WO2017126066A1 - 減速機および減速機付きモータ - Google Patents

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    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/02Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion
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    • F16H1/12Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members with non-parallel axes
    • F16H1/16Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members with non-parallel axes comprising worm and worm-wheel

Abstract

 確実なロック機能を有する減速機を提供することを課題とする。 解決手段として、減速機(3)における回転規制機構(17)は、ロック用ギヤ(14C)に係止するロック爪(26)を有する第1のレバー(24)と、第1のレバー(24)を、ロック爪(26)がロック用ギヤ(14C)に係止する方向に付勢する第1の付勢部材(27)と、第1のレバー(24)の係止部(28)に係止して、第1のレバー(24)の回動を阻止するフック(38)を有する第2のレバー(36)と、第2のレバー(36)を、フック(38)が係止部(28)に係止する方向に付勢する第2の付勢部材(39)と、第2のレバー(36)の被押圧部(40)に当接する押圧部(44)を有し、被押圧部(40)を押圧し、フック(38)が係止部(28)から外れる方向に第2のレバー(36)を回動させる第3のレバー(42)と、第1のレバー(24)と長孔(33)を介して係合すると共に、第3のレバー(42)に係合するピン(32)を有するプランジャー(31)を具備する電磁ソレノイド(30)を具備する。

Description

減速機および減速機付きモータ
 本発明は、モータの回転を減速して出力軸から出力する減速機およびこの減速機を備えた減速機付きモータに関する。
 従来から、車両用のワイパ装置やパワーウインドー装置、サンルーフ装置等の駆動源として電動モータが多く用いられている。電動モータの回転を各装置に適応させるためには電動モータの回転を減速する必要があり、そのため、電動モータに減速機が取り付けられた減速機付きモータとして1つのユニット化がされている。
 このような減速機付きモータとしては、例えば特許文献1に示されるように、回転軸の回転を2段階に減速して出力軸から出力するようにしたものが知られている。この場合、モータにはギヤケースが固定され、ギヤケースの内部にはモータ本体の回転軸が突出しており、この回転軸にウォームが連結され、また、ウォームに噛み合うウォームホイルが配置されるとともに、ウォームホイルと同軸かつ一体回転するように設けられたピニオンギヤに噛み合う出力ギヤがギヤケース内に回転自在に収容されている。これにより、モータの回転軸の回転は、ウォームからウォームホイル、次いで、ピニオンギヤから出力ギヤへと2段階に減速されて出力軸から出力される。
特開2014-59016号公報
 ところで、従来のこの種の減速機付きモータでは、ウォームの進み角を、約8°程度とし、伝達効率を50%以下に設定している。このように設定することで、セルフロック機構が機能し、安全性が向上する。ウォームの進み角をさらに小さく設定すれば、ウォームとウォームホイールとの間の摩擦力が大きくなることから、さらにセルフロック機能が増大する。
 このように、ウォームの進み角を小さく設定することによって伝達効率が低下し、セルフロック機能は増大する。しかしながら、伝達効率が低下するということは、それだけモータトルクが摩擦で失われるということであるから、所要の出力トルクを得るためには、大きなトルクで大きく重いモータが必要となってしまうという課題がある。
 一方、ウォームの進み角を大きく設定すれば、伝達効率を大きくすることができ、モータを小型化、軽量化できる。しかしながら、ウォームの進み角を大きく設定すれば、それだけセルフロック機能は低下することとなる。
 そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、その目的とするところは、伝達効率を大きくしてモータを小型化、軽量化した場合であっても、確実なロック機能を有する減速機および減速機付きモータを提供することにある。
