JP2023062990A - レーザ加工装置及びレーザ加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの加工対象面に施した加工パターンに基づいた加工結果を、レーザ加工装置に大きな処理の負担を掛けないで、快適に確認できるようにする。【解決手段】レーザ加工装置は、加工パターン入力部621と、2次元表示部620と、3次元表示対応の3次元位置表示データを生成する3次元位置表示データ生成部623とプロファイル情報入力部625と、3次元表示部624と、加工対象面において、加工パターンの位置を3次元位置表示データにより表示して、位置情報としての加工条件を設定するための加工条件設定部627と、加工条件に従って、3次元レーザ加工制御データを生成する3次元レーザ加工制御データ生成部628を備え、設定端末100において加工パターンをデータ量の小さい3次元位置表示データに置き換えて表示し加工条件を編集するため、円滑に加工条件を編集することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、レーザ加工装置に係り、詳しくは快適に3次元加工の設定ができるレーザ加工装置及びレーザ加工方法に関する。
近年、立体的なワークに対して印字するなどの3次元加工が可能なレーザ加工装置が用いられている。このようなレーザ加工装置では、3次元加工するための文字や平面図形からなる加工パターンを設定する。この場合、加工パターンは一旦2次元の情報として入力されることが一般的である。その一方で、加工対象となるワークの3次元形状のデータが入力される。次に、2次元の加工パターンをワークの3次元形状に変換するために、高さ方向の情報を付加しなければならない。このため、曲面等を備えた立体的な形状を指定する必要がある。しかし、このような操作は容易でなく、特に3次元データの扱いに不慣れな初心者にとっては操作が困難であるという問題があった。
そこで特許文献1に記載された発明では、加工対象面の3次元形状を模した基本図形を指定することによりワークの3次元表示を行う。そして、この画面上で加工対象面に加工パターンを貼り付けることで平面的な加工パターンを容易に3次元形状に変換することができる。このため、3次元データの扱いに不慣れな初心者であっても、ワークの加工対象面に施した加工パターンに基づいた加工結果を確認でき、作業者の負担軽減をさせるようにしている。
特開2008-030070号公報
特許文献1に記載されたようなレーザ加工装置では、上述のように加工結果を確認するために、2次元データとして入力された加工パターンを、ワーク上での加工位置の調整のために3次元データに変換して表示画面に表示する必要があった。
しかしながら、レーザ照射のベクトル情報を含んだ2次元データはデータ量が大きく、これを3次元データに変換するとレーザ加工装置に大きな処理の負担を与える。特に、一つのワークに、製品名称やシリアル番号、ロゴマーク、バーコード、2次元バーコード、注意書き等多数の印字を同時に行いたい場合がある。このような場合、レーザ加工装置の処理の負担が過大となり動作が遅くなるなどの問題があった。
本発明のレーザ加工装置及びレーザ加工方法では、ワークの加工対象面に施す加工パターンに基づいた3次元の加工結果を、レーザ加工装置に大きな処理の負担を掛けないで、円滑に確認、編集ができるようにすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明のレーザ加工装置では、加工用レーザ光を発生させるためのレーザ光源と、前記レーザ光源から出射される前記加工用レーザ光を加工領域内において走査させるための走査部と、前記レーザ光源及び前記走査部を制御するための制御部とを備え、加工領域内に配置されたワークの加工対象面に対して、レーザ光を照射して、設定した加工パターンに基づいて加工可能なレーザ加工装置であって、前記加工パターンを2次元情報として入力する加工パターン入力部と、前記加工パターン入力部から入力された前記加工パターンを編集するための画面を表示する2次元表示部と、前記2次元表示部により表示された画面において編集された前記加工パターンの印字領域PAを示す3次元表示対応の3次元位置表示データを生成する3次元位置表示データ生成部と、加工対象面の3次元形状を示すプロファイル情報を入力するためのプロファイル情報入力部と、前記プロファイル情報入力部から入力されたプロファイル情報を編集するための画面を表示する3次元表示部と、前記3次元表示部により表示されたが画面において、前記プロファイル情報に基づいて表示された加工対象面において、前記加工パターンの位置を3次元位置表示データにより表示して、位置情報としての加工条件を設定するための加工条件設定部と、前記加工条件設定部で設定された前記加工条件に従って、前記加工パターンに基づいて前記加工対象面に加工をするための3次元レーザ加工制御データを生成する3次元レーザ加工制御データ生成部とを備えたことを特徴とする。
前記加工パターンは、テキストデータ・記号・バーコード・2次元バーコードを含み、前記加工パターン入力部は、入力された情報に基づいて、予め記憶されたレーザ照射ベクトル情報から入力された情報に対応するレーザ照射ベクトル情報を読み出して、2次元の加工パターンを生成することができる。
前記加工パターンは、イメージデータを含み、前記加工パターン入力部は、入力されたイメージデータに基づいて、対応するレーザ照射ベクトル情報を生成することで2次元の加工パターンを生成することもできる。
前記3次元位置表示データ生成部で生成される前記3次元位置表示データが、所定の条件に従って前記加工パターンをグループ化して3次元表示部で一括して表示するデータとしてもよい。また、前記3次元位置表示データ生成部で生成される前記3次元位置表示データが、同じ種類の前記加工パターンであることを条件にグループ化して3次元表示部で一括して表示するデータとしてもよい。
前記3次元位置表示データ生成部で生成される前記3次元位置表示データが、所定の条件に従って異なる種類の前記加工パターンをグループ化して3次元表示部で一括して表示するデータとしてもよい。
前記所定の条件は、予め設定した所定の範囲、若しくは予め設定された所定の加工パターンの個数としてもよい。
前記3次元位置表示データ生成部で生成される3次元位置表示データが、前記加工パターンの印字領域を示す枠線を表示するデータとしてよい。この場合、前記枠線が、加工パターンの走査方向の幅と、走査方向に直交する方向の高さを有する長方形として表示されるデータとしてもよく、前記長方形を構成する線分が印字領域に接する接線としてもよい。
また、前記枠線が、加工パターンを囲む多角形として表示されるデータとしてもよく、前記多角形を構成する頂点を、加工パターンのレーザ加工の始点、終点、変曲点、頂点を含む定められた特異点としてもよい。また、前記枠線が、加工パターンを包含する円若しくは楕円として表示されるデータとしてもよい。
前記3次元位置表示データが、テキストデータ、記号である場合に、それぞれ加工パターンを構成するテキスト、記号が分離して表示されるようにしてもよい。また、前記3次元位置表示データが、種類ごとに異なる表示で区別されるように表示させるデータとしてもよい。また、前記3次元位置表示データが、種類ごとに異なる色彩で区別されるように表示させるデータとしてもよい。
前記走査部は、前記レーザ光源から出射される前記加工用レーザ光を加工領域内において第一の方向に走査させるための第一のスキャナと、前記第一のスキャナで走査されるレーザ光を前記第一の方向と直交する第二の方向に走査させるための第二のスキャナとを備えることができる。
