JP4548355B2 - 動画再生装置及びそのプログラム - Google Patents
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Description
また、動画の撮影記録時には画像の一部が失われてしまうような手振れ補正を行わずに記録し、動画再生時に、ユーザが手振れ補正を行なうか否かを選択し、手振れ補正を行なう場合には記録された動画データに対して手振れ補正を行なって動画を表示させることにより、撮像される動画データの1部が記録時に失われることなく、忠実な原画の動画を記録することができるという技術が登場した(特許文献1)
また、上記特許文献1記載の技術によれば、原動画を保存したままで、再生時に手振れ補正を行ないたい場合のみ手振れ補正して動画表示させることはできるが、ユーザーが手振れ補正の再生を指定した場合には、原動画が手振れ補正が必要な状態で記録されているか否かにかかわらず、無条件に手振れ補正の再生の度に手振れ補正を行なうので電力の無駄であり、電池が早く消耗してしまうという問題点があった。
また、無駄な処理を行うため処理負担が増大するという問題点もあった。
また、動画撮影機能を有せずに動画再生機能のみを備えた動画再生装置においても同様な問題があった。
[実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本発明の動画再生装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、撮影レンズ2、レンズ駆動ブロック3、CCD4、垂直ドライバ5、TG(timing generator)6、ユニット回路7、ブレ検出部8、DRAM9、CPU10、メモリ11、フラッシュメモリ12、キー入力部13、画像表示部14を備えている。
代表点マッチング法やブロックマッチング法によってブレ量(動きベクトル)を検出する場合には、検出の対象となるフレームの画像データと、1つ前のフレームの画像データとを用いて動きベクトルを検出することとなる。
なお、ここでは、代表点マッチング法やブロックマッチング法を用いてフレームのブレ量(動きベクトル)を検出するようにしたが、これに限らず記録済みの動画データや撮像された動画データに含まれるブレ量を検出することができる方法であればなんでもよい。
なお、ブレ検出をハードウェア的に行なうようにしたが、ブレ検出をソフトウェア的に処理(画像処理)によって実現するようにしてもよい。また、動画撮影時は、ジャイロセンサなどのブレ検出センサを外部に設けてブレ検出を行なうようにしてもよい。
フラッシュメモリ12は、CCD4によって撮像された画像データなどを保存しておく記録媒体である。
メモリ11には、CPU10の各部の制御に必要な制御プログラム、及び必要なデータが記録されており、CPU10は、該プログラムに従い動作する。
画像表示部14は、カラーLCDとその駆動回路を含み、撮影待機状態にあるときには、CCD4によって撮像された被写体をスルー画像として表示し、記録画像の再生時には、フラッシュメモリ12から読み出された記録画像を表示させる。
実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を撮影時と再生時とに分けて説明する。
まず、実施の形態におけるデジタルカメラ1の動画撮影時の動作を図2のフローチャートにしたがって説明する。
動画撮影モードに設定されると、CPU10は、CCD4による被写体の撮像を開始させ、該撮像により得られた画像データから輝度色差信号を生成し、該生成された輝度色差信号の画像データをバッファメモリ(DRAM9)に記憶させ、該記憶された被写体の画像データを画像表示部14に表示させるというスルー画像表示を開始させる(ステップS1)。
このとき、ユーザは、キー入力部13を操作することにより、ブレ補正を行なうか否か、ブレ検出を行なうか否かを選択することができ、CPU10は、該選択にしたがってブレ補正、ブレ検出の有無を設定する。
なお、動画撮影記録時においては、ユーザがブレ補正有りを選択した場合には、ブレ検出無しを選択することはできない。なぜならば、ブレ補正を行なう場合には当然にブレ検出を行なわなければならないからである。つまり、ブレ検出有りのみを選択すると、ブレ検出のみを行なうことになる。
ステップS3で、動画撮影の指示が行われていないと判断するとステップS2に戻る。つまり、ユーザは動画撮影の指示を行うまでは、ブレ補正、ブレ検出の有無の設定を自由に変更することができる。
ステップS3で、動画撮影の指示が行われたと判断すると、CPU10は、ステップS2でブレ補正有りが設定されたか否かを判断する(ステップS4)。
