JP4548222B2 - シート駆動用の減速機構及び当該減速機構を備えたパワーシート装置 - Google Patents
シート駆動用の減速機構及び当該減速機構を備えたパワーシート装置 Download PDFInfo
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Description
前記タウメル機構は、
出力軸としてのピニオンギア2cを備えた内歯車2と、
当該内歯車2と噛合して、該内歯車2の内歯よりも少なくとも1以上の歯数が異なる外歯を有する外歯車3と、
当該外歯車3の中心に穿設された円錐面3bに対て摺接する円錐部4b、及び、一端面に設けられた角柱部4aを備え、前記角柱部4aの方向に向かうにつれて、徐々に拡開するテーパー形状を有している偏心軸4と、
前記外歯車3に設けられた突部3aに係合する長穴5aを備え、該長穴5a内における外歯車3の往復移動を可能とし、尚かつ、当該長穴5a内の往復移動とは直交する方向に向けて、該外歯車3と共にケース部材1内を往復移動するリンク片5と、
前記偏心軸の前記角柱部4aが嵌まる角孔6b、及び、前記駆動用モータの出力軸と嵌合可能な凹部6aを備える連結部材6と、
当該連結部材6と前記偏心軸4との間に介在させ、該偏心軸4の円錐部4bが外歯車3の円錐面3bを押圧することにより、該外歯車3の外歯が内歯車2の内歯に対して密着するように付勢するスプリング7とを有し、
前記駆動用モータの駆動力によって、前記連結部材6で連結されている前記出力軸と前記偏心軸4とが同軸回転し、前記偏心軸4の回転によって遊星運動する外歯車3に噛合する内歯車2が回転し、出力軸としてのピニオンギア2cを回転させることを特徴とするものである。
前記タウメル機構は、
出力軸としてのピニオンギア2cを備えた内歯車2と、
当該内歯車2と噛合して、該内歯車2の内歯よりも少なくとも1以上の歯数が異なる外歯を有する外歯車3と、
当該外歯車3の中心に穿設された円錐面3bに対して摺接する円錐部4b、及び、前記ケース部材に装着される前記駆動用モータの出力軸と嵌合可能な、一端面に設けられた嵌合孔4cを備え、前記嵌合孔4cの方向に向かうにつれて、徐々に拡開するテーパー形状を有している偏心軸4と、
前記外歯車3に設けられた突部3aに係合する長穴5aを備え、該長穴5a内における外歯車3の往復移動を可能とし、尚かつ、当該長穴5a内の往復移動とは直交する方向に向けて、該外歯車3と共にケース部材1内を往復移動するリンク片5と、
前記偏心軸4と前記ケース部材1との間に介在させ、該偏心軸4の円錐部4bが外歯車3の円錐面3bを押圧することにより、該外歯車3の外歯が内歯車2の内歯に対して密着するように付勢するスプリング7とを有し、
前記駆動用モータの駆動力によって、前記出力軸と、前記出力軸に連結される前記偏心軸4とが同軸回転し、前記偏心軸4の回転によって遊星運動する外歯車3に噛合する内歯車2が回転し、出力軸としてのピニオンギア2cを回転させることを特徴とするものである。
(実施例1)
図1乃至図3は、実施例1に係るシート駆動用の減速機構10を示すものである。本実施例に係る減速機構10は、図1に示すように、第1ケース部材1aと第2ケース部材1bとの間に、外歯車3と内歯車2及び偏心軸4とから成るタウメル機構(差動/減速機構)が配置されており、当該外歯車3の揺動を吸収するリンク片5が、第1ケース部材1aに対し上下方向に移動可能に配置されている。そして、前記外歯車3に対して一体に設けられた突部3aが前記リンク片5の長穴5aに摺嵌されている。尚、内歯車2には長孔2bが穿設されており、当該長孔2bに出力軸としてのピニオンギア2cが装着されている。
(実施例2)
図4乃至図6は、実施例2に係るシート駆動用の減速機構10を示すものである。本実施例に係る減速機構10は、図4に示すように、第1ケース部材1aと第2ケース部材1bとの間に、外歯車3と内歯車2及び偏心軸4(ピン状)とから成るタウメル機構(差動/減速機構)が配置されており、当該外歯車3の揺動を吸収するリンク片5が、第1ケース部材1aに対し上下方向に移動可能に配置されている。そして、前記外歯車3に対して一体に設けられた突部3aが前記リンク片5の長穴5aに摺嵌されている。尚、内歯車2には長孔2bが穿設されており、当該長孔2bに出力軸としてのピニオンギア2cが装着されている。
1b 第2ケース部材
2 内歯車
2a 凸部
2b 長孔
2c ピニオンギア
3 外歯車
3a 突部
3b 円錐面
4 偏心軸
4a 角柱部
4b 円錐部
4c 嵌合孔
5 リンク片
5a 長穴
6 連結部材
6a 凹部
6b 角穴
7 スプリング
10 シート駆動用の減速機構
