JP4542273B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パイプやチューブやホース類を連結するコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
コネクタは、プラグを受け入れて抜け止めする。そのために、ソケットにリテーナが組み付けられて構成されている。従来のコネクタを図16、17を用いて説明する。
【0003】
最初にコネクタに接続されるプラグ60について説明する。プラグ60は略管状であり、先端から、小径部62、その小径部から拡径するテーパ部64、そのテーパ部64で拡径した拡径部72から縮径した縮径部70を有している。縮径部70は実際には溝によってその径が縮小されている。拡径部72は後記するソケット80の内孔86に挿入可能である。プラグ60には、先端から後端に貫通する貫通孔66が形成されている。
【0004】
次にそのプラグを受け入れて抜け止めするコネクタについて説明する。コネクタはソケット80にリテーナ50が組み付けられている。
ソケット80は略管状であり、差込口82と本体部84を同軸に備えている。
差込口82はパイプやチューブやホース等の内孔内に差し込まれる。本体部84にはその外周から内孔86に達する2本の溝88が設けられている。この溝88は、ソケット80の中心軸に交差する(この場合ほぼ直交する)面内で伸びている。各溝88のほぼ中間部で溝88に軸方向で隣接する位置には、後述するリテーナ50のフック52が係合してリテーナ50を仮止め状態に保持する仮止凹部90が設けられている。内孔86はソケット80の先端から後端まで貫通している。
リテーナ50は、ばね性を持ち、略U字形状に形成されており、2本の溝88に係合している。外力が作用しない状態では、前記リテーナ50の一部は、溝88から前記ソケット80の内孔86内に突出する。内孔86内に突出する2箇所の突出部54(一方は陰になって図16では図示されていない)間の距離は、プラグ60の小径部62の径よりも大きく、拡径部72の径よりも小さい。
リテーナ50の両端には、ソケット80の軸方向(仮止凹部90が存在する側)に折り曲げられたフック52が形成されている。
【0005】
ソケット80にプラグ60を接続する場合をまず説明する。図16に示されているように、予めリテーナ50をソケット80の2本の溝88に係合させておく。この状態で、リテーナ50の一部54は、溝88からソケット80の内孔86内に突出している。内孔86内に突出する2箇所の突出部54間の距離は、プラグ60の小径部62の径よりも大きく、拡径部72の径よりも小さい。
この状態でプラグ60を先端側からソケット80の内孔86に挿入する。内孔86内に突出するリテーナ50の2箇所の突出部54間の距離はプラグ60の小径部62の径よりも大きいので、小径部62はスムースにリテーナ50の突出部54間に入り込む。内孔86内に突出するリテーナ50の2箇所の突出部54間の距離はプラグ60の拡径部72の径よりも小さいので、プラグ60がソケット80にさらに深く挿入されると、リテーナ50の一対の突出部54はテーパ部64によって外側に押し広げられる。拡径部72がリテーナ50の一対の突出部54間を通過し、縮径部70がリテーナ50の一対の突出部54間に位置すると、リテーナ50のばね性によって一対の突出部54間の距離が収縮し、リテーナ50の一対の突出部54が縮径部(即ち溝)70内に入り込む。
リテーナ50の一対の突出部54間の距離が縮径部70に対応して収縮すると、プラグ60をソケット80から抜こうとしても、溝88によって軸方向位置が制約されたリテーナ50が、拡径部72と縮径部70の間の段差面(軸に垂直な面)に当接するためにプラグ60は抜けず、プラグ60はソケット80に対して抜け止めされる。
【0006】
抜け止められたプラグ60をソケット80から抜く場合には、図17に示されているように、ドライバ等の工具をリテーナ50とソケット80との間の隙間に挿入し、リテーナ50のフック52が仮止凹部90に係合するまで引き抜く。ここまで引き抜くまでに、リテーナ50のフック52はソケット80の外周によって押し広げられ、リテーナ50の突出部54は溝88内に後退する。この拡開した状態にリテーナ50が仮止めされると、リテーナ50はプラグ60の拡径部72に干渉しない。従ってソケット80からプラグ60を抜くことができる。
