) * | 2007-02-02 | 2010-04-23 | Patrice Margossian | Dispositif de reperage et de mesure de parametres anatomiques faciaux |
GB0720189D0 (en) * | 2007-10-15 | 2007-11-28 | Greater Glasgow Health Board | Bow and articulator frame apparatus |
US20090285356A1 (en) * | 2008-05-16 | 2009-11-19 | Sirona Dental Systems Gmbh | System and method for patient positioning in cone-beam tomography |
EP3892231B1 (en) * | 2008-07-03 | 2024-05-22 | Align Technology, Inc. | Method, computer-readable medium and system for use in dental procedures |
KR100940997B1 (ko) | 2008-12-11 | 2010-02-05 | 이양구 | 베이스를 포함한 치아모형의 삼차원 스캐닝을 통한 턱교정 수술용 웨이퍼의 제조방법 |
JP5181098B2 (ja) * | 2010-03-08 | 2013-04-10 | 国立大学法人大阪大学 | バイトスプリントの製造方法 |
US20120244487A1 (en) * | 2011-03-23 | 2012-09-27 | Ryan Tamburrino | Head Positioning Instrument |
JP2015536163A (ja) * | 2012-10-18 | 2015-12-21 | 3シェイプ アー/エス | 複数の噛み合わせ |
BG66738B1 (bg) * | 2013-03-22 | 2018-09-28 | Димитров Филчев Андон | Метод за нагласяване на артикулатор и гнатологически инструментариум за работа по метода |
KR101302701B1 (ko) * | 2013-05-15 | 2013-09-03 | 김종화 | 인공치아 교합기 |
CN108601640B (zh) * | 2016-02-02 | 2020-11-06 | 山口荣二 | 肌位3d调节器具和肌位3d调节咬合器 |
KR101802917B1 (ko) * | 2016-05-04 | 2017-11-29 | 주식회사 메디트 | 치아 움직임 추적 장치 및 그 방법 |
CN109152629A (zh) * | 2016-05-27 | 2019-01-04 | 西浜直树 | 零力矩调节器 |
CN106237525B (zh) * | 2016-09-28 | 2018-07-17 | 浙江省肿瘤医院 | 放射治疗头颈部定位头面骨偏心滑球固定架 |
FI127695B (fi) * | 2017-03-17 | 2018-12-14 | Planmeca Oy | Röntgenkuvauslaite ja potilastukijärjestely |
WO2018225355A1 (ja) * | 2017-06-09 | 2018-12-13 | 栄二 山口 | 咬合記録器具及び咬合器 |
CN108175637B (zh) * | 2017-12-20 | 2023-11-21 | 锐可医疗科技(上海)有限公司 | 颞颌关节牵引器及颞颌关节按压装置 |
CN108392289B (zh) * | 2018-01-23 | 2020-06-05 | 温州医科大学附属口腔医院 | 可调*平面导板 |
US11389123B2 (en) | 2018-06-20 | 2022-07-19 | Lourens Russel Du Preez | Method for determining treatment of orthopaedic imbalances, and apparatus therefor |
KR102117417B1 (ko) * | 2018-12-18 | 2020-06-09 | 주식회사 피엔유에드 | 교합평면 인기를 위한 조립식 막대 |
CN110147647B (zh) * | 2019-06-15 | 2023-06-20 | 广西科技大学 | 基于颞下颌关节稳定性的牙颌骨三维数字建模方法 |
CN110200721B (zh) * | 2019-07-08 | 2024-02-23 | 天津医科大学口腔医院 | 前牙美学诊断导板 |
KR102137342B1 (ko) * | 2019-12-27 | 2020-07-23 | 박천경 | 치과용 정중선 측정 장치 |
DE202020005458U1 (de) * | 2020-09-17 | 2021-04-20 | Zfx Süd GmbH | Artikulator |
CN112618073B (zh) * | 2020-12-15 | 2022-04-12 | 北京华航无线电测量研究所 | 一种髁导斜度的测量装置 |
CN112690918A (zh) * | 2020-12-21 | 2021-04-23 | 北京圣爱吉友和义齿制作有限公司 | 一种义齿石膏模型数字化扫描方法 |
JP2023062990A (ja) * | 2021-10-22 | 2023-05-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | レーザ加工装置及びレーザ加工方法 |
CN116046794B (zh) * | 2023-02-13 | 2023-06-20 | 深圳玉汝成口腔材料有限公司 | 一种烤瓷牙义齿全方位检测装置及方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4810869B1 (ja) * | 1968-07-31 | 1973-04-07 | ||
JPS6339726Y2 (ja) * | 1984-07-19 | 1988-10-18 | ||
JPH0690967A (ja) * | 1992-09-02 | 1994-04-05 | Ormco Corp | 咬合器 |
JPH09220237A (ja) * | 1996-02-19 | 1997-08-26 | Shiyuukai | 義歯床の製作方法 |
JPH11249548A (ja) * | 1998-02-27 | 1999-09-17 | Masayuki Koizumi | デンタルインプラント埋入手術用顎模型 |
