JP4551432B2 - ダイバシティ受信装置およびダイバシティ受信方法 - Google Patents

ダイバシティ受信装置およびダイバシティ受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、直交周波数分割多重)変調信号を複数のブランチでダイバシティ受信した受信信号を復調するダイバシティ受信装置およびダイバシティ受信方法に関する。
近年、移動体通信、地上波デジタル放送、無線LAN通信など、ワイアレス通信方式が普及してきており、伝送波の電波帯域の枯渇を防ぎ有効利用するために、OFDMと呼ばれる電波多重方式が利用されるようになってきている。
このOFDMによって伝送されるOFDMシンボルは、伝送したいユーザデータを含む「有効シンボル」部分と、符号間干渉による影響を低減するための「ガードインターバル」部分とからなる。ガードインターバルは、「有効シンボル」の末尾の所定数のサンプルがコピーされ、「有効シンボル」の先頭に付加されたものである。
ところで、ワイアレス通信は、伝送路が無線であるために、伝送環境の影響を大きく受ける。従って、ワイアレス通信は、劣悪な伝送環境下で、伝送品質が劣化することを免れ得ない。OFDMも無線通信である以上、このような伝送品質の劣化の問題があった。
そこで、かかる伝送品質の劣化を低減し、高品質の伝送品質を得るために、OFDMの受信装置には、ダイバシティ方式と呼ばれる、複数のアンテナで受信した電波をそれぞれ異なるブランチで受信処理をおこなった複数の受信結果に基づいて、より高品位の受信結果を取得する方法が採用されてきた。
例えば、特許文献1〜3には、複数のブランチごとに受信波のSN(Signal to Noise)比(またはCN(Carrier to Noise)比)を算出し、SN比(またはCN比)の大きさに応じて各ブランチの受信結果に重み付けして加算するダイバシティ受信装置が開示されている。このダイバシティ受信装置によれば、より良好な受信波の影響を大きく受けた受信結果を取得し、受信品質の向上を図ることが可能になる。
特開2003−51768号公報 特開2006−253915号公報 特開平9−312602号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に代表される従来技術では、受信波に混入する特定周波数の雑音による影響を除去することができず、良好な受信結果を得ることが困難であった。
本発明は、上記問題点(課題)を解消するためになされたものであって、受信波に混入する特定周波数の雑音を除去し、受信結果の品質向上を図ることが可能になるダイバシティ受信装置およびダイバシティ受信方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、本発明は、OFDM変調信号を複数のブランチでダイバシティ受信した受信信号を復調するダイバシティ受信装置であって、前記ブランチのそれぞれにおいて、直交復調された前記受信信号からそれぞれ異なる周波数帯域を抽出する複数の信号抽出手段と、前記複数の信号抽出手段によって抽出された周波数帯域の受信信号の第I番目のシンボルの第i番目のサンプルの信号出力をS(I,i)、nを該第I番目のシンボルの第n番目のサンプル番号、Nを該第I番目のシンボルのガードインターバルのサンプル数N未満の整数、Nを有効シンボルのサンプル数とした場合に、次式で定義されるX(n)
Figure 0004551432
の該第I番目のシンボル内における最小値Nmin(I)を該周波数帯域ごとに求め、周波数が隣接する該周波数帯域の該Nmin(I)の差分をそれぞれ求め、この差分の分布に基づいて該受信信号の特定周波数における雑音を推定する特定周波数雑音推定手段と、前記特定周波数雑音推定手段によって推定された特定周波数における雑音に基づいて前記受信信号を補正する特定周波数雑音補正手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、OFDM変調信号を複数のブランチでダイバシティ受信した受信信号を復調するダイバシティ受信装置であって、前記ブランチのそれぞれにおいて、直交復調された前記受信信号からそれぞれ異なる周波数帯域を抽出する複数の信号抽出手段と、前記複数の信号抽出手段によって抽出された周波数帯域の受信信号のSN比を該周波数帯域ごとに求め、周波数が隣接する該周波数帯域の該SN比の差分をそれぞれ求め、この差分の分布に基づいて該受信信号の特定周波数における雑音を推定する特定周波数雑音推定手段と、前記特定周波数雑音推定手段によって推定された特定周波数における雑音に基づいて前記受信信号を補正する特定周波数雑音補正手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記特定周波数雑音補正手段は、前記特定周波数雑音推定手段によって求められた前記差分の分布が線形になるように前記受信信号を補正することを特徴とする。
