JP4543898B2 - 窒化物半導体素子を製造する方法および窒化物半導体素子 - Google Patents

窒化物半導体素子を製造する方法および窒化物半導体素子 Download PDF

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Description

本発明は、窒化物半導体素子を製造する方法及び窒化物半導体素子に関する。
特許文献1には、106cm−2以下の低転位のGaN単結晶を製造する方法が記載されている。この方法では、気相成長の成長表面が平面でなく、三次元的なファセット構造を持つようにGaN単結晶厚膜を成長する。ファセット構造を持ったまま、ファセット構造を埋め込まないで成長させることにより転位を低減するようにすると、単結晶窒化ガリウムが成長される。その後、単結晶GaN基板を形成するために、機械的な加工により単結晶GaN基板に平坦にし、さらに単結晶GaN基板の加工表面を研磨することにより鏡面を得る。この単結晶GaN基板は、成長面に対してほぼ垂直に線状の高転位領域を有しており、その線状欠陥領域の密度が105cm−2以下である。
特許文献2には、単結晶窒化ガリウム基板およびその成長方法が記載されている。下地基板の上に規則正しく種パターンを設けてその上にファセットよりなるピットを形成し、該ピットを維持しながらGaNをファセット成長する。ファセット成長により、ファセット面よりなるピット底部に高転位領域を形成し、該領域へ転位を集めてその周囲を低転位化する。この結晶を用いて窒化ガリウムを得る。
特開2001−102307号公報 特開2003−165799号公報
上記の特許文献に記載された窒化ガリウム基板は、単結晶から成り、またその表面に分布した高転位領域とこれら高転位領域を囲む低転位領域とを有する。この窒化ガリウム基板上にエピタキシャル成長した時、高転位領域上では正常にエピタキシャル層が成長せず、ピットが形成される。発光ダイオードといった窒化物半導体素子を作製して電流を流すと、ピット部分からリークが発生し、良好な発光特性が得られない。また、ダイオードといった窒化物半導体素子を作製して電流を流すと、ピット部分からリークが発生し、良好な電流−電圧特性が得られない。したがって、求められていることは、窒化物半導体素子においてピットに起因するリーク電流を低減することである。
そこで、本発明の目的は、上記の事項を鑑みて為されたものであり、基板の高転位領域に起因するピットを低減できる窒化物半導体素子を製造する方法を提供することを目的とし、また基板の高転位領域に起因するピットが低減された窒化物半導体素子を提供することを目的としている。
本発明の一側面は窒化物半導体素子を製造する方法である。この方法は、(a)複数の高転位エリアおよび該高転位エリアを囲む低転位エリアを含む主面を有するIII族窒化物基板を準備する工程を備え、前記高転位エリアにおける欠陥密度は前記低転位エリアの欠陥密度より大きく、前記高転位エリアは前記主面において欠陥エリア面密度D(H)で分布しており、(b)3マイクロメートル/時間以上の成長速度で前記III族窒化物基板の主面上に窒化ガリウム膜を成長する工程を備え、該窒化ガリウム膜の表面はピット面密度D(P)で分布するピットを有しており、欠陥エリア面密度D(H)に対するピット面密度D(P)の比(D(P)/D(H))はゼロより大きく0.8より小さい。
この方法によれば、3マイクロメートル/時間以上の成長速度で窒化ガリウム膜を成長しているので、III族窒化物基板基板の表面に現れる高転位領域に起因して発生するピットの面密度、つまりピット面密度D(P)を小さくできる。この結果、ピット面密度D(P)は、0<(D(P)/D(H))<0.8程度まで小さくなる。
本発明の別の側面は窒化物半導体素子を製造する方法である。この方法は、(a)高転位エリアおよび該高転位エリアを囲む低転位エリアを含む主面を有するIII族窒化物基板を準備する工程を備え、前記高転位エリアにおける欠陥密度は前記低転位エリアの欠陥密度より大きく、前記高転位エリアは前記主面において欠陥エリア面密度D(H)で分布しており、(b)摂氏1050度以上の成長温度で前記III族窒化物基板の主面上に窒化ガリウム膜を成長する工程を備え、該窒化ガリウム膜の表面はピット面密度D(P)で分布するピットを有しており、前記欠陥エリア面密度D(H)に対する前記ピット面密度D(P)の比(D(P)/D(H))はゼロより大きく0.4より小さい。
この方法によれば、摂氏1050度以上の成長温度でIII族窒化物基板の主面上に窒化ガリウム膜を成長するので、III族窒化物基板基板の表面に現れる高転位領域に起因して発生するピットの面密度、つまりピット面密度D(P)を小さくできる。この結果、ピット面密度D(P)は0<(D(P)/D(H))<0.4程度まで小さくなる。
本発明の別の側面は窒化物半導体素子を製造する方法である。この方法は、(a)高転位エリアおよび該高転位エリアを囲む低転位エリアを含む主面を有するIII族窒化物基板を準備する工程を備え、前記高転位エリアにおける欠陥密度は前記低転位エリアの欠陥密度より大きく、前記高転位エリアは前記主面において欠陥エリア面密度D(H)で分布しており、(b)3マイクロメートル/時間以上の成長速度で前記III族窒化物基板の主面上に窒化ガリウムを堆積して5マイクロメートル以下のピットサイズの窒化ガリウム膜を形成する工程を備える。
この方法によれば、3マイクロメートル/時間以上の成長速度で前記III族窒化物基板の主面上に窒化ガリウム膜を成長するので、III族窒化物基板基板の表面に現れる高転位領域に起因して発生するピットのサイズを小さくできる。この結果、ピットの最大サイズは5マイクロメートル以下にまで小さくなる。
本発明の別の側面は、窒化物半導体素子を製造する方法である。この方法は、(a)高転位エリアおよび該高転位エリアを囲む低転位エリアを含む主面を有するIII族窒化物基板を準備する工程を備え、前記高転位エリアにおける欠陥密度は前記低転位エリアの欠陥密度より大きく、前記高転位エリアは前記主面において欠陥エリア面密度D(H)で分布しており、(b) 摂氏1050度以上の成長温度で前記III族窒化物基板の主面上に窒化ガリウムを堆積して5マイクロメートル以下のピットサイズの窒化ガリウム膜を形成する工程を備える。
この方法によれば、摂氏1050度以上の成長温度でIII族窒化物基板の主面上に窒化ガリウム膜を成長するので、III族窒化物基板基板の表面に現れる高転位領域に起因して発生するピットのサイズを小さくできる。この結果、ピットの最大サイズは5マイクロメートル以下にまで小さくなる。
