JP4543242B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバインの畦際制御装置に関し、刈取作業時に畦際における高刈り状態の検出により、脱穀装置へ供給される穀稈の扱深さを調節制御する分野に属する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
コンバイン等における作業時に、刈取装置によって刈り取った穀稈を脱穀装置へ搬送供給して脱穀作業を行うものにおいて、刈取作業を行う圃場にはその区画の周囲に必ず畦が設けられており、この畦際では、通常の刈高さのままでは刈り取りに不具合が生じるため高刈りに変更する必要がある。
【0003】
この高刈り状態を検出したときは、脱穀装置へ供給される穀稈の扱深さを、扱深さ調節手段により自動的に所定位置まで深扱ぎ側へ調節を行なうが、この深扱ぎ調節後、従来では、扱深さ検出手段による深扱ぎ側の検出によって、扱深さ調節手段により、扱深さ位置を検出する扱深さ位置検出手段等による中立又は浅扱ぎ位置に達するまで浅扱ぎ側へ連続して調節を行なっていた。しかし、このような調節を行なうときは、浅扱ぎ側への調節過剰となり、脱穀時における扱ぎ残しや刈取搬送時における稈こぼれ等の不具合が発生する。
【0004】
そこでこの発明は、畦際での高刈り時に脱穀装置へ供給される穀稈の扱深さを深扱ぎ側へ調節後、浅扱ぎ側へ復帰調節させる際に調節過剰とならないよう調節出力を制御する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、刈取装置による畦際での高刈り状態を検出する刈高さ検出手段と、脱穀装置)のフィードチェン(9)へ供給される穀稈の扱深さ位置を検出する株元側検出杆(4b)及び穂先側検出杆(4a)からなる扱深さ検出手段)と、扱深さ位置を調節する扱深さ調節チェン()と、扱深さ調節チェン(5)から引き継いで前記脱穀装置(3)へ供給する供給調節チェン(47)とを設け、供給調節チェン(47)を案内するチェンガイド(47a)を、調節アーム(49a)を介して供給調節モータ(49)の駆動により前後移動可能に設け、供給調節チェン(47)は、扱深さ調節チェン(5)から引き継いだ穀稈の稈長に応じて、フィードチェン(9)に引き継ぐ標準状態側又はフィードチェン(9)に隣接して配置した脱穀短稈チェン(9a)に引き継ぐ深扱ぎ側へ供給する構成とし、前記刈高さ検出手段により高刈り状態を検出したとき、稈長が設定長さ以上であれば扱深さ調節チェン(5)を稈長に応じて所定位置まで自動的に深扱ぎ側へ調節を行い、稈長が設定長さ以下であれば扱深さ調節チェン(5)を最深扱ぎ側へ調節すると共に、供給調節チェン(47)を脱穀短稈チェン(9a)側へ供給させる位置へ調節を行った後、前記高刈り状態から通常の刈高さに移行する際に、扱深さ調節チェン(5)を元の扱深さ位置へ復帰させるときは、株元側検出杆(4b)及び穂先側検出杆(4a)が穀稈を検出していると扱深さ調節手段)を浅扱ぎ側へ調節する出力を行う構成としたことを特徴とするコンバインの構成とする。
0006
0007
0008
【0009】
【発明の効果】
請求項1の発明では、コンバインにおける作業時に、畦際においては刈取装置を上昇させ高刈りを行うが、前記刈高さ検出手段により高刈り状態を検出したとき、稈長が設定長さ以上であれば扱深さ調節チェン(5)を稈長に応じて所定位置まで自動的に深扱ぎ側へ調節を行い、稈長が設定長さ以下であれば扱深さ調節チェン(5)を最深扱ぎ側へ調節すると共に、供給調節チェン(47)を脱穀短稈チェン(9a)側へ供給させる位置へ調節を行った後、高刈り状態から通常の刈高さに移行する際に、扱深さ調節チェン(5)を元の扱深さ位置へ復帰させるときは、株元側検出杆(4b)及び穂先側検出杆(4a)が穀稈を検出していると扱深さ調節手段(5)による浅扱ぎ側への調節出力を行うことで、従来の如く、扱深さ位置を検出する扱深さ位置検出手段等による中立又は浅扱ぎ位置まで連続して調節させるときのように、浅扱ぎ側への調節過剰のため脱穀時における扱ぎ残しや刈取搬送時における稈こぼれ等の不具合を生じることがなく、穀稈の扱深さ調節を断続的且つ円滑に行なわせることができる。