次いで、CPU10は、ブレ検出部8に、該出力した新たなフレーム画像データのブレ検出処理を行なわせ(ステップS8)、該検出処理結果(ブレ量)をブレ検出部8から取得する。このとき、ブレ検出部8は、該送られてきた新たなフレームの画像データ及び1つ前のフレームの画像データに基づいて、該送られてきた新たなフレームの画像データのブレ量(動きベクトル)を検出する。
次いで、CPU10は、該生成したトリミング画像データを圧縮してフラッシュメモリ12に記録する(ステップS10)。なお、CPU10は、トリミング画像データを記録する際には、トリミング画像データの画像サイズが動画撮影サイズとなるように拡大又は縮小して記録するようにしてもよい。
ステップS11で、撮影終了の指示が行われていないと判断するとステップS7に戻り、ステップS11で、撮影終了の指示が行われたと判断するとステップS12に進み、CPU10は、既に記録した複数の画像データから動画ファイルを生成する。このとき、動画ファイルのヘッダにブレ補正処理を施した旨の情報も記録させる。
ステップS13で、ブレ検出有りと設定されていると判断すると、CPU10は、CCD4により撮像された1枚目のフレームの画像データを取得し、該取得した画像データに対して画像処理を施してから、該画像データをフラッシュメモリ12に記録する(ステップS14)。このとき、CPU10は、該取得した1枚目のフレームの画像データをブレ検出部8に出力する処理も行なう。
次いで、CPU10は、ブレ検出部8に、該出力した新たなフレーム画像データのブレ検出処理を行なわせ(ステップS16)、該検出処理結果(ブレ量)をブレ検出部8から取得する。
次いで、CPU10は、該新たに取得したフレーム画像データに対して画像処理を施してから該画像データをフラッシュメモリ12に記録するとともに、ブレ検出部8から取得したブレ量も関連付けて記録させる(ステップS17)。
ステップS18で、撮影終了の指示が行われていないと判断するとステップS15に戻り、ステップS18で、撮影終了の指示が行われたと判断するとステップS19に進み、CPU10は、既に記録した複数の画像データから動画ファイルを生成する。このとき、動画ファイルのヘッダにブレ検出を行なった旨の情報も記録させる。
次いで、CPU10は、ユーザによって撮影終了の指示が行われたか否かを判断し(ステップS21)、撮影終了の指示が行なわれていない場合には、行なわれるまで通常の動画撮影記録処理を行い(ステップS20〜ステップS21)、撮影終了の指示が行なわれたと判断された場合は、該記録した複数の画像データから動画ファイルを生成する(ステップS22)。
次に、実施の形態におけるデジタルカメラ1の動画再生時の動作を図3及び図4のフローチャートにしたがって説明する。
動画再生モードに設定されると、CPU10は、フラッシュメモリ12に記録されている動画ファイルのうち、ユーザによって選択された動画ファイルの指定を行う(ステップS31)。
ステップS32で、ブレ補正済みであると判断すると、CPU10は、ユーザによって動画再生の指示が行われたか否かを判断し(ステップS33)、行なわれていないと判断すると行われたと判断するまでステップS33に留まり、行われたと判断するとステップS37に進む。
このとき、ユーザは、キー入力部13を操作することにより、ブレ補正を行なうか否かの選択、保存方法の選択を行なうことができ、CPU10は、該選択にしたがって、ブレ補正処理の有無、保存方法を設定する。
なお、ユーザがブレ補正無しを選択した場合には、自動的に「保存しない」が選択されることとなる。ブレ補正無しの場合には、該指定した動画ファイルを単に再生させるだけなので、新たに新規保存したり、上書き保存したりする必要がないからである。
ステップS35で、動画再生の指示が行われていないと判断すると、ステップS34に戻る。つまり、ユーザは動画再生の指示を行うまでは、ブレ補正処理の有無、保存方法の設定を変更することができる。
ステップS36で、ブレ補正有りが設定されていないと判断するとステップS37に進む。
ステップS37に進むと、CPU10は通常の動画再生処理を行う。つまり、該指定した動画ファイルの動画データをフラッシュメモリ12から読出し、該読み出した動画ファイルのフレームを1フレーム目から順々に画像表示部14に表示させる。
このとき、CPU10は、新規保存が設定されている場合には、該表示させたトリミング画像データをフラッシュメモリ12に記録し、又、上書き保存が設定されている場合には、該表示させたトリミング画像データをフラッシュメモリ12に上書きして記録させる。つまり、上書き保存が設定されている場合には、該指定した動画ファイルの1枚目のフレームの画像データの上に該表示させたトリミング画像データを記録させることとなる。また、CPU10は、トリミング画像データを記録する際には、トリミング画像データの画像サイズが動画撮影サイズとなるように拡大又は縮小して記録するようにしてもよい。
