JP2568252Y2 - コンバインの扱深さ調節装置 - Google Patents
コンバインの扱深さ調節装置Info
- Publication number
- JP2568252Y2 JP2568252Y2 JP1992040653U JP4065392U JP2568252Y2 JP 2568252 Y2 JP2568252 Y2 JP 2568252Y2 JP 1992040653 U JP1992040653 U JP 1992040653U JP 4065392 U JP4065392 U JP 4065392U JP 2568252 Y2 JP2568252 Y2 JP 2568252Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- depth adjusting
- handling
- lever
- cutting
- adjusting lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンバインの扱深さ調
節装置に関するものである。
節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンバインで畦畔の近くに植立している
穀稈を刈り取る為に畦畔に向かって機体を進行させる場
合には、刈取部を大きく上昇させて進行最前部の分草体
が畦畔に衝当するのを避けねばならないが、このように
刈取部を上昇させると刈取られた穀稈の稈長が極短状態
となり、そのままでフィードチエンに受継して扱室内を
横送させれば浅扱きになって扱残しが生ずる。したがっ
て、かかる場合には扱深さ調節機構を大きく深扱き側に
作動させる所作(手動操作或いは扱深さセンサーの検出
信号発信)をして対処しなければならないが、その所作
が直ちになされても扱深さ調節機構は即時には応動しな
いから、時間的なズレにより浅扱き状態が継続されて扱
残しが発生する。
穀稈を刈り取る為に畦畔に向かって機体を進行させる場
合には、刈取部を大きく上昇させて進行最前部の分草体
が畦畔に衝当するのを避けねばならないが、このように
刈取部を上昇させると刈取られた穀稈の稈長が極短状態
となり、そのままでフィードチエンに受継して扱室内を
横送させれば浅扱きになって扱残しが生ずる。したがっ
て、かかる場合には扱深さ調節機構を大きく深扱き側に
作動させる所作(手動操作或いは扱深さセンサーの検出
信号発信)をして対処しなければならないが、その所作
が直ちになされても扱深さ調節機構は即時には応動しな
いから、時間的なズレにより浅扱き状態が継続されて扱
残しが発生する。
【0003】そこで、上述のような対応の遅れを無くす
るために、畔際刈りの際に刈取部を所定範囲以上に上昇
させると、その上昇と同時に扱深さ調節機構が自動的に
深扱き側に作動されるようにしたものが提案されている
(例えば、実開昭59−81331号のマイクロフイル
ム参照)。そして、従来のものは、上部支点で上下回動
する揚上搬送体の下部と、刈取部昇降用油圧シリンダー
の刈取部側連結点とをワイヤーで連結し、そのワイヤー
の中途部を扱深さ調節レバーと共に変位する滑車に掛回
して、油圧シリンダーが作動しないときには扱深さ調節
レバーを動かすと滑車に掛回されたワイヤーにより揚上
搬送体が単独に上下動され、また、油圧シリンダーが作
動する際にはそれに連動して滑車に掛回されたワイヤー
が緊張弛緩されることによって揚上搬送体が刈取部とは
逆の方向に動くように構成されている。
るために、畔際刈りの際に刈取部を所定範囲以上に上昇
させると、その上昇と同時に扱深さ調節機構が自動的に
深扱き側に作動されるようにしたものが提案されている
(例えば、実開昭59−81331号のマイクロフイル
ム参照)。そして、従来のものは、上部支点で上下回動
する揚上搬送体の下部と、刈取部昇降用油圧シリンダー
の刈取部側連結点とをワイヤーで連結し、そのワイヤー
の中途部を扱深さ調節レバーと共に変位する滑車に掛回
して、油圧シリンダーが作動しないときには扱深さ調節
レバーを動かすと滑車に掛回されたワイヤーにより揚上
搬送体が単独に上下動され、また、油圧シリンダーが作
動する際にはそれに連動して滑車に掛回されたワイヤー
が緊張弛緩されることによって揚上搬送体が刈取部とは
逆の方向に動くように構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来のものは、扱深さ
