JP4547203B2 - 施錠装置 - Google Patents

施錠装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4547203B2
JP4547203B2 JP2004220020A JP2004220020A JP4547203B2 JP 4547203 B2 JP4547203 B2 JP 4547203B2 JP 2004220020 A JP2004220020 A JP 2004220020A JP 2004220020 A JP2004220020 A JP 2004220020A JP 4547203 B2 JP4547203 B2 JP 4547203B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
door
vertical
opening
cam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004220020A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006037544A (ja
Inventor
周平 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FULLTIME SYSTEM Co., Ltd.
Original Assignee
FULLTIME SYSTEM Co., Ltd.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FULLTIME SYSTEM Co., Ltd. filed Critical FULLTIME SYSTEM Co., Ltd.
Priority to JP2004220020A priority Critical patent/JP4547203B2/ja
Publication of JP2006037544A publication Critical patent/JP2006037544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4547203B2 publication Critical patent/JP4547203B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、施錠装置に関し、特に、縦横に並設された収容室の施錠および解錠を行う施錠装置に関する。
従来、宅配便等で配送される荷物(配送物)には、お届け伝票と称される配達伝票が貼付されている。この配達伝票には、届け先の住所、荷物の配送依頼人、商品情報(商品コード、商品名、数量、金額)といった記入欄が設けられていると共に、各伝票につき固有のお問い合わせ伝票番号と称される配送業者で任意に割り当てられる識別番号が付されており、当該お問い合わせ伝票と同一内容のバーコード情報が記載(印刷)されている。
通常、お問い合わせ伝票番号は、荷物が何らかの原因により届け先に配達されない場合、配送業者に対して現在の配送状況を問い合わせるために用いられると共に、配送業者により配送物の管理を円滑に行うために設けられている。
最近では、宅配ロッカーと称するロッカーが駅周辺やコンビニエンスストア等に設置され始め、これらのロッカーを配送物の配送先として指定するようなケースも徐々に増えてきている。
従来、これらのロッカーでは、その収容室ごとに施錠を行うための機構が個別に設けられており、配送業者および利用者は、その施錠機構において施錠・解錠をし、その収容室内の配送物の出し入れを行い、前述のような宅配ロッカーによるサービスを提供していた。
このような施錠・解錠が可能なロッカーに関連する従来技術の1つに、特許文献1が開示するところの鍵付きロッカーがあった。
この特許文献1記載の鍵付きロッカーには、縦方向若しくは横方向又はその両方向に複数の収容室が設けられており、その各収容室の扉には、それぞれ施錠機構が設けられ、その施錠機構が各収容室の施錠・解錠を個別に行っていた。
特開2002−327565
しかしながら、前述したような従来のロッカーでは、以下のような問題点があった。
従来のロッカーは、その収容室の扉ごとに個別に施錠・解錠を行っていたため、モータ等の駆動部からなる複雑な構成の施錠機構をそれぞれ扉ごとに設けなければならなかった。このことから、さらにはロッカー全体の構成を複雑化させ、その生産コストの高騰を招いていた。