本発明に係る窒化物半導体素子を製造する方法では、前記窒化ガリウム層の厚さは6マイクロメートル以下であることが好ましい。
窒化ガリウム層の厚さが6マイクロメートルを越えると、ピットのサイズが膜厚の増加とともに大きくなる。
本発明に係る方法は、(c)前記窒化ガリウム膜の成長に先立って、前記III族窒化物基板の主面上にAl Ga 1−X 膜(0<X≦1)を成長する工程を更に備えることが好ましい。
この方法によれば、AlGaNは、III族窒化物基板の表面上だけでなくこの表面上に付着している汚染物質上にも成長して、AlGaN膜の表面は平坦になる。これ故に、窒化ガリウム膜の成長にために好適な下地を提供できる。
本発明の更なる別の側面によれば、窒化物半導体素子は、(a)複数の高転位エリアおよび該高転位エリアを囲む低転位エリアを含む主面と該主面と反対側の裏面とを有するIII族窒化物支持基体と、(b)前記III族窒化物支持基体上に設けられた窒化ガリウム層を含む窒化ガリウム系半導体領域と、(c)前記窒化ガリウム系半導体領域上に設けられた第1の電極と、(d)前記III族窒化物支持基体の前記裏面に上に設けられた第2の電極と備え、前記高転位エリアにおける欠陥密度は前記低転位エリアの欠陥密度より大きく、前記高転位エリアは前記主面において欠陥面密度D(H)で分布しており、前記窒化ガリウム系半導体領域の厚さがTマイクロメートルであり、前記窒化ガリウム系半導体領域の最上層の表面は、前記欠陥エリア面密度D(H)より小さいピット面密度D(P)で分布するピットを有しており、前記表面における該ピットのサイズは1マイクロメートル以上であり10マイクロメートル以下の範囲であり、前記表面における該ピットの深さは0.1マイクロメートル以上でありTマイクロメートル以下の範囲である。
窒化物半導体素子の作製において、窒化ガリウム系半導体領域の窒化ガリウム層の表面には、高転位エリアに起因するピットが形成される。該ピットが形成されないように成膜条件で窒化ガリウムを堆積することも可能である。しかしながら、このような条件で堆積された窒化ガリウムの結晶品質はあまりよくない。一方、第1および第2の電極の一方から他方へIII族窒化物支持基体および窒化ガリウム系半導体領域を横切って電流が流れる縦型窒化物半導体素子では、形成されたあらゆるピットが窒化物半導体素子の特性を悪化させているわけではなく、サイズや深さが以下のようなピットであれば、窒化物半導体素子は所望の範囲の特性を示すことを発明者らは発見した。すなわち、ピットのサイズは1マイクロメートル以上10マイクロメートル以下の範囲であり、表面における該ピットの深さは0.1マイクロメートル以上Tマイクロメートル以下の範囲である。
本発明に係る窒化物半導体素子では、前記欠陥エリア面密度D(H)に対する前記ピット面密度D(P)の比(D(P)/D(H))はゼロより大きく0.8より小さいことが好ましい。この範囲のD(P)/D(H)によれば、窒化物半導体素子は良好な電流−電圧特性を示す。
本発明に係る窒化物半導体素子では、前記欠陥エリア面密度D(H)に対する前記ピット面密度D(P)の比(D(P)/D(H))はゼロより大きく0.4より小さいことが好ましい。この窒化物半導体素子によれば、この範囲のD(P)/D(H)によれば、窒化物半導体素子は良好な電流−電圧特性を示す。
本発明に係る窒化物半導体素子では、前記表面における前記ピットの最大サイズは5マイクロメートル以下であることが好ましい。
ピットの最大サイズが5マイクロメートル以下であれば、窒化物半導体素子の特性は、この範囲のピットからあまり影響されない。
本発明に係る窒化物半導体素子では、前記ピット面密度D(P)がゼロより大きく800cm −2 未満であり、当該窒化物半導体素子のチップ面積が0.1225平方ミリメートル以下であることが好ましい。ピット面密度D(P)が800cm −2 未満であれば、一辺のサイズが350マイクロメートル以下に相当する窒化物半導体素子は良好な特性を示す。
本発明に係る窒化物半導体素子では、前記ピット面密度D(P)がゼロより大きく25cm −2 未満であり、当該窒化物半導体素子のチップ面積が4平方ミリメートル以下であることが好ましい。ピット面密度D(P)が25cm −2 未満であれば、一辺のサイズが2ミリメートル以下に相当する窒化物半導体素子は良好な特性を示す。
本発明に係る窒化物半導体素子では、前記窒化ガリウム層の厚さは6マイクロメートル以下であることが好ましい。窒化ガリウム層の厚さが6マイクロメートルを越えると、ピットのサイズが膜厚の増加とともに大きくなり、素子の特性を悪化させる。
本発明に係る窒化物半導体素子は、前記III族窒化物支持基体と前記窒化ガリウム層との間に設けられたAl Ga 1−X 層(0<X≦1)を更に備えることができる。
この窒化物半導体素子によれば、AlGaNはIII族窒化物基板の表面上に付着している汚染物質上にも成長するので、AlGaN層の表面モフォロジは良好である。これ故に、窒化ガリウム層の成長のために好適な下地を提供できる。
本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らかになる。
以上説明したように、本発明によれば、III族窒化物基板の高転位領域に起因するピットを低減できる窒化物半導体素子を製造する方法が提供される。また、本発明によれば、基板の高転位領域に起因するピットが低減された窒化物半導体素子が提供される。
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を参照しながら、本発明の窒化物半導体素子を製造する方法および窒化物半導体素子に係わる実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
(第1の実施の形態)
図1(A)は、窒化物半導体素子を製造する方法を説明する図面である。図1(B)は、図1(A)に示された破線BOX内のIII族窒化物基板の拡大図を示す図面である。図2(A)、図2(B)および図2(C)は、窒化物半導体素子を製造する方法を説明する図面である。
図1(A)を参照すると、準備された窒化ガリウム基板15といったIII族窒化物基板が成膜装置11のサセプタ13上に置かれている。III族窒化物基板としてはAl Ga 1−X (0≦X≦1)基板を使用できる。引き続く説明では、III族窒化物基板として、窒化ガリウム基板15を参照しながら行われる。成膜装置11としては、例えば、有機金属気相成長装置を使用できる。