調節レバーの操作によって揚上搬送体を単独に動かして
扱深さ調節し得る一方で、刈取部を所定範囲以上に上昇
させると扱深さ調節機構が自動的に深扱き側に作動され
て高刈りによる浅扱ぎ状態の解消が応答性よく行われる
ものではあったが、扱深さ調節レバーにより揚上搬送体
を上動させる場合には、滑車に掛回したワイヤーの抵抗
が扱深さ調節レバーにかかるので所要操作力が大になっ
て操作性がよくなく、また、揚上搬送体と扱深さ調節レ
バーの連繋に滑車を要するから構造も複雑化するという
難点があった。
調節レバーの操作によって揚上搬送体を単独に動かして
扱深さ調節し得る一方で、刈取部を所定範囲以上に上昇
させると扱深さ調節機構が自動的に深扱き側に作動され
て高刈りによる浅扱ぎ状態の解消が応答性よく行われる
ものではあったが、扱深さ調節レバーにより揚上搬送体
を上動させる場合には、滑車に掛回したワイヤーの抵抗
が扱深さ調節レバーにかかるので所要操作力が大になっ
て操作性がよくなく、また、揚上搬送体と扱深さ調節レ
バーの連繋に滑車を要するから構造も複雑化するという
難点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の難点を
解消することを目的としてなされたものであり、走行車
台(3)に装設する刈取部(B)を、同部(B)と走行
車台(3)との間に介装されて刈取昇降レバー(16)
の操作により伸縮される油圧シリンダー装置(17)に
よって昇降させるように構成すると共に、刈取部(B)
で刈取られた穀稈の株元側を走行車台(3)上の脱穀部
(A)のフィードチエン(1)に移送して受継ぎ挟持さ
せる縦搬送チエン(10)に設けた扱深さ調節機構を、
扱深さ調節レバー(18)の操作によって作動させるよ
うに構成し、且つ、前記油圧シリンダー装置(17)の
刈取部(B)がわの連結部分に一端部を止着したワイヤ
ー(19)の他部を前記扱深さ調節レバー(18)に連
係させて、刈取昇降レバー(16)の操作で刈取部
(B)が一定範囲を越えて上昇されると、それに連動し
て扱深さ調節機構が自動的に深扱き側に作動されるよう
にしてあるコンバインにおいて、前記ワイヤー(19)
の扱深さ調節レバー(18)側の端部に、設定長の長孔
(20a)を備えた連繋具(20)を連設してその長孔
(20a)に前記扱深さ調節レバー(18)を係り合わ
せ、扱深さ調節レバー(18)が長孔(20a)に沿っ
て自由動する範囲内において扱深さ調節レバー(18)
の操作により扱深さ調節機構を単独に作動させ得るよう
に構成したことを特徴とするものである。
解消することを目的としてなされたものであり、走行車
台(3)に装設する刈取部(B)を、同部(B)と走行
車台(3)との間に介装されて刈取昇降レバー(16)
の操作により伸縮される油圧シリンダー装置(17)に
よって昇降させるように構成すると共に、刈取部(B)
で刈取られた穀稈の株元側を走行車台(3)上の脱穀部
(A)のフィードチエン(1)に移送して受継ぎ挟持さ
せる縦搬送チエン(10)に設けた扱深さ調節機構を、
扱深さ調節レバー(18)の操作によって作動させるよ
うに構成し、且つ、前記油圧シリンダー装置(17)の
刈取部(B)がわの連結部分に一端部を止着したワイヤ
ー(19)の他部を前記扱深さ調節レバー(18)に連
係させて、刈取昇降レバー(16)の操作で刈取部
(B)が一定範囲を越えて上昇されると、それに連動し
て扱深さ調節機構が自動的に深扱き側に作動されるよう
にしてあるコンバインにおいて、前記ワイヤー(19)
の扱深さ調節レバー(18)側の端部に、設定長の長孔
(20a)を備えた連繋具(20)を連設してその長孔
(20a)に前記扱深さ調節レバー(18)を係り合わ
せ、扱深さ調節レバー(18)が長孔(20a)に沿っ
て自由動する範囲内において扱深さ調節レバー(18)
の操作により扱深さ調節機構を単独に作動させ得るよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下、本考案による扱深さ調節装置に関して
実施例図に従って説明すると、コンバインは「図2」に
示すように、走行装置(4)上に架設する走行車台
(3)に脱穀部(A)及び排藁処理部(C)、操縦部
(13)、穀粒タンク(14)などを配設するととも
に、脱穀部(A)の前行程に刈取部(B)を装設して構
成されている。
実施例図に従って説明すると、コンバインは「図2」に
示すように、走行装置(4)上に架設する走行車台