また、従来のロッカーのように、各収容室の扉部分ごとに、上記のようなモータ等から構成される施錠機構を設けるとすると、その扉部分において施錠機構の取り付けスペースを確保しなければならず、各収容室の小型化を図る上で大きな障害となっていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、例えばロッカーのように、複数の収容室が縦横に並設され、その収容室ごとに施錠・解錠が可能な収容庫において、その施錠機構の構成を複雑にすることなく、さらには各収容室の小型化を実現可能とする施錠装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明における施錠装置は、縦横に略直交して複数並設された、物品を収容するための収容室と、各収容室を開閉する扉部と、縦横各方向に並設された収容室の扉部を、縦横の列ごとに施錠・解錠を行う施錠部と、収容室の扉部の解錠が指示されると、解錠指示された収容室が位置する縦横の各列を特定し、特定した縦横の各列の解錠を施錠部に実行させる制御部とを有し、施錠部は、支持棒に対して扉部の正面側に突出した複数のフックが直線上に設けられてなる開閉ロッドを備え、開閉ロッドは、縦横に複数略直交して配されて各縦横列における同一列上の扉部の施錠及び解錠を行い、
施錠時には、縦横各少なくとも1つずつの開閉ロッドのフックを施錠対象の扉部の背面に備えられた係止穴に係止させるとともに、解錠時には、縦横の開閉ロッドをスライドさせて、係止されたフックを解錠対象の扉部の係止穴から解放することを特徴とする。
また、本発明の施錠装置において、施錠部は、カムと、カムと転接し、開閉ロッドと一体的に構成されるローラと、をさらに備え、カムは制御部からの解錠指示に応じて回転運動を行い、カムの長径部分がローラと転接すると、ローラは開閉ロッドとともに所定方向に押し出され、開閉ロッドの移動によりフックと係止穴との係止が解放されて、各扉部が解錠されることを特徴とする。
また、本発明の施錠装置において、カムは制御部からの施錠指示に応じて回転運動を行い、ローラとの転接面が長径部分から短径部分へと移行するに連れて、開閉ロッドは、自身に備えられた弾性体の復元力により所定方向の逆方向に移動し、開閉ロッドの移動により複数のフックが各係止穴に係止されて、各扉部が施錠されることを特徴とする。
また、本発明の施錠装置において、横X列、縦Y列に並設された(X×Y)個の収容室に対し、(X+Y)個の施錠部を有することを特徴とする。
本発明の施錠装置は、縦横に複数並設された、物品を収容するための収容室と、各収容室を開閉する扉部と、縦横各方向に並設された収容室の扉部を、縦横の列ごとに施錠・解錠を行う施錠部と、収容室の扉部の解錠が指示されると、解錠指示された収容室が位置する縦横の各列を特定し、特定した縦横の各列の解錠を施錠部に実行させる制御部と、を有し、扉部は、施錠部により縦横の両方の列で解錠されたとき、開扉可能となるように構成したので、各収容室に個別に施錠機構を設ける必要がなくなり、その施錠機構の構成を複雑にすることなく、さらには各収容室の小型化を実現することが可能となる。
<第1の実施の形態>
(第1の実施の形態の構成)
図1は、本発明の実施の形態における施錠装置の外観を示す図である。
図に示すように、施錠装置は、縦横に複数並設される、物品を収容するための収容室10と、それら収容室10それぞれを個別に開閉する扉部20と、それら扉部20の施錠・解錠を行う施錠部30と、その施錠部30に扉部20の解錠指示を入力するための操作部40とを有して構成される。
また、図示されていないが、施錠装置は、前述の施錠部30の施錠・解錠を制御する制御部50を有しており、この制御部50は、例えばCPU(Central Processing Unit)、メモリ、ソフトウェア等により構成される。
施錠部30は、その並設された収容室10の縦横方向の列ごとに設けられており、その同一列上に設けられた全ての収容室10の扉部20を同時に施錠および解錠する。
また、扉部20は、施錠部30によりその収容室10の縦の列、横の列を両方解錠されて始めて、開扉することが可能となる。つまり、施錠部30は、各扉部20に対して横方向の列、縦方向の列の2箇所で施錠および解錠を行う。
図2は、施錠装置における扉部の設置例を示す図である。ここで、図を用いて、前述の施錠部の施錠・解錠機構について説明する。
図の例では、施錠装置は、扉部d1〜d36と、その各扉部d1〜d36を施錠・解錠するための施錠部x1〜x3、y1〜y12とを備えている。
なお、ここでは説明のため便宜上、扉部および施錠部にこのように符号を割り当てたが、扉部d1〜d36は扉部20と、施錠部x1〜x3、y1〜y12は施錠部30と、それぞれ同様の構成および機能を有している。
前述の施錠部のうち、施錠部x1〜x3は、それぞれ扉部の横方向の一列の施錠・解錠を行うものであり、例えば施錠部x1は、扉部d1〜d12の横方向の施錠・解錠を1度に行う。
また、施錠部y1〜y12は、それぞれ扉部の縦方向の一列の施錠・解錠を行うものであり、例えば、施錠部y1は、扉部d1、d13、d25の縦方向の施錠・解錠を1度に行う。
各扉部d1〜d36を開扉するためには、その扉部の縦横の両方向の施錠部を開錠しなければならず、例えば、扉部d1を開扉するためには、施錠部x1、y1の両方を解錠しなければならない。
このようにして、施錠装置は、施錠部x1〜x3、y1〜y12により、各扉部d1〜d36の縦横の両方向の施錠・解錠を行う。
図3は、扉部20開扉時の施錠装置の外観図である。
図に示すように、扉部20が開扉すると、収容室10の開口面が露出し、収容室10へ物品の収容が可能となる。
また、施錠部30は、収容室10の開口面側に縦横各方向に略直交するように開閉ロッド31を備えている。この開閉ロッド31は、収容室10の縦横の並設方向に沿った棒状の部材上にフックが直線上に設けられている。このフック部分が各収容室10の開口面側に突出している。
