JP4542895B2 - シリコーン添加剤を含んでなる液体洗濯用組成物 - Google Patents

シリコーン添加剤を含んでなる液体洗濯用組成物 Download PDF

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Description

本発明は、シリコーン添加剤を含んでなる液体洗濯用組成物に関する。さらに具体的には、本発明は、洗濯した織物の白色度を高めると共に、そのアイロン掛け容易性、親水性及び柔軟性を向上させるため、液体洗濯用組成物中にシリコーン添加剤を使用することに関する。
織物に対する柔軟化効果を得るために第四級ジアルキルイミダゾリン及び第四級アミドアミンを使用することは、当技術分野で知られている。これらの物質は、主として、すすぎ液から織物上に付着して蓄積することで柔軟化をもたらす。これは最終的に再湿潤性の低下を生じると共に、織物の黄変を生じる。
また、柔軟性を向上させるため、有機化合物と共にシリコーンガム、第四級化シリコーン及びシリコーンコポリマーを使用することも、当技術分野で知られている。
米国特許第3992332号には、非イオン系のシリコーングリコールコポリマー、陰イオン系のリン酸エステル誘導体、及び相容性液体基剤を含む織物処理用液体組成物が開示されている。その他の成分としては、洗剤、皮膚軟化剤、色材、香料、増粘剤、液体柔軟剤及び防汚剤が挙げられる。
米国特許第4661267号には、その10%以上が特定のジ(高級アルキル)環状アミンからなる織物柔軟剤活性系、及び比較的低濃度の高分子防汚剤(例えば、ヒドロキシエーテルセルロースポリマー、テレフタル酸エステルとエチレンオキシド又はプロピレンオキシドとのコポリマーブロック、及び陽イオン性ガーゴム)を含むすすぎ添加用織物柔軟剤組成物が開示されている。この系は、アルキル基が1〜5の炭素原子を有し得ると共に完全又は部分的にフッ素化されていてもよい、主として線状のポリジアルキル又はアルキル−アリールシロキサンを任意に含んでいる。
米国特許第4818421号には、非イオン系洗剤、非イオン系洗剤用ビルダー、織物柔軟化用陽イオン性化合物、及びシリコーングリコールコポリマーを必須成分として含む織物柔軟化洗剤組成物が開示されている。シリコーングリコールコポリマーは、分子中にポリエトキシ−ポリプロポキシ鎖が存在することで4〜7の範囲内のHLB数を有するものであり、このコポリマーは陽イオン性化合物の織物柔軟化能力を向上させると述べられている。非イオン系洗剤はブロードレンジエトキシレート又はナローレンジエトキシレート(NRE)であり得ると共に、ビルダーはリン酸エステル系又は非リン酸エステル系のものであり得る。
米国特許第4893316号には、発泡の抑制された液体洗濯用洗剤配合物を与えるための分散性シリコーン消泡組成物が開示されている。ここには、一次及び二次シリコーン消泡剤、一次及び二次消泡剤を溶媒中に乳化するための1種以上の非イオン性シリコーン界面活性剤、乳化した一次及び二次消泡剤を液体洗濯用洗剤中に分散させるのを助けるための第一の有機界面活性剤分散剤、並びに乳化した一次及び二次消泡剤を液体洗濯用洗剤中に分散させるのをさらに助けるための、第一級ヒドロキシル基を末端に有する非イオン系二官能性ブロックコポリマーからなる第二の分散剤を含む非水性乳濁液が提供されている。
米国特許第4986922号には、式[(RSiO)−SiR−(CH)]R'4−b(式中、Rは炭素原子数1〜6のアルキル基であり、R'は炭素原子数1〜18 のアルキル又はアリール基であり、Xは塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硝酸イオン又はRSO であり、aは1〜10の値を有する整数であり、bは2又は3の値を有する整数である。)を有するケイ素化合物を含む織物柔軟剤が開示されている。
米国特許第5026489号には、式(RSiO)SiR−(CHR')R'R"3−b(式中、Rは炭 素原子数1〜6のアルキル基であり、R'は水素、炭素原子数1〜 18のアルキル及びアリール基からなる群から選択され、R"は(CHR')OHであり、Xは塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硝酸イオン又はRSO であり、aは1〜10の値を有する整数であり、bは1又は2の値を有する整数である。)を有するアルカノールアミノ官能性シリコーン化合物を含む織物柔軟剤が開示されている。
米国特許第5045225号には、消泡組成物及びそれを含む洗濯用洗剤配合物が開示されている。消泡組成物は、特定のアルキルアミノシリコーン、微細充填剤粒子、及び炭化水素キャリヤーオイルを含んでいる。任意の成分には、油/水界面活性剤及びシリコーン油がある。アルキルアミノシリコーンは炭化水素油の表面張力を低下させ、配合物を自己疎水性にする。
米国特許第5057240号及び同第5091105号には、織物柔軟化特性を有し、改良された織物柔軟剤を含む液体洗剤が開示されている。織物柔軟剤は、反応性有機官能基を含まず、25℃で測定して約5000センチストークスを超える粘度を有するポリオルガノシロキサン、約2000000センチストークスの粘度を有するポリジオルガノシロキサンガム、及び前記ガムと低粘度ポリジオルガノシロキサン又は揮発性環状シリコーン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン又はデカメチルシクロペンタシロキサン)との混合物からなる群から選択されるシリコーン織物柔軟剤である。高度に枝分れ及び架橋したシリコーンポリマーの特定乳濁液も使用できる。
米国特許第5545342号には、非イオン系洗剤、PET−POET型防汚剤、及び(タイプX又はシリコーンXと呼ばれる)特定タイプのシリコーンポリマーを含む帯電防止性、織物柔軟性及び防汚性向上組成物が開示されている。かかる組成物は、非常に好ましくは陽イオン性織物柔軟剤(CFS)、ポリアクリレート、シリコーングリコールコポリマー(SGC)、及び非イオン系洗剤用ビルダーを含み、添加剤は任意である。また、上記成分の一部のみを含む組成物も開示されており、かかる組成物は洗剤組成物及び柔軟剤組成物の性質を向上させるための洗濯サイクル添加剤として使用できる。組成物の製造方法及び使用方法も開示されている。
米国特許第5723426号には、特定の陽イオン系洗浄性界面活性剤及びシリコーン乳濁液並びに特定の乳化剤を含む重質液体洗剤組成物が開示されている。シリコーン乳濁液は約5〜約500ミクロンの平均粒度を有しており、格別の洗浄及び柔軟化効果をもたらす。かかる洗剤組成物は構造化されており、格別の洗浄及び柔軟化効果をもたらすと述べられている。