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施例をコンバインについて図面に基づき説明する。図13はコンバインの全体構成を示すもので、車台6の下部側に土壌面を走行する左右一対の走行クローラ7を張設した走行装置8を配設すると共に、該車台6上には、フィードチェン9に挟持搬送して供給される穀稈を脱穀し、この脱穀された穀粒を選別回収して一時貯留するグレンタンク10と、このタンク10に貯留された穀粒を機外へ排出する排穀オーガ11を備えた脱穀装置3を載置構成している。
【0012】
なお、該フィードチェン9の奥側に隣接して、供給穀稈が短稈のとき、一部の極短稈においては入口部のみ挟持し、以後は解放する脱穀短稈チェン9aを配置させる。該脱穀装置3の前方に、前端側から植立穀稈を分草する分草体12と、分草された穀稈を引き起こす引起部13と、引き起こされた穀稈を刈り取る刈刃部14と、この刈り取られた穀稈を掻き込むと共に搬送途上において扱深さを調節する扱深さ調節搬送部15と、この搬送される穀稈を引き継いで該フィードチェン9又は脱穀短稈チェン9aへ受け渡しする供給調節搬送部16等を有する刈取装置1を、油圧駆動による刈取昇降シリンダ17により土壌面に対して昇降自在なるよう該車台6の前端部へ懸架構成している。
【0013】
該刈取装置1の一側にコンバインの操作制御を行う操作装置18と、この操作のための操作席18aを設け、この操作席18aの後方側に前記グレンタンク10を配置すると共に下方側にエンジン19を搭載し、該操作装置18と操作席18aを覆うキャビン20を配設する。これらの刈取装置1,脱穀装置3,走行装置8,操作装置18,エンジン19,キャビン20等によってコンバインの機体21を構成している。
【0014】
該刈取装置1は図4,図5,図6,図7に示す如く、前記車台6の前端部に装架した走行用ミッションケース22の上端部に刈取架台23を固定すると共に、この刈取架台23に刈取入力ケース24を回動可能に支承して設け、この刈取入力ケース24から下方側に向け延長したパイプ状の刈取主フレーム25とを接合すると共に、刈取入力プーリ26を一端部に軸止した刈取入力軸27を該入力ケース24に内装軸支し、該入力軸27と主フレーム25に内装した刈取主軸28とをべベルギヤを介して連動連結して構成させる。
【0015】
該刈取主フレーム25と、刈取装置1の下部にその全幅に亘って設けた下部横伝動ケース29とを接合し、該刈取主軸28と下部横伝動ケース29に内装した下部横軸30とをべベルギヤを介して連動連結すると共に、該下部横伝動ケース29の左端部近傍から前方斜上方へ向けて中間縦フレーム31を延設し、該下部横軸30と中間縦フレーム31に内装した中間縦軸32とをべベルギヤを介して連動連結して構成させる。
【0016】
該中間縦フレーム31と、刈取装置1の上部にその全幅に亘って設けた上部横伝動ケース33とをギヤ変速による変速ケース34を介して接合し、該中間縦軸32からべベルギヤ及びベルトクラッチ35を経由すると共に、該変速ケース34のギヤを介し上部横伝動ケース33に内装した上部横軸36の左端部とを連動連結して構成させる。
【0017】
該上部横伝動ケース33に接合する、中央の1条と左右側の各2条による5条列の未刈穀稈を引き起す前記引起部13に対応する5本の引起駆動ケース37を下方へ向け突設し、該上部横軸36と引起駆動ケース37に内装した各引起駆動軸38とを各々べベルギヤを介して連動連結すると共に、該各引起駆動軸38と引起ラグ39aを取り付けた引起チェン39bを駆動する引起スプロケット39を軸止した引起軸40とをべベルギヤを介して各々連動連結して構成させる。