さらに、扉部20の裏面(扉部20閉扉時の正面の裏側の面)には、前述の縦横方向の各開閉ロッド31先端のフック部分と閉扉時に重なる位置に係止穴21が設けられている。扉部20閉扉時に、その係止穴21に前述の開閉ロッド31のフック形状の部分を挿入し、スライドさせて、その開閉ロッド31をそれぞれ係止穴21に係止させることにより、扉部20の施錠を行う。
図4は、扉部20の横方向の施錠・解錠を行う施錠部30の構成を示す図である。(a)はその施錠機構を正面から見た図、(b)は上面から見た図、(c)は側面から見た図をそれぞれ示す。
以下、図を用いて施錠部30の構成および動作を詳細に説明する。
なお、施錠部30は、縦方向においても同様の構成および機能を備えているものとする。
図に示すように、施錠部30は、前述の開閉ロッド31と、その開閉ロッド31を横方向にスライドさせるためのカム32と、そのカム32に転接し、カム32による運動を回転可能に取り付けられている開閉ロッド31に伝達するローラ33と、カム32の回転運動の動力源であるモータ34と、そのモータ34に連結され、そのモータ34の回転数を落としてカム32に伝達するギヤヘッド35と、そのモータ34を施錠装置の筐体に取り付けるモータ取付板36とを備えて構成される。
これらカム32、ローラ33、モータ34、およびギヤヘッド35は、縦横に複数並列した収容室10の外側(収容室の上面、側面)に設けられている。
扉部20施錠時には、ローラ33はカム32の短径部分で接触している。このローラ33はカム32の短径部分で接触している状態を、以下、カム32が「低」であると記述する。このとき、開閉ロッド31のフック部分は扉部20裏面の係止穴21に係止されている。
制御部50から解錠を指示する旨の信号が施錠部30に入力されると、モータ34が回転して、その回転運動がギヤヘッド35で減速されてカム32へと伝達され、カム32の長径部分がローラ33に接触する。このローラ33はカム32の長径部分で接触している状態を、以下、カム32が「高」であると記述する。ローラ33は、カム32の長径部分に接触すると、矢印A方向に押し出される。開閉ロッド31は、その取り付けられているローラ33とともに、同様に矢印A方向にスライドすると、そのフック部分が扉部20の係止穴21から解放され、解錠を行う。
その後、さらにカム32が回転して再度カム32の短径部分がローラ33の接触面側に向くようになると、開閉ロッド31に設けられた弾性体(例えば、ばね)の復元力を利用する等して、開閉ロッド31を矢印Aの逆方向にスライドさせ、それに連れて、ローラ33もカム32に転接しながら矢印Aの逆方向に移動する。
また、施錠部30は、カム32の回転位置を示すスイッチ(図示せず、以下カムスイッチという)を備えている。カム32が「高」であるとき、すなわち開閉ロッド31が矢印A方向にスライドして係止穴21から解放されているとき、このカム32のスイッチはオフとなる。一方、カム32が「低」であるとき、すなわち開閉ロッド31が係止穴21に係止されているとき、このカムスイッチはオンとなる。
さらに、このスイッチは、同様に各扉部20にも設置されており、各扉部20の開閉状態を示す(以下、このスイッチをドアスイッチという)。このドアスイッチは、扉が縦横両方向で解錠されて開扉しているとき、オフとなる。一方、扉が縦横方向のうち少なくとも1つが施錠されて閉扉しているとき、そのドアスイッチはオンとなる。
制御部50は、これらのカムスイッチのオン/オフを検出し、縦横方向の各列のカム32の状態を監視するとともに、ドアスイッチのオン/オフを検出し、各扉部20の開閉状態についても監視を行う。
(第1の実施の形態の動作)
図5は、施錠装置による動作の流れを示すフローチャートである。以下、図に沿って、施錠部30による扉部20の解錠から施錠までの動作について詳細に説明する。
利用者が操作部40を操作し、開扉を希望する扉部20を指定すると(ステップS101)、制御部50は、その指定された扉部20を示す情報を、その扉部の施錠・解錠を行う施錠部30を示す情報に変換して、該当する施錠部に対して解錠を指示する(ステップS102)。
なお、制御部50は、扉部20と、その扉部20の施錠・解錠を行う施錠部30との対応を示すテーブルを予め保持しており、そのテーブル情報を参照して、前述の変換処理を行う。例えば、図2の例で説明すると、扉部D1は、縦方向は施錠部Y1、横方向は施錠部X1によりそれぞれ施錠・解錠が行われるので、制御部50は、「D1」を「X1、Y1」に変換して、その施錠部X1、Y1に対して解錠を指示する。
施錠部は制御部50から扉部20の解錠指示を示す信号を受け取ると、その解錠が指示された横方向の施錠部30のモータ34が駆動する(ステップS103)。
このモータ34の駆動によりカム32が回転運動を行い、その回転運動により開閉ロッド31が横方向に移動して、その横方向の解錠が行われる(ステップS104)。
このとき、その横方向の施錠部30のカムスイッチがオンからオフに切り替わる(ステップS105)。
