JP4542573B2 - アクティブシールド型の超電導電磁石装置および磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

アクティブシールド型の超電導電磁石装置および磁気共鳴イメージング装置 Download PDF

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Description

本発明は、アクティブシールド型の超電導電磁石装置および、それを用いた磁気共鳴イメージング(以下、MRIと称す)装置に関する。
MRI装置は、生体を構成する水素原子の水素原子核の核磁気共鳴(Nuclear Magnetic Resonance、以下NMRと称す)現象が、生体内の組織によって異なることを利用して、生体組織を画像化するもので、組織毎に異なる共鳴の強さや、共鳴の時間的変化の速さを画像の位置毎のコントラストとして現わすことができる。
MRI装置では、NMR現象により水素原子核スピンが放出する電磁波を計測し、その電磁波を信号として演算処理することで、生体を水素原子核密度によって断層像化することができる。水素原子核スピンが放出する電磁波の計測には、撮像領域として、高強度で、高い静磁場均一度を有する均一磁場領域を生成する必要があり、このような、高強度で均一な磁場領域を発生させるために超電導電磁石装置が用いられている。
超電導電磁石装置としては、複数の超電導コイルを冷媒である液体ヘリウム(He)とともに収納する一対のヘリウム室と、各ヘリウム室をそれぞれ収納する一対の真空室と、2つの真空室の間を撮像領域とするために2つの真空室を離した状態で互いに連結する連結柱とを備えたものが提案されている(特許文献1参照)。各ヘリウム室には、超電導コイルとして、撮像領域に高強度で均一な磁場領域を発生させるための主コイルと、主コイルと逆方向の電流を流して磁場を打ち消し、撮像領域および超電導電磁石装置の外側に磁場が漏洩するのを防ぐシールドコイルとが収納されている。
超電導電磁石装置を用いたMRI装置においては、外部の磁場環境の変化、例えば付近を自動車が通過、あるいは停車する、エレベータが上下するなどの変化要因による変化でも、MRI装置の撮像領域の磁場に影響を与え、撮像を阻害することが知られている。
しかし、超電導コイル単体について考えてみると、その超電導コイルが取り囲む総磁束量に変化が生じた場合でも、その総磁束量が一定になるように超電導電流を補償する起電力を生じ、結果的に総磁束量は変化しないはずである。すなわち、超電導コイル付近を自動車が通過し外乱磁束が生じ、この外乱磁束が超電導コイルに鎖交しても、外乱磁束を補償するように超電導電流が変化し、総磁束量はほとんど変化しないはずである。
それでも、MRI装置において、撮像領域の磁場が変化してしまうのは、MRI装置で用いられる超電導電磁石装置では、主コイルとシールドコイルとが直列に接続されているからである。これがアクティブシールド型の超電導電磁石装置の特徴であり、この特徴により、シールドコイルに、主コイルと常時同じ大きさで逆方向の電流を流せるので、磁場の漏洩をなくすことができる。しかし、直列に接続された主コイルとシールドコイルに、外乱磁束が鎖交した場合、主コイルとシールドコイルに逆向きの起電力が生じるので、主コイルとシールドコイルの起電力が相殺して、外乱磁束を打ち消すような超電導電流を発生させることができない。
そこで、主コイルかシールドコイルのどちらかをバイパスする超電導線を設け、外乱磁束が鎖交すると、外乱磁束を補償する超電導電流が、主コイルまたはシールドコイルからバイパスする超電導線に流れる超電導電磁石装置が提案されている(特許文献2参照)。この特許文献2に記載の超電導電磁石装置においてクエンチ現象が起きると、永久電流を減らすまいとする主コイルとシールドコイルに生じた起電力によりバイパスする超電導線に大電流が流れ、常電導化したバイパスする超電導線を焼損することが考えられる。そこで、特許文献2では、外乱磁束に起因する微弱電流では超電導性を示し、クエンチ現象のようにある一定の電流値を超えた電流では直ちに常電導化して大きな常電導抵抗を発生し過大な電流を制限する超電導限流器を、バイパスする超電導線に直列に挿入することも提案されている。
特開平9−153408号公報(図1) 特開昭64−37814号公報(図1)
しかしながら、昨今の超電導電磁石装置を用いたMRI装置においては、撮像の解像を向上させるため起磁力が大きくなり、主コイル、シールドコイル共に、巻数と永久電流とが増大している。そのため主コイルまたはシールドコイルがクエンチすると、その主コイルまたはシールドコイルの端子間には、これまでにない高電圧が発生すると考えられる。これにより前記特許文献2に示される超電導限流器には、超電導限流器が常電導化して高い抵抗を発生させてもなお、大きな電流が流れ、焼損することも考えられた。しかし、これまでよりさらに常電導抵抗を十分に大きくし、通常時には超電導線として機能させる超電導限流器を作製することは容易ではない。
本発明は前記の課題を解決しようとするもので、その目的は、主コイルまたはシールドコイルにクエンチが発生しても、超電導限流器に大電流が流れるのを抑制することができるアクティブシールド型の超電導電磁石装置および磁気共鳴イメージング装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のアクティブシールド型の超電導電磁石装置は、
磁場の励磁方向が同方向の第1主コイル及び第2主コイルと、前記第1主コイルとは磁場の励磁方向が逆方向の第1シールドコイル及び第2シールドコイルとが、軸を同一とし、前記軸上に、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが前記軸をそろえて配設され、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが直列に接続され、前記第1シールドコイルと前記第1主コイルの間隔と前記第2主コイルと前記第2シールドコイルの間隔は、前記第1主コイルと前記第2主コイルの間隔より狭い主開閉回路と、
流れる電流が所定値を超えると超電導から常伝導となり前記流れる電流を制限する超電導限流器が、前記第1主コイルと前記第2主コイルの直列回路に対して並列に接続されたサブ開閉回路と、
前記第1主コイルと、前記第1シールドコイルと、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる第1クエンチ保護回路とが、直列に接続された第1閉回路と、
前記第2主コイルと、前記第2シールドコイルと、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる第2クエンチ保護回路とが、直列に接続された第2閉回路とを有することを特徴とする。
また、本発明のアクティブシールド型の超電導電磁石装置は、
磁場の励磁方向が同方向の第1主コイル及び第2主コイルと、前記第1主コイルとは磁場の励磁方向が逆方向の第1シールドコイル及び第2シールドコイルとが、軸を同一とし、前記軸上に、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが前記軸をそろえて配設され、前記第1シールドコイル、前記第2主コイル、前記第1主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが直列に接続された主開閉回路と、
流れる電流が所定値を超えると超電導から常伝導となり前記流れる電流を制限する超電導限流器が、前記第1主コイルと前記第2主コイルの直列回路に対して並列に接続されたサブ開閉回路と、