米国特許第5759208号には、シリコーン乳濁液及び特定の乳化性界面活性剤を含む重質液体又は顆粒洗剤組成物が開示されている。シリコーン乳濁液は、好ましくは約20〜約300ミクロンの平均粒度を有しており、格別の洗浄及び柔軟化効果をもたらすと述べられている。
米国特許第6207782号には、アクリレート化親水性ポリシロキサンから生成したポリマー及びそれとアクリレート/メタクリレートコモノマーとのコポリマーの乳濁液及び分散液が開示されている。この場合、ポリマーはラジカル触媒重合によって溶媒中で生成される。かかるポリマーは、身だしなみ用品並びに織物仕上剤及び被覆配合物中での実用性を有している。
米国特許第6376456号には、洗濯用織物柔軟剤製品中に1種以上の防しわ成分を含めることが開示されている。その効果は、洗濯手順のすすぎ段階中又は乾燥機内で洗濯物品に付与される。それにより、物品を乾燥機から取り出す際又はつるし乾燥後における追加のしわ取り段階の必要性が低減する。
米国特許出願公開第20020049019号には、織物の白色度、パーマネントプレス性及び防縮性を向上させる方法であって、ホルムアルデヒド、ホルムアルデヒドを織物中の天然繊維に架橋させるための触媒、及びシリコーンエラストマー又はその前駆体を含む水溶液で織物を処理し、処理した織物を加熱してホルムアルデヒドを織物中の天然繊維と反応させることを含んでなる方法が開示されている。架橋ホルムアルデヒドのパーマネントプレス処理を受け、増白剤含有洗剤で洗濯したセルロース系織物は洗濯後に白色度の向上を示すこと、及び架橋ホルムアルデヒド処理を受けたセルロース系織物は家庭での洗濯後に白色度の向上を示すことが述べられている。
2001年5月15日に提出された米国特許出願第09/854583号には、式{XR[(SiO(R)]Si(R)X}の単位、{YO(C2aO)}の単位、及び結合基−NR−を含む非加水分解性の非(AB)型ブロックコポリマーを含んでなる組成物が開示されている。式中、Rはアルキルであり、Rは二価有機部分であり、X及びYはエポキシドの開環で生じる二価有機基から独立に選択され、Rはアルキル、アリール、アラルキル、含酸素アルキル、含酸素アリール及び含酸素アラルキルからなる群から選択され、a=2〜4であり、b=2〜100であり、x=1〜500である。
欧州特許出願公開第0273775号には、シリコーン油又は炭化水素のような疎水性物質中に分散させ、又はそれで被覆した蛍光増白剤、漂白剤、光活性漂白剤、香料、青味剤又は染料からなる、液体洗濯用洗剤のような洗浄剤組成物中で使用するための保護添加剤が開示されている。かかる保護添加剤は濃縮液体洗剤中に不溶であるが、通常の洗浄条件下では崩壊する。
欧州特許出願公開第0399706号には、O(3−a/2)SiXRNHR’基を有するオルガノポリシロキサンとモノエポキシドとの反応生成物を唯一のアミン含有有機ケイ素化合物として適用することを含んでなる、繊維材料の処理方法が開示されている。Xは一価C1−8炭化水素基であり、Rはアルキレン基であり、R’はH又は式RZ(ZはNHX、NH、NHRNH又はNHRNHXである。)の基である。すべてのアミン基の10%以下は第一級アミンであり得る。組成物は、好ましくは乳濁液として適用される。このように処理した繊維は、柔軟であると共に、先行技術のものより少ない黄変を示すと述べられている。
欧州特許第0583512号には、当該化合物と界面活性剤との混合物が疎水性物質で被覆された多孔質疎水性材料中に吸収されることを特徴とする水溶性又は水分散性洗浄活性化合物からなる洗剤添加剤が開示されている。
欧州特許第0697231号には、廃棄物焼却炉と共に稼働するランドリーで、ランドリー排水から排水を逆浸透することにより、濃縮洗濯用洗剤からの活性化学物質を処理してリサイクルするための方法が開示されている。この方法は、得られた洗濯濃縮液を定期的に噴霧乾燥機に導入し、熱の使用で乾燥し、得られた活性化学物質を価値ある原料として洗濯プロセスに再導入することを特徴とする。
英国特許出願公開第2230787号には、(A)有機陽イオン性化合物、(B)好ましくは線状であって、乳濁液の形態で供給されるポリジオルガノシロキサン、及び(C)成分(A)1重量部当たり0.2〜1重量部の、一般式(iii)R SiR(R)を有する第四級アンモニウムシランを水中に分散させてなる織物処理用の水性組成物が開示されている。式中、各Rはアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ又はトリメチルシロキシであり、Rはケイ素原子と窒素原子を結合する二価脂肪族炭化水素であり、各Rは一価炭化水素基を表し、1又は2の基Rは平均して8〜18の炭素原子からなる脂肪鎖を有しており、1又は2の基Rは5以下の炭素原子からなる脂肪鎖を有しており、Xは一価陰イオンを表す。この組成物は、処理織物に向上した再湿潤性も与えるすすぎサイクル柔軟剤として有用であると述べられている。
Dzyadyga,I.N.et al.,Tekst.Prom−st.(Moscow)(1978)(10),59−62には、繰り返して洗濯した後の仕上済み綿織物の増白効果の低下はシロキサン仕上剤組成物の組成と共に変化したことが開示されている。織物の増白効果はホトルミネセンスの強度で評価し、仕上剤の疎水効果は撥水度及び吸水度データから評価した。織物の寸法安定性及び耐摩耗性の変化に関する基準として縮み、しわ及び引張応力を使用した。最良の結果は、Whitestone BV(11108−01−3)0.5g/L、50%GKZhシロキサン乳濁液60.0g/L、及びADE3(15180−47−9)1.5g/Lを含む組成物を用いて得られた。織物の引張強さは、シロキサン処理後に5.5〜27.5%低下した。繰り返して洗濯した後には、仕上剤を含む織物及び含まない織物の強さはそれぞれ2.5〜13.4%及び18.1%低下した。増白効果は、縮み効果及びしわ効果に比べ、仕上後に急速に変化した。
Dzyadyga,I.N.et al.,Izv.Vyssh.Uchebn.Zaved.Teknol.Legk.Prom−sti.(1981)24(6),37−44では、Whitening Agent BV(I)(11108−01−3)及び各種防しわ剤による綿サマードレス布地の複合処理が、発光分光測光法で求められる蛍光白色度の程度及び耐久性に及ぼす効果が研究された。防しわ剤としてのKarbamol TsEM(II)(136−84−5)及びポリエチレン(9002−88−4)と共にオルガノシリコン(KE−43−22)を使用したところ、Iのみを用いた場合(100%)に比べ、積分発光強度は最大で62.0%に低下し、最小で96.3%に低下した。KE−43−22は光(ルミネセンスランプ、アーク灯及び石英ランプ)及び多数回の洗濯に対するIの堅牢度も低下させた一方、尿素系のII及び/又はEtamon DS(51635−81−5)を含む組成物はIの光化学的分解を抑制したが、その洗い落ちを促進した。
