JP7484755B2 - 配送用棚及び配送車両 - Google Patents

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Description

本開示は、配送用棚及び配送車両に関する。
物品の配送の自動化、効率化が求められている。また、物品を通函(「通い箱」とも呼ばれる)に収容して配送する手法が広く知られている。特許文献1には、収納部に収納された物品の前方側の端部にロック機構が配置された物品搬送設備が開示されている。
特開2017-145117号公報
発明者らは、予め規定された1又は複数のサイズの通函を、筐体の内部において奥行き方向に延設されると共に上下方向又は左右方向に等間隔に並設された複数対の支持体のそれぞれに沿ってスライド可能に支持しつつ収容可能な配送用棚及び配送車両を開発してきた。
その中で、発明者らは、棚に収容した通函を独立して施錠/開錠可能なロック機構について検討してきた。例えば一対の支持体毎にソレノイドロック等の電気錠を設けることが考えられるが、各電気錠が駆動源(アクチュエータ等)を備えるため、配送用棚及び配送車両の製造コストが増大してしまう問題があった。
例えば、特許文献1に記載の物品配送設備は、収納部に収納される物品のそれぞれついてロック機構が設けられる。よって、この物品配送設備において物品のそれぞれに対応する収納部のそれぞれにソレノイドロックを設けた場合、各ソレノイドロックが駆動源を必要とすることから製造コストが増大してしまう。
本開示は、このような事情に鑑みなされたものであり、予め規定された1又は複数のサイズの通函の全てを収容可能な棚において、製造コストをできるだけ抑え、各通函を独立して容易に施錠/開錠させることが可能な配送用棚及び配送車両を提供するものである。
本開示の一態様に係る配送用棚は、
筐体と、
前記筐体の内部において、奥行き方向に延設されると共に、上下方向又は左右方向のいずれか一方である所定方向に等間隔にM(但し、Mは3以上の整数)段並設されたM対の支持体と、
前記M対の支持体のそれぞれに沿って、スライド可能に支持されつつ、収容された通函をロックするロック機構と、を備え、
予め規定された1又は複数のサイズの通函の全てを収容可能な配送用棚であって、
前記M対の支持体は、前記筐体の前記所定方向と直交する直交方向にN(但し、Nは2以上の整数)列並設されており、当該配送用棚は、最大(M×N)個の通函を収容可能であり、
前記ロック機構は、
前記所定方向に並列された前記M対の支持体の全てに跨がって延設された幹部と、当該幹部から前記M対の支持体のそれぞれに対して分岐したM本の枝部とを有し、前記所定方向に移動可能に列毎に設けられたN本の第1のシャフトと、
前記筐体の前記直交方向に並列された前記N列の支持体の全てに跨がって延設された幹部と、当該幹部から前記N列の支持体のそれぞれに対して分岐したN本の枝部とを有し、前記所定方向に移動可能に段毎に設けられたM本の第2のシャフトと、を備え、
通函に、前記第1のシャフトの前記枝部と係合する第1の穴と、前記第2のシャフトの前記枝部と係合する第2の穴とが設けられており、
前記第1のシャフトの前記所定方向の移動によって、当該第1のシャフトの前記枝部と前記第1の穴との係合/非係合を切り換え可能であると共に、前記第2のシャフトの前記所定方向の移動によって、当該第2のシャフトの前記枝部と前記第2の穴との係合/非係合を切り換え可能である、ものである。
また、本開示の一態様に係る配送車両は、
棚を備えた配送車両であって、
前記棚は、筐体と、前記筐体の内部において、奥行き方向に延設されると共に、上下方向又は左右方向のいずれか一方である所定方向に等間隔にM(但し、Mは3以上の整数)段並設されたM対の支持体と、前記M対の支持体のそれぞれに沿って、スライド可能に支持されつつ、収容された通函をロックするロック機構と、を有し、予め規定された1又は複数のサイズの通函の全てを収容可能な棚であり、
前記M対の支持体は、前記筐体の前記所定方向と直交する直交方向にN(但し、Nは2以上の整数)列並設されており、前記棚は、最大(M×N)個の通函を収容可能であり、
前記ロック機構は、
前記所定方向に並列された前記M対の支持体の全てに跨がって延設された幹部と、当該幹部から前記M対の支持体のそれぞれに対して分岐したM本の枝部とを有し、前記所定方向に移動可能に列毎に設けられたN本の第1のシャフトと、
前記筐体の前記直交方向に並列された前記N列の支持体の全てに跨がって延設された幹部と、当該幹部から前記N列の支持体のそれぞれに対して分岐したN本の枝部とを有し、前記所定方向に移動可能に段毎に設けられたM本の第2のシャフトと、を備え、
通函に、前記第1のシャフトの前記枝部と係合する第1の穴と、前記第2のシャフトの前記枝部と係合する第2の穴とが設けられており、
前記第1のシャフトの前記所定方向の移動によって、当該第1のシャフトの前記枝部と前記第1の穴との係合/非係合を切り換え可能であると共に、前記第2のシャフトの前記所定方向の移動によって、当該第2のシャフトの前記枝部と前記第2の穴との係合/非係合を切り換え可能である、ものである。
上記のように、本開示の一態様では、予め規定された1又は複数のサイズの通函の全てを収容可能な棚において、N本の第1のシャフト及びM本の第2のシャフトのそれぞれを所定方向に移動させることで、いずれかの通函についてのロックを解除できる構成を採用し、ロック解除のために動作させる箇所を少なくしている。そのため、製造コストをできるだけ抑え、各通函を独立して容易に施錠/開錠させることができる。
前記支持体の上を、前記通函から前記直交方向の外側に突出した突出部が摺動し、前記突出部に前記第1の穴及び前記第2の穴が設けられているようにしてもよい。
このような構成によって、通函の突出部を利用してロックを行うことができる。
前記ロック機構は、前記N本の第1のシャフト及び前記M本の第2のシャフトのそれぞれを個別に電気的に駆動する駆動源を有するようにしてもよい。