ここで、制御部50が、その横方向の施錠部30のカムスイッチがオフになったことを確認すると、その横方向の施錠部30のモータ34を停止させる(ステップS106)。
次に、解錠指示された扉の縦方向の施錠部30のモータ34が駆動する(ステップS107)。
この縦方向の施錠部30のモータ34の駆動によりカム32が回転運動を行い、その回転運動により開閉ロッド31が縦方向に移動して、その縦方向の解錠が行われる(ステップS108)。
このとき、その縦方向の施錠部30のカムスイッチがオンからオフに切り替わる(ステップS109)。
また、ここで、制御部50が、その縦方向の施錠部30のカムスイッチがオフになったことを確認すると、その縦方向の施錠部30のモータ34を停止させる(ステップS110)。
ここで、縦横の両方向の施錠部30の解錠が行われた扉部20が開扉すると(ステップS111)、その開扉した扉部20のドアスイッチはオンからオフに切り替わる(ステップS112)。
次に、制御部50は、そのドアスイッチのオフを確認すると、縦方向の施錠部30のモータ34を駆動させる(ステップS113)。その縦方向のモータ34の駆動により、カム32が「低」となると、縦方向の開閉ロッド31は弾性体の復元力を利用して施錠状態の位置に戻る(ステップS114)。
このとき、その縦方向の施錠部30のカムスイッチがオフからオンに切り替わる(ステップS115)。
また、ここで、制御部50が、その縦方向の施錠部30のカムスイッチがオンになったことを確認すると、その縦方向の施錠部30のモータ34を停止させる(ステップS116)。
その後、利用者により扉部20が閉扉されると(ステップS117)、その扉部20の縦側の開閉ロッド31先端のフック部分がその扉部20の裏面に押圧される。この押圧作用により、開閉ロッド31に備えられている弾性体が伸張し、開閉ロッド31は、解錠時の状態にまでスライドし、その先端のフック部分が係止穴21に挿入される。
扉部20が完全に閉扉され、扉部20の裏面と収容室10の開口面とが接触すると、弾性体が反動で収縮し、開閉ロッド31のフック部分が係止穴21に引っ掛かって係止され、再度施錠される。
このようにして、扉部20が完全に閉扉されると、その扉部20のスイッチがオフからオンに切り替わる(ステップS118)。
次に、制御部50は、そのドアスイッチのオンを確認すると、横方向の施錠部30のモータ34を駆動させる(ステップS119)。その横方向のモータ34の駆動により、カム32が「低」となると、横方向の開閉ロッド31は弾性体の復元力を利用して施錠状態の位置に戻る(ステップS120)。
これで、縦横両方向の開閉ロッド31が係止穴21に係止され、扉部20が完全に施錠される。
また、このとき、その横方向の施錠部30のカムスイッチがオフからオンに切り替わる(ステップS121)。
ここで、制御部50が、その横方向の施錠部30のカムスイッチがオンになったことを確認すると、その横方向の施錠部のモータ34を停止させ(ステップS122)、扉部20の閉扉動作が完了する。
その後、制御部50は、各カム32及び扉部20のスイッチのオン/オフを検出し、カム32及び扉部20が初期状態(閉扉時の状態)に戻っているか否かを確認する(ステップS123)。
一定時間を経過しても、カム32や扉部20が初期状態に戻っていないときには、音声等で報知するようにしてもよい。
なお、以上説明した施錠装置の動作において、縦方向の施錠部30の動作と、横方向の施錠部30の動作とは入れ替わってもよい。
このようにして、施錠装置は、縦横に複数の収容室を並設した収容庫において各扉部にそれぞれ施錠機構を設けることなく、収容室10の外側に簡易な構成の施錠機構を列ごとに設けたので、各収容室10において施錠機構を設けるためのスペースを確保しておく必要がなくなり、任意の容量の収容室10を設けることができ、特に、小容量の収容室10を多数設けることが可能となる。
また、横X列、縦Y列に並設された(X×Y)個の収容室10の施錠・解錠を行う場合、従来では個別に(X×Y)個の施錠機構を設けなければならなかったが、本実施の形態のように、縦横の列ごとに施錠・解錠を行う機構を用いることにより、(X+Y)個の施錠機構を設けるだけでよく、簡易な構成で施錠・解錠を行うことが可能となる。
また、各収容室10の扉部20は、施錠部30により縦横の両方向で施錠が行われるので、ある列の施錠部30が解錠動作を行ったときに、開扉を希望しない扉部20の開扉を防止することが可能となる。
<第2の実施の形態>
(第2の実施の形態の構成)
以下、本実施の形態における施錠装置について説明するが、施錠装置は、特記しない限り、第1の実施の形態と同様の構成であり、同様の動作を行うものとする。
図6は、本発明の実施の形態における施錠装置の外観を示す図である。
第1の実施の形態では、並設された収容室10及び扉部20は、横方向の各列において同数であった。
これに対し、本実施の形態では、図に示すように、収容室10及び扉部20は、横方向の各列においてその並設された数が異なっている。
図7は、本実施の形態における施錠装置の扉部の設置例を示す図である。ここで、図を用いて、前述の施錠部の施錠・解錠機構について説明する。
図の例では、施錠装置は、扉部D1〜D28と、その各扉部D1〜D28を施錠・解錠するための施錠部X1〜X3、Y1〜Y12とを備えている。