【0018】
前記各分草体12の後方側に刈り取った穀稈の株元側を掻き込む左一対・中・右一対の各掻込ラグベルト41a,41b,41cと、この掻込ラグベルト41群によって掻き込まれた穀稈を、更に掻き込み保持する各掻込スターホイル42a,42b,42cを配設し、この掻込スターホイル42群からY字状に配設した各株元搬送チェン43a,43b,43cの合流部から、搬送穀稈の扱深さを深・浅に調節する扱深さ調節手段5としての扱深さ調節チェン5に引き継ぎ連動連結して構成させる。
【0019】
図8に示す如く、該扱深さ調節チェン5をその前端部を支点として扱深さ調節モータ45により上下揺動可能に配設すると共に、該株元搬送チェン43群及び扱深さ調節チェン5の上方側に、穀稈の株元側に対応して各々その穂先側を搬送させる左・中・右の各穂先搬送ラグ46a,46b,46cを配設して前記扱深さ調節搬送部15を構成させる。
【0020】
図9に示す如く、該扱深さ調節チェン5から引き継いで前記脱穀装置3へ供給する穀稈を、その稈長に応じて通常ではフィードチェン9による標準状態側へ、また特に畦際制御時における極短稈等では脱穀短稈チェン9aによる深扱ぎ側へ供給を変更する供給調節チェン47を、前記刈取入力軸27にべベルギヤを介して連動連結した供給駆動軸48により駆動可能に配設して構成させる。
【0021】
該供給調節チェン47を案内するチェンガイド47aを調節アーム49aを介して供給調節モータ49の駆動により前後移動可能に配設すると共に、該供給調節モータ49の駆動を検出するモータリミットスイッチ50を配置して前記供給調節搬送部16を構成させる。
【0022】
図10に示す如く、未刈穀稈を刈り取る刈刃部14を、前記掻込スターホイル42群の下方側で、分草体12群を支持する分草杆12aを固着した下部フレーム51に刈取装置1の全幅に亘り左右に分割して配設し、この下部フレーム51を前記下部横伝動ケース29に接合すると共に、左右の刈刃部14を前記下部横軸30の両端部へ各々軸止した左右のクランク機構52によって左右往復動可能に構成させる。
【0023】
図11に示す如く、該扱深さ調節搬送部15の左右の掻込ラグベルト41a,41cの各前端位置近傍において搬送穀稈の有無をON・OFF検出する左右の穀稈センサ前53と、該供給調節チェン47の前部位置近傍において搬送穀稈の有無をON・OFF検出する穀稈センサ後54とを各々配置して構成させる。
【0024】
前記引起部13の上部近傍位置に刈取り穀稈の稈長の長・短をON・OFF検出する稈長センサ55と、右穂先搬送ラグ46cの後部近傍位置に搬送穀稈の扱深さ位置を、穂先側検出杆4a及び株元側検出杆4bのON・OFFにより検出する扱深さ検出手段4としての扱深さセンサ4とを各々配置して構成させる。
【0025】
該刈取装置1の上下回動支点の近傍位置に、穀稈の刈高さ位置をポテンショメータ等の回動角度により検出する刈高さ検出手段2としての刈高さセンサ2と、前記扱深さ調節チェン5の上下揺動支点の近傍位置に、搬送穀稈の扱深さ調節位置をポテンショメータ等の回動角度により検出する扱深さ位置センサ56とを各々配置して構成させる。
【0026】
該扱深さセンサ4による検出値を扱深さ位置センサ56により確認を行いながら、扱深さ調節チェン5を前記扱深さ調節モータ45によって深・浅に調節する扱深さ調節制御部Dと、刈取作業時に畦際において刈取装置1の上昇による所定の高刈り位置を刈高さセンサ2により検出したときは、自動的に扱深さ調節チェン5を所定位置まで深扱ぎ側へ調節する畦際制御スイッチ57とを各々配置して構成させる。
【0027】