前記プロファイル情報入力部は、加工対象面の3次元形状を示すプロファイル情報として、予め複数の基本図形が記憶されており、当該基本図形から前記ワークの加工対象面と近似する基本図形を選択することで、プロファイル情報を生成するようにしてもよい。また、前記プロファイル情報入力部は、前記ワークの加工対象面の3次元形状を示すプロファイル情報として、入力された前記ワークの3次元形状を表す3次元データからプロファイル情報を生成するようにしてもよい。
また、本発明のレーザ加工方法は、加工用レーザ光を発生させるためのレーザ光源と、前記レーザ光源から出射される前記加工用レーザ光を加工領域内において走査させるための走査部と、前記レーザ光源及び前記走査部を制御するための制御部とを備え、加工領域内に配置されたワークの加工対象面に対して、レーザ光を照射して、設定した加工パターンに基づいて加工可能なレーザ加工装置を用いたレーザ加工方法であって、前記加工パターンを2次元情報として入力する加工パターン入力のステップと、前記加工パターン入力のステップにより入力された加工パターンを編集するため表示部に画面を表示させる2次元表示のステップと、前記2次元表示のステップで編集された加工パターンのレーザ光の印字領域を示す3次元表示対応の3次元位置表示データを生成する3次元位置表示データ生成のステップと、加工対象面の3次元形状を示すプロファイル情報を入力するためのプロファイル情報入力のステップと、前記プロファイル情報入力のステップにおいて入力されたプロファイル情報を編集するために表示部に画面を表示させる3次元表示のステップと、前記3次元表示のステップにおいて、前記プロファイル情報に基づいて表示された加工対象面において、前記加工パターンの位置を3次元位置表示データにより表示して、位置情報としての加工条件を設定する加工条件設定のステップと、前記加工条件設定のステップで設定された加工条件に従って、前記加工パターンに基づいて前記加工対象面に加工をするための3次元レーザ加工制御データを生成する3次元レーザ加工制御データ生成のステップとを備えたことを特徴とする。
本発明のレーザ加工装置及びレーザ加工方法では、ワークの加工対象面に施した加工パターンに基づいた3次元の加工結果を、レーザ加工装置に大きな処理の負担を掛けないで、円滑に確認、編集をすることができる。
本実施形態におけるレーザ加工装置全体の斜視図である。 本実施形態におけるレーザ加工装置及び設定用端末のブロック図である。 本実施形態における制御部の機能を示すブロック図である。 本実施形態のレーザ加工装置の処理を示すフローチャートである。 (a)2次元表示画面に表示された加工パターンを示す図である。(b)加工パターンを移動、追加した図である。 (a)3次元表示画面に表示されたプロファイル情報である基本図形を示す図である。(b)基本図形の向きを変えた図である。 (a)3次元表示画面において円柱で構成される加工対象面に加工パターンの3次元位置表示データを表示した状態を示す図である。(b)3次元位置表示データの位置を変えた図である。 円柱で構成される加工対象面に加工パターンに基づいて加工されたワークを示す斜視図である。 3次元表示画面において球面で構成される加工対象面に加工パターンの3次元位置表示データを表示した状態を示す図である。 (a)~(j)3次元位置表示データの表示態様の別例を示す図である。 (a)加工パターンの一例を示す図である。(b)この加工パターンを所定の条件でグループ化して3次元位置表示データに変換したものである。 (a)加工パターンの別の一例を示す図である。(b)この加工パターンを別の所定の条件でグループ化して3次元位置表示データに変換したものである。 (a)加工パターンのさらに別の一例を示す図である。(b)この加工パターンをさらに別の所定の条件でグループ化して3次元位置表示データに変換したものである。 (a)加工パターンのさらに別の一例を示す図である。(b)この加工パターンをさらに別の所定の条件でグループ化して3次元位置表示データに変換したものである。 (a)加工パターンのさらに別の一例を示す図である。(b)この加工パターンをさらに別の所定の条件でグループ化して3次元位置表示データに変換したものである。
以下、本発明の一実施形態であるレーザ加工装置10を図1~10を参照して説明する。
<レーザ加工装置10>
図1は、本実施形態におけるレーザ加工装置10全体の斜視図である。図1に示すように、実施形態のレーザ加工装置10は、発振器ユニット11と、ヘッドユニット12と、コントローラユニット13とを有する。また、コントローラユニット13には、設定用端末100が接続されている。ヘッドユニット12の下方には、コンベアでワークWが加工領域WAに搬送される。この状態で、加工用レーザ光LBが、ワークWの加工対象面PSに走査可能になっている。
図2は、本実施形態におけるレーザ加工装置10及び設定用端末100のブロック図である。
<発振器ユニット11>
図2に示すように、発振器ユニット11は、筐体内に、レーザ光源22と、レーザ光源用駆動回路23と、入出力回路24と、記憶部25などを有する。
レーザ光源22は、加工用レーザ光LBを出射するものであり、加工対象に合わせて、例えば波長や光量の異なるYAGレーザ、CO2レーザやファイバレーザなどから選択される。
レーザ光源用駆動回路23は、レーザ光源22を駆動するための回路である。入出力回路24は、外部との信号のやり取りを行うための回路である。記憶部25には、発振器ユニット11の制御に必要な情報などが記憶される。
<ヘッドユニット12>
図2に示すように、ヘッドユニット12は、筐体内にレーザ走査部42と、走査部用駆動回路43と、収束レンズ44と、入出力回路45と、記憶部46とを有する。
<レーザ走査部42>
レーザ走査部42は、レーザ光源22により出射された加工用レーザ光LBを走査するものである。レーザ走査部42は、一対のガルバノミラーと、一対のガルバノミラーの駆動させるアクチュエータを有するガルバスキャナを備える。図示は省略するが、レーザ光源22から出射される加工用レーザ光LBは、加工領域WA内において第一の方向であるX方向に走査させるための第一のスキャナを備える。また、第一のスキャナで走査される加工用レーザ光LBをX方向と略直交する第二の方向であるY方向に走査させるための第二のスキャナとを備える。
<走査部用駆動回路43>
走査部用駆動回路43は、レーザ走査部42を駆動するための回路であり、ガルバノミラーのアクチュエータを制御する。走査部用駆動回路43により、レーザ走査部42のアクチュエータを介して一対のガルバノミラーの駆動が制御され、加工対象物であるワークWの加工面上において2方向(2次元方向)に走査する。
<収束レンズ44>
収束レンズ44は、レーザ走査部42で走査された光を収束して外部に出射するものである。また、ワークWの加工対象面PSの加工用レーザ光LBが照射される印字領域PAのZ方向の位置に合わせて加工用レーザ光LBの焦点を合わせる。例えばビームエキスパンダなどが利用できる。本実施形態では、レーザ走査部42と収束レンズ44で、3次元レーザスキャナを構成する。
<入出力回路45>
入出力回路45は、外部との信号のやり取りを行うための回路である。記憶部46は、ヘッドユニット12の制御情報が記憶される。
<コントローラユニット13>
コントローラユニット13は、筐体内に、制御部62と入出力回路64と、記憶部65とを有する。
<制御部62>
図3は、実施形態における制御部62の機能を示す図である。