WO2000059401A1 (en) * | 1999-03-31 | 2000-10-12 | Lorenzo Battistutta | Apparatus suitable for recording in the mouth and for reproducing in the laboratory the position of the dental arches in relation to the condylar axis, specific for applications in the field of dentistry and dental technique |
JP2002264222A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Minolta Co Ltd | データ処理装置、データ処理方法、記録媒体およびプログラム |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4084319A (en) * | 1976-08-02 | 1978-04-18 | William Basil Dragan | Face bow |
FR2539025B1 (fr) * | 1983-01-12 | 1986-02-28 | Gerbelot Fabrications Automati | Articulateur pour l'art dentaire |
US5160262A (en) * | 1991-02-05 | 1992-11-03 | Ormco Corporation | Dental articulator |
US5176515A (en) * | 1991-05-10 | 1993-01-05 | Andrews Lawrence F | Dental treatment method and apparatus |
DE4211301A1 (de) * | 1992-04-05 | 1993-10-07 | Heinz Mack | Verriegelungsvorrichtung für einen Artikulator |
US5494440A (en) * | 1994-05-19 | 1996-02-27 | Condylator, Inc. | Dental articulator |
JP2866084B2 (ja) | 1997-05-16 | 1999-03-08 | 和弘 永田 | 完全再現性咬合器 |
US5975893A (en) * | 1997-06-20 | 1999-11-02 | Align Technology, Inc. | Method and system for incrementally moving teeth |
JPH11146889A (ja) | 1997-09-10 | 1999-06-02 | Tsunehisa Shimoda | 人工顎関節 |
WO1999058079A1 (fr) * | 1998-05-14 | 1999-11-18 | Kazuhiro Nagata | Occluseur assurant une parfaite reproduction du mouvement naturel |
JP3683787B2 (ja) * | 2000-07-28 | 2005-08-17 | 和弘 永田 | 完全再現性咬合器 |
JP4074064B2 (ja) | 2001-02-28 | 2008-04-09 | 株式会社東芝 | 半導体装置 |
US20070207441A1 (en) * | 2006-03-03 | 2007-09-06 | Lauren Mark D | Four dimensional modeling of jaw and tooth dynamics |
-
2003
- 2003-09-26 AU AU2003268686A patent/AU2003268686A1/en not_active Abandoned
- 2003-09-26 WO PCT/JP2003/012345 patent/WO2004028396A1/ja active Application Filing
- 2003-09-26 JP JP2004539558A patent/JP4552004B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2003-09-26 US US10/529,100 patent/US7534105B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2003-09-26 DE DE10393366.2T patent/DE10393366B4/de not_active Expired - Fee Related
- 2003-09-26 CN CNA038231875A patent/CN1684639A/zh active Pending
-
2005
- 2005-03-21 FI FI20050301A patent/FI122315B/fi not_active IP Right Cessation
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4810869B1 (ja) * | 1968-07-31 | 1973-04-07 | ||
JPS6339726Y2 (ja) * | 1984-07-19 | 1988-10-18 | ||
JPH0690967A (ja) * | 1992-09-02 | 1994-04-05 | Ormco Corp | 咬合器 |
JPH09220237A (ja) * | 1996-02-19 | 1997-08-26 | Shiyuukai | 義歯床の製作方法 |
JPH11249548A (ja) * | 1998-02-27 | 1999-09-17 | Masayuki Koizumi | デンタルインプラント埋入手術用顎模型 |
WO2000059401A1 (en) * | 1999-03-31 | 2000-10-12 | Lorenzo Battistutta | Apparatus suitable for recording in the mouth and for reproducing in the laboratory the position of the dental arches in relation to the condylar axis, specific for applications in the field of dentistry and dental technique |