前記第2主コイルと、前記第1シールドコイルと、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる第1クエンチ保護回路とが、直列に接続された第1閉回路と、
前記第1主コイルと、前記第2シールドコイルと、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる第2クエンチ保護回路とが、直列に接続された第2閉回路とを有することを特徴とする。
また、本発明のアクティブシールド型の超電導電磁石装置は、
磁場の励磁方向が同方向の第1主コイル及び第2主コイルと、前記第1主コイルとは磁場の励磁方向が逆方向の第1シールドコイル及び第2シールドコイルとが、軸を同一とし、前記軸上に、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが前記軸をそろえて配設され、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが直列に接続された主開閉回路と、
流れる電流が所定値を超えると超電導から常伝導となり前記流れる電流を制限する超電導限流器が、前記第1主コイルと前記第2主コイルの直列回路に対して並列に接続されたサブ開閉回路と、
前記第2主コイルと前記第2シールドコイルの少なくとも1つの近傍に配置される第1抵抗と、前記第1主コイルと、前記第1シールドコイルとが、直列に接続された第1閉回路と、
前記第1主コイルと前記第1シールドコイルの少なくとも1つの近傍に配置される第2抵抗と、前記第2主コイルと、前記第2シールドコイルとが、直列に接続された第2閉回路とを有することを特徴とする。
また、本発明のアクティブシールド型の超電導電磁石装置は、
磁場の励磁方向が同方向の第1主コイル及び第2主コイルと、前記第1主コイルとは磁場の励磁方向が逆方向の第1シールドコイル及び第2シールドコイルとが、軸を同一とし、前記軸上に、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが前記軸をそろえて配設され、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが直列に接続された主開閉回路と、
流れる電流が所定値を超えると超電導から常伝導となり前記流れる電流を制限する超電導限流器が、前記第1主コイルと前記第2主コイルの直列回路に対して並列に接続されたサブ開閉回路と、
前記第1シールドコイルと、前記第2主コイルの近傍に配置される第1抵抗とが、直列に接続された第1閉回路と、
前記第2シールドコイルと、前記第1主コイルの近傍に配置される第2抵抗とが、直列に接続された第2閉回路と、
前記第1主コイルと、前記第1抵抗とが、直列に接続された第3閉回路と、
前記第2主コイルと、前記第2抵抗とが、直列に接続された第4閉回路とを有することを特徴とする。
また、本発明のアクティブシールド型の超電導電磁石装置は、
磁場の励磁方向が同方向の第1主コイル及び第2主コイルと、前記第1主コイルとは磁場の励磁方向が逆方向の第1シールドコイル及び第2シールドコイルとが、軸を同一とし、前記軸上に、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが前記軸をそろえて配設され、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが直列に接続された主開閉回路と、
流れる電流が所定値を超えると超電導から常伝導となり前記流れる電流を制限する超電導限流器が、前記第1主コイルと前記第2主コイルの直列回路に対して並列に接続されたサブ開閉回路と、
前記第1シールドコイルと、前記第1主コイルと前記第1シールドコイルの近傍に配置される第1抵抗とが、直列に接続された第1閉回路と、
前記第2シールドコイルと、前記第2主コイルと前記第2シールドコイルの近傍に配置される第2抵抗とが、直列に接続された第2閉回路と、
前記第1主コイルと、前記第1抵抗とが、直列に接続された第3閉回路と、
前記第2主コイルと、前記第2抵抗とが、直列に接続された第4閉回路とを有することを特徴とする。
さらに、本発明のアクティブシールド型の超電導電磁石装置を用い、前記第1主コイルと前記第2主コイルとの間に、大気圧で常温の空隙を設け、前記空隙を撮像空間にした磁気共鳴イメージング装置であることを特徴とする。
本発明によれば、主コイルまたはシールドコイルにクエンチが発生しても、超電導限流器に大電流が流れるのを抑制することができるアクティブシールド型の超電導電磁石装置およびMRI装置を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、左半分が本発明の第1の実施形態に係る核磁気共鳴イメージング(MRI)装置の左半分の側面図であり、右半分がそのMRI装置の右半分の断面図である。図1に示すように、MRI装置21としては、オープン型MRI装置をあげることができる。オープン型MRI装置は、アクティブシールド型の超電導電磁石装置22と、検査装置配置領域23とを有している。
超電導電磁石装置22は、1対の主コイル1a、1bと、1対のシールドコイル2a、2bとを有している。1対の主コイル1a、1bは、赤道面14を対称面として対向配置され、それぞれの中心軸が一致している。この中心軸に一致するように、赤道面14に垂直なZ軸を設定することができる。主コイル1a、1bは、撮像領域16に供される均一磁場と同じZ軸方向の主磁場を生成させることができる。撮像領域16は、Z軸上の1対の主コイル1a、1bから等距離の領域に設けられている。1対のシールドコイル2a、2bも赤道面14を対称面として対向配置され、それぞれの中心軸が主中心軸すなわちZ軸に一致している。第1シールドコイル2aは、第1主コイル1aに隣接し、第1主コイル1aと反対の方向の磁場を生成し、超電導電磁石装置22の外部に、磁場の漏れを低減させている。第2シールドコイル2bは、第2主コイル1bに隣接し、第2主コイル1bと反対の方向の磁場を生成し、超電導電磁石装置22の外部に、磁場が漏れ出すのを低減させている。
主コイル1a、1bとシールドコイル2a、2bとは、軸を同一としてZ軸に一致させ、Z軸上に、上方から、前記第1シールドコイル2a、前記第1主コイル1a、前記第2主コイル1b、前記第2シールドコイル2bの順に配設されている。主コイル1a、1bは、シールドコイル2a、2bよりも、撮像領域16に近い位置に配設されている。撮像領域16は、第1主コイル1aと第2主コイル1bの間の空間に設けられている。超電導電磁石装置22は、いわゆる、垂直磁場式の開放型磁石である。
超電導電磁石装置22の上部には、第1主コイル1aおよび第1シールドコイル2aを旋巻し支持・固定する為の第1ボビン10aが設けられている。第1ボビン10aと対を為す形態で、超電導電磁石装置22の下部に第2主コイル1bと、第2シールドコイル2bとを旋巻し支持・固定する為の第2ボビン10bが設けられている。
超電導電磁石装置22は、1対の主コイル1a、1bと1対のシールドコイル2a、2b、1対のボビン10a、10bとを冷媒と共に内包するヘリウム容器11と、ヘリウム容器11を内包し内部への熱輻射を遮断する熱輻射シールド12と、ヘリウム容器11及び熱輻射シールド12を内包し内部が真空に保持された真空容器13とを有している。冷媒としては、液体ヘリウム(He)、場合によっては液体窒素(N)を用いることができる。