また、本発明は、OFDM変調信号を複数のブランチでダイバシティ受信した受信信号を復調するダイバシティ受信方法であって、前記ブランチのそれぞれにおいて、直交復調された前記受信信号からそれぞれ異なる周波数帯域を抽出する複数の信号抽出ステップと、前記複数の信号抽出ステップによって抽出された周波数帯域の受信信号の第I番目のシンボルの第i番目のサンプルの信号出力をS(I,i)、nを該第I番目のシンボルの第n番目のサンプル番号、Nを該第I番目のシンボルのガードインターバルのサンプル数N未満の整数、Nを有効シンボルのサンプル数とした場合に、次式で定義されるX(n)
Figure 0004551432
の該第I番目のシンボル内における最小値Nmin(I)を該周波数帯域ごとに求め、周波数が隣接する該周波数帯域の該Nmin(I)の差分をそれぞれ求め、この差分の分布に基づいて該受信信号の特定周波数における雑音を推定する特定周波数雑音推定ステップと、前記特定周波数雑音推定ステップによって求められた前記差分の分布が線形になるようにして前記受信信号の特定周波数における雑音を補正する特定周波数雑音補正ステップとを含んだことを特徴とする。
また、本発明は、OFDM変調信号を複数のブランチでダイバシティ受信した受信信号を復調するダイバシティ受信方法であって、前記ブランチのそれぞれにおいて、直交復調された前記受信信号からそれぞれ異なる周波数帯域を抽出する複数の信号抽出ステップと、前記複数の信号抽出ステップによって抽出された周波数帯域の受信信号のSN比を該周波数帯域ごとに求め、周波数が隣接する該周波数帯域の該SN比の差分をそれぞれ求め、この差分の分布に基づいて該受信信号の特定周波数における雑音を推定する特定周波数雑音推定ステップと、前記特定周波数雑音推定ステップによって求められた前記差分の分布が線形になるようにして前記受信信号の特定周波数における雑音を補正する特定周波数雑音補正ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、ダイバシティ受信装置およびダイバシティ受信方法において、受信信号の特定周波数の雑音を除去し、良好な受信結果を得ることが可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、ダイバシティ受信装置およびダイバシティ受信方法において、受信信号の特定周波数の雑音の特性に基づいて、容易に特定周波数の雑音を除去し、良好な受信結果を得ることが可能になるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照し、本発明のダイバシティ受信装置およびダイバシティ受信方法にかかる実施例を詳細に説明する。なお、以下においてSN比とは、信号対雑音比(Signal to Noise Ratio)であるが、信号を搬送波とした場合には、搬送波対雑音比(Carrier to Noise ratio、CN比)と呼ばれる。特に、信号がデジタル信号である場合には、CN比と呼ばれる。また、以下に示す実施例のダイバシティ受信装置は、ダイバシティ受信した受信信号を最大合成比(Maximum Ratio Combining)によって合成するMRCダイバシティ受信装置である。
先ず、実施例にかかるダイバシティ受信装置の構成について説明する。図1は、実施例にかかるダイバシティ受信装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、実施例にかかるダイバシティ受信装置10は、OFDM変調信号をダイバシティ受信するために、例えば、第1ブランチ100a、第2ブランチ200a(図示省略)、第3ブランチ300a(図示省略)、第4ブランチ400aの4つのブランチを有する。なお、第1ブランチ100a〜第4ブランチ400aの構成は同一であるので、第1ブランチ100aに代表させて説明をおこなう。また、ブランチの数は、第1ブランチ100a〜第4ブランチ400aの4つに限定されず、複数であればいずれも可である。
第1ブランチ100aでは、アンテナ108を介してチューナー部101が受信したOFDM変調信号を、AD変換部102がアナログ信号からデジタル信号へと変換する。直交復調部103によって、デジタル信号へと変換されたOFDM変調信号から、例えば4分の1だけ位相をずらして、IチャネルとQチャネルとの複素ベースバンド信号が検波される。