(3)に脱穀部(A)及び排藁処理部(C)、操縦部
(13)、穀粒タンク(14)などを配設するととも
に、脱穀部(A)の前行程に刈取部(B)を装設して構
成されている。
【0007】そして、脱穀部(A)は、フィードチエン
(1)を機体の左側に張設し、扱胴(5)や揺動選別体
(6)等を内蔵している。また、刈取部(B)は、分草
体(7)や引起しケース(8)、刈刃(9)、縦搬送チ
エン(10)、穂先搬送タイン(11)などを備えてお
り、刈取部(B)によって連続的に刈取った植立穀稈を
縦搬送チエン(10)と穂先搬送タイン(11)により
脱穀部(A)に搬送し扱室内を横送させて脱穀処理し穀
粒タンク(14)に穀粒を貯留しながら脱穀済の排藁を
排藁チエン(12)により搬出して排藁処理部(C)で
処理するようになっている。
(1)を機体の左側に張設し、扱胴(5)や揺動選別体
(6)等を内蔵している。また、刈取部(B)は、分草
体(7)や引起しケース(8)、刈刃(9)、縦搬送チ
エン(10)、穂先搬送タイン(11)などを備えてお
り、刈取部(B)によって連続的に刈取った植立穀稈を
縦搬送チエン(10)と穂先搬送タイン(11)により
脱穀部(A)に搬送し扱室内を横送させて脱穀処理し穀
粒タンク(14)に穀粒を貯留しながら脱穀済の排藁を
排藁チエン(12)により搬出して排藁処理部(C)で
処理するようになっている。
【0008】また、刈取部(B)は、引起しケース
(8)等の各部に動力を供給するための入力軸を回動支
点(P)として上下回動可能に取付けられ、操縦部(1
3)に設ける刈取昇降レバー(16)の操作により油圧
シリンダー装置(17)のロッド(17a)を出退させ
ることによって昇降し得るようになっており、前記回動
支点(P)はフィードチエン(1)の始端部近傍に位置
させている。
(8)等の各部に動力を供給するための入力軸を回動支
点(P)として上下回動可能に取付けられ、操縦部(1
3)に設ける刈取昇降レバー(16)の操作により油圧
シリンダー装置(17)のロッド(17a)を出退させ
ることによって昇降し得るようになっており、前記回動
支点(P)はフィードチエン(1)の始端部近傍に位置
させている。
【0009】縦搬送チエン(10)は、扱深さ調節レバ
ー(18)による手動操作によってその終端部(10
a)をフィードチエン(1)の始端部から外側方に遠ざ
けたり近づけたりして刈取穀稈の扱深さを調節する公知
の扱深さ調節機構を扱室入口(2)の手前に備えてい
る。なお、扱深さ調節機構は、図示するのを省略したが
扱室入口(2)に穀長を検出する扱深さセンサーを設け
てその検出に基づいて扱深さ調節機構を作動させ自動的
に扱深さ調節する公知の手段のものでもよい。
ー(18)による手動操作によってその終端部(10
a)をフィードチエン(1)の始端部から外側方に遠ざ
けたり近づけたりして刈取穀稈の扱深さを調節する公知
の扱深さ調節機構を扱室入口(2)の手前に備えてい
る。なお、扱深さ調節機構は、図示するのを省略したが
扱室入口(2)に穀長を検出する扱深さセンサーを設け
てその検出に基づいて扱深さ調節機構を作動させ自動的
に扱深さ調節する公知の手段のものでもよい。
【0010】図1に示しているように、扱深さ調節レバ
ー(18)に、長孔(20a)を有する連繋具(20)
を介してワイヤー(19)の一端部を連結し、そのワイ
ヤー(19)の他端部を前記油圧シリンダー装置(1
7)のロッド(17a)の先端側に連結してあり、刈取
昇降レバー(16)の操作によるロッド(17a)の伸
長でもって回動支点(P)を軸とする刈取部(B)の通
常の刈高さ位置(イ)からの上昇に伴ってワイヤー(1
9)と連繋具(20)と扱深さ調節レバー(18)を介
して扱深さ調節機構を深扱き側に作動させて深扱きに調
節し、また、刈取部(B)を刈取昇降レバー(16)の
操作によって通常の刈高さ位置(イ)に下降させると、
扱深さ調節機構は逆方向に作動して扱深さを標準状態に
復帰させるようになっている。
ー(18)に、長孔(20a)を有する連繋具(20)
を介してワイヤー(19)の一端部を連結し、そのワイ
ヤー(19)の他端部を前記油圧シリンダー装置(1
7)のロッド(17a)の先端側に連結してあり、刈取
昇降レバー(16)の操作によるロッド(17a)の伸
長でもって回動支点(P)を軸とする刈取部(B)の通
常の刈高さ位置(イ)からの上昇に伴ってワイヤー(1
9)と連繋具(20)と扱深さ調節レバー(18)を介
して扱深さ調節機構を深扱き側に作動させて深扱きに調
節し、また、刈取部(B)を刈取昇降レバー(16)の
操作によって通常の刈高さ位置(イ)に下降させると、
扱深さ調節機構は逆方向に作動して扱深さを標準状態に
復帰させるようになっている。
【0011】なお、刈取部(B)を通常の刈高さ位置
(イ)から上昇させることによって扱深さ調節機構が作
動するのであるが、ワイヤー(19)の一端部が長孔
(20a)を有する連繋具(20)を介して扱深さ調節
レバー(18)に連結されているから、通常の刈高さ位
置(イ)は縦方向に或る幅をもつよこととなり、その幅
は長孔(20a)の長手方向寸法をどう設定するかによ
って決まる。
(イ)から上昇させることによって扱深さ調節機構が作
動するのであるが、ワイヤー(19)の一端部が長孔
(20a)を有する連繋具(20)を介して扱深さ調節
レバー(18)に連結されているから、通常の刈高さ位
置(イ)は縦方向に或る幅をもつよこととなり、その幅
は長孔(20a)の長手方向寸法をどう設定するかによ
って決まる。
【0012】したがって、刈取部(B)を通常の刈高さ
位置(イ)にして機体を進行させながらその刈取穀稈の
穀長に応じて扱深さ調節レバー(18)を手動で操作す
れば、連繋具(20)に係合する扱深さ調節レバー(1
8)の下端部は長孔(20a)内を自由動状に移動して
扱深さ調節機構を作動させるようになり、「図1」にお
いて(ロ)方向に操作すると標準扱深さから深扱きとな
り、(ハ)方向に操作すれば浅扱きに調節されて刈取穀
稈を扱室入口(2)から供給して脱穀処理する。
位置(イ)にして機体を進行させながらその刈取穀稈の
穀長に応じて扱深さ調節レバー(18)を手動で操作す
れば、連繋具(20)に係合する扱深さ調節レバー(1
8)の下端部は長孔(20a)内を自由動状に移動して
扱深さ調節機構を作動させるようになり、「図1」にお
いて(ロ)方向に操作すると標準扱深さから深扱きとな
り、(ハ)方向に操作すれば浅扱きに調節されて刈取穀
稈を扱室入口(2)から供給して脱穀処理する。
【0013】そして、畦畔の近くにきて刈取昇降レバー
(16)を操作し「図3」のように刈取部(B)を大き
く上昇させると、刈刃(9)は高刈りして刈取られる穀
稈の稈長は超短稈状態となるが、この際に、刈取部
(B)の上昇によりワイヤー(19)が引き作用を受
け、その一端がわの連繋具(20)の長孔(20a)内
の前端に扱深さ調節レバー(18)の下端が係止して扱
深さ調節レバー(18)が深扱き側に動き、扱深さ調節
機構を深扱き状態とにし扱残しのない状態で脱穀処理さ
れるのである。
(16)を操作し「図3」のように刈取部(B)を大き
く上昇させると、刈刃(9)は高刈りして刈取られる穀
稈の稈長は超短稈状態となるが、この際に、刈取部
(B)の上昇によりワイヤー(19)が引き作用を受
け、その一端がわの連繋具(20)の長孔(20a)内
の前端に扱深さ調節レバー(18)の下端が係止して扱
深さ調節レバー(18)が深扱き側に動き、扱深さ調節
機構を深扱き状態とにし扱残しのない状態で脱穀処理さ
れるのである。
【0014】また、刈取部(B)を下降させて通常の刈
高さ位置(イ)にすればワイヤー(19)と連繋具(2
0)を介して扱深さ調節レバー(18)が標準位置に復
帰し、これによって扱深さ調節機構の扱深さは標準の状
態に戻るのである。
高さ位置(イ)にすればワイヤー(19)と連繋具(2
0)を介して扱深さ調節レバー(18)が標準位置に復
帰し、これによって扱深さ調節機構の扱深さは標準の状
態に戻るのである。
【0015】
【考案の効果】本考案は、走行車台(3)に装設する刈
取部(B)を、走行車台(3)との間に介装されて刈取
昇降レバー(16)の操作により伸縮される油圧シリン
ダー装置(17)で昇降させるように構成し、且つ、刈
取穀稈の株元側を脱穀部(A)のフィードチエン(1)
に向けて移送して受継ぎ挟持させる縦搬送チエン(1
0)に設けた扱深さ調節機構を、扱深さ調節レバー(1
8)の操作で作動させるように構成するとともに、前記
油圧シリンダー装置(17)の刈取部(B)がわの連結
部分に一端部を止着したワイヤー(19)の他部を前記
扱深さ調節レバー(18)に連係させて、刈取昇降レバ
ー(16)の操作で刈取部(B)が一定範囲を越えて上
昇されると、それに連動して扱深さ調節機構が自動的に
深扱き側に作動されるようにしてあるコンバインにおい
て、前記ワイヤー(19)の扱深さ調節レバー(18)
