JP4545588B2 - ワイパシステムを動作させる方法およびワイパシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ワイパシステムを動作させる方法、およびワイパシステムに関する。このワイパシステムは、ワイパブレードを保持するワイパアームに連結され、互いに独立に駆動し得る少なくとも2つのモータユニットと、これらのモータユニットを制御するコントローラと、このコントローラに接続され、ワイパアームの角度位置を求めるセンサユニットとを備える対向回転式、すなわちバタフライ式のワイパシステムである。
このような方法およびワイパシステムは、従来公知である。具体的には、用いられるモータユニットは、コントローラによって制御される可逆モータである。
このようなワイパシステムの利点は、ワイパブレードのそれぞれの回転軸間に、複雑でかさばるワイパロッドシステムを設けなくてもよいことである。そのため、拭取りの対象となるフロントガラス上の任意の位置で、互いに独立に、かつスペースをとらずに、ワイパブレードを配置し得る。その上、これらのワイパブレードは、任意の、あらかじめ規定可能な拭取り角を対象とすることができ、さらに、使用しないときには、保護待機位置に移動させることができる。
このようなワイパ装置における1つの問題は、ワイパブレードの角度位置を求めることに関する問題であり、このことは、ワイパブレードの衝突を防ぐために必要である。
公知のワイパシステムでは、通常、個々のワイパブレードの拭取り区域は重なり合う。対向回転式、すなわちバタフライ式のワイパシステムでは、最も上のワイパアーム、または最も上のワイパブレードの移動中に、最も下のワイパブレードと接触しないように、より大きく加速しなければならないという別の問題がある。下向きの移動中に、最も下のワイパブレードは、それに対応して、より速く移動しなければならない。そのため、モータユニットを適切に制御することが求められている。
ワイパブレードの角度位置を求めるために、様々な可能性が存在する。ワイパ軸のところで、例えば、出力信号が正弦波または余弦波の磁界センサなどのアナログ式回転角センサを使用することが考えられる。
しかし、この場合、送信機磁石の信号が温度に依存することが、不都合になることがわかっている。そのため、モータの温度または外の温度が高い場合には、ワイパアームの角度位置を正確に求めることはできず、ワイパブレードが衝突する恐れがある。この問題を多少とも解決するには、温度の較正が必要であるが、これは、比較的不正確であり、うまくいかないことが多い。
ワイパアームまたはワイパブレードの角度位置を求める別の可能性は、インクリメンタルセンサ、特に方形TTL信号を有するデジタル式磁界センサを使用することである。しかし、このようなセンサを使用することは、計数を開始するために、基準点をあらかじめ定義しなければならないので不利である。
例えば、ワイパシステムに電源が入っていないか、あるいは、ワイパシステムが、車両用バッテリなどの電源から切り離されている間に、ワイパアームが手動で調整される場合、インクリメンタルセンサは、これを考慮に入れることができない。したがって、システムが起動されるとき、ワイパアームまたはワイパブレードの不正確な角度位置が、基礎として用いられる。
したがって、本発明の目的は、ワイパブレードの角度位置を、確実かつ簡単に求めることができるワイパシステムの動作方法、およびワイパシステムを提供することである。
この目的を達成するために、本発明は、ワイパブレードの拭取り角が、複数の角度ゾーンにまたがり、一方では、それぞれのワイパブレードが位置する角度ゾーンが偏向センサによって求められ、他方では、それぞれの角度ゾーン内でのそれぞれのワイパブレードの角度が、相対センサによって求められることを特徴とする上記で説明したタイプの方法を提案するものである。
こうすると、絶対センサを使用することによって、ワイパブレードまたはワイパアームが、どの角度ゾーンに位置しているかを、常に確実に求めることができるという利点が得られる。さらに、それぞれの角度ゾーン内でのワイパブレードの角度も求められる。
したがって、それぞれのワイパブレードの実際の角度位置は、第1に、それぞれの角度ゾーンと、第2に、この角度ゾーン内でのそれぞれの角度からなる。電力の供給が短時間途絶えるなどの理由で、角度ゾーン内での角度が正確に求まらない場合でも、それぞれのワイパブレードが位置する角度ゾーンに基づいて、それぞれのワイパブレードが、ワイパ角度のどの区域に、すなわちどの角度ゾーンに位置しているかを求めることができる。