窒化ガリウム基板15は、図1(B)に示されるような構造を有する。窒化ガリウム基板15の主面15aには、後の工程においてIII族窒化物が堆積される。図1(B)を参照すると、縦型III族窒化物半導体素子のための窒化ガリウム(GaN)基板15における高転位領域15cおよび低転位領域15dの一配置が示されている。高転位領域15cの各々は低転位領域15dに囲まれており、窒化ガリウム基板15の主面15aから裏面15bへ伸びている。窒化ガリウム基板15の主面15aは、比較的大きい貫通転位密度を有する高転位領域15cが現れた第1のエリア15eと、比較的小さい貫通転位密度を有する低転位領域15dが現れた第2のエリア15fとを有する。高転位領域15cは低転位領域15dに囲まれているので、主面15aにおいて、第1のエリア15eは、第2のエリア15f内にドット状に分布している。全体として貫通転位密度は、例えば1×10 cm −2 以下である。例えば、高転位領域15cは、窒化ガリウム基板15において不規則(ランダム)に配置されていている。基板15の主面15aにおける高転位領域15cの欠陥エリア面密度D(H)は、例えば100個/cm 以上1×10 個/cm 以下である。また、窒化ガリウム基板15の主面15aの面積に占める第1のエリア15eの表面積の割合は、例えば1パーセント以下である。高転位領域15cにおける転位密度は、例えば3×10 cm −2 以下であり、低転位領域15dにおける転位密度は、例えば5×10 cm −2 以下である。このエピタキシャル基板15によれば、転位密度が小さいので、エピタキシャル層中の転位が減少する。
窒化ガリウム基板15上に窒化ガリウム系半導体領域を成長する。まず、図2(A)に示されるように、3マイクロメートル/時間以上の成長速度で窒化ガリウム膜を窒化ガリウム基板15の主面15a上に成長する。これにより、エピタキシャル基板が提供される。窒化ガリウム膜17の表面17aはピット面密度D(P)で分布するピット(図3(B)に示される参照番号21または図3(C)に示される参照番号23)を有している。欠陥エリア面密度D(H)に対するピット面密度D(P)の比(D(P)/D(H))はゼロより大きく0.8より小さい。この結果、エピタキシャル基板E1が提供される。
この方法によれば、3マイクロメートル/時間以上の成長速度で窒化ガリウム膜17を成長しているので、窒化ガリウム基板15の表面15aに現れる高転位エリア15eに起因して発生するピット(図3(B)に示される参照番号21または図3(C)に示される参照番号23)の面密度を小さくできる。この結果、ピット面密度D(P)は、0<(D(P)/D(H))<0.8程度まで小さくなる。
また、窒化ガリウム膜15の成長に先立って、窒化ガリウム基板15の主面15a上にAl Ga 1−X 膜(0<X≦1)19を成長することが好ましい。AlGaNは、窒化ガリウム基板15の表面15a上だけでなくこの表面15a上に付着している汚染物質上にも成長して、AlGaN膜19の表面19aは良好なモフォロジを示す。これ故に、窒化ガリウム膜15の成長にために好適な下地を提供できる。
図3(A)を参照すると、窒化ガリウム基板15の主面15aに高転位エリア15e(例示的に25個の高転位エリア)がドットにより示されている。図3(B)を参照すると、図3(A)に示された窒化ガリウム基板15上に窒化ガリウム膜17が本実施の形態に係る条件で堆積されている。GaN膜17の表面17aには、ピット面密度D(P)でピット21が形成される。個々のピット21は、図示されていないが複数のファセットからなり、GaN基板15の主面15aの高転位エリア15eと対応している。また、図3(C)を参照すると、図3(A)に示された窒化ガリウム基板15上に、AlGaN膜19およびGaN膜17が本実施の形態に係る条件で堆積されている。GaN膜17の表面17aには、ピット面密度D(P)でピット23が形成される。個々のピット23は、ピット21と同様に複数のファセットからなり、窒化ガリウム基板15の主面15aの高転位エリア15eと対応している。ピット21(23)は、同一の開口サイズおよび深さを持つことはなく、サイズおよび深さは互いに異なっている。
図2(B)に示されるように、引き続いて、窒化ガリウム系半導体領域を形成する。窒化ガリウム膜17上には、量子井戸構造を有する活性領域25、p型窒化ガリウム系半導体層27およびp型コンタクト層29を順に成長する。この結果、エピタキシャル基板E2が提供される。
図2(C)に示されるように、アノードのための第1の電極膜31をp型コンタクト層29上に形成するとともに、カソードのための第2の電極膜33を窒化ガリウム基板15の裏面15bに形成する。この結果、基板生産物35が提供される。基板生産物35を切断して、多数の半導体チップを作製する。
本実施の形態の一変形例では、図4(A)に示されるように、摂氏1050度以上の成長温度で窒化ガリウム基板15の主面15a上に窒化ガリウム膜37を成長する。高転位エリア面密度D(H)に対するピット面密度D(P)の比(D(P)/D(H))はゼロより大きく0.4より小さい。これにより、エピタキシャル基板E3が提供される。摂氏1050度以上の成長温度でIII族窒化物基板の主面上に窒化ガリウム膜を成長するので、III族窒化物基板の表面の高転位エリアに起因して発生するピットの面密度を小さくできる。この結果、ピット面密度D(P)は0<(D(P)/D(H))<0.4程度まで小さくなる。また、窒化ガリウム膜37の成長に先立って、Al Ga 1−X 膜(0<X≦1)19を成長することが好ましい。
図4(B)に示されるように、窒化ガリウム系半導体領域を形成する。この形成のために、窒化ガリウム膜37上に、量子井戸構造を有する活性領域25、p型窒化ガリウム系半導体層27およびp型コンタクト層29を順に成長する。この結果、エピタキシャル基板E4が提供される。また、図4(C)に示されるように、アノードのための第1の電極膜31をp型コンタクト層29上に形成するとともに、カソードのための第2の電極膜33を窒化ガリウム基板15の裏面15bに形成する。基板生産物41を切断して、多数の半導体チップを作製する。
(実施例1)