なお、ここでは説明のため便宜上、扉部および施錠部にこのように符号を割り当てたが、扉部D1〜D28は扉部20と、施錠部X1〜X3、Y1〜Y12は施錠部30と、それぞれ同様の構成および機能を有している。
前述の施錠部のうち、施錠部X1〜X3は、それぞれ扉部の横方向の一列の施錠・解錠を行う。また、施錠部Y1〜Y12は、それぞれ扉部の縦方向の一列の施錠・解錠を行う。
また、図に示すように、例えば扉部D25は、縦方向の列の施錠を行う施錠部Y1、Y2、Y3の各列上に位置する。このように、扉部が、施錠部が施錠を行う複数の列上に位置する場合、その複数の施錠部のうちの1つが、その扉部の施錠を行う。
例えば、施錠部Y1は、扉部D1、D13、D25の施錠を行う場合、施錠部Y2は扉部D2、D14の施錠を、施錠部Y3は扉部D3、D15の施錠をそれぞれ行う。
なお、本実施の形態では、扉部が施錠部が施錠を行う縦方向の複数の列上に位置する場合について説明したが、施錠部は、横方向の複数の列上に位置する場合についても、同様に施錠・解錠を行う。
<実施の形態のまとめ>
なお、上記の実施例は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施例は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
第1の実施の形態における施錠装置の外観を示す図である。 第1の実施の形態における施錠装置の扉部の設置例を示す図である。 扉部開扉時の施錠装置の外観図である。 施錠部が縦横方向の列ごとに備える施錠機構の構成を示す図であり、(a)はその施錠機構を正面から見た図、(b)は上面から見た図、(c)は側面から見た図である。 施錠装置による動作の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態における施錠装置の外観を示す図である。 第2の実施の形態における施錠装置の扉部の設置例を示す図である。
符号の説明
10 収容室
20 扉部
21 係止穴
30 施錠部
31 開閉ロッド
32 カム
33 ローラ
34 モータ
35 ギヤヘッド
36 モータ取付板
40 操作部
50 制御部

Claims (4)

  1. 縦横に略直交して複数並設された、物品を収容するための収容室と、該各収容室を開閉する扉部と、前記縦横各方向に並設された収容室の扉部を、前記縦横の列ごとに施錠・解錠を行う施錠部と、前記収容室の扉部の解錠が指示されると、該解錠指示された収容室が位置する縦横の各列を特定し、該特定した縦横の各列の解錠を前記施錠部に実行させる制御部とを有し、
    前記施錠部は、支持棒に対して前記扉部の正面側に突出した複数のフックが直線上に設けられてなる開閉ロッドを備え、
    前記開閉ロッドは、縦横に複数略直交して配されて各縦横列における同一列上の前記扉部の施錠及び解錠を行い、
    施錠時には、前記縦横各少なくとも1つずつの開閉ロッドのフックを施錠対象の前記扉部の背面に備えられた係止穴に係止させるとともに、
    解錠時には、前記縦横の開閉ロッドをスライドさせて、前記係止されたフックを解錠対象の前記扉部の係止穴から解放することを特徴とする施錠装置。
  2. 前記施錠部は、
    カムと、
    前記カムと転接し、前記開閉ロッドと一体的に構成されるローラと、
    をさらに備え、
    前記カムは前記制御部からの解錠指示に応じて回転運動を行い、該カムの長径部分が前記ローラと転接すると、該ローラは前記開閉ロッドとともに所定方向に押し出され、
    該開閉ロッドの移動により前記フックと前記係止穴との係止が解放されて、各扉部が解錠されることを特徴とする請求項1記載の施錠装置。
  3. 前記カムは前記制御部からの施錠指示に応じて回転運動を行い、前記ローラとの転接面が前記長径部分から短径部分へと移行するに連れて、前記開閉ロッドは、自身に備えられた弾性体の復元力により前記所定方向の逆方向に移動し、該開閉ロッドの移動により前記複数のフックが前記各係止穴に係止されて、各扉部が施錠されることを特徴とする請求項2記載の施錠装置。
  4. 横X列、縦Y列に並設された(X×Y)個の前記収容室に対し、(X+Y)個の前記施錠部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の施錠装置。
JP2004220020A 2004-07-28 2004-07-28 施錠装置 Active JP4547203B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004220020A JP4547203B2 (ja) 2004-07-28 2004-07-28 施錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004220020A JP4547203B2 (ja) 2004-07-28 2004-07-28 施錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006037544A JP2006037544A (ja) 2006-02-09