ここで、ワイパブレードが、1つの角度ゾーンから隣接する角度ゾーンに横切るとき、この第2角度ゾーン内での角度がリセットされると有利である。したがって、2つの角度ゾーンの境界線を横切るとき、それぞれの角度ゾーン内での角度は、ゼロを始点として求められる。そのため、2つの角度ゾーンの境界は、それぞれ、角度ゾーン内での角度を求めるための基準点を形成する。
ワイパシステムまたは車両を始動したとき、各ワイパブレードがどの角度ゾーンに位置しているかが求められると、特に有利である。
この場合、それぞれのゾーン内での角度は不可欠ではない。それぞれの角度ゾーンから開始し、次いで、ワイパブレードが衝突することなく、それぞれの隣接する角度ゾーン内に移動するように、モータユニットを制御する制御シーケンスが、コントローラ内に供給される。2つの角度ゾーンの境界線を横切るとき、ワイパブレードが入る角度ゾーンに関して、この角度ゾーン内での角度が求められる。したがって、ワイパブレードが新しい角度ゾーンに入る時点から、それぞれのワイパブレードの実際の角度位置がわかる。
このような方法は、車両に電力が供給されていない場合や、電力の供給が途絶えた場合、あるいは、ワイパブレードまたはワイパアームが手動で調整される場合でさえ、ワイパブレードが衝突することなく、それらを、それぞれのワイパブレードが位置する角度ゾーンから隣接する角度ゾーンに移動させることが可能であるという利点を有する。
したがって、ワイパシステムまたは車両が始動されたすぐ後に、すなわち、ワイパブレードが1つの角度ゾーンから別の角度ゾーンに横切るときに、ワイパブレードの実際の角度位置を求めることができる。
さらに有利な方法は、制御シーケンスにより、ワイパブレードが移動して、待機位置に案内されることである。この場合、車両が始動されるとき、どの角度ゾーンにそれぞれのワイパブレードが位置するかを確認するための検査が行われると有利である。ワイパブレードが、待機位置などの所定の角度ゾーンに位置していない場合、供給された制御シーケンスによって、ワイパブレードをそれらの待機位置に案内する。
さらに、上記の目的は、本発明による方法を実行するのに適していることを特徴とするワイパシステムによって達成される。
1つの有利なワイパシステムは、各ワイパアームが、それぞれの角度ゾーンを求める絶対センサと、角度ゾーン内での角度を求める相対センサとを有するセンサユニットを備え、2つの隣接する角度ゾーンの境界が、それぞれ、相対センサ用の基準点を形成することを特徴している。
したがって、実際の角度位置は、それぞれの角度ゾーンおよび角度ゾーン内での角度からなっている。2つの隣接する角度ゾーンの境界をそれぞれ横切るとき、インクリメンタルセンサをゼロにして、再度計数を開始する。その結果、実際の角度位置が、極めて高い信頼性で求められる。このように、ワイパブレードの位置を正確に求めるので、適切な制御によって、ワイパブレードの衝突をほぼなくすことができる。
絶対センサが、それぞれのワイパアームの旋回軸のところで、角度ゾーンを検出すると有利である。ワイパブレードの拭取り角は、通常、せいぜい160°〜180°であるので、絶対センサにより、旋回軸の角度範囲に、明瞭な角度ゾーンを割り当てることができる。
ここで、このセンサが、旋回軸に配置された磁気ホイールを備えるデジタル式磁界センサであり、この磁気ホイールが、相互にずらして配置された2つのセンサ素子によって走査されると有利である。有利なことには、この配置では、4つの異なるデジタル出力信号が生成される。
これらの信号は、次のようなものとするのがよい。
角度ゾーンZ1:センサ素子H1:Sおよびセンサ素子H2:S
角度ゾーンZ2:センサ素子H1:Nおよびセンサ素子H2:S
角度ゾーンZ3:センサ素子H1:Nおよびセンサ素子H2:N
角度ゾーンZ4:センサ素子H1:Sおよびセンサ素子H2:N
このようなセンサにおいて、磁気ホイールの極性の角度間隔の数、およびサイズ、ならびに磁界センサの数および角度間隔の配置を、それぞれのワイパブレードの拭取り角に適合させると有利である。
各拭取り角ごとに、その拭取り角を、4つのゾーンZ1、Z2、Z3、およびZ4に分割すると十分であることがわかっている。3つの2極磁界センサを設ける場合、最大で8個の角度ゾーンを検出し得る。
本発明によれば、相対センサにより、ギア変速機の上流のモータシャフトの回転スピードの検出を実現し得る。この場合の利点は、モータの従動シャフトの回転スピードが、ギア変速機の従動シャフトの回転スピードよりも何倍も速いということである。
相対センサが、デジタル式インクリメンタル磁界センサであると有利である。角度ゾーン内での角度についての所望の精度に応じて、この磁界センサによって、各角度ゾーンごとに検出する信号の数を、適宜多くすることができる。
ワイパブレードの拭取り角が、それぞれ、少なくとも3つの、好ましくは4つの角度ゾーン内にまたがっていると、1つの有利なワイパシステムが得られる。この場合、個々の角度ゾーンは、異なる角度範囲を対象とし得る。