超電導電磁石装置22が、室温の室内に配置されても、真空容器13内が真空になっているので、室内の熱が伝導や対流で、ヘリウム容器11に伝わることはない。また、熱輻射シールド12によって、室内の熱が輻射によって真空容器13からヘリウム容器11に伝わることはない。1対の主コイル1a、1bと1対のシールドコイル2a、2bと1対のボビン10a、10bとを、冷媒の温度である極低温に安定して設定することができる。
前記ヘリウム容器11は、前記第1主コイル1aと前記第1シールドコイル2aと第1ボビン10aを内包する第1ヘリウム室11aと、前記第2主コイル1bと前記第2シールドコイル2bと前記第2ボビン10bを内包し第1ヘリウム室11aから離れた第2ヘリウム室11bと、第1ヘリウム室11aと第2ヘリウム室11bとを連結するヘリウム連結管11cとを有している。ヘリウム連結管11cは、第1ヘリウム室11aと第2ヘリウム室11bの外周に配置される。ヘリウム連結管11cは、1本でも良いし、図1に示すように2本以上でも良い。
前記真空容器13は、前記第1ヘリウム室11aを内包する第1真空室13aと、前記第2ヘリウム室11bを内包し第1真空室13aから離れた第2真空室13bと、第1真空室13aと第2真空室13bとを連結し前記ヘリウム連結管11cを内包する真空連結管13cとを有している。真空連結管13cは、第1真空室13aと第2真空室13bの外周に配置される。真空連結管13cは、1本でも良いし、図1に示すように2本以上でも良い。
MRI装置21は、1対の主コイル1aと1bに同じ方向に一定電流を流し、1対のシールドコイル2aと2bに主コイル1a、1bとは逆方向に一定電流を流すことで、撮像領域16に均一磁場を形成することができる。前記第1主コイル1aと前記第2主コイル1bとの間に、大気圧で常温の空隙を設け、この空隙を撮像領域16にしている。すなわち、撮像領域16は、第1真空室13aと第2真空室13bとの間に位置し、室温かつ大気圧に保持可能であるので、被検者は、自身の被検査領域が撮像領域16の中に納まるように横たわることができる。真空連結管13c(連結柱15)によって離間された上下の第1真空室13aと第2真空室13bとの間に被検者を入れて診療するものであるため、被検者の視界は閉ざされず開放的であり、オープン型のMRI装置21は被検者に好評である。
超電導電磁石装置22の第1真空室13aと第2真空室13bとの互いに対向する面にそれぞれ、検査装置配置領域23が設けられている。検査装置配置領域23には、図示はしないが、位置情報を得るために撮像領域16の均一磁場に重畳する形で磁場を空間的に変化させる傾斜磁場コイルと、NMR現象を引き起こすための共鳴周波数の電磁波を印加する高周波照射コイルと、撮像領域16の均一磁場の均一度をさらに向上させるために磁場調整用鉄材が配置されている。
MRI装置21は、NMR現象により水素原子核スピンが放出する核磁気共鳴信号を計測し、その核磁気共鳴信号を演算処理することで、被検者体内を水素原子核密度によって断層像化する。その際に、被検者が入る撮像領域16には、強度が0.3T以上の高強度であり、10ppm程度の高い静磁場均一度を有する静磁場を生成させる。撮像領域16の上下1対の傾斜磁場コイルは、撮像領域16内の位置情報を得る目的で、磁場を空間的に変化させた傾斜磁場を撮像領域16に印加する。さらに、撮像領域16の上下1対の高周波照射コイルは、NMR現象を引起すための共鳴周波数の電磁波を撮像領域16に印加する。これらにより、撮像領域16内の微小領域ごとに水素原子核スピンが放出する核磁気共鳴信号を計測し、その核磁気共鳴信号を演算処理することで、被検者体内を水素原子核密度により断層像化することができる。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るアクティブシールド型の超電導電磁石装置22の回路図である。超電導電磁石装置22は、磁場の励磁方向が同方向の第1主コイル1a及び第2主コイル1bと、第1主コイル1aとは磁場の励磁方向が逆方向の第1シールドコイル2a及び第2シールドコイル2bと、第1超電導永久電流スイッチ5bとが、直列に接続された主開閉回路を有している。具体的に主開閉回路は、第1超電導永久電流スイッチ5b−ノード3h−ノード3a−第1シールドコイル2a−ノード3b−第1主コイル1a−ノード3c−第2主コイル1b−ノード3d−第2シールドコイル2b−ノード3e−ノード3f−第1超電導永久電流スイッチ5bの順に接続し閉回路を構成するとともに、第1超電導永久電流スイッチ5bによりこの閉回路を開閉することができる。第1超電導永久電流スイッチ5bには並列に励磁用電源端子9が接続されている。なお、主開閉回路の配線はすべて超電導線で構成されている。
第1主コイル1aおよび第2主コイル1bは、撮像領域16(図1参照)に磁場強度が高く、且つ所定レベル以上の磁場均一度の磁場を発生させる。第1シールドコイル2aおよび第2シールドコイル2bは、第1主コイル1aおよび第2主コイル1bと逆方向の電流を流して、第1主コイル1aおよび第2主コイル1bから発生する磁場が真空容器13(図1参照)外に漏洩するのを打ち消す。これら第1主コイル1a、第2主コイル1b、第1シールドコイル2a、第2シールドコイル2bは図2のように直列に接続する。これらの第1主コイル1a、第2主コイル1b、第1シールドコイル2a、第2シールドコイル2bはそれぞれ複数のコイルで構成されるものであっても良い。
また、超電導電磁石装置22は、流れる電流が所定値を超えると超電導から常伝導となり前記流れる電流を制限する超電導限流器4と、第2超電導永久電流スイッチ5aとが直列に接続したバイパス回路6を有している。バイパス回路6の配線もすべて超電導線で構成されている。バイパス回路6は、前記第1主コイル1aと前記第2主コイル1bの直列回路に対して、あるいは、前記第1シールドコイル2aと前記第2シールドコイル2bの直列回路(図示省略)に対して並列に接続されている。このことにより、サブ開閉回路が構成され、具体的にサブ開閉回路は、第2超電導永久電流スイッチ5a−超電導限流器4−ノード3d−第2主コイル1b−ノード3c−第1主コイル1a−ノード3b−第2超電導永久電流スイッチ5aの順に接続し閉回路を構成するとともに、第2超電導永久電流スイッチ5aによりこの閉回路を開閉することができる。
また、超電導電磁石装置22は、第1閉回路7aと、第2閉回路7bとを有している。第1閉回路7aは、前記第1主コイル1aと、前記第1シールドコイル2aと、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる第1クエンチ保護回路8aとが、直列に接続されることにより構成されている。具体的に第1閉回路7aは、第1主コイル1a−ノード3c−ノード3g−第1クエンチ保護回路8a−ノード3h−ノード3a−第1シールドコイル2a−ノード3b−第1主コイル1aの順に接続している。第1クエンチ保護回路8aは、第1ダイオードD1と第2ダイオードD2を導通方向の極性が互いに異なる向きに並列に接続した並列回路により構成されている。
第2閉回路7bは、前記第2主コイル1bと前記第2シールドコイル2bと、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる第2クエンチ保護回路8bとが、直列に接続されることにより構成されている。具体的に第2閉回路7bは、第2主コイル1b−ノード3d−第2シールドコイル2b−ノード3e−ノード3f−第2クエンチ保護回路8b−ノード3g−ノード3c−第2主コイル1bの順に接続している。前記第2クエンチ保護回路8bは、第3ダイオードD3と第4ダイオードD4を導通方向の極性が互いに異なる向きに並列に接続した並列回路により構成されている。
次に、超電導電磁石装置22の運転方法について説明する。