 本発明に係る減速機は、モータの回転を減速して出力軸から出力する減速機であって、ギヤケースと、該ギヤケース内に回転自在に配設され、前記モータの回転軸が連結可能なウォームと、前記ギヤケース内に回転自在に配設され、前記ウォームに噛合するウォームホイールと、該ウォームホイールと同軸に該ウォームホイールに固定されたピニオンギヤと、前記ウォームホイールと同軸に該ウォームホイールに固定されたロック用ギヤと、前記ギヤケース内に回転自在に配設され、前記ピニオンギヤに噛合する、前記出力軸を有する出力ギヤと、前記ロック用ギヤに係脱自在に設けられ、係止することによって該ロック用ギヤの回転を規制する回転規制機構を具備し、該回転規制機構は、前記ロック用ギヤに係止する前記ロック爪を有する第1のロック部と、該第1のロック部にフックを介して係脱自在に係止し、前記ロック用ギヤからのトルクを前記第1のロック部との間で分担して受ける第2のロック部と、前記第1のロック部の前記ロック用ギヤへの係止の解除に先立って、前記第1のロック部に対する前記フックの係止を解除する回転規制解除部とを具備することを特徴とする。
 また本発明に係る減速機付きモータは、モータと、該モータの回転を減速して出力軸から出力する減速機を備える減速機付きモータであって、前記減速機は、ギヤケースと、該ギヤケース内に回転自在に配設され、前記モータの回転軸が連結されるウォームと、前記ギヤケース内に回転自在に配設され、前記ウォームに噛合するウォームホイールと、該ウォームホイールと同軸に該ウォームホイールに固定されたピニオンギヤと、前記ウォームホイールと同軸に該ウォームホイールに固定されたロック用ギヤと、前記ギヤケース内に回転自在に配設され、前記ピニオンギヤに噛合する、前記出力軸を有する出力ギヤと、前記ロック用ギヤに係脱自在に設けられ、係止することによって該ロック用ギヤの回転を規制する回転規制機構を具備し、該回転規制機構は、前記ロック用ギヤに係止する前記ロック爪を有する第1のロック部と、該第1のロック部にフックを介して係脱自在に係止し、前記ロック用ギヤからのトルクを前記第1のロック部との間で分担して受ける第2のロック部と、前記第1のロック部の前記ロック用ギヤへの係止の解除に先立って、前記第1のロック部に対する前記フックの係止を解除する回転規制解除部とを具備することを特徴とする。
 前記第1のロック部を、
 前記ギヤケース内に回動自在に配設され、係止部を有すると共に、前記ロック用ギヤに係脱自在に係止する前記ロック爪を有する第1のレバーと、
 該第1のレバーに連携され、該第1のレバーを、前記ロック爪が前記ロック用ギヤに係止する方向に付勢する第1の付勢部材とで構成し、
 前記第2のロック部を、
 前記ギヤケース内に回動自在に配設され、被押圧部を有すると共に、前記第1のレバーの前記係止部に係止して、前記第1のレバーの、前記ロック爪が前記ロック用ギヤから外れる方向への回動を阻止する前記フックを有する第2のレバーと、
 該第2のレバーに連携され、該第2のレバーを、前記フックが前記係止部に係止する方向に付勢する第2の付勢部材とで構成し、
 前記回転規制解除部を、
 前記ギヤケース内に回動自在に配設され、前記第2のレバーの前記被押圧部に当接する押圧部を有し、所要方向に回動されることにより、前記押圧部を介して前記被押圧部を押圧し、前記第2のレバーの前記フックが前記第1のレバーの前記係止部から外れる方向に、前記第2の付勢部材の付勢力に抗して前記第2のレバーを回動させる第3のレバーと、
 前記第1のレバーに、該第1のレバーに第1のレバーの回動方向に長く設けられた長孔を介して係合すると共に、前記第3のレバーに係合するピンを有するプランジャーを具備し、該プランジャーが引き込まれることにより、前記第1のレバーに先立って、前記第2の付勢部材の付勢力に抗して前記第2のレバーを回動させて前記フックを前記係止部から外させ、次いで前記第1の付勢部材の付勢力に抗して前記第1のレバーを前記ロック爪が前記ロック用ギヤから外れる方向に回動させる電磁ソレノイドとで構成することができる。
 前記ウォームを、2条もしくは3条のギヤとすることができる。
 前記出力軸への伝達効率を60%以上に設定すれば、モータの小型化が可能となる。
前記ウォーム、ウォームホイール、ピニオンギヤ、出力ギヤを樹脂製にするのが好ましい、
 本発明によれば、伝達効率を大きくしてモータを小型化、軽量化した場合であっても、確実なロック機能を有する減速機および減速機付きモータを提供することができる。
減速機付きモータの減速機部分のカバーを取り外した状態を示す正面図である。 中間ギヤの組立図である。 回転規制機構の平面図である。 図3の部分拡大図である。 回転規制機構の斜視図である。 第1のレバーと第2のレバーとの関係を示す斜視図である。 フックが係止部から外れた状態の平面図である。 ロック爪がロック用ギヤから外れた状態の平面図である。 ロック爪とロック用ギヤとの間の噛合角度を示す説明図である。 係止部とフックとの間の噛合角度を示す説明図である。