このような構成によって、(M×N)対の支持体のそれぞれに駆動源を設けるロック機構よりも駆動源の数を{M×N-(M+N)}個減らすことができ、配送用棚の製造コストを抑制して、各通函を独立して施錠/開錠させることができる。
前記配送車両は、自律走行車両でもよい。このような構成によって、配送コストを低減できる。
本開示によれば、予め規定された1又は複数のサイズの通函の全てを収容可能な棚において、製造コストをできるだけ抑え、各通函を独立して容易に施錠/開錠させることが可能な配送用棚及び配送車両を提供できる。
第1の実施形態に係る配送車両の一例を示す模式側面図である。 第1の実施形態に係る配送車両に収容される通函の一例を示す模式斜視図である。 第1の実施形態に係る配送車両におけるロック機構の一例を示す模式斜視図である。 図3のロック機構における駆動対象及び駆動方向と施錠/開錠状態との関係を示す表である。 第1の実施形態に係る配送車両におけるレール及びロック機構の一例を示す模式側面図である。 第1の実施形態に係る配送車両におけるレール及びロック機構の一例を示す模式側面図である。 第1の実施形態に係る配送車両におけるレール及びロック機構の一例を示す模式側面図である。 第1の実施形態に係る配送車両におけるレール及びロック機構の一例を示す模式側面図である。 第2の実施形態に係る配送車両の模式側面図である。 移送ロボットの模式側面図である。 第3の実施形態に係る配送用棚の一例を示す模式側面図である。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る配送車両の一例を示す模式側面図である。なお、当然のことながら、図1及びその他の図に示した右手系xyz直交座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。通常、z軸正向きが鉛直上向き、xy平面が水平面であり、図面間で共通である。
図1に示すように、本実施形態に係る配送車両1は、棚10及び2対の車輪W11,W12を備え、物品を搬送する車両である。2対の車輪W11,W12は棚10の筐体11の下側に回転可能に固定されており、モータ等の駆動源(不図示)によって駆動される。無論、車輪の数は問わず、また車輪を備えずとも高圧空気により浮揚させて移動させる構成など、他の構成を採用することもできる。
ここで、配送車両1は、棚10等に関する各種制御を行う制御部(図示せず)を備えることができる。この各種制御には、配送車両1における車輪W11,W12の駆動の制御や、後述するロック機構30によるロック(施錠)/ロック解除(開錠)の制御も含むことができる。この制御部は、それぞれ例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算部と、各種制御プログラムやデータ等が格納されたRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶部と、を備えることができる。すなわち、この制御部はコンピュータとしての機能を有することができる。この制御部は集積回路を含んで構成されることができる。
本実施形態に係る配送車両1が備える棚10は、予め規定された複数サイズの通函21,22,23等の全てを収容可能な棚である。なお、図1は側面図であるが、理解を容易にするため、通函21~23をハッチングして示しており、後述する図9、図11も同様である。
配送対象の物品は、その物品が収容できるサイズの通函に収容されて配送されることになる。通函21,22,23等の収容される通函は、何ら限定されないが、例えばプラスチック製、段ボール製、木製、金属製等であり、繰り返し利用される。なお、物品は、通函そのものとすることもできるが、通常、通函に収納された状態で配送されることになる。
図1に示すように、棚10は、筐体11、及び筐体11の内部において、奥行き方向(x軸方向)に延設されると共に、高さ方向(z軸方向)に等間隔に並設されたM対のレール13を備えている。なお、配送車両1において筐体11は車体の一部を構成する。レール13は支持体の一例であり、ここでは3対のレール13が設けられた例を挙げている。但し、M(但し、Mは3以上の整数)対の支持体が、筐体11の内部において、奥行き方向に延設されると共に高さ方向(上下方向)に等間隔(以下、間隔B)にM段になるように並設されていればよい。
本実施形態では、予め規定された複数サイズの通函21~23は、いずれもy軸方向の幅及びx軸方向の奥行きが共通である。他方、通函21,22と通函23とは、z軸方向の高さが異なる。最もサイズの小さい通函21,22の高さは、z軸方向において隣接するレール13同士の間隔、つまり間隔Bに合わせて設計されている。当然のことながら、通函21,22の高さは、当該レール13同士の間隔Bよりも小さい。通函23の高さは、通函21の高さの約3倍になるように設計されている。すなわち、予め規定された複数サイズの通函の高さは、z軸方向において隣接するレール13同士の間隔の約整数倍になるように設計されている。
なお、図1に示した本構成例では、通函のサイズが、2種類であるが、3種類以上でもよい。図1の例では、通函21~23の他に、例えば通函21の高さの約2倍の高さを有する通函を別途設けてもよい。
また、棚10には、補助部14もレール13に対向するように設けられている。ここで、レール13及び補助部14は、筐体11の内面及び仕切板12cから略垂直に立ち上がるように設けられている。
また、上記のM対のレール13は、筐体11の幅方向(上下方向と直交する直交方向)にN(但し、Nは2以上の整数)列並設されているものとする。これにより、棚10は、最大(M×N)個の通函を収容可能となっている。図1に示す構成例では、M=3、N=2である。
N列のそれぞれに対し、M対のレール13を配設するため、棚10は列を仕切るための仕切板12cを備える。図1に示すように、仕切板12cは、筐体11を構成する前面板12b及び背面板12aに平行に(すなわちxz平面に平行に)、かつ、筐体11の一方の側面から他方の側面に至るように、設けられている。ここで、筐体11の前面板12b及び背面板12aと隣接する仕切板12cとの間隔(並びに、Nが3以上の整数である場合には仕切板同士の間隔)が等しくなるように仕切板12cが設けられている。