Welch,C.M.et al.,Textile Chemist and Colorist & American Dyestuff Reporter 1(3):55−60(1999年11月)では、クエン酸仕上剤が、このパーマネントプレス(DP)試薬で付与される性能及び白色度を共に向上させる添加剤で改質された。処理綿の白色度の向上の速度及び程度は、使用する添加剤及びプロセスすすぎの適用の有無に依存した。最も好ましい条件下では、最終白色度指数値は非処理織物の場合と実質的に同じであった。クエン酸と共に、酒石酸を共反応性添加剤として1:1及び1:2のモル比で使用した。綿繊維中においてセルロース反応性の1:1交互コポリマーが現場で形成されることにより、1:1のモル比で付与されるDP外観評価の向上及びしわ回復角の増大を説明できる。かかる混合仕上剤中に織物柔軟剤としてメチルハイドロジェンシリコーンを使用することは、低密度ポリエチレンより高いDP性能、高い防しわ性、及び高い最終白色度指数をもたらす。
上述の参考文献の開示内容は、援用によって本明細書の内容の一部をなす。
米国特許第3992332号明細書 米国特許第4661267号明細書 米国特許第4818421号明細書 米国特許第4893316号明細書 米国特許第4986922号明細書 米国特許第5026489号明細書 米国特許第5045225号明細書 米国特許第5057240号明細書 米国特許第5091105号明細書 米国特許第5545342号明細書 米国特許第5723426号明細書 米国特許第5759208号明細書 米国特許第6207782号明細書 米国特許第6376456号明細書 米国特許出願公開第20020049019号明細書 米国特許出願第09/854583号明細書 欧州特許出願公開第0273775号明細書 欧州特許出願公開第0399706号明細書 欧州特許第0583512号明細書 欧州特許第0697231号明細書 英国特許出願公開第2230787号明細書 Dzyadyga,I.N.et al.,Tekst.Prom−st.(Moscow)(1978),(10),59−62 Dzyadyga,I.N.et al.,Izv.Vyssh.Uchebn.Zaved.Teknol.Legk.Prom−sti.(1981),24(6),37−44 Welch,C.M.et al.,Textile Chemist and Colorist & American Dyestuff Reporter 1(3):55−60(1999年11月)
本発明は、洗濯した物品に向上した白色度、アイロン掛けの容易性、親水性及び柔軟性を付与するため、液体洗濯用製品中にシリコーン添加剤を含めることに関する。これらの利益は、洗濯手順の洗濯サイクル又はすすぎサイクル中に洗濯物品に付与される。シリコーン添加剤は、洗剤組成物及びすすぎサイクル添加剤の性質を向上させる。かかる添加剤は、織物(特に、100%綿綾織物及びテリークロス)の白色度を、これらのシリコーン添加剤を含まない液体洗濯用組成物で処理した織物より高める。このような白色度の増加は、視覚的にも検出できるし、Hunter Colorimeterで(反射率を)測定して分光測光的にも検出できる。加えて、液体洗濯用組成物中のこれらのシリコーン添加剤で処理した織物は、これらの添加剤を含まない液体洗濯用組成物で処理したものより、アイロン掛けの手間が少なくて済み、吸水度の増加を示し、手触りが柔らかい。
さらに詳しくは、本発明は下記成分A)及びB)を含んでなる組成物に関する。
A)液体洗濯用製品、並びに
B)1)乳化重合したアクリレート化シリコーンポリエチレングリコール変性ポリジメチルシロキサン、
2)高分子量アミノ変性ポリジメチルシロキサンの乳濁液、
3)線状アミノポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン、
4)中和した線状アミノポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン、
5)ペンダントポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン、及び
6)線状ポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン
からなる群から選択されるシリコーン添加剤。
別の態様では、本発明は、織物を洗濯する方法であって、下記成分A)及びB)を含む組成物の存在下で前記織物を洗濯することを含んでなる方法に関する。
A)液体洗濯用製品、並びに
B)1)乳化重合したアクリレート化シリコーンポリエチレングリコール変性ポリジメチルシロキサン、
2)高分子量アミノ変性ポリジメチルシロキサンの乳濁液、
3)線状アミノポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン、
4)中和した線状アミノポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン、
5)ペンダントポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン、及び
6)線状ポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン
からなる群から選択されるシリコーン添加剤。
本発明のアプローチは、液体洗濯用製品にシリコーン添加剤を添加することからなる。これらのシリコーン添加剤は、洗濯した織物(特に、100%綿綾織物及びテリークロス)の白色度を回復させると同時に、織物のアイロン掛けのために必要な仕事を低減させる。親水性及び柔軟性も増加する。
本発明に従えば、液体洗濯用製品の性能は、1種以上のシリコーン添加剤の添加によって多くの点で向上させ得る。これらのシリコーン添加剤は、すすぎサイクル柔軟剤の大きな欠点である織物の変色を解消する。加えて、製造業者に新しい改良製品の導入を可能にする他の性能上の利点も得られる。
これらのシリコーン添加剤は、市販の液体洗濯用製品(すすぎサイクル柔軟剤配合物又は液体洗濯用洗剤)に添加され、市販の家庭用洗濯機の作用により適当な時点で洗液又はすすぎ液に供給され、市販の家庭用乾燥機の使用により通常の条件下で乾燥される。本発明者らは、100%綿綾織物及びテリークロスを標準条件下で評価した場合、これらの織物の(反射率で測定した)白色度が市販の液体洗濯用洗剤及び市販のすすぎサイクル織物柔軟剤で処理した対照織物に比べて劇的に向上したことを見出した。さらに、前記シリコーン添加剤で処理した織物(100%綿プリント地、100%綿綾織物及びテリークロス)は、シリコーン添加剤を含まない市販の液体洗濯用製品で処理した織物より、吸水度(親水性)の増加によって質が向上し、アイロン掛けが容易であり、柔らかい。