まず、第1超電導永久電流スイッチ5b及び第2超電導永久電流スイッチ5aを切った上で、励磁用電源端子9に接続された図示しない電源により主開閉回路に定格の電流が流れるまで、第1主コイル1a、第2主コイル1b、第1シールドコイル2a、第2シールドコイル2bに給電する。定格の電流が流れた後、第1超電導永久電流スイッチ5bを通電状態にする。そして、励磁用電源端子9から電源を外す。超電導電磁石装置22は永久電流の流れる永久電流モードに移行する。なお、永久電流の流れる主開閉回路の電気抵抗は、配線抵抗も含め、ゼロ(0)になっている。
次に、第2超電導永久電流スイッチ5aを通電状態にする。第2超電導永久電流スイッチ5aが通電状態になると、バイパス回路6の電気抵抗も、配線抵抗も含め、ゼロ(0)になるが、主開閉回路を流れる永久電流がバイパス回路6に流れ込むことはない。これは、第1主コイル1a、第2主コイル1b、第1シールドコイル2a、第2シールドコイル2bそれぞれが一定の永久電流を流そうとするからである。永久電流の一部がバイパス回路6を流れると第1主コイル1a、第2主コイル1b、第1シールドコイル2a、第2シールドコイル2bのどれかにおいて永久電流が減少してしまい、一定の永久電流が流れないことになる。このため、主開閉回路を流れる永久電流はバイパス回路6に流れ込まない。
一方、図示しない外乱磁束が、第1主コイル1a、第2主コイル1b、第1シールドコイル2a、第2シールドコイル2b内に入った場合は、総磁束量が変化しないように外乱磁束を補償する超電導電流が永久電流に重畳して、第1主コイル1a、第2主コイル1b、第1シールドコイル2a、第2シールドコイル2bを流れる。そして、第1主コイル1a、第2主コイル1b、第1シールドコイル2a、第2シールドコイル2bの他のコイルから超電導電流が流れ込もうとしてもそれぞれのコイルは一定の電流を流そうとしているので、この超電導電流はバイパス回路6に流れ込むことになる。
なお、外乱磁束によって生じる起電力は小さく、第1閉回路7aにはダイオードD1、D2のオン電圧以上の電圧は印加されないため、ダイオードD1、D2は導通状態にはならず、その結果、双方向ダイオード対である第1クエンチ保護回路8aを通って第1閉回路7aを循環する電流は発生しない。同様に、第2閉回路7bにはダイオードD3、D4のオン電圧以上の電圧は印加されないため、ダイオードD3、D4は導通状態にはならず、その結果、双方向ダイオード対である第2クエンチ保護回路8bを通って第2閉回路7bを循環する電流は発生しない。
次に、超電導電磁石装置22において、第1主コイル1a、第2主コイル1b、第1シールドコイル2a、第2シールドコイル2bが、クエンチした際の事象について説明する。まずは、比較例として、第1クエンチ保護回路8aと第2クエンチ保護回路8bとは省かれ、第1閉回路7aと第2閉回路7bとが構成されていない場合について説明する。機械的な擾乱等の要因により、第1主コイル1a、第2主コイル1b、第1シールドコイル2a、第2シールドコイル2bの一部に発熱が生じると、図3(a)に示すように、その周囲の超電導が破れて電気抵抗Rが生じ、永久電流I0によりジュール発熱が起きる。これによってさらに常電導領域が拡大し、電気抵抗Rが増大し、第1主コイル1a、第2主コイル1b、第1シールドコイル2a、第2シールドコイル2bのコイル全体に常電導が広がるいわゆるクエンチ状態に至る。この常電導が広がる際には、各コイル1a、1b、2a、2bには以下の2種類の電圧が発生する。ひとつは、常電導領域が拡大することによって発生し増大する抵抗Rと永久電流I0との積で与えられる抵抗電圧VR(=R*I0)である。もうひとつは、永久電流I0が時間変化することによって発生する誘導電圧VL(=−L*dI0/dt)である。まず、クエンチの初期において、クエンチの起点となるコイル1a、1b、2a、2bで発生する抵抗電圧VRが大きく成長し、これにより永久電流I0が減少することで誘導電圧VLも成長し、抵抗電圧VRに誘導電圧VLが重畳されることで、図3(b)に示すように、各コイル1a、1b、2a、2bに生じる電圧V0は、クエンチ発生からある時間経過後に最大電圧V0pを発生させることになる。
この最大電圧V0pの発生により、バイパス回路6には、数千ボルト(V)の電圧が印加されることになる。これにより超電導限流器4は直ちに常電導化して抵抗を発生し、過大な電流が発生するのを抑制しようと働く。しかしながら、例えば1kΩの抵抗を発生できたとしても、数千ボルトの電圧が印加された場合には数アンペア(A)の電流が流れるため、超電導限流器4が焼損する危険がある。そこで、このバイパス回路6を流れる電流を数分の1に低減し、さらには、バイパス回路6に印加される最大電圧V0pを数分の1に低減することが必要である。
次に、超電導電磁石装置22に、第1クエンチ保護回路8aと第2クエンチ保護回路8bとが設けられ、第1閉回路7aと第2閉回路7bとが構成されている場合について説明する。クエンチ時には、その初期に、コイル1a、1b、2a、2bの一部に発熱が生じ超電導が破れて電気抵抗Rが生じ、電気抵抗Rと永久電流I0との積で与えられる抵抗電圧VRが発生する。第1クエンチ保護回路8aと第2クエンチ保護回路8bの双方向ダイオード対のダイオードD1とD2のどちらか一方、あるいは、ダイオードD3とD4のどちらか一方には、オン電圧(コンマ数V〜数V程度)以上の抵抗電圧VRが印加される為、そのダイオードD1乃至D4のいずれかに電流が流れる。つまり、第1閉回路7aと第2閉回路7bに電流が流れる。この電流は永久電流が分流したものである。第1閉回路7aと第2閉回路7bとは2つずつコイルを有すので、4個のコイルが直列に接続された主開閉回路と比較して、回路のインダクタンスLが小さくなっている。また、それぞれ逆向きの第1主コイル1aと第1シールドコイル2aとが対となり第1閉回路7aに用いられているので第1主コイル1aと第1シールドコイル2aの相互インダクタンスを小さくでき、いわゆる、それぞれのインダクタンスが相殺し、合計のインダクタンスLを小さくすることができる。第2閉回路7bについても同様に、逆向きの第2主コイル1bと第2シールドコイル2bとが対となり第2閉回路7bに用いられているので第2主コイル1bと第2シールドコイル2bの相互インダクタンスを小さくでき、いわゆる、それぞれのインダクタンスが相殺し、合計のインダクタンスLを小さくすることができる。インダクタンスLが、小さくなるので、コイル1a、1b、2a、2bには電流減衰に抵抗するような起電力が発生しにくくなり、永久電流の減衰が妨げられなくなる。そして、図3(a)の永久電流I1に示すように、永久電流I1を、永久電流I0より速く減衰させることができる。クエンチを開始したコイル1a、1b、2a、2bでは、抵抗Rの成長速度と永久電流I0、I1の減衰速度の兼ね合いにより、最大電圧V0p、V1pの大きさが左右される。即ち、抵抗Rの成長速度に比して永久電流I1の減衰速度が大きければ、抵抗Rと永久電流I1の積である抵抗電圧V1の最大電圧V1pは最大電圧V0pより小さくなる。これにより、バイパス回路6の両端に印加される電圧も、数分の1に低減される。このように、第1の実施形態によれば、主コイル1a、1bまたはシールドコイル2a、2bにクエンチが発生しても、超電導限流器4に大電流が流れるのを抑制することができるアクティブシールド型の超電導電磁石装置22を提供することができる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係るアクティブシールド型の超電導電磁石装置22の回路図である。図4に示すように、本発明の第2の実施形態に係る超電導電磁石装置22は、第1の実施形態の超電導電磁石装置22と比較して、第1主コイル1aと第2主コイル1bと第1シールドコイル2aと第2シールドコイル2bとが、第1シールドコイル2a、第2主コイル1b、第1主コイル1a、第2シールドコイル2bの順に直列に接続されている点が異なっている。なお、コイルの配設に関しては、第1の実施形態と同様に、図1に示すように、Z軸の上から順に、第1シールドコイル2a、第1主コイル1a、第2主コイル1b、第2シールドコイル2bの順に配設されている。