これらの角度ゾーンを、同じサイズにする必要はない。最大拭取り角度が1つのゾーン内にあり、すなわち、ワイパブレードの折返し位置が1つのゾーン内にあり、かつゾーンの境界上にないと有利である。これによって、明瞭な割り当てが可能になる。
衝突する恐れがあるそれぞれの角度範囲(衝突区域)が、好ましくは3つの角度ゾーンに分割されていると有利であることがわかっている。
本発明の好ましい一実施形態では、コントローラ内で、様々なワイパブレードの拭取り角度ゾーンが、マトリックスの形で示されるように表われる。1つのワイパブレードの1つの角度ゾーンと、別のワイパブレードの1つの角度ゾーンが、それぞれ、このマトリックスの1つのフィールドを形成する。
こうするために、例えば、一方のワイパブレードのそれぞれの角度ゾーンを伴う拭取り角を、x軸上にプロットし、他方のワイパブレードのそれぞれの角度ゾーンを伴う拭取り角を、y軸上にプロットする。これら2つのワイパブレードの拭取り角を、それぞれ4つのゾーンに分割する場合、このマトリックスは、合計16個の角度フィールドを有する。
このマトリックスにワイパブレードの衝突区域を重ねると有利である。こうすると、どのフィールドで、かつどの角度位置でワイパブレードの衝突が生じ得るかが、簡単に分かる。
さらに、衝突区域の境界線が、あるフィールドを1回だけ通過するように、このマトリックスのフィールドを選択すると有利である。こうすると、境界線が通過するフィールドを、衝突が生じる副区域と、衝突が生じない副区域の2つの副区域に明確に分割し得るという利点が得られる。
このようにして、各フィールドごとに、ワイパブレードが衝突せずに移動するように、モータユニットを制御する移動シーケンスを明確に規定し得る。
合計9個のフィールドで衝突区域を覆うと、特に有利なマトリックスが得られることがわかっている。
マトリックス内の任意の可能なフィールドから開始して、それぞれの角度ゾーン内での角度が未知である状態で、制御シーケンスが供給される。この制御シーケンスは、フィールド内の任意の点から開始して、衝突区域を通過せずに、隣接するフィールド内にワイパブレードを移動させる。
こうすると、例えば、ワイパシステムまたは車両が始動されたとき、拭取りゾーン内での角度が未知である状態で、衝突が生じる恐れなしに、ワイパブレードが隣接するフィールド内に案内されるという利点が得られる。隣接するフィールドへの境界線を横切るとき、インクリメンタルセンサが、そのゾーン内での角度を求める処理を開始し、その後、ワイパアームの実際の角度位置を求めることができる。
図面を参照して、本発明についてより詳細に述べ、かつ説明する以下の説明により、本発明の別の有利な改善点および細部が理解されると思う。
図1は、本発明によるワイパシステム10を示す。このワイパシステムは、バタフライ式ワイパシステムとして設計されており、フロントガラス12上に配置された2つのワイパブレード14および16を有する。ワイパブレード14および16は、それぞれのワイパアーム18によって、それぞれの旋回軸20の周りで、それぞれの拭取り角α1およびα2だけ旋回し得る。
ワイパブレード14の角度範囲γ1では、ワイパブレード16と衝突する危険性がある。したがって、ワイパブレード16の角度範囲γ2では、ワイパブレード14と衝突する危険性がある。
ワイパシステム10は、2つのモータユニット22および24も備えている。モータユニット22は、ワイパブレード14を駆動するために設けられ、モータユニット24は、ワイパブレード16を駆動するために設けられている。
これら2つのモータユニット22および24は、それぞれ、可逆電動モータM1、M2、および電動モータM1、M2の下流に配置されたギア変速機G1、G2を備えている。これらのモータユニット22および24は、コントローラ26によって、ワイパブレード14、16のそれぞれの角度位置の関数として制御される。
ワイパブレード14、16の角度位置を求めるために、それぞれ絶対センサ28、30および相対センサ32、34を有するセンサユニットが設けられている。
2つのワイパブレード14、16の拭取り角α1およびα2は、それぞれ、4つの角度ゾーンZ1、Z2、Z3、およびZ4にまたがっている。これらのゾーンは、衝突角度γ1およびγ2が、それぞれ、3つの角度ゾーンZ1、Z2、およびZ3にまたがり、最大拭取り角度、またはワイパブレード14、16の折返し位置が、ゾーン4内にあるように選択される。
ワイパアーム18の旋回軸の領域内に配置された絶対センサ28、30を使用して、それぞれのワイパアーム18、またはそれぞれのワイパブレード14、16が、どの角度ゾーンZ1、Z2、Z3、またはZ4内に位置するかを求める。