直交復調部103によって検波された複素ベースバンド信号は、位相差補正部104、第1ローパスフィルタ部105a、第2ローパスフィルタ部105b、第3ローパスフィルタ部105c、第4ローパスフィルタ部105d、第5ローパスフィルタ部105eへと並列に入力される。なお、ローパスフィルタ部の数は、第1ローパスフィルタ部105a〜第5ローパスフィルタ部105eの5つに限定されず、複数であればいずれも可である。
位相差補正部104は、複素ベースバンド信号に含まれる遅延波およびゴースト波に基づいて、該複素ベースバンド信号の位相差を補正する位相差補正信号を算出し、この位相差補正信号で補正した複素ベースバンド信号を後段の合成部500へと受け渡す。
第1ローパスフィルタ部105aは、複素ベースバンド信号から第1の特定周波数の信号をカットオフして、第1SN比算出部106aへと受け渡す。同様に、第2ローパスフィルタ部105bは、複素ベースバンド信号から第2の特定周波数の信号をカットオフして、第2SN比算出部106bへと受け渡し、第3ローパスフィルタ部105cは、複素ベースバンド信号から第3の特定周波数の信号をカットオフして、第3SN比算出部106cへと受け渡し、第4ローパスフィルタ部105dは、複素ベースバンド信号から第4の特定周波数の信号をカットオフして、第4SN比算出部106dへと受け渡し、第5ローパスフィルタ部105eは、複素ベースバンド信号から第5の特定周波数の信号をカットオフして、第5SN比算出部106eへと受け渡す。ここで、第1の特定周波数<第2の特定周波数<第3の特定周波数<第4の特定周波数<第5の特定周波数である。
第1SN比算出部106a〜第5SN比算出部106eは、第1ブランチ100aにおいて、第1ローパスフィルタ部105a〜第5ローパスフィルタ部105eごとに設けられる複数のSN比算出部である。各ローパスフィルタ部によってカットオフされた複素ベースバンド信号からの時間信号のガードインターバルを利用して、ローパスフィルタ部ごとのSN比を算出する。
ローパスフィルタ部ごとのSN比は、次のようにして算出される。すなわち、受信信号の第I番目のシンボルの第i番目のサンプルの信号出力をS(I,i)、nを該第I番目のシンボルの第n番目のサンプル番号、Nを該第I番目のシンボルのガードインターバルのサンプル数N未満であるサンプル数を示す移動平均幅、Nを有効シンボルのサンプル数とした場合に、先ず、次式で定義されるX(n)を算出する。
Figure 0004551432
この第I番目のシンボル内における最大値をNmax(I)、最小値をNmin(I)とし、第I番目のシンボルのSN比SN(I)を次式に基づき算出する。Nmin(I)は、ローパスフィルタによってカットオフされた特定周波数の雑音成分である。SN(I)の算出の概要は、図2に示すとおりである。
Figure 0004551432
なお、SN比算出方法は、次式による従来方法によってもよい。すなわち、先ず、次式によってN(I)を求める。ここで、“I”は、上記と同様に、受信信号の第I番目のシンボルをあらわす。
Figure 0004551432
次に、次式によってS(I)を求める。
Figure 0004551432
(5)式によって求められたN(I)および(6)式によって求められたS(I)から、次式によって、受信信号の第I番目のシンボルのSN比であるSN(I)を算出する。
Figure 0004551432
また、第1ブランチ100aは、特定周波数ノイズ補正部107を有する。特定周波数ノイズ補正部107は、第1SN比算出部106a〜第5SN比算出部106eによって、上記(2)式に基づき算出された特定周波数ごとの各Nmin(I)に基づいて特定周波数のノイズを推定し、この影響を排除して、後段の合成部500によって加重合成される入力信号がより復調が容易となるようにする。
例えば、第1ローパスフィルタ部105aをLP1、第2ローパスフィルタ部105bをLP2、第3ローパスフィルタ部105cをLP3、第4ローパスフィルタ部105dをLP4、第5ローパスフィルタ部105eをLP5と略記することにすると、“LP1によりカットオフされた複素ベースバンド信号のNmin(I)”<“LP2によりカットオフされた複素ベースバンド信号のNmin(I)”<“LP3によりカットオフされた複素ベースバンド信号のNmin(I)”<“LP4によりカットオフされた複素ベースバンド信号のNmin(I)”<“LP5によりカットオフされた複素ベースバンド信号のNmin(I)”となり、かつこれらのNmin(I)の値は比例関係にある。