制御部62は、加工パターンPPを2次元情報として入力する加工パターン入力部621を備える。また、加工パターン入力部621から入力された加工パターンPPを編集するための2次元表示部620により、設定用端末100の表示部102に加工パターンPPを表示する。2次元表示画面105で編集された加工パターンPPの加工用レーザ光LBの印字領域PAを示す3次元表示用の3次元位置表示データPIを生成する3次元位置表示データ生成部623を備える。また、加工対象面PSの3次元形状を示すプロファイル情報PDを入力するためのプロファイル情報入力部625を備える。プロファイル情報入力部625から入力されたプロファイル情報PDを編集するために表示する3次元表示部624を備える。3次元表示部624により表示される設定用端末100の表示部102において、3次元表示画面106が表示される。3次元表示画面106においてプロファイル情報PDに基づいて表示された加工対象面PSにおいて、加工パターンPPの位置を3次元位置表示データPIにより表示する。また、基本図形を記憶した基本図形記憶部626を備える。そして、位置情報としての加工条件PCを設定するための加工条件設定部627を備える。加工条件設定部627で設定された加工条件PCに従って、加工パターンPPに基づいて加工対象面PSに加工をするための3次元レーザ加工制御データCPDを生成する3次元レーザ加工制御データ生成部628を備える。
<加工パターン入力部621>
ここで、「加工パターンPP」とは、入力された文字列のテキストデータ、バーコードなどの規格化されたマークなどのほか、あらゆる入力された線分、図形、規格化されないマークなどに基づいて、レーザ照射をするための加工用レーザ光LBの軌跡を定めたものである。加工パターンPPは、レーザ走査部42がレーザ照射するためのベクトル情報とON/OFF情報の2次元情報として生成される。例えば、加工パターン入力部621では、予め「A」の文字を描くための加工用レーザ光LBの軌跡が「レーザ照射ベクトル情報記憶部622」に記憶されている。そして、キーボードの「A」を入力すると、そして、「A」の加工パターンとして、対応する「レーザ照射ベクトル情報」が読み出される。そして、この[A]に対応する「レーザ照射ベクトル情報」が記憶される。
また、自由な直線、曲線、図形など場合は、イメージデータからレーザ照射ベクトル情報に変換されて記憶される。
仮に加工対象が、水平な平面であれば、そのまま記憶された「レーザ照射ベクトル情報」のみでワークWを加工することができることとなる。
但し、加工対象が立体の場合は、データを3次元化する必要がある。すなわちワークWの加工対象面PSの加工用レーザ光LBが照射される印字領域PAのZ方向の位置に合わせて加工用レーザ光LBの焦点を合わせる必要がある。そのため、本実施形態でもプロファイル情報PDに基づいてZ方向への深度調節が行われる。例えば、ビームエキスパンダなどが用いられる。
<2次元表示部620>
加工パターン入力部621により入力された加工パターンPPは、2次元表示部620により画像出力される。2次元表示部620からの画像出力は、入出力回路64、入出力回路103を経て、設定用端末100の表示部102に2次元表示画面105として表示される。
図5(a)は、設定用端末100の表示部102の2次元表示画面105に表示された加工パターンPPを示す図である。設定用端末100の表示部102の2次元表示画面105には、レーザ走査が可能な加工領域WAの範囲が表示される。表示範囲は変更でき、画面の一部を拡大して見ることができる。ユーザは、2次元表示部620により2次元表示画面105に表示された加工パターンPPを見ながら、加工パターンPPの編集を行うことができる。編集は、それぞれの加工パターンPPの追加、削除、拡大・縮小、配置の変更、フォントの変更、グループ化及びグループ化の解除などができる。
<加工パターンPPの編集>
例えば、図5(a)には、文字列「ABCDEFGHIJKLMN」を示す加工パターンPP1と、1次元のバーコードを示す加工パターンPP2、2次元バーコードを示す加工パターンPP3が表示されている。
文字列「ABCDEFGHIJKLMN」を入力する場合は、キーボードで文字列「ABCDEFGHIJKLMN」を入力する。入力すれば、レーザ照射ベクトル情報記憶部622に記憶されている対応する「レーザ照射ベクトル情報」が読み出されて2次元表示画面105に表示する。
1次元のバーコードを示す加工パターンPP2は、2次元表示画面105からバーコードを編集するアイコンを選択して、特定する数列をキーボードから入力する。統一商品コードの場合は、国番号(フラグ)2または3桁、メーカーの番号(メーカーコード)5桁または7桁、品物の番号(アイテムコード)5桁または3桁、間違い防止の番号(チェックデジット)1桁を入力する。そして、変換すると、レーザ照射ベクトル情報記憶部622に記憶されている対応する「レーザ照射ベクトル情報」が読み出されて2次元表示画面105にバーコードを表示する加工パターンPP2を表示する。
2次元のバーコードを示す加工パターンPP3も、2次元表示画面105からバーコードを編集するアイコンを選択して、特定する数列をキーボードから入力する。本実施形態では、QRコード(株式会社デンソーウェーブの登録商標)の入力が可能で、必要な数字・英字・漢字・カナ・記号バイナリ・制御コード等のデータ、セル数などを入力する。そして、変換すると、レーザ照射ベクトル情報記憶部622に記憶されている対応する「レーザ照射ベクトル情報」が読み出されて2次元表示画面105にQRコードを表示する加工パターンPP2を表示する。
図5(b)は、加工パターンPPを追加、移動した図である。ユーザは、入力部101であるキーボードやマウスを用いて、それぞれの加工パターンPPを画面上で選択して、移動させることができる。ここでは、加工パターンPP2と加工パターンPP3の位置を移動している。移動は、「配置」のアイコンを選択し、マウスなどでドラッグして所望の位置に移動する。
また、ISO3864およびJIS Z9101による安全標識様式に基づく警告マークを示す加工パターンPP4と、オリジナルロゴの「Hello」を示す加工パターンPP5を追加している。
警告マークのようなJISなどで規格化された記号は、文字と同様に扱うことができる。
また、オリジナルロゴの「Hello」のような自由な直線、曲線、図形など場合は、有線又は無線によりイメージデータを入力部101から入力する。そして、表示部102の画面から図形を編集するアイコンを選択して、入力したイメージデータを加工パターンとして特定する。そうすると、イメージデータからレーザ照射ベクトル情報に変換されて加工パターンPPとして記憶され、2次元表示画面105に表示される。
<加工パターンPPのグループ化>
そして、加工パターンPP4、PP5を追加したら「グループ」のアイコンを選択して、加工パターンPP1~PP5を選択し、図示しない「グループ化」のアイコンをクリックする。そうすれば、加工パターンPP1~PP5がグループ化された加工パターンPPGとなり、1つの加工パターンPPとして取り扱われる。
また、図示しない「グループ解除」のアイコンをクリックすれば、加工パターンPPGのグループ化が解除される。グループ化が解除されると加工パターンPPGが独立した加工パターンPP1~PP5に戻る。
<本実施形態の原則的なグループ化のルール>
本実施形態では、例えば、文字列「ABCDEFGHIJKLMN」を示す加工パターンPP1では、同種類の加工パターンであるので、自動的に文字列「ABCDEFGHIJKLMN」を一体化した3次元位置表示データPIとして、グループ化している。
また、1次元のバーコードを示す加工パターンPP2や、2次元のバーコードを示す加工パターンPP3では、「コード」本体と、添え字である数字の複数の加工パターンPPから構成されているといえるが、これらの「コード」と「添え字」は、自動的に一体の加工パターンPPとして一体化される。
さらに、図5(b)に示すように、2次元表示画面105において、ユーザが2点鎖線で選択範囲として指定した範囲内の加工パターンPP1~PP5は、まとめて、グループ化された加工パターンPPGとなる。
図7(b)に示すように、グループ化された加工パターンPPGは、枠線が、加工パターンPPの走査方向の幅と、走査方向に直交する方向の高さを有する長方形の3次元位置表示データPIGとして表示される。