【0007】
ソケット80にプラグ60を再び接続するときには、仮止め状態に保持されているリテーナ50を溝88に沿って押戻す。その後、プラグ60を先端側からソケット80の内孔86に挿入する。以下、前述したソケット80にプラグ60を接続するときの操作と現象に従って、リテーナ50によってプラグ60はソケット80に対して抜け止めされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコネクタでは、ソケットからプラグを抜き、再び接続するときには、仮止め状態に保持されているリテーナをソケットに設けられた溝に沿って押戻してからプラグを挿入する。
従って、従来のコネクタでは、再接続時に「押戻す」という操作を必要としており、実際の組付け現場ではリテーナを戻し忘れて不完全に組付け易い。
【0009】
そこで、本発明では、リテーナの戻し忘れを防止することができるコネクタを実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段と作用】
本発明のコネクタは、先端から順に、小径部、拡径部、縮径部を有するプラグを受け入れて抜け止めする。本発明のコネクタは、ソケットにリテーナが組み付けられてコネクタが構成されている。ソケットは、略管状であり、軸に交差する面内で伸びてソケットの外周から内孔に達する複数の溝を備えている。ソケットの外周には、前記リテーナの一端が取付けられる取付部と、前記リテーナの過開きを防止する過開き防止部が設けられている。リテーナは、ばね性を持ち、前記複数の溝に係合しており、操作力が作用しない状態で前記ソケットの内孔内に突出する。内孔内に突出する複数の突出部で形成される径が前記小径部の径よりも大きく、前記拡径部の径よりも小さい。
ここで特徴的なことは、リテーナはその一端近傍には、前記取付部に当接する係止部が設けられている。このために、リテーナに周方向の操作力を加えている間は、リテーナの係止部が前記ソケットの取付部に当接してそれ以上の周方向への移動が拘束されると共に、前記係止部を回転中心として前記リテーナが押し拡げながら回転して、突出部が内孔から後退する。その操作力を解放すると、押し拡げられたリテーナがばね性によって、突出部が内孔内に突出する位置と姿勢に復帰する。リテーナは、直接周方向の操作力を加えることで回転するように構成されており、周方向の操作力を加えることによる前記リテーナの回転は、前記リテーナの他端が前記ソケットの過開き防止部に当接することで制限される。
なお、上記で言う「管状」とは軸が直線状なものには限られない。例えば鉤状に曲がっているものも含まれる。また、「管」の断面は円形状には限られず、角型のものも含まれる。
【0011】
本発明のコネクタは、本質的には、従来のコネクタと同等に作動し、ソケットに挿入されたプラグをリテーナで抜け止めする。この抜け止め状態を解除してプラグをソケットから抜くときには、リテーナに周方向の力を加える。するとこの発明のコネクタでは、リテーナがその一端近傍の係止部でソケットの外周に対して周方向に拘束されていることから、係止部を中心にしてリテーナが回転し、ソケットの内孔内に突出している突出部が内孔から後退する。この結果、抜け止め状態が解除され、プラグをソケットから抜くことができる。
上記の操作力が失われると、突出部が前記内孔内に突出する位置と姿勢に復帰するので自然に抜け止め状態に復帰し、ソケットにプラグが挿入されたものの抜け止めされていない状態で放置されることがない。
【0012】
特にリテーナの係止部以外の部位に、操作用の突形状が設けられていることが好ましい。この構成によるとソケットからプラグを抜き取るときの操作性が向上する。
【0013】
あるいは、リテーナが係止部から溝と反対側に延長されており、その延長部が操作力に抗してソケットの外周にほぼ当接する姿勢に拘束されていることが好ましい。
あるいは、リテーナが係止部からコネクタの径方向中心側に延長されており、その延長部を挿入可能な挿入部が前記ソケットの取付部に設けられており、前記リテーナの延長部が前記ソケットの挿入部に挿入されることによってリテーナがソケットに拘束されていることが好ましい。