本発明で使用するための好ましいシリコーン添加剤には、乳化重合したアクリレート化シリコーンポリエチレングリコール変性ポリジメチルシロキサン(以後はシリコーン1)、高分子量アミノ変性ポリジメチルシロキサンの乳濁液(以後はシリコーン2)、線状アミノポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン(以後はシリコーン3)、中和した線状アミノポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン(以後はシリコーン4)、ペンダントポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン(以後はシリコーン5及び6)、及び線状ポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン(以後はシリコーン7)がある。
さらに具体的には、
シリコーン1は、下記の一般式で米国特許第6207782号に記載されている市販製品である。
{(R10)SiO1/2}{O1/2Si(R10))O1/2}{SiO3/210}{SiO4/2}
式中、
10はR11及びPから選択され、
各R11は同一のもの又は異なるものであり得ると共に、一価炭化水素基であり、
各PはR13{O(C2bO)COCR14=CH}であり、
13は多価有機部分であり、
cはR13−1の原子価であり、
14は水素又はメチルであり、
bは2〜4であり、
aは1〜1000であり、
m+n+p+oは1〜100に等しく、
1以上のR10はPであり、
nは1〜100であり、
oが0でない場合、n:oは10:1未満であり、
pが0でない場合、n:pは10:1未満であり、
mは0〜10である。
シリコーン2は、次式のシラノール(ヒドロキシル末端停止)流体、及び
(R20)Si(R50O[Si(R50O]Si(R5020
(式中、
20はヒドロキシルであり、
各R50は独立に炭素原子数1〜12、好ましくは1〜6、さらに好ましくは1のアルキル基であり、
dは1〜50、好ましくは10〜50、さらに好ましくは20〜50の整数である。)
次式の一般構造を有するアミノ官能性シラン
(R213−a(R22Si−R23−N(R24)(R25
(式中、
22は炭素原子数1〜12、好ましくは1〜6、さらに好ましくは1のアルキル基であり、
21は炭素原子数1〜6のアルコキシ基、好ましくはメトキシであり、
23は炭素原子数1〜10、好ましくは3のアルキレン基であり、
24及びR25は水素、アルキル(好ましくはC〜Cアルキル)、アリール、アラルキル及びアミノアルキルからなる群から独立に選択され、
aは0又は1、好ましくは1である。)
の乳化縮合反応生成物として記載される市販品である。
水性アミノ官能性シリコーン乳濁液は、当技術分野で公知である。例えば、かかる乳濁液を基剤とする洗剤組成物に関する米国特許第4273584号(その開示内容は援用によって本明細書の内容の一部をなす)を参照されたい。かかる乳濁液は、1種以上の乳化剤及びアミノ官能性シランの存在下でポリオルガノシロキサンモノマーの酸又は塩基触媒水性乳化重合を行うことで製造される。
シリコーン3は、2001年5月15日に提出された米国特許出願第09/854583号に記載されている市販製品であって、式{XR32[SiO(R31)]Si(R31)32X}の単位、式{YO(C2bO)αY}の単位、及び結合基−NR33−を含む非加水分解性の非(AB)型ブロックコポリマー群の1種である。
式中、
31はアルキルであり、
32は二価有機部分であり、
X及びYは、エポキシドの開環で生じる二価有機基から独立に選択され、
33はアルキル、アリール、アラルキル、含酸素アルキル、含酸素アリール及び含酸素アラルキルからなる群から選択され、
bは2〜4であり、
αは2〜100であり、
gは1〜500である。
シリコーン4は市販品であり、シリコーン3に関して上述したような組成物を脂肪酸(例えば、ステアリン酸)の直接添加で中和したものである。
シリコーン5(本明細書中では「第一のペンダントポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン」という)は、下記の一般式で記載される市販のシロキサンポリエーテルコポリマーである。
Figure 0004542895
式中、
各Rは独立に炭素原子数1〜12、好ましくは1〜6、さらに好ましくは1の一価炭化水素基であり、
は炭素原子数1〜10、好ましくは3のアルキレン基であり、
EOはエチレンオキシであり、
POはプロピレンオキシであり、
xは0〜2、好ましくは0であり、
yは1〜5、好ましくは1〜2であり、
qは5〜10、好ましくは7〜8であり、
rは0〜10、好ましくは0であり、
Zは水素又は炭素原子数1〜12の一価炭素基(好ましくはメチル)である封鎖基である。
シリコーン6(本明細書中では「第二のペンダントポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン」という)は、下記の点を除き、シリコーン5に関して上記に示したものと同じ一般式で記載される市販製品である。
xは10〜100、好ましくは50〜80であり、
yは1〜20、好ましくは5〜10であり、
qは5〜40、好ましくは20〜30であり、
rは2〜50、好ましくは20〜40である。
シリコーン7は、下記一般式の市販(AB)ポリマーである。
−[−C2a−(−Si(R72)O−)−Si(R72)−C2a(OC)
(OC)−]
式中、
各R72は独立に炭素原子数1〜12、好ましくは1〜6、さらに好ましくは1の一価炭化水素基であり、
aは2〜4、好ましくは4であり、
iは5〜30、好ましくは25であり、
hは3〜10、好ましくは7であり、
nは1〜2、好ましくは1.5である。
シロキサン及び有機エーテルの非加水分解性(AB)ブロックコポリマーは、当技術分野で公知である。例えば、ポリウレタンフォームの安定化のために有用な(AB)コポリマーの製法を概述している米国特許第4242466号を参照されたい。