<プロファイル情報入力部625>
プロファイル情報入力部625は、ワークWの加工対象面PSを、3次元表示画面106で3次元座標空間として表示することができる。本実施形態では、「3次元表示画面106」は、3次元表示部624により設定用端末100の表示部102に表示された画面が相当する。
「プロファイル情報PD」とは、ワークWの加工対象面PSを示す3次元座標データである。3次元座標データは、例えばCADにより生成することができる。この場合は、このCADデータを所定のデータ形式にすれば、3次元表示画面106に3次元表示することができる。しかしながら、ワークWのCADデータがあれば、簡単に入力できるが、CADデータが無い場合は、一から3次元データを生成する必要があり、CAD装置や、3次元データの取扱スキルが要求される。このため、本実施形態では、「基本図形」として、平面、直方体、円柱、球などの基本形状が準備され、所定の寸法を入力すれば、CADデータのような3次元データが無くても、ワークWの加工対象面PSに近似したプロファイル情報PDを入力することができる。
<3次元表示部624>
図6(a)は、3次元表示画面106に表示されたプロファイル情報PDである基本図形を示す図である。
プロファイル情報入力部625により入力されたプロファイル情報PDは、3次元表示部624により画像出力される。3次元表示部624からの画像出力は、入出力回路64、入出力回路103を経て、設定用端末100の表示部102に3次元表示画面106として表示される。ここでは、基本図形として円柱が選択された場合のプロファイル情報PD1を説明する。
まず、設定用端末100の表示部102に表示される3次元表示画面106で「円柱」を指定すると、円柱の高さ、直径などを指定する編集画面となるので、これらを指定して決定する。そうすると、プロファイル情報入力部625は、基本図形記憶部626に記憶されている基本図形のデータから、円柱のデータを読み出す。そして、設定用端末100の表示部102の3次元表示画面106に3次元座標示される加工領域WAを表示する。この座標系に所定の位置、方向にプロファイル情報PD1である円柱を表示する。図6(a)では、円柱の姿勢はz軸と中心線が一致する姿勢で表示されている。
図6(b)は、基本図形である円柱からなるプロファイル情報PD1の向きを変えた図である。ここでは、円柱の水平方向に沿って加工パターンPPを印字したいので、図6(a)の状態からプロファイル情報PD1の姿勢を変更する。姿勢の変更は、3次元表示画面106で回転モードにしてドラッグしても変更できる。また、中心軸の方向をy軸方向と平行に変更するように数値で設定する。
<3次元位置表示データ生成部623>
プロファイル情報入力が終わったら、次にワークWを示すプロファイル情報PD1に対して加工パターンPPを3次元表示画面106で表示することが考えられる。しかしながら、本実施形態では、このとき3次元位置表示データ生成部623が加工パターンPPに応じた3次元位置表示データPIを生成する。生成した3次元位置表示データPIをプロファイル情報PDである円柱とともに3次元表示部624により画像出力される。「3次元位置表示データPI」は、ワークWを示すプロファイル情報PDに加工パターンPPを3次元表示画面106で表示させるのと同じ位置で、加工パターンPPよりデータ量の少ない画像である。
図7(a)は、3次元表示画面106において円柱で構成されるワークWの加工対象面PSに加工パターンPPの3次元位置表示データPIを表示した状態を示す図である。ここでは、2次元情報である加工パターンPPGを、円柱のプロファイル情報PDに貼り付ける。図5(b)で示す文字列「ABCDEFGHIJKLMN」の加工パターンPP1は、図10(a)に示すように、文字ごとに「□□□…」のような四角形の中に「X」が表示された3次元位置表示データPI1で表示されている。このため、この3次元位置表示データPI1が文字を示すことが暗示され直感的にわかるような表示となっている。3次元位置表示データPI1は、例えば、「A」であれば、その印字領域PAの高さhと、幅wの四角形の枠線で表示される。また、「I」も同様で、この場合は幅wは比較的狭いものとなる。
図5(b)で示す1次元のバーコードの加工パターンPP2は、図10(b)に示すように、文字ごとに全体が四角形の枠線からなる3次元位置表示データPI2で表示されている。3次元位置表示データPI2も、その印字領域PAの高さhと、幅wの四角形の枠線で表示される。また、この四角形で示されるバーコードの3次元位置表示データPI2は、複数の縦線が描かれている。このため、この3次元位置表示データPI2が1次元のバーコードを示すことが暗示され直感的にわかるような表示となっている。
図5(b)で示す2次元のバーコードの加工パターンPP3は、図10(c)に示すように、全体が四角形の枠線からなる3次元位置表示データPI3で表示されている。3次元位置表示データPI3も、その印字領域PAの高さhと、幅wの四角形の枠線で表示される。また、この四角形で示される2次元バーコードの3次元位置表示データPI3は、マトリクス状の線が描かれている。このため、この3次元位置表示データPI3が2次元のバーコードを示すことが暗示され直感的にわかるような表示となっている。
図5(b)で示す危険マークの加工パターンPP4は、図10(d)に示すように、全体が四角形の枠線に複数の横線が描かれている3次元位置表示データPI4で表示されている。3次元位置表示データPI4も、その印字領域PAの高さhと、幅wの四角形の枠線で表示される。また、この四角形で示される3次元位置表示データPI5は、内部には複数の横線が表示され、文字、バーコード、2次元バーコード以外の内容を示すことが暗示され直感的にわかるような表示となっている。
<加工条件設定部627>
図7(b)は、3次元位置表示データPI1~PI5の位置を変えた図である。ここに表示された3次元位置表示データPI1~PI5は、グループ化された加工パターンPPGの加工位置を示すものである。そして、3次元位置表示データPI1~PI5もグループ化されて、3次元位置表示データPIGとして一体に扱われる。3次元表示画面106において移動を示すアイコンをクリックし、3次元位置表示データPIGを選択してドラッグすると、3次元位置表示データPIGは、プロファイル情報PD1の加工対象面PSに沿って、変形しながら移動する。
図7(a)では、図5(b)に示す加工パターンPPGが、プロファイル情報PD1の加工対象面PS内に入りきらない。そこで、3次元位置表示データPIGを画面左方向に移動させる。そして、図7(b)に示すように、加工パターンPPGが、プロファイル情報PD1の加工対象面PS内に入るように調整する。もしも、それでも入りきらないような場合は、一旦2次元表示画面105に切り替える。そして、加工パターンPPGのグループ化を解除し、加工パターンPP1~PP5の個別の位置を調整する。あるいは、縮小して大きさを変更する。そして、加工パターンPP1~PP5を再度グループ化して、加工パターンPPGとする。そして、3次元表示画面106に戻る。そして、加工パターンPP1~PP5の編集が反映された3次元位置表示データPIGの位置を調整する。
このような調整は、すべて3次元位置表示データPI1~PI5を用いて行う。このため、加工パターンPPGは、2次元情報のまま、記憶されている。
なお、3次元表示画面106では、円柱で示されたプロファイル情報PD1の位置や、姿勢を編集することもできる。例えば、図6(b)に示された姿勢を図6(a)に示された姿勢戻すこともできる。
このようにプロファイル情報PD1と3次元位置表示データPIGの位置関係が決定されたら、レーザ加工を開始する操作を行う。本実施形態では、例えば、図示しない印字開始のアイコンをクリックする。
<3次元レーザ加工制御データ生成部628>