これらの場合、リテーナに操作力を加えている間、拡開したリテーナが縮閉しようとする復元力に加えて、ソケットにほぼ拘束されている延長部とリテーナの残部との間の変形に起因する復元力が得られ、リテーナに2つの復元力を生じさせることができる。即ち、より大きな復元力を生じさせることができる。この結果、リテーナは確実に抜け止め位置に復帰する。
【0014】
このコネクタの場合、リテーナが取付部において、周方向と半径方向で所定の範囲内で遊動することを許容した状態で拘束されていることが好ましい。
この場合、ソケットにプラグを挿入するときにリテーナが変形しやすく、軽い力で接続することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
最初に本発明の実施の形態の主要な特徴を列記する。
(形態1) 請求項1において、ソケットの外周で前記溝の軸方向の両側に、一対のずれ止め突部が設けられていることを特徴とする。
本形態の場合、リテーナに操作力が加えられている間に、リテーナがソケットの軸方向に倒れることを防止することができる。
(形態2) 請求項1において、略U字形状部を有しているリテーナが、ソケットに拘束されていない側の端部において、ソケットの略円周方向に沿って折り曲げられていることを特徴とする。
本形態の場合、リテーナの端部と係合して過開きを防止する突部を小型化させるのに有効である。
(形態3) 請求項1において、リテーナがソケットに一点で拘束されている。
この単純な形態でも、抜け止め忘れを防止することができる。
【0016】
(第1実施例)
以下、本発明を具現化した第1実施例を説明する。最初に図1〜6を用いて、第1実施例のコネクタの構造を説明する。
コネクタ1は、ソケット2とリテーナ4から構成されている。ソケット2は略管状であり、管状の差込口3と本体部5を同軸に備えている。差込口3はパイプやチューブやホース等の内孔内に差し込まれる。本体部5にはその外周から内孔19に達する2本の溝26が設けられている。この溝26は、ソケット2の中心軸に交差する(この場合ほぼ直交する)面内で伸びている。ソケット2の外周には、溝26の軸方向の両側に、一対のずれ止め突部32、33が設けられている(図1では図示の明瞭化のために省略されている。図2から図4を参照のこと)。本体部5の外周には後述するリテーナ4の端部に当接する位置に過開き防止用突部34が設けられている(図2と図4)。また、ソケット2の本体部5の外周には、取付突部24が形成され(図1、2、3参照)、取付突部24からは拘束部位25が庇状に張り出している(図2参照)。取付突部24は、プラグ12の挿入時にリテーナ4が開くことを妨げないように外方に伸びている。その先端に拘束部位25が形成されているために、リテーナ4は拘束部位25に当接するまで開くことができる。実際にはリテーナ4が拘束部位25に当接する以前にプラグ12は挿入される。取付突部24や拘束部位25は、プラグ12の挿入によってリテーナ4が開くことを規制しない。一方、リテーナ4が図2の破線に示すように、時計回転方向に回転する場合には、後記するリテーナ4の係止部22が、取付突部24の上面とソケット2の外周の間のコーナ部に押付けられて、リテーナの係止部22がそれ以上には時計回転方向に移動することを禁止する。取付突部24の上面が、リテーナ4の一端近傍を周方向に拘束しているのである。なお、拘束部位25は、リテーナ4に異常な操作を加えられた場合等、万が一のときの外れ防止として設けられているものであり、省略可能である。
後述するプラグ12の組付け時に、プラグ12の外周とソケット2の内周の間をシールするために、本体部5の内孔19には、Oリング等のシール部材42とそのシール部材42を固定するブッシュ44が設けられている(図6参照)。
【0017】
コネクタ1を構成するリテーナ4は、ばね性を持ち、略U字形状に形成されており、2本の溝26に係合している。外力が作用しない状態で前記リテーナ4の一対の一部7は前記ソケット2の内孔19内に突出する(一方は陰になって図1では図示されていない)。内孔19内に突出する一対の突出部7間の距離は、後述するプラグ12の小径部8の径よりも大きく、拡径部16の径よりも小さい。