このように、棚10において、M対のレール13は、筐体11の内面(前面板12b、背面板12a)及び仕切板12cでなる各列について、奥行き方向(x軸方向)に延設されると共に、高さ方向(z軸方向)に等間隔Bに並設されている。これにより、図1で示す本構成例では、筐体11の内部の幅とほぼ同じ幅で且つ高さ方向の間隔Bのほぼ整数倍数(但し、この例では1倍~3倍)の高さの通函であれば、各レール13,13に沿ってどのようなサイズの通函でも全て収容可能となる。よって、本構成例では、予め規定された複数サイズの通函21~23を用いた配送を効率化できる。
次に、本構成例における通函のレール13を用いた収容について具体的に説明する。
まず、筐体11は、z軸正方向側に設けられた天板、z軸負方向側に設けられた底板、y軸正方向側に設けられた前面板12b、y軸負方向側に設けられた背面板12aが一体に形成された構成を有している。すなわち、筐体11の両側面は、通函21~23を出し入れ可能なように開放されている。また、開放されている筐体11の両側面に、開閉可能な扉が設けられていてもよい。なお、筐体11の一方の側面は閉じられていてもよい。
そして、一対のレール13は、筐体11の前面板12b、仕切板12cのそれぞれからあるいは背面板12a、仕切板12cのそれぞれから、略垂直に立ち上がるように設けられている。なお、レール13は、通函21~23を支持できればよいため、奥行き方向(x軸方向)に不連続に延設されていてもよい。あるいは、レール13に代えて、短尺の支持体が、奥行き方向(x軸方向)に整列するように配置されていてもよい。さらに、支持体が磁石から構成されており、通函21~23の一部又は全体を吸引するような構成でもよい。
通函21の出し入れは、隣接して対向する一対のレール13上を、通函21から幅方向外側に突出した突出部21sa,21sbが摺動することによって可能となる。ここで、通函21の突出部21sa,21sbはレール13に載置された状態で収容されるが、この収容を行うに際し、レール13とでそれぞれ突出部21sa,21sbを挟持できるように押さえる補助部14が設けられている。補助部14は、レール13とz軸方向において対向するように設けられている。突出部21sa,21sbのそれぞれに対応する一対のレール13、一対の補助部14はいずれも、背面板12a、仕切板12cのそれぞれから略垂直に立ち上がるように設けられている。なお、通函22,23の出し入れについても同様であり、レール13上を摺動することによりなされる。
次に、本実施形態の主たる特徴の一つであるロック機構30について説明する。
本実施形態では、棚10は、M対のレール13のそれぞれに沿ってスライド可能に支持されつつ収容された通函21~23をロックするロック機構30を備える。
ロック機構30は、例えば、仕切板12cの背面板12a側の機構30aと、前面板12bの仕切板12c側の機構30bと、背面板12a側の列(左列)で且つ上段、中段、下段のそれぞれをロックする機構30c、機構30d、機構30eと、に分けて設けられることができる。機構30aは、左列の上段、中段、下段を一度にロックする機構であり、機構30bは、前面板12b側の列(右列)の上段、中段、下段を一度にロックする機構である。機構30a、機構30b、機構30c~30eは、概略的に図1の破線で囲まれる領域に配設されることができる。機構30a~30eがいずれも図1のx軸負方向側に位置する例を挙げるが、各機構のx軸方向の位置は、後述する通函21~23の穴の位置に対応していれば問わず、また機構30a~30e間でのx軸方向の位置は全て又は一部、互いに異ならせることができる。
ロック機構30の詳細について説明するに先立ち、まず図2を参照して、機構30a~30eに対応した通函21の構成例について説明する。なお、通函22,23等の他の通函についてもそのサイズ以外は基本的に同様の形状を採用することが、配送作業上、望ましい。図2は、第1の実施形態に係る配送車両1の棚10に収容される通函の一例を示す模式斜視図である。
図2でその形状を例示するように、通函21はレール13上の摺動を可能にする突出部21sa,21sbを有することができる。つまり、通函21は、レール13の上を、通函21から幅方向外側に突出した突出部21sa,21sbが摺動するように構成されることができる。ここで、幅方向は、上下方向と直交する方向であり、無論、レール13上を摺動するため、奥行き方向とも直交する方向を指す。
さらに、図2に示すように、突出部21sa、突出部21sbにはそれぞれ穴21a、穴21bが設けられている。ロック機構30では、後述するように、このような通函21の突出部21sa,21sbを利用してロックを行う。なお、図示しないが、通函21は、突出部21sa,21sbまで覆うような蓋部を有することができ、そのような蓋部を設ける場合には、蓋部においても、突出部21sa,21sbの穴21a,21bのそれぞれに対応する位置に穴を設けておくとよい。
無論、通函22,23は、通函21と区別なくレール13上に収容されるものであるため、同様に、同じ位置に穴21a,21bが設けられた突出部が設けられることになる。
なお、図2では、便宜上、穴21a,21bが設けられる領域の他の例として、それぞれ領域21c,21dを図示している。また、本構成例と異なり、穴を3つ設ける場合には例えば穴21a,21bと領域21c又は領域21dに設けた穴とすることができ、穴を4つ設ける場合には例えば穴21a,21bと領域21c,21dのそれぞれに設けた穴とすることもできる。
また、通函21~23には、持ち運び用の取っ手が設けられていてもよい。この持ち運び用の取っ手は、通函21~23を引き出しとして用いるための引き出し用の取っ手とは異なる。通函21について説明すると、この取っ手は、例えば突出部21sa,21sbのそれぞれの中央付近(穴21a,21bの間、領域21eの付近)に設けた、手を入れて把持することができる程度の大きさの貫通穴とすることができる。