印字開始のアイコンがクリックされると、これを契機に3次元レーザ加工制御データ生成部628により、3次元レーザ加工制御データCPDを生成する。3次元レーザ加工制御データCPDは、3次元位置表示データPI1~PI5により取得された3次元座標データに基づいて、記憶されていた加工パターンPP1~PP5の2次元情報を、3次元座標データに変換した3次元情報である。
「3次元レーザ加工制御データCPD」は、プロファイル情報PD1で特定されたワークWの加工対象面PSにおいて、レーザ走査部42により、3次元座標に基づいて加工用レーザ光LBにより加工パターンPP1~PP5の加工するための制御データである。
この3次元位置表示データPI1~PI5により取得された3次元座標データに基づいて、記憶されていた加工パターンPP1~PP5の2次元情報を、3次元座標データに変換するのは、処理量が大きくなる。しかし、本実施形態では、3次元表示画面106においてプロファイル情報PD1と3次元位置表示データPI1~PI5との位置の調整では、このようなデータの変換は行わないため、処理量が極めて少なくなる。そのため、3次元表示画面106においてプロファイル情報PD1と3次元位置表示データPI1~PI5との位置の調整である加工条件の編集(S10)は、レーザ加工装置10に負担を掛けることなく、快適に行うことができる。
<設定用端末100>
コントローラユニット13は、筐体に設定用端末100を接続可能な接続部を有している。
設定用端末100は、例えば、ノートパソコンの他、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)やスマートフォンなどの汎用端末に専用のアプリケーションソフトウェアを導入することでレーザ加工装置10による各種の設定が可能となっている。一例としての設定用端末100は、汎用のノートパソコンであり、キーボードやマウスなどによりユーザによるデータの入力が可能な入力部101を有する。また各種情報を表示可能なディスプレーを備えた表示部102を有する。そして有線又は無線で、イメージデータなどを入出力することができる入出力回路103を有する。また、CPUやメモリを備え各部を制御する制御部104を有する。
入力部101は、加工パターン入力部621への入力や、プロファイル情報入力部625への入力に用いられる。
表示部102は、制御部62の2次元表示部620により図5(a)のような2次元表示画面105を表示する。また、切り替えることで、3次元表示部624により図7(b)のような3次元表示画面106を表示する。
(本実施形態の作用)
図4は、本実施形態のレーザ加工装置の処理を示すフローチャートである。以下、このように構成された本実施形態のレーザ加工装置10の作用についてフローチャート参照して説明する。
<加工パターン入力(S1)>
まず、レーザ加工装置10を立ち上げて、接続した設定用端末100の表示部102を見ながら、加工パターンPPを入力部101から入力する。加工パターンPPは、ワークWに印字したい文字列、マーク、1次元バーコード、2次元バーコードなどを特定する情報はキーボードなどで入力する。また、印字したい図形は、そのイメージデータを有線又は無線で入力する。
<加工パターンPPの2次元表示のためのデータ生成(S2)>
これら入力した数値や文字データにより、レーザ加工装置10の加工パターン入力部621は、加工パターンPPを生成する。
<加工パターン2次元表示(S3)>
加工パターン入力部621において生成された加工パターンPPは、2次元表示部620により表示部102に2次元表示画面105として表示される。
<加工パターン編集(S4)>
表示部102に表示された2次元表示画面105の加工パターンPPは、ユーザにより、その大きさや配置などの編集がなされる。加工パターン編集(S4)が完了したら、加工パターンPPは名前を付けて保存しておくことができる。
<加工パターンから3次元位置表示データ抽出(S5)>
加工パターンPPの編集が完了したら、図5(b)に示す2次元表示画面105から、図6(a)に示す3次元表示画面106に画面を切り替える。そうすると、3次元表示画面106では、加工パターンPPに対応する3次元位置表示データPIが表示される。このフローチャートでは、まだ、プロファイル情報PDが入力されていない。このため、3次元位置表示データPIは、xy平面において表示される。予めプロファイル情報PDが入力されている場合には、表示されたプロファイル情報PD上に、3次元位置表示データPIが表示される。
ところで、プロファイル情報PD1と加工パターンPPとの位置関係から、レーザ加工の加工ベクトルデータの2次元情報である加工パターンPPを、3次元レーザ加工制御データCPDに置換するのは処理量が大きい。本実施形態では、加工条件PCの編集(S10)が完了して、「加工開始」のアイコンをクリックするまでは、そのような置換は行われない。本実施形態では、加工パターンPPをデータの小さな3次元位置表示データPIに置き換えて加工条件PCの編集(S10)を行うため、小さなデータ処理量で加工条件PCの編集(S10)を円滑に行うことができる。
<加工対象面のプロファイル情報PD(基本図形)入力(S6)>
次に、2次元表示画面105から3次元表示画面106に表示部102の画面を切り替える。そして、ワークWの形状をプロファイル情報PDとして入力する。この例では、予めCADデータなどは準備せず、図6(a)に示すように、基本図形の一つである円柱を選択する。円柱の高さと直径を設定用端末100の入力部101から入力する。
<プロファイル情報3次元表示(S7)>
そうすると、デフォルトでは円柱の中心軸がz軸となるように3次元表示画面106にプロファイル情報PD1が表示される。
<プロファイル情報編集(S8)>
3次元表示画面106において、プロファイル情報PD1が表示されたら、位置や姿勢などを編集することができる。本実施例では、ワークWの加工対象面PSは、図8に示すように円柱の側面としたいため、3次元表示画面106においてパラメータを編集し、円柱の中心をy軸と重なる方向に90°回転する。
<3次元位置表示データを加工対象面上に貼り付け(S9)>
3次元表示画面106において表示されたプロファイル情報PD1の表面には、3次元位置表示データPI1~PI5が表示される。3次元表示画面106では、切替によりプロファイル情報PDのみの表示もでき、プロファイル情報PDに、3次元位置表示データPIを重畳的に表示することもできる。ここでは、プロファイル情報PDの入力と編集が完了したら、保存してあった加工パターンを選択して表示させる。
図7(a)は、このようにして、プロファイル情報PD1の表面に3次元位置表示データPI1~PI5を表示させた状態である。保存してあった加工パターンPPは、3次元表示画面106では、3次元位置表示データPIとして表示される。この実施例の場合、プロファイル情報PD1と3次元位置表示データPI1~PI5との位置関係を調整していないため、3次元位置表示データPI5などが、プロファイル情報PD1とずれている。
<加工条件編集(S10)>
3次元表示画面106においてプロファイル情報PD1の表面に、3次元位置表示データPI1~PI5が表示された状態で、加工条件PCの編集を行う。ここで「加工条件PC」とは、プロファイル情報PD1と加工パターンPPとの位置関係の条件である。また、3次元表示画面106においては、加工における濃度調整などの加工時の様々な条件を設定することができる。
<加工開始か?(S11)>
加工条件PCの編集が完了したら、「加工開始」のアイコンをクリックする(S11:YES)。この操作により、レーザ加工装置10は、加工条件PCの編集(S10)が完了したことを認識する。そして、レーザ加工を行うための処理を行う。「加工開始」のアイコンをクリックしなければ(S11:NO)、加工条件PCの編集(S10)が完了していないとして、待機状態となる。
