JP4542457B2 - 耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート及びその成形品 - Google Patents

耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート及びその成形品 Download PDF

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Description

本発明は、剥離強度に優れたレンジアップが可能な耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート及び該シートを容器やトレーなどの形状に成形してなる成形品に関する。
近年、マイクロウエーブ加熱方式の電子レンジが急速に普及するに伴って調理済食品の加熱にも電子レンジが使用されるようになってきている。そのために、それに適した容器として結晶性ポリエチレンテレフタレート(C−PET)からなる容器や低発泡ポリプロピレンシートからなる容器が開発されている。この種の容器は耐熱性を有し、電子レンジ適性を有している。しかし、これらの容器は良好な電子レンジ適性を示すものの、断熱性に乏しいため、内容物の温度の上昇に伴なって容器の外面の温度も短時間のうちに上昇する。このため、内容物が熱い間は手で持つことができず、特に加熱直後は容器が熱いためにレンジから取り出せないなどの問題がある。この欠点を解決するには、容器を高発泡倍率のプラスチック発泡体で構成し、容器の断熱性を向上させればよい。しかし、高発泡倍率のポリプロピレン系樹脂発泡体は剛性が乏しく、容器としては不適当である。
高発泡倍率で断熱性に優れたプラスチック発泡体としては、従来より発泡ポリスチレンがよく知られており、一般的な食品容器として広く使用されている。その中でも、特に、110℃以上のビカット軟化点を有するポリスチレン系樹脂、例えばスチレン−メタクリル酸共重合樹脂、スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂、スチレン−マレイミド共重合樹脂、ポリパラメチルスチレン樹脂などの耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シートが知られている。しかし、この耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シートまたはその成形品だけでは、電子レンジ加熱に使用する容器などの場合に十分な耐熱性を得ることができない。そのため、更に該シート表面にポリプロピレンフィルムを積層し、耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートとすることによって、耐熱ポリスチレン系樹脂の発泡シート単体では発現し得なかった高い耐熱性を付与することが可能となった。
しかし、この発泡積層シートには更なる問題点があった。すなわち、もともと接着し難いポリプロピレン系樹脂フィルムとポリスチレン系樹脂発泡シートとを積層させるために、バインダーとなる樹脂層を介して両者を接着したり、あらかじめポリスチレン系樹脂フィルムとバインダー層となるポリスチレン系樹脂フィルムを積層したフィルムをドライラミネートするなどの多くの工数を要することから、製造コストが高くなる問題があった。また、余分なバインダー層を介在させることで、発泡積層シートの単位面積当たり重量が増加し、それを成形した容器も重くなることから、昨今制定された容器リサイクル法における容器包装廃棄物の減量化という方針にそぐわなくなる問題があった。
また、もう一つの問題点として、昨今の電子レンジ加熱を想定した包装食品においては、容器に入れる内容物に油分に富んだ食品が多く、これらを電子レンジ加熱(以下、レンジアップと記す場合がある)すると、油分のみが直接容器に付着していた場合、その部分が局部的に熱せられて水ぶくれ状の剥離(ヒブクレという)が発生し、外観不良となる問題があった。図3は、従来の積層発泡シート成形品におけるヒブクレの発生状態を概略的に示す断面図であり、図3中、符号11は耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート、12は耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シート、13はポリプロピレン系樹脂フィルム、14がヒブクレ、15がやぶれを示す。図3に示すように、ヒブクレ14部分は耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シート12とポリプロピレン系樹脂フィルム13とが剥離し、ポリプロピレン系樹脂フィルム13が膨張した状態となっており、膨張がさらに進行すると、やぶれ15を生じ、著しく外観が劣化してしまう。
これを防ぐため、より剥離の発生し難い、剥離強度の優れたレンジアップが可能な耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート及びその成形容器が求められていた。
従来、積層発泡シートなどにおける耐熱性の向上を目指した技術が、例えば特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1には、押出成形機により発泡倍率5〜20倍、厚さ0.5〜3.0mmに押出発泡成形した、ビカット軟化点が115℃以上の耐熱性ポリスチレン系樹脂からなる発泡シートと、ポリウレタン系樹脂若しくはポリウレタン系プレポリマーを含む接着性インキで印刷を施した透明ポロプロピレンフィルムとを、フィルムの印刷面側を発泡シートと積層して熱圧着することにより得られた積層シートを用いて積層シートのポリプロピレン層により容器の内層を形成する如く金型により加熱加圧成形することを特徴とする耐熱性プラスチック容器の製造方法が開示されている。