リテーナ4の一端は図4に示されるように、ソケット2の軸方向(過開き防止用突部34が設けられている側)に折り曲げられている。リテーナ4の他端は、図2と3に示されるように、まず軸方向に折り曲げられ(これを係止部22という)、ついで円周方向に折り曲げられ(これを延長部20という)、最後に再び軸方向に折り曲げられている(23)。リテーナ4の図2の左肩部には、操作者が指をかけて矢印4aの方向に回転させやすいように、突形状の操作部6が形成されている。
【0018】
コネクタ1に受け入れられるプラグ12は略管状であり、先端から順に、小径部8、その小径部8から拡径するテーパ部10、そのテーパ部10で拡径した拡径部16から縮径した縮径部18を有している。縮径部18は実際には溝によってその径が縮小されている。拡径部16はソケット2の内孔19に挿入可能である。プラグ12には、先端から後端に貫通する貫通孔13が形成されている。プラグ12の後端にはパイプやホース類が接続されることもあるし、あるいは、ラジエータ等の装置にプラグ12の後端が直接に固定されていることもある。
【0019】
配管類を接続するために、ソケット2にプラグ12を接続するときを最初に説明する。
図1と図2に示されているように、予めリテーナ4をソケット2の2本の溝26に係合させておく。この状態でリテーナ4の一対の一部7は溝26からソケット2の内孔19内に突出する。内孔19内に突出する一対の突出部7間の距離はプラグ12の小径部8の径よりも大きく、拡径部16の径よりも小さい。
この状態でプラグ12を先端側からソケット2の内孔19に挿入する。内孔19内に突出するリテーナ4の一対の突出部7間の距離は、プラグ12の小径部8の径よりも大きいので、小径部8はスムースにリテーナ4の一対の突出部7間に入り込む。内孔19内に突出する一対の突出部7間の距離はプラグ12の拡径部16の径よりも小さいので、プラグ12がソケット2にさらに深く挿入されると、リテーナ4の一対の突出部7はテーパ部10によって外側に押し広げられる。
このとき、図2に示されるように、ソケット2の本体部5の外周に形成されている取付突部24の拘束部位25は、ソケット2の外周から半径方向に距離をおいていることから、拘束部位25はリテーナ4が外側に押し広がることを禁止せず、プラグ12は軽い力でソケット2に挿入される。拡径部16がリテーナ4の一対の突出部7間を通過し、縮径部18がリテーナ4の一対の突出部7間に位置すると、リテーナ4のばね性によって、一対の突出部7間距離が収縮し、リテーナ4の一対の突出部7が縮径部(即ち溝)18内に入り込む。
リテーナ4の一対の突出部7間の距離が縮径部18に対応して収縮すると、プラグ12をソケット2から抜こうとしても、リテーナ4が拡径部16と縮径部18の間の段差面(軸に垂直な面)に当接するために抜けず、プラグ12はソケット2に対して抜け止めされる。
【0020】
抜け止められたプラグ12をソケット2から抜き出す場合には、図2と図5の破線に示されるように、リテーナ4に設けられた突形状の操作部6を作業者が指で矢印方向4aに押す。このとき、リテーナ4の係止部22が取付突部24に当接して円周方向に移動することができないから、リテーナ4は、係止部22と取付突部24の当接部を中心にして図2で時計回転方向に回転し、破線に示す位置と形状となる。取付突部24の上面が、リテーナ4の一端近傍を周方向に拘束することが理解される。なお破線の形状では、リテーナ4は溝26の端縁28(図5参照)によって押し広げられる。同時に、破線の位置では、リテーナ4の延長部20に対して残部のリテーナが時計回転方向に変形する。リテーナ4が押し広げられている間、延長部20はソケット2の外周で拘束されて変位・変形できない。作業者が、これらのリテーナの変形(溝26の端縁28によって押し広げられる変形と、ソケットに拘束されていて変形できない延長部20に対して時計回転方向に回転する変形)に抗して操作部6に周方向の操作力を加えれば、リテーナ4は図2と図5の破線に示す位置と姿勢になる。
この位置と姿勢では、リテーナ4が溝26からソケット2の内孔19内に突出していないので、プラグ12の拡径部16とリテーナ4は干渉しない。従ってソケット2からプラグ12を抜き出すことができる。この作業時に作業者は指で操作部6を押すことができるので、工具を使わずにプラグ12の抜き取り作業を行なうことができる。
【0021】