<3次元レーザ加工制御データ生成(S12)>
加工開始のアイコンをクリックすると、コントローラユニット13の制御部62の3次元レーザ加工制御データ生成部628において3次元レーザ加工制御データCPDを生成する。そして、生成した3次元レーザ加工制御データCPDをレーザ走査部42に送信する。「3次元レーザ加工制御データCPD」とは、プロファイル情報PD1と加工パターンPPとの位置関係から、2次元情報である加工パターンPPの加工ベクトルデータを、3次元レーザ加工制御データCPDに置換したものである。このように加工条件PCの編集(S10)が確定した時点で、3次元レーザ加工制御データCPDが一回だけ生成される。2次元情報である加工パターンPPの加工ベクトルデータを、3次元レーザ加工制御データCPDに置換するのは、処理量が大きい。そのため本実施形態では、そのようなデータ変換は、この手順のときのみ行うようにしている。
<加工条件PCに応じて印字(S13)>
レーザ走査部42は、受信した3次元レーザ加工制御データCPDに基づいて、ガルバノスキャナ及びビームエキスパンダにより加工用レーザ光LBをワークWの印字領域PAに対して照射する。
(実施形態の効果)
(1)本実施形態のレーザ加工装置10及びレーザ加工方法では、ワークWの加工対象面PSに施した加工パターンPPに基づいた3次元の加工結果を、レーザ加工装置10に大きな処理の負担を掛けないで、円滑に確認、編集ができる。
(2)加工条件PCの編集(S10)が完了するまでは、プロファイル情報PD1と加工パターンPPとの位置関係から、2次元情報である加工パターンPPの加工ベクトルデータを、3次元レーザ加工制御データCPDに置換しない。3次元表示画面106では、加工パターンPPは、データ量が著しく小さい3次元位置表示データPIに置き換えられるため、3次元位置表示データPIの3次元の座標変換の処理は処理量が極端に小さくなる。そのため、レーザ加工装置10のコンピュータが処理能力が比較的小さいものであっても、快適に加工条件PCの編集をすることができる。
(3)加工パターンPPの入力は、文字列(テキストデータ)・記号・バーコード・2次元バーコード・イメージデータなどの種類別に最適に処理される。テキストデータ、記号、バーコード、2次元バーコードは、予め対応する2次元レーザ加工制御データが記憶されており、必要な情報を入力するだけで、処理に負担を掛けることなく、加工パターンPPを生成することができる。
(4)3次元位置表示データPIは、3次元表示画面106において簡易な表現とされる。3次元位置表示データPIは、加工パターンPPの種類に応じて、表示方法が異なるため、実際に加工パターンPPの内容が見えなくても、ユーザは、直感的に迷うことなく加工条件PCの編集(S10)を行うことができる。
(5)加工パターンPPを確認したい必要がある場合は、いつでも3次元表示画面106から2次元表示画面105に切り替えることで確認できる。また、2次元表示画面105で、加工パターンPPを編集した後、3次元表示画面106に切り替えれば、加工パターンPPの編集が3次元位置表示データPIに反映される。
(6)文字列の加工パターンPPは、枠線にXを表示した3次元位置表示データPIとし、一文字ごとに分離して表示した。そのため、3次元位置表示データPIとなっても文字間隔などの確認が容易にできる。
(7)1次元バーコードの加工パターンPPは、枠線内部に縦線を複数表示した3次元位置表示データPIとなっている。そのため、加工パターンPPの内容が表示されなくても、ユーザは、直感的に3次元位置表示データPIがバーコードを示すものであることがわかる。
(8)2次元バーコードの加工パターンPPは、枠線内部に格子状の縦横線を複数表示した3次元位置表示データPIとなっている。そのため、加工パターンPPの内容が表示されなくても、ユーザは、直感的に3次元位置表示データPIが2次元バーコードを示すものであることがわかる。
(9)また、イメージデータが入力された加工パターンPPは、枠線に複数の横線を表示した3次元位置表示データPIとなっている。そのため、加工パターンPPの内容が表示されなくても、ユーザは、直感的に3次元位置表示データPIがイメージデータを示すものであることがわかる。
(10)プロファイル情報PDは、ワークWの形状を、直方体、円柱、円錐、球などの単純な形状の基本図形として入力することができる。このため、データ量が大きい3次元座標データのように処理に大きな負荷が掛かることがない。そのため、加工条件PCの編集(S10)において、プロファイル情報PDの移動や姿勢の変換も容易にできる。また、プロファイル情報PD1と加工パターンPPとの位置関係から、2次元情報である加工パターンPPの加工ベクトルデータを、3次元レーザ加工制御データCPDに置換する場合も、処理を単純化できる。
(変更例)
本実施形態は、以下のように実施することができる。
○図9は、3次元表示画面106において球面で構成されるワークWの加工対象面PSに加工パターンPPGの3次元位置表示データPIGを表示した状態を示す図である。
上記実施形態では、プロファイル情報PDが円柱の例を説明した。円柱のプロファイル情報PDが球に変わると、3次元位置表示データPIGもこの形状に沿って変形する。このようにプロファイル情報PDを変更しても、3次元位置表示データPIのデータ量は小さいため、円滑に処理を行うことができる。
○図10(a)~(g)3次元位置表示データPIの表示態様の別例を示す図である。上記実施形態では、加工パターンPPの種類を区別するように、図10(a)に示すように文字列は、加工パターンPPを包含する印字領域PAを示す□にXを表示した。また、図10(b)に示すように1次元バーコードは四角の枠線の中に複数の縦線を表示した。また、図10(c)に示すように2次元バーコードは、正方形の枠線の中に格子状の線を表示したものを例示した。さらに、図10(d)に示すように、イメージデータのようなものは、枠線に複数の横線を表示した。しかしながら、表示態様は例示したものに限定されない。
○例えば、図10(e)に示すように、文字列を枠線のみとしてもよい。また、図10(f)に示すように、文字列を特定の文字、例えば「X」のような文字に置き換えてもよい。さらに、図10(g)に示すように、記号、例えば「○」のような記号に置き換えてもよい。
○また、マークやコード、イメージデータのようなものは、図10(h)に示すように、長方形の枠線に交差する対角線を描いたような態様や、図10(i)に示すような、面全体をドットのような表示をすることもできる。さらに、図10(j)に示すように、加工パターンPPの印字領域PAに沿って、多角形などで囲むようにして3次元位置表示データPIを表示してもよい。
<その他のグループ化のルール>
本実施形態では、一連の文字列や、バーコードと添え字のようなものは自動的にグループ化している。また、ユーザが任意に選択した範囲の加工パターンをグループ化している。
加工パターンPPのグループ化と、その3次元位置表示データPIの表示態様には、以下に示すように、様々なルールの態様が考えられ、その所定の条件は以下のようなものが考えられる。
○図11(a)は、加工パターンの一例を示す図である。図11(b)は、この加工パターンを所定の条件でグループ化して3次元位置表示データに変換したものである。
ここでのグループ化のルールは、所定の条件として、予め設定された所定の加工パターンの個数を規定している。具体的には、隣接する2文字ずつ若しくは、隣接する2記号ずつのグループ化を行う。
図11(a)で示すように、加工パターンPPは、漢字とカナ「製品シリアル」と、英数文字「ADR43876FG4W」と、記号「♪♪」と、漢字とカナ「超音波センサ」である。このルールを選択した場合、グループ化は、図11(b)に示すように、隣接する「製品」、「シリ」、「アル」のように、グループ化する。