相対センサ32、34は、それぞれの角度ゾーン内での角度δを求めるために設けられる。次いで、それぞれの実際の角度位置φを、φ=Z+δと求める。相対センサ32、34は、モータの従動シャフト、あるいはギア変速機の入力シャフトのところに配置されたインクリメンタルセンサとして設計すると有利である。
ゾーンZ1からZ4へのゾーン境界を横切るときには、これらの相対センサをゼロにリセットする。それぞれのセンサユニットの信号、すなわちセンサ28、30、32、34の信号は、コントローラ26の入力信号である。
絶対センサ24、28がデジタル式磁界センサであると有利である。相対センサ32、34が、デジタル式インクリメンタル磁界センサであると有利である。
磁界センサの代わりに、対応するデジタル測定結果が得られる他の任意のタイプのセンサを使用することも可能である。
図2は、考え得る1つの絶対センサ28、30を概略的に示す。磁化された磁気ホイール36に取り囲まれた旋回軸20が、断面で示されている。この磁気ホイールは、約70°の角度θNにわたって延びるN極区間38と、約290°の角度θSにわたって延びるS極区間40とを有する。磁気ホイール36は、相互に約20°の角度θHずらして配置された2つのセンサ素子H1およびH2によって走査される。
これらのセンサ素子H1およびH2によって検出された信号は、線路44を介してコントローラ26に接続された求値ユニット42に供給される。求値ユニット42は、センサ素子H1およびH2によって検出されたデジタル信号の値(N極はプラス、S極はマイナス)を求める。このように検出された信号から、旋回軸20のそれぞれの角度ゾーン、および関連するワイパブレード14、16のそれぞれの角度ゾーンが求められる。
図2に示す求値テーブルから、センサ素子H1およびH2が、ともにS極を検出した場合には、ワイパブレード14または16が、角度ゾーンZ1内にあることがわかる。
軸20が時計回り(矢印45)の方向に回転する場合、センサ素子H1はN極を検出し、H2はS極を検出する。対応するワイパブレード14、16は、角度ゾーンZ2内に位置している。さらに回転すると、ワイパブレードは、ゾーンZ3内を通過し、センサ素子H1およびH2は、ともにN極を検出する。角度ゾーンZ4では、H1はS極を検出し、H2はN極を検出する。
拭取り角α1、α2に応じて、磁気ホイール36の極性の角度区間38、40の数およびサイズθS、θNは互いに異なる。また、これらは、ホールセンサの間隔θHにも依存する。
図3に、ワイパブレード14の角度位置φ1をx軸上にプロットし、角度位置φ2をy軸上にプロットしたマトリックスを示す。
図3からわかるように、拭取り角α1は、約105°、拭取り角α2は、約90°であり、拭取り角α1およびα2、すなわちワイパブレード14、16の折返し位置は、ゾーンZ4内にある。ゾーン4の端部は、拭取り角の外側、すなわちフロントガラスの外側にあり、それによって、ゾーン4の終了領域とゾーン3の開始領域の明確な区別が可能である。
一方のワイパブレード14のゾーン4は、φ1、すなわち約110°で終了し、他方のワイパブレード16のゾーン4は、φ2、すなわち約95°で終了する。
ゾーン4の終了領域が、拭取り角α1、α2の外側となるようにできない場合、別のホールセンサH3を使用して、別のゾーン(非衝突ゾーン)を設ける。この場合、全体として、拭取り角α1、α2が、それぞれ、合計して最大8個のゾーンにまたがるように、フロントガラスを分割し得る。こうすると、64個のフィールドからなるマトリックスが得られる。
ワイパブレード14と16が衝突し得る角度γ1およびγ2の値は、それぞれ、約80°と約40°である。拭取り角α1およびα2は、それぞれ、4つの角度ゾーンZ1〜Z4にまたがっている。この場合の分割は、角度ゾーンZ1〜Z3が角度γ1およびγ2を3つの部分に分割するように行う。ゾーンZ4は、それぞれ、ワイパブレード14、16の衝突が生じる恐れがない角度範囲を含む。一方のワイパアームに割り当てられた1つのゾーンと、他方のワイパアームに割り当てられた1つのゾーンが、それぞれ、マトリックスのあるフィールドを形成する。
全体として、x=1、2、3、4、y=1、2、3、4の16個のフィールド(x)(y)が得られる。ただし、xおよびyは、それぞれのワイパアームまたはワイパブレード14、16のそれぞれの角度ゾーンZ1〜Z4の指数である。
図3では、さらに、2つのワイパブレード14、16の衝突区域46をハッチングによって示している。角度位置φ1とφ2の角度の対が、この区域内にあると、ワイパブレード14、16の衝突が生じる。したがって、この区域46は避けるべき区域である。区域46は、上部境界線48と下部境界線50によって囲まれている。