すなわち、複素ベースバンド信号に特定周波数ノイズがない場合には、図3−1に示すように、“LP2によりカットオフされた複素ベースバンド信号のNmin(I)”と“LP1によりカットオフされた複素ベースバンド信号のNmin(I)”との差分LP2−LP1、“LP3によりカットオフされた複素ベースバンド信号のNmin(I)”と“LP2によりカットオフされた複素ベースバンド信号のNmin(I)”との差分LP3−LP2、“LP4によりカットオフされた複素ベースバンド信号のNmin(I)”と“LP3によりカットオフされた複素ベースバンド信号のNmin(I)”との差分LP4−LP3、“L5によりカットオフされた複素ベースバンド信号のNmin(I)”と“LP4によりカットオフされた複素ベースバンド信号のNmin(I)”との差分LP5−LP4はすべて同一の値となることから、各Nmin(I)をプロットして補完したグラフの傾きは一定となる。
しかし、複素ベースバンド信号に特定周波数ノイズがある場合には、図3−2に示すように、LP2−LP1、LP3−LP2、LP4−LP3、LP5−LP4はすべて同一の値とはならず、各Nmin(I)をプロットして補完したグラフの傾きは一定ではない。図3−2の例では、LP3−LP2が他の差分に比べて多いことから、LP2のNmin(I)とLP3のNmin(I)とを補完した直線の傾きが、他のローパスフィルタのNmin(I)の補完直線の傾きよりも大きくなっている。これによって、図3−3に示すように、第2ローパスフィルタ部105bによってカットオフされた複素ベースバンド信号に特定周波数ノイズがあることが推定される。
特定周波数ノイズ補正部107は、このようにして推定された複素ベースバンド信号の特定周波数ノイズを補正する。例えば、図3−2に示すように、LP3−LP2の突出した値は、他のLP2−LP1、LP4−LP3、LP5−LP4の値から除外可能である。この様にして突出部分が除外されたLP3−LP2の値によって、複素ベースバンド信号の特定周波数ノイズを補正することが可能になる。
さらに、特定周波数ノイズ補正部107は、特定周波数ノイズが除去された場合のSN比を上記(4)式または(7)式に基づいて算出し、これを第1ブランチ100aにおけるSN比とする。このように特定周波数ノイズが補正(除去)された複素ベースバンド信号および特定周波数ノイズが除去された場合のSN比が、後段の合成部500へと受け渡される。
なお、以上の様にして、第1ブランチ100aから合成部500へ、位相差補正信号に基づき位相差が補正された複素ベースバンド信号および特定周波数ノイズが補正された複素ベースバンド信号のSN比が受け渡されるが、同様に、第2ブランチ200a〜第4ブランチ400aから合成部500へ、位相差補正信号に基づき位相差が補正された複素ベースバンド信号および各ブランチで特定周波数ノイズが補正された複素ベースバンド信号のSN比が受け渡されることとなる。
合成部500は、各ブランチで位相差補正信号に基づき補正された複素ベースバンド信号を、それぞれのSN比に応じて重み付けして入力信号を合成する。
FFT部600は、合成部500によって合成された入力信号に対して高速フーリエ変換処理(Fast Fourier Transform)を施し、この高速フーリエ変換されたSIが、復調部700によって復調され、デジタル信号が出力されることとなる。
次に、図1に示したダイバシティ受信装置を、デジタルテレビジョン受信装置に適用した適用例を説明する。図4は、図1に示したダイバシティ受信装置を、デジタルテレビジョン受信装置に適用した適用例を示すブロック図である。
同図に示すように、デジタルテレビジョン受信装置800内において、ダイバシティ受信装置10からバックエンド装置801へと、受信波に基づくデジタル信号が入力される。バックエンド装置801は、DSP(Digital Signal Processor)801aと、ビデオバッファ801bと、DAC(Digital to Analog Converter)+VCXO(Voltage Controlled Xtal Oscillator)801cとを有する。DACは、デジタル信号をアナログ信号へと変換するデジタル・アナログ変換回路であり、VCXOは、電圧によって周波数を変化可能な水晶発振器である。よって、DAC+VCXO801cは、水晶発振器によって制御されるデジタル・アナログ変換回路である。
なお、ダイバシティ受信装置10内の各制御回路およびDSP801aは、所定のIIC(Inter-IC)バス(図示せず)を介して、DAC+VCXO801cの水晶発振器によって同期制御・クロック制御される。また、DAC+VCXO801cは、DSP801aから、所定のIICバスを介して、同期制御信号を受け渡される。
DSP801aは、H.264、MPEG(Moving Picture Expert Group)−2などの動画圧縮規格に基づく動画のデジタル信号を復調し、AAC(Advanced Audio Coding)などの音声圧縮規格に基づく音声のデジタル信号を復調する。また、バックエンド装置801の全体制御をおこなう。