 以下本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
 図1は減速機付きモータ1の減速機部分のカバーを取り外した状態を示す正面図、図2は中間ギヤの組立図である。
 2はモータであり、図示しないネジにより減速機3のギヤケース11に固定されている。モータ2は、正転、逆転可能なブラシモータで構成されている。
 減速機3のギヤ構造体はギヤケース11内に収納されている。ギヤケース11はケース本体11Aと蓋体(図示せず)とより構成されている。蓋体は図示しないネジ等の固定手段によりケース本体11Aに固定されている。
 モータ2の回転軸21はギヤケース11内に突出しており、その先端部に回転軸21と同軸にウォーム12が固定されている。ウォーム12の他端側は図示しない軸受けに回転自在に支持されている。回転軸21とウォーム12とは別体に設けられているので、回転軸21は比較的小径の回転軸とすることもでき、これにより小型のモータ2とすることができる。ウォーム12は樹脂製とするのが好ましい。なお、回転軸21とウォーム12とは一体に設けてもよい。
 14は中間ギヤであり、図2に示すように、ウォームホイール14Aと、該ウォームホイール14Aと同軸に該ウォームホイール14Aの一方の面側に位置するピニオンギヤ14Bと、ウォームホイール14Aと同軸に該ウォームホイール14Aの他方の面側に位置するロック用ギヤ14Cとからなる。すなわち、ピニオンギヤ14Bとロック用ギヤ14Cは、互いにウォームホイール14Aを挟んで反対側に位置している。この中間ギヤ14は、ウォームホイール14Aを比較的軟質の樹脂で形成し、ピニオンギヤ14bを硬質の樹脂で形成し、ロック用ギヤ14Cを焼結金属で形成するとよい。このウォームホイール14Aと、ピニオンギヤ14Bと、ロック用ギヤ14Cとは、図2に示すように、樹脂基板14Dに一体的に設けたピニオンギヤ14Bを、ウォームホイール14Aおよびロック用ギヤ14Cに設けた透孔を挿通してウォームホイール14Aの他側に突出させ、ピン14Eをかしめるなどして、三者を組み付け、固定するようにするとよい。
 焼結金属からなるロック用ギヤ14Cにグリースを含浸させ、後記する回転規制機構17の第1のレバー24に設けたロック爪26との間の摩擦係数を小さくするようにするとよい。
 ウォームホイール14Aはウォーム12に噛合している。これにより、第1段目の減速が行われる。
 ピニオンギヤ14Bは、ウォームホイール14Aより歯数が少なく設定されている。ピニオンギヤ14Bの歯数は、減速比を上げるため、極力少数歯となるようにし、5~7枚が好適である。ピニオンギヤ14Bは、ギヤケース11内に回転自在に配設された出力ギヤ15に噛合している。これにより第2段目の減速が行われる。出力ギヤ15の出力は出力軸18を通じて行われる。
 出力ギヤ15も樹脂製とするのが好ましい。
 このように、ウォーム12、中間ギヤ14および出力ギヤ15を樹脂製とすることによって、騒音の発生を極力少なくでき、また安価に製造することができる。
 なお、本実施の形態では、出力ギヤ15は、外周にギヤ歯が形成されたギヤ本体15aと、該ギヤ本体15aの一側面に形成された円形凹部(図示せず)に収納され、円形凹部の内周面に形成された係合凸部15bに係合するダンパー体16とで形成している。ダンパー体16は、ギヤ本体15aの円形凹部に嵌合するリング部16aと、出力軸18が係合する係合孔を有する係合部16cと、リング部16aと係合部16cを連結する多数の曲折部(ダンパー片)16bとからなる。曲折部16bは、弾性力を有し、ギヤ本体15aと出力軸18との間に生じる衝撃を吸収するダンパーとして機能する。
 本実施の形態では、ウォーム12とウォームホイール14Aの進み角を大きく、例えば15°以上となるように設定する。なお、ウォーム12の進み角を大きくするために、ウォーム12を2条または3条のギヤにすると好適である。しかし、ウォーム12を2条または3条にすると、1段の減速では必要な減速比がとれないので、上記のように2段変速とし、必要な減速比を確保するようにする。
 また、ピニオンギヤ14Bは、減速比を上げるため、前記のような歯数を5~7枚の少数歯とするのが好適である。また、出力ギヤ15は、インボリュート曲線の歯先方向もしくは歯元方向に延長した歯形曲線を有するギヤとし、ピニオンギヤ14Bと出力ギヤ15との噛合率を1.0以上とし、すべり率を20以下とするのが好適である。
 上記のように、ウォーム12とウォームホイール14Aの進み角を大きく設定することにより、全体の伝達効率を大きく、例えば70%以上とすることができ、これにより、出力トルクを大きくすることができる。したがって、同じ出力トルクを得る場合には、従来のモータに比して、小型のモータとすることができ、装置全体の小型化、軽量化が達成でき、コストも低減することができる。