図12に示す如く、CPUを主体的に配し自動回路の演算制御を行うと共に、畦際における高刈り時に穀稈の扱深さを調節制御する畦際制御機能を内蔵するコントローラ58を設け、この入力側へ、入力インタフェース58aを介し前記刈高さセンサ2,扱深さセンサ4,左右穀稈センサ前53,穀稈センサ後54,稈長センサ55,扱深さ位置センサ56,畦際制御スイッチ57,モータリミットスイッチ50等を各々接続して構成させる。
【0028】
該コントローラ58の出力側へ、出力インタフェース58bを介し前記扱深さ調節モータ45を深扱ぎ側へ駆動させる深扱ぎ調節リレー59aと浅扱ぎ側へ駆動させる浅扱ぎ調節リレー59b、及び供給調節モータ49を脱穀短稈チェン9a側へ駆動させる供給調節リレー60等を各々接続して構成させる。
【0029】
分草体12を土壌面に近接させ走行装置8によって機体21を前進させ刈取装置1により未刈穀稈の刈り取りを行うが、この刈り取り時に中央の1条と左右側の各2条の穀稈5条列を左・中・右の各引起部13により引き起し作用を行うと同時に、左・中・右の掻込ラグベルト41群によって株元側を掻き込み、この掻き込まれた株元側を掻込スターホイル42群によって挟持すると同時に刈刃部14によって刈り取りを行う。
【0030】
この刈り取られた株元側を左・中・右の株元集送部の株元搬送チェン43群により集送合流させ、この合流部から扱深さ調節チェン5を経て供給調節チェン47へ引き継ぎ、扱深さの調節を行いながら脱穀装置3へ搬送供給させると共に、穂先側を左・中・右の穂先集送部の穂先搬送ラグ46群により集送して右穂先搬送ラグ46cの中間位置に合流させ、この合流部から更に右穂先搬送ラグ46cによって脱穀装置3へ搬送供給させる。
【0031】
このようなコンバインの作業において、畦際での刈り取りを行うときは、図2のフローチャートに示す如く、畦際制御スイッチ57のONと共に各クラッチ類を入とし、畦際において刈取装置1を上昇させ高刈りを行なうときの高刈り状態を刈高さセンサ2によって検出する。
【0032】
この検出が、例えば20センチメートル以上で、且つ稈長センサ55によって検出した刈取り穀稈の稈長が、例えば60センチメートル以上であれば扱深さ調節チェン5を稈長に応じて所定位置まで自動的に深扱ぎ側へ調節を行い、稈長が60センチメートル以下であれば扱深さ調節チェン5を最深扱ぎ側へ調節すると共に、供給調節チェン47を脱穀短稈チェン9a側へ供給させる位置へ調節を行う。(畦際制御時は扱深さセンサ4による検出値は無視する)このように深扱ぎ側へ調節を行なった後、高刈りから通常の刈高さに移行する際に元の扱深さ位置に復帰させるときは、この復帰作用を、図1の線図に示す如く、該扱深さセンサ4の株元側検出杆4bと共に穂先側検出杆4aがONしている場合のみ、前記穀稈センサ前53と穀稈センサ後54がON状態となる刈取作業状態において、扱深さ調節チェン5を浅扱ぎ側へ調節する前記扱深さ調節モータ45への出力をONさせるよう制御を行なわせる。
【0033】
なお、前記の如く、該扱深さセンサ4の株元側検出杆4bと共に穂先側検出杆4aのONにより、扱深さ調節チェン5の浅扱ぎ側への調節出力をONさせることに加え、更に、穂先側検出杆4aがOFFしたときは扱深さ調節チェン5の浅扱ぎ側への調節出力もOFFさせるよう制御を行なわせることにより、一段と調節制御を向上させることができる。
【0034】
このような畦際における高刈り時に、深扱ぎ位置から通常の刈高さに移行する場合、該穂先側検出杆4aの検出により浅扱ぎ側へ断続的且つ円滑に復帰させることができるから、従来の如く、刈高さの移行に伴い該扱深さ調節チェン5を、扱深さ位置センサ56の検出による中立又は浅扱ぎ位置に達するまで連続して浅扱ぎ側への調節を行なうときのように、浅扱ぎ側への調節過剰により発生する脱穀時における扱残しや刈取搬送時における稈こぼれ等の不具合を防止することができる。
【0035】