この相異により、第1閉回路7aが、第1主コイル1aに換えて、第2主コイル1bを含むように構成されている。また、第2閉回路7bが、第2主コイル1bに換えて、第1主コイル1aを含むように構成されている。具体的に第1閉回路7aは、第1シールドコイル2a−ノード3b−第2主コイル1b−ノード3c−ノード3g−第1クエンチ保護回路8a−ノード3h−ノード3a−第1シールドコイル2aの順に接続している。第2閉回路7bは、第2シールドコイル2b−ノード3e−ノード3f−第2クエンチ保護回路8b−ノード3g−ノード3c−第1主コイル1a−ノード3d−第2シールドコイル2bの順に接続している。
次に、これらの接続の効果について説明する。第1主コイル1aと第2主コイル1bと第1シールドコイル2aと第2シールドコイル2bの複数のコイルにおいて、あるコイルがクエンチを開始した場合には、できるだけ早く全コイル1a、1b、2a、2bにクエンチを伝播させ、その電磁エネルギーの消費(発熱)を分散させることが必要である。これはあるコイルに電磁エネルギーの消費(発熱)が集中すると、そのコイルの温度が許容範囲を超えて上昇し、そのコイルに損傷を与えてしまうからである。電磁エネルギーの消費(発熱)を全コイル1a、1b、2a、2bに分散させることは、コイルの温度を許容範囲を超えて上昇させることなく、全コイル1a、1b、2a、2bの系全体の総電気抵抗を大きくできるので、永久電流の減衰を早めることができる。このため、クエンチを開始したコイルの抵抗電圧V1(図3(b)参照)の上昇を抑え、最大電圧V1pを低減する効果がある。クエンチを伝播させるには、コイル1a、1b、2a、2b間の電磁的な結合を強化したり、また、空間的に離れたコイル1a、1b、2a、2b同士を同じ第1閉回路7aおよび第2閉回路7bに含め、電流変化が空間的に離れたコイルにも及ぶようにしたりすることが有効である。
クエンチを伝播させるには下記の2種類の方法がある。ひとつはクエンチバックヒータを用いる方法である。もうひとつはコイルを互いに近接させ電磁誘導による電流変化を与えたり、あるいは、コイルを互いに直列に接続し電流が共通する直列回路(第1閉回路7aおよび第2閉回路7b)上のコイルに直接、電流変化を与えることで経験磁場を変化させ、未だクエンチしていないコイルの超電導線に交流損失を発生させたりし、クエンチを伝播し誘発する方法である。後者の方法はクエンチバックヒータを用いないため、コストの低減は図れ、超電導コイルに異物を付与しないことによる信頼性の向上も図れる。
コイル間に電磁誘導による電流変化を与えるためには、コイル間の電磁的な結合を大きくしておく必要がある。コイルの大きさや配置(コイル間の距離)で決まる。MRI装置などの場合は、均一磁場を実現する観点からコイルの配置が厳密に決められる為、電磁的な結合を変える目的だけでコイルの大きさや配置を変えることはできない。一方、第1閉回路7aおよび第2閉回路7bにどのコイルを含ませるかは、コイルの大きさや配置を変えることなく、配線でコイルの接続を変更するだけで、含ませるコイルを任意に変えることができる。
具体的には、超電導電磁石装置22では、図1に示すように、第1シールドコイル2aと第1主コイル1aの対と、第2主コイル1bと第2シールドコイル2bの対とは、空間的に離れており、電磁的な結合が弱い。第1シールドコイル2aと第1主コイル1aとは、空間的に近接しており、電磁的な結合が強い。第2主コイル1bと第2シールドコイル2bとは、空間的に近接しており、電磁的な結合が強い。そこで、図4に示すように、第1閉回路7aに、第1シールドコイル2aと第2主コイル1bを含めるように配線している。第2閉回路7bに、第1主コイル1aと第2シールドコイル2bを含めるように配線している。このようにすることで、例えば、第1シールドコイル2aがクエンチした場合に、これと電流が共通する第2主コイル1bに直ちに電流変化が発生し、前記の交流損失で第2主コイル1bにクエンチを誘発させ伝播させることができる。なお、第1シールドコイル2aのクエンチは、第1シールドコイル2aに対して電磁的な結合が強い第1主コイル1aに伝播することができる。第2シールドコイル2bでは、第1主コイル1aのクエンチの第2閉回路7bの電流変化による伝播と、第2主コイル1bのクエンチの電磁的な結合に基づいた伝播との2経路により、クエンチが伝播される。以上により、コイル1a、1b、2a、2b全体にクエンチを伝播させることができる。この結果、コイル1a、1b、2a、2b全体で抵抗が上昇し、永久電流の減衰を早める為、クエンチを開始したコイルの抵抗電圧の上昇を抑え、バイパス回路6上の超電導限流器4に流れる電流を低減できる。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係るアクティブシールド型の超電導電磁石装置22の回路図である。図5に示すように、本発明の第3の実施形態に係る超電導電磁石装置22は、第1の実施形態の超電導電磁石装置22と比較して、第1シールドコイル2a、第1主コイル1a、第2主コイル1b、第2シールドコイル2bのそれぞれに個別のクエンチ保護回路8a乃至8dを設けている点が異なっている。
第1シールドコイル2aと、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる第1クエンチ保護回路8aとが、直列に接続されることにより、第1閉回路7aが構成されている。具体的に第1閉回路7aは、第1シールドコイル2a−ノード3b−ノード3j−第1クエンチ保護回路8a−ノード3h−ノード3a−第1シールドコイル2aの順に接続している。
第1主コイル1aと、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる第3クエンチ保護回路8cとが、直列に接続されることにより、第3閉回路7cが構成されている。具体的に第3閉回路7cは、第1主コイル1a−ノード3c−ノード3g−第3クエンチ保護回路8c−ノード3j−ノード3b−第1主コイル1aの順に接続している。なお、第3クエンチ保護回路8cは、第5ダイオードD5と第6ダイオードD6を導通方向の極性が互いに異なる向きに並列に接続した並列回路を有している。
第2主コイル1bと、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる第4クエンチ保護回路8dとが、直列に接続されることにより、第4閉回路7dが構成されている。具体的に第4閉回路7dは、第2主コイル1b−ノード3d−ノード3i−第4クエンチ保護回路8d−ノード3g−ノード3c−第2主コイル1bの順に接続している。なお、第4クエンチ保護回路8dは、第7ダイオードD7と第8ダイオードD8を導通方向の極性が互いに異なる向きに並列に接続した並列回路を有している。