 ギヤ間の摩擦係数が0.15のとき、ウォーム12とウォームホイール14Aの進み角を15°とすると伝達効率は67%となり、進み角を20°とすると伝達効率は72%となり、進み角を25°とすると伝達効率は75%となる。
 ギヤ間の摩擦係数が低いほど、伝達効率は上がる。摩擦係数を低くする方法の1つとして、ギヤに摩擦係数の小さい樹脂を用いる。ギヤに樹脂を用いることで、前記のように騒音の発生を極力少なくできるだけでなく、伝達効率を大きくでき、モータの小型化ができ、さらには、コストの低減、重量の軽減もできる。
 従来の減速機付きモータでは、伝達効率が40%前後に設計してある。この場合、100/40=2.5。すなわち、モータ2は、必要出力トルクの2.5倍のトルクのモータが必要となる。
 伝達効率が60%の場合は、100/60=1.67。モータ2は、必要出力トルクの1.67倍のトルクのものでよく、従来の約7割のトルクでのモータでよい。伝達効率が75%の場合は、100/75=1.33。モータ2は、必要出力トルクの1.33倍のトルクのものでよく、従来の約5割程度のトルクの小型のモータでよいことになる。
 表1は1条のウォームを用いた従来品と、2条のウォームを用いた本実施品の特性表である。
[表1]
Figure JPOXMLDOC01-appb-I000001
 表1に示すように、本実施品の場合、ウォーム12の伝達効率は、ウォーム12の進み角を25°とし、その材質を樹脂としたことによって、79%となる。また中間歯車14を樹脂としたことにより、その伝達効率が95%となる。そして、全体の伝達効率を75%とすることができた。
 これに対して、従来品の伝達効率は45%であり、本実施品は従来品に比して伝達効率が40%ほど向上している。
 また、2条または3条のギヤからなるウォーム12を採用し、上記の中間ギヤ14を介して出力ギヤ15の出力軸18から出力する、本実施品の減速機付きモータ1は、モータ2の回転軸21からの回転数を高効率で出力軸18に伝達できるので、従来品に比して少ない回転数で同一のトルクを得られることになる。
 例えば、従来の減速機付きモータの場合、モータの回転数を2倍にしてトルクを半分にするという設計をすると、ギヤボックス全体からの振動と発生音が大きく、騒音の軽減が困難であった。この点を改善するために、モータの回転数を下げてトルクを上昇させると大きな強度のギヤボックスとしなければならないという問題が生じてしまう。
 これに対して、本実施品の減速機付きモータ1では、2条のギヤを備えたウォーム12を用い、かつその進み角を大きくしている。これにより装置全体の伝達効率の改善を図ることができる。
 このように伝達効率を上げることができるため、トルクの比較的小さなモータ2を使用することができ、小型化、省スペース化、低コスト化を図ることができる。また、モータ2の低トルク化は、モータ2の周辺部位であるギヤケース11の強度を下げることができる。すなわち、ギヤケースの肉厚を薄くすることができ、低重量化を図ることもできる。
 しかしながら、ウォーム12とウォームホイール14Aの進み角を大きくして伝達効率を上げると、セルフロック機能が低下する。
 そこで、本実施の形態では、機械式の回転規制機構17を設け、ロック用ギヤ14Cをロックし、これにより、装置全体を確実にロックすることができるようにした。
 以下、回転規制機構17について、図3~図10により説明する。
 図3は回転規制機構17の平面図、図4はその部分拡大図、図5は回転規制機構17の斜視図(ただし、図3のものとは上下を逆に画いている)、図6は第1のレバーと第2のレバーとの関係を示す斜視図である。
 これら回転規制機構17は、すべてギヤケース11内に配設されている。
 24は第1のレバーであり、一端において軸25を中心に回動自在に設けられている。第1のレバー24の他端には、前記中間ギヤ14におけるロック用ギヤ14Cに係脱自在に係止するロック爪26が設けられている。第1のレバー24には、第1の付勢部材(コイルスプリング)27が連携され、第1の付勢部材27は、第1のレバー24を、ロック爪26がロック用ギヤ14Cに係止する方向に付勢する。第1のレバー24の下面側には、ほぼL字状をなす係止部28が設けられている。