以下の通り、トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウム、トリメチルインジウム、アンモニア、シラン、シクロペンタジエニルマグネシウムを原料として用いて有機金属気相成長法により青色発光ダイオードを作製する。900cm −2 の転位エリア面密度D(H)を有するn型GaN(0001))基板をサセプタ上に配置し、有機金属気相成長装置の圧力を30kPaにコントロールしながら有機金属気相成長装置にアンモニア(NH )および水素( )を供給する。摂氏1050度の基板温度で10分間の予備クリーニングを行う。その後に、基板温度を摂氏1130度に、有機金属気相成長装置の圧力を101kPaに上昇する。トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウム、アンモニア、シランを有機金属気相成長装置に供給して、50nmの厚さのn型Al 0.12 Ga 0.88 膜を成長する。次いで、摂氏1100度の基板温度および101kPaの圧力で厚さ2マイクロメートルの窒化ガリウムバッファ膜を成長速度4μm/hで成長する。その後に、基板温度を摂氏800度に下げて、3周期の多重量子井戸構造(InGaN障壁層:15nm、InGaN井戸層:3nm)からなる発光層を成長する。基板温度を摂氏1050度に上昇させて、トリメチルアルミニウム、トリメチルガリウム、アンモニア、シクロペンタジエニルマグネシウムを有機金属気相成長装置に供給して、厚さ20nmのMgドープAl 0.12 Ga 0.88 膜を成長する。この後に、トリメチルガリウム、アンモニア、シクロペンタジエニルマグネシウムを有機金属気相成長装置に供給して、厚さ150nmのp型GaN膜を成長する。これによりLEDエピタキシャル構造を有するエピタキシャル基板が得られる。
このエピタキシャル基板の表面を微分干渉顕微鏡で観察したところ、GaN基板の高転位エリアの位置に対応するところに約3μm径のピットが存在しており、ピット面密度D(P)は400cm −2 である。したがって、D(P)/D(H)=0.44である。
エピタキシャル基板のp型GaN膜上に半透明アノード電極を形成すると共に、GaN基板の裏面にカソード電極を形成する。そして、350μm角の発光ダイオードベアチップの青色発光ダイオードに連続電流印加を行うと、青色発光ダイオードは、電流値20mAおよび波長450nmで4mWの光出力を示す。一方、2mm角の発光ダイオードベアチップの青色発光ダイオードに連続電流印加を行うと、図5に示すリーキーな電流電圧特性を示す。リーキーな青色発光ダイオードは発光しない。
(実施例2)
900cm −2 の転位エリア面密度D(H)を有するn型GaN(0001)基板に摂氏1050度の基板温度で10分間の予備クリーニングを行った後に、摂氏1050度の基板温度および101kPaの圧力で50nmの厚さのn型Al 0.12 Ga 0.88 膜を成長する。次いで、摂氏1130度の基板温度で101kPaの圧力を保持したまま、厚さ2マイクロメートルの窒化ガリウムバッファ膜を成長速度9μm/hで成長する。その後の工程は、実施例1と同様である。完成したLEDエピタキシャル構造を有するエピタキシャル基板の表面を微分干渉顕微鏡で観察したところ、基板の高転位エリアの位置に対応するところに直径約3μm程度のピットが存在しており、ピット面密度D(P)は12cm −2 である。したがって、D(P)/D(H))=0.013である。
エピタキシャル基板のp型GaN膜上に半透明アノード電極を形成すると共に、GaN基板の裏面にカソード電極を形成する。そして、2mm角の発光ダイオードベアチップの青色発光ダイオードに連続電流印加を行うと、青色発光ダイオードは、電流値20mAおよび波長450nmで4mWの光出力を示す。2mm角の発光ダイオードベアチップの青色発光ダイオードに連続電流印加を行うと、図6に示すような良好な電流電圧特性を示す。ベアチップの青色発光ダイオードは、電流値500mAおよび波長450nmで100mWの光出力を示す。
(実施例3)
実施例2に示された発光ダイオードの作製において、n型GaN層をいくつかの成長速度で形成する。図7は、成長速度とピット径との関係を示す図面である。図7を参照すると、
成長速度 ピット径
2.2μm/h 5μm以下
4.2μm/h 3μm以下
9μm/h 2μm以下
であり、成膜温度は摂氏1100度である。
成長速度3μm/h以上であれば、成膜速度およびピット径のばらつきを考慮しても、窒化ガリウム膜の表面に形成されるピット径が5μm以下にできる。したがって、窒化ガリウム基板の表面に現れる高転位領域に起因して発生するピットのサイズを小さくできる。3マイクロメートル/時間以上の成長速度で窒化ガリウム基板の主面上に窒化ガリウムを堆積して5マイクロメートル以下の最大ピットサイズの窒化ガリウム膜を形成できる。
図8は、成長速度と比(D(P)/D(H))との関係を示す図面である。成長速度3μm/hを越えれば、(D(P)/D(H))を0.8未満にできる。
図9(A)、図9(B)および図9(C)は、窒化ガリウム膜の表面の顕微鏡写真を示す図面である。それぞれの膜厚は2マイクロメートルである。これらの図面は、成膜速度を2.2μm/h、4.2μm/h、9μm/hと変化させると、ピットのサイズが小さくなることを示している。
図10は成長温度とピット径との関係を示す図面である。図10を参照すると、
成長速度 ピット径
摂氏1030度 5μm以下
摂氏1100度 3μm以下
摂氏1130度 2μm以下
である。成長温度が摂氏1030度を越えれば、成膜温度およびピット径のばらつきを考慮しても、窒化ガリウム膜の表面に形成されるピット径が5μm以下にできる。したがって、窒化ガリウム基板の表面に現れる高転位領域に起因して発生するピットのサイズを小さくできる。摂氏1050度以上の成長温度で窒化ガリウム基板の主面上に窒化ガリウムを堆積して5マイクロメートル以下の最大ピットサイズの窒化ガリウム膜を形成できる。
図11は、成長温度と比(D(P)/D(H))との関係を示す図面である。成長温度が摂氏1100度を越えれば、(D(P)/D(H))を0.4未満にできる。
図12(A)および図12(B)は、窒化ガリウム膜の表面の顕微鏡写真を示す図面である。それぞれの膜厚は2マイクロメートルである。これらの図面は、成膜速度9μm/hにおいて、成膜温度を摂氏1100度、摂氏1130度と変化させると、ピットのサイズが小さくなることを示している。
また、図13(A)および図13(B)は、窒化ガリウム膜の表面の顕微鏡写真を示す図面である。それぞれの膜厚は2マイクロメートルである。これらの図面は、成膜速度4.2μm/hにおいて、成膜温度を摂氏1030度、摂氏1100度と変化させると、ピットのサイズが小さくなることを示している。
図14は、窒化ガリウム膜の厚さとピット径との関係を示す図面である。図14を参照すると、
窒化ガリウム膜の厚さ ピット径