第2シールドコイル2bと、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる第2クエンチ保護回路8bとが、直列に接続されることにより、第2閉回路7bが構成されている。具体的に第2閉回路7bは、第2シールドコイル2b−ノード3e−ノード3f−第2クエンチ保護回路8b−ノード3i−ノード3d−第2シールドコイル2bの順に接続している。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態に比べて、ひとつの閉回路7a乃至7dあたりのインダクタンスLが小さくなり、クエンチ発生時においては、永久電流を容易に減衰させることができる。また、コイル1a、1b、2a、2bそれぞれは、ダイオードD1乃至D8のオン電圧で、コイル1a、1b、2a、2bの両端の電圧が規定される為、その両端の電圧は高々10ボルト(V)程度になる。しかし、一つのコイルでクエンチが発生しても、そのコイルを含む閉回路で電流変化が起こるが、この電流変化を他のコイルに流すことができないので、コイル間に電流変化に基づくクエンチの伝播は起こり難くなる。しかし、コイル間の電磁的な結合に変化はなく、第1の実施形態と同様に、電磁的な結合に基づくクエンチの伝播は生じる。
(第4の実施形態)
図6は、本発明の第4の実施形態に係るアクティブシールド型の超電導電磁石装置22の回路図である。図6に示すように、本発明の第4の実施形態に係る超電導電磁石装置22は、第3の実施形態の超電導電磁石装置22と比較して、ノード3b−ノード3j間にクエンチバックヒータとして機能する抵抗17a、17bを設け、ノード3d−ノード3i間にクエンチバックヒータとして機能する抵抗17c、17dを設けている点が異なっている。そして、抵抗17aは、第1シールドコイル2aの広範囲に対して近傍に、熱的に接触するように配置されている。抵抗17bは、第1主コイル1aの広範囲に対して近傍に、熱的に接触するように配置されている。抵抗17cは、第2主コイル1bの広範囲に対して近傍に、熱的に接触するように配置されている。抵抗17dは、第2シールドコイル2bの広範囲に対して近傍に、熱的に接触するように配置されている。
第1閉回路7aには、ノード3b−ノード3j間に、新たに抵抗17a、17bが加えられたことになる。なお、抵抗17a、17bは、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる。この特性は、第1クエンチ保護回路8aの特性と同じである。このことから、第1クエンチ保護回路8aは、ダイオードD1とD2の双方向ダイオード対と抵抗17a、17bとで構成されると考えてもよい。さらに、第1クエンチ保護回路8aは、抵抗17a、17bで構成され、ダイオードD1とD2の双方向ダイオード対を省くことも可能である。具体的にはノード3h−ノード3j間を短絡することも可能である。
第3閉回路7cにとっても、ノード3b−ノード3j間に、新たに抵抗17a、17bが加えられたことになる。抵抗17a、17bは、第1閉回路7aと第3閉回路7cとにおいて機能している。そして、第3クエンチ保護回路8cも、ダイオードD5とD6の双方向ダイオード対と抵抗17a、17bとで構成されると考えてもよい。さらに、第3クエンチ保護回路8cは、抵抗17a、17bで構成され、ダイオードD5とD6の双方向ダイオード対を省くことも可能であり、ノード3j−ノード3g間を短絡することも可能である。
第4閉回路7dにとっては、ノード3d−ノード3i間に、新たに抵抗17c、17dが加えられたことになる。そして、第4クエンチ保護回路8dも、ダイオードD7とD8の双方向ダイオード対と抵抗17c、17dとで構成されると考えてもよい。さらに、第4クエンチ保護回路8dは、抵抗17c、17dで構成され、ダイオードD7とD8の双方向ダイオード対を省くことも可能であり、ノード3g−ノード3i間を短絡することも可能である。
第2閉回路7bにとっても、ノード3d−ノード3i間に、新たに抵抗17c、17dが加えられたことになる。抵抗17c、17dは、第4閉回路7dと第2閉回路7bとにおいて機能している。そして、第2クエンチ保護回路8bも、ダイオードD3とD4の双方向ダイオード対と抵抗17c、17dとで構成されると考えてもよい。さらに、第2クエンチ保護回路8bは、抵抗17c、17dで構成され、ダイオードD3とD4の双方向ダイオード対を省くことも可能であり、ノード3i−ノード3f間を短絡することも可能である。
以下では、コイル1a、1b、2a、2bがクエンチした際の抵抗17a乃至17dの動作について説明する。例えば、第1シールドコイル2aがクエンチを開始した場合を考える。この場合、第1シールドコイル2aの両端のノード3a−ノード3b間には前記のように抵抗電圧が発生する。この抵抗電圧は双方向ダイオード対の両端のノード3j−ノード3h間にも印加される為、ダイオードD1とD2のどちらか一方がオンし、オン電流が流れる。この結果、第1閉回路7aを循環する電流が流れる。この循環する電流は抵抗17a、17bを流れるので、抵抗17a、17bは発熱する。抵抗17aは、第1シールドコイル2aを広範囲にわたり加熱するので、第1シールドコイル2aの局所で発生したクエンチを広範囲に伝播させることができる。抵抗17bは、第1主コイル1aを広範囲にわたり加熱するので、その加熱に応じて広範囲にクエンチを発生させることができる。これにより、第1シールドコイル2aから第1主コイル1aにクエンチを伝播させることができる。
さらに、第2主コイル1bには、第1主コイル1aとの電磁的な結合(相互インダクタンス)により、誘導起電力が生じる。この誘導起電力によってダイオードD7とD8の双方向ダイオード対の両端のノード3i−ノード3g間に電圧が生じ、ダイオードD7とD8のどちらか一方がオンし、オン電流が流れる。この結果、第4閉回路7dを循環する電流が流れる。この循環する電流は抵抗17c、17dを流れるので、抵抗17c、17dは発熱する。抵抗17cは、第2主コイル1bを広範囲にわたり加熱するので、その加熱に応じて広範囲にクエンチを発生させることができる。これにより、第1主コイル1aから第2主コイル1bにクエンチを伝播させることができる。抵抗17dは、第2シールドコイル2bを広範囲にわたり加熱するので、その加熱に応じて広範囲にクエンチを発生させることができる。これにより、第1主コイル1aから第2シールドコイル2bにクエンチを伝播させることができる。以上で、全てのコイルにクエンチを伝播させることができる。
(第5の実施形態)
図7は、本発明の第5の実施形態に係るアクティブシールド型の超電導電磁石装置22の回路図である。図7に示すように、本発明の第5の実施形態に係る超電導電磁石装置22は、第4の実施形態の超電導電磁石装置22と比較して、抵抗17bが、第1主コイル1aではなく、第2主コイル1bの広範囲に対して近傍に、熱的に接触するように配置されている点が異なっている。また、抵抗17cが、第2主コイル1bではなく、第1主コイル1aの広範囲に対して近傍に、熱的に接触するように配置されている点が異なっている。
第5の実施形態によれば、第1主コイル1aと第2主コイル1bとが離れているために電磁的な結合(相互インダクタンス)が小さい場合であっても、例えば、第1シールドコイル2aがクエンチを開始した場合、第1シールドコイル2aに生じた電圧によりダイオードD1とD2の双方向ダイオード対に電流が流れ、この電流が第1閉回路7aを循環する。そして、抵抗17a、17bが発熱する。抵抗17aは第1シールドコイル2aを加熱し、抵抗17bは第2主コイル1bを加熱する。第2主コイル1bはこの加熱によりクエンチする。第2主コイル1bは第1シールドコイル2aからクエンチが伝播したことになる。