本発明の実施に際して使用されるシリコーンコポリマーは、当業者にとって公知の一般的方法で製造できる。例えば、米国特許第3280160号、同第3299112号及び同第3507815号は、この種のコポリマーの合成を報告すると共に、ポリウレタンフォーム安定剤、身だしなみ用品のための添加剤、及び織物用途のための加工助剤としてのその有用性を実証している。かかるコポリマーは、溶媒の存在下(米国特許第3980688号及び同第4025456号)又は不存在下(米国特許第4847398号及び同第5191103号)でアリルポリエーテル及びポリジメチルヒドリドシロキサンから製造できる。上記特許の開示内容は援用によって本明細書の内容の一部をなす。
本発明では、所望のシリコーンは、通常のミキサー内で製品の成分を一緒にブレンドすることで液体洗濯用製品中に導入できる。例えば、得られたブレンドを実験室用Lightnin’ミキサーを約750rpmで用いて(例えば、約20分間)混合し、次いで最終的に洗濯機に投入できる。
本発明の実施に際して使用される液体洗濯用製品は特に限定されず、当技術分野で公知の様々な方法に従って製造できる。例えば、米国特許第4661267号には、代表的な洗濯用製品の成分及び製造方式が概述されている。
その特許に開示されているように、本組成物は低レベルの防汚剤及び少なくとも一部が次式のアミンである柔軟剤活性系を含んでいる。
Figure 0004542895
式中、Yは(CH)であり、nは2又は3であり、R及びRは独立にC〜C30アルキル又はアルケニル或いはかかるアルキル基の混合物である。かかる混合物の例は、ヤシ油、「軟らかい」(固化していない)牛脂、及び固化した牛脂から得られるアルキル基である。QはCH又はNであり、Xは次式の基又はRである。
Figure 0004542895
式中、TはO又はNR(RはH又はC〜Cアルキルである。)であり、Rは二価C〜Cアルキレン基又は(CO)(式中、mは1〜8の数である。)である。
柔軟剤活性系は、全組成物の1〜50%をなしている。柔軟剤活性系の10%以上は、上記式のものから選択されるジ(高級アルキル)環状アミンである。柔軟剤活性系全体がかかるアミンからなっていてもよいが、好ましくは系は1種以上の常用織物柔軟剤を10〜90%含んでいる。アミンを適正に分散させるためには、(たとえ必要でも、他の柔軟剤が存在しない場合に)これらの組成物を2〜6.5のpH範囲内で配合することが望ましい。
防汚剤の量は、本組成物中の柔軟剤活性系の量に関係する。織物柔軟剤活性系に対して3〜20%、好ましくは5〜15%の防汚剤を含む組成物が好適であることが判明している。
A.柔軟剤活性系
上述の通り、柔軟剤活性系は(活性系に対する重量%で)10〜100%の明記されたアミン及び0〜90%の1種以上の常用織物柔軟剤(例えば、第四級アンモニウム塩や特定のシリコーン)を含んでいる。
(a)アミン
これらの組成物中で使用される環状アミンは、上述した通りである。
かかるアミンの具体例は下記の通りである。
1−タローアミドエチル−2−タローイミダゾリン、
1−(2−C14〜C18−アルキル−アミドエチル)−2−C13〜C17−アルキル−4,5−ジヒドロイミダゾリン、
1−ステアリルアミドプロピル−2−ステアリルイミダゾリン、
1−タローアミドブチル−2−タローピペリジン、及び
2−ココナットアミドメチル−2−ラウリルピリミジン。
(b)第四級アンモニウム塩
柔軟剤活性系は、さらに通常のジ(高級アルキル)第四級アンモニウム柔軟剤を含み得る。本明細書中で第四級アンモニウム塩に関連した使用する「高級アルキル」とは、炭素原子数8〜30のアルキルを意味する。
第四級アンモニウム塩は、好ましくは柔軟剤活性系の10〜50%をなしている。
B.防汚剤
有用な高分子防汚剤には、ヒドロキシエーテルセルロースポリマーのようなセルロース誘導体、エチレンテレフタレート及びポリエチレンオキシド又はポリプロピレンオキシドのコポリマーブロック、陽イオン性ガーゴムなどがある。
防汚剤として機能するセルロース誘導体は市販されており、セルロースのヒドロキシエーテル及び陽イオン性セルロースエーテル誘導体がある。好ましいセルロース系防汚剤には、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシブチルメチルセルロース又はこれらの混合物があり、前記セルロースポリマーは20℃の水溶液中で15〜75000センチポアズの粘度を有する。
さらに好ましい防汚剤は、エチレンテレフタレート及びポリエチレンオキシド(PEO)テレフタレートのランダムブロックを有するコポリマーである。さらに具体的には、これらのポリマーはエチレンテレフタレート及びPEOテレフタレートの繰返し単位を、エチレンテレフタレート単位とPEOテレフタレート単位のモル比が約25:75〜35:65となるような割合で含んでおり、前記PEOテレフタレート単位は約300〜約2000の分子量を有するポリエチレンオキシドを含んでいる。この高分子防汚剤の分子量は、約25000〜約55000の範囲内にある。
別の好ましい防汚剤は、10〜15%のエチレンテレフタレート単位を、平均分子量300〜5000のポリオキシエチレングリコールから導かれる90〜80%のポリオキシエチレンテレフタレート単位と共に含む、エチレンテレフタレート単位を繰返し単位とする結晶性ポリエステルであり、結晶性ポリマー化合物中でのエチレンテレフタレート単位とポリオキシエチレンテレフタレート単位とのモル比は2:1〜6:1である。
C.任意成分
(a)ブレンステッド酸
本組成物のpHは、アミンの適正な分散のために重要である。その上、ポリエステル系防汚剤の加水分解安定性のためには適度の酸性pHが重要であり、したがって本組成物は6以下のpKa値を有するブレンステッド酸を含むのが好ましい。
酸の量は、混合後の分散液のpHが2〜8の範囲内、好ましくは6以下となるようにすべきである。通例、酸の量はアミンに対して1〜30重量%である。
好適な酸の例には、無機鉱酸、カルボン酸(特に、低分子量(C〜C)カルボン酸)及びアルキルスルホン酸がある。
好適な無機酸には、HCl、HSO、HNO及びHPOがある。好適な有機酸には、ギ酸、酢酸、メチルスルホン酸及びエチルスルホン酸がある。好ましい酸は塩酸、リン酸、ギ酸及びメチルスルホン酸である。
(b)有機溶媒
本組成物はいかなる有機溶媒も使用することなく配合できる。しかし、有機溶媒(例えば、低分子量で水混和性の脂肪族アルコール)の存在が本組成物の貯蔵安定性、粘度又は柔軟化性能を損なうことはない。
通例、アミン及び任意の第四級アンモニウム塩は、固体状態又は有機溶媒(例えば、イソプロパノール)中の溶液としてのバルク薬品として供給業者から入手される。本発明の組成物を製造する際、かかる溶媒を除去する必要はない。実際、望ましいと思われるならば、追加の溶媒を添加してもよい。
(c)任意の非イオン界面活性剤