また、DSP801aは、所定のディスプレイに表示されるデジタルテレビジョン受信装置800の操作画面を制御するOSD(On-Screen Display)機能を有する。また、DSP801aは、動画データのエンコードをおこない、音声データのパルス幅変調(PWM、Pulse Width Modulation)をおこなう。
なお、DSP801aは、所定のインターフェースを介してホストコンピュータと接続されている。ホストコンピュータは、前述のOSD機能を使用してデジタルテレビジョン受信装置800における動画および/または音声の選択をおこなう操作画面の表示制御をおこない、この操作画面から受け付けられた操作の情報をDSP801aへと受け渡す。
また、DSP801aは、エンコードされた動画データを、ビデオバッファ801bへ一時的に展開し、所定のインターフェースを介して、NTSC(National Television Standards Committee)のアナログ信号でディスプレイ装置(図示せず)へと受け渡す。さらに、DSP801aは、パルス幅変調された音声データを、DAC+VCXO801cへと受け渡す。
DAC+VCXO801cは、DSP801aから受け渡された音声データを、デジタル信号からアナログ信号へと変換し、LチャネルおよびRチャネルに分離してそれぞれのインターフェースからスピーカ装置(図示せず)へと出力する。
実施例のダイバシティ受信装置10を、上記のようなデジタルテレビジョン受信装置800に適用することによって、受信波に含まれる特定周波数の雑音(ノイズ)を受信信号レベルで除去することが可能になり、受信波に基づく鮮明な画像を表示させ、鮮明な音声を出力させることが可能になる。
以上、実施例を説明したが、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内で、更に種々の異なる実施例で実施されてもよいものである。また、実施例に記載した効果は、これに限定されるものではない。
上記実施例では、ローパスフィルタを使用することとしているが、これに限らず、バンドパスフィルタを使用してもよい。また、周波数ごとにカットオフされた受信信号の第I番目のシンボル内における最小値Nmin(I)の該周波数ごとの分布に基づいて特定周波数ノイズを除去することとした。しかし、これに限らず、Nmin(I)に代えてSN比SN(I)を使用してもよい。ただし、この場合、カットオフされた周波数に対するSN比の増加は、S(I)の周波数特性を反映したものとなる。その場合も、S(I)の周波数特性が予め分かっていれば、その周波数特性からの差異を算出することによって、受信信号の特定周波数ノイズの補正が可能になる。
また、上記実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記実施例で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)(またはMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)などのマイクロ・コンピュータ)および当該CPU(またはMPU、MCUなどのマイクロ・コンピュータ)にて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されてもよい。
本発明は、ダイバシティ受信装置およびダイバシティ受信方法において、受信波に混入する特定周波数の雑音を除去し、受信結果の品質向上を図りたい場合に有用である。
実施例にかかるダイバシティ受信装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施例にかかるSN比算出方法を説明するための説明図である。 実施例において特定周波数ノイズの影響がない場合の例を示す図である。 実施例にかかる特定周波数ノイズの影響を排除する方法を説明するための説明図である。 実施例において推定された特定周波数ノイズ示すための図である。 実施例にかかるダイバシティ受信装置を適用したデジタルテレビジョン受信装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 ダイバシティ受信装置
100a、100b 第1ブランチ
200a、200b 第2ブランチ
300a、300b 第3ブランチ
400a、400b 第4ブランチ
101 チューナー部
102 AD変換部
103 直交復調部
104 位相差補正部
105a 第1ローパスフィルタ部
105b 第2ローパスフィルタ部
105c 第3ローパスフィルタ部
105d 第4ローパスフィルタ部
105e 第5ローパスフィルタ部
106a 第1SN比算出部
106b 第2SN比算出部
106c 第3SN比算出部
106d 第4SN比算出部
106e 第5SN比算出部