20 シートフレーム
Claims (4)
- 駆動用モータに装着可能なケース部材と、当該ケース部材内に装備されるタウメル機構とからなるシート駆動用の減速機構であって、
前記タウメル機構は、
出力軸としてのピニオンギア(2c)を備えた内歯車(2)と、
当該内歯車(2)と噛合して、該内歯車(2)の内歯よりも少なくとも1以上の歯数が異なる外歯を有する外歯車(3)と、
当該外歯車(3)の中心に穿設された円錐面(3b)に対して摺接する円錐部(4b)、及び、一端面に設けられた角柱部(4a)を備え、前記角柱部(4a)の方向に向かうにつれて、徐々に拡開するテーパー形状を有している偏心軸(4)と、
前記外歯車(3)に設けられた突部(3a)に係合する長穴(5a)を備え、該長穴内における外歯車(3)の往復移動を可能とし、尚かつ、当該長穴内の往復移動とは直交する方向に向けて、該外歯車(3)と共にケース部材内を往復移動するリンク片(5)と、
前記偏心軸の前記角柱部(4a)が嵌まる角孔(6b)、及び、前記駆動用モータの出力軸と嵌合可能な凹部(6a)を備える連結部材(6)と、
当該連結部材(6)と前記偏心軸(4)との間に介在させ、該偏心軸(4)の円錐部(4b)が外歯車の円錐面(3b)を押圧することにより、該外歯車(3)の外歯が内歯車(2)の内歯に対して密着するように付勢するスプリング(7)とを有し、
前記駆動用モータの駆動力によって、前記連結部材(6)で連結されている前記出力軸と前記偏心軸(4)とが同軸回転し、前記偏心軸(4)の回転によって遊星運動する外歯車(3)に噛合する内歯車(2)が回転し、ピニオンギア(2c)を回転させることを特徴とするシート駆動用の減速機構。 - 駆動用モータに装着可能なケース部材と、当該ケース部材内に装備されるタウメル機構とからなるシート駆動用の減速機構であって、
前記タウメル機構は、
出力軸としてのピニオンギア(2c)を備えた内歯車(2)と、
当該内歯車(2)と噛合して、該内歯車(2)の内歯よりも少なくとも1以上の歯数が異なる外歯を有する外歯車(3)と、
当該外歯車(3)の中心に穿設された円錐面(3b)に対して摺接する円錐部(4b)、及び、前記ケース部材に装着される前記駆動用モータの出力軸と嵌合可能な、一端面に設けられた嵌合孔(4c)を備え、前記嵌合孔(4c)の方向に向かうにつれて、徐々に拡開するテーパー形状を有している偏心軸(4)と、
前記外歯車(3)に設けられた突部(3a)に係合する長穴(5a)を備え、該長穴内における外歯車(3)の往復移動を可能とし、尚かつ、当該長穴内の往復移動とは直交する方向に向けて、該外歯車(3)と共にケース部材内を往復移動するリンク片(5)と、
前記偏心軸(4)と前記ケース部材との間に介在させ、該偏心軸(4)の円錐部(4b)が外歯車の円錐面(3b)を押圧することにより、該外歯車(3)の外歯が内歯車(2)の内歯に対して密着するように付勢するスプリング(7)とを有し、
前記駆動用モータの駆動力によって、前記出力軸と、前記出力軸に連結される前記偏心軸(4)とが同軸回転し、前記偏心軸(4)の回転によって遊星運動する外歯車(3)に噛合する内歯車(2)が回転し、ピニオンギア(2c)を回転させることを特徴とするシート駆動用の減速機構。 - 請求項1又は請求項2に記載のシート駆動用の減速機構において、
出力軸としてのピニオンギアを備えた内歯車に少なくとも1以上の凸部を設け、当該内歯車が回転して、凸部がケース部材又はリンク片に当接することにより、該内歯車の回転範囲の規制を行うことを特徴とするシート駆動用の減速機構。 - 請求項1乃至請求項3に記載のシート駆動用の減速機構と、当該減速機構に装着された駆動用モータを備えたことを特徴とする車両用シート。
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JP2005153850A JP4548222B2 (ja) | 2005-05-26 | 2005-05-26 | シート駆動用の減速機構及び当該減速機構を備えたパワーシート装置 |
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JP2006327402A JP2006327402A (ja) | 2006-12-07 |
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- 2005-05-26 JP JP2005153850A patent/JP4548222B2/ja not_active Expired - Fee Related
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