 30は電磁ソレノイドであり、通電されることにより吸引されて引っ込むプランジャー31を有する。プランジャー31の先端側にはピン32が設けられている。ピン32は第1のレバー24に設けられた長孔33を貫通している。長孔33は、第1のレバー24の回動方向に長くなるように設けられている。ピン32は、第1のレバー24が付勢部材27に付勢されて、ロック爪26がロック用ギヤ14Cに係合している位置にあるとき、長孔33の一方の縁の側に位置している。第1のレバー24は、電磁ソレノイド30が駆動されてプランジャー31が引き込まれる際、ピン32が長孔33の他方の側の縁に当接するまでは回動されない。ピン32が、長孔33の他方の側の縁に当接して、なおもプランジャー31が引き込まれることにより、第1のレバー24が回動され、これにより、ロック爪26のロック用ギヤ14Cへの係合が外れる。
 36はほぼL字状をなす第2のレバーである。第2のレバー36は、軸37を中心に回動自在に設けられている。第2のレバー36の一端側端部には、第1のレバー24の係止部28に係止して第1のレバー24の回動を阻止可能なフック38が設けられている。第2のレバー36の他端側には第2の付勢部材(コイルスプリング)39が連携されている。第2の付勢部材39は、第2のレバー36を、フック38が係止部28に係止(当接)する方向(図3、図4上、反時計回転方向)に付勢する。また、第2のレバー36上には、被押圧部たるピン40が設けられている。
 42は第3のレバーであり、第1のレバー24と共通の軸25を中心に回動自在に設けられている。第3のレバー42に設けられた孔43を、プランジャー31に設けられた前記ピン32が貫通している。これにより、電磁ソレノイド30が駆動され、プランジャー31が引き込まれると、第3のレバー36は、直ちに回動される。したがって、第1のレバー24と第3のレバー42とは、ピン32が長孔33内を移動する間の時間差をもって回動される。なお、孔43は、第3のレバー42が、軸25を中心に円弧状に回動可能なように、若干の長円状に形成されている。第3のレバー42には、第2のレバー36上に設けられた被押圧部たるピン40に当接する押圧部44が設けられている。
 第3のレバー42が回動されると、押圧部44が被押圧部40を押圧し、第2のレバー36を、フック38が第1のレバー24の係止部28から外れる方向に回動させる。すなわち、押圧部44の被押圧部40に当接する面が、被押圧部40に対して所要角度をなすカム面44aに形成されている。プランジャー31が引き込まれて、第3のレバー42が、図4上、反時計回転方向に回動されると、カム面44aが、ピン(被押圧部)40を、図4上、左方に押動し、第2のレバー36を第2の付勢部材39の付勢力に抗して、第2のレバー36を時計回転方向に回動させ、フック38を係止部28から外れさせる。なお、被押圧部たるピン40は、カム面44aとの間の摩擦を減じるため、ローラー構造とするのがよい。
 なお、回転規制機構17は、図5に示すように、基台46上に組み付けて、ユニット化すると好適である。
 ギヤケース11内に回動自在に配設され、係止部28を有すると共に、ロック用ギヤ14Cに係脱自在に係止するロック爪26を有する第1のレバー24と、
 第1のレバー24に連携され、第1のレバー24を、ロック爪26がロック用ギヤ14Cに係止する方向に付勢する第1の付勢部材27等とで第1のロック部を構成する。
 また、ギヤケース11内に回動自在に配設され、被押圧部40を有すると共に、第1のレバー24の係止部28に係止して、第1のレバー24の、ロック爪26がロック用ギヤ14Cから外れる方向への回動を阻止するフック38を有する第2のレバー36と、
 第2のレバー36に連携され、第2のレバー36を、フック38が係止部28に係止する方向に付勢する第2の付勢部材39等とで第2のロック部を構成する。
 また、ギヤケース11内に回動自在に配設され、第2のレバー36の被押圧部40に当接する押圧部44を有し、所要方向に回動されることにより、押圧部44を介して被押圧部40を押圧し、第2のレバー36のフック38が第1のレバー24の係止部28から外れる方向に、第2の付勢部材39の付勢力に抗して第2のレバー36を回動させる第3のレバー42と、
 第1のレバー24に、第1のレバー24に第1のレバー24の回動方向に長く設けられた長孔33を介して係合すると共に、第3のレバー42に係合するピン32を有するプランジャー31を具備し、プランジャー31が引き込まれることにより、第1のレバー24に先立って、第2の付勢部材39の付勢力に抗して第2のレバー36を回動させてフック38を係止部28から外させ、次いで第1の付勢部材27の付勢力に抗して第1のレバー24をロック爪26がロック用ギヤ14Cから外れる方向に回動させる電磁ソレノイド30とで回転規制解除部を構成する。
 本実施の形態に係る減速機付きモータ1および減速機3は上記のように構成されている。
 減速機付きモータ1および減速機3そのものの動作は前記したとおりである。
 以下、回転規制機構17の動作について説明する。