107 特定周波数ノイズ補正部
108、208、308、408 アンテナ
500 合成部
600 FFT部
700 復調部
800 デジタルテレビジョン受信装置
801 バックエンド装置
801a DSP
801b ビデオバッファ
801c DAC+VCXO

Claims (5)

  1. OFDM変調信号を複数のブランチでダイバシティ受信した受信信号を復調するダイバシティ受信装置であって、
    前記ブランチのそれぞれにおいて、直交復調された前記受信信号からそれぞれ異なる周波数帯域を抽出する複数の信号抽出手段と、
    前記複数の信号抽出手段によって抽出された周波数帯域の受信信号の第I番目のシンボルの第i番目のサンプルの信号出力をS(I,i)、nを該第I番目のシンボルの第n番目のサンプル番号、Nを該第I番目のシンボルのガードインターバルのサンプル数N未満の整数、Nを有効シンボルのサンプル数とした場合に、次式で定義されるX(n)
    Figure 0004551432
    の該第I番目のシンボル内における最小値Nmin(I)を該周波数帯域ごとに求め、周波数が隣接する該周波数帯域の該Nmin(I)の差分をそれぞれ求め、この差分の分布に基づいて該受信信号の特定周波数における雑音を推定する特定周波数雑音推定手段と、
    前記特定周波数雑音推定手段によって推定された特定周波数における雑音に基づいて前記受信信号を補正する特定周波数雑音補正手段と
    を有することを特徴とするダイバシティ受信装置。
  2. OFDM変調信号を複数のブランチでダイバシティ受信した受信信号を復調するダイバシティ受信装置であって、
    前記ブランチのそれぞれにおいて、直交復調された前記受信信号からそれぞれ異なる周波数帯域を抽出する複数の信号抽出手段と、
    前記複数の信号抽出手段によって抽出された周波数帯域の受信信号のSN比を該周波数帯域ごとに求め、周波数が隣接する該周波数帯域の該SN比の差分をそれぞれ求め、この差分の分布に基づいて該受信信号の特定周波数における雑音を推定する特定周波数雑音推定手段と、
    前記特定周波数雑音推定手段によって推定された特定周波数における雑音に基づいて前記受信信号を補正する特定周波数雑音補正手段と
    を有することを特徴とするダイバシティ受信装置。
  3. 前記特定周波数雑音補正手段は、前記特定周波数雑音推定手段によって求められた前記差分の分布が線形になるように前記受信信号を補正することを特徴とする請求項1または2に記載のダイバシティ受信装置。
  4. OFDM変調信号を複数のブランチでダイバシティ受信した受信信号を復調するダイバシティ受信方法であって、
    前記ブランチのそれぞれにおいて、直交復調された前記受信信号からそれぞれ異なる周波数帯域を抽出する複数の信号抽出ステップと、
    前記複数の信号抽出ステップによって抽出された周波数帯域の受信信号の第I番目のシンボルの第i番目のサンプルの信号出力をS(I,i)、nを該第I番目のシンボルの第n番目のサンプル番号、Nを該第I番目のシンボルのガードインターバルのサンプル数N未満の整数、Nを有効シンボルのサンプル数とした場合に、次式で定義されるX(n)
    Figure 0004551432
    の該第I番目のシンボル内における最小値Nmin(I)を該周波数帯域ごとに求め、周波数が隣接する該周波数帯域の該Nmin(I)の差分をそれぞれ求め、この差分の分布に基づいて該受信信号の特定周波数における雑音を推定する特定周波数雑音推定ステップと、
    前記特定周波数雑音推定ステップによって求められた前記差分の分布が線形になるようにして前記受信信号の特定周波数における雑音を補正する特定周波数雑音補正ステップと
    を含んだことを特徴とするダイバシティ受信方法。
  5. OFDM変調信号を複数のブランチでダイバシティ受信した受信信号を復調するダイバシティ受信方法であって、
    前記ブランチのそれぞれにおいて、直交復調された前記受信信号からそれぞれ異なる周波数帯域を抽出する複数の信号抽出ステップと、
    前記複数の信号抽出ステップによって抽出された周波数帯域の受信信号のSN比を該周波数帯域ごとに求め、周波数が隣接する該周波数帯域の該SN比の差分をそれぞれ求め、この差分の分布に基づいて該受信信号の特定周波数における雑音を推定する特定周波数雑音推定ステップと、
    前記特定周波数雑音推定ステップによって求められた前記差分の分布が線形になるようにして前記受信信号の特定周波数における雑音を補正する特定周波数雑音補正ステップと
    を有することを特徴とするダイバシティ受信方法。
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