○図12(a)は、加工パターンの別の一例を示す図である。図12(b)は、この加工パターンを別の所定の条件でグループ化して3次元位置表示データに変換したものである。
ここでのグループ化のルールは、所定の条件として、予め設定された所定のサイズの加工パターンを規定している。具体的には、画面上でマウスで囲み指定をすると、そのときの縦方向の高さ3mm、横方向の幅2mmが、所定のサイズとして記憶される。あるいは、キーボードから、縦方向の高さ3mm、横方向の幅2mmを入力してもよい。そうすると、図12(b)に示すように、縦方向の高さ3mm、横方向の幅2mmの範囲で加工パターンPPが選択されてグループ化される。
○図13(a)は、加工パターンのさらに別の一例を示す図である。図13(b)は、この加工パターンをさらに別の所定の条件でグループ化して3次元位置表示データに変換したものである。
ここでのグループ化のルールは、加工パターンPPの種類ごとにグループ化する。具体的には、漢字カナ英数の文字列を1つのグループ、記号は別のグループ、1次元バーコード、2次元バーコードなどはコードとして1つのグループとする。そうすると、図13(b)に示すように、文字列のグループと、記号のグループと、コードのグループの3次元位置表示データPIが生成される。
○図14(a)は、加工パターンのさらに別の一例を示す図である。図14(b)はこの加工パターンをさらに別の所定の条件でグループ化して3次元位置表示データに変換したものである。
ここでの加工パターンは、図14(a)に示すように文字列「ABC」と文字列「123」とが、上下2段表記されたものを例に挙げる。ここでのグループ化は、同じ種類の加工パターンPPを一括してグループ化する。その点では、前述したルールと同様である。
ここでのルールは、このような加工パターンPPをグループ化して3次元位置表示データPIとしたときに、図14(b)に示すように、枠線が多角形で構成される。この多角形を構成する頂点は、加工パターンPPのレーザ加工の始点、終点、変曲点、頂点を含む定められた特異点とする。ここで、「特異点」として、次の点が例示できる。「始点」とは、その加工パターンのレーザ加工を最初にする点である。「終点」とは、その加工パターンのレーザ加工を最後にする点である。「変曲点」とは、レーザ加工の走査方向若しくは副走査方向が反転する点をいう。また、「頂点」とは、x座標若しくはy座標において、最大値若しくは最小値の点をいう。なお、「特異点」とは、これらに限定されず、何らかの基準を持って一意的に選択できる点であればよい。
図14(b)を参照して具体例を説明すると、例えば、加工パターンPPの始点である「A」の左下の点P1からスタートする。この点から、「A」の輪郭線を通って頂点である「A」の左上の点P2で、折れ曲がり水平に進み、「C」の上の頂点である点P3で斜め下に折れ曲がる。そして、「C」の書き始めの点である始点P4でさらに「3」の上にある右側の第1の頂点である点P5と、その下にある右側の第2の頂点である点P6を通過する。そして折れ曲がり、「3」の下側の頂点である点P7を通過する。その後「1」の左下の頂点である点P8から「1」の始点である点P9を通り、点P1に戻り、多角形が閉じられる。これらの点P1~P9が多角形の頂点となる。始点や終点などは、レーザ制御のアルゴリズムによっても異なるが、多角形によりグループ化された文字列の加工パターンPPの形状が、認識できれば、特異点の選択は、限定されない。
○図15(a)は、加工パターンのさらに別の一例を示す図である。図15(b)は、この加工パターンをさらに別の所定の条件でグループ化して3次元位置表示データに変換したものである。この例のグループ化も、同じ種類の加工パターンPPを一括してグループ化する点では、前述したルールと同様である。
図15(b)に示すように、この例のルールは、3次元位置表示データPIとしたときの枠線が印字領域PAに接する接線とし、これらの接線が、加工パターンPPの走査方向の線分と、走査方向に直交する方向の線分のみからなる。言い換えれば、枠線が、長方形で形成され、その長方形の各辺は、加工パターンPPの走査方向の幅の最外点(最遠点)と、走査方向に直交する方向の高さの最外点(最遠点)を通る長方形とする。
○また、3次元位置表示データPIは、種類ごとの色彩を変えることも好ましい。
○本実施形態では、ガルバノスキャナとビームエキスパンダとからなる3次元走査手段を例示したが、他の方法による走査を行ってもよい。
○プロファイル情報入力部625では、基本図形として、平面の他、直方体、円柱、円錐、球を例示したがこれに限定されるものではない。回転楕円体やドーナツ型などでもよく、さらに球を切断して半球とするような図形の加工ができるようにすることも好ましい。また、直方体と半球を組み合わせるなど、組み合わせ可能とすることも好ましい。
○本実施形態では、すべての加工パターンPPを3次元位置表示データPIに置き換えた。しかし、レーザ加工装置10の制御部62の能力によっては、例えば、イメージデータのみを置き換えるようにして、文字などは、加工パターンPPのまま表示するようにすることもできる。
○本実施形態では、2次元表示画面105で、すべて加工パターンPPを表示する。しかしながら、本実施形態の加工パターンPPは、2次元のレーザ照射ベクトル情報が含まれているのでデータが比較的大きい。そこで、例えば、「A」であれば、単純な2本の斜めの線分と1本の水平線からなる表示用のデータに置き換えるようにすることもできる。
○図4に示すフローチャートは、実施形態の一例であり、そのステップを付加、削除、変更し、順序を入れ替えて実施することができることは言うまでもない。
例えば、加工パターン入力(S1)~加工パターン編集(S4)と、プロファイル情報入力(S6)~プロファイル情報編集(S8)の順序は逆であってもよい。
○上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○なお、本実施形態は、本発明の一例であり、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲で、当業者はその構成を付加、削除、変更して実施することができることは言うまでもない。
W…ワーク
PS…加工対象面
LB…加工用レーザ光
WA…加工領域
PA…印字領域
PI…3次元位置表示データ
PP…加工パターン
PM…印字
PC…加工条件
PD…プロファイル情報
CPD…3次元レーザ加工制御データ
10…レーザ加工装置
11…発振器ユニット
12…ヘッドユニット
13…コントローラユニット
22…レーザ光源
23…レーザ光源用駆動回路
24…入出力回路
25…記憶部
42…レーザ走査部(走査部)
43…走査部用駆動回路
44…収束レンズ
45…入出力回路
46…記憶部
62…制御部
620…2次元表示部
621…加工パターン入力部
622…レーザ照射ベクトル情報記憶部
623…3次元位置表示データ生成部
624…3次元表示部
625…プロファイル情報入力部
626…基本図形記憶部
627…加工条件設定部
628…3次元レーザ加工制御データ生成部
64…入出力回路
65…記憶部
100…設定用端末
101…入力部
102…表示部
103…入出力回路
104…制御部
105…2次元表示画面
106…3次元表示画面

Claims (20)

  1. 加工用レーザ光を発生させるためのレーザ光源と、前記レーザ光源から出射される前記加工用レーザ光を加工領域内において走査させるための走査部と、前記レーザ光源及び前記走査部を制御するための制御部とを備え、加工領域内に配置されたワークの加工対象面に対して、レーザ光を照射して、設定した加工パターンに基づいて加工可能なレーザ加工装置であって、
    前記加工パターンを2次元情報として入力する加工パターン入力部と、