本実施例のソケット2には、溝26の軸方向の両側に一対のずれ止め突部32、33が設けられている(図2から図4参照)。従って、リテーナ4が破線で示す位置と姿勢になるまで回転して押し広げられ、その結果リテーナ4と溝26の係合関係が不十分になっても、一対のずれ止め突部32、33がリテーナ4を軸方向の両側から支えるので、リテーナ4がソケット2の軸方向に倒れることがない。
【0022】
ソケット2の本体部5には、過開き防止用突部34が設けられているので、作業者が操作部6を矢印方向4aに押していくと、フック21が過開き防止用突部34に当接する(図2と図5参照)。その結果、リテーナ4の過度な回転が制限される。このために、作業者がリテーナ4を矢印4a方向に押し過ぎてしまい、ずれ止め突部32、33との係合までも解けさせてしまい、リテーナ4がソケット2の軸方向に倒れたり、更には、リテーナ4がソケット2から外れてしまうことを防止することができる。
【0023】
ソケット2にプラグ12を再び接続するときには、最初にリテーナ4の操作部6から指を離してリテーナ4はがソケット2の内孔19内に突出した状態でプラグ12をソケット2の内孔19に挿入してもよい。この場合には、前述した動作によって、ソケット2にプラグ12が再び接続されて抜け止めされる。
あるいは、下記のようにして再接続してもよい。この手順では、作業者が指でリテーナ4の操作部6を矢印方向4aに押し続けて、リテーナ4が溝26からソケット2の内孔19内に突出していない状態にしておく(図2と図5の破線で示した状態)。その後に、縮径部18が溝26に対応する位置となるまでプラグ12をソケット2の内孔19に挿入する。
図2と図5の破線で示される位置と姿勢では、溝26の端縁28によってリテーナ4が押し広げられている。また、リテーナ4の延長部20に対して残部のリテーナが時計回転方向に変形している。従って、リテーナ4には、押し広げられた状態から元の形状に戻ろうとする復元力と、延長部20に対して残部のリテーナが変形前の位置に戻ろうとする復元力が働いている。これらの復元力は、リテーナ4を反時計回転(矢印4b)方向に回転させようとする。そこで、作業者がリテーナ4の操作部6から指を外すと、リテーナ4は強い力で自動的に実線で示す位置に戻る。
縮径部18が溝26に対応する位置に合っていなくても、コネクタを前後させて縮径部18が溝26に対応する位置となったときに、リテーナ4は確実に縮径部18内に入り込む。リテーナ4は強い復元力を有しているので、プラグ12が適正位置にまで挿入されたときに確実に実線で示す位置に戻り、ソケット2の内孔19内に突出してプラグ12を確実に抜け止めする。
【0024】
(第2実施例)
以下、本発明を具現化した第2の実施例を説明する。本実施例のコネクタは、拘束部位125(リテーナ4をソケット2に拘束する部位)に特徴を有する。第1実施例と同じ部材には同じ参照符号を付し、重複する説明を省略する。
図7〜9に良く示されるように、本実施例のソケット2には、ずれ止め付取付部36が設けられている。ずれ止め付取付部36は、溝26に沿って設けられている。ずれ止め付取付部36には、リテーナ4の係止部22を受け入れる拘束用開口37が設けられている。図7に良く示されるように、拘束用開口37は、そこに挿入されたリテーナ4の係止部22を周方向と半径方向に一定の範囲内で遊動可能な状態で、係止部22を周方向と半径方向に拘束している。
【0025】
実施例2のコネクタで、ソケット2にプラグ12を接続する場合、プラグ12のテーパ部10が、リテーナ4を押し広げながらソケット2に挿入される。このとき、リテーナ4の係止部22が拘束用開口37内で周方向と半径方向に移動することができる。その結果、リテーナ4は、その一端の近傍で拘束用開口37によってソケット2に拘束されているにも関わらず、プラグ12の挿入時には広がり易い。従って、プラグ12をソケットに挿入する際に、大きな力を要しない。
【0026】
プラグ12を抜き取る為に、リテーナ4の操作部6に周方向の力をかけると、リテーナ4の係止部22は拘束用開口37によって周方向に拘束されているので、図7の破線に示す位置と姿勢に変化する。この状態で、プラグ12はソケット2から抜き出すことができる。
【0027】
本実施例のコネクタには、ソケット2に設けられた溝26に沿わせたずれ止め付取付部36とずれ止め突部33が設けられている。従って、リテーナ4を図7の破線に示す位置と姿勢に変化させて、リテーナ4が溝26に充分係合しない位置と姿勢にしても、リテーナ4はずれ止め付取付部36やずれ止め突部33に支えられるので、ソケット2の軸方向に倒れることがない。