次いで、CPU10は、新たに取得したフレームの画像データは、既にブレ量が検出されているか否かの判断を行う(ステップS41)。この判断は、該取得したフレームの画像データにブレ量が関連付けられて記録されているか否かにより判断するようにする。
なお、ユーザによって指定された動画ファイルのヘッダにブレ検出を行なった旨の情報が記録されているか否かによって判断するようにしてもよい。この場合には、フレーム毎にブレ量が検出されているか否かの判断を行うことなく、動画ファイル単位でブレ量が検出されているか否かの判断を行うことができる。
一方、ステップS41で、ブレ量が検出されていると判断された場合はそのままステップS43に進む。このとき、ブレ量が検出されていると判断された場合は、CPU10は、そのフレームに関連付けられて記録されているブレ量を取得する。
この該取得したフレームの画像データのブレ量とは、ステップS41でブレ検出済みであると判断された場合は、該フレームに関連付けられて記録されているブレ量のことであり、ステップS41でブレ検出済みでないと判断された場合はステップS42で検出されたブレ量のことである。
なお、CPU10は、トリミング画像データの生成の際に、画像処理を施していることはいうまでもない。
次いで、CPU10は、該表示した画像データを保存するか否かの判断を行なう(ステップS45)。この判断は、ステップS34で、保存方法として「新規保存」、「上書き保存」が設定されている場合は保存すると判断し、保存方法として「保存しない」が設定されている場合には保存しないと判断する。
ステップS47で、新規保存であると判断すると、CPU10は、該表示させたトリミング画像データを圧縮して記録し(ステップS48)、動画再生を終了するか否かにより判断する(ステップS49)。
なお、CPU10は、トリミング画像データを記録する際には、トリミング画像データの画像サイズが動画撮影サイズとなるように拡大又は縮小して記録するようにしてもよい。
ステップS49で、動画再生を終了しないと判断するとステップS40に戻り、動画再生を終了すると判断すると、ステップS50に進み、CPU10は、既に記録した複数のトリミング画像データから動画ファイルを生成する。このとき、動画ファイルのヘッダにブレ補正を行なった旨の情報も記録させる。
ステップS52で、動画再生を終了しないと判断するとステップS40に戻り、動画再生を終了すると判断するとステップS53に進み、画像データを上書き記録した動画ファイルのヘッダにブレ補正処理を施した旨の情報を記録させる。
また、動画撮影時において、ブレ検出を行なった場合には、フレーム画像データと該フレームのブレ量を関連付けて記録させるようにしたので、動画データの再生時に再びブレを検出しなくて済み、無駄な電力を消費することがなく、無駄な処理を行うことがない。
また、動画再生時において、ブレ補正を行なうと判断すると、フレームにブレ量が関連付けて記録されているか否かを判断し、関連付けて記録されている場合には、該関連付けられて記録されているブレ量を用いてブレ補正を行なうので、無駄にブレ量を検出することなく、無駄な電力の消費、無駄な処理を行うことがない。
また、動画再生時において、保存(新規保存、上書き保存)の設定を行なってブレ補正を行なうと、ブレ補正された動画データの動画ファイルを記録する際に、ブレ補正を行なった旨の情報をヘッダに記録するので、該ブレ補正を一度行なった動画データに対して再びブレ補正を行なわなくて済み、無駄な電力の消費、無駄な処理を行うことがない。
上記実施の形態は、以下のような変形例も可能である。
実施の形態においては、動画再生時においてユーザがブレ補正を行なうか否かを選択するようにしたが、変形例1においては、動画ファイルの動画データに基づいてブレ補正が必要か否かを自動的に判断するというものである。
図3のステップS32で、ブレ補正済みでないと判断すると、図5のステップS101に進み、CPU10は、指定した動画ファイルはブレ検出済みであるか否かの判断を行う。この判断は、動画ファイルのヘッダにブレ検出済みである旨の情報が記録されているか否かにより判断する。
具体的には、CPU10は、該指定された動画ファイルのデータのうち、所定フレームのブレ検出に必要な画像データ(1枚目から10枚目のフレームの画像データ)をフラッシュメモリ12から読出してバッファメモリに記憶し、該記憶した画像データをブレ検出部8に出力することにより、所定フレームのブレ量を検出させる。そして、ブレ検出部8は、所定フレームのブレ量を検出すると、該結果をCPU10に出力する。