x=1、2、3およびy=1、2、3のフィールド(x)(y)は、衝突区域46がこれら9個のフィールドにまたがるように配置される。ワイパブレード14、16のゾーンZ4で覆われる残りの7個のフィールドは、衝突区域46と重なり合わない。
2つの絶対センサ28、30によって、それぞれのワイパブレード14、16がどのフィールドに位置しているかを求めることができる。具体的には、ワイパシステム10または車両が始動されると、すぐに、絶対センサ28、30を使用することによって、ワイパブレード14、16がどのフィールドにあるかを直ちに検出し得る。
それぞれのフィールドから開始して、コントローラ26に制御シーケンスが供給され、その結果、ワイパブレード14、16の衝突が生じる恐れがない状態で、ワイパブレード14、16が移動する。図4は、この点に関する様々な例を示す。
図4は、衝突区域46がある9個のフィールドを拡大して示す。例として、例えばワイパシステム10が起動されたときにワイパブレード14、16が位置する角度位置の位置P1、P2、P3、およびP’3も示してある。
例えばワイパ装置10が起動されたときに、ワイパブレード14、16が、点P1が存在するフィールド(2)(2)に位置していることが確認された場合、コントローラ26に供給される制御シーケンスは、次のようなものとし得る。
点P1における角度φ2は、一定のままとし、ワイパブレード14の角度φ1を小さくする。次いで、図4に線で示すように、P1を垂直下向きに移動させる。フィールド(2)(1)への境界線を横切ると、すぐに、相対センサ32は計数を開始し、その結果、実際の角度位置が、φ1=Z1−δと求められる。φ1が所定の値に達した後、角度φ1は、一定のままとし、φ2を小さくする。
このようにして、点P1がマトリックス内を左側に移動する。フィールド(2)(1)と(1)(1)の境界線を横切るとすぐに、相対センサ34は計数を開始し、その結果、境界線を横切った後では、実際の角度位置φ2がわかる。衝突区域46がコントローラ26に格納されているので、コントローラ26には、フィールド(2)(2)から開始して、説明した手順により、常に、ワイパブレード14、16が衝突せずに移動することになることがわかっている。
ワイパ装置が起動されたときに絶対センサ28によって、ワイパブレード14がゾーンZ3内にあることが確認され、かつ、ワイパ装置10が起動されたときに絶対センサ24によって、ワイパブレード16がゾーンZ2内にあることが確認された場合、点P2がフィールド(2)(3)内に開始点として生成される。
ワイパブレード14、16が衝突する恐れがない状態で、フィールド(2)(3)からワイパブレード14、16の待機位置に移動するために、図4の点P2から開始する移動シーケンスが実行される。
まず、ワイパブレード16の角度φ2を一定に保ち、ワイパブレード14の角度φ1をほぼ90°に増加させる。フィールド(2)(3)の領域内では、角度φ1の実際の角度位置はまだ未知である。フィールド(2)(3)からフィールド(2)(4)への境界線を横切るときにのみ、相対センサ32がその基準値にリセットされ、実際の角度位置φ1=Z1+Z2+Z3+δが正確に求められる。
φ1の値がほぼ90°に達した後、φ1を一定に保ち、角度位置φ2がγ2よりも大きい値、例えば約40°に増加するように、モータM2を制御する。この値に達した後、φ2を一定に保ち、φ1を約2〜3°の値に減少させる。こうすると、ワイパブレード14がその待機位置に達する。
最後に、φ2を減少させ、すなわち、ワイパブレード16も移動させて、待機位置内に戻す。さらに、図4から、このような移動シーケンスによって、ゾーン(2,3)から開始して、衝突区域46が回避され、その結果、ワイパブレード14、16の衝突が生じないように、これらのワイパブレードが制御されることが明らかになる。
この移動シーケンスの場合には、実際の角度位置φ2は、フィールド(2,4)と(3,4)の境界線を横切った後でしか、正確にわからない。ここで、相対センサ34をゼロにリセットし、増分計数を開始する。
図4から、フィールド(2,3)から開始して、角度φ2を一定に保ちかつ角度φ1を増加させる格納された移動シーケンスによって、衝突が生じることなく、ワイパブレード14、16の移動を実現し得ることが明らかになる。
絶対センサ28、30によって、求値ユニット42が起動されるときに、ワイパブレード14、16が、フィールド(3)(3)内に位置することが確認された場合、最初は、ワイパブレード14、16が、上部境界線48の上の点P3(P3)に位置しているのか、あるいは、下部境界線50の下の点(P’3)に位置しているのかどうかはわからない。これは、両方の境界線、すなわち、上部境界線48および下部境界線50がフィールド(3)(3)を通過するという欠点が、フィールド(3)(3)にあるからである。