 モータ2が停止している図1、図3の状態において、ロック爪26がロック用ギヤ14Cに係合し、また、フック38が、係止部28に係止していて第1のレバー24の回動を完全に阻止している。したがって、例えば、減速機付きモータ1を自動車のパワーウィンドウの駆動源として用いた場合、停止時、例えば窓をこじ開けるというような外力が加わった場合でも、窓を完全にロックでき、盗難等の事件を確実に防止できる。また、減速機付きモータ1を自動車のパワーシートに用いた場合も、衝突等の車両事故によって座席に外力が加わっても、座席が動くことを防止でき、運転者の安全を確保できる。すなわち、本実施の形態に係る減速機付きモータ1では、回転規制機構17を設けたことにより、モータの出力停止時に、誤動作、悪意の動作等により、適用した機器類が予想し得ない動作をすることを確実に防止することが可能となる。
 次にモータ2が駆動された場合について説明する。
 パワーウィンドウ等の対応機器の動作時、スイッチがオンされてモータ2が駆動されると、ほとんど同時に電磁ソレノイド30も駆動される。
電磁ソレノイド30が駆動されると、プランジャー31が引き込まれることによって、まず第3のレバー42が回動され、押圧部44が被押圧部たるピン40を押圧して、第2のレバー36を図3上、時計回転方向に回動させ、これによりフック38の係止部28への係合がはずれる(図7)。次いでピン32が長孔33内を移動するだけの時間差をもって、第1のレバー24が回動され、ロック爪26のロック用ギヤ14Cへの係合が外れ(図8)、対応機器が駆動されることになる。
 モータ2が停止されると、第1の付勢部材27、第2の付勢部材39の付勢力によって、第1のレバー24、第2のレバー36、第3のレバー42が図3に示す状態に復帰し、ロック用ギヤ14Cがロックされることが理解されよう。
 本実施の形態で、第2のレバー36と第1のレバー24とが時間差をもって回動されるようにしたのは次の理由による。
 まず、ロック用ギヤ14Cのロックには、第1のレバー24によるロック爪26の係止のみでも行える。すなわち、第2のレバー36、第3のレバー42の上記機構を設けなくても行える。
 しかしながら、この場合、ロック用ギヤ14Cとロック爪26間のロックを確実に行うため、両者間の噛合角度θ1(図9)をほぼ0°に近いものに設定する必要がある。すなわち、ロック爪26とロック用ギヤ14Cの係合面がロック用ギヤ14Cのほぼ中心を向く。この種の減速機付きモータ1の場合、ロック用ギヤ14Cにロック爪26が係止している状態において、駆動時、ロック用ギヤ14Cからロック爪26に対し、極めて大きなトルクが加わる。例えば、モータ2の出力トルクはウォーム12とウォームホイール14Aとで減殺されるが、伝達効率にもよるが、中間ギヤ14のトルクは約14kg・cmとなり、ロック爪26に加わる力は、約10kgにもなる。上記噛合角度がほぼ0°の場合、この大きな力がそのままロック爪26に掛かることになる。
 また、ロック用ギヤ14Cとロック爪26との間には、静止摩擦力が作用する。動摩擦の場合に比して、静止摩擦における静止摩擦係数は、接触する材料の種類、グリスの状態、環境温度等によって大きくばらつく。特に、ロック用ギヤ14Cとロック爪26間の噛合角度がほぼ0°に近いものとなる場合には、駆動時、両者間に作用する静止摩擦力は大きくばらつくことがある。
 一方、電磁ソレノイド30は、小型化の要請のため、吸引力の大きな大型の電磁ソレノイドは用いたくない。
 このため、駆動時、電磁ソレノイド30に通電されて、プランジャに吸引力が作用しても、上記のように、ロック用ギヤ14Cとロック爪26との間の力が大きいので、両者間の静止摩擦力のばらつきが大きいことから、場合によっては、ロック用ギヤ14Cからロック爪26が外れず、対応機器が作動しないという不具合が生じるおそれがある。
 そこで、本実施の形態では、上記構成を採用して上記不具合を解消している。
 すなわち、本実施の形態では、ロック用ギヤ14Cからの力を、ロック用ギヤ14Cとロック爪26との間、および係止部28とフック38との間で分担(分散)して受け止めるようにしている。また、静止摩擦力も、ロック用ギヤ14Cとロック爪26との間、および係止部28とフック38との間等で分担させるようにしている。
 そして、駆動時、上記のように、第2のレバー36の方が第1のレバー24よりも先行して回動するようにしている。これにより、電磁ソレノイド30に通電された際、まず、フック38と係止部28との係合が外れるが、この場合、両者間に作用するトルクや静止摩擦力は、分担されて比較的小さくなっていることから、両者間の係合が容易に外れる。ついで、時間差をもって第1のレバー24が回動され、ロック用ギヤ14Cとロック爪26との間の係止も外れるが、やはり、両者間に作用するトルクや静止摩擦力は、分担されて比較的小さくなっていることから、両者間の係合が容易に外れる。