2μm 2μm以下
6μm 5μm以下
9μm 8μm以下
である。成膜温度は摂氏1130度であり、また成膜速度は9μm/hである。図14の結果によれば、窒化ガリウム膜の厚さが厚くなると、ピット径も大きくなる。窒化ガリウム層の好適な厚さは6マイクロメートル以下である。窒化ガリウム層の厚さが6マイクロメートルを越えると、ピットのサイズが5マイクロメートを越える。また、窒化ガリウム層の厚さは0.5マイクロメートル以上であれば、良好なLED特性を得ることができる。
図15は、窒化ガリウム膜の厚さと比(D(P)/D(H))との関係を示す図面である。窒化ガリウム膜が厚くなっても、比(D(P)/D(H))は実質的に変化しない。成膜温度は摂氏1130度であり、成膜速度は9μm/hであり、また圧力は101キロパスカルである。
図16(A)、図16(B)および図16(C)は、窒化ガリウム膜の表面の顕微鏡写真を示す図面である。それぞれの成膜速度は9μm/hである。これらの図面は、膜厚が2μm、6μm、9μmと厚くなるにつれて、ピットのサイズが大きくなることを示している。
図17は、比(D(P)/D(H))と発光ダイオード(2mm角)の歩留まりの関係を示す図面である。アノード電極はコンタクト層の全面に設けられ、またカソード電極は窒化ガリウム支持基体の裏面の全面に設けられている。図17を参照すると、比(D(P)/D(H))が0.4を越えると、実質的に歩留まりはゼロである。比(D(P)/D(H))が0.3以下であれば、歩留まりが実用的なレベルを越える。また、(D(P)/D(H))が0.01以下であれば、歩留まりが良好である。
(第2の実施の形態)
図18は、第2の実施の形態に係る窒化物半導体素子を示す図面である。窒化物半導体素子51は、窒化ガリウム支持基体53といったIII族窒化物支持基体と、窒化ガリウム系半導体領域55と、第1の電極57と、第2の電極59と備える。窒化物半導体素子51は、図1(A)に示される窒化ガリウム基板上に複数のエピタキシャル膜を成長して作製された半導体生産物を分割して形成された半導体チップであるので、窒化ガリウム支持基体53の主面53aも、窒化ガリウム基板15の主面と同様に、複数の高転位エリアおよび該高転位エリアを囲む低転位エリアを含んでおり、高転位エリアにおける欠陥密度は低転位エリアの欠陥密度より大きい。また、高転位エリアは主面53aにおいて欠陥面密度D(H)で分布している。第1の電極57は、窒化ガリウム系半導体領域55上に設けられている。第2の電極59は、窒化ガリウム支持基体53の裏面53b上に設けられている。窒化ガリウム系半導体領域55の厚さはTマイクロメートルである。
窒化ガリウム系半導体領域55の最上層の表面55aには、欠陥エリア面密度D(H)より小さいピット面密度D(P)で分布するピットが形成されている。個々のピットは、窒化ガリウム支持基体53の主面53a上の高転位エリアに対応している。窒化ガリウム系半導体領域55は、窒化ガリウム支持基体53上に設けられた窒化ガリウム層61を含む。これ故に、表面55aにおける該ピットのサイズは1マイクロメートル以上であり10マイクロメートル以下の範囲であり、また表面55aにおける該ピットの深さは0.1マイクロメートル以上でありTマイクロメートル以下の範囲である。
窒化物半導体素子51の作製において、窒化ガリウム系半導体領域55の窒化ガリウム層61の表面には、図3(B)および図3(C)に示されるように、支持基体53(基板15)の高転位エリアに起因するピットが形成される。該ピットが形成されないように成膜条件で窒化ガリウムを堆積することも可能である。しかしながら、このような条件で堆積された窒化ガリウムの結晶品質は、許容可能な程度であるけれども、あまりよくない。第1および第2の電極の一方から他方へ窒化ガリウム支持基体53および窒化ガリウム系半導体領域55を横切って電流が流れる縦型窒化物半導体素子では、形成されたあらゆるピットが窒化物半導体素子51の特性を悪化させているわけではなく、サイズや深さが以下のようなピットであれば、窒化物半導体素子は所望の範囲の特性を示すことを発明者は発見した。すなわち、表面55aにおけるピットのサイズは1マイクロメートル以上10マイクロメートル以下の範囲であり、表面55aにおける該ピットの深さは0.1マイクロメートル以上Tマイクロメートル以下の範囲である。
図18に示されるように、窒化ガリウム支持基体53は、多数の高転位領域53cを含む。これら高転位領域53cのいくつかに起因して、窒化ガリウム系半導体領域55の表面55a(本実施例では、最上層のコンタクト層の表面)には、対応するピット(図18には描かれていない)が現れる。図19は、窒化ガリウム系半導体領域55の表面55aに形成されたピットP1、P2、P3を示す模式図である。窒化ガリウム支持基体53の表面には、高欠陥エリアHD1、HD2、HD3が位置している。ピットP1、P2、P3は、それぞれ、高欠陥エリアHD1、HD2、HD3から窒化ガリウム系半導体領域55内を縫うように伸びる転位群TD1、TD2、TD3と関連している。図示にように、ピットP1、P2、P3のサイズDiaおよび深さDepは様々である。
表面55aにおけるピットのサイズDiaが10マイクロメートル以下であれば、窒化物半導体素子は所望の範囲の特性を示す。表面55aにおけるピットのサイズDiaが1マイクロメートル以上であれば、結晶品質が良好である。表面55aにおけるピットPの深さDepは0.1マイクロメートル以上であれば、結晶品質が良好である。表面55aにおけるピットPの深さDepは、窒化ガリウム系半導体領域55の厚み以下であれば、、窒化物半導体素子は所望の範囲の特性を示す。
ピットを埋め込むような条件“減圧”で無理に窒化ガリウム膜を成長すると、その結晶品質が悪化する。つまり、上記のサイズDiaおよび深さDepを有するピットPを実現する窒化ガリウム層61の結晶品質は、該ピットが形成されないように成膜条件で形成された窒化ガリウム層の結晶品質に比べて良好である。また、ピットのサイズおよび深さが上記の範囲であれば、窒化物半導体素子51の特性への影響は小さい。
好適な実施例では、n型Al Ga 1−X (0<X≦1)層63が、n型窒化ガリウム支持基体53とn型窒化ガリウム層61との間に設けられる。AlGaNは窒化ガリウム基板の表面上に付着している汚染物質上にも成長するので、AlGaN層63の表面モフォロジは良好である。これ故に、n型窒化ガリウム層61の成長にために好適な下地を提供できる。