次に、図3及び図4を参照しながらロック機構30を構成する機構30a~30eの詳細について説明する。図3は配送車両1におけるロック機構30の一例を示す模式斜視図で、図4は図3のロック機構を構成する各機構30a~30eにおける駆動対象及び駆動方向と施錠/開錠状態との関係を示す表である。
ロック機構30は、機構30a,30bに対応するN本の第1シャフトと、機構30c~30eに対応するM本の第2シャフトと、を備えることができる。ここで、本構成例ではN=2、M=3である。
第1シャフトは、上下方向に並列されたM対のレール13の全てに跨がって延設された幹部と、当該幹部からM対のレール13のそれぞれに対して分岐したM本の枝部とを有し、上下動可能に列毎に設けられる。
図3の例では、y軸負方向側(左側)の列についての第1シャフトは、図1の機構30aとして、幹部31aと枝部32a-1,32a-2,32a-3とを有することができる。枝部32a-1は左側の列における上段の一対のレール13に対して幹部31aから分岐したものであり、枝部32a-2は左側の列における中段の一対のレール13に対して幹部31aから分岐したものであり、枝部32a-3は左側の列における下段の一対のレール13に対して幹部31aから分岐したものである。
また、仕切板12cのy軸負方向側には枝部32a-1,32a-2,32a-3をそれぞれ上下動可能な状態で貫通させるために、それぞれ開口部12c-11,12c-21,12c-31が設けられている。
同様に、図3の例では、y軸正方向側(右側)の列についての第1シャフトは、図1の機構30bとして、幹部31bと枝部32b-1,32b-2,32b-3とを有することができる。枝部32b-1、枝部32b-2、枝部32b-3はそれぞれ、右側の列における上段の一対のレール13、中段の一対のレール13、下段の一対のレール13に対して幹部31bから分岐したものである。また、前面板12bのy軸負方向側には枝部32b-1,32b-2,32b-3をそれぞれ上下動可能な状態で貫通させるために、それぞれ開口部12b-1,12b-2,12b-3が設けられている。
通函21に設けられる穴21bは、第1シャフトの枝部32a-1,32a-2,32a-3,32b-1,32b-2,32b-3のいずれかと係合する第1の穴の一例である。通函21がどの列、どの段に収容されるかにより、穴21bがどの枝部と係合することになるかが変わることになる。
第2シャフトは、筐体11の幅方向に並列されたN列のレール13の全てに跨がって延設された幹部と、当該幹部からN列のレール13のそれぞれに対して分岐したN本の枝部とを有し、上下動可能に段毎に設けられる。
図3の例では、上段についての第2シャフトは、図1の機構30cとして、幹部31cと枝部32c-1,32c-2とを有することができる。枝部32c-1は上段における左側の列の一対のレール13に対して幹部31cから分岐したものであり、枝部32c-2は上段における右側の列の一対のレール13に対して幹部31cから分岐したものである。
同様に、図3の例では、中段についての第2シャフトは、図1の機構30dとして、幹部31dと枝部32d-1,32d-2とを有することができる。枝部32d-1は中段における左側の列の一対のレール13に対して幹部31dから分岐したものであり、枝部32d-2は中段における右側の列の一対のレール13に対して幹部31dから分岐したものである。
同様に、図3の例では、下段についての第2シャフトは、図1の機構30eとして、幹部31eと枝部32e-1,32e-2とを有することができる。枝部32e-1は下段における左側の列の一対のレール13に対して幹部31eから分岐したものであり、枝部32e-2は下段における右側の列の一対のレール13に対して幹部31eから分岐したものである。
また、背面板12aのy軸負方向側には枝部32c-1,32d-1,32e-1をそれぞれ上下動可能な状態で貫通させるために、それぞれ開口部12a-1,12a-2,12a-3が設けられている。また、仕切板12cのy軸正方向側には枝部32c-2,32d-2,32e-2をそれぞれ上下動可能な状態で貫通させるために、それぞれ開口部12c-12,12c-22,12c-32が設けられている。
通函21に設けられる穴21aは、第2のシャフトの枝部32c-1,32c-2,32d-1,32d-2,32e-1,32e-2のいずれかと係合する第2の穴の一例である。通函21がどの列、どの段に収容されるかにより、穴21aがどの枝部と係合することになるかが変わることになる。
このように、ロック機構30は、第1シャフトの上下動によって、当該第1シャフトの枝部と第1穴との係合/非係合を切り換え可能であると共に、第2シャフトの上下動によって、当該第2シャフトの枝部と第2穴との係合/非係合を切り換え可能になっている。
具体的には、図4で示すように、枝部32a-1,32a-2を伴う幹部31aと枝部32c-1,32c-2を伴う幹部31cとを上方向に移動(UP)させ、他の幹部32b,32d,32eを下方向に移動(DOWN)させるように駆動さえることで、左上(左列の上段)の収容場所が開錠状態となり、残りの5箇所の収容場所が施錠状態となる。その他同様に、図4で示すように各収容場所について、残りの5箇所の収容場所を施錠状態に保ったまま開錠状態とすることができる。また、図4で示すように、全ての幹部31a,31b,31c,31d,31eをUPさせることで全ての収容場所が開錠状態となり、逆にDOWNさせることで全ての収容場所が施錠状態となる。
なお、幹部31a~31eの形状やそれらから分岐する枝部の形状は問わず、上下動により通函の穴との係合/非係合が切り換えられ、且つそれらの上下動が互いに干渉しないものであればよい。例えば、上方向に移動することで枝部が通函の穴と係合するようにしてもよい。また、幹部31c~31eではいずれも、x軸正方向及びx軸負方向の双方から通函を出し入れし易くするために、上側において各列の枝部を繋いでいるが、無論下側において各列の枝部を繋いだ形状を採用することもできる。また、例えば棚10がx軸負方向側の側面において閉じた形状の場合には、幹部31c~31eが当該側面側で各列の枝部を繋ぐような形状を採用することもできる。また、図3では、幹部31a~31eやそれらから分岐する枝部について異なる太さの線で描いたが、これはそれらを分別して見易くするために過ぎない。