 本実施の形態では、具体的には、図9に明確なように、ロック用ギヤ14Cとロック爪26との噛合角度θ1をほぼ10°~12°にして、両者間のトルクや静止摩擦力を低減するようにしている。同様に、係止部28とフック38との間の係合角度θ2を図10に示すように1°程度となるようにして、両者間に作用するトルク、静止摩擦力を低減するようにしている。上記、噛合角度θ1、係合角度θ2の設定は、モータ2の出力、電磁ソレノイド30の出力、各接触部の材料の種類等によって、適宜設定することになる。
 上記実施の形態では、上記のように、ロック用ギヤ14Cとロック爪26の噛合角度を約10°、摩擦係数を約0.1にとってある。これにより、ロック用ギヤ14Cからの力により、ロック爪26にロックが外れる方向に約1kgの力が働き、ロックが外れやすくなっているが、両者は、係止部28とフック38の係合によってロックされている。係止部28とフック38の係合角度は上記のように約1°、摩擦係数は約0.1にとってある。これにより、係止部28とフック38は、食い込み方向に約200gの力が働き、ロックされている。
 電磁ソレノイド30に通電された際、ソレノイドは約50gの吸引力でプランジャー32を作動させる。プランジャーストロークの前半で、プランジャー32に直結する第3のレバー42を動かす。すると第3のレバー42上にある押圧部44のカムで被押圧部(ピン)40を押すことで、第2のレバー36を回動させ、係止部28の係合を外すのである。係止部28の係合が外れれば、プランジャー32の後半のストロークにて第1のレバー24を回動させ、ロック用ギヤ14Cを外すことができる。
 なお、上記実施の形態では、ウォーム12を、2条もしくは3条のギヤとしたり、出力軸18への伝達効率を60%以上に設定したり、出力ギヤ15とピニオンギヤ14Bとの噛合率を1.0以上とする例で説明したが、必ずしもこれらの数値のものに限定されるものではない。

Claims (14)

  1.  モータの回転を減速して出力軸から出力する減速機であって、
     ギヤケースと、
     該ギヤケース内に回転自在に配設され、前記モータの回転軸が連結可能なウォームと、
     前記ギヤケース内に回転自在に配設され、前記ウォームに噛合するウォームホイールと、
     該ウォームホイールと同軸に該ウォームホイールに固定されたピニオンギヤと、
     前記ウォームホイールと同軸に該ウォームホイールに固定されたロック用ギヤと、
     前記ギヤケース内に回転自在に配設され、前記ピニオンギヤに噛合する、前記出力軸を有する出力ギヤと、
     前記ロック用ギヤに係脱自在に設けられ、係止することによって該ロック用ギヤの回転を規制する回転規制機構を具備し、
     該回転規制機構は、
     前記ロック用ギヤに係止する前記ロック爪を有する第1のロック部と、
     該第1のロック部にフックを介して係脱自在に係止し、前記ロック用ギヤからのトルクを前記第1のロック部との間で分担して受ける第2のロック部と、
     前記第1のロック部の前記ロック用ギヤへの係止の解除に先立って、前記第1のロック部に対する前記フックの係止を解除する回転規制解除部とを具備することを特徴とする減速機。
  2.  前記第1のロック部は、
     前記ギヤケース内に回動自在に配設され、係止部を有すると共に、前記ロック用ギヤに係脱自在に係止する前記ロック爪を有する第1のレバーと、
     該第1のレバーに連携され、該第1のレバーを、前記ロック爪が前記ロック用ギヤに係止する方向に付勢する第1の付勢部材とを具備し、
     前記第2のロック部は、
     前記ギヤケース内に回動自在に配設され、被押圧部を有すると共に、前記第1のレバーの前記係止部に係止して、前記第1のレバーの、前記ロック爪が前記ロック用ギヤから外れる方向への回動を阻止する前記フックを有する第2のレバーと、
     該第2のレバーに連携され、該第2のレバーを、前記フックが前記係止部に係止する方向に付勢する第2の付勢部材とを具備し、
     前記回転規制解除部は、
     前記ギヤケース内に回動自在に配設され、前記第2のレバーの前記被押圧部に当接する押圧部を有し、所要方向に回動されることにより、前記押圧部を介して前記被押圧部を押圧し、前記第2のレバーの前記フックが前記第1のレバーの前記係止部から外れる方向に、前記第2の付勢部材の付勢力に抗して前記第2のレバーを回動させる第3のレバーと、
     前記第1のレバーに、該第1のレバーに第1のレバーの回動方向に長く設けられた長孔を介して係合すると共に、前記第3のレバーに係合するピンを有するプランジャーを具備し、該プランジャーが引き込まれることにより、前記第1のレバーに先立って、前記第2の付勢部材の付勢力に抗して前記第2のレバーを回動させて前記フックを前記係止部から外させ、次いで前記第1の付勢部材の付勢力に抗して前記第1のレバーを前記ロック爪が前記ロック用ギヤから外れる方向に回動させる電磁ソレノイドとを具備することを特徴とする請求項1記載の減速機。