特許文献2には、熱可塑性弾性体シートの片面に塩素化ポリプロピレン系のプライマーを塗布し、その上にアクリル系樹脂と飽和ポリエステル系樹脂からなる混合処理剤にインクを配合したインク配合物で印刷加工した印刷熱可塑性弾性体シートを、ポリオレフィン系発泡体シートの片面又は両面に融着一体化したことを特徴とする印刷された複合シートが開示されている。
特許文献3には、未延伸ポリプロピレンフィルムと、ポリプロピレンから主としてなる発泡シートまたはフィラーシートとを、酸価10〜150mgKOH/g、重量平均分子量5,000〜200,000を有する酸変性ポリプロピレン系樹脂を含有する中間層を介して、熱ラミネート加工することを特徴とするPP積層物の製造方法が開示され、さらに前記未延伸ポリプロピレンフィルムと中間層との間に、さらにポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂及び硝化綿の群から選択される少なくとも1種以上の樹脂および/または塩素化ポリプロピレン系樹脂を主たるバインダー樹脂とした印刷インキを印刷した後、印刷面を前記中間層を介して熱ラミネート加工する構成が記載されている。
特公平6−366号公報 特公平7−14655号公報 特開2003−80648号公報
しかしながら、前述した従来技術には、次のような問題があった。
特許文献1の従来技術は、ポリウレタン系樹脂若しくはポリウレタン系プレポリマーを含む接着性インキを使用することが記載されている。剥離性やレンジアップによるヒブクレはなかったが特有の臭いを発し、食品容器として敬遠される場合があった。
特許文献2の従来技術では、塩素化ポリプロピレン系樹脂とアクリル樹脂系インクを使用しているが、ポリスチレン系樹脂への接着による検討は行っていない。
特許文献3の従来技術では、発泡シート側にポリプロピレンを使用しているが、レンジアップ容器としての強度を保つには発泡シートの発泡倍率が5倍程度までであり、この程度の倍率では加熱直後の容器が熱いため、電子レンジから取り出せないなどの問題がある。また中間層に酸変性ポリプロピレン系樹脂を設けており、重量的にも重くなる上、これらを積層させる工程が増える問題がある。
本発明は前記事情に鑑みてなされ、耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シートとポリプロピレン系樹脂フィルムとを強固に接着することで、ヒブクレの発生を低減した耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートとその成形品の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、JIS K7206に規定されたビカット軟化点が110℃以上の耐熱性ポリスチレン系樹脂からなる耐熱発泡シートと、ポリプロピレン系樹脂フィルムとを、接着性インク層を介して熱融着して積層した耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートであって、前記接着性インク層は少なくとも2層からなり、前記ポリプロピレン系樹脂フィルム側に塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層が設けられており、前記耐熱発泡シート側にアクリル系樹脂を基材とする接着性インク層が設けられていることを特徴とする耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートを提供する。
本発明の耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートにおいて、前記耐熱発泡シートとアクリル系樹脂を基材とする接着性インク層との間に、JIS K7206に規定されたビカット軟化点が105℃以下のポリスチレン系樹脂からなる発泡シートまたは非発泡樹脂層が積層されていることが好ましい。
また本発明は、前述した本発明に係る耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートを熱成形して得られた耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート成形品を提供する。
本発明の耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートは、耐熱性ポリスチレン系樹脂からなる耐熱発泡シートと、ポリプロピレン系樹脂フィルムとを、ポリプロピレン系樹脂フィルム側に塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層と、前記耐熱発泡シート側にアクリル系樹脂を基材とする接着性インク層との少なくとも2層の接着性インク層を介して熱融着して積層してなるものなので、これらの接着性インク層によって耐熱発泡シートとポリプロピレン系樹脂フィルムとを強固に接着することができ、臭気の少ない耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート及びその成形品を提供できる。
