JP4550042B2 - 光記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、相変化材料を用いて記録層を形成した光記録媒体に関する。
近年、相変化材料を用いて記録層を形成した相変化型光記録媒体(特に相変化光ディスク)の開発が盛んに行われている。
このような相変化光ディスクは、一般に透明なプラスチック製の基板上に所定の溝を形成し、その上に所定の薄膜が形成された構成を有している。
基板用材料としては、例えばポリカーボネートを適用でき、溝は射出成形法で形成することができる。
基板上に成膜する薄膜は、多層膜構成を有しており、基板側から第1保護層、記録層、第2保護層、及び反射層が順次積層されたものが基本的な構成として挙げられる。
第1保護層、第2保護層には、酸化物、窒化物、硫化物等が用いられるが、特に、ZnSとSiOを混合したZnS−SiOが好適なものとして知られている。
記録層にはSbTeを主成分とした相変化材料が用いられ、例えば、Ge−Sb−Te、In−Sb−Te、Ag−In−Sb−Te、Ge−In−Sb−Te、Ge−Sn−Sb−Te等が挙げられ、更には、Ge−Te、In−Sb、Ga−Sb、Ge−Sb等が好適なものとして挙げられる。
反射層には金属材料が用いられるが、光学特性及び熱伝導率等の観点から、Al、Ag、Au、Cu等の金属材料、及びそれらの合金材料がよく用いられる。
また、目的とする光ディスクの特性改良のために、上述した各層間に、所定の挿入層、あるいは界面層を設けてもよく、各層を複数層構成としてもよい。
上記各層は、抵抗線加熱法や電子ビーム蒸着法、スパッタ法、CVD法等の種々の成膜方法により形成できるが、特に量産性に優れているという観点から、スパッタ法が好適な方法として知られている。そして、上記積層膜を形成した後、保護層として所定の樹脂をスピンコートにより被覆する。
相変化光ディスクは、成膜当初、記録層の相変化材料がアモルファス状態となっているため、これを結晶化状態とする、いわゆる初期化工程を施すことが一般的に行われる。
一般的な初期化方法としては、ディスクを回転させながら幅数μm、長さ数十〜数百μmの半導体レーザからレーザ光を照射し、半径方向にレーザ光を移動させる手法が挙げられる。レーザ光の照射にはフォーカシング機能を設けてより効率の良いレーザ照射を行う場合が多い。
相変化光ディスクは、所定の発光パターン(以下、記録ストラテジ)でレーザ光を照射することにより、任意のアモルファスマークが形成される。
更に、相変化光ディスクにおいては、消去と記録を同時に行う、いわゆるダイレクトオーバーライト(以下、DOW)記録が可能である。ここで「消去」とは、アモルファス状態のマークを結晶化させることを意味し、「記録」とは結晶状態からアモルファス状態にしてマークを形成することを意味している。
従来、汎用されている記録ストラテジとしては、記録パワー(Pw)、消去パワー(Pe)、バイアスパワー(Pb)の3値制御(Pw>Pe>Pb)がある。これらと種々のパルス幅を組み合わせて特定のマーク長を記録する。
データ記録・再生の変調方式としては、CDで適用されているEFM変調や、DVDで適用されているEFM+変調等があり、これらはマークエッジ記録方式であることから、マーク長の制御が非常に重要である。このマーク長の制御の評価としてはジッター特性が一般的に用いられている。
このような相変化光ディスクは、従来公知の光ディスク、例えば、CD−RW、DVD+RW、DVD−RW、DVD−RAM等に応用されており、これらはオーディオビジュアル用途、及びコンピュータの情報記録用途として広く普及している。
特に近年においては、デジタル容量の大容量化に伴い、更に大容量なHD−DVD、Blue−Ray Discへの応用も提案されており、記録容量の増加に伴い、更なる高速記録も同時に期待されている。なお、ここで言う高速記録とは、主に回転数を速くすることにより実現されるものを意味し、具体的には、DVDの基準線速の8倍速以上、線速では28m/s以上のことを意味している。
更に実用的観点から、既存の光ディスクドライブ装置との互換性、いわゆる下位互換性を有していることが要求されており、高速記録を実現するのみでなく、同時に低速記録も可能であり、広い記録速度領域において、優れた特性を有していることが必要とされてきている。
上述したような状況下、高速記録に適した相変化材料を適用すると、ある所定の記録線速範囲内において再生エラーが多くなるという現象が見出されており、このような現象についての報告がなされている(例えば、非特許文献1参照)。
図1に、DVD+RWの8倍速記録用に開発した光ディスクにおける、記録線速とDOW10回記録時のジッター特性、及びPIエラー特性の関係を示す。なお、PIエラーは前述の再生エラーに相当する。また記録条件はジッター特性が最適になるものを用いる。
図1に示されているように、3倍速から8倍速まで、ジッター特性は、ほぼ9%以下となっており良好な特性であるのに対し、PIエラーが中間線速である4倍速から7倍速の範囲で急激に大きくなっていることが分かる。PIエラーが280以上、更には350以上となると、実用上の観点から問題があると考えられるが、図1においては、この数値を遥かに上回っており、ジッター特性とエラー特性が大きく相反している。
なお、図1においては、DOW10記録における結果を示したが、多少の程度の違いはあるものの、その他のDOW回数においても同様の現象が確認されている。
このことから、上述した現象は熱ダメージ等に起因するものではないことが分かる。
次に、上述した現象を詳細に調べるために、図1の測定において用いたDVD+RWの8倍速記録用に開発した光ディスクに対し、図2に示すような記録ストラテジを用いて、3Tマークと3Tスペースとが交互に配列する単一パターンの記録を行った。この場合の記録マーク形状の模式図を図3(a)に示す。記録マーク形状は、透過電子顕微鏡で観察した。図3(a)のマークAとマークCは正常な記録マークであるが、マークBはマーク中に結晶が発生している異常なマークである。このような結晶がある場合の再生信号は、図3(b)に示す実線ように、正常な場合(点線)に対して歪んでしまう。
その結果、2値化後の信号は図3(c)のようになり、結晶のあるマークBのみが正常な3Tマークよりも短く再生されてしまう。
なお、ここでは、3T単一パターン記録のデータのみを示したが、他の単一パターンでも同様の結果となることが確認されている。
上述したような信号を、TIA(タイムインターバルアナライザ)を用いて測定した結果を図4に模式的に示すが、3Tを中心とした正規分布をとる成分と、3Tより短い領域に分布する成分とに分けることができる。この短い領域に分布する成分が記録マーク中に結晶が存在する異常マークの個数にあたり、これがPIエラーの原因となる。
アモルファスマークに結晶化部分が存在していることが及ぼす影響に関しては、従来、下記のようなものが知られていた。
(a)余熱によるマークの一部再結晶化、クロスイレーズと言われるもの(例えば、特許文献1参照)。
(b)高速記録時に充分な結晶化が行えずに消し残りが発生する(例えば、特許文献2参照)。
(c)多数回のDOW記録を行うことによりアモルファスマーク周辺に結晶が析出する(例えば、特許文献3〜5参照)。
しかし、上述した記録マーク中に結晶が存在することによるPIエラーは、DOW記録の回数に依存しない点、アモルファスマークの全てには結晶が発生していない点、ジッター特性が良好であるにも拘わらず再生エラーが非常に大きくなっている点、マーク周辺でなくマーク内に結晶が存在する点などから、従来知られていた(a)〜(c)の現象とは異なるものである。
更に、記録密度がDVDほど高くなると、上述したように、結晶が記録マーク中に存在することが再生エラーの増加につながると考えられ、更なる高密度記録である青色レーザを使用した相変化ディスクを考慮すると、は非常に大きな問題になると予想される。
ところで本発明者らは、図1に示した、いわゆる中間線速においてエラーが増大する現象については、相変化材料の結晶化速度に大きく依存しているものであることを見出した。図5に、種々の相変化材料の結晶化速度と3Tマークでの異常マーク数との関係を示す。
異常マーク数は、TIA(タイムインターバルアナライザ)による評価で得られた全個数で3Tよりも短い領域に存在する個数を規格化したものである。
図5に示すように、特定の結晶化速度を境に、これよりも速い領域において異常マーク数が増大していることが分かる。このことから、異常マーク数を抑制するためには、結晶化速度をある一定の速度以下に制限する必要があることが解った。
しかし、一方において、高速記録を実現するためには、結晶化速度を速くしなければならない。これは、結晶化速度が記録線速より遅いとオーバーライト時の結晶化が充分に行われず、良好な消去状態が得られなくなるためである。
具体的に、DVD+RWの8倍速記録用の光ディスクにおいては、記録方法、材料、層構成を最適化することにより、3.3倍速まで低速記録とすることが可能であるが、今後は、高速記録と下位互換性との双方の特性を満足させることを考慮し、幅広い記録線速の両立を図ることが課題となっている。
なお、非特許文献1には、GeSbをベースにした相変化材料を用いる技術が記載されているが、この技術は高速記録を図ることを目的とするものに留まり、記録線速範囲を広くすることについての検討はなされていない。
また、特許文献6〜11には、透明導電膜用誘電体材料を光ディスクの保護層として用いた発明が開示されているが、特許文献7、8、11の発明は、主に保存信頼性の改善に関するものであり、特許文献6、9の発明は、保護層材料の熱設計に関するものであり、特許文献10の発明は、高密度記録の実現に関するものであって、何れも高速記録を可能としつつ広い線速範囲でジッター特性と再生エラー特性の両立を図るという本発明の課題に関する記載はない。
特開2004−164850号公報 特開2004−164849号公報 特開平4−286683号公報 特開平6−103609号公報 特許第3474714号公報 特開2005−190642号公報 特開平5−101442号公報 特許第2559803号公報 特開平05−159362号公報 特開平05−208559号公報 特開平11−185294号公報 H.Spruit et al.:High Speed DVD+RW Recording,ISOM/ODS’05 Tech.Dig.(2005)TuC1
本発明は、異常マークの発生を確実に抑制し、DVDの基準線速の8倍速以上の高速記録が可能で且つ下位互換性を有し、広い線速範囲でジッター特性と再生エラー特性の両立を図ることができる相変化型光記録媒体の提供を目的とする。
上記課題は次の1)〜)の発明(以下、本発明1〜4という)により解決される。
) 記録再生の為の光を入射する側からみて順に、少なくとも第1保護層、相変化材料からなる記録層、第2保護層、及び反射層が順に積層され、相変化材料が、下記組成式(1)で示される元素及び原子比からなり、第2保護層が、下記組成式(2)で示される材料(α2、β2は重量%)からなることを特徴とする光記録媒体。
Mnα1Sbβ1Snγ1Geδ1ε1・・・(1)
(X:Te、In、Zn、Biの何れか又はそれらの混合物)
0.04≦α1≦0.09
0.56≦β1≦0.79
0.05≦γ1≦0.29
0.03≦δ1≦0.23
0≦ε1≦0.09
α1+β1+γ1+δ1+ε1=1
ZnO・Al・Y〔(100−α2−β2):α2:β2〕 ・・・(2)
(Y:Mn、Ge、Tiの何れか又はそれらの混合物)
0.5≦α2≦10.0
0≦β2≦25.0
) 記録再生の為の光を入射する側からみて順に、少なくとも第1保護層、相変化材料からなる記録層、第2保護層、及び反射層が順に積層され、相変化材料が、下記組成式(1)で示される元素及び原子比からなり、第2保護層が、下記組成式(3)で示される材料(α3、β3は重量%)からなることを特徴とする光記録媒体。
Mnα1Sbβ1Snγ1Geδ1ε1・・・(1)
(X:Te、In、Zn、Biの何れか又はそれらの混合物)
0.04≦α1≦0.09
0.56≦β1≦0.79
0.05≦γ1≦0.29
0.03≦δ1≦0.23
0≦ε1≦0.09
α1+β1+γ1+δ1+ε1=1
ZnO・Al・Z〔(100−α3−β3):α3:β3〕 ・・・(3)
(Z:Mn酸化物、Ge酸化物、Ti酸化物の何れか又はそれらの混合物)
0.5≦α3≦10.0
0≦β3≦30.0
) 第2保護層の電気抵抗率が、1.0×10−4〜1.0×10Ω・cmであることを特徴とする1)又は2)に記載の光記録媒体。
) 最短マーク長が、0.5μm以下であることを特徴とする1)〜)の何れかに記載の光記録媒体。
以下、上記本発明について詳しく説明する。
本発明の光記録媒体の一例を図6に示す。この例では、基板1上に、第1保護層2、相変化材料からなる記録層3、第2保護層4、及び反射層5が積層された構成を有する。相変化材料は、下記組成式で示す元素及び原子比からなる
Mnα1Sbβ1Snγ1Geδ1ε1
(X:Te、In、Zn、Biの何れか又はそれらの混合物)
0.04≦α1≦0.09
0.56≦β1≦0.79
0.05≦γ1≦0.29
0.03≦δ1≦0.23
0≦ε1≦0.09
α1+β1+γ1+δ1+ε1=1
また、第2保護層4は、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化錫の何れか又はそれらの混合物からなる
上記のような記録層構成を選択することにより、従来技術では得られなかった、良好な下位互換性と広い記録線速範囲を実現できる。
本発明では、良好な下位互換性を有する広い記録線速範囲を確保するため、相変化材料について上記のように特定した。これにより結晶化速度を抑制できる。
また、従来不可能であった高速記録での消去は、第2保護層4の構成を特定したことにより可能となった。即ち、第2保護層4として、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化錫の何れか又はそれらの混合物を用いる。これらの材料はGeSb系に対して結晶化促進効果があり、この効果が高速記録時での消去を可能にする。
一方、結晶化促進効果があるため、低速記録ではアモルファス化、即ちマーク形成が困難になるが、これらは透明導電膜用の材料であり、熱伝導率が通常の誘電体に比べて非常に大きいため、急冷効果が大きく、低速記録においても、記録ストラテジを調整することにより充分なアモルファスマークが記録可能となる。透明導電膜用誘電体材料を用いた光記録媒体については、従来も各種提案がなされていたが、何れも、高速記録を可能としつつ広い線速範囲でジッター特性と再生エラー特性の両立を図ることについては実現できていなかった。
相変化材料であるGeSb系材料に添加する元素については、前記組成式のように特定する。
Snを添加すると結晶化速度が向上するが、添加量が多過ぎると保存特性が劣化してしまう。そこで0.05≦γ1≦0.29とする。好ましくは0.07〜0.20である。
Mnは、0.04≦α1≦0.09とする。Mnが0.04未満であると、初期化後の反射信号の周内分布が悪くなり、記録特性に悪影響を及ぼす。また、0.09を超えると結晶化速度が遅くなり、高速記録ができなくなる。更に記録特性であるジッターが下がりにくくなるという問題も生じる。
Geを添加すると保存信頼性を改善できる。特に、記録データの保存特性、いわゆるアーカイバル特性を顕著に改善できる。添加量は、0.03≦δ1≦0.23とする。好ましくは0.05〜0.15である。添加量が多過ぎると結晶化速度が遅くなってしまい、高速記録ができなくなる。
Sb量に関しては、0.56未満では結晶化速度が遅くなり十分な記録特性が得られないし、0.79より多いと結晶化速度が速すぎて記録特性や保存信頼性に問題がある。
更に、Teを添加すると、保存信頼性が向上する。また、InやZnを添加することにより、記録感度や変調度等を改善できるが、これらは結晶化速度を遅くする作用がある。また、Biを添加すると結晶化速度が向上するが、添加量が多過ぎると初期化後の反射信号の周内分布が悪くなり、記録特性に悪影響を及ぼす。そこで、これらの添加量は、0≦ε1≦0.09の範囲とする。
第2保護層4には下記組成式で示される材料(α2、β2は重量%)を用いる。
ZnO・Al・Y〔(100−α2−β2):α2:β2〕
(Y:Mn、Ge、Tiの何れか又はそれらの混合物)
0.5≦α2≦10.0
0≦β2≦25.0
Alは、抵抗率の低下を図るために必須の元素であり、添加量は、上記のような範囲に特定することが望ましく、更には、2.0〜5.0重量%の範囲が好ましい。
また、元素Yを添加することにより、保存信頼性の改善効果が得られる。特にMnは、保存信頼性に関して顕著な改善効果が得られる。
結晶化促進効果は、高速記録での消去を可能にするが、一方で記録されたアモルファスマークに対しても結晶化を促進するため、記録したデータの保存、いわゆるアーカイバル特性を劣化させる。これを改善するため、Mn、Ge、Tiを添加して結晶化促進効果を微調整する。これにより高速記録の消去とアーカイバル特性との両立が可能となる。
元素Yの添加量は上記の範囲が望ましく、更に望ましくは、10〜20重量%である。25.0重量%を超えると、結晶化促進効果を損ない、高速記録での消去が難しくなる。
第2保護層4には下記組成式で示される材料(重量%)を用いてもよい
ZnO・Al・Z〔(100−α3−β3):α3:β3〕
(Z:Mn酸化物、Ge酸化物、Ti酸化物の何れか又はそれらの混合物)
0.5≦α3≦10.0
0≦β3≦30.0
Alは、抵抗率の低下を図るために必須の元素であるが、Alとして添加してもい。添加量は、上記のような範囲に特定することが望ましく、更には、2.0〜5.0重量%の範囲が好ましい。
元素Yに代えて酸化物Zの形態で添加しても、前述したのと同様の効果が得られる。
但し、酸化物Zについては、元素Yに比較して、結晶化促進効果が若干弱くなるため、添加量の上限は30.0重量%が望ましく、更に望ましくは15〜25重量%である。
急冷効果をより確実にするためには、第2保護層4の電気抵抗率を1.0×10−4〜1.0×10Ω・cmとすることが望ましい。より望ましくは、1.0×10−4〜9.8×10Ω・cmである。
誘電体材料の熱伝導率を正確に評価することは困難であるが、透明導電膜用誘電体材料の場合は電気抵抗率で代用することができ、電気抵抗率が小さいほど熱伝導率は高いと考えられる。
透明導電膜用誘電体材料の電気抵抗率は、略1.0×10−4Ω・cmが限界であり、1.0×10Ω・cmを超えると、実用上充分な急冷効果を得にくくなるので好ましくない。
また、膜厚は、5〜50nmとすることが望ましく、より望ましくは10〜40nm、更に望ましくは10〜20nmである。
本発明の相変化型光記録媒体について、上述したような構成とすることに大きな意義があるのは、最短マークを記録する場合である。
異常マークの発生は、DVDの最短マークである3Tマークが殆んどであり、マークの長さに強く依存すると考えられる。3Tマークの長さが0.4μmで、次に長い4Tマークが0.53μmであることを考慮すると、このような異常マークが多発するマーク長は0.5μm以下であると考えられる。実際、最短マーク長が0.84μmであるCD−RW媒体においては実用上の問題を生じていない。
このことから、本発明の光記録媒体に対する記録最短マークが0.5μm以下である場合に、本発明の効果が大きく発揮される。
第1保護層2の材料については、従来技術と同様に酸化物、窒化物、硫化物等が適用できる。特にZnS・SiOが好適である。
また、第1保護層2の膜厚は、光記録媒体の反射率を調整する働きがあり、50〜80nmとすることが好ましい。50nm未満では、膜厚に対する反射率変動が大きくなってしまい、80nmを超えると成膜時間が長くなり、光記録媒体の生産効率が低下してしまう。また、DVD媒体に用いるような薄い基板では基板変形が問題になる。
そこで、第1保護層2の膜厚としては、反射率が最低になる膜厚を選択することが望ましい。第1保護層2の膜厚は反射率に大きく影響するものであり、膜厚の変化に対して反射率が正弦波的な変化を示す。ここで反射率が最低になるような膜厚を選択すると、第1保護層2の上に形成される相変化材料からなる記録層3への光の入射が効率的に行われることになり、記録感度の改善や良好なマーク形成に繋がる。但し、反射率が低過ぎると、データ信号の読み取りが困難になるため、反射率の絶対値には下限がある。
相変化材料からなる記録層3の膜厚は5〜20nmの範囲が好適であり、更には、10〜15nmの範囲とすることが望ましい。この範囲を外れると、実用上充分な記録特性が得られなくなることがある。
反射層5は、光学特性及び熱伝導率等の観点から、Al、Ag、Au、Cu等の金属材料、及びそれらの合金材料を用いて形成する。特に、急冷構造とするため、熱伝導率が高いAg又はその合金類が好適である。
反射層5の膜厚は、100〜300nmの範囲とすることが望ましい。更に望ましくは120〜200nmである。100nmよりも薄いと、充分な放熱効果が得られなくなる。また、300nmを超える膜厚にしても反射層の特性は変わらず、生産効率の低下を招来するだけである。
本発明は、Blue−Ray Discのような層構成、即ち、基板上に反射層、第2保護層、記録層、第1保護層、及びカバー層を設け、カバー層側から光を入射して記録再生を行う光ディスクにも適用することができる。
本発明によれば、異常マークの発生を確実に抑制し、DVDの基準線速の8倍速以上の高速記録が可能で且つ下位互換性を有し、広い線速範囲でジッター特性と再生エラー特性の両立を図ることができる相変化型光記録媒体を提供できる。
更に、本発明によれば、保存特性にも優れた相変化型光記録媒体を提供できる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
〔実施例1〜26、比較例1〜12〕
図6に示す層構成の相変化型光記録媒体を次のようにして作成した。
トラックピッチ0.74μmで、グルーブ(凹部)幅0.3μm、深さ約30nmの溝が形成された120mmφ、厚さ0.6mmのポリカーボネート基板1上に、ZnS−SiO(80:20モル%)からなる膜厚60nmの第1保護層2、下記表1、表2に示す組成の相変化材料からなる膜厚14nmの相変化材料からなる記録層3、ZnO−Al−Mn(78:2:20重量%)からなる膜厚11nmの第2保護層4、Agからなる膜厚200nmの反射層5を順に成膜した。
第1保護層2の成膜にはRFマグネトロンスパッタ法を採用し、相変化材料からなる記録層3、第2保護層4、反射層5の成膜にはDCマグネトロンスパッタ法を採用した。
次いで、反射層5上に紫外線硬化樹脂を塗布して耐環境保護層6を形成し、最後に前記と同様の基板(図示せず)を貼り合わせて、厚さが約1.2mmの光記録媒体とした。
次いで、出力波長830nm、幅約1μm、長さ約75μm、最大出力約2Wのレーザ光にフォーカシング機能を付加したレーザーヘッドを有する初期化装置(日立CP社製POP120−7AH)を用いて光記録媒体の初期化を行なった。
上記各光記録媒体に対して、波長660nm、NA=0.65のピックアップヘッドを有するパルステック工業社製DVD評価装置を用いて、記録特性を評価した。
記録ストラテジには2T周期ストラテジを用い、パルス幅、記録パワー、消去パワー等は最適条件を選択した。
記録は、EFM+変調方式によるランダムパターンを、DVD3.3倍速(11.5m/s)、6倍速(21m/s)、8倍速(28m/s)、12倍速(42m/s)、16倍速(56m/s)の各線速で同一トラックに繰り返し10回記録し、それを5トラック行って、真中のトラックを評価した。評価基準は、ジッターσ/Twを10%以下にすることができた場合を「○」、10%を超えた場合を「×」とした。
また、再生エラーであるPIエラーは、同様な各線速において約400トラックに10回繰り返し記録(DOW10)を行い、その記録部を1倍速で再生して測定した。
再生装置には、波長650nm、NA0.6のピックアップを有する光ディスク評価装置(パルステック工業社製DDU−1000)を用い、再生光パワーは0.7mWで評価した。
評価基準は、再生エラー(PIエラー)が100以下の場合を「◎」、200以下の場合を「○」、300以下の場合を「△」、300を超える場合を「×」とした。
評価結果を纏めて表1、表2に示すが、実施例1〜26においては、高速記録が可能でかつ下位互換性を有し、広い線速範囲においてPIエラーとジッター特性を両立できることが分かる。
Figure 0004550042

Figure 0004550042
次に、〔実施例9〕と〔実施例10〕の光記録媒体について、80℃85%RHの環境下で100時間保存した。その後、上記表1、表2に結果を示したものと同様の記録方法で記録を行ったところ、〔実施例10〕の光記録媒体の方が、各線速においてジッター、PIエラーともに優れた結果を示すことが確かめられた。
次に、〔実施例12〕と〔実施例13〕、〔実施例15〕と〔実施例16〕、〔実施例18〕と〔実施例19〕の光記録媒体について、最適記録パワーを比較したところ、〔実施例13〕〔実施例16〕及び〔実施例19〕の方が、それぞれ〔実施例12〕〔実施例15〕〔実施例18〕の光記録媒体よりも約2〜3mW低く、記録感度が良好であることが確かめられた。
〔比較例13〕
第2保護層4を、従来技術で汎用されているZnS−SiO(80:20モル%)からなる膜厚7nmの膜に変え、反射層との間に、反射層のAgが第2保護層の硫黄成分に汚染されないように、重量比が7:3のTiCとTiOからなる膜厚4nmの硫化防止層を形成した点以外は、実施例1と同様にして光記録媒体を作成し、評価を行った。
その結果、3.3倍速から8倍速までのジッターは「○」であったが、12倍速と16倍速では「×」となり、PIエラーについては、3.3倍速と8倍速は「◎」であったが、6倍速と12倍速と16倍速では「×」であることが確かめられた。
〔実施例39〜52、比較例14〜16〕
第2保護層4の材料を、下記表5に示すものに変えた点以外は、実施例1と同様にして光記録媒体を作成し、評価した。表中の材料欄の数字は重量%である。
評価結果を表5に示すが、第2保護層4が本発明の要件を満たす場合には、高速記録が可能でかつ下位互換性を有し、広い線速範囲においてPIエラーとジッター特性を両立できることが分かる。
Figure 0004550042
〔実施例53〜67、比較例17〜19〕
第2保護層4の材料を、下記表6に示すものに変えた点以外は、実施例1と同様にして光記録媒体を作成し、評価した。表中の材料欄の数字は重量%である。
評価結果を表6に示すが、第2保護層4が本発明の要件を満たす場合には、高速記録が可能でかつ下位互換性を有し、広い線速範囲においてPIエラーとジッター特性を両立できることが分かる。
Figure 0004550042
〔実施例68〜77〕
実施例41、実施例46、実施例50、実施例51、実施例52、実施例55、実施例60、実施例64、実施例66、実施例67の光記録媒体について、それぞれ上述した例と同様の方法で記録を行い、その後、80℃85%の環境下で100時間保存を行って、それぞれ実施例68〜77とし、ジッターの変化を評価した。
評価結果を表7に示すが、何れもアーカイバル特性に関して実用上充分に優れた結果が得られた。
Figure 0004550042
〔実施例78〕
ピッチ0.32μmで、グルーブ(凹部)幅0.2μm、深さ22nmの溝が形成された、120mmφ、厚さ1.1mmのポリカーボネート基板上に、Ag99.5Bi0.5(原子%)からなる膜厚140nmの反射層、ZnO−Al−Mn(78:2:20重量%)からなる膜厚11nmの第2保護層、実施例1と同じ材料からなる膜厚14nmの相変化材料からなる記録層、ZnS−SiO(80:20モル%)からなる膜厚40nmの第1保護層を順次、実施例1と同様の製膜方法で形成した。
最後に、厚さ75μmの粘着シートを、厚さ25μmの紫外線硬化樹脂を介して貼り付けて、厚さ0.1mmの光透過層を形成し、光記録媒体を作成した。
次いで、実施例1と同様にして初期化を行った。
上記光記録媒体について、Blue−Ray Disc用評価装置(パルステック社製ODU−1000)を用いて記録特性の評価を行った。
波長405nm、NA0.85のピックアップヘッドを用い、最短マーク長0.149μmで、変調方式(1−7)RLLを用いて記録した。
記録線速は、4.9m/s、9.8m/s、19.6m/sとし、それぞれ最適な記録パワーを選択して記録を行った。