次に、図5~図8を参照しながら、レール13及び補助部14の構造の例と通函21の収容及びロック機構30におけるロック方法について説明する。図5~図8は、図1のy軸負方向側から見た、配送車両1におけるレール13及びロック機構30の機構31c~31eと通函21の一例を示す模式側面図である。なお、図6~図8においては、上段のレール13及び補助部14のみを図示し、他を省略している。
図5に示すように、レール13は、ローラレールであって、複数のローラ13rを備えている。ローラ13rは、例えばプラスチック製である。ローラ13rによって、通函21の突出部21saの下面とレール13との摩擦係数を小さくできると共に、突出部21saの摺動に伴う摩耗粉の発生を抑制できる。
また、図6に示すように、補助部14は、レール13とで突出部21saを挟持できるように押さえる部位であり、レール13と同様にローラレールとすることができ、例えばプラスチック製の複数のローラ14rを備えることができる。ローラ14rによって、通函21の突出部21saの上面と補助部14との摩擦係数を小さくできると共に、突出部21saの摺動に伴う摩耗粉の発生を抑制できる。なお、通函21の収容時には、突出部21sbも突出部21saと同様に、レール13と補助部14とにより挟持された状態となっている。
そして、図5の白抜き矢印で示すように、3本の第2シャフトは、つまり3つの幹部31c~31eいずれも個別に上下動が可能な状態で配設されている。例えば、幹部31c及び枝部32c-1,32c-2でなるシャフトの上下動は、その幹部31cの最上端付近など、所定の箇所に電気的な駆動源(アクチュエータ等)を接続しておくことで実現でき、他の第2シャフトについても同様であり、他の第1シャフトについても同様である。
このように、ロック機構30は、図示しないが、N本(図3の例では2本)の第1シャフト及びM本(図3の例では3本)の第2シャフトのそれぞれを個別に電気的に駆動する駆動源((N+M)個の駆動源)を有することができる。換言すれば、ロック機構30は、(N+M)個のソレノイドロック等の電気錠を有することができる。
また、シャフトの上下動を可能にする空間を確保するため、図5に示すように、各段の補助部14は、枝部32c-1,32d-1,32e-1をそれぞれ緩挿するための穴(貫通穴)14aを有することができる。
また、図3及び図5の例では、枝部32c-1,32d-1,32e-1はいずれも下向きに折れ曲がった(延伸された)L字状の形状となっている。よって、例えば、幹部31cを下げることで、枝部32c-1と穴14a及び通函21の穴21aとが係合されることになり、幹部31cを上げることでその係合が解除されることになる。
なお、穴21a,21bは、貫通穴とすることができるが有底の穴であってもよい。換言すれば、枝部32c-1等は、穴21aに係合される形状を有しており、例えば枝部32a-1等は穴21bに係合される形状を有している。これらの係合は、例えば緩挿されることによる係合とすることができる。
本実施形態では、上述のような駆動源を備えることにより、最大(M×N)個収容できる全ての通函について駆動源を有するロック機構を設けた場合に比べ、駆動源の数を(M+N)個に減らし製造コストを抑えて、各通函を独立して施錠/開錠させることができる。
また、幹部31c,31d,31e、及び不図示の幹部31a,31bは、その軸(シャフト軸)を中心に回動可能に配設されることもできる。このような回動機構を備えることにより、枝部が通函21の突出部21sa,21sbの挿入(収容)や取り出し時に干渉しないようにすることができる。但し、枝部による干渉防止の構造はこのような幹部を回動させる構造を採用しなくても、図3及び図5で図示したように単純に、非係合時、枝部の先端と突出部との間を或る程度離間させて配置させておけばよい。
なお、便宜上、側面図である図5~図8では、枝部及び穴21a及び穴14aのx軸方向の位置が幹部のx軸方向の位置と異なるように図示しているが、図3で枝部と当該枝部の分岐する位置における幹部とを平行に描いたように、それらのx軸方向の位置は一致させることができる。
次に、上述のような構成のロック機構30及び通函21について、通函21の筐体11への挿入時のロックの手順について説明する。まず、図5に示す通函21の未挿入状態から、図6に示すように通函21をレール13上で摺動させながら挿入される。通函21は、レール13上を摺動させる間、図6に示すようにロックが解除された状態となっている。そのため、挿入開始前及び挿入中において、枝部32c-1,32d-1,32e-1はいずれも上方向に退避した状態となっている。
他方、図7に示すように、通函21がレール13上における所定の位置(収容位置)に停止した状態で、ロック機構30を作動させ、図8に示すようにロックさせることができる。具体的には、枝部32c-1が図7の状態から下方向に移動し、通函21の突出部21saに設けられた穴21aに係合することによって、通函21が筐体11に固定される。このとき、枝部32c-1は補助部14に設けられた穴14aにも係合される。また、係合時、通函21に蓋部(不図示)を設けていた場合には同時に通函21の蓋部もロックされる。当然のことながら、ロック機構30を通函21について解除すれば、図7に示したように、通函21を再度移動させることができる。
以上、図5~図8を参照しながら、穴21aと枝部32c-1との係合についてのみ説明したが、通函21の突出部21sbに設けられた穴21bに対する枝部32a-1の係合など、他の通函、他の列、他の段についての係合についても同様である。但し、幹部31a及びそこから分岐する枝部を有する機構30aについては、上述したように幹部31aではいずれも分岐した枝部が同時に上下動することになり、機構30bについても同様である。