そうではあるが、ワイパブレード14、16を衝突させずに移動させることができるように、ワイパブレード14および16の角度φ1およびφ2を同時に増加させる移動シーケンスが提供される。
点P3または点P’3から開始して、次いで、点P3および点P’3を、図4に示す線に沿った角度で上向きに移動させる。この場合、点P3およびP’3を始点とする2本の線は互いに平行に進む。これらの線の傾きは、フィールド(3)(3)内でのワイパブレード14、16の場所にかかわらず、ワイパブレードが衝突しないように、すなわち、フィールド(3)(3)内の開始点P3またはP’3のいずれかを始点とする線が、衝突区域46と交差しないように選択される。フィールド(3)(3)の範囲を定める境界線を横切るとすぐに、対応する相対センサはゼロにリセットされる。
点P3から開始すると、数度進んだだけでフィールド(3)(4)への境界線を横切る。その結果、点P3が、フィールド(3)(3)の上部領域内に位置していたことが検出される。
次いで、角度φ1を一定に保ち、角度φ2を、フィールド(4)(4)に達するまで増加させる。ワイパブレード14、16の待機位置に移動するために、まず、角度φ1を約3°に減少させ、次いで、角度φ2を約0°に減少させる。
点P’3から開始すると、フィールド(4)(3)への境界線を横切るときに、点P’3が、フィールド(3)(3)の下部領域内に位置していたことが検出される。フィールド(4)(3)では、次いで、角度φ1を、フィールド(4)(1)に達するまで減少させる。
次いで、角度φ2を、ワイパブレード14、16の待機位置PSに達するまで減少させる。
上記で説明したワイパシステム10およびワイパシステム10を動作させる上記で説明した方法は、特に、ワイパシステム10または車両が始動されるときに、常にワイパブレード14、16を、それらが衝突することなく移動させて、それらの開始位置または待機位置PSに戻すことができるという利点を有する。
ワイパシステム10を開始させるとき、ワイパブレード14、16がどのフィールドに位置しているかがわかっている。そのフィールドに応じて、次いで、コントローラ26に格納された制御シーケンスを用いて、ワイパブレード14、16をそれらの対応する位置に移動させる。
例えば、フィールド(1)(2)、(1)(3)、(2)(3)から開始して、まず、角度φ1をゾーンZ4に達するまで増加させる。次いで、φ1を一定に保ち、角度φ2をゾーン(4)(4)に達するまで増加させる。その後、ワイパブレード14が待機位置に達するまで、角度φ1を減少させる。
その後、角度φ2を減少させることによって、同様にワイパブレード16を移動させて、待機位置に戻す。その結果、衝突区域46が確実に回避される。
ワイパブレード14、16が、ゾーン(1)(1)、(2)(1)、(2)(2)、(3)(2)内に位置する場合、まず、ワイパブレード14がその待機位置に入るまで、角度φ1を減少させる。その後、角度φ2を減少させることによって、同様にワイパブレード16を移動させて、待機位置に戻す。
フィールド(3)(3)は、1つの特殊な場合を表している。というのは、フィールド(3)(3)には、ワイパブレード14、16が存在し得る部分が上下にあるからである。したがって、この場合には、一方では角度φ1を増加させ、他方では角度φ2を増加させるように、これら2つのワイパブレード14、16を同時に移動させる。
コントローラ26に格納されたすべての移動シーケンスは、衝突区域46が存在しないフィールド、すなわち、フィールド(1)(4)、(2)(4)、(3)(4)、(4)(4)、(4)(3)、(4)(2)、(4)(1)、(3)(1)、(2)(1)、(1)(1)を通って、衝突区域46を回避するという共通の特徴を有する。
本発明によるワイパシステムを示す概略図である。 本発明によるワイパシステムのワイパブレードの角度ゾーンを求めるセンサを、関連する信号求値テーブルとともに示す概略図である。 拭取り角の様々な角度ゾーン、および関連する角度フィールドを有するマトリックスを示す図である。 図3からのマトリックスの拡大部分を、制御シーケンスとともに示す図である。
符号の説明
10 ワイパシステム
12 フロントガラス
14 ワイパブレード
16 ワイパブレード
18 ワイパアーム
20 旋回軸
22 モータユニット
24 モータユニット
26 コントローラ
28 絶対センサ
30 絶対センサ
32 相対センサ
34 相対センサ
36 磁気ホイール
38 N極区間
40 S極区間
42 求値ユニット
44 線路
45 時計回り方向
46 衝突区域
48 上部境界線
50 下部境界線
α1 拭取り角
α2 拭取り角
γ1 衝突角度
γ2 衝突角度
θH オフセット角
θN N極セクタの角度
1 ギア変速機
2 ギア変速機
1 センサ素子
2 センサ素子
1 電動モータ