また、耐熱発泡シートとポリプロピレン系樹脂フィルムとの間にバインダー層を介在させる必要がなくなり、軽量化が図れ、該シートを用いて成形した容器等の成形品の重量を減らすことができる。
また、耐熱発泡シートとポリプロピレン系樹脂フィルムを強固に接着できるので、このシートを熱成形して得られた成形品は、電子レンジ加熱時にヒブクレを生じることが少なくなり、外観劣化を生じない成形品を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート成形品の一例である容器Aを示す斜視図である。この容器Aは、図2に示す本発明に係る耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート1を容器形状に熱成形して作製されている。なお、図1の容器Aは、角形容器を例示しているが、本発明に係る成形品の形状はこれに限定されず、丼形の容器、カップ状の容器、角形のトレーなどとすることができる。また、容器の寸法についても特に限定されない。
図2に示す耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート1は、耐熱性ポリスチレン系樹脂からなる耐熱発泡シート2と、ポリプロピレン系樹脂フィルム3とを、ポリプロピレン系樹脂フィルム3側に塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層4と、耐熱発泡シート2側にアクリル系樹脂を基材とする接着性インク層5との2層の接着性インク層を介して熱融着して積層した構成になっている。
前記耐熱発泡シート2は、JIS K7206に規定されたビカット軟化点が110℃以上の耐熱ポリスチレン系樹脂、例えば、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−マレイミド共重合体、ポリパラメチルスチレン樹脂などを押出発泡成形して得られた耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シート、該耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シートとJIS K7206に規定されたビカット軟化点が105℃以下のポリスチレン系樹脂からなる発泡シート(以下、汎用ポリスチレン系樹脂発泡シートと記す。)とを積層してなる耐熱ポリスチレン系樹脂積層発泡シート、該耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シートとJIS K7206に規定されたビカット軟化点が105℃以下のポリスチレン系樹脂からなる非発泡樹脂層(以下、汎用ポリスチレン系非発泡樹脂層と記す。)とを積層してなる耐熱ポリスチレン系樹脂積層発泡シート、または該耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シートと汎用ポリスチレン系樹脂発泡シートと汎用ポリスチレン系非発泡樹脂層とを積層してなる耐熱ポリスチレン系樹脂積層発泡シートを用いることが望ましい。
汎用ポリスチレン系樹脂発泡シートを積層することにより、脆性が緩和され成形性を向上させることができる。また、汎用ポリスチレン系非発泡樹脂層を積層することにより、強度と表面平滑性を向上させることができる。
汎用ポリスチレン系樹脂発泡シートの積層方法としては、特に限定されず、共押出法、熱を用いた熱融着法、接着剤を用いた接着法などを適宜用いることができる。
また、汎用ポリスチレン系非発泡樹脂層の積層方法としても、特に限定されず、溶融状態にある樹脂を押出機先端のダイ内で合流させる共押出法、溶融状態にある樹脂を発泡シート表面に熱融着して積層する押出ラミネート法、非発泡樹脂フィルムを発泡シート表面に熱融着して積層する熱ラミネート法、非発泡樹脂フィルムを接着剤を介して発泡シートに接着する方法などを適宜用いることができる。
前記耐熱ポリスチレン系樹脂積層発泡シートは、汎用ポリスチレン系樹脂発泡シートまたは汎用ポリスチレン系非発泡樹脂層と、前記耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シートを同時押出(共押出)することによって作製したものが好ましい。ここで用いる汎用ポリスチレン系樹脂発泡シートまたは汎用ポリスチレン系非発泡樹脂層の材料となるポリスチレン系樹脂としては、スチレン系単量体、例えばスチレン、メチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ジメチルスチレン、パラメチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレンの単独重合体、または前記スチレン系単量体と他の単量体、例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、無水マレイン酸、ブタジエン等のビニル単量体との共重合体等を用いることができる。そのうちでは、ポリスチレン樹脂、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、耐衝撃性ポリスチレン樹脂(HIPS)、スチレン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン三元共重合体等を用いることが好ましい。これらは単独であるいは混合して用いることができる。
前記ポリプロピレン系樹脂フィルム3としては、特にJIS K7206に規定されたビカット軟化点が140℃以上であるポリプロピレンからなるフィルムが好適である。本発明において用いるポリプロピレン系樹脂フィルム3の厚みは15〜100μmの範囲が好ましく、20〜50μmの範囲がより好ましい。