また、図3では、第1シャフトが図1の機構30a,30bで示す領域に、第2シャフトが図1の機構30c~30eで示す領域に設けられた例を挙げたが、これに限らない。例えば、ロック機構30は、シャフトの幹部間が干渉しないように、例えば図3のx軸負方向の端部に一部の幹部を這わせるように幹部を構成してもよく、その場合でも枝部が上下動することで通函側の穴との係合/非係合を切り換え可能になっていればよい。
また、係合時、枝部32c-1が穴14aにも係合される例を挙げたが、例えばローラ14rのz軸方向の高さを大きくとることで、この範囲内で穴21aへの枝部32c-1の係合/非係合を切り換えることができる。その場合、補助部14に穴14aを設ける必要はない。また、レール13は、補助部14の穴14aに対応するxy平面上の位置にも穴を設けておくこともでき、当該穴まで枝部を係合させることで強固な係合を実施することができる。また、レール13及び補助部14は、幹部を貫通させるための貫通穴を備えるようにしておくこともできる。
また、図2及び図6~図8で例示したように、突出部21sa,21sbの長手方向端部(より好ましくは奥行き方向の端部)に穴21a,21bが設けられているようにしてもよい。このような構成によって、通函21を定位置までスライドさせた状態でロックを行うことができ、途中の状態でロックがなされる懸念を減らすことができる。
また、枝部32c-1等の枝部がL字状ではなくI字状(枝部から例えば垂直に折れ曲がった形状)のものとして、それぞれ突出部21sa,21sbの側面に設けた柱空間(断面積が半円状の柱空間)でなる穴(凹部)に回転により挿入される回転式のロック機構でもよい。この場合、その凹部を形成するために突出部21sa,21sbの厚みは大きくなる。
以上に説明したように、本実施形態に係る配送車両1では、ロック機構30が上述のような枝部付きで上下動可能な、列毎のN本の第1シャフト及び段毎のM本の第2シャフトを備える。そして、ロック機構30では、第1シャフトの上下動によって当該第1シャフトの枝部と第1の穴との係合/非係合を切り換え可能であると共に、第2シャフトの上下動によって当該第2のシャフトの枝部と第2の穴との係合/非係合を切り換え可能である。
そのため、ロック機構30では、通函の第1の穴と第1シャフトの枝部とを非係合とすると共に、当該通函の第2の穴と第2シャフトの枝部とを非係合とすることによって、当該通函のみをロック解除できる。すなわち、ロック機構30では、N列においてM対のレール13のそれぞれに収容された通函について、そのいずれか1つのみをロック解除させることができる。
また、ロック機構30では、N本の第1シャフト及びM本の第2シャフトのそれぞれを駆動源によって上下動させればよい。そのため、(M×N)対の支持体のそれぞれに駆動源を設けるロック機構よりも駆動源の数を{M×N-(M+N)}個減らすことができ、棚10の製造コストを抑制でき、配送車両1の製造コストを抑制できる。
また、レール(支持体)13が配設される間隔Bは各列で同じとすることが管理上及び配送作業上、好ましいが、間隔Bを各列で異ならせることもできる。また、各列の幅(y軸方向の距離)は異ならせることができるが、揃えることで効率的な配送が可能となる。
また、本実施形態において、棚10が予め規定された複数サイズの通函(例えば通函21~23)の全てを収容可能であることを前提として説明したが、無論、棚10は、予め規定された1つのサイズの通函を収容可能な棚であっても、上記1つのサイズの通函を用いた配送を効率化でき、またロック機構による効果も同様に奏する。予め規定された1つのサイズの通函を収容可能な棚を採用する場合、図示しないが、同様にいずれの列についてもM対のレール(支持体)13が高さ方向(z軸方向)に等間隔に並設されるものの、この等間隔が上記1つのサイズの通函の高さとほぼ一致するようになる。
また、本実施形態において、M対の支持体が上下方向に等間隔にM段並設され、N本の第1シャフト及びM本の第2シャフトのそれぞれを駆動源によって上下動(上下方向に移動)させることを前提とした。しかし、M対の支持体は左右方向(水平方向のうち奥行き方向とは垂直な方向)に等間隔にM段併設され、それらが筐体の上下方向にN列併設され、N本の第1シャフト及びM本の第2シャフトのそれぞれを駆動源によって左右動(左右方向に移動)させるようにしてもよく、そのような構成においても同様の効果を奏する。つまり、M対の支持体は、筐体の内部において、奥行き方向に延設されると共に、上下方向又は左右方向のいずれか一方である所定方向に等間隔にM(Mは3以上の整数)段並設され、それらが筐体の上記所定方向と直交する直交方向にN列(Nは2以上の整数)併設されることができる。
なお、このような構成の棚は、その詳細については省略するが、例えば図1の棚10を左周りに90度回転させた状態の棚であるが、通函はその開口部が上を向くものを採用すればよい。あるいは、開口部を閉じる蓋を有する通函を採用することでも通函内の物品が落ちる恐れを防ぐことができる。
以上に説明したように、本実施形態では、予め規定された1又は複数のサイズの通函の全てを収容可能な棚において、レール13の対の数(M×N)より少ない数(M+N)のシャフトのいずれか1又は複数を所定方向に移動させることで、いずれかの通函についてのロックを解除できる構成を採用している。このような構成は、ロック解除のために動作させる箇所を少なくしているため、製造コストをできるだけ抑え、各通函を独立して容易に施錠/開錠させることができる。
なお、駆動源により電気的に第1シャフト及び第2シャフトが駆動されることを前提として説明したが、本実施形態は、駆動源を有さず手動で施錠/開錠を行うロック機構を採用することもできる。例えば、ロック機構30は、いずれも枝部を有する幹部31a,31b,31c,31d,31eを機械的に手動で動作させる機構とすることができる。つまり、ロック機構30は、ソレノイドロックを含む機構に限定されず、通函21等の通函の動作を規制すると共に、通函をロックできるものであればよい。