また、第1シールドコイル2aのクエンチは、第1シールドコイル2aに対して電磁的な結合が強い第1主コイル1aに伝播することができる。さらに、第2シールドコイル2bでは、第2主コイル1bのクエンチの第4閉回路7dの電流循環による抵抗17dの発熱に基づいた伝播と、第2主コイル1bのクエンチの電磁的な結合に基づいた伝播との2経路により、クエンチが伝播される。以上により、コイル1a、1b、2a、2b全体にクエンチを伝播させることができる。この結果、コイル1a、1b、2a、2b全体で抵抗が上昇し、永久電流の減衰を早める為、クエンチを開始したコイルの抵抗電圧の上昇を抑え、バイパス回路6上の超電導限流器4に流れる電流を低減できる。
(第6の実施形態)
図8は、本発明の第6の実施形態に係るアクティブシールド型の超電導電磁石装置22の回路図である。図8に示すように、本発明の第6の実施形態に係る超電導電磁石装置22は、第1の実施形態の超電導電磁石装置22(図2参照)と比較して、ノード3gで、開放されたノード3gaとノード3gbとが形成されている点が異なっている。ノード3gaは第1クエンチ保護回路8aに直接接続し、ノード3gbは第2クエンチ保護回路8bに直接接続している。
そして、ノード3c−ノード3g間は図2では短絡されているが、図8では、ノード3c−ノード3ga間にクエンチバックヒータとして機能する抵抗17a、17bを設け、ノード3c−ノード3gb間にクエンチバックヒータとして機能する抵抗17c、17dを設けている点が異なっている。そして、抵抗17aは、第2シールドコイル2bの広範囲に対して近傍に、熱的に接触するように配置されている。抵抗17bは、第2主コイル1bの広範囲に対して近傍に、熱的に接触するように配置されている。抵抗17cは、第1主コイル1aの広範囲に対して近傍に、熱的に接触するように配置されている。抵抗17dは、第1シールドコイル2aの広範囲に対して近傍に、熱的に接触するように配置されている。
第1閉回路7aには、ノード3c−ノード3ga間に、新たに抵抗17a、17bが加えられたことになる。なお、抵抗17a、17bは、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる。この特性は、第1クエンチ保護回路8aの特性と同じである。このことから、第1クエンチ保護回路8aは、ダイオードD1とD2の双方向ダイオード対と抵抗17a、17bとで構成されると考えてもよい。さらに、第1クエンチ保護回路8aは、抵抗17a、17bで構成され、ダイオードD1とD2の双方向ダイオード対を省くことも可能である。具体的にはノード3h−ノード3ga間を短絡することも可能である。
第2閉回路7bにとっても、ノード3c−ノード3gb間に、新たに抵抗17c、17dが加えられたことになる。そして、第2クエンチ保護回路8bも、ダイオードD3とD4の双方向ダイオード対と抵抗17c、17dとで構成されると考えてもよい。さらに、第2クエンチ保護回路8bは、抵抗17c、17dで構成され、ダイオードD3とD4の双方向ダイオード対を省くことも可能であり、ノード3gb−ノード3f間を短絡することも可能である。
以下では、コイル1a、1b、2a、2bがクエンチした際の抵抗17a乃至17dの動作について説明する。例えば、第1シールドコイル2aがクエンチを開始した場合を考える。この場合、第1シールドコイル2aの両端のノード3a−ノード3b間には前記のように抵抗電圧が発生する。この抵抗電圧は双方向ダイオード対の両端のノード3ga−ノード3h間にも印加される為、ダイオードD1とD2のどちらか一方がオンし、オン電流が流れる。この結果、第1閉回路7aを循環する電流が流れる。この循環する電流は抵抗17a、17bを流れるので、抵抗17a、17bは発熱する。抵抗17aは、第2シールドコイル2bを広範囲にわたり加熱するので、その加熱に応じて広範囲にクエンチを発生させることができる。抵抗17bは、第2主コイル1bを広範囲にわたり加熱するので、その加熱に応じて広範囲にクエンチを発生させることができる。これにより、第1シールドコイル2aから第2主コイル1bと第2シールドコイル2bにクエンチを伝播させることができる。
さらに、第1主コイル1aでは、第1シールドコイル2aのクエンチの電磁的な結合に基づいた伝播と、第1シールドコイル2aのクエンチの第1閉回路7aの電流変化による伝播と、第2主コイル1bと第2シールドコイル2bのクエンチの第2閉回路7bの電流循環による抵抗17cの発熱に基づいた伝播との3経路により、クエンチが伝播される。以上により、コイル1a、1b、2a、2b全体にクエンチを伝播させることができる。この結果、コイル1a、1b、2a、2b全体で抵抗が上昇し、永久電流の減衰を早める為、クエンチを開始したコイルの抵抗電圧の上昇を抑え、バイパス回路6上の超電導限流器4に流れる電流を低減できる。
なお、ノード3gaとノード3gbとは、短絡してもよい。この短絡により、抵抗17aと抵抗17bの直列接続と、抵抗17cと抵抗17dの直列接続とが並列接続されたことになる。抵抗17cと抵抗17dを、第1閉回路7aと第2閉回路7bとで兼用していると考えることができる。そして、クエンチを抵抗17a乃至17dの発熱を介して全てのコイル1a、1b、2a、2bに伝播させることができる。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態では、対向配置される1対の主コイル1a、1bの主中心軸は、鉛直方向に向いていたが、これに限らず、水平であっても良い。Z軸が水平であれば、磁場の方向も水平になり、被検者の撮像領域16へのアクセスの方向が、磁場の方向と一致するので、円筒型磁石を採用できる。
本発明の第1の実施形態に係る核磁気共鳴イメージング装置の側面図及び断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るアクティブシールド型の超電導電磁石装置の回路図である。 (a)はクエンチ発生時における第1主コイル、第2主コイル、第1シールドコイル及び第2シールドコイルの抵抗値の総和の時間変化と、第1主コイル、第2主コイル、第1シールドコイル及び第2シールドコイルを流れる永久電流の時間変化を示すグラフであり、(b)はクエンチ発生時における第1主コイル、第2主コイル、第1シールドコイル及び第2シールドコイルに生じる電圧の総和の時間変化を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るアクティブシールド型の超電導電磁石装置の回路図である。 本発明の第3の実施形態に係るアクティブシールド型の超電導電磁石装置の回路図である。 本発明の第4の実施形態に係るアクティブシールド型の超電導電磁石装置の回路図である。 本発明の第5の実施形態に係るアクティブシールド型の超電導電磁石装置の回路図である。 本発明の第6の実施形態に係るアクティブシールド型の超電導電磁石装置の回路図である。
符号の説明
1a 第1主コイル
1b 第2主コイル
2a 第1シールドコイル
2b 第2シールドコイル
3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3ga、3gb、3h、3i、3j ノード
4 超電導限流器
5a 第2超電導永久電流スイッチ
5b 第1超電導永久電流スイッチ
6 バイパス回路
7a 第1閉回路
7b 第2閉回路
7c 第3閉回路
7d 第4閉回路
8a 第1クエンチ保護回路(第1双方向ダイオード対)
8b 第2クエンチ保護回路(第2双方向ダイオード対)
8c 第3クエンチ保護回路(第3双方向ダイオード対)
8d 第4クエンチ保護回路(第4双方向ダイオード対)
9 励磁用電源端子
10a 第1ボビン
10b 第2ボビン
11 ヘリウム容器
11a 第1ヘリウム室
11b 第2ヘリウム室
11c ヘリウム連結管
12 熱輻射シールド
13 真空容器
13a 第1真空室
13b 第2真空室
13c 真空連結管
14 赤道面
15 連結柱
16 撮像領域