具体的には、CPU10は、該指定された動画ファイルの所定フレームに関連付けられて記録されているブレ量をフラッシュメモリ12から読み出して取得する。
ステップS104に進むと、CPU10は、該取得した所定フレームのブレ量が所定値以上であるか否かを判断する。
ステップS104で、所定フレームのブレ量が所定値以上であると判断すると、ブレ量が大きいためブレ補正が必要と判断し、ブレ補正処理有りと設定して(ステップS105)、ステップS107に進む。
この所定フレームのブレ量が所定値以上であるか否かの判断方法としては、所定フレームのブレ量の合計(又は平均値)が所定値以上か否かによって判断するようにしても良いし、所定フレームのブレ量の中で一番大きい又は小さいブレ量が所定値以上か否かによって判断してもよいし、他の方法であってもよい。
ステップS107に進むと、CPU10は、ユーザによって選択された保存方法にしたがって保存方法の設定を行なう。このとき、保存方法の設定としては「新規保存」、「上書き保存」、「保存しない」の3種類があるが、ステップS106で、ブレ補正処理無しと判断された場合は、CPU10は、自動的に「保存しない」が選択されることとなる。
次いで、CPU10は、動画再生の指示がユーザによって行われたか否かを判断し(ステップS108)、動画再生の指示が行われていない場合はステップS107に戻り、動画再生の指示が行われた場合は図3のステップS36に進む。
これにより、ブレ補正が必要な動画データであるか否かを自動的に判断することができ、ブレ補正が必要でない動画データに対してブレ補正を行なうことがなく、無駄な電力の消費、無駄な処理を行うことがない。
上記実施の形態は、以下のような変形例も可能である。
実施の形態においては、動画再生前においてユーザがブレ補正を行なうか否かを選択するようにしたが、変形例2においては、動画再生中にフレームのブレ量を検出し、ブレ量が大きい場合にはブレ補正を行ない、ブレ量が小さい場合にはブレ補正を行なうというものである。
動画再生モードに設定されると、フラッシュメモリ12に記録されている動画ファイルのうち、ユーザによって選択された動画ファイルの指定を行う(ステップS151)。
動画ファイルの指定を行うと、CPU10は、該指定された動画ファイルの動画データがブレ補正済みであるか否かの判断を行う(ステップS152)。この判断は、動画ファイルのヘッダにブレ補正処理を施した旨の情報が付されているか否かにより判断する。
次いで、CPU10は、ユーザによって動画再生の指示が行われたか否かの判断を行う(ステップS154)。
ステップS154で、動画再生の指示が行われていないと判断するとステップS153に戻り、動画再生の指示が行われたと判断するとブレ補正判断処理を開始する。このブレ補正判断処理とは、ブレ補正を行なうか否かを判断する処理のことである。このブレ補正判断処理については後で説明する。
また、このとき、CPU10は、新規保存が設定されている場合には、該表示させた画像データをフラッシュメモリ12に記録し、又、上書き保存が設定されている場合には、該表示させたトリミング画像データをフラッシュメモリ12に上書きして記録させる。
ステップS158で、ブレ補正ONに設定されていると判断すると、ブレ検出部8によって検出された新たに取得したフレームのブレ量に基づいてブレ補正処理を行って(ステップS160)に進み、ブレ補正ONに設定されていないと判断するとそのままステップS160に進む。
ステップS160に進むと、トリミングされた画像データの表示を行う。
一方、ステップS161で保存すると判断すると、CPU10は新規保存するか否かを判断する(ステップS163)。
ステップS163で、新規保存であると判断すると、CPU10は、該表示させたトリミング画像データを圧縮して記録し(ステップS164)、動画再生を終了するか否かにより判断する(ステップS165)。
ステップS165で、動画再生を終了しないと判断するとステップS157に戻り、動画再生を終了すると判断すると、ステップS166に進み、CPU10は、既に記録した複数のトリミング画像データから動画ファイルを生成する。
次いで、CPU10は、動画再生を終了するか否かの判断を行い(ステップS168)、動画再生を終了しないと判断するとステップS157に戻る。
これにより、ブレ補正が必要なフレームのみブレ補正を行なうので、無駄な電力の消費、無駄な処理を行うことがない。
ブレ補正判断処理を開始すると、CPU10は、バッファメモリに記憶された動画データのうち、1枚目のフレームの画像データを取得する(ステップS201)。このときCPU10は、該取得したフレームの画像データをブレ検出部8に出力する。