本組成物は、柔軟剤組成物中で使用するための非イオン界面活性剤を任意に含む。本組成物にとって好適な非イオン界面活性剤の具体例には、グリセロールエステル(例えば、グリセロールモノステアレート)、脂肪アルコール(例えば、ステアリルアルコール)及びアルコキシル化脂肪アルコールがある。使用する場合、非イオン界面活性剤は通例は本組成物の0.5〜10重量%の範囲内のレベルで使用される。
一般には織物柔軟化特性を有すると考えられるが、本組成物中の織物柔軟剤活性系の量を計算するため、又は防汚剤の量を計算するためには、非イオン界面活性剤は織物柔軟剤活性系の一部と見なさない。
(d)任意のシリコーン成分
織物柔軟剤活性系は、アルキル基が1〜5の炭素原子を有し得ると共に完全又は部分的にフッ素化されていてもよい、主として線状のポリジアルキル又はアルキル−アリールシロキサンを任意に含む。好適なシリコーンは、25℃で100〜100000センチストークスの範囲内、好ましくは1000〜12000センチストークスの範囲内の粘度を有するポリジメチルシロキサンである。
任意のシリコーン成分は、下記のものの1種として定義される陽イオン性のシリコーンを包含する。
(a)陽イオン界面活性剤を乳化剤として用いる乳化重合で製造される、主として線状のジ−C〜Cアルキル又はCアルキル−アリールシロキサン、
(b)α,ω−ジ第四級化ジ−(C〜C)アルキル又はC〜Cアルキル−アリールシロキサンポリマー、又は
(c)アミノ基が置換及び第四級化されていてもよく、25℃でのシリコーンの粘度が100〜100000csであることを条件にして置換度が0.0001〜0.1、好ましくは0.01〜0.075の範囲内にある、アミノ官能性ジ−C〜Cアルキル又はアルキル−アリールシロキサンポリマー。
織物柔軟剤組成物は、このシリコーン成分を10%以下、好ましくは0.1〜5%含み得る。
(e)他の任意成分
本組成物の安定性をさらに向上させるため、及びその粘度をさらに調整するため、本組成物は比較的少量の電解質を含み得る。極めて好ましい電解質はCaClである。
本組成物は、柔軟剤として好適であると知られている他の成分も任意に含み得る。かかる添加剤には、香料、防腐剤、殺菌剤、着色剤、染料、殺真菌剤、安定剤、増白剤及び不透明剤がある。使用する場合、これらの添加剤はその常用レベルで添加されるのが普通である。
液体洗濯用製品の成分は、混合し、かきまぜ、又は撹拌できる。本発明の組成物は、液体洗濯用製品を与え得る任意の温度又は圧力範囲で製造できる。個々の成分の添加は特定の順序に限定されない。
本発明の組成物中で使用するシリコーン添加剤の量は、この組成物で洗濯した物品で白色度、アイロン掛け容易性、親水性及び/又は柔軟性の向上をもたらす量である。上述の群から選択される1種以上のシリコーンが、好ましくは公知の液体洗濯用製品中に約0.01〜約25wt%、さらに好ましくは0.1〜約5wt%の量で含まれる。
本発明は、洗濯機の洗濯及び/又はすすぎサイクル中にこれらの織物向上特性をもたらすのであって、タンポずり、熱硬化、すり込み、又はパーマネントプレス樹脂と一緒の供給を行うものではなく、クリーニングをもたらすものでもない。本発明はまた、特に100%綿綾織物及びテリークロスに対し、白色度の値に良い影響を及ぼす。
本発明の利点及び重要な特徴は、以下の実施例からさらに明らかとなろう。
以下の実施例で使用したシリコーンは、下記の通りである。
シリコーン1:乳化重合したアクリレート化シリコーンポリエチレングリコール変性ポリジメチルシロキサン、
シリコーン2:高分子量アミノ変性ポリジメチルシロキサンの乳濁液、
シリコーン3:線状アミノポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン、
シリコーン4:中和した線状アミノポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン、
シリコーン5:第一のペンダントポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン、
シリコーン6:第二のペンダントポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン、及び
シリコーン7:線状ポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン。
配合物調製のための好ましい方法
液体洗濯用製品を下記のようにして調製した。
表1のシリコーン添加剤を液体洗濯用製品中に、0.01〜約25wt%、好ましくは約0.01〜約15wt%、さらに好ましくは0.1〜約5wt%の量で混入する。実験室用ミキサー(リングプロペラー)を800〜1000rpmで用い、シリコーン添加剤及び液体洗濯用製品を実験室内条件下で約1/2時間混合する。得られる製品は均一な自由流動性の液体であり、これが製造業者の推奨用量に従って市販の家庭用洗濯機の作用により適当な時点で洗液又はすすぎ液に供給され、市販の家庭用乾燥機を用いて通常の条件下で乾燥される。
試験方法及び実施例
上部投入型洗濯機を綿用強力条件下で用いると共に、正規サイクル用にプログラムされた乾燥機を用いて、漂白した100%綿プリント地、漂白した100%綿綾織物、及び漂白した綿テリークロスを明確に定義されたやり方で洗濯し、乾燥し、保存した。
反射率
背景
白色度の向上は、織物からの光の反射率の増加で証明される。完全反射光は、すべての白色度指数方程式で100となる。家庭での洗濯プロセス中には、洗濯用配合物中に混入された増白剤の蓄積により、織物は使用した洗濯用洗剤に由来する白色度の向上を示すことが多い。しかし、多くの消費者は洗った衣服を洗濯手順の最後のすすぎサイクル中に織物柔軟剤でさらに処理する。一般に、これらの柔軟剤製品中の主成分は第四級アンモニウム化合物であり、これらは繊維上に付着するばかりでなく、織物に対する黄変効果を示すと共に、その総合吸水度を低下させる傾向がある。
方法
製造業者により記載されたように標準化したHunter比色計を用い、処理織物の反射率を読み取った。数値が大きいほど、織物の白色度は高い。報告されたデータは3つの読みの平均である。
実施例1
上述の試験方法に従い、液体洗濯用製品(Tide)及びシリコーン添加剤の1種を後添加した液体洗濯用製品(Downy)又はいかなるシリコーンも後添加しない同じ配合物を用いて織物を洗濯した。(Tide及びDownyは、The Proctor & Gamble Companyの商標である。)1回及び5回の洗濯/乾燥サイクル後の試験結果は、綿綾織物に対して本発明のシリコーン添加剤の使用がもたらす反射率向上効果を示しており、これらを表1に示す。
Figure 0004542895
これらの結果から、1回の洗濯/乾燥サイクル後に、シリコーン2〜7はシリコーン成分なしで処理した織物より高い白色度指数を有する処理織物を与えることがわかる。また、かかる結果から、本発明の方法は5回の洗濯/乾燥サイクル後にはすべてのシリコーン処理剤(1〜7)で非処理織物より高い白色度指数を有する処理織物を与えることがわかる。