ポリプロピレン系樹脂フィルムは、無延伸フィルム、一軸延伸フィルム、二軸延伸フィルムのいずれでもよいが、成形性に優れる無延伸フィルムが好ましい。また接着性インク層との密着性を向上させるために、あらかじめポリプロピレン系樹脂フィルムの表面にコロナ放電処理、フレーム処理、オゾン処理などの表面処理を施しても良い。
前記塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層4は、主成分である塩素化ポリプロピレン系樹脂以外に、着色剤、他の接着性樹脂成分などを含有させることができる。この塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層4は、前述した各成分と有機溶剤、その他添加剤なども含有させて印刷インクとしたものを、ポリプロピレン系樹脂フィルム3表面に印刷法により塗布される。この塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層4の厚みは1〜2μmの範囲が好ましい。
この印刷インクに配合する着色剤としては、各種無機顔料、有機顔料を用いることができる。具体的に無機顔料としては、酸化チタン、ベンガラ、アンチモンレッド、カドミウムイエロー、コバルトブルー、紺青、群青、カーボンブラック、黒鉛などの有色顔料、炭酸カルシウム、カオリン、クレー、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、タルクなどの体質顔料が挙げられる。また、有機顔料としては、アゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮合アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料、縮合多環顔料などが挙げられる。
また、有機溶剤としては、塩素化ポリプロピレン系樹脂の溶解・分散力の高いトルエン、キシレンなどの芳香族溶剤、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンなどの脂環族溶剤を主溶剤とし、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸アミルなどのエステル系溶剤、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン系溶剤、エタノール、プロパノールなどのアルコール系溶剤を助溶剤とし、必要に応じて適宜組み合わせて使用することができる。
この印刷インクの調製方法としては、前記の有機溶剤に、塩素化ポリプロピレン系樹脂、着色剤、添加剤などを溶解・分散させる周知の方法を採用することができる。また、調製した印刷インクをポリプロピレン系樹脂フィルム3表面に印刷する方法は特に限定されず、グラビア印刷方式、フレキソ印刷方式等の従来公知の印刷法の中から適宜選択して採用することができる。印刷インクの粘度についても、印刷方法に応じて適宜に選択することができる。
前記アクリル系樹脂を基材とする接着性インク層5は、主成分であるアクリル系樹脂以外に、着色剤、他の接着性樹脂成分などを含有させることができる。主成分であるアクリル系樹脂としては、アクリル酸又はメタクリル酸のアルキルエステル或いはグリシジルエステルが好ましい。このアクリル系樹脂を基材とする接着性インク層5の厚みは1〜2μmの範囲が好ましい。
このアクリル系樹脂を基材とする接着性インク層5は、前記塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層4と同様に、印刷インクとしたものを、前記耐熱発泡シート2の表面、或いはポリプロピレン系樹脂フィルム3表面に印刷した塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層4上に塗布することができ、特に、接着性インク層4上に連続して印刷塗布することが好ましい。このアクリル系樹脂を基材とする接着性インク層5は、前述した接着性印刷層4の場合と同じく、主成分であるアクリル系樹脂と、着色剤などの他の成分、有機溶剤を混合して印刷インクを調製し、前記接着性印刷層4の場合と同様の方法で印刷することができる。印刷インクの粘度についても、印刷方法に応じて適宜に選択することができる。
塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層4は、ポリプロピレン系樹脂フィルム3に対して良好な熱融着性を有している。アクリル系樹脂を基材とする接着性インク層5は、耐熱発泡シート2に対して良好な熱融着性を有している。そして、塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層4とアクリル系樹脂を基材とする接着性インク層5とは、良好な熱融着性を示す。従って、この耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート1は、ポリスチレン系樹脂からなる耐熱発泡シート2とポリプロピレン系樹脂フィルム3とを、ポリプロピレン系樹脂フィルム3側に塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層4と、耐熱発泡シート2側にアクリル系樹脂を基材とする接着性インク層5との2層の接着性インク層4,5を介して熱融着して積層してなるものなので、これらの接着性インク層4,5によって耐熱発泡シート2とポリプロピレン系樹脂フィルム3とを強固に接着することができる。
この耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート1は、前記構成としたことで、本来、接着しにくいポリプロピレン系樹脂フィルム3とポリスチレン系樹脂からなる耐熱発泡シート2を容易に接着させることができ、ポリウレタン系樹脂を使用せずに両者を接着できることから、臭気の少ない耐熱発泡積層シートを得ることができ、特に食品用の容器やトレーなどとして好適な耐熱発泡積層シート及びその成形品を提供することができる。
また、バインダーと呼ばれる接着用の樹脂層を介在させることなく、耐熱発泡シート2とポリプロピレン系樹脂フィルム3とを強固に積層して耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート1を作製できるので、より軽量化ができ、このシートを成形して得られる容器やトレーの重量を減らすことができる。
また、耐熱発泡シート2とポリプロピレン系樹脂フィルム3とを強固に接着できるので、このシートを熱成形して得られた成形品は、電子レンジ加熱時にヒブクレを生じることが少なくなり、外観の低下を招かない成形品を提供できる。
次に、この耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート1の製造方法の一例を図4及び図5を参照して説明する。図4は、ポリプロピレン系樹脂フィルム22の表面に、塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層4とアクリル系樹脂を基材とする接着性インク層5とを連続して形成する輪転印刷機を例示し、(a)は輪転印刷機20の構成図、(b)は印刷部23A,23Bの拡大図である。また図5は耐熱発泡シート2と印刷済みフィルム25とのラミネート工程を熱ラミネート法で行う場合を示す構成図である。
この製造方法では、まず、図4に示す輪転印刷機20を用いてポリプロピレン系樹脂フィルム2の表面に、塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層4とアクリル系樹脂を基材とする接着性インク層5とを連続して印刷し、印刷済みフィルム25を作製する。フィルム供給ロール21から引き出したポリプロピレン系樹脂フィルム22は、複数のガイドロールを通って第1の印刷部23Aに送り、塩素化ポリプロピレン系樹脂を含む印刷インクを塗布し、第1の乾燥室24Aに送り、そのインクを乾燥させて接着性インク層4を形成し、その後第2の印刷部23Bに送り、接着性インク層4上にアクリル系樹脂を含む印刷インクを塗布し、第2の乾燥室24Bに送り、そのインクを乾燥させて接着性インク層5を形成し、印刷済みフィルム25となって巻き取りロール26に巻き取られる。
第1、第2の印刷部23A,23Bは、図4(b)に示すように、圧着ロール27と印刷ロール28と印刷インク29を入れた容器30とブレード31とを備えて構成されている。ポリプロピレン系樹脂フィルム22は、一部が印刷用インク29に浸かった状態の印刷ロール28とその上部に設けられた圧着ロール27との間を通る際に、印刷ロール28表面に付着した印刷インク29が表面に転写、塗布され、その塗布厚をブレード31で調整した後に乾燥室24A,24Bに送られるようになっている。
前述した輪転印刷機20を用いて作製した印刷済みフィルム25は、熱ラミネート法によって耐熱発泡シート2と接着し、耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート1を作製する。
図5に示す熱ラミネート法は、耐熱発泡シート2と印刷済みフィルム25を重ね合わせた状態で、冷却ロール34と誘電加熱ロール35との間を通し、加熱してアクリル系樹脂を基材とする接着性インク層5と耐熱発泡シート2とを熱融着させる。得られた耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート1は、ロールに巻き取られる。
なお、本発明は前述した例示に限定されることなく、種々の修正や変更が可能である。
例えば、第1の接着性印刷層4と第2の接着性印刷層5との着色剤は、同じであっても異なっていてもよい。
また、接着性インク層を3層以上としてもよい。
[実施例1]
<耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シートの製造方法>
押出機として内径150mm押出機と180mm押出機が連結された押出機において、耐熱ポリスチレン系樹脂としてスチレン−メタクリル酸共重合体であるT080(ビカット軟化点116℃、MI=2.0、東洋スチレン社製)を95質量部、スチレン−ブタジエン共重合体であるタフプレン125(旭化成社製)を5質量部、タルクMBであるDSM1401A(東洋スチレン社製)を0.8質量部配合した原料を、最高温度230℃で溶融、混練した後、発泡剤としてブタン(イソ/ノルマル=50/50)を3.0質量部添加した。その後発泡に適した樹脂温度169℃まで冷却した。
さらに先端部に設けられた口径200mm、スリットクリアランス0.45mmに設定されたサーキュラーダイより押出された発泡シートを外径673mm、長さ1000mmの冷却マンドレルにて内面を冷却すると同時に冷却温度30℃のエアにて外周も冷却し、その後2枚に切り開いてロール状に巻き取った。得られた耐熱発泡シートは、厚み1.8mm、密度0.111g/cmであった。
<接着性インク層を設けたポリプロピレン系樹脂フィルムの製造>