次いで、CPU10は、新たに取得したフレームの画像データは、既にブレ量が検出されているか否かの判断を行う(ステップS203)。この判断は、該取得したフレームの画像データにブレ量が関連付けられて記録されているか否かにより判断してもよいし、指定された動画ファイルのヘッダにブレ検出を行なった旨の情報が記録されているか否かによって判断するようにしてもよい。
一方、ステップS203で、ブレ量が検出されていると判断された場合はそのままステップS205に進む。このとき、ブレ量が検出されていると判断された場合は、CPU10は、そのフレームに関連付けられて記録されているブレ量を取得する。
ステップS205で、ブレ量が所定値以上であると判断すると、CPU10は、連続して所定回数(例えば3回)、ブレ量が所定値以上であるか否かの判断を行う(ステップS206)。
一方、ステップS205で、新たに取得したフレームの画像データのブレ量が所定値未満であると判断すると、CPU10は、連続して所定回数、ブレ量が所定値未満であるか否かの判断を行う(ステップS208)。
ステップS210に進むと、動画再生を終了するか否かを判断し、動画再生終了しないと判断するとステップS202に戻る。
上記実施の形態、及び、変形例1、2は以下のような変形例も可能である。
(1) 上記実施の形態、及び変形例1、2においては、ブレ検出部8は、フレームの全画像データからブレ量を検出するようにしたが、フレームの全画像データのうち、トリミングする領域の画像データに基づいてブレ量を検出するようにしてもよい。
なお、フレームの動きベクトルを検出してから、そのフレームのトリミングする領域を決めるので、ここでいう、動きベクトルを検出するトリミングする領域の画像データとは、前回のトリミングした領域や、予め定められているトリミング位置、サイズに応じた領域のことをいう。
これにより、ブレ検出処理の対象となる領域を狭くすることができるので、電池の消費電力を抑えることができる。また、ブレ検出処理の対象が狭くなるので、迅速にブレを検出することができる。
そして、2枚目のフレームのトリミング位置は、ユーザによって指定されたトリミング位置と2枚目のフレームの動きベクトルに基づいて定められることになり、3枚目のフレームのトリミング位置は、2枚目のトリミング位置と3枚目のフレームの動きベクトルに基づいて定められることになる。
これにより、ユーザがトリミングしたい被写体範囲を指定することができ、該指定した範囲の画像のブレを補正することができる。
また、動いている被写体をトリミングしたい被写体範囲と指定することで、フレームの全画像データから動きベクトルを算出する場合に比べて、動いている被写体が占める範囲が多くなるので、被写体の動きが動きベクトルの検出に与える影響が大きくなり、被写体追跡のような補正効果も得ることができる。
また、他の方法により画像データのブレ補正を行なうようにしてもよい。要は、ブレ補正を行なえるものであれば、トリミングに限られるものではない。
2 撮影レンズ
3 レンズ駆動ブロック
4 CCD
5 垂直ドライバ
6 TG
7 ユニット回路
8 ブレ検出部
9 DRAM
10 CPU
11 メモリ
12 フラッシュメモリ
13 キー入力部
14 画像表示部
Claims (11)
- 再生の対象となる動画データに含まれる所定の複数フレームの再生を開始する前の段階において、該所定の複数フレームがブレ補正処理を必要とする状態で記録されているか否かを一括して判断する判断手段と、
前記判断手段により前記所定の複数フレームが前記ブレ補正処理を必要とする状態で記録されていると一括して判断された場合は、該所定の複数フレームの再生の際に、各フレームのブレ量に応じて各フレームの表示位置を調整するブレ補正処理を行い、前記判断手段により前記所定の複数フレームが前記ブレ補正処理を必要としない状態で記録されていると一括して判断された場合は、該所定の複数フレームの再生の際に、各フレームのブレ量に係わらず各フレームの表示位置を調整するブレ補正処理を行わないように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする動画再生装置。 - 前記判断手段は、再生の対象となる動画データに既にブレ補正処理を施した状態で記録されている旨を示す情報が付加されている場合に、該動画データに含まれる全てのフレームが前記ブレ補正処理を必要としない状態で記録されていると一括して判断し、再生の対象となる動画データに既にブレ補正処理を施した状態で記録されている旨を示す情報が付加されていない場合に、該動画データに含まれる全てのフレームが前記ブレ補正処理を必要とする状態で記録されていると一括して判断することを特徴とする請求項1記載の動画再生装置。