実施例2
上述の試験方法に従い、液体洗濯用製品(Tide)及びシリコーン添加剤の1種を後添加した液体洗濯用製品(Downy Enhancer)又はいかなるシリコーンも後添加しない同じ配合物を用いて織物を洗濯した。1回及び5回の洗濯/乾燥サイクル後の試験結果は、綿綾織物及びテリークロスに対して本発明のシリコーン添加剤の使用がもたらす反射率向上効果を示しており、これらを表2に示す。
Figure 0004542895
かかる結果から、1回及び5回の洗濯/乾燥サイクル後のいずれにも、シリコーン1〜7はシリコーンなしで処理した綿綾織物に比べて向上した白色度を与えたことが明らかである。綿テリークロスについては、1回の洗濯/乾燥サイクル後に、シリコーン3、5及び7は織物をかかる添加剤で処理しない場合に得られる値より高い白色度指数を与えることが明らかである。綿テリークロスについて5回の洗濯/乾燥サイクル後には、シリコーン3、4及び7は織物をかかる添加剤で処理しない場合に得られる値より高い白色度指数を与える。
アイロン掛け容易性
方法
摩擦係数(COF)は、ある材料の表面が隣接する表面に沿って滑動する際の相対的困難度の尺度である。「滑り」は、互いに接触しながら滑る2つの表面の滑らかさを表す用語である。したがって、低いCOFは高い滑りを意味する。滑り及び摩擦用のTMI Direct Drive Monitor(モデル32−06−00)を用い、150℃の加熱した200gのアルミニウム製そりと処理織物試験片との間における摩擦の程度を評価した。値は4つの読みの平均であり、低い値は高い滑りを表している。
実施例3
上述の試験方法に従い、液体洗濯用製品(Tide)及びシリコーン添加剤の1種を後添加した液体洗濯用製品(Downy)又はいかなるシリコーンも後添加しない同じ配合物を用いて織物を洗濯した。1回の洗濯/乾燥サイクル後の試験結果を表3に示すが、これらは綿プリント地及び綿綾織物に対して本発明のシリコーン添加剤の使用がもたらすアイロン掛け容易性向上効果を示しており、95%信頼水準で有意である。
Figure 0004542895
表3中のデータは、一般に、本発明に従ったシリコーンの使用によるアイロン掛け容易性の有意で意外な向上を示している。
実施例4
上述の試験方法に従い、液体洗濯用製品(Tide)及びシリコーン添加剤の1種を後添加した液体洗濯用製品(Downy Enhancer)又はいかなるシリコーンも後添加しない同じ配合物を用いて織物を洗濯した。1回の洗濯/乾燥サイクル後の試験結果を表4に示すが、これらは綿プリント地及び綿綾織物に対して本発明のシリコーン添加剤の使用がもたらすアイロン掛け容易性向上効果を示しており、95%信頼水準で有意である。
Figure 0004542895
表4中のデータは、一般に、本発明に従ったシリコーンの使用によるアイロン掛け容易性の有意で意外な向上を示している。
親水性
方法
American Society for Testing Materials(ASTM)の方法D5237−92(織物柔軟剤を評価するための標準指針)は、処理織物の吸水性を評価するための好ましい方法を記載している。処理織物の試験ストリップを染料水溶液中に配置する。規定時間内に染料溶液が上昇した高さを測定する。織物中での染料溶液の上昇が大きいほど、再湿潤性(吸水性)が良い。値は3つの読み/織物断片の平均である。
実施例5
上述の試験方法に従い、液体洗濯用製品(Tide)及びシリコーン添加剤の1種を後添加した液体洗濯用製品(Downy若しくはDowny Enhancer)又はいかなるシリコーンも後添加しない同じ配合物を用いて織物を洗濯した。1回及び5回の洗濯/乾燥サイクル後の試験結果を表5に示すが、これらは綿プリント地及び綿綾織物に対して本発明のシリコーン添加剤の使用がもたらす吸水性向上効果を示している。
Figure 0004542895
データから明らかな通り、シリコーン1、3、4、5又は7で処理した織物基材は、非処理織物基材に比べて実質的に向上した吸水性を示した。
実施例6
上述の試験方法に従い、液体洗濯用製品(Tide)及びシリコーン添加剤の1種を後添加した液体洗濯用製品(Downy Enhancer)又はいかなるシリコーンも後添加しない同じ配合物を用いて織物を洗濯した。1回及び5回の洗濯/乾燥サイクル後の試験結果を表6に示すが、これらは綿テリークロスに対して本発明のシリコーン添加剤の使用がもたらす吸水性向上効果を示している。
Figure 0004542895
データから明らかな通り、シリコーン5で処理した織物基材は、非処理織物に比べて向上した吸水度を示した。
柔軟性
方法
ASTMの方法D5237−92は、処理織物の柔軟性を評価するための好ましい方法を記載している。柔軟性は、パネリストが5点スケール(最も柔らかくない=1、最も柔らかい=5)で織物の格付けを行う主観的な方法であり、このような評価のためには、「柔らかさ」という用語はたっぷりやふっくらとは違ってざらつきの反対語として特徴づけられる。本発明のシリコーン添加剤で処理した織物の柔軟性を、シリコーンを後添加しない同じ柔軟剤配合物(Downy、Downy Enhancer)で処理した織物との比較で評価する。得点を合計して平均することで、各処理剤製品に関する単一の評点を得る。
実施例7
上述の試験方法に従い、液体洗濯用製品(Tide)及びシリコーン添加剤の1種を後添加した液体洗濯用製品(Downy)又はいかなるシリコーンも後添加しない同じ配合物を用いて織物を洗濯した。1回及び5回の洗濯/乾燥サイクル後の試験結果を表7に示すが、これらは綿プリント地に対して本発明のシリコーン添加剤の使用がもたらす柔軟性向上効果を示している。
Figure 0004542895
データから明らかな通り、シリコーン1〜7で処理した織物基材は、1回及び5回の洗濯/乾燥サイクル後に非処理織物に比べて同等又は向上した吸水性を示した。
実施例8
上述の試験方法に従い、液体洗濯用製品(Tide)及びシリコーン添加剤の1種を後添加した液体洗濯用製品(Downy Enhancer)又はいかなるシリコーンも後添加しない同じ配合物を用いて織物を洗濯した。1回及び5回の洗濯/乾燥サイクル後の試験結果を表8に示すが、これらは綿プリント地及び綿テリークロスに対して本発明のシリコーン添加剤の使用がもたらす柔軟性向上効果を示している。
Figure 0004542895
本発明に与えられるべき保護の範囲を理解するためには、本発明の基礎をなす原理から逸脱せずに行い得る数多くの変更及び修正を考慮しつつ特許請求の範囲を参照する必要がある。

Claims (4)