厚さ30μmの無延伸ポリプロピレンフィルム(サントックス社製、CPKTシリーズ)に塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インクであるPel-Snw(大阪インキ社製)を印刷し、さらにその上にアクリル系樹脂を基材とする接着性インクであるスチプリ(大阪インキ社製)で印刷して、2層の接着性インク層を設けたポリプロピレン系樹脂フィルムを得た。
<耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートの製造>
外径300mmの誘電加熱ロールを用いて接圧0.2MPa、ラミネート温度160℃で耐熱発泡シートと接着性インク層を設けたポリプロピレン系樹脂フィルムとを、アクリル系樹脂を基材とする接着性インク層側が耐熱発泡シート側となるようにして熱接着させ、耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートを得た。
<ビカット軟化点の測定方法>
東芝機械社製射出成形機(IS−80CNV)を用いて、シリンダー温度220℃で12.7×64×6.4mm寸法の試験片を成形した。この試験片を用い、JIS K7206に準拠して、荷重49.0Nの条件で測定した(単位:℃)。
<剥離強度の測定方法>
オリエンテック社製テンシロン万能試験機UCT−10Tを使って、剥離試験モードにて測定した。試験速度は200mm/minとし、最大点荷重を剥離強度とした。試験片は、180度剥離で15×175mmでする。試験は約10mm剥離した後試験を開始する。
<容器の製造方法>
得られた耐熱ポリスチレン系樹脂積層発泡シートを単発成形機(FM-6AS(東成産業社製))で成形した。成形条件は炉内雰囲気温度160℃、加熱時間13〜15秒で加熱した後、ポリプロピレン系樹脂フィルムが容器の内側になるようにして、120×180×35mmの図1に示す形状をなす角型容器を成形した。
<臭気官能試験の評価方法>
臭気の官能試験は耐熱ポリスチレン系樹脂積層発泡シートを得た直後および容器製造直後に、得られた切片または容器をポリ袋に入れて、官能試験を行った。
<電子レンジ加熱の評価方法>
得られた容器に内容物として水/油=50/50の混合物を20g入れて電子レンジで加熱した。電子レンジの出力は500W、加熱時間は30秒とした。電子レンジはEM−1503T(三洋電機社製)を用いた。
加熱後、取り出した容器を目視にて下記の区分で3段階の評価を行った。
◎…浮きなし
○…5mm未満の浮きが発生(4個以下)
×…5mm未満の浮きが多数(5個以上)発生又は5mm以上の浮きが発生
<各評価の結果>
実施例1の切片、容器共に臭気はなし、剥離強度は370g、電子レンジ評価は◎であった。
[実施例2]
<耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シートの製造(共押出)>
押出機として内径150mm押出機と180mm押出機が連結された押出機(A)において、耐熱ポリスチレン系樹脂としてスチレン−メタクリル酸共重合体であるT080(ビカット軟化点116℃、MI=2.0、東洋スチレン社製)を95質量部、スチレン−ブタジエン共重合体であるタフプレン125(旭化成社製)を5質量部、タルクMBであるDSM1401A(東洋スチレン社製)を0.8質量部配合した原料を、最高温度230℃で溶融、混練した後、発泡剤としてブタン(イソ/ノルマル=50/50)を3.9質量部添加した。その後発泡に適した樹脂温度165℃まで冷却した。
一方で内径115mm押出機と150mm押出機が連結された押出機(B)において、ポリスチレン系樹脂であるHRM−12(ビカット軟化点101℃、MI=2.0、東洋スチレン社製)を100質量部、タルクMBであるMO60(キハラ化成社製)を0.6質量部配合した原料を、最高温度240℃で溶融、混練した後、発泡剤としてブタン(イソ/ノルマル=50/50)を3.2質量部添加した。その後独立気泡を有する発泡に適した樹脂温度156℃まで冷却した。
押出機(A)と押出機(B)を合流ダイ内で合流させ、積層し、さらに先端部に設けられた口径190mm、スリットクリアランス0.45mmに設定されたサーキュラーダイより押出された発泡シートを外径673mm、長さ1000mmの冷却マンドレルにて内面を冷却すると同時に冷却温度30℃のエアにて外周も冷却し、その後2枚に切り開いてロール状に巻き取った。
得られた積層発泡シートは、ビカット軟化点が110℃以上の耐熱性ポリスチレン系樹脂からなる耐熱発泡層と、ビカット軟化点が105℃以下のポリスチレン系樹脂からなる発泡層からなり、それらの発泡層の厚みの比は1:1であり、トータル厚み2.0mm、トータル密度0.120g/cmであった。
<接着性インク層を設けたポリプロピレン系樹脂フィルムの製造>
実施例1と同様に行った。
<耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートの製造>
直径300mmの誘電加熱ロールを用いて接圧0.2MPa、ラミネート温度160℃で耐熱発泡シートと接着性インク層を設けたポリプロピレン系樹脂フィルムとを、アクリル系樹脂を基材にした接着性インク層側が、耐熱性発泡シートのビカット軟化点が105℃以下のポリスチレン系樹脂からなる発泡層側となるようにして熱接着させ、耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートを得た。
<容器の製造方法>
実施例1と同様に行った。
