JP2002078413A - コンバイン等の扱深さ制御装置 - Google Patents

コンバイン等の扱深さ制御装置

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JP2002078413A
JP2002078413A JP2000268533A JP2000268533A JP2002078413A JP 2002078413 A JP2002078413 A JP 2002078413A JP 2000268533 A JP2000268533 A JP 2000268533A JP 2000268533 A JP2000268533 A JP 2000268533A JP 2002078413 A JP2002078413 A JP 2002078413A
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JP2000268533A
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English (en)
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Hidetaka Hirayama
秀孝 平山
Fumio Yoshimura
文夫 吉邨
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンバイン等における扱深さ調節制御時に、刈
り始めは扱深さ調節に対する応答性や搬送姿勢が悪くな
り手動調節が必要となるため、この面倒な手動調節の解
消。 【解決手段】刈取装置1の搬送経路2の穀稈を扱深さ検
出手段3(穂先側及び株元側検出杆3a,3b)により
検出し、脱穀装置4の扱深さ位置を自動的に調節する扱
深さ調節手段5を有するコンバイン等において、該搬送
経路2に穀稈が無い状態で刈取作業を開始したときは、
扱深さ位置が適正状態か又は扱深さ位置が反転状態とな
るまで、通常作業時より扱深さ調節の単位時間当りの調
節量を大きくするか、又は調節周期を短くすると共に、
扱深さ位置が浅扱ぎ状態を判定したときは、扱深さ位置
が適正状態か又は扱深さ位置が反転状態となるまで、通
常作業時より株元側検出杆3bの検出感度を鈍感にする
ことを特徴とする扱深さ制御装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバイン等の
扱深さ制御装置に関し、刈取装置で刈り取った穀稈を脱
穀装置へ供給するときに扱深さの調節制御を行うもの等
の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】コンバイン等における作業時に、刈取装
置によって刈り取った穀稈を脱穀装置へ搬送供給して脱
穀作業を行うものにおいて、刈取装置の搬送経路に設け
た扱深さ検出手段により穀稈の扱深さを検出し、この検
出値により扱深さ調節手段を作用させて搬送穀稈の条件
に応じ適正な扱深さとなるよう自動的に調節制御を行わ
せるものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、刈り始めにお
いては、刈取速度の変化等により搬送穀稈の姿勢が大き
く乱れ扱深さ調節に対する応答性が悪く、適正な扱深さ
位置に対し大きく外れていることが多くなり、脱穀装置
等におけるロスや詰りの発生要因となっていた。そこ
で、これらの要因を取り除くため手動調節により扱深さ
を適正位置に補正する操作が必要となるが、この手動に
よる補正調節操作が大変に面倒なものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、刈取
装置1の搬送経路2を搬送される穀稈を扱深さ検出手段
3により検出し、脱穀装置4に対する扱深さ位置を自動
的に調節する扱深さ調節手段5を有するコンバイン等に
おいて、該搬送経路2に穀稈が無い状態で刈取作業を開
始したときは、該扱深さ検出手段3の検出による扱深さ
位置が適正状態となるか、又は扱深さ位置が反転状態と
なるまで、通常作業時における該扱深さ調節手段5の作
用に比し単位時間当りの調節量を大きくすることを特徴
とする扱深さ制御装置の構成とする。
【0005】請求項2の発明は、刈取装置1の搬送経路
2を搬送される穀稈を扱深さ検出手段3により検出し、
脱穀装置4に対する扱深さ位置を自動的に調節する扱深
さ調節手段5を有するコンバイン等において、該搬送経
路2に穀稈が無い状態で刈取作業を開始したときは、該
扱深さ検出手段3の検出による扱深さ位置が適正状態と
なるか、又は扱深さ位置が反転状態となるまで、通常作
業時における該扱深さ調節手段5の作用に比し調節周期
を短くすることを特徴とする請求項1記載の扱深さ制御
装置の構成とする。
【0006】請求項3の発明は、刈取装置1の搬送経路