側の端部に、設定長の長孔(20a)を備えた連繋具
(20)を連設してその長孔(20a)に前記扱深さ調
節レバー(18)を係り合わせ、扱深さ調節レバー(1
8)が長孔(20a)に沿って自由動する範囲内におい
て扱深さ調節レバー(18)の操作により扱深さ調節機
構を単独に作動させ得るように構成したから、刈取部
(B)を所定範囲以上に上昇させると扱深さ調節機構が
自動的に深扱き側に作動されて高刈りによる浅扱ぎ状態
の解消が応答性よく行われるものでありながら、扱深さ
調節レバー(18)の操作により扱深さ調節機構を単独
に作動させて扱深さ調節する場合には、前記ワイヤー
(19)の抵抗を受けることなくて扱深さ調節レバー
(18)を軽く動かすことができて操作負担が軽微であ
り、また、扱深さ調節レバーと油圧シリンダー装置との
連繋に滑車を用いる必要がないから構造も簡潔である。
取部(B)を、走行車台(3)との間に介装されて刈取
昇降レバー(16)の操作により伸縮される油圧シリン
ダー装置(17)で昇降させるように構成し、且つ、刈
取穀稈の株元側を脱穀部(A)のフィードチエン(1)
に向けて移送して受継ぎ挟持させる縦搬送チエン(1
0)に設けた扱深さ調節機構を、扱深さ調節レバー(1
8)の操作で作動させるように構成するとともに、前記
油圧シリンダー装置(17)の刈取部(B)がわの連結
部分に一端部を止着したワイヤー(19)の他部を前記
扱深さ調節レバー(18)に連係させて、刈取昇降レバ
ー(16)の操作で刈取部(B)が一定範囲を越えて上
昇されると、それに連動して扱深さ調節機構が自動的に
深扱き側に作動されるようにしてあるコンバインにおい
て、前記ワイヤー(19)の扱深さ調節レバー(18)
側の端部に、設定長の長孔(20a)を備えた連繋具
(20)を連設してその長孔(20a)に前記扱深さ調
節レバー(18)を係り合わせ、扱深さ調節レバー(1
8)が長孔(20a)に沿って自由動する範囲内におい
て扱深さ調節レバー(18)の操作により扱深さ調節機
構を単独に作動させ得るように構成したから、刈取部
(B)を所定範囲以上に上昇させると扱深さ調節機構が
自動的に深扱き側に作動されて高刈りによる浅扱ぎ状態
の解消が応答性よく行われるものでありながら、扱深さ
調節レバー(18)の操作により扱深さ調節機構を単独
に作動させて扱深さ調節する場合には、前記ワイヤー
(19)の抵抗を受けることなくて扱深さ調節レバー
(18)を軽く動かすことができて操作負担が軽微であ
り、また、扱深さ調節レバーと油圧シリンダー装置との
連繋に滑車を用いる必要がないから構造も簡潔である。
【図1】本考案の要部を示す側面図である。
【図2】コンバイン全体の概略側面図である。
【図3】この考案の作用説明図である。
A 脱穀部 B 刈取部 1 フィードチエン 2 扱室入口 3 走行機台 10 縦搬送チエン 16 刈取昇降レバー 17 油圧シリンダー装置 18 扱深さ調節レバー 19 ワイヤー 20 連繋具 20a 長孔 イ 通常の刈高さ位置
Claims (1)
- 【請求項1】 走行車台(3)に装設する刈取部(B)
を、同部(B)と走行車台(3)との間に介装されて刈
取昇降レバー(16)の操作により伸縮される油圧シリ
ンダー装置(17)によって昇降させるように構成する
と共に、刈取部(B)で刈取られた穀稈の株元側を走行
車台(3)上の脱穀部(A)のフィードチエン(1)に
移送して受継ぎ挟持させる縦搬送チエン(10)に設け
た扱深さ調節機構を、扱深さ調節レバー(18)の操作
によって作動させるように構成し、且つ、前記油圧シリ
ンダー装置(17)の刈取部(B)がわの連結部分に一
端部を止着したワイヤー(19)の他部を前記扱深さ調
節レバー(18)に連係させて、刈取昇降レバー(1
6)の操作で刈取部(B)が一定範囲を越えて上昇され
ると、それに連動して扱深さ調節機構が自動的に深扱き
側に作動されるようにしてあるコンバインにおいて、前
記ワイヤー(19)の扱深さ調節レバー(18)側の端
部に、設定長の長孔(20a)を備えた連繋具(20)
を連設してその長孔(20a)に前記扱深さ調節レバー
(18)を係り合わせ、扱深さ調節レバー(18)が長
孔(20a)に沿って自由動する範囲内において扱深さ
調節レバー(18)の操作により扱深さ調節機構を単独
に作動させ得るように構成してあるコンバインの扱深さ