  1. 下記成分A)及びB)を含んでなる液体洗濯用組成物。
    A)防汚剤、及び下記一般式で表されるアミンを含む液体洗濯用製品
    Figure 0004542895
    (式中、Yは(CH であり、nは2又は3であり、R 及びR は、独立にC 〜C 30 アルキル又はアルケニル或いはかかるアルキル基の混合物であり,QはCH又はNであり、Xは下記一般式の基又はR である。
    Figure 0004542895
    (式中、TはO又はNR (R はH又はC 〜C アルキルである)であり、R は二価C 〜C アルキレン基又は(C O) であり、mは1〜8の数である。)、並びに
    B)下記1)〜7)からなる群から選択されるシリコーン添加剤。
    1)乳化重合したアクリレート化シリコーンポリエチレングリコール変性ポリジメチルシロキサンであって、次の一般式を有する。
    [(R 10 SiO 1/2 [O 1/2 Si(R 10 )O 1/2 [SiO 3/2 10 [SiO 4/2
    (式中、R 10 はR 11 及びPから選択され、各R 11 は同一のもの又は異なるものであり得ると共に、一価炭化水素基であり、各PはR 13 [O(C 2b O) COCR 14 =CH であり、R 13 は多価有機部分であり、cは(R 13 の原子価−1)の原子価であり、R 14 は水素又はメチルであり、bは2〜4であり、aは1〜1000であり、m+n+p+oは1〜100に等しく、1以上のR 10 はPであり、nは1〜100であり、oが0でない場合、n:oは10:1未満であり、pが0でない場合、n:pは10:1未満であり、mは0〜10である。)
    2)高分子量アミノ変性ポリジメチルシロキサンの乳濁液であって、次式のシラノール(ヒドロキシル末端停止)流体
    (R 20 )Si(R 50 O[Si(R 50 O] Si(R 50 20
    式中、R 20 はヒドロキシルであり、各R 50 は独立に炭素原子数1〜12のアルキル基であり、dは1〜50の整数である。)と、次式の一般構造を有するアミノ官能性シラン
    (R 21 3−a (R 22 Si−R 23 −N(R 24 )(R 25
    (式中、R 22 は炭素原子数1〜12のアルキル基であり、R 21 は炭素原子数1〜6のアルコキシ基であり、R 23 は炭素原子数1〜10のアルキレン基であり、R 24 及びR 25 は水素、アルキル、アリール、アラルキル及びアミノアルキルからなる群から独立に選択され、aは0又は1である。)との乳化縮合反応生成物である。
    3)線状アミノポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサンであって、式{XR 32 [SiO(R 31 Si(R 31 32 X}の単位と式[YO(C 2b O) α Y]の単位と結合基−NR 33 −とを含む非加水分解性の非(AB) 型ブロックコポリマーからなる群から選択される。
    (式中、R 31 はアルキルであり、R 32 は二価有機部分であり、X及びYは、エポキシドの開環で生じる二価有機基から独立に選択され、R 33 はアルキル、アリール、アラルキル、含酸素アルキル、含酸素アリール及び含酸素アラルキルからなる群から選択され、bは2〜4であり、αは2〜100であり、gは1〜500である。)
    4)中和した線状アミノポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサンであって、式{XR 32 [SiO(R 31 Si(R 31 32 X}の単位と式[YO(C 2b O) α Y]の単位と結合基−NR 33 −とを含む脂肪酸で中和した非(AB) 型ブロックコポリマーからなる群から選択される。
    (式中、R 31 はアルキルであり、R 32 は二価有機部分であり、X及びYは、エポキシドの開環で生じる二価有機基から独立に選択され、R 33 はアルキル、アリール、アラルキル、含酸素アルキル、含酸素アリール及び含酸素アラルキルからなる群から選択され、bは2〜4であり、αは2〜100であり、gは1〜500である。)
    5)ペンダントポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサンであって、次式のものである。
    Figure 0004542895
    (式中、各Rは独立に炭素原子数1〜12の一価炭化水素基であり、R は炭素原子数1〜10のアルキレン基であり、EOはエチレンオキシであり、POはプロピレンオキシであり、xは0〜2であり、yは1〜5であり、qは5〜10であり、rは0〜10であり、Zは水素又は炭素原子数1〜12の一価炭素基である封鎖基である。)
    6)ペンダントポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサンであって、次式のものである。
    Figure 0004542895
    (式中、各Rは独立に炭素原子数1〜12の一価炭化水素基であり、R は炭素原子数1〜10のアルキレン基であり、EOはエチレンオキシであり、POはプロピレンオキシであり、xは10〜100であり、yは1〜20であり、qは5〜40であり、rは2〜50であり、Zは水素又は炭素原子数1〜12の一価炭素基である封鎖基である。)
    7)線状ポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサンであって、次の一般式の(AB) ポリマーである。
    −{−C 2a −[−Si(R 72 O−]−Si(R 72 −C 2a (OC −(OC −}
    (式中、各R 72 は独立に炭素原子数1〜12の一価炭化水素基であり、aは2〜4であり、iは5〜30であり、hは3〜10であり、nは1〜2である。)
  2. 前記1)〜7)からなる群から選択されるシリコーン添加剤の中の、2)高分子量アミノ変性ポリジメチルシロキサンにおける前記R 24 及びR 25 はC 〜C アルキルである請求項1記載の液体洗濯用組成物。
  3. 前記1)〜7)からなる群から選択されるシリコーン添加剤の中の、4)中和した線状アミノポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサンにおける前記脂肪酸がステアリン酸である、請求項1記載の液体洗濯用組成物。
  4. 織物を洗濯する方法であって、請求項1に記載の液体洗濯用組成物の存在下で前記織物を洗濯することを含んでなる方法。
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