2を搬送される穀稈穂部を穂先側及び株元側検出杆3
a,3bを備えた扱深さ検出手段3により検出し、脱穀
装置4に対する扱深さ位置を自動的に調節する扱深さ調
節手段5を有するコンバイン等において、該搬送経路2
に穀稈が無い状態での刈取作業の開始により、該扱深さ
検出手段3の検出による扱深さ位置が浅扱ぎ状態を判定
したときは、扱深さ位置が適正状態となるか、又は扱深
さ位置が反転状態となるまで、通常作業時における該扱
深さ調節手段5の作用に比し株元側検出杆3bの検出感
度を鈍感にすることを特徴とする請求項1記載の扱深さ
制御装置の構成とする。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、上記の構成により、コン
バイン等の作業時に、刈取装置1の搬送経路2に穀稈が
無い状態で刈取作業を開始したときは、刈取速度の変化
等により搬送穀稈の姿勢が大きく乱れ扱深さ調節に対す
る応答性が悪く、適正な扱深さ位置に対し大きく外れて
いることが多くなるため、搬送経路2を搬送される穀稈
の穂部を扱深さ検出手段3により検出した扱深さ検出値
が、適正な扱深さ位置の状態となるか、又は深扱ぎ側と
浅扱ぎ側とが各々反転する扱深さ位置の状態となるま
で、通常作業時よりも扱深さ調節手段5の単位時間当り
の調節量を大きくする。
【0008】請求項2の発明では、上記の構成により、
コンバイン等の作業時に、刈取装置1の搬送経路2に穀
稈が無い状態で刈取作業を開始したときは、刈取速度の
変化等により搬送穀稈の姿勢が大きく乱れ扱深さ調節に
対する応答性が悪く、適正な扱深さ位置に対し大きく外
れていることが多くなるため、搬送経路2を搬送される
穀稈の穂部を扱深さ検出手段3により検出した扱深さ検
出値が、適正な扱深さ位置の状態となるか、又は深扱ぎ
側と浅扱ぎ側とが各々反転する扱深さ位置の状態となる
まで、通常作業時よりも扱深さ調節手段5の調節出力間
隔を短くして調節量を大きくする。
【0009】請求項3の発明では、上記の構成により、
コンバイン等の作業時に、刈取装置1の搬送経路2に穀
稈が無い状態で刈取作業を開始したときは、刈取速度の
変化等により搬送穀稈の姿勢が大きく乱れ扱深さ調節に
対する応答性が悪く、適正な扱深さ位置に対し大きく外
れていることが多くなるため、搬送経路2を搬送される
穀稈の穂部を扱深さ検出手段3の穂先側及び株元側検出
杆3a,3bにより検出した扱深さ検出値が、浅扱ぎ位
置の状態を判定したときは、適正な扱深さ位置の状態と
なるか、又は浅扱ぎ側から深扱ぎ側へ反転する扱深さ位
置の状態となるまで、通常作業時よりも株元側検出杆3
bの検出感度を鈍感にする。
【0010】
【発明の効果】請求項1の発明では、上記作用の如く、
刈取装置1の搬送経路2に穀稈が無い状態で刈取作業を
開始したときは、搬送穀稈の扱深さ検出値が、適正な扱
深さ位置の状態か又は扱深さが反転する扱深さ位置の状
態となるまで、通常作業時の扱深さ調節量よりも単位時
間当りの調節量を大きくすることにより、従来の如く、
刈取開始時に、扱深さが適正位置より大きく外れている
ときでも調節応答性が向上することにより、面倒な扱深
さの手動調節操作を行う必要がないと共に、ロスや詰り
の発生を防止することができる。
【0011】請求項2の発明では、上記作用の如く、刈
取装置1の搬送経路2に穀稈が無い状態で刈取作業を開
始したときは、搬送穀稈の扱深さ検出値が、適正な扱深
さ位置の状態か又は扱深さが反転する扱深さ位置の状態
となるまで、通常作業時の扱深さ調節出力間隔よりも短
くして調節量を大きくすることにより、従来の如く、刈
取開始時に、扱深さが適正位置より大きく外れていると
きでも調節応答性が向上することにより、面倒な扱深さ
の手動調節操作を行う必要がないと共に、ロスや詰りの
発生を防止することができる。
【0012】請求項3の発明では、上記作用の如く、刈
取装置1の搬送経路2に穀稈が無い状態で刈取作業を開
始したときは、搬送穀稈の扱深さ検出値が、浅扱ぎ位置
の状態を判定したときは、適正な扱深さ位置の状態か又
は浅扱ぎ側から深扱ぎ側へ反転する扱深さ位置の状態と
なるまで、通常作業時の株元側検出杆3bの検出感度よ
りも感度を鈍感にすることにより、従来の如く、刈取開
始時に、搬送穀稈の姿勢が大きく乱れているときでも扱
深さ位置を若干深めに設定できることにより、搬送姿勢
が安定し面倒な扱深さの手動調節操作を行う必要がない
と共に、ロスや詰りの発生を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施例をコン
バインについて図面に基づき説明する。図24はコンバ
インの全体構成を示すもので、車台6の下部側に土壌面
を走行する左右一対の走行クローラ7を張設した走行装
置8を配設すると共に、該車台6上には、フィードチェ
ン9に挟持搬送して供給される穀稈を脱穀し、この脱穀
された穀粒を選別回収して一時貯留するグレンタンク1
0と、このタンク10に貯留された穀粒を機外へ排出す
る排穀オーガ11を備えた脱穀装置4を載置構成してい
る。
【0014】なお、該フィードチェン9の奥側に隣接し
て、供給穀稈が短稈のとき、一部の極短稈においては入
口部のみ挟持し、以後は解放する脱穀短稈チェン9aを
配設させる。該脱穀装置4の前方に、前端側から未刈穀
稈を分草する分草体12と、分草された穀稈を引き起こ
す引起部13と、引き起こされた穀稈を刈り取る刈刃部
14と、この刈り取られた穀稈を掻き込むと共に搬送途
上において扱深さを調節する扱深さ調節搬送部15と、
この搬送される穀稈を引き継いで該フィードチェン9又
は脱穀短稈チェン9aへ受け渡しする供給調節搬送部1
6等を有する刈取装置1を、油圧駆動による刈取昇降シ
リンダ17により土壌面に対して昇降自在なるよう該車
台6の前端部へ懸架構成している。
【0015】該刈取装置1の一側にコンバインの操作制
御を行う操作装置18と、この操作のための操作席19
を設け、この操作席19の後方側に前記グレンタンク1
0を配置すると共に下方側にエンジン20を搭載し、該
操作装置18と操作席19を覆うキャビン21を配設す
る。これらの刈取装置1,脱穀装置4,走行装置8,操
作装置18,エンジン20,キャビン21等によってコ
ンバインの機体22を構成している。
【0016】該刈取装置1は図8,図9,図10に示す
如く、前記車台6の前端部に装架した該ミッションケー
ス23の上端部に固定した刈取架台24に、刈取装置1
を支持する刈取入力ケース25を回動可能に支承して設
け、この刈取入力ケース25から下方に向けパイプ状の
刈取主フレーム26を接合延長して構成させる。
【0017】該刈取入力ケース25に内装した刈取入力
軸27と、刈取主フレーム26に内装した刈取主軸28
とをべベルギヤを介して連動連結させると共に、刈取主
フレーム26の下端部に、刈取装置1の全幅に亘って設
けた下部横伝動ケース29を接合し、刈取主軸28と下
部横伝動ケース29に内装した下部横軸30とをべベル
ギヤを介して連動連結して構成させる。
【0018】該下部横伝動ケース29の左端部近傍から
前方斜上方へ向けて中間縦フレーム31を延設し、該下
部横軸30と中間縦フレーム31に内装した中間縦軸3
2とをべベルギヤを介して連動連結して構成させる。該
中間縦フレーム31と、刈取装置1の上部にその全幅に
亘って設けた上部横伝動ケース33とをギヤ変速による
変速ケース34を介して接合し、該中間縦軸32からべ
ベルギヤ及びベルトクラッチ35を経由すると共に、該
変速ケース34のギヤを介し上部横伝動ケース33に内
装した上部横軸36の左端部とを連動連結して構成させ
る。
【0019】該上部横伝動ケース33に接合する、中央
の1条と左右側の各2条による5条列の未刈穀稈を引き
起す前記引起部13に対応する5本の引起駆動ケース3
7を下方へ向け突設し、該上部横軸36と引起駆動ケー
ス37に内装した各引起駆動軸38とを各々べベルギヤ
を介して連動連結して構成させる。
【0020】該各引起駆動軸38と引起ラグ39aを取
り付けた引起チェン39bを駆動する引起スプロケット
39を軸止した引起軸40とをべベルギヤを介して各々
連動連結して構成させる。前記各分草体12の後方側に
刈り取った穀稈の株元側を掻き込む左一対・中・右一対
の各掻込ラグベルト41a,41b,41cと、この掻
込ラグベルト41群によって掻き込まれた穀稈を、更に
掻き込み保持する各掻込スターホイル42a,42b,
42cを配設して構成させる。
【0021】該掻込スターホイル42群からY字状に配
設した各株元搬送チェン43a,43b,43cの合流
部から、搬送穀稈の扱深さを深・浅に調節する扱深さ調
節手段5としての扱深さ調節チェン5に引き継ぎ連動連
結して構成させる。図11に示す如く、該扱深さ調節チ
ェン5をその前端部を支点として扱深さ調節モータ45
により上下揺動可能に配設すると共に、該株元搬送チェ
ン43群及び扱深さ調節チェン5の上方側に、穀稈の株
元側に対応して各々その穂先側を搬送させる左・中・右
の各穂先搬送ラグ46a,46b,46cを配設して前
記扱深さ調節搬送部15を構成させる。
【0022】図12に示す如く、該扱深さ調節チェン5
から引き継ぎ前記脱穀装置4へ供給する穀稈を、その稈
長に応じて通常ではフィードチェン9による標準状態側
へ、また特に畦際制御時における極短稈等では脱穀短稈
チェン9aによる深扱ぎ側へ供給を変更する供給調節チ
ェン47を、前記刈取入力軸27にべベルギヤを介して
連動連結した供給駆動軸48により駆動可能に配設して
構成させる。
【0023】該供給調節チェン47を案内するチェンガ
イド47aを調節アーム49aを介して供給調節モータ
49の駆動により前後移動可能に配設すると共に、該供
給調節モータ49の駆動を検出するモータリミットスイ
ッチ50を配置して前記供給調節搬送部16を構成さ
せ、該扱深さ調節搬送部15と共に搬送経路2を形成さ
せる。
【0024】図13に示す如く、未刈穀稈を刈り取る刈
刃部14を、前記掻込スターホイル42群の下方側で、
分草体12群を支持する分草杆12aを固着した下部フ
レーム51に刈取装置1の全幅に亘り左右に分割して配
設し、この下部フレーム51を前記下部横伝動ケース2
9に接合すると共に、左右の刈刃部14を前記下部横軸
30の両端部へ各々軸止した左右のクランク機構52に
よって左右往復動可能に構成させる。
【0025】図14に示す如く、該扱深さ調節搬送部1
5の左右の掻込ラグベルト41a,41cの各前端位置
近傍において搬送穀稈の有無をON・OFF検出する左
右の穀稈センサ前64と、該供給調節チェン47の前部
位置近傍において搬送穀稈の有無をON・OFF検出す
る穀稈センサ後65とを各々配置して構成させる。
【0026】該右穂先搬送ラグ46cの後部近傍位置に
搬送穀稈の扱深さ位置を、穂先側検出杆3a及び株元側
検出杆3bのON・OFFにより検出する扱深さ検出手
段3としての扱深さセンサ3と、該扱深さ調節チェン5
の上下揺動支点の近傍位置に搬送穀稈の扱深さ調節位置
をポテンショメータ等の回動角度により検出する扱深さ
位置センサ66と、扱深さ調節を手動で行わせる手動調
節スイッチ44とを各々配置して構成させる。
【0027】該刈取装置1の上下回動支点の近傍位置に
穀稈の刈高さ位置をポテンショメータ等の回動角度によ
り検出する刈高さセンサ67と、前記引起部13の上部
近傍位置に刈取り穀稈の稈長の長・短をON・OFF検
出する稈長センサ68と、車速の前後進の切り替えと主
変速を行わせる主変速レバー69と、走行系の回転数を
パルス信号に変換して車速を検出する車速センサ70
と、刈取装置1と脱穀装置4の作動入り・切りに関わる
刈脱スイッチ71とを各々配置して構成させる。
【0028】図7に示す如く、CPUを主体的に配し自
動回路の演算制御を行うと共に、刈取開始時における搬
送穀稈の深・浅調節量を制御する扱深さ制御装置Dを内
蔵するコントローラ72を設け、この入力側へ、入力イ
ンタフェース72aを介して前記扱深さセンサ3,左右
穀稈センサ前64,穀稈センサ後65,扱深さ位置セン
サ66,刈高さセンサ67,稈長センサ68,車速セン
サ70,手動調節スイッチ44,刈脱スイッチ71等を
各々接続して構成させる。
【0029】該コントローラ72の出力側へ、出力イン
タフェース72bを介して前記扱深さ調節モータ45を
深扱ぎ側へ駆動させる深扱ぎ調節リレー73aと浅扱ぎ
側へ駆動させる浅扱ぎ調節リレー73b、及び供給調節
モータ49を脱穀短稈チェン9a側へ駆動させる供給調
節リレー74等を各々接続して構成させる。
【0030】分草体12を土壌面に近接させ走行装置8
によって機体22を前進させ刈取装置1により未刈穀稈
の刈り取りを行うが、この刈り取り時に中央の1条と左
右側の各2条の穀稈5条列を左・中・右の各引起部13
により引き起し作用を行うと同時に、左・中・右の掻込
ラグベルト41群によって株元側を掻き込み、この掻き
込まれた株元側を掻込スターホイル42群によって挟持
すると同時に刈刃部14によって刈り取りを行う。
【0031】この刈り取られた株元側を左・中・右の株
元集送部の株元搬送チェン43群により集送合流させ、
この合流部から扱深さ調節チェン5を経て供給調節チェ
ン47へ引き継ぎ、扱深さの調節を行いながら脱穀装置
4へ搬送供給させると共に、穂先側を左・中・右の穂先
集送部の穂先搬送ラグ46群により集送して右穂先搬送
ラグ46cの中間位置に合流させ、この合流部から更に
右穂先搬送ラグ46cによって脱穀装置4へ搬送供給さ
せる。
【0032】このようなコンバインの刈取作業時に、穀
稈センサ前64と穀稈センサ後65の検出により搬送経
路2に穀稈が無い状態のときに、刈取り開始により搬送
経路2を搬送される穀稈の穂部を扱深さセンサ3によっ
て検出を行う。この検出により、扱深さセンサ3の穂先
側検出杆3aがOFFで株元側検出杆3bがONとなる
適正扱深さ位置の状態となるか、又は両検出杆3a,3
bが共にONとなる深扱ぎ位置から浅扱ぎ側への反転位
置、及び両検出杆3a,3bが共にOFFとなる浅扱ぎ
位置から深扱ぎ側への反転位置の状態となるまで、扱深
さ調節チェン5を扱深さ制御装置Dにより扱深さ調節モ
ータ45を駆動して調節制御をを行わせる。
【0033】このような扱深さの調節制御を行わせると
きに、図1の線図に示す如く、通常の作業時おける扱深
さ調節量aに比べて、単位時間当りの調節量を大きくし
た扱深さ調節量bとすることにより、刈り始め時のよう
に、扱深さが適正位置より大きく外れ易い状態において
も、応答時間を速くすることができるから、面倒な手動
調節スイッチ44による調節が不要になると共に、刈取
装置1の搬送不良による詰りや稈こぼれ及び脱穀装置4
の負荷増大やロス等の発生を防止できる。
【0034】また、前記と同様の扱深さ調節制御を行う
ものにおいて、刈取り開始時に、扱深さ調節量aを扱深
さ調節量bとなるよう調節量を増大させる調節手段に代
え、図2の線図に示す如く、通常作業時における扱深さ
調節出力間隔cに比べて、調節出力間隔を短くした扱深
さ調節出力間隔dとすることにより、刈り始め時のよう
に、扱深さが適正位置より大きく外れ易い状態において
も、応答時間を速くすることができるから、上記と同様
の効果を有する。
【0035】また、前記と同様の扱深さ調節制御を行う
ものにおいて、刈取り開始時に、扱深さセンサ3による
検出値が浅扱ぎ状態にあると判定したときは、適正扱深
さ位置の状態となるか、又は浅扱ぎ位置から深扱ぎ側へ
の反転位置の状態となるまで調節制御を行わせるとき、
図3の線図に示す如く、通常作業時における扱深さセン
サ3の株元側検出杆3bの検出感度eに比べて、扱深さ
が若干深めとなるよう鈍感な検出感度fとすることによ
り、刈り始め時のように、搬送姿勢の乱れが大きいとき
でも扱深さ位置を若干深扱ぎ側へ設定することができる
から、上記と同様の効果を有する。
【0036】また、前記と同様の扱深さ調節制御を行う
ものにおいて、刈取り開始時に、扱深さセンサ3による
検出値が深扱ぎ状態にあると判定したときは、適正扱深
さ位置の状態となるか、又は深扱ぎ位置から浅扱ぎ側へ
の反転位置の状態となるまで調節制御を行わせるとき、
図4の線図に示す如く、通常作業時における扱深さセン
サ3の穂先側検出杆3aの検出感度gに比べて、扱深さ
が若干浅めとなるよう敏感な検出感度hとすることによ
り、刈り始め時のように、搬送姿勢の乱れが大きいとき
でも扱深さ位置を若干浅扱ぎ側へ設定することができる
から、上記と同様の効果を有する。
【0037】また、刈取作業時に、図5の線図に示す如
く、該扱深さセンサ3により適正な扱深さ位置を検出し
たときは、この扱深さとなる扱深さ調節チェン5の調節
位置を、扱深さ位置センサ66により検出した基準値j
をコントローラ72に記憶させ、以降、扱深さの調節制
御において、深扱ぎ位置を検出した際に所定領域k以上
浅扱ぎ側に調節を行っても、深扱ぎ位置の検出が解除さ
れない場合は異常と判定し、始めに記憶した扱深さ調節
チェン5の位置に移動させると共に、異常警報を報知さ
せる。
【0038】このような扱深さの調節制御を行うことに
より、従来では、雑草や引き抜かれ株等が搬送経路2に
停滞とたときに、扱深さセンサ3の穂先側検出杆3aが
詰り深扱ぎの誤検出によって浅扱ぎ調節を継続nするこ
とにより、搬送穀稈の稈こぼれ等によってロス発生の要
因となっていたものを、未然に扱深さを適正位置に修正
可能にすると共に、オペレータに異常報知を行いロスを
防止できる。
【0039】また、前記穀稈の稈長を検出する稈長セン
サ68とは異なる検出手段として、図6に示す如く、該
扱深さセンサ3の配設位置を穂先側及び株元側検出杆3
a,3b共に穀稈の稈身方向にスライド可能とし、この
スライド位置を、前記コントローラ72の入力側に接続
したスライド位置センサ75の検出値と、該扱深さ調節
チェン5の調節位置を検出する扱深さ位置センサ66の
検出値とにより稈長算出を行うものであり、扱深さ調節
制御が現在適正に行われているかどうかの判定が可能で
ある。
【0040】このように、刈取作業時の穀稈の稈長を算
出した値が、事前に確認した値より一定以上長いと判定
したときは、オペレータに警告を発するか、又は制御出
力を中止するか、或いはその両方を行わせることによ
り、浮き藁等が扱深さセンサ3の穂先側検出杆3aに引
っ掛かって起きる誤検出により浅扱ぎ状態となり、この
浅扱ぎ状態により発生する稈こぼれ等のロスを防止でき
る。
【0041】図15,図16,図17に示す如く、前記
刈取装置1を駆動する動力は、油圧式無段変速装置Hの
出力軸53を支承した刈取装置1駆動用の刈取駆動ケー
ス54に、該出力軸53と連結した刈取駆動軸54aの
側面視右方向下側に変速駆動側割プーリ55を軸承する
変速駆動軸55aと、この変速駆動軸55aの上方側に
変速従動側割プーリ56を軸承する変速従動軸56aと
を、各々該ケース54から外方へ向け突出支承して設
け、該駆動側割プーリ55と従動側割プーリ56との間
に変速ベルト57を張設してベルト式無段変速装置Bを
構成させる。
【0042】該刈取駆動ケース54内にて変速駆動軸5
5aに軸回転する変速駆動ギヤ58と、該刈取駆動軸5
4aに軸回転する刈取駆動ギヤ59とを中間ギヤ60を
介して噛合連動させると共に、該変速従動軸56aの従
動側割プーリ56の外側に軸止した刈取駆動プーリ61
と、刈取装置1の刈取入力ケース25に支承した刈取入
力軸27の刈取入力プーリ62との間に、動力を伝達す