本実施形態では、このような手動施錠/開錠を行う構成を採用した場合でも、複数存在するロック対象に対し、多くてもシャフトの数だけの操作部を設けておけば済み、製造コストを抑えることができる。さらに、この場合、複数の通函についての施錠/開錠の操作部を共通の領域にまとめることができるため、操作を行い易くなるといった利点もある。
また、配送車両1は、例えば自律走行(無人走行)車両とすることができる。なお、配送車両1における棚10の奥行き方向は、車両の左右方向又は前後方向となるが、車両が自律走行車両でない場合には、一般的に前方に運転席が配設されるため奥行き方向の奥側は、左右方向又は運転席側となる。
配送車両1を自律走行車両とすることによって、配送コストを低減できる。配送車両1は、例えば、車道はもちろんのこと、歩道等も走行可能であって、通函21~23を、降ろす場所又は移し替える場所の近傍まで配送できる。なお、例えば自律走行ができなくなった場合等には、配送車両1は遠隔操作されてもよい。また、配送者が、配送車両1を運転すると共に、配送車両1から移し替える場所まで、物品(すなわち通函21~23)を運んで移し替えてもよい。通函21~23を移し替える先は、例えば棚10と同様の棚とすることができる。
また、通函21~23には、物品を収容すると共に例えば注文識別情報idを付し、その状態で当該物品を配送することもできる。通函21~23に付される注文識別情報idは、例えば、文字、記号、バーコード、二次元コード、FRID(Radio Frequency IDentifier)等である。配送車両1の棚10又は配送車両1の他の部位には、例えば、通函21~23に付された注文識別情報idを読み取り可能なリーダ(不図示)を備えておくことができる。これにより、配送車両1の制御部は、荷下ろしを行う通函についてのロックを、注文識別情報idを指定して解除させるような制御も可能となる。
(第2の実施形態)
次に、図9及び図10を参照して、第2の実施形態に係る配送車両について説明する。図9は第2の実施形態に係る配送車両の模式側面図で、図10は移送ロボットの模式側面図である。
図9に示すように、本実施形態では、配送車両1が通函21~23を配送している間、配送車両1の下側に移送ロボット70が収容され、機械的もしくは電磁気的に連結されることができる。移送ロボット70は、配送車両1が棚10と同様の配送用棚の近傍に到着した後、配送車両1からその配送用棚へ通函21~23(すなわち物品)を移送する自律走行車両である。ロック機構30を電動制御としておくことで、移送に伴う積み卸しの際に施錠/開錠を通函毎に容易に実行することができる。
移送ロボット70は、図10に示すように、車輪W21,W22、本体部71、天板72、支柱73を備えている。2対の車輪W21,W22は本体部71の下側に回転可能に固定されており、モータ等の駆動源(不図示)によって駆動される。
図10に示すように、伸縮可能な支柱73を介して、天板72が本体部71に連結されている。天板72は、支柱73の上端に連結されており、移送ロボット70は、天板72に通函21~23を載置して、通函21~23を移送する。支柱73は、例えばテレスコピック型の伸縮機構を有しており、モータ等の駆動源(不図示)によって伸縮される。図10において白抜き矢印で示すように、支柱73の長さを変更することによって、天板72の高さを変更できる。そのため、配送車両1におけるあらゆる収容場所から、配送用棚におけるあらゆる収容場所へ通函21~23を移送できる。
ここで、移送ロボット70は、例えばマニピュレータ(不図示)を備えており、当該マニピュレータによって配送車両1から天板72上に通函21~23を移動させ、移送する。そして、当該マニピュレータによって、天板72上の通函21~23を配送用棚に移動させる。
なお、図9に示した構成において、移送ロボット70が動力源となって、配送車両1を移動させてもよい。すなわち、配送車両1が、車輪W11、W12を駆動する駆動源を有していなくてもよい。この際、複数(例えば2台)の移送ロボット70がy軸方向に並んで、配送車両1を移動させてもよい。他方、移送ロボット70は、配送車両1に搭載されてもよいし、配送車両1と伴走してもよい。
その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。また、本実施形態でも第1の実施形態で説明した様々な応用例が適用できる。
(第3の実施形態)
図11は、第3の実施形態に係る配送用棚の一例を示す模式正面図である。
図11に示すように、本実施形態に係る配送用棚10aは、図1及び図9の配送車両1に搭載した棚10と同じ構成を採用することができ、その詳細を省略するが、筐体11、仕切板12c、レール13、補助部14、及びロック機構30を備えることができる。
本実施形態に係る配送用棚10aは、配送車両1から通函21~23を移す先として設置しておくこと、あるいは配送車両1で配送させる通函21~23を事前に保管する棚として設置しておくことができる。すなわち、配送用棚10aは、通函21~23を用いた物品の配送における受取用としても発送用としても使用できる。なお、配送用棚10aにおいて、物品が取り出されて空になった通函21~23は、配送車両1によって適宜回収されることができる。
また、配送用棚10aは、屋外に設けられることができる。屋外の例として、配送用棚10aは、集合住宅の玄関部や廊下などに設置されていてもよい。さらに、配送用棚10aは、家屋に設置されればよく、屋内に設けられていてもよい。なお、家屋は集合住宅やオフィスビル等を含む。
なお、配送用棚10aは、家屋の外壁を貫通するように設けてもよい。そのような構成によって、配送された通函21~23を屋外から配送用棚10aに搬入できると共に、居住空間内において配送用棚10aから通函21~23を取り出せる。なお、居住空間はオフィス空間を含む。その場合、例えば、配送用棚10aの屋外側及び屋内側に開閉可能な外扉及び内扉(不図示)を設けると共に、外扉及び内扉が同時に開かないようにするインターロック機構を設けてもよい。これにより、家屋の居住者のプライバシーを保護できる。