JP2002264222A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Minolta Co Ltd | データ処理装置、データ処理方法、記録媒体およびプログラム |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101299456B1 (ko) * | 2012-01-03 | 2013-08-29 | 서울대학교산학협력단 | 무치악 또는 편측무치악 파노라마 바이트 |
WO2016013359A1 (ja) * | 2014-07-22 | 2016-01-28 | 有限会社 メディコム | コンピュータ、コンピュータで実行される方法、及びコンピュータプログラム、並びにフェイスボウ |
JP2016022228A (ja) * | 2014-07-22 | 2016-02-08 | 高橋 淳 | コンピュータ、コンピュータで実行される方法、及びコンピュータプログラム、並びにフェイスボウ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2004028396A1 (ja) | 2006-01-19 |
DE10393366B4 (de) | 2014-04-03 |
AU2003268686A1 (en) | 2004-04-19 |
WO2004028396A1 (ja) | 2004-04-08 |
US7534105B2 (en) | 2009-05-19 |
US20050277086A1 (en) | 2005-12-15 |
FI20050301A (fi) | 2005-03-21 |
FI122315B (fi) | 2011-11-30 |
DE10393366T5 (de) | 2005-09-08 |
CN1684639A (zh) | 2005-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4552004B2 (ja) | 咬合確認装置 | |
US8348669B1 (en) | Surgical template and method for positioning dental casts and dental implants | |
AU2004200418B2 (en) | Device and Method for Manufacturing Dental Prosthesis | |
CN108113780B (zh) | 用于下颌骨髁假体制作的下颌骨髁运动轨迹测量方法 | |
US11229503B2 (en) | Implant surgery guiding method | |
US20180147039A1 (en) | System and method for measuring and simulating mandibular movement | |
KR102330616B1 (ko) | 임플란트 수술 가이드 방법 | |
EP3007646B1 (en) | Method for taking a dental impression in the mouth | |
KR20180126015A (ko) | 얼굴 특징 스캐닝 시스템들 및 방법들 | |
WO2007127804A2 (en) | Computer machined dental tooth system and method | |
US8998615B2 (en) | Method and apparatus for preparing denture | |
US11957540B2 (en) | Virtual dental articulator and system | |
US8348667B2 (en) | Mandible position indicator and automatic articulator for measuring and replicating occlusion | |
US20130216972A1 (en) | Process and apparatus for computer-controlled preparation of teeth | |
WO2014044783A2 (de) | Verfahren zur simulation der dynamischen okklusion | |
KR20140012880A (ko) | 틀니 제작 방법 | |
US20180153658A1 (en) | Anatomical articulator for dental diagonostic method and prosthetic reconstruction | |
KR101491041B1 (ko) | 악 교정용 웨이퍼 제작 방법 | |
JP2004129890A (ja) | 歯科用人工物製作時において人工歯列弓の最前方点を決定する装置 | |
RU2742522C1 (ru) | Способ изготовления модели зубов | |
CN117462290A (zh) | 一种咬合板设计方法及系统 | |
Wang | Accurate Implantation and Long-term Stability with the Assistance of Computer-aided Design | |
TW201222302A (en) | Method of adapting computer-aided artificial tooth arrangement in complete denture fabrication | |
Luo et al. | Four-dimensional digital design to prediction of the real-time functional rehabilitation in the esthetic zone | |
TW201345491A (zh) | 牙科補綴及贗復體數位建檔與製作之方法及其教學訓練 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080930 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090630 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090826 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100414 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20100524 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100608 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100616 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |