JP4549518B2 - 蓄熱槽、及びこれを備えた蓄熱装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、夜間電力を使って氷蓄熱し、これを昼間の冷房空調に利用する蓄熱槽、及びこれを備えた蓄熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電力供給の増加に対する発電供給能力の逼迫から、夜間電力を有効利用して電力供給の平準化を図る試みが実用化されている。この観点から、発電供給能力に余裕のある夜間電力を蓄え、昼間の需要最盛時に利用するものとして、電力を氷蓄熱する技術がある。
【0003】
氷蓄熱する技術は、例えば、特開平7−190658号公報に記載された、蓄熱部材、蓄熱槽を利用して実施されている。この蓄熱槽は、複数の蓄熱部材を結束した蓄熱部材群と蓄熱槽とを備え、該蓄熱部材群を蓄熱槽内に配設して構成される。各蓄熱部材内には、塩化カリウム水溶液などの蓄熱剤が充填され、蓄熱槽内には熱媒体が充満されている。
【0004】
この蓄熱槽による氷蓄熱は、夜間電力を利用してポンプを駆動し、熱媒体(冷媒)を蓄熱槽内に供給、循環する。熱媒体は、各蓄熱部材内の蓄熱剤と熱交換しながら蓄熱槽内を流通し、該熱媒体の冷熱により蓄熱剤を凝固して氷蓄熱する。
また、昼間における冷房空調は、ポンプを駆動し、熱媒体を蓄熱槽内に供給、循環する。熱媒体は、凝固した蓄熱剤と熱交換しながら蓄熱槽内を流通し、該蓄熱剤の融解による放熱(冷熱)により冷却される。そして、冷却された熱媒体は、空調機等に導入され、室内等の冷房空調に利用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の蓄熱槽では、氷蓄熱を利用して冷房空調するとき、凝固した蓄熱剤と熱媒体との熱交換を、蓄熱部材を介在して間接的に行う構成を採用している。このため、凝固した蓄熱剤の融解による放熱(冷熱)は、蓄熱部材を通して熱媒体に伝熱されるので、氷蓄熱した熱エネルギを有効に利用して、熱媒体を充分に冷却することができない。即ち、蓄熱剤の融解による放熱の一部は、蓄熱部材を冷却するために費やされ、これにより、熱媒体を充分に冷却できないのである。この結果、熱媒体を充分に冷却するためには、氷蓄熱量を多くする必要があり、これにより多くの電力を消費することになる。衆知の如く、過冷却のままでは顕熱蓄熱が進むのみで所定蓄熱時間内に蓄熱できる冷熱量は僅かに過ぎない。例えば、水の顕熱量は1cal/g・℃に対し、水から氷への相変化に伴う潜熱量は80cal/gである。限られたスペースに所定の電力使用時間内に多くの熱量を蓄熱するためには潜熱として蓄えることが圧倒的に有利である。そのためには、速やかに過冷却状態を解消して氷生成に移行させることが必要である。
【0006】
本発明の目的は、氷蓄熱した熱エネルギを有効に利用して、蓄熱槽内の伝熱流体を充分に冷却することのできる蓄熱槽、及びこれを備える蓄熱装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその効果】
本発明の請求項1に記載の蓄熱槽は、内部に空所を有する槽本体を備え、槽本体の内部空所内に蓄熱ユニットを配設し、伝熱流体を貯留してなるものである。
また、請求項1に記載の蓄熱槽は、蓄熱ユニットが、両端部の開口した外部筒体と、外部筒体内に、該外部筒体との間に空間をもって挿入された内部筒体と、外部筒体と内部筒体との間の空間に充填された伝熱流体と、空間の両端部をそれぞれ封止する2つの蓋体とを備え、冷媒供給源から供給された冷媒が内部筒体内を流通するように構成されたものである。そして、請求項1に記載の蓄熱槽は、各蓋体のうち少なくとも一方に、槽本体の内部空所と空間とを連通する流通穴を形成し、槽本体内に貯留された伝熱流体と、蓄熱ユニットの空間に充填された伝熱流体とを、流通穴を通して置換可能に構成したものである。
【0008】
この請求項1に記載の蓄熱槽では、蓄熱ユニットの内部筒体内に冷媒を流通し、蓄熱ユニット内(空間内)の伝熱流体を冷却、凝固することにより、該冷媒の冷熱を蓄熱ユニット内の伝熱流体に氷蓄熱(蓄冷)する。また、冷房空調は、蓄熱槽内に貯留された伝熱流体を流動し、該伝熱流体と蓄熱ユニット内で凝固した伝熱流体との熱交換により、蓄熱槽内の伝熱流体を冷却する。この熱交換は、蓄熱ユニットの外部筒体を通して間接的に行われると共に、各蓋体の流通穴を通して直接行われる。そして、熱交換により、凝固した伝熱流体が適度に融解すると、蓄熱槽内の伝熱流体は、流通穴を通して蓄熱ユニットの空間内に流入し、該空間内で凝固した伝熱流体との熱交換により直接冷却される。また、蓄熱槽内の伝熱流体が空間内に流入すると、該空間内で融解した伝熱流体は、流通穴を通して蓄熱槽内に流出することになる。これにより、蓄熱槽内の伝熱流体と蓄熱ユニット内の伝熱流体とは、相互に置換され、蓄熱槽内の伝熱流体は、空間から流出する伝熱流体と直接熱交換して、急激、充分に冷却されることになる。そして、冷却された伝熱流体を利用して冷房空調を行う。
【0009】
このように、請求項1に記載の蓄熱槽によれば、蓄熱ユニットの伝熱流体を凝固して氷蓄熱した後、蓄熱槽内の伝熱流体と蓄熱ユニット(空間)内の伝熱流体とを置換することにより、蓄熱槽内の伝熱流体を急激、充分に冷却することができる。この結果、氷蓄熱した熱エネルギを有効に利用して、蓄熱槽内の伝熱流体を充分に冷却でき、ひいては氷蓄熱量を多くすることなく、消費電力を少なくすることが可能となる。
【0010】
本発明となる請求項2に記載の蓄熱槽は、請求項1に記載のものに、蓄熱ユニットの複数個が、槽本体内に配設され、各蓄熱ユニットの内部筒体が直列的に連結されて1つの流路を形成するように構成されてなるものである。
【0011】
この請求項2に記載の蓄熱槽では、冷媒を1つの流路内に流通することにより、各蓄熱ユニット内の伝熱流体を凝固して氷蓄熱できる。そして、蓄熱槽内に配設する蓄熱ユニットの数を適宜選択することで、氷蓄熱量を最適なものにできる。また、冷房空調は、請求項1に記載と同様に、蓄熱槽内の伝熱流体と各蓄熱ユニット内の伝熱流体とを、相互に置換することにより、蓄熱槽内の伝熱流体は、各蓄熱ユニットの空間から流出する伝熱流体と直接熱交換して、急激、充分に冷却されることになる。そして、冷却された伝熱流体を利用して冷房空調を行う。
【0012】
このように、請求項2に記載の蓄熱槽によれば、冷房空調するとき、複数個の蓄熱ユニット内で氷蓄熱した伝熱流体と、蓄熱槽内の伝熱流体とを置換するので、蓄熱槽内全体の伝熱流体にわたって、急激、充分に冷却することが可能となる。
【0013】
本発明となる請求項3に記載の蓄熱槽は、請求項1又は請求項2に記載のものに、空間を形成する内部筒体の外周面及び外部筒体の内摺面の、一部又は全面に氷核活性剤が塗布されてなるものである。
【0014】
この請求項3に記載の蓄熱槽によれば、蓄熱ユニットの空間に充填された伝熱流体に接触する外部筒体、内部筒体の一部又は全面に氷核活性剤を塗布しているので、氷蓄熱において、空間内の伝熱流体の過冷却化を抑制できる。また、蓄熱ユニット内の伝熱流体に対する氷蓄熱(凝固、融解)を繰り返し実施しても、氷核活性剤が伝熱流体中に凝集することを防止できる。これにより、氷蓄熱を繰り返し実施しても、氷核活性剤の凝集を防止して、伝熱流体の過冷却化を抑制できるので、少ない消費電力により、短時間で氷蓄熱することが可能となる。衆知の如く、過冷却のままでは顕熱蓄熱が進むのみで所定蓄熱時間内に蓄熱できる冷熱量は僅かに過ぎない。例えば、水の顕熱量は1cal/g・℃に対し、水→氷の相変化に伴う潜熱量は80cal/gである。限られたスペースに所定の電力使用時間内に多くの熱量を蓄熱するためには潜熱として蓄えることが圧倒的に有利である。そのためには、速やかに過冷却状態を解消して氷生成に移行させることが必要である。
【0015】
なお、蓄熱槽では、内部筒体を、熱伝導性に優れた金属製管体で構成し、外部筒体を、プラスチック製管体で構成することが好ましい。また、蓄熱槽では、蓄熱ユニットの空間内に充填する伝熱流体と蓄熱槽内に貯留する伝熱流体とを同一のもの、例えば、水、塩化ナトリウム水溶液、塩化アンモニウム水溶液、塩化カリウム水溶液、炭酸水素カリウム水溶液、炭酸ソーダ水溶液、エチレングリコール水溶液などの無機系及び有機系溶質を含む水溶液等を使用する。さらに、蓄熱槽では、氷核活性剤を、硫化銅、ヨウ化銀、コレステロール、メタアルデヒド、キサンタンガム、ゼオライト、繊維状タンパク質、合成ケイ酸塩、雲母、クラファイトの中から選ばれた1種類以上の物質からなるものとする。また、蓄熱槽では、槽本体の内容積に占める蓄熱ユニットの容積を50%以上とすることが好ましい。
【0016】
本発明の請求項4に記載の蓄熱装置は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の蓄熱槽と、蓄熱槽の有する前記蓄熱ユニットの内部筒体内に冷媒を供給,循環させる冷媒供給手段とを備えてなるものである。
【0017】
この請求項4に記載の蓄熱装置では、夜間電力を使って冷媒供給手段を駆動し、蓄熱ユニットの内部筒体内に冷媒を流通することにより、蓄熱ユニット内の伝熱流体を凝固して氷蓄熱する。蓄熱ユニットから流出した冷媒は、冷媒供給手段に戻され、該冷媒供給手段により蓄熱ユニットに循環される。また、冷房空調を実施するときには、槽本体内の伝熱流体と蓄熱ユニット内の伝熱流体とを置換することにより、槽本体内の伝熱流体を冷却する。そして、槽本体から冷却した伝熱流体を室内に循環させることにより、冷房空調を実施する。
【0018】
このように、請求項4に記載の蓄熱装置によれば、蓄熱ユニット、蓄熱槽の有する効果により、蓄熱ユニットの伝熱流体を凝固して氷蓄熱した後、蓄熱槽内の伝熱流体と蓄熱ユニット(空間)内の伝熱流体とを置換することにより、蓄熱槽内の伝熱流体を急激、充分に冷却することができる。この結果、氷蓄熱した熱エネルギを有効に利用して、蓄熱槽内の伝熱流体を充分に冷却でき、ひいては氷蓄熱量を多くすることなく、消費電力を少なくすることが可能となる。さらに、冷媒を蓄熱ユニットと冷媒供給手段との間で循環させることにより、一定量の冷媒により氷蓄熱でき、経済的なものとなる。
【0019】
また、蓄熱装置では、冷媒を、フレオン系冷媒又はアンモニア等の自然系冷媒、又はブライン等からなるものとする。また、冷媒の温度は、凝固点よりも少なくとも3℃以上低くすることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態における蓄熱槽、及び蓄熱装置について、図1〜図3を参照して説明する。なお、説明の便宜上、蓄熱槽を備えた蓄熱装置について説明する。また、図1は、蓄熱槽、蓄熱装置を示す模式図である。
【0021】
図1において、蓄熱装置1は、蓄熱槽2と、複数の蓄熱ユニット3と、冷媒供給手段4と、ファン・コイルユニット5とを備えて構成される。
【0022】
図1に示すように、蓄熱槽2は、内部に貯留空所Gを有する槽本体6を備え、該槽本体6の貯留空所G内に複数の蓄熱ユニット3を配設している。また、槽本体6の貯留空所G内には、伝熱流体7を充満しており、該伝熱流体7中に各蓄熱ユニット3を浸している。伝熱流体7としては、水、塩化ナトリウム水溶液、塩化アンモニウム水溶液、塩化カリウム水溶液、炭酸水素カリウム水溶液、炭酸ソーダ水溶液、エチレングリコール水溶液等の無機系及び有機系溶質を含む水溶液等を使用する。なお、伝熱流体7としては、以下、水を例に説明する。
【0023】
図1に示すように、複数の蓄熱ユニット3は、槽本体6内で並設され、ジョイント管8を通して相互に接続されている。また、両側に位置する蓄熱ユニット3は、冷媒供給手段4に接続されている。
【0024】
図1に示すように、冷媒供給手段4は、冷媒管9と、冷却機10とを備えている。冷媒管9は、槽本体6内で両側に位置する蓄熱ユニット3の夫々に接続されている。また、冷却機10は、槽本体6外側の冷媒管9中に配設され、図示しないポンプや熱交換器等により構成される。この冷媒供給手段4は、冷却機10を駆動することにより、冷媒を各蓄熱ユニット1に供給、循環させる。また、冷媒としては、フレオン系冷媒、アンモニア等の自然冷媒、又はブライン等の液体を使用する。
【0025】
図1に示すように、ファン・コイルユニット5は、コイル管11と、ファン12と、ポンプ13とを備えている。コイル管11は、槽本体6の上下側に夫々接続され、冷房空調する室内Pまで延設している。また、ファン12は、コイル管11に対峙して、室内Pに配設されている。ポンプ13は、槽本体6外側のコイル管11中に配設され、槽本体6内から伝熱流体7を吸引し、コイル管11に吐出する。このポンプ13の駆動により、槽本体6内の伝熱流体7は、槽本体6内を流動し、コイル管11を通して室内Pと槽本体6との間で循環される。
【0026】
次に、蓄熱ユニット3の具体的な構成について、図2及び図3により説明する。図2は、蓄熱ユニットを示す縦断面図であり、図3は、図2のA−Aから見た断面図である。
【0027】
図2及び図3において、複数の蓄熱ユニット3は、冷媒の冷熱を氷蓄熱(蓄冷)するものである。この蓄熱ユニット3は、外部筒体15と、内部筒体16と、2つの蓋体17,18及び伝熱流体19とを備え、各筒体15,16により2重筒構造にされている。外部筒体15は、両端部の開口した円筒状に形成され、熱伝導性に優れた銅やアルミ等の金属製管体からなる。また、外部筒体15は、熱伝導を高め、軽量化を図り、曲げ加工を容易(可塑性)にするため、強度を損なわない範囲内で薄く形成されている。
【0028】
図2及び図3に示すように、内部筒体16は、外部筒体15より小径の円筒状に形成されている。この内部筒体16は、外部筒体15内に挿入され、該外部筒体15との間に環状空間Sを形成している。内部筒体16の両端部は、外部筒体15の両端部から夫々突出されて、ジョイント部16a,16bを構成している。また、内部筒体16は、熱伝導性に優れた銅やアルミ等の金属製管体からなり、熱伝導を高め、軽量化を図り、曲げ加工を容易にするため、強度を損なわない範囲内で薄く形成されている。
【0029】
図2及び図3に示すように、各筒体15,16は、2つの間隔子20により連結されている。各間隔子20は、リング材21と、リング材21の外周から放射状に突出する複数のリブ22とから構成されている。これら各間隔子20は、外部筒体15内の両端部に嵌挿入され、リング材21を内部筒体16の外周に嵌め込むと共に、各リブ22を外部筒体15の内周に当接している。これにより、各間隔子20は、内部筒体16を外部筒体15に対して同心に位置決めし、各筒体15,16の間に環状空間Sを形成する。
【0030】
図2及び図3に示すように、2つの蓋体17,18は、外部筒体15の両端部に夫々嵌め込まれ、環状空間Sの両端部を封止している。また、各蓋体17,18には、環状空間S内と槽本体6内とを連通する流通穴23,24が夫々形成されている。
【0031】
図2及び図3に示すように、伝熱流体19は、環状空間S内に充填され、各蓋体17,18の流通穴23,24を通して槽本体6内に流出可能にされている。
この伝熱流体19としては、槽本体6内の伝熱流体7と同じもので、例えば、水を使用する。
【0032】
そして、図1に示すように、複数の蓄熱ユニット3は、槽本体6内で各蓋体17,18が上下に位置するように各筒体2,3を並設して、各ジョイント管8により直列的に連結されている。各ジョイント管8は、互いに隣接する内部筒体16のジョイント部16a,16bに嵌め込まれ、各蓄熱ユニット3を連結している。また、両側に位置する各蓄熱ユニット3は、ジョイント部16a,16bを通して冷媒管9に夫々接続されている。これにより、各蓄熱ユニット3の内部筒体16、及び各ジョイント管8とは、冷媒管9により供給、循環される冷媒を各蓄熱ユニット3内に流通させる1つの流路25を形成する。
【0033】
次に、蓄熱装置1、及び蓄熱槽2による氷蓄熱、及び冷房空調を、図1及び図2により説明する。
【0034】
図1に示すように、蓄熱装置1による氷蓄熱は、夜間電力を使って冷媒供給手段4の冷却機10を駆動することにより開始する。冷却機10は、冷媒を冷却して冷媒管9に吐出し、各蓄熱ユニット3の流路25に供給する。この冷媒は、図2に示すように、各蓄熱ユニット3の内部筒体16を順々に流通し、この流通において、各環状空間S内の伝熱流体19(水)と熱交換する。これにより、各蓄熱ユニット3内の伝熱流体19は、冷媒の冷熱により凝固して氷結晶となって氷蓄熱(蓄冷)する。また、各蓄熱ユニット3内の伝熱流体19と熱交換した冷媒は、図1に示すように、流路25から冷媒管9に流出し、冷却機10に戻される。そして、戻された冷媒は、再び、冷却機10により冷却された後、各蓄熱ユニット3の流路25に循環される。このように、各蓄熱ユニット3内の伝熱流体19を凝固した後、冷媒供給手段4の冷却機10を停止し、氷蓄熱を完了する。なお、蓄熱装置1では、複数の蓄熱ユニット3の伝熱流体19を充分に凝固させるため、冷媒の温度を凝固点よりも少なくとも3℃以上低くすることが好ましい。
【0035】
図1に示すように、蓄熱装置1による冷房空調は、昼間において、ファン・コイルユニット5のポンプ13を駆動し、ファン12を回転することにより開始する。ポンプ13は、図1に示すように、槽本体6下側のコイル管11から伝熱流体7を吸引・加圧し、室内P側のコイル管11に吐出する。これにより、槽本体6内の伝熱流体7は、該槽本体6の上側から下側に流動しながら各蓄熱ユニット3内の凝固した伝熱流体19(氷)と熱交換し、該氷の融解による放熱(冷熱)により冷却される。この熱交換は、図2に示すように、各蓄熱ユニット3の外部筒体15から間接的に行われると共に、各蓋体17,18の流通穴23,24を通して直接行われ、槽本体6内で流動する伝熱流体7を冷却する。
【0036】
図2に示すように、伝熱流体7と伝熱流体19との熱交換により、凝固した伝熱流体19(氷)は融解し、環状空間S内において、固液相(冷水と氷との相)の状態になる。この状態になると、槽本体6内を流動する伝熱流体7は、各蓄熱ユニット3上側の流通穴23から環状空間S内に流入し、下側の流通穴24から融解した伝熱流体19(冷水と氷)を槽本体6内に流出させる。これにより、環状空間Sに流入した伝熱流体7は、伝熱流体19(冷水と氷)と直接、熱交換して冷却され、槽本体6内に流出した伝熱流体19は、伝熱流体7と直接、熱交換して、該伝熱流体7を冷却する。そして、遂には、各蓄熱ユニット3の環状空間Sから全ての伝熱流体19が槽本体6内に流出され、環状空間S内は伝熱流体7に置換される。このとき、伝熱流体7,19の置換は、槽本体6内に並設した複数の蓄熱ユニット3にて行われることから、槽本体6内の全体にわたって伝熱流体7を急激、充分に冷却する。
【0037】
図1に示すように、冷却された伝熱流体7は、槽本体6の下側からコイル管11に流入し、該コイル管11を通して室内Pと槽本体6との間で循環される。この循環において、伝熱流体7は、ファン12によりコイル管11に吹き付けられる空気と熱交換し、該空気を冷却する。そして、冷却された空気は、室内Pに吹き出されて、室内Pを冷房空調する。なお、冷房空調を終了するときは、ファン・コイルユニット5のポンプ13とファン12を停止する。
【0038】
このように、本発明の実施形態における蓄熱装置1、蓄熱槽2によれば、各蓄熱ユニット3の伝熱流体19を凝固して氷蓄熱した後、槽本体6内の伝熱流体7と蓄熱ユニット3(環状空間S)内の伝熱流体19とを置換することにより、槽本体6内の伝熱流体7を急激、充分に冷却することができる。この結果、氷蓄熱した熱エネルギを有効に利用して、槽本体6内の伝熱流体7を充分に冷却でき、ひいては氷蓄熱量を多くすることなく、消費電力を少なくすることが可能となる。
【0039】
また、蓄熱装置1では、槽本体6内に複数の蓄熱ユニット3を並設し、これらの各蓄熱ユニット3にて伝熱流体7,19の置換を行うので、槽本体6内の全体にわたって伝熱流体7を、急激、充分に冷却することが可能となる。この観点からして、蓄熱装置1、蓄熱槽2では、槽本体6の内容積に占める蓄熱ユニット3の容積を50%以上とすることが好ましい。
【0040】
次に、蓄熱装置1、蓄熱槽2における第1及び第2変形例を、図2〜図4により説明する。
【0041】
(1)第1変形例の蓄熱装置1、蓄熱槽2:
図2及び図3において、第1変形例の蓄熱装置1は、蓄熱ユニット3に氷核活性剤31(過冷却防止剤)を形成したものである。氷核活性剤31は、伝熱流体19(水)の過冷却化を抑制し、氷結晶の成長を促進するものである。この氷核活性剤31は、環状空間Sを形成する各筒体15,16の一部又は全面に塗布され、図2及び図3では、外部筒体15の内周面及び内部筒体16の外周面との全面に塗布したものを示している。また、氷核活性剤31の塗布は、各筒体15,16から剥離しないようにされている。氷核活性剤31としては、硫化銅、ヨウ化銀、コレステロール、メタアルデヒド、キサンタンガム、ゼオライト、繊維状タンパク質、合成ケイ酸塩、雲母、グラファイト等の中から選ばれた1種類以上の物質とする。また、氷核活性剤31を塗布すると、各筒体15,16は氷核活性剤31の層により被覆され、該層により各筒体15,16の耐蝕性を高める場合もある。
【0042】
この第1変形例の蓄熱装置1による氷蓄熱は、図1と同様に、冷媒を各蓄熱ユニット3の内部筒体16内に流通し、冷媒と空間S内の伝熱流体19との熱交換により、該冷媒の冷熱を氷蓄熱(蓄冷)する。この氷蓄熱の過程では、各筒体15,16の氷核活性剤31により伝熱流体19の過冷却化が抑制され、氷結晶の成長が促進される。また、各筒体2,3の全面に氷核活性剤31を塗布すると、環状空間Sの全体にわたって伝熱流体19の過冷却化が抑制され、氷結晶の成長も均一になる。このように、蓄熱装置1では、氷核活性剤31により伝熱流体19の過冷却化を抑制し、氷結晶の成長を促進することで、冷媒の冷熱を氷蓄熱する。
【0043】
また、第1変形例の蓄熱装置1による冷房空調は、図1と同様に、ファン・コイルユニット5のポンプ13を駆動し、槽本体6内で伝熱流体7を流動させる。
これにより、伝熱流体7は、各蓄熱ユニット3内の凝固した伝熱流体19と熱交換し、該伝熱流体19の融解による放熱(冷熱)により冷却される。そして、槽本体6内の伝熱流体7と各蓄熱ユニット3内の伝熱流体19とを置換し、槽本体6内の伝熱流体7を急激、充分に冷却する。このとき、氷核活性剤31は、融解した伝熱流体19(水)中に凝集されることなく、各筒体15,16を覆っている。これにより、再び、氷蓄熱するため、冷媒を各蓄熱ユニット3の内部筒体16に流通しても、伝熱流体19の過冷却化を抑制しつつ氷蓄熱できる。このことは、蓄熱装置1において、氷蓄熱を繰り返し実施しても、伝熱流体19の過冷却化を抑制しつつ氷蓄熱でき、少ない消費電力により、短時間で氷蓄熱することが可能となる。
【0044】
(2)第2変形例の蓄熱装置1、蓄熱槽2:
図4において、第2変形例の蓄熱装置1は、図1のものに対して、コイル管11を蓄熱槽2に接続することなく、各蓄熱ユニット3に直接接続したものである。なお、図4において、図1と同一符号は、同一部材を示し、その説明を省略する。
【0045】
図4に示すように、コイル管11は、並設された両側の蓄熱ユニット3であって、各ジョイント部16a,16bの夫々に切換え弁31,32により接続される。各切換え弁31は、冷媒管9とコイル管11との間に設けられ、各蓄熱ユニット3を冷媒管9とコイル管11とに切換え接続する。
【0046】
図4に示すように、ファン・コイルユニット5は、ポンプ13に換えて圧縮機33を備えている。この圧縮機33は、槽本体6外側のコイル管11中に配設され、冷媒をコイル管11及び各蓄熱ユニット3に循環させる。また、冷媒は、冷媒管9内に循環される冷媒と同じものが使用される。
【0047】
図4に示すように、第2変形例の蓄熱装置1による氷蓄熱は、各切換え弁31,32を操作して、各蓄熱ユニット3を冷媒管9に接続する。これと同時に、冷媒供給手段4の冷却機10を駆動する。これにより、冷媒は、図1及び図2と同様に、各蓄熱ユニット3の内部筒体16を順々に流通し、各環状空間S内の伝熱流体19(水)と熱交換する。これにより、各蓄熱ユニット3内の伝熱流体19は、冷媒の冷熱により凝固して氷結晶となって氷蓄熱する。なお、各蓄熱ユニット3内の伝熱流体19を凝固した後、冷却機10を停止することにより、氷蓄熱を完了する。
【0048】
図4に示すように、第2変形例の蓄熱装置1による冷房空調は、昼間において、各切換え弁31,32を操作し、各蓄熱ユニット3をコイル管11に接続する。これと同時に、ファン・コイルユニット5の圧縮機33を駆動し、ファン12を回転する。圧縮機33は、切換え弁32側のコイル管11から冷媒を吸引・加圧し、室内P側のコイル管11に吐出する。これにより、コイル管11内の冷媒は、切換え弁31から各蓄熱ユニット3の流路25に供給され、各蓄熱ユニット3の内部筒体16内を流通しながら凝固した伝熱流体19(氷)と熱交換し、該氷の融解による放熱(冷熱)により冷却される。
【0049】
図4に示すように、冷却された冷媒は、切換え弁32からコイル管11に流入し、該コイル管11を通して室内Pと各蓄熱ユニット3との間で循環される。この循環において、冷媒は、ファン12によりコイル管11に吹き付けられる空気と熱交換し、該空気を冷却する。そして、冷却された空気は、室内Pに吹き出されて、室内Pを冷房空調する。
【0050】
そして、上述のように、冷房空調を開始すると、槽本体6内の伝熱流体7(水)は、各蓄熱ユニット3内で凝固した伝熱流体19(氷)との温度差(伝熱流体7の温度>伝熱流体19の温度)により、槽本体6の上側から下側に流動する。
この流動により、伝熱流体7は、各蓄熱ユニット3の凝固した伝熱流体19(氷)と熱交換し、該氷の融解による放熱(冷熱)により冷却される。この熱交換は、図1及び図2と同様に、各蓄熱ユニット3に対して間接的、及び直接行われ、遂には、各蓋体17,18の流通穴23,24を通して、各蓄熱ユニット3内の伝熱流体19と槽本体6内の伝熱流体7との置換が行われる。これにより、伝熱流体7は、槽本体6内の全体にわたって、各蓄熱ユニット3内から流出する伝熱流体19(冷水と氷)により冷却され、該伝熱流体19の冷熱を蓄熱する。即ち、伝熱流体7は、伝熱流体19の冷熱を蓄熱する、蓄熱剤として機能するものである。そして、各伝熱流体7,19の温度が均衡になると、槽本体6内での流動がなくなる。
【0051】
続いて、冷媒と伝熱流体19との熱交換により、各伝熱流体7,19とに温度差(伝熱流体7の温度<伝熱流体19の温度)が生じると、伝熱流体7は、槽本体6の上側から下側に流動する。この流動により、各蓄熱ユニット3内の伝熱流体19は、各蓋体17,18の流通穴23,24を通して槽本体6内の伝熱流体7(冷水)と置換される。これにより、各蓄熱ユニット3内を流通する冷媒は、置換された伝熱流体とで熱交換し、該伝熱流体の冷熱により冷却される。そして、槽本体6内の伝熱流体7は、各蓋体17,18の流通穴23,24から順次、各環状空間S内に流入又は槽本体6内に流出し、冷媒と熱交換することになる。
【0052】
この第2変形例の蓄熱装置1、蓄熱槽2では、各蓄熱ユニット3内に氷蓄熱した熱エネルギにより、冷媒を冷却すると共に、槽本体6内の伝熱流体7を冷却して蓄熱(蓄冷)する。そして、伝熱流体7の蓄熱(蓄冷)により、冷媒を冷却するものである。
【0053】
このように、第2変形例の蓄熱装置1、蓄熱槽2によれば、図1と同様に、氷蓄熱した熱エネルギを有効に利用して、冷房空調に用いられる冷媒を充分に冷却でき、ひいては氷蓄熱量を多くすることなく、消費電力を少なくすることが可能となる。なお、第2変形例の蓄熱装置1、蓄熱槽2においても、各筒体15,16の一部、又は全面に氷核活性剤を塗布する構成を採用できる。
【0054】
なお、本発明の実施形態における蓄熱装置1、及び蓄熱槽2は、図1〜図4に示すものに限定されるものでなく、次のような態様も採用できる。
(1)蓄熱ユニット3の配設数、蓄熱ユニット3の寸法は、氷蓄熱する蓄熱量や蓄熱槽2を設置する施設の収納スペース等により適宜選択される。
(2)蓄熱槽2内に配設する蓄熱ユニット3は、各筒体15,16を可塑性なものとすることで、図5に示すように、ジグザグ形状に曲げ加工し、図6に示すように、渦巻き形状に曲げ加工することもできる。即ち、蓄熱槽2の容積に応じて、蓄熱ユニット3の形状を適宜選択するものである。
(3)流通穴23,24は、各蓋体17,18の夫々に形成したものを示したが、少なくとも一方の蓋体17,18に形成することもできる。また、流通穴23,24の数は、1つ形成するものに限定されず、複数形成する構成も採用できる。