また、Blue−Ray Discの記録特性評価に用いられる信号処理技術である、Limit EQを用いたジッター測定のため、同一トラックに繰り返し10回記録し、それを5トラック行い、真中のトラックを評価した。
更に、再生エラーであるRandom SERは、同様の各線速において約400トラックに10回繰返し記録(DOW10)を行い、その記録部を、再生パワー0.30mW、線速4.9m/sで再生して測定した。測定結果は、次のとおりである。
線速 ジッター Random SER
4.9m/s 5.8% 5.0×10−5
9.8m/s 4.6% 1.1×10−5
19.6m/s 5.2% 2.1×10−5
上記の数値は何れもBlue−Ray Discとして実用上充分に良好な値であり、本発明の効果は本実施例の構成においても得られることが確かめられた。
記録線速とDOW10回記録時のジッター特性、及びPIエラー特性の関係を示す図。 3Tマークと3Tスペースが交互に配列する単一パターンの記録ストラテジを示す図。 記録マークに異常マークが発生した場合のマーク形状と再生信号の関係を説明する図。(a)記録マーク形状の模式図、(b)再生信号、(c)2値化後の信号。 TIA(タイムインターバルアナライザ)を用いて測定した信号の模式図。 相変化材料の結晶化速度と3Tマークでの異常マーク数との関係を示す図。 本発明の相変化型光記録媒体の一例の概略断面図。
符号の説明
1 基板
2 第1保護層
3 相変化記録層
4 第2保護層
5 反射層
6 耐環境保護層
Pw 記録パワー
Pe 消去パワー
Pb バイアスパワー
LP3 3Tマークの記録パルス幅
CP3 3Tマークの冷却パルス幅

Claims (4)

  1. 記録再生の為の光を入射する側からみて順に、少なくとも第1保護層、相変化材料からなる記録層、第2保護層、及び反射層が順に積層され、相変化材料が、下記組成式(1)で示される元素及び原子比からなり、第2保護層が、下記組成式(2)で示される材料(α2、β2は重量%)からなることを特徴とする光記録媒体。
    Mnα1Sbβ1Snγ1Geδ1ε1・・・(1)
    (X:Te、In、Zn、Biの何れか又はそれらの混合物)
    0.04≦α1≦0.09
    0.56≦β1≦0.79
    0.05≦γ1≦0.29
    0.03≦δ1≦0.23
    0≦ε1≦0.09
    α1+β1+γ1+δ1+ε1=1
    ZnO・Al・Y〔(100−α2−β2):α2:β2〕 ・・・(2)
    (Y:Mn、Ge、Tiの何れか又はそれらの混合物)
    0.5≦α2≦10.0
    0≦β2≦25.0
  2. 記録再生の為の光を入射する側からみて順に、少なくとも第1保護層、相変化材料からなる記録層、第2保護層、及び反射層が順に積層され、相変化材料が、下記組成式(1)で示される元素及び原子比からなり、第2保護層が、下記組成式(3)で示される材料(α3、β3は重量%)からなることを特徴とする光記録媒体。
    Mnα1Sbβ1Snγ1Geδ1ε1・・・(1)
    (X:Te、In、Zn、Biの何れか又はそれらの混合物)
    0.04≦α1≦0.09
    0.56≦β1≦0.79
    0.05≦γ1≦0.29
    0.03≦δ1≦0.23
    0≦ε1≦0.09
    α1+β1+γ1+δ1+ε1=1
    ZnO・Al・Z〔(100−α3−β3):α3:β3〕 ・・・(3)
    (Z:Mn酸化物、Ge酸化物、Ti酸化物の何れか又はそれらの混合物)
    0.5≦α3≦10.0
    0≦β3≦30.0
  3. 第2保護層の電気抵抗率が、1.0×10−4〜1.0×10Ω・cmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光記録媒体。
  4. 最短マーク長が、0.5μm以下であることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の光記録媒体。
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