2 電動モータ
1 角度位置
2 角度位置
3 角度位置
P’3 角度位置
PS 待機位置

Claims (17)

  1. バタフライ式のワイパシステムを動作させる方法であって、前記ワイパシステムが2本のワイパブレード(14)(16)を保持するワイパアーム(18)に連結され、互いに独立して駆動し得る少なくとも2つのモータユニット(22)(24)と、モータユニット(22)(24)を制御するコントローラ(26)と、コントローラ(26)に接続され、2本のワイパブレード(14)(16)の角度を検知する絶対センサ(28)(30)及び相対センサ(32)(34)から成り前記コントローラ(26)に接続されているセンサユニットを備えているバタフライ式のワイパシステムを動作させる方法であって、
    I:2本のワイパブレード(14)(16)の最大拭取り角度α 1 及びα 2 を、最大拭取り角度α 1 及びα 2 毎に、ウインドスクリーンに4個の角度ゾーン(Z 1 )(Z 2 )(Z 3 )(Z 4 )に分割すること、
    II:前記絶対センサ(28、30)に、前記2本のワイパブレード(14)(16)のそれぞれが位置している前記4個の角度ゾーン(Z 1 )(Z 2 )(Z 3 )(Z 4 )を検知させること、
    III:前記4個の角度ゾーン(Z 1 )(Z 2 )(Z 3 )(Z 4 )内の前記2本のワイパブレード(14)(16)の実際の角度(δ 1 ,δ 2 )を前記相対センサ(32,34)に検知させること、及び
    IV:前記絶対センサ(28,30)及び相対センサ(32、34)の両方の上方を組み合わせて2本のワイパブレード(14)(16)の正確な角度を確定することを含むバタフライ式のワイパシステムを動作させる方法。
  2. 前記絶対センサ(28,30)が、前記2本のワイパブレード(14)(16)が1つの角度ゾーン(Z 1 )(Z 2 )(Z 3 )(Z 4 )から隣接する角度ゾーン(Z 1 )(Z 2 )(Z 3 )(Z 4 )へ横切ったことを検知したとき、当該角度ゾーン(Z 1 )(Z 2 )(Z 3 )(Z 4 )内での前記2本のワイパブレード(14)(16)の実際の角度(δ 1 ,δ 2 )を検知する相対センサ(32,34)をリセットすることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. ワイパシステム(10)または車両が始動されるとき、2本のワイパブレード(14)(16)のそれぞれが位置している角度ゾーン(Z1)(Z2)(Z3)又は(Z4)を求め、それぞれの角度ゾーン(Z1)(Z2)(Z3)(Z4)から開始して、2本のワイパブレード(14)(16)が衝突することなく、それぞれの隣接する角度ゾーン(Z1)(Z2)(Z3)(Z4)内に移動するように、モータユニット(22)(24)を制御する制御シーケンスを、コントローラ(26)に供給することを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 制御シーケンスにより、2本のワイパブレード(14)(16)を移動させて、待機位置(PS)内に案内することを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. バタフライ式のワイパシステムであって、前記ワイパシステムが2本のワイパブレード(14)(16)を保持するワイパアーム(18)に連結され、互いに独立して駆動し得る少なくとも2つのモータユニット(22)(24)と、モータユニット(22)(24)を制御するコントローラ(26)と、コントローラ(26)に接続され、2本のワイパブレード(14)(16)の角度を検知する絶対センサ(28)(30)及び相対センサ(32)(34)を含み前記コントローラ(26)に接続されているセンサユニットとを備えていて、
    I:2本のワイパブレード(14)(16)の最大拭取り角度α 1 及びα 2 を、最大拭取り角度α 1 及びα 2 毎に、ウインドスクリーンに4個の角度ゾーン(Z 1 )(Z 2 )(Z 3 )(Z 4 )に分割し、
    II:前記絶対センサ(28、30)に、前記4個の角度ゾーン(Z 1 )(Z 2 )(Z 3 )(Z 4 )内に位置している前記2本のワイパブレード(14)(16)のそれぞれの最大拭取り角度α 1 及びα 2 を検知させ、
    III:前記相対センサ(32,34)に、前記4個の角度ゾーン(Z 1 )(Z 2 )(Z 3 )(Z 4 )内の前記2本のワイパブレード(14)(16)の実際の角度(δ 1 ,δ 2 )を検知させ、
    IV:前記絶対センサ(28,30)及び相対センサ(32、34)の両方の情報を組み合わせて2本のワイパブレード(14)(16)の正確な角度を確定することを含むバタフライ式のワイパシステム。