(4)蓄熱ユニット3の外部筒体15は、金属製管体で構成するもに限定されず、プラスチック等の樹脂製管体により構成することもできる。特に、可塑性を有する樹脂製管体によれば、蓄熱ユニット3を配設する蓄熱槽2の容積に応じた形状にできる。また、各間隔子20もプラスチック等の樹脂により構成すると、外部筒体15と各間隔子20とを一体成形できる。
(5)氷核活性剤31は、蓄熱ユニット3の各筒体15,16全面に塗布するものに限定されず、これら各筒体15,16の一部に塗布することもできる。このとき、内部筒体16内を冷媒が流通し、伝熱流体19と熱交換することから、少なくとも内部筒体16の外周面に氷核活性剤31を塗布することが好ましい。
(6)蓄熱ユニット3の各筒体15,16をメッキ等の防錆皮膜で被覆することもできる。このとき、防錆皮膜上に氷核活性剤31を塗布する。
(7)蓄熱ユニット3の各筒体2,3の形状は、円筒状に限定されず、断面4角形状、楕円形状等、種々の形状を採用できる。
(8)蓄熱装置1、蓄熱槽2では、図1に示すように、複数の蓄熱ユニット3を直列的に連結したものを結束等して蓄熱ユニット群となし、この蓄熱ユニット群を槽本体6内で複数並列的に並設しても良い。各蓄熱ユニット群の夫々には、冷媒を供給,循環できるように、冷媒管9を分岐して接続する。また、蓄熱ユニット群の数は、氷蓄熱する蓄熱量や蓄熱槽2を設置する施設の収納スペース等により適宜選択される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓄熱槽、蓄熱装置を示す模式図である。
【図2】図1における蓄熱ユニットの具体的な構成を示す縦断面図である。
【図3】図2のA−Aから見た断面図である。
【図4】本発明の第2変形例の蓄熱槽、蓄熱装置を示す模式図である。
【図5】蓄熱槽内に配設される蓄熱ユニットの変形例を示す図である。
【図6】蓄熱槽内に配設される蓄熱ユニットの変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 蓄熱装置
2 蓄熱槽
3 蓄熱ユニット
4 冷媒供給手段
5 ファン・コイルユニット
6 槽本体
7 伝熱流体
15 外部筒体
16 内部筒体
17 蓋体
18 蓋体
19 伝熱流体
23 流通穴
24 流通穴
25 流路
Claims (4)
- 内部に空所を有する槽本体を備え、該槽本体の前記内部空所内に蓄熱ユニットを配設し、且つ伝熱流体を貯留してなる蓄熱槽であって、
前記蓄熱ユニットが、両端部の開口した外部筒体と、該外部筒体内に、該外部筒体との間に空間をもって挿入された内部筒体と、前記外部筒体と前記内部筒体との間の空間に充填された伝熱流体と、前記空間の両端部をそれぞれ封止する2つの蓋体とを備え、冷媒供給源から供給された冷媒が前記内部筒体内を流通するように構成された蓄熱槽において、
前記各蓋体のうち少なくとも一方に、前記槽本体の内部空所と前記空間とを連通せしめる流通穴を形成し、前記槽本体内に貯留された前記伝熱流体と、前記蓄熱ユニットの空間内に充填された伝熱流体とを、前記流通穴を通して置換可能に構成したことを特徴とする蓄熱槽。 - 前記蓄熱ユニットの複数個が、前記槽本体内に配設され、該各蓄熱ユニットの内部筒体が直列的に連結されて1つの流路を形成するように構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱槽。
- 前記空間を形成する前記内部筒体の外周面及び前記外部筒体の内周面の、一部又は全面に氷核活性剤が塗布されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の蓄熱槽。
- 前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の蓄熱槽と、該蓄熱槽の有する前記蓄熱ユニットの内部筒体内に冷媒を供給,循環させる冷媒供給手段とを備えてなることを特徴とする蓄熱装置。
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