  3.  前記ウォームが、2条もしくは3条のギヤからなることを特徴とする請求項1または2記載の減速機。
  4.  前記出力軸への伝達効率が60%以上に設定されていることを特徴とする請求項1~3いずれか1項記載の減速機。
  5.  前記ウォームが樹脂製であることを特徴とする請求項1~4いずれか1項記載の減速機。
  6.  前記出力ギヤが樹脂製であることを特徴とする請求項1~5いずれか1項記載の減速機。
  7.  前記出力ギヤと前記ピニオンギヤとの噛合率が1.0以上であってすべり率が20以下であることを特徴とする請求項1~6いずれか1項記載の減速機。
  8.  モータと、
     該モータの回転を減速して出力軸から出力する減速機を備える減速機付きモータであって、
     前記減速機は、
     ギヤケースと、
     該ギヤケース内に回転自在に配設され、前記モータの回転軸が連結されるウォームと、
     前記ギヤケース内に回転自在に配設され、前記ウォームに噛合するウォームホイールと、
     該ウォームホイールと同軸に該ウォームホイールに固定されたピニオンギヤと、
     前記ウォームホイールと同軸に該ウォームホイールに固定されたロック用ギヤと、
     前記ギヤケース内に回転自在に配設され、前記ピニオンギヤに噛合する、前記出力軸を有する出力ギヤと、
      前記ロック用ギヤに係脱自在に設けられ、係止することによって該ロック用ギヤの回転を規制する回転規制機構を具備し、
     該回転規制機構は、
     前記ロック用ギヤに係止する前記ロック爪を有する第1のロック部と、
     該第1のロック部にフックを介して係脱自在に係止し、前記ロック用ギヤからのトルクを前記第1のロック部との間で分担して受ける第2のロック部と、
     前記第1のロック部の前記ロック用ギヤへの係止の解除に先立って、前記第1のロック部に対する前記フックの係止を解除する回転規制解除部とを具備することを特徴とする減速機付きモータ。
  9.  前記第1のロック部は、
     前記ギヤケース内に回動自在に配設され、係止部を有すると共に、前記ロック用ギヤに係脱自在に係止する前記ロック爪を有する第1のレバーと、
     該第1のレバーに連携され、該第1のレバーを、前記ロック爪が前記ロック用ギヤに係止する方向に付勢する第1の付勢部材とを具備し、
     前記第2のロック部は、
     前記ギヤケース内に回動自在に配設され、被押圧部を有すると共に、前記第1のレバーの前記係止部に係止して、前記第1のレバーの、前記ロック爪が前記ロック用ギヤから外れる方向への回動を阻止する前記フックを有する第2のレバーと、
     該第2のレバーに連携され、該第2のレバーを、前記フックが前記係止部に係止する方向に付勢する第2の付勢部材とを具備し、
     前記回転規制解除部は、
     前記ギヤケース内に回動自在に配設され、前記第2のレバーの前記被押圧部に当接する押圧部を有し、所要方向に回動されることにより、前記押圧部を介して前記被押圧部を押圧し、前記第2のレバーの前記フックが前記第1のレバーの前記係止部から外れる方向に、前記第2の付勢部材の付勢力に抗して前記第2のレバーを回動させる第3のレバーと、
     前記第1のレバーに、該第1のレバーに第1のレバーの回動方向に長く設けられた長孔を介して係合すると共に、前記第3のレバーに係合するピンを有するプランジャーを具備し、該プランジャーが引き込まれることにより、前記第1のレバーに先立って、前記第2の付勢部材の付勢力に抗して前記第2のレバーを回動させて前記フックを前記係止部から外させ、次いで前記第1の付勢部材の付勢力に抗して前記第1のレバーを前記ロック爪が前記ロック用ギヤから外れる方向に回動させる電磁ソレノイドとを具備することを特徴とする請求項8記載の減速機付きモータ。
  10.  前記ウォームが、2条もしくは3条のギヤからなることを特徴とする請求項8または9記載の減速機付きモータ。
  11.  前記出力軸への伝達効率が60%以上に設定されていることを特徴とする請求項8~10いずれか1項記載の減速機付きモータ。
  12.  前記ウォームが樹脂製であることを特徴とする請求項8~11いずれか1項記載の減速機付きモータ。
  13.  前記出力ギヤが樹脂製であることを特徴とする請求項8~12いずれか1項記載の減速機付きモータ。
  14.  前記出力ギヤと前記ピニオンギヤとの噛合率が1.0以上であってすべり率が20以下であることを特徴とする請求項8~13いずれか1項記載の減速機付きモータ。
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