その他、本実施形態に係る配送用棚は、第1、第2の実施形態で説明した様々な応用例が適用できる。
(その他)
上述の例において、各種制御プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、収容させる通函の高さは、配送の効率化を突き詰めず所定方向(図1では高さ方向)に空間を空けて収容することを許容すれば、間隔Bのほぼ倍数に限ったものではない。図1のように3対のレール13が設けられる例では、例えば高さがBの0.5倍、1.5倍、2.7倍などの通函であっても収容させることできる。
1 配送車両
10 棚
10a 配送用棚
11 筐体
12a 背面板
12a-1、12a-2、12a-3、12b-1、12b-2、12b-3、12c-11、12c-12、12c-21、12c-22、12c-31、12c-32 開口部
12b 前面板
12c 仕切板
13 支持体(レール)
13r ローラ
14 補助部
14a 穴
14r ローラ
21、22、23 通函
21a、21b 穴
21c、21d 領域
21sa、21sb 突出部
30 ロック機構
30a、30b、30c、30d、30e 機構
31a、31b、31c、31d、31e 幹部
32a-1、32a-2、32a-3、32b-1、32b-2、32b-3、32c-1、32c-2、32d-1、32d-2、32e-1、32e-2 枝部
70 移送ロボット
71 本体部
72 天板
73 支柱
W11、W12、W21、W22 車輪

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部において、奥行き方向に延設されると共に、上下方向又は左右方向のいずれか一方である所定方向に等間隔にM(但し、Mは3以上の整数)段並設されたM対の支持体と、
    前記M対の支持体のそれぞれに沿って、スライド可能に支持されつつ、収容された通函をロックするロック機構と、を備え、
    予め規定された1又は複数のサイズの通函の全てを収容可能な配送用棚であって、
    前記M対の支持体は、前記筐体の前記所定方向と直交する直交方向にN(但し、Nは2以上の整数)列並設されており、当該配送用棚は、最大(M×N)個の通函を収容可能であり、
    前記ロック機構は、
    前記所定方向に並列された前記M対の支持体の全てに跨がって延設された幹部と、当該幹部から前記M対の支持体のそれぞれに対して分岐したM本の枝部とを有し、前記所定方向に移動可能に列毎に設けられたN本の第1のシャフトと、
    前記筐体の前記直交方向に並列された前記N列の支持体の全てに跨がって延設された幹部と、当該幹部から前記N列の支持体のそれぞれに対して分岐したN本の枝部とを有し、前記所定方向に移動可能に段毎に設けられたM本の第2のシャフトと、を備え、
    通函に、前記第1のシャフトの前記枝部と係合する第1の穴と、前記第2のシャフトの前記枝部と係合する第2の穴とが設けられており、
    前記第1のシャフトの前記所定方向の移動によって、当該第1のシャフトの前記枝部と前記第1の穴との係合/非係合を切り換え可能であると共に、前記第2のシャフトの前記所定方向の移動によって、当該第2のシャフトの前記枝部と前記第2の穴との係合/非係合を切り換え可能である、
    配送用棚。
  2. 前記支持体の上を、前記通函から前記直交方向の外側に突出した突出部が摺動し、
    前記突出部に前記第1の穴及び前記第2の穴が設けられている、
    請求項1に記載の配送用棚。
  3. 前記ロック機構は、前記N本の第1のシャフト及び前記M本の第2のシャフトのそれぞれを個別に電気的に駆動する駆動源を有する、
    請求項1又は2に記載の配送用棚。
  4. 棚を備えた配送車両であって、
    前記棚は、筐体と、前記筐体の内部において、奥行き方向に延設されると共に、上下方向又は左右方向のいずれか一方である所定方向に等間隔にM(但し、Mは3以上の整数)段並設されたM対の支持体と、前記M対の支持体のそれぞれに沿って、スライド可能に支持されつつ、収容された通函をロックするロック機構と、を有し、予め規定された1又は複数のサイズの通函の全てを収容可能な棚であり、
    前記M対の支持体は、前記筐体の前記所定方向と直交する直交方向にN(但し、Nは2以上の整数)列並設されており、前記棚は、最大(M×N)個の通函を収容可能であり、
    前記ロック機構は、
    前記所定方向に並列された前記M対の支持体の全てに跨がって延設された幹部と、当該幹部から前記M対の支持体のそれぞれに対して分岐したM本の枝部とを有し、前記所定方向に移動可能に列毎に設けられたN本の第1のシャフトと、
    前記筐体の前記直交方向に並列された前記N列の支持体の全てに跨がって延設された幹部と、当該幹部から前記N列の支持体のそれぞれに対して分岐したN本の枝部とを有し、前記所定方向に移動可能に段毎に設けられたM本の第2のシャフトと、を備え、
    通函に、前記第1のシャフトの前記枝部と係合する第1の穴と、前記第2のシャフトの前記枝部と係合する第2の穴とが設けられており、
    前記第1のシャフトの前記所定方向の移動によって、当該第1のシャフトの前記枝部と前記第1の穴との係合/非係合を切り換え可能であると共に、前記第2のシャフトの前記所定方向の移動によって、当該第2のシャフトの前記枝部と前記第2の穴との係合/非係合を切り換え可能である、
    配送車両。
  5. 前記支持体の上を、前記通函から前記直交方向の外側に突出した突出部が摺動し、
    前記突出部に前記第1の穴及び前記第2の穴が設けられている、
    請求項4に記載の配送車両。
  6. 前記ロック機構は、前記N本の第1のシャフト及び前記M本の第2のシャフトのそれぞれを個別に電気的に駆動する駆動源を有する、
    請求項4又は5に記載の配送車両。
  7. 自律走行車両である、
    請求項4~6のいずれか1項に記載の配送車両。
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