る駆動ベルト63を張設して構成させる。
【0043】該ベルト式無段変速装置Bの変速機構は、
該変速駆動側割プーリ55の内側プーリ55bを軸固定
に、外側プーリ55cを左右摺動可能とし、この外側プ
ーリ55cを摺動させる摺動カム76を該変速駆動軸5
5aに対し回動可能に配置すると共に、この摺動カム7
6に固定した摺動アーム76aを、プーリ制御モータ7
7により駆動杆77aを介して回動制御可能に連結して
構成させる。
【0044】該変速従動側割プーリ56の外側プーリ5
6cを軸固定に、内側プーリ56bを左右摺動可能と
し、この内側プーリ56bを摺動させる摺動カム78を
該変速従動軸56aに対し回動可能に配置すると共に、
この摺動カム78に固定した摺動アーム78aと該摺動
カム76の摺動アーム76aとを連結杆79により回動
可能に連結して構成させる。
【0045】該変速駆動軸55aを支承する前記刈取駆
動ケース54の軸受ケース54bに、回動可能に支承し
たテンション受環80からテンションアーム80aを突
出させ、このアーム80aに前記変速ベルト57のライ
ンに臨ませたテンションローラ81を軸支した支軸81
aを取リ付けると共に、変速ベルト57の駆動状態を検
出する回転センサ82を該変速従動軸56aの一端部に
配置して構成させる。
【0046】該テンション受環80からテンションアー
ム80aと対称位置に突出させたスプリングアーム80
bと、スプリングフック80cとの間にスプリング83
を張設して構成させる。図18に示す如く、CPUを主
体的に配して各機能の演算制御を行うコントローラ87
を設け、このコントローラ87の入力側に、入力インタ
フェース87aを介して前記車速センサ70と、刈脱ス
イッチ71と、回転センサ82と、車速に対し刈取回転
数を倒伏状態と標準状態のシンクロ変速に手動切替えす
る刈取モードスイッチ84と、刈取シンクロ制御の位置
を検出するシンクロ位置センサ85と、主変速レバー6
9の変速位置を検出する主変速位置センサ86とを各々
接続して構成させる。
【0047】該コントローラ87の出力側へ、出力イン
タフェース87bを介して前記プーリ制御モータ77を
制御するシンクロ増速リレー88a及びシンクロ減速リ
レー88bを各々接続して構成させる。刈取モードスイ
ッチ84を倒伏状態(倒伏モード)に切り替えたとき
は、コントローラ87の演算により、ベルト式無段変速
装置Bの変速駆動軸55aに軸承された変速駆動側割プ
ーリ55における、固定の内側プーリ55bに対する外
側プーリ55cを、プーリ制御モータ77による摺動カ
ム76の回動によりプーリ幅を狭める方向に摺動させ
て、変速ベルト57のベルトピッチ円を大径に変更す
る。
【0048】次に、該摺動カム76の回動と同時に連結
杆79が作動して、変速従動軸56aに軸承された変速
従動側割プーリ56における、固定の外側プーリ56c
に対する内側プーリ56bを、摺動カム78の回動によ
りプーリ幅を広める方向に摺動させて、変速ベルト57
のベルトピッチ円を小径に変更することにより、刈取装
置1の回転数を車速に同調させた高速回転にシンクロ変
速させる。なお、このとき変速ベルト57は、内側から
テンションローラ81により緊張させる。
【0049】一方、刈取モードスイッチ84を標準状態
(標準モード)に切り替えたときは、前記とは逆の作用
により、該両割プーリ55,56のベルトピッチ円を小
径,大径に変更することにより、刈取装置1の回転数を
車速に同調させた低速回転にシンクロ変速させる。
【0050】これらのシンクロ変速により、刈取作業時
に、未刈穀稈の倒伏状態と標準状態に応じて車速に対す
る刈取装置1の回転速度比を、標準モード時より倒伏モ
ード時の回転速度を速くするよう、オペレータにより切
替え変速させて刈取シンクロ制御を行わせる。
【0051】このような刈取シンクロ制御時に、刈取モ
ードスイッチ84による倒伏モードと標準モードの切替
操作時以外の刈取回転数の変速制御を、図19の線図に
示す如く、主変速位置センサ86により、車速の増速操
作を検出したときはベルト式無段変速装置Bを減速側へ
調節制御を行わせると共に、車速の減速操作を検出した
ときは該変速装置Bを増速側へ調節制御を行わせる。
【0052】このように、通常作業時における車速の増
減に対応して刈取回転数を逆調節することにより、該回
転数の変動を極力抑制して目標値を保持することができ
るから、従来の如く、車速と刈取入力回転数のみにより
刈取シンクロ制御を行っているときのように、超低速作
業時のエンジン回転数の変動や油圧式無段変速装置Hの
効率変化による変速安定性の低下、及び回転精度の追求
過剰によって生じる制御回数の増大による耐久性の低下
等が発生することなく、変速制御の実施タイミングを限
定できるため安定性・耐久性を向上できる。
【0053】また、前記と同様の刈取シンクロ制御を行