- 前記判断手段は、前記所定の複数フレームとは別のフレームのブレ量に応じて、該所定の複数フレームがブレ補正処理を必要とする状態で記録されているか否かを一括して判断することを特徴とする請求項1記載の動画再生装置。
- 前記判断手段は、再生の対象となる動画データに含まれる最初の所定フレームのブレ量が所定以上である場合には、それ以降の複数フレームがブレ補正処理を必要とする状態で記録されていると一括して判断し、再生の対象となる動画データに含まれる最初の所定フレームのブレ量が所定以上でない場合には、それ以降の複数フレームがブレ補正処理を必要としない状態で記録されていると一括して判断することを特徴とする請求項3記載の動画再生装置。
- 前記判断手段は、前記所定の複数フレームに含まれる所定間隔毎の複数フレームのブレ量が所定以上である場合には、該所定の複数フレームがブレ補正処理を必要とする状態で記録されていると一括して判断し、前記所定の複数フレームに含まれる所定間隔毎の複数フレームのブレ量が所定以上でない場合には、該所定の複数フレームがブレ補正処理を必要としない状態で記録されていると一括して判断することを特徴とする請求項3記載の動画再生装置。
- 前記判断手段は、再生の対象となる動画データからランダムに選ばれた複数フレームのブレ量が所定以上である場合には、他の複数フレームがブレ補正処理を必要とする状態で記録されていると一括して判断し、再生の対象となる動画データからランダムに選ばれた複数フレームのブレ量が所定以上でない場合には、他の複数フレームがブレ補正処理を必要としない状態で記録されていると一括して判断することを特徴とする請求項3記載の動画再生装置。
- 前記判断手段は、再生の対象となる動画データの再生中に、各フレームのブレ量が所定値以上か否かを判断し、連続して所定回数以上、ブレ量が所定値以上であると判断された場合に、それ以降の複数フレームがブレ補正処理を必要とする状態で記録されていると一括して判断し、連続して所定回数以上、ブレ量が所定値以下であると判断された場合に、それ以降の複数フレームがブレ補正処理を必要としない状態で記録されていると一括して判断することを特徴とする請求項3記載の動画再生装置。
- 前記判断手段は、複数フレームのブレ量の平均値、合計値、最大値、最小値のいずれかが所定以上であるか否かに応じてブレ補正処理を必要とするか否かを一括して判断することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか記載の動画再生装置。
- 前記制御手段は、前記判断手段により前記所定の複数フレームが前記ブレ補正処理を必要とする状態で記録されていると一括して判断された場合において、該所定の複数フレームの再生の際に、各フレームのブレ量が既に検出済みである場合には、各フレームのブレ量を新たに検出することなく、検出済みのブレ量に応じて各フレームの表示位置を調整するブレ補正処理を行い、該所定の複数フレームの再生の際に、各フレームのブレ量が検出済みでない場合には、各フレームのブレ量を逐次検出しながら、この逐次検出されるブレ量に応じて各フレームの表示位置を調整するブレ補正処理を行うことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか記載の動画再生装置。
- 前記制御手段は、記録済みの動画データのフレームにブレ量が関連付けられて記録されている場合に、該フレームのブレ量が既に検出済みであると判断し、記録済みの動画データのフレームにブレ量が関連付けられて記録されていない場合に、該フレームのブレ量が検出済みでないと判断することを特徴とする請求項9記載の動画再生装置。
- 動画再生装置が有するコンピュータを、
再生の対象となる動画データに含まれる所定の複数フレームの再生を開始する前の段階において、該所定の複数フレームがブレ補正処理を必要とする状態で記録されているか否かを一括して判断する判断手段と、
前記判断手段により前記所定の複数フレームが前記ブレ補正処理を必要とする状態で記録されていると一括して判断された場合は、該所定の複数フレームの再生の際に、各フレームのブレ量に応じて各フレームの表示位置を調整するブレ補正処理を行い、前記判断手段により前記所定の複数フレームが前記ブレ補正処理を必要としない状態で記録されていると一括して判断された場合は、該所定の複数フレームの再生の際に、各フレームのブレ量に係わらず各フレームの表示位置を調整するブレ補正処理を行わないように制御する制御手段と、
して機能させることを特徴とするプログラム。
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