窒化物半導体素子51は、発光ダイオードとして使用できる構造を有しており、図18に示されるように、窒化ガリウム層61上に設けられた発光領域65と、発光領域65上に設けられたp型窒化ガリウム系半導体層67と、p型窒化ガリウム系半導体層67上に設けられたp型コンタクト層69とを有する。発光領域65は井戸層65aおよび障壁層65bを含む。第1の電極57は、例えば半透明電極であり、またp型コンタクト層69の表面全体を覆うように設けられることができる。第1の電極57上には、パッド電極71が設けられている。
図8を参照しながら説明された成膜条件を用いて作製された窒化物半導体素子では、欠陥エリア面密度D(H)に対するピット面密度D(P)の比(D(P)/D(H))はゼロより大きく0.8より小さくなる。この範囲のD(P)/D(H)によれば、窒化物半導体素子は良好な電流−電圧特性を示す。
また、図11を参照しながら説明したような成膜条件を用いて作製された窒化物半導体素子では、ピット面密度D(P)の比(D(P)/D(H))はゼロより大きく0.4より小さくなる。この範囲のD(P)/D(H)によれば、窒化物半導体素子は良好な電流−電圧特性を示す。
図14を参照しながら説明したように、表面55aにおけるピットPの最大サイズPは5マイクロメートル以下であれば、窒化物半導体素子51の特性は、この範囲のピットからあまり影響されない。図14を参照しながら説明したように、窒化ガリウム層61の厚さは6マイクロメートル以下であることが好ましい。窒化ガリウム層の厚さが6マイクロメートルを越えると、ピットのサイズが膜厚の増加とともに大きくなる。また、窒化ガリウム層の厚さは0.5マイクロメートル以上であれば、LED特性は良好である。
高転位エリアが基板表面に分布する窒化ガリウム支持体を用いる窒化物半導体素子ではピット面密度D(P)が800cm −2 未満であれば、チップ面積0.1225mm 以下(一辺が350マイクロメートル以下のサイズに対応)の窒化物半導体素子は良好な特性を示すと共に、実用的な歩留まりが実現される。ピット面密度D(P)が800cm −2 未満であり且つチップ面積が0.1225mm 以下であれば、ピットを一つも含まない素子が得られるので、なお良い。
高転位エリアが基板表面に分布する窒化ガリウム支持体を用いる窒化物半導体素子ではピット面密度D(P)が25cm −2 未満であれば、チップ面積4mm 以下(一辺のサイズが2ミリメートル以下のサイズに対応)の窒化物半導体素子は良好な特性を示すと共に、実用的な歩留まりが実現される。ピット面密度D(P)が25cm −2 未満であり且つチップ面積が4mm 以下であれば、ピットを一つも含まない素子が得られる。
窒化物半導体素子としては、発光ダイオードといった半導体発光素子に限定されない。図20(A)は、第2の実施の形態に係る窒化物半導体素子の一変形例を示す図面である。ショットキダイオード81は、窒化ガリウム支持基体53といったIII族窒化物支持基体と、窒化ガリウム系半導体領域85と、第1の電極(ショットキ電極)87と、第2の電極89(オーミック電極)と備える。窒化ガリウム系半導体領域85の厚さはTマイクロメートルであり、窒化ガリウム系半導体領域85はGaN層61を含むことができ、また必要な場合には、AlGaN層63を含むことができる。
図20(B)は、第2の実施の形態に係る窒化物半導体素子の別の変形例を示す図面である。pn接合ダイオード91は、窒化ガリウム支持基体53といったIII族窒化物支持基体53と、窒化ガリウム系半導体領域95と、第1の電極97(オーミック電極)と、第2の電極99(オーミック電極)と備える。窒化ガリウム系半導体領域95の厚さはTマイクロメートルであり、窒化ガリウム系半導体領域95はGaN層61およびp型窒化ガリウム系半導体層93を含むことができ、また必要な場合には、AlGaN層63を含むことができる。p型窒化ガリウム系半導体層93は、例えばp型GaN層であることができる。
(実施例3)
以下の通り、有機金属気相成長法によりショットキダイオードを作製する。900cm −2 の転位エリア面密度D(H)を有するn型GaN(0001))基板をサセプタ上に配置し、有機金属気相成長装置の圧力を30kPaにコントロールしながら有機金属気相成長装置にアンモニア(NH )および水素( )を供給する。摂氏1050度の基板温度で10分間の予備クリーニングを行う。その後に、基板温度を摂氏1130度に、有機金属気相成長装置の圧力を101kPaに上昇する。トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウム、アンモニア、シランを有機金属気相成長装置に供給して、50nmの厚さのn型Al 0.12 Ga 0.88 膜を成長する。次いで、摂氏1130度の基板温度および101kPaの圧力で、5×10 15 cm −3 キャリア濃度および3マイクロメートルの厚さを有する窒化ガリウムバッファ膜を成長速度4μm/hで成長する。これによりLEDエピタキシャル構造を有するエピタキシャル基板が得られる。
GaN基板の裏面にオーミック電極(カソード)を形成し、エピタキシャル基板のn型GaN膜上にショットキ電極(アノード)を形成する。オーミック電極およびショットキ電極の形成に先立って、HCl溶液を用いてエピタキシャル基板を室温で約1分程度行う。オーミック電極は、有機洗浄した後にGaN基板の裏面全体に形成し、またオーミック電極の構造は、Ti/Al/Ti/Au(29nm/100nm/20nm/300nm)であり、これらの金属膜をEB蒸着法により堆積する。オーミック電極を形成した後に、摂氏600度で約1分の合金化を行う。ショットキ電極は、500nmの金膜を抵抗加熱蒸着法でGaNエピタキシャル膜上に堆積する。ショットキ電極は、例えば直径800マイクロメートルの円形である。このように作製した半導体素子を試料Aとして参照する。
次いで、試料Bを作製する。900cm −2 の転位エリア面密度D(H)を有するn型GaN(0001)基板をサセプタ上に配置し、有機金属気相成長装置の圧力を30kPaにコントロールしながら有機金属気相成長装置にアンモニア(NH )および水素( )を供給する。摂氏1050度の基板温度で10分間の予備クリーニングを行う。その後に、摂氏1130度の基板温度および有機金属気相成長装置の圧力を101kPaまで上昇する。トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウム、アンモニア、シランを有機金属気相成長装置に供給して、50nmの厚さのn型Al 0.12 Ga 0.88 膜を成長する。次いで、摂氏1130度の基板温度および101kPaの圧力で、5×10 15 cm −3 キャリア濃度および3マイクロメートルの厚さを有する窒化ガリウムバッファ膜を成長速度9μm/hで成長する。これによりLEDエピタキシャル構造を有するエピタキシャル基板が得られる。試料Aと同様に、オーミック電極およびショットキ電極を作製する。