【0028】
本実施例のコネクタの場合も、リテーナ4を図7の破線に示す姿勢に変化させた状態では、実施例1のコネクタの場合と同様に、溝26の端縁28(図5参照)によって、リテーナ4は押し広げられている。従って、リテーナ4には押し広げられた状態から元の形状に戻ろうとする復元力が生じているので、作業者が操作部6から指を外すと、リテーナ4は復元力によって自動的に実線で示す位置に戻る。
【0029】
(第3実施例)
以下、本発明を具現化した第3の実施例を説明する。本実施例のコネクタは、リテーナ4の略U字形状の一方の足に特徴を有する。第1実施例や第2実施例と重複する説明は省略する。
図10と12に良く示されるように、本実施例のリテーナ4では、拘束されていない方の端部からさらにアーム40が延長されている。このアーム40は、ソケット2の円周にほぼ沿って折り曲げられている。アーム40の先端は軸方向に折り曲げられてフック21が形成されている。
【0030】
本実施例のリテーナ4は、ソケット2の外周に沿って曲げられているアーム40を有するために、ソケット2からプラグ12を抜き取る為に、リテーナ4に設けられた突形状の操作部6を作業者が指で矢印4a方向に押すことによって、図10の破線に示した位置と姿勢に変化させたときに、図10に良く示されるように、リテーナ4の先端に形成されているフック21をソケット2の外周近傍に位置させることができる。その結果、リテーナ4がソケット2から外れてしまうことを防止するために設けられたリテーナ4の移動を制限するための部材38を、実施例1、2のコネクタが有する過開き防止用突部34よりも小型化させることができる。
本実施例のコネクタでは、小型の過開き防止用突部38でリテーナ4の移動を制限することができ、過開き防止用突部38が作業等に邪魔になるようなことを防止できる。
【0031】
(第4実施例)
これまで、リテーナ4の一端近傍が、ソケット2に周方向と半径方向に所定の範囲内で遊動可能に拘束される例を説明してきた。
本発明の技術は、リテーナ4の係止部22がソケット2の半径方向にも周方向遊動できない態様で拘束することもできる。
【0032】
本実施例では図13に良く示されるように、ずれ止め付取付部39がソケット2に設けられている。ずれ止め付取付部39は前述した実施例のコネクタと同様に、溝26に沿って設けられている。ずれ止め付取付部39に取付孔41が設けられている。この取付孔41はリテーナ4の係止部22にほぼ対応する大きさであり、この取付孔41に係止部22が挿入されることで、係止部22はソケット2の半径方向にも周方向遊動できない態様で拘束される。
【0033】
本実施例のコネクタでも、リテーナ4に設けられた突状形状の操作部6を作業者が指で矢印方向4aに押すと、図13に良く示されるように、リテーナ4は係止部22中心にして回転し、図13の破線に示す位置と姿勢に変化する。この状態では、破線で示したリテーナ4は溝26からソケット2内面内に突出していないので、プラグ12の拡径部16に干渉しない。従ってソケット2からプラグ12を取外すことができる。
本実施例のコネクタにおいても、指で操作部6を押すことができるので、工具を必要とせずにプラグ12の取外し操作を行なうことができる。
【0034】
本実施例では、リテーナ4の一端が遊動不能に拘束されているために、プラグをソケットに挿入するときに比較的大きな力が必要とされる。反面、係止部22が取付孔41に厳格に拘束されるために、不用意に抜け止め状態が解除されたり、リテーナが軸方向に倒れる危険性が低い。
【0035】
(第5実施例)
以下、本発明を具現化した第5実施例を説明する。本実施例のコネクタは、
ソケット2の外周とリテーナ4の一方の足に特徴を有する。第1実施例から第4実施例のいずれかと重複する説明は省略する。
図18〜20に良く示されるように、本実施例のソケット2の外周には、挿入取付溝台102と挿入取付溝106が形成されている。挿入取付溝台102は、ソケット2の外周から略周接線方向に突出している。挿入取付溝台102の上面に沿って挿入取付溝106が形成されている。挿入取付溝106は、挿入取付溝台102の上面と挿入取付溝上部104の下面との間の空間である。挿入取付溝上部104の張り出し形状は、ソケット2の加工に要する取代やリテーナ4の形状に応じて形成されている。
本実施例の形態のソケット2の場合、挿入取付溝台102や挿入取付溝106や挿入取付溝上部104は、本体部5の先端(プラグ12を挿入する側)まで繋がって形成されていても良いし形成されていなくてもよい。図22に示される挿入取付溝台112や挿入取付溝106や挿入取付溝上部114のように、溝26の幅程度に形成されている形態でも良い。
【0036】
図18〜20に良く示されるように、フランジ108が溝26に沿って設けられている。フランジ108は挿入取付溝台102に交差する(この場合ほぼ直交する)。
本実施例のソケット2の場合、フランジ108が形成されていなくてもよい(図21と22参照)。挿入取付溝台102及びその根元部が充分な剛性を有し、後述する2つの復元力が働くことができるものであれば良い。フランジ108が形成されていると、ずれ止め突部33が形成されない形態のソケット形状の場合に、フランジ108とずれ止め突部32がリテーナ4をソケット2の軸方向の両側から支えることができるので優位になる。
【0037】
図19に良く示されるように、ソケット2の挿入取付溝106にリテーナ4の一方の足を挿入することができる。リテーナ4の一端は、略L字状にソケット2の内側方向に折り曲げられ(これを係止部122という)、所定距離だけ伸びている(これを延長部120という)。延長部120は、ソケット2の中心軸に交差する(この場合ほぼ直交する)面内で伸びており、溝26の軸方向と同一面となっている。挿入取付溝上部104の下面の損傷を抑制するために、延長部120の先端は、その先端のエッジが挿入取付溝106壁面に当接しないように曲げられている。延長部120は、その先端で曲げられている部分(当接部124)で挿入取付溝上部104の下面に当接する。
このリテーナ4は、係止部122が挿入取付溝106壁面に当接することで周方向位置が拘束されている。リテーナ4は拘束部(係止部)122を超えて延長されており、その延長部120もまた挿入取付溝106壁面に当接することで周方向位置が拘束されている。延長部のために第2の拘束部が確保されている。
延長部120は、リテーナ4の面内で伸びている。そのため、本実施例のリテーナ4は曲げ加工が容易であり、軸方向に折り曲げられている部分を有するリテーナよりも生産性が高い。
【0038】
抜け止められたプラグ12をソケット2から抜き出す場合には、図19の破線に示されるように、リテーナ4に設けられた突形状の操作部6を作業者が指で矢印方向4aに押す。このとき、リテーナ4の係止部122が挿入取付溝台102に当接して円周方向に移動することができないから、リテーナ4は、係止部122と挿入取付溝台102の当接部を中心にして図19で時計回転方向に回転し、破線に示す位置と形状となる。このとき、リテーナ4の当接部124が挿入取付溝上部104の下面に当接している。挿入取付溝台102の上面と挿入取付溝上部104の下面が、リテーナ4の一端近傍(延長部120)を周方向に拘束することが理解される。
【0039】
図19の破線で示される位置と姿勢では、溝26の端縁28によってリテーナ4が押し広げられている。また、リテーナ4の係止部122と当接部124がソケット2の挿入取付溝106の壁面に当接することによって、リテーナ4がてこになりながら、リテーナ4の延長部120に対して残部のリテーナが時計回転方向に変形している。従って、リテーナ4には、押し広げられた状態から元の形状に戻ろうとする復元力と、延長部120に対して残部のリテーナが変形前の位置に戻ろうとする復元力が働いている。これらの復元力は、リテーナ4を反時計回転(矢印4b)方向に回転させようとする。そこで、作業者がリテーナ4の操作部6から指を外すと、リテーナ4は強い力で自動的に実線で示す位置に戻る。
【0040】
(第6実施例)
以下、本発明を具現化した第6実施例を説明する。本実施例のコネクタは、
リテーナ4の操作部に特徴を有する。第1実施例から第5実施例のいずれかと重複する説明は省略する。
図23に良く示されるように、本実施例のリテーナ4の左肩部には、突形状が面取りされた形状の操作部126が形成されている。操作部126は、ソケット2の外周にほぼ沿う形状である。その結果、本実施例のコネクタを、実施例1〜5のコネクタよりも