  6. 前記各ワイパアーム(18)が、前記コントローラ(26)に接続されている絶対センサ(28)(30)と相対センサ(32)(34)とを備えことを特徴とする、請求項5に記載のワイパシステム(10)。
  7. 絶対センサ(28)(30)が、それぞれのワイパアーム(18)の旋回軸(20)のところで、前記4個の角度ゾーン(Z 1 )(Z 2 )(Z 3 )(Z 4 )を検知するようになっていることを特徴とする、請求項5に記載のワイパシステム(10)。
  8. 絶対センサ(28)(30)が、旋回軸(20)に配置された磁気ホイール(36)を備えるデジタル式磁界センサであり、前記磁気ホイールが、相互にずらして配置された少なくとも2つのセンサ素子(H1)(H2)によって走査されるようになっていることを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載のワイパシステム(10)。
  9. 磁気ホイール(36)の極性の角度区間(38)(40)の数、およびサイズ(θN)(θS)、ならびに磁界センサ(H1)(H2)の数、および角度間隔(θH)が、それぞれのワイパブレード(14)(16)の拭取り角(α1)(α2)に適合されていることを特徴とする、請求項8に記載のワイパシステム(10)。
  10. ワイパシステム(10)は、ワイパブレード(14)を駆動するモータユニット(22)と、ワイパブレード(16)を駆動するモータユニット(24)を備えていて、モータユニット(22)(24)は、それぞれ、可逆電動モータ(M 1 )(M 2 )および電動モータ(M 1 )(M 2 )の下流に位置されたギア変速機(G 1 )(G 2 )を備えていて、モータユニット(22)(24)は、コントローラ(26)によって、ワイパブレード(14)(16)のそれぞれの角度位置の関数として制御されていることを特徴とする([0044]〜[0045])請求項5〜9のいずれかに記載のワイパシステム(10)。
  11. 2本のワイパブレード(14,16)の最大拭取り角(α1)(α2)が、角度ゾーン(Z 1 〜Z 4 )の3個又は4個に分割されている、請求項5〜11のいずれかに記載のワイパシステム(10)。
  12. 2本のワイパブレードが衝突する恐れがある最大拭取り角度範囲(α1)(α2)が、3つの角度ゾーン(Z1)(Z2)(Z3)に分割されていることを特徴とする、請求項6〜12のいずれかに記載のワイパシステム(10)。
  13. コントローラ(26)内で、様々なワイパブレード(14)(16)の角度ゾーン(Z1)(Z2)(Z3)(Z4)が、マトリックスの形で示され、1つのワイパブレードの1つの角度ゾーンと、別のワイパブレードの1つの角度ゾーンとが、それぞれ、前記マトリックスの1つのフィールド(x)(y)(x=1〜4)(y=1〜4)を形成していることを特徴とする、請求項5〜13のいずれかに記載のワイパシステム(10)。
  14. 前記2本のワイパブレード(14)(16)が前記角度ゾーン(Z 1 )(Z 2 )〜(Z 3 )内で衝突する恐れがある区域(46)を前記マトリックスに重ねられていることを特徴とする、請求項14に記載のワイパシステム(10)。
  15. 前記2本のワイパブレード(14)(16)が衝突する恐れがある区域(46)の境界線(48)(50)が通過するフィールド(x)(y)が1回だけ通過するようにし、且つ、前記境界線が通過する前記マトリックスのフィールド(x、y)を、2本のワイパブレード(14)(16)が衝突する恐れがある区域(46)と、2本のワイパブレード(14)(16)衝突しない区域の2つの区域に明確に分割するように、前記マトリックスのフィールド(x、y)を選択することを特徴とする、請求項14又は15に記載のワイパシステム(10)。
  16. 前記2本のワイパブレード(14)(16)が衝突する恐れがある区域(46)が、x=1、2、3、y=1、2、3の合計9個のフィールド(x)(y)で被われていることを特徴とする、請求項15又は16に記載のワイパシステム(10)。
  17. フィールド(x)(y)内の前記2本のワイパブレード(14)(16)の実際の角度位置(P1)(P2)(P3)(P’3)から開始して、コントローラ(26)に制御シーケンスを供給して2本のワイパブレード(14)(16)が衝突する恐れがある区域(46)を通過せずに、隣接するフィールド(x)(y)内に2本のワイパブレード(14)(16)を移動させるようになっていることを特徴とする、請求項14〜16のいずれかに記載のワイパシステム(10)。
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