JP4547203B2 true JP4547203B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=35902818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004220020A Active JP4547203B2 (ja) 2004-07-28 2004-07-28 施錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4547203B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007303233A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Hoshizaki Electric Co Ltd 配膳車
JP2022120423A (ja) 2021-02-05 2022-08-18 トヨタ自動車株式会社 配送用棚及び配送車両
JP7484755B2 (ja) 2021-02-05 2024-05-16 トヨタ自動車株式会社 配送用棚及び配送車両
CN112956840B (zh) * 2021-03-10 2022-12-16 日照智优柜业有限公司 一种基于互联网方便调整空间的快递储物柜

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH032169U (ja) * 1989-05-30 1991-01-10
JP2001173287A (ja) * 1999-12-16 2001-06-26 Shiroki Corp ロック装置
JP2002327565A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Mishima Seiki Kk 鍵付きロッカー

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3537195B2 (ja) * 1994-10-31 2004-06-14 美和ロック株式会社 鍵管理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH032169U (ja) * 1989-05-30 1991-01-10
JP2001173287A (ja) * 1999-12-16 2001-06-26 Shiroki Corp ロック装置
JP2002327565A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Mishima Seiki Kk 鍵付きロッカー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006037544A (ja) 2006-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5219143B2 (ja) 車両用ドアラッチ装置
US9157261B2 (en) Multifunction latch assembly
JP4291317B2 (ja) 二重ロック機能を有するモルティスロック
JP2012533699A (ja) 回転マルチラッチリリース機構
MX2013006267A (es) Dispositivo de almacenamiento con mecanismo de bloqueo.
JP2011525881A (ja) 分配システム
JP5582291B2 (ja) ダブルロック式車両用ドアロック装置
JP4547203B2 (ja) 施錠装置
WO2006120902A1 (ja) 安全スイッチ
US7605335B2 (en) Position switch
CN1534156B (zh) 门开闭用手柄的锁装置
JP2007007212A (ja) 移動ラック装置
JP2009249872A (ja) 電気錠
CN211287218U (zh) 保险柜
KR20180032859A (ko) 차량용 도어
JP5479217B2 (ja) 物品収納什器における開閉体の施解錠装置
JP2007048036A (ja) 自動販売機
JP4595540B2 (ja) 持ち去り防止システム
JP2006183359A (ja) 什器
JP4943038B2 (ja) 扉のラッチ装置
KR20080013617A (ko) 도어의 래치 구조
KR200173256Y1 (ko) 강화유리도어용 잠금장치
JP2003239604A (ja) フラップ扉付キャビネットにおける扉のラッチ装置
JP3014479U (ja) 錠前の自動施錠機能の有無の切替構造
JPH10184153A (ja) 保管庫の抽斗ロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4547203

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250