    前記加工パターン入力部から入力された前記加工パターンを編集するための画面を表示する2次元表示部と、
    前記2次元表示部により表示された画面において編集された前記加工パターンの印字領域PAを示す3次元表示対応の3次元位置表示データを生成する3次元位置表示データ生成部と、
    加工対象面の3次元形状を示すプロファイル情報を入力するためのプロファイル情報入力部と、
    前記プロファイル情報入力部から入力されたプロファイル情報を編集するための画面を表示する3次元表示部と、
    前記3次元表示部により表示されたが画面において、前記プロファイル情報に基づいて表示された加工対象面において、前記加工パターンの位置を3次元位置表示データにより表示して、位置情報としての加工条件を設定するための加工条件設定部と、
    前記加工条件設定部で設定された前記加工条件に従って、前記加工パターンに基づいて前記加工対象面に加工をするための3次元レーザ加工制御データを生成する3次元レーザ加工制御データ生成部と
    を備えたことを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記加工パターンは、テキストデータ・記号・バーコード・2次元バーコードを含み、前記加工パターン入力部は、入力された情報に基づいて、予め記憶されたレーザ照射ベクトル情報から入力された情報に対応するレーザ照射ベクトル情報を読み出して、2次元の加工パターンを生成することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記加工パターンは、イメージデータを含み、前記加工パターン入力部は、入力されたイメージデータに基づいて、対応するレーザ照射ベクトル情報を生成することで2次元の加工パターンを生成することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記3次元位置表示データ生成部で生成される前記3次元位置表示データが、所定の条件に従って前記加工パターンをグループ化して3次元表示部で一括して表示するデータであることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  5. 前記3次元位置表示データ生成部で生成される前記3次元位置表示データが、同じ種類の前記加工パターンであることを条件にグループ化して3次元表示部で一括して表示するデータであることを特徴とする請求項4に記載のレーザ加工装置。
  6. 前記3次元位置表示データ生成部で生成される前記3次元位置表示データが、所定の条件に従って異なる種類の前記加工パターンをグループ化して3次元表示部で一括して表示するデータであることを特徴とする請求項4に記載のレーザ加工装置。
  7. 前記所定の条件は、予め設定した所定の範囲、若しくは予め設定された所定の加工パターンの個数であることを特徴とする請求項6に記載のレーザ加工装置。
  8. 前記3次元位置表示データ生成部で生成される3次元位置表示データが、前記加工パターンの印字領域を示す枠線を表示するデータからなることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  9. 前記枠線が、加工パターンの走査方向の幅と、走査方向に直交する方向の高さを有する長方形として表示されるデータであることを特徴とする請求項8に記載のレーザ加工装置。
  10. 前記長方形を構成する線分が印字領域に接する接線であることを特徴とする請求項9に記載のレーザ加工装置。
  11. 前記枠線が、加工パターンを囲む多角形として表示されるデータであることを特徴とする請求項8に記載のレーザ加工装置。
  12. 前記多角形を構成する頂点を、加工パターンのレーザ加工の始点、終点、変曲点、頂点を含む定められた特異点とすることを特徴とする請求項11に記載のレーザ加工装置。
  13. 前記枠線が、加工パターンを包含する円若しくは楕円として表示されるデータであることを特徴とする請求項8に記載のレーザ加工装置。
  14. 前記3次元位置表示データが、テキストデータ、記号である場合に、それぞれ加工パターンを構成するテキスト、記号が分離して表示されることを特徴とする請求項1~13のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  15. 前記3次元位置表示データが、種類ごとに異なる表示で区別されるように表示させるデータであることを特徴とする請求項1~14のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  16. 前記3次元位置表示データが、種類ごとに異なる色彩で区別されるように表示させるデータであることを特徴とする請求項15に記載のレーザ加工装置。
  17. 前記走査部は、前記レーザ光源から出射される前記加工用レーザ光を加工領域内において第一の方向に走査させるための第一のスキャナと、前記第一のスキャナで走査されるレーザ光を前記第一の方向と直交する第二の方向に走査させるための第二のスキャナとを備えることを特徴とする請求項1~16のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  18. 前記プロファイル情報入力部は、加工対象面の3次元形状を示すプロファイル情報として、予め複数の基本図形が記憶されており、当該基本図形から前記ワークの加工対象面と近似する基本図形を選択することで、プロファイル情報を生成することを特徴とする請求項1~17のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  19. 前記プロファイル情報入力部は、前記ワークの加工対象面の3次元形状を示すプロファイル情報として、入力された前記ワークの3次元形状を表す3次元データからプロファイル情報を生成することを特徴とする請求項1~18のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  20. 加工用レーザ光を発生させるためのレーザ光源と、前記レーザ光源から出射される前記加工用レーザ光を加工領域内において走査させるための走査部と、前記レーザ光源及び前記走査部を制御するための制御部とを備え、加工領域内に配置されたワークの加工対象面に対して、レーザ光を照射して、設定した加工パターンに基づいて加工可能なレーザ加工装置を用いたレーザ加工方法であって、
    前記加工パターンを2次元情報として入力する加工パターン入力のステップと、
    前記加工パターン入力のステップにより入力された加工パターンを編集するため表示部に画面を表示させる2次元表示のステップと、
    前記2次元表示のステップで編集された加工パターンのレーザ光の印字領域を示す3次元表示対応の3次元位置表示データを生成する3次元位置表示データ生成のステップと、
    加工対象面の3次元形状を示すプロファイル情報を入力するためのプロファイル情報入力のステップと、
    前記プロファイル情報入力のステップにおいて入力されたプロファイル情報を編集するために表示部に画面を表示させる3次元表示のステップと、
    前記3次元表示のステップにおいて、前記プロファイル情報に基づいて表示された加工対象面において、前記加工パターンの位置を3次元位置表示データにより表示して、位置情報としての加工条件を設定する加工条件設定のステップと、
    前記加工条件設定のステップで設定された加工条件に従って、前記加工パターンに基づいて前記加工対象面に加工をするための3次元レーザ加工制御データを生成する3次元レーザ加工制御データ生成のステップと
    を備えたことを特徴とするレーザ加工方法。
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