<各評価の結果>
実施例2の切片、容器共に臭気はなし、剥離強度は350g、電子レンジ評価は◎であった。
[実施例3]
<耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートの製造>においてラミネート温度を140℃にした以外は、実施例2と同様の方法で行い、官能評価、剥離評価および電子レンジ評価を行った。
その結果、実施例3の切片、容器共に臭気はなし、剥離強度は210g、電子レンジ評価は○であった。
[比較例1]
<接着性インク層を設けたポリプロピレン系樹脂フィルムの製造>において塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材にした接着性インクであるPel-Snw(大阪インキ社製)のみで印刷したポリプロピレン系樹脂フィルムを用いた以外は、実施例1と同様の方法で行い、官能評価、剥離評価および電子レンジ評価を行った。
その結果、比較例1の切片、容器共に臭気はなし、剥離強度は85g、電子レンジ評価は×であった。
[比較例2]
<接着性インク層を設けたポリプロピレン系樹脂フィルムの製造>において塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材にした接着性インクであるPel-Snw(大阪インキ社製)のみで印刷したポリプロピレン系樹脂フィルムを用いた以外は、実施例2と同様の方法で行い、官能評価、剥離評価および電子レンジ評価を行った。
その結果、比較例2の切片、容器共に臭気はなし、剥離強度は70g、電子レンジ評価は×であった。
[比較例3]
<耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートの製造>においてラミネート温度を140℃にした以外は、比較例2と同様の方法で行い、官能評価、剥離評価および電子レンジ評価を行った。
その結果、比較例3の切片、容器共に臭気はなし、剥離強度は5g、電子レンジ評価は×であった。
[比較例4]
<接着性インク層を設けたポリプロピレン系樹脂フィルムの製造>において接着性インクとして、ウレタン系樹脂を基材にした接着性インクであるLB(大阪インキ社製)のみで印刷したポリプロピレン系樹脂フィルムを用いた以外は、実施例2と同様の方法で行い、官能評価、剥離評価および電子レンジ評価を行った。
その結果、比較例4の切片、容器共に臭気は強く×であり、剥離強度は330g、電子レンジ評価は○であった。
本発明に係る耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート成形品の一例の容器を示す斜視図である。 本発明に係る耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートの一例を示す断面図である。 従来品の容器におけるヒブクレ発生状態を例示する断面図である。 耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートの製造に用いる輪転印刷機を示し、(a)は輪転印刷機の構成図、(b)は印刷部の拡大図である。 耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートの製造に用いるラミネート用装置の構成図である。
符号の説明
A…容器(耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート成形品)、1…耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート、2…耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シート、3…ポリプロピレン系樹脂フィルム、4…塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層、5…アクリル系樹脂を基材とする接着性インク層。

Claims (3)

  1. JIS K7206に規定されたビカット軟化点が110℃以上の耐熱性ポリスチレン系樹脂からなる耐熱発泡シートと、ポリプロピレン系樹脂フィルムとを、接着性インク層を介して熱融着して積層した耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートであって、
    前記接着性インク層は少なくとも2層からなり、前記ポリプロピレン系樹脂フィルム側に塩素化ポリプロピレン系樹脂を基材とする接着性インク層が設けられており、前記耐熱発泡シート側にアクリル系樹脂を基材とする接着性インク層が設けられていることを特徴とする耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート。
  2. 前記耐熱発泡シートとアクリル系樹脂を基材とする接着性インク層との間に、JIS K7206に規定されたビカット軟化点が105℃以下のポリスチレン系樹脂からなる発泡シートまたは非発泡樹脂層が積層されていることを特徴とする請求項1に記載の耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート。
  3. 請求項1又は2記載の耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シートを熱成形して得られた耐熱ポリスチレン系樹脂発泡積層シート成形品。
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