うものにおいて、刈取モードスイッチ84による倒伏モ
ードと標準モードの切替操作時の刈取回転数の変速制御
を、図20の線図に示す如く、倒伏モードへ切替操作し
たときはベルト式無段変速装置Bを増速側へ、標準モー
ドへ切替操作したときは該変速装置Bを減速側へ各々限
定して調節制御を行わせる。
【0054】このように、刈取作業時に倒伏モードでは
増速側へ、標準モードでは減速側へ各々限定して刈取回
転数の変速制御を行わせることにより、従来の如く、車
速と刈取入力回転数のみにより刈取シンクロ制御を行っ
ているときのように、超低速作業時のエンジン回転数の
変動や油圧式無段変速装置Hの効率変化による変速安定
性の低下、及び回転精度の追求過剰によって生じる制御
回数の増大による耐久性の低下等が発生することなく、
変速制御の実施タイミングを限定できるため安定性・耐
久性を向上できる。
【0055】また、前記と同様の刈取シンクロ制御を行
うものにおいて、図21の線図に示す如く、前記主変速
位置センサ86とシンクロ位置センサ85の各検出によ
る刈取回転数の変速制御を、主変速レバー69の変速位
置に応じた該回転数の位置へ調節制御をを行わせる。
【0056】このように、刈取作業時に、主変速レバー
69の変速位置に応じた刈取回転数の位置へ調節制御を
行わせることにより、従来の如く、車速と刈取入力回転
数のみにより刈取シンクロ制御を行っているときのよう
に、前記プーリ制御モータ77の駆動速度に対し、変速
ベルト57のスリップ等による刈取入力回転数の検出遅
れを生じ、より変速比を過大に調整することによって安
定性の低下が発生することなく、変速制御の実施タイミ
ングを限定できるため安定性を向上できる。
【0057】また、前記と同様の刈取シンクロ制御を行
うものにおいて、図22の線図に示す如く、該シンクロ
位置センサ85の検出により該プーリ制御モータ77に
よる増減速出力を行うとき、該センサ85の出力変化率
が所定値を越えない場合、この状態における限界位置と
判断し過剰に継続出力を行うことを防止させる。
【0058】このように、該シンクロ位置センサ85の
検出によるプーリ制御モータ77の増減速出力の変化率
が所定値を越えない場合、限界位置と判断して過剰継続
出力を防止することにより、従来の如く、車速と刈取入
力回転数のみにより刈取シンクロ制御を行っているとき
のように、過負荷作業時の変速ベルト57のスリップ等
により所定の刈取入力回転数が検出できないため、変速
比を過大に調整してスリップ率がより増加し該ベルト5
7の早期摩耗を引き起こす等の障害が発生することな
く、過剰出力防止により耐久性を向上できる。
【0059】また、前記と同様の刈取シンクロ制御を行
うものにおいて、該主変速位置センサ86により機体2
2の後進操作を検出しているときは、刈取回転数の変速
制御を行わないよう規制することにより、従来の如く、
後進時にも刈取変速制御を行うもののように、刈取作業
時と異なり一回当りの主変速レバー69操作による車速
変化が大きいことから、刈取変速制御が追従でき難く出
力が不安定となることがなく、前進時に制御出力を限定
できるため安定性・耐久性を向上できる。
【0060】また、図23に示す如く、CPUを主体的
に配して各機能の演算制御を行うコントローラ89を設
け、このコントローラ89の出力インタフェース89a
を介して1つの出力ポートに、複数のアクチュエータ、
例えば前記排穀オーガ11を伸縮させる伸長リレーR1
と短縮リレーR2を、CPUからの信号により作用させ
伸縮モータMを駆動可能に接続すると共に、この両リレ
ーR1,R2の作用により空調用コンプレッサAを駆動
するノーマルクローズ型の複数のエアコンスイッチS
1,S2を接続して構成させる。
【0061】このような構成により、該排穀オーガ11
を伸長リレーR1の作用により伸縮モータMを駆動して
伸長させ、短縮リレーR2の作用により伸縮モータMを
駆動して短縮させる。次に、伸長及び短縮リレーR1,
R2を同時作用させたときは伸縮モータMは駆動せず、
コンプレッサAは切となる。
【0062】このように、1つの出力ポートにより複数
のアクチュエータ(R1,R2)を同時に作用させる条
件が成立した場合は、予め定めた優先順位の高いアクチ
ュエータ(S1,S2)を作用させることができるか
ら、従来の如く、1つの出力ポートにより1つのアクチ
ュエータを作用させる方式と異なり、1つのコントロー
ラ89にてより多くの制御を行うことができ、制御の集
中により総合制御が可能になると共に、コストダウンも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの扱深さ調節制御時の調節量と調節
応答時間の関係を示す線図。
【図2】コンバインの扱深さ調節制御時の調節周期と調
節応答時間の関係を示す線図。