試料Aの逆方向I−V特性はショットキダイオードがリーキであることを示しているが、試料Bの逆方向I−V特性は良好である。
III族窒化物支持基体上に窒化ガリウム半導体膜を設ける構造は、多くの半導体素子が持つ。図面を参照しながら説明しないが、窒化物半導体素子は、第2の実施の形態において説明した半導体素子に加えて、MIS縦型電界効果トランジスタおよび縦型絶縁ゲートバイポーラトランジスタ等であることができる。窒化物半導体素子は、発光ダイオード、ショットキダイオード、pn接合ダイオード、MIS縦型電界効果トランジスタおよび縦型絶縁ゲートバイポーラトランジスタの少なくともいずれかを含む。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
図1(A)は、窒化物半導体素子を製造する方法を説明する図面である。図1(B)は、図1(A)に示された破線内のIII族窒化物基板の拡大図を示す図面である。 図2(A)、図2(B)および図2(C)は、窒化物半導体素子を製造する方法を説明する図面である。 図3(A)は、窒化ガリウム基板の表面の高転位エリアの分布を示す図面である。図3(B)および図3(C)は、図1(A)に示された基板上に形成された窒化ガリウム膜の表面のピットの分布を示す図面である。 図4(A)、図4(B)および図4(C)は、窒化物半導体素子を製造する方法の一変形例を説明する図面である。 図5は、2mm角の発光ダイオードベアチップの青色発光ダイオード(実施例1)のリーキーな電流電圧特性(実施例1)を示す図面である。 図6は、2mm角の発光ダイオードベアチップの青色発光ダイオード(実施例2)の良好な電流電圧特性を示す図面である。 図7は、成長速度とピット径との関係を示す図面である。 図8は、成長速度と比(D(P)/D(H))との関係を示す図面である。 図9(A)、図9(B)および図9(C)は、窒化ガリウム膜の表面の顕微鏡写真を示す図面である。 図10は、成長温度とピット径との関係を示す図面である。 図11は、成長温度と比(D(P)/D(H))との関係を示す図面である。 図12(A)および図12(B)は、窒化ガリウム膜の表面の顕微鏡写真を示す図面である。 図13(A)および図13(B)は、窒化ガリウム膜の表面の顕微鏡写真を示す図面である。 図14は、窒化ガリウム膜の厚さとピット径との関係を示す図面である。 図15は、窒化ガリウム膜の厚さと比(D(P)/D(H))との関係を示す図面である。 図16(A)、図16(B)および図16(C)は、窒化ガリウム膜の表面の顕微鏡写真を示す図面である。 図17は、比(D(P)/D(H))と発光ダイオード(2mm角)の歩留まりの関係を示す図面である。 図18は、第2の実施の形態に係る窒化物半導体素子を示す図面である。 図19は、窒化ガリウム系半導体領域の表面に形成された様々なピットを示す模式図である。 図20(A)は、第2の実施の形態に係る窒化物半導体素子の一変形例を示す図面である。図20(B)は、第2の実施の形態に係る窒化物半導体素子の別の変形例を示す図面である。
符号の説明
11…成膜装置、13…サセプタ、15…窒化ガリウム基板、15c…高転位領域、15d…低転位領域、15e…第1のエリア、15f…第2のエリア、17…窒化ガリウム膜、19…AlXGa1−XN膜、21、23…ピット、25…活性領域、27…p型窒化ガリウム系半導体層、29…p型コンタクト層、E1、E2、E3、E4…エピタキシャル基板、31…第1の電極膜、33…第2の電極膜、35…基板生産物、37…窒化ガリウム膜、51…窒化物半導体素子、53…窒化ガリウム支持基体、55…窒化ガリウム系半導体領域、57…第1の電極、59…第2の電極、61…窒化ガリウム層、HD1、HD2、HD3…高欠陥エリア、P1、P2、P3…ピット、TD1、TD2、TD3…転位群、Dia…ピットのサイズ、Dep…ピットの深さ、63…AlXGa1−XN層、65…発光領域、67…p型窒化ガリウム系半導体層、69…p型コンタクト層、71…パッド電極、81…ショットキダイオード、91…pn接合ダイオード

Claims (14)

  1. 窒化物半導体素子を製造する方法であって、
    複数の高転位エリアおよび該高転位エリアを囲む低転位エリアを含む主面を有するIII族窒化物基板を準備する工程を備え、前記高転位エリアにおける欠陥密度は前記低転位エリアの欠陥密度より大きく、前記高転位エリアは前記主面において欠陥エリア面密度D(H)で分布しており、前記高転位エリアは、前記III族窒化物基板の前記主面においてランダムに分布しており、
    3マイクロメートル/時間以上の成長速度で前記III族窒化物基板の主面上に窒化ガリウム膜を成長する工程を備え、前記窒化ガリウム膜の厚さは6マイクロメートル以下であり、該窒化ガリウム膜の表面はピット面密度D(P)で分布するピットを有しており、前記欠陥エリア面密度D(H)に対するピット面密度D(P)の比(D(P)/D(H))はゼロより大きく0.8より小さく、
    前記窒化ガリウム膜の上に窒化ガリウム系半導体領域を形成してエピタキシャル基板を形成する工程を備え、前記窒化ガリウム系半導体領域の最上層の表面には、前記高転位エリアのうちのいくつかに起因してピットが形成されており、
    前記エピタキシャル基板の前記窒化ガリウム系半導体領域の表面に電極を形成する工程を備える、ことを特徴とする方法。
  2. 窒化物半導体素子を製造する方法であって、
    高転位エリアおよび該高転位エリアを囲む低転位エリアを含む主面を有するIII族窒化物基板を準備する工程を備え、前記高転位エリアにおける欠陥密度は前記低転位エリアの欠陥密度より大きく、前記高転位エリアは前記主面において欠陥エリア面密度D(H)で分布しており、前記高転位エリアは、前記III族窒化物基板の前記主面においてランダムに分布しており、
    摂氏1050度以上の成長温度で前記III族窒化物基板の主面上に窒化ガリウム膜を成長する工程を備え、前記窒化ガリウム膜の厚さは6マイクロメートル以下であり、該窒化ガリウム膜の表面はピット面密度D(P)で分布するピットを有しており、前記欠陥エリア面密度D(H)に対する前記ピット面密度D(P)の比(D(P)/D(H))はゼロより大きく0.4より小さく、