17a、17b、17c、17d 抵抗(ヒータ)
D1、D2、D3、D4、D5、D6、D7、D8 ダイオード
21 磁気共鳴イメージング(MRI)装置
22 アクティブシールド型の超電導電磁石装置
23 検査装置配置領域

Claims (7)

  1. 磁場の励磁方向が同方向の第1主コイル及び第2主コイルと、前記第1主コイルとは磁場の励磁方向が逆方向の第1シールドコイル及び第2シールドコイルとが、軸を同一とし、前記軸上に、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが前記軸をそろえて配設され、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが直列に接続され、前記第1シールドコイルと前記第1主コイルの間隔と前記第2主コイルと前記第2シールドコイルの間隔は、前記第1主コイルと前記第2主コイルの間隔より狭い主開閉回路と、
    流れる電流が所定値を超えると超電導から常伝導となり前記流れる電流を制限する超電導限流器が、前記第1主コイルと前記第2主コイルの直列回路に対して並列に接続されたサブ開閉回路と、
    前記第1主コイルと、前記第1シールドコイルと、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる第1クエンチ保護回路とが、直列に接続された第1閉回路と、
    前記第2主コイルと、前記第2シールドコイルと、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる第2クエンチ保護回路とが、直列に接続された第2閉回路とを有することを特徴とするアクティブシールド型の超電導電磁石装置。
  2. 磁場の励磁方向が同方向の第1主コイル及び第2主コイルと、前記第1主コイルとは磁場の励磁方向が逆方向の第1シールドコイル及び第2シールドコイルとが、軸を同一とし、前記軸上に、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが前記軸をそろえて配設され、前記第1シールドコイル、前記第2主コイル、前記第1主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが直列に接続された主開閉回路と、
    流れる電流が所定値を超えると超電導から常伝導となり前記流れる電流を制限する超電導限流器が、前記第1主コイルと前記第2主コイルの直列回路に対して並列に接続されたサブ開閉回路と、
    前記第2主コイルと、前記第1シールドコイルと、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる第1クエンチ保護回路とが、直列に接続された第1閉回路と、
    前記第1主コイルと、前記第2シールドコイルと、両端に電位差がないと電流が流れず両端に電位差が生じると電流が流れる第2クエンチ保護回路とが、直列に接続された第2閉回路とを有することを特徴とするアクティブシールド型の超電導電磁石装置。
  3. 磁場の励磁方向が同方向の第1主コイル及び第2主コイルと、前記第1主コイルとは磁場の励磁方向が逆方向の第1シールドコイル及び第2シールドコイルとが、軸を同一とし、前記軸上に、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが前記軸をそろえて配設され、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが直列に接続された主開閉回路と、
    流れる電流が所定値を超えると超電導から常伝導となり前記流れる電流を制限する超電導限流器が、前記第1主コイルと前記第2主コイルの直列回路に対して並列に接続されたサブ開閉回路と、
    前記第2主コイルと前記第2シールドコイルの少なくとも1つの近傍に配置される第1抵抗と、前記第1主コイルと、前記第1シールドコイルとが、直列に接続された第1閉回路と、
    前記第1主コイルと前記第1シールドコイルの少なくとも1つの近傍に配置される第2抵抗と、前記第2主コイルと、前記第2シールドコイルとが、直列に接続された第2閉回路とを有することを特徴とするアクティブシールド型の超電導電磁石装置。
  4. 磁場の励磁方向が同方向の第1主コイル及び第2主コイルと、前記第1主コイルとは磁場の励磁方向が逆方向の第1シールドコイル及び第2シールドコイルとが、軸を同一とし、前記軸上に、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが前記軸をそろえて配設され、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが直列に接続された主開閉回路と、
    流れる電流が所定値を超えると超電導から常伝導となり前記流れる電流を制限する超電導限流器が、前記第1主コイルと前記第2主コイルの直列回路に対して並列に接続されたサブ開閉回路と、
    前記第1シールドコイルと前記第2主コイルの近傍に配置される第1抵抗とが、直列に接続された第1閉回路と、
    前記第2シールドコイルと前記第1主コイルの近傍に配置される第2抵抗とが、直列に接続された第2閉回路と、
    前記第1主コイルと、前記第1抵抗とが、直列に接続された第3閉回路と、
    前記第2主コイルと、前記第2抵抗とが、直列に接続された第4閉回路とを有することを特徴とするアクティブシールド型の超電導電磁石装置。
  5. 磁場の励磁方向が同方向の第1主コイル及び第2主コイルと、前記第1主コイルとは磁場の励磁方向が逆方向の第1シールドコイル及び第2シールドコイルとが、軸を同一とし、前記軸上に、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが前記軸をそろえて配設され、前記第1シールドコイル、前記第1主コイル、前記第2主コイル、前記第2シールドコイルの順に各コイルが直列に接続された主開閉回路と、
    流れる電流が所定値を超えると超電導から常伝導となり前記流れる電流を制限する超電導限流器が、前記第1主コイルと前記第2主コイルの直列回路に対して並列に接続されたサブ開閉回路と、
    前記第1シールドコイルと前記第1主コイルと前記第1シールドコイルの近傍に配置される第1抵抗とが、直列に接続された第1閉回路と、
    前記第2シールドコイルと前記第2主コイルと前記第2シールドコイルの近傍に配置される第2抵抗とが、直列に接続された第2閉回路と、
    前記第1主コイルと、前記第1抵抗とが、直列に接続された第3閉回路と、
    前記第2主コイルと、前記第2抵抗とが、直列に接続された第4閉回路とを有することを特徴とするアクティブシールド型の超電導電磁石装置。
  6. 前記第1シールドコイルと前記第1主コイルの間隔と前記第2主コイルと前記第2シールドコイルの間隔は、前記第1主コイルと前記第2主コイルの間隔より狭いことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載のアクティブシールド型の超電導電磁石装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のアクティブシールド型の超電導電磁石装置を用い、
    前記第1主コイルと前記第2主コイルとの間に、大気圧で常温の空隙を設け、前記空隙を撮像空間にしたことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
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