【図3】コンバインの扱深さ調節制御時の株元側検出杆
感度が鈍感な状態を示す線図。
【図4】コンバインの扱深さ調節制御時の穂先側検出杆
感度が敏感な状態を示す線図。
【図5】コンバインの扱深さ調節制御時に記憶した基準
領域での調節状態を示す線図。
【図6】コンバインの扱深さ調節制御時に穀稈の稈長検
出が可能な構成を示す正面図。
【図7】コンバインの扱深さ調節制御関係の自動回路を
示すブロック図。
【図8】刈取装置の全体構成を示す側面図。
【図9】刈取装置の全体構成を示す平面図。
【図10】刈取装置の動力伝達経路を示すブロック図。
【図11】刈取装置の扱深さ調節搬送部の構成を示す側
面図。
【図12】刈取装置の供給調節搬送部の構成を拡大して
示す平面図。
【図13】刈取装置の刈刃部の全体構成を示す平面図。
【図14】刈取装置における各センサ及びスイッチ類の
配置状態を示す概略側面図。
【図15】刈取シンクロ制御用のベルト式無段変速装置
の配置関係を示す側面図。
【図16】刈取シンクロ制御用のベルト式無段変速装置
の全体構成を示す正面図。
【図17】刈取シンクロ制御用のベルト式無段変速装置
の全体構成を示す側面図。
【図18】刈取シンクロ制御関係の自動回路を示すブロ
ック図。
【図19】刈取シンクロ制御時に車速に対して刈取回転
数を逆調節する状態を示す線図。
【図20】刈取シンクロ制御時に刈取モードに応じた刈
取回転数の調節状態を示す線図。
【図21】刈取シンクロ制御時に主変速レバーの設定位
置に応じた調節状態を示す線図。
【図22】刈取シンクロ制御時に出力変化率による過剰
継続出力の防止状態を示す線図。
【図23】コントローラ1ポートによる複数のアクチュ
エータの作用を示すブロック図。
【図24】コンバインの全体構成を示す側面図。
【符号の説明】
1.刈取装置 2.搬送経路 3.扱深さ検出手段 3a.穂先側検出杆 3b.株元側検出杆 4.脱穀装置 5.扱深さ調節手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取装置1の搬送経路2を搬送される穀
    稈を扱深さ検出手段3により検出し、脱穀装置4に対す
    る扱深さ位置を自動的に調節する扱深さ調節手段5を有
    するコンバイン等において、該搬送経路2に穀稈が無い
    状態で刈取作業を開始したときは、該扱深さ検出手段3
    の検出による扱深さ位置が適正状態となるか、又は扱深
    さ位置が反転状態となるまで、通常作業時における該扱
    深さ調節手段5の作用に比し単位時間当りの調節量を大
    きくすることを特徴とする扱深さ制御装置。
  2. 【請求項2】 刈取装置1の搬送経路2を搬送される穀
    稈を扱深さ検出手段3により検出し、脱穀装置4に対す
    る扱深さ位置を自動的に調節する扱深さ調節手段5を有
    するコンバイン等において、該搬送経路2に穀稈が無い
    状態で刈取作業を開始したときは、該扱深さ検出手段3
    の検出による扱深さ位置が適正状態となるか、又は扱深
    さ位置が反転状態となるまで、通常作業時における該扱
    深さ調節手段5の作用に比し調節周期を短くすることを
    特徴とする請求項1記載の扱深さ制御装置。
  3. 【請求項3】 刈取装置1の搬送経路2を搬送される穀
    稈穂部を穂先側及び株元側検出杆3a,3bを備えた扱
    深さ検出手段3により検出し、脱穀装置4に対する扱深
    さ位置を自動的に調節する扱深さ調節手段5を有するコ
    ンバイン等において、該搬送経路2に穀稈が無い状態で
    の刈取作業の開始により、該扱深さ検出手段3の検出に
    よる扱深さ位置が浅扱ぎ状態を判定したときは、扱深さ
    位置が適正状態となるか、又は扱深さ位置が反転状態と
    なるまで、通常作業時における該扱深さ調節手段5の作
    用に比し株元側検出杆3bの検出感度を鈍感にすること
    を特徴とする請求項1記載の扱深さ制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112868364A (zh) * 2019-11-29 2021-06-01 株式会社久保田 联合收割机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112868364A (zh) * 2019-11-29 2021-06-01 株式会社久保田 联合收割机
JP2021083393A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 株式会社クボタ コンバイン
JP7224276B2 (ja) 2019-11-29 2023-02-17 株式会社クボタ コンバイン

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