調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992040653U JP2568252Y2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | コンバインの扱深さ調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992040653U JP2568252Y2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | コンバインの扱深さ調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0591255U JPH0591255U (ja) | 1993-12-14 |
JP2568252Y2 true JP2568252Y2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=12586517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992040653U Expired - Lifetime JP2568252Y2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | コンバインの扱深さ調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568252Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4543242B2 (ja) * | 2000-03-22 | 2010-09-15 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5981331U (ja) * | 1982-11-24 | 1984-06-01 | 三菱農機株式会社 | コンバインにおける刈取穀稈揚上装置 |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP1992040653U patent/JP2568252Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0591255U (ja) | 1993-12-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2568252Y2 (ja) | コンバインの扱深さ調節装置 | |
JP3973613B2 (ja) | コンバインのクラッチ操作装置 | |
JP2001037317A (ja) | 刈取収穫機の刈取部支持構造 | |
JP3427394B2 (ja) | コンバインの搬送機構 | |
JP2001041260A (ja) | 作業車のテンションクラッチ操作構造 | |
JP2550937Y2 (ja) | 全稈投入型コンバイン | |
JP2569730B2 (ja) | 脱穀済排稈の結束機 | |
JP3347832B2 (ja) | コンバイン | |
JP2965482B2 (ja) | コンバインにおける穀稈供給装置 | |
JPS6238511Y2 (ja) | ||
JP2965485B2 (ja) | コンバインにおける扱深さ自動制御装置 | |
JPS5827624Y2 (ja) | コンバインにおける脱穀部のフィ−ドチェン | |
JPS5851724B2 (ja) | コンバイン | |
JP2574064B2 (ja) | コンバイン | |
JP2727603B2 (ja) | 農作業車の負荷制御装置 | |
JPS598504Y2 (ja) | コンバインにおける脱穀供給部の供給調節装置 | |
JPH10327644A (ja) | コンバインの刈取前処理装置 | |
JP3356953B2 (ja) | コンバインの前処理部構造 | |
JP2956416B2 (ja) | 左右スライド式刈取装置 | |
JP2854488B2 (ja) | コンバインの刈取前処理装置 | |
JP3186074B2 (ja) | コンバインの車体姿勢制御装置 | |
JPH099765A (ja) | コンバイン | |
JP3070111B2 (ja) | コンバインの刈取装置 | |
JP3308057B2 (ja) | コンバインの穀稈搬送構造 | |
JPS5845541Y2 (ja) | コンバインの刈取部 |