    前記窒化ガリウム膜の上に窒化ガリウム系半導体領域を形成してエピタキシャル基板を形成する工程を備え、前記窒化ガリウム系半導体領域の最上層の表面には、前記高転位エリアのうちのいくつかに起因してピットが形成されており、
    前記エピタキシャル基板の前記窒化ガリウム系半導体領域の表面に電極を形成する工程を備える、ことを特徴とする方法。
  3. 窒化物半導体素子を製造する方法であって、
    高転位エリアおよび該高転位エリアを囲む低転位エリアを含む主面を有するIII族窒化物基板を準備する工程を備え、前記高転位エリアにおける欠陥密度は前記低転位エリアの欠陥密度より大きく、前記高転位エリアは前記主面において欠陥エリア面密度D(H)で分布しており、前記高転位エリアは、前記III族窒化物基板の前記主面においてランダムに分布しており、
    3マイクロメートル/時間以上の成長速度で前記III族窒化物基板の主面上に窒化ガリウムを堆積して5マイクロメートル以下のピットサイズの窒化ガリウム膜を形成する工程を備え、前記窒化ガリウム膜の厚さは6マイクロメートル以下であり
    前記窒化ガリウム膜の上に窒化ガリウム系半導体領域を形成してエピタキシャル基板を形成する工程を備え、前記窒化ガリウム系半導体領域の最上層の表面には、前記高転位エリアのうちのいくつかに起因してピットが形成されており、
    前記エピタキシャル基板の前記窒化ガリウム系半導体領域の表面に電極を形成する工程を備える、ことを特徴とする方法。
  4. 窒化物半導体素子を製造する方法であって、
    高転位エリアおよび該高転位エリアを囲む低転位エリアを含む主面を有するIII族窒化物基板を準備する工程を備え、前記高転位エリアにおける欠陥密度は前記低転位エリアの欠陥密度より大きく、前記高転位エリアは前記主面において欠陥エリア面密度D(H)で分布しており、前記高転位エリアは、前記III族窒化物基板の前記主面においてランダムに分布しており、
    摂氏1050度以上の成長温度で前記III族窒化物基板の主面上に窒化ガリウムを堆積して5マイクロメートル以下の最大ピットサイズの窒化ガリウム膜を形成する工程を備え、前記窒化ガリウム膜の厚さは6マイクロメートル以下であり
    前記窒化ガリウム膜の上に窒化ガリウム系半導体領域を形成してエピタキシャル基板を形成する工程を備え、前記窒化ガリウム系半導体領域の最上層の表面には、前記高転位エリアのうちのいくつかに起因してピットが形成されており、
    前記エピタキシャル基板の前記窒化ガリウム系半導体領域の表面に電極を形成する工程を備える、ことを特徴とする方法。
  5. 前記III族窒化物基板の裏面に、別の電極を形成する工程を更に備える、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載された方法。
  6. 前記窒化ガリウム膜の成長に先立って、前記III族窒化物基板の主面上にAlGa1−XN膜(0<X≦1)を成長する工程を更に備える、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載された方法。
  7. 複数の高転位エリアおよび該高転位エリアを囲む低転位エリアを含む主面と該主面と反対側の裏面とを有するIII族窒化物支持基体と、
    前記III族窒化物支持基体上に設けられた窒化ガリウム層を含む窒化ガリウム系半導体領域と、
    前記窒化ガリウム系半導体領域上に設けられた第1の電極と、
    前記III族窒化物支持基体の前記裏面上に設けられた第2の電極と
    を備え、
    前記高転位エリアにおける欠陥密度は前記低転位エリアの欠陥密度より大きく、前記高転位エリアは前記主面において欠陥面密度D(H)で分布しており、
    前記窒化ガリウム系半導体領域の厚さがTマイクロメートルであり、
    前記窒化ガリウム系半導体領域の最上層の表面には、ピットが形成されており、
    前記窒化ガリウム系半導体領域の最上層の表面は、前記欠陥エリア面密度D(H)より小さいピット面密度D(P)で分布し前記高転位エリアのうちのいくつかに起因したピットを有しており、
    前記表面における該ピットのサイズは1マイクロメートル以上10マイクロメートル以下の範囲であり、
    前記表面における該ピットの深さは0.1マイクロメートル以上でありTマイクロメートル以下の範囲であり、
    前記高転位エリアは、前記III族窒化物支持基体の前記主面においてランダムに分布しており、
    前記窒化ガリウム層の厚さは6マイクロメートル以下である、ことを特徴とする窒化物半導体素子。
  8. 前記欠陥エリア面密度D(H)に対する前記ピット面密度D(P)の比(D(P)/D(H))はゼロより大きく0.8より小さい、ことを特徴とする請求項7に記載された窒化物半導体素子。
  9. 前記欠陥エリア面密度D(H)に対する前記ピット面密度D(P)の比(D(P)/D(H))はゼロより大きく0.4より小さい、ことを特徴とする請求項8に記載された窒化物半導体素子。
  10. 前記表面における前記ピットの最大サイズは5マイクロメートル以下である、ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載された窒化物半導体素子。
  11. 前記ピット面密度D(P)がゼロより大きく800cm−2未満であり、
    当該窒化物半導体素子のチップ面積が0.1225平方ミリメートル以下である、ことを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載された窒化物半導体素子。
  12. 前記ピット面密度D(P)がゼロより大きく25cm−2未満であり、
    当該窒化物半導体素子のチップ面積が4平方ミリメートル以下である、ことを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載された窒化物半導体素子。
  13. 前記第1の電極は、前記窒化ガリウム系半導体領域の前記表面の全面に設けられている、ことを特徴とする請求項7から12のいずれか一項に記載された窒化物半導体素子。
  14. 前記III族窒化物支持基体と前記窒化ガリウム層との間に設けられたAlGa1−XN層(0<X<1)を更に備える、ことを特徴とする請求項7から13のいずれか一項に記載された窒化物半導体素子。
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