また、畦際において、前記の如く該刈高さセンサ2による高刈り状態の検出により所定位置まで深扱ぎ側へ連続的に調節させる際に、図3の線図に示す如く、該扱深さセンサ4の株元側検出杆4bがONで穂先側検出杆4aがOFFのときは、扱深さ調節チェン5の深扱ぎ側への調節出力をONさせると共に、株元側検出杆4bがONで穂先側検出杆4aもONしたときは、扱深さ調節チェン5の深扱ぎ側への調節出力をOFFさせるよう制御を行なわせる。
【0036】
なお、前記の如く、該刈高さセンサ2により高刈り状態を検出したとき、扱深さセンサ4の株元側検出杆4bがONで穂先側検出杆4aがOFFの中立状態を検出している場合、又は該両検出杆4a,4bが共にOFFの浅い状態を検出している場合のみ、扱深さ調節チェン5の深扱ぎ側への調節出力をONさせるよう制御を行なわせる。
【0037】
このような畦際において、通常の刈高さから高刈り状態に移行した場合、該扱深さセンサ4の検出状態に対応して深扱ぎ側へ断続的且つ円滑に調節移行させることができるから、従来の如く、連続的な深扱ぎ側への調節を行なうときに生じる調節過剰を防止できると共に、脱穀負荷の増大による前記エンジン19の回転数の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高刈りから通常刈高さへ移行する際の浅扱ぎ側への調節出力状態を示す線図。
【図2】高刈り時に扱深さ調節チェンの深扱ぎ側への調節手順を示すフローチャート。
【図3】通常刈高さから高刈りへ移行する際の深扱ぎ側への調節出力状態を示す線図。
【図4】刈取装置の穀稈穂先側を主体とした集送機構を示す平面図。
【図5】刈取装置の穀稈株元側を主体とした集送機構を示す平面図。
【図6】刈取装置の全体構成を示す側面図。
【図7】刈取装置の動力伝達経路を示すブロック図。
【図8】刈取装置の扱深さ調節搬送部の構成を示す側面図。
【図9】刈取装置の供給調節搬送部の構成を拡大して示す平面図。
【図10】刈取装置の刈刃部の全体構成を示す平面図。
【図11】刈取装置における各センサ及びスイッチ類の配置状態を示す概略側面図。
【図12】自動制御関係の電気回路を示すブロック図。
【図13】コンバインの全体構成を示す側面図。
【符号の説明】
1.刈取装置
2.刈高さ検出手段
3.脱穀装置
4.扱深さ検出手段
5.扱深さ調節手段

Claims (1)

  1. 刈取装置による畦際での高刈り状態を検出する刈高さ検出手段と、脱穀装置)のフィードチェン(9)へ供給される穀稈の扱深さ位置を検出する株元側検出杆(4b)及び穂先側検出杆(4a)からなる扱深さ検出手段)と、扱深さ位置を調節する扱深さ調節チェン()と、扱深さ調節チェン(5)から引き継いで前記脱穀装置(3)へ供給する供給調節チェン(47)とを設け、
    供給調節チェン(47)を案内するチェンガイド(47a)を、調節アーム(49a)を介して供給調節モータ(49)の駆動により前後移動可能に設け、
    供給調節チェン(47)は、扱深さ調節チェン(5)から引き継いだ穀稈の稈長に応じて、フィードチェン(9)に引き継ぐ標準状態側又はフィードチェン(9)に隣接して配置した脱穀短稈チェン(9a)に引き継ぐ深扱ぎ側へ供給する構成とし、
    前記刈高さ検出手段により高刈り状態を検出したとき、稈長が設定長さ以上であれば扱深さ調節チェン(5)を稈長に応じて所定位置まで自動的に深扱ぎ側へ調節を行い、稈長が設定長さ以下であれば扱深さ調節チェン(5)を最深扱ぎ側へ調節すると共に、供給調節チェン(47)を脱穀短稈チェン(9a)側へ供給させる位置へ調節を行った後、前記高刈り状態から通常の刈高さに移行する際に、扱深さ調節チェン(5)を元の扱深さ位置へ復帰させるときは、株元側検出杆(4b)及び穂先側検出杆(4a)が穀稈を検出していると扱深さ調節手段)を浅扱ぎ側へ調節する出力を行う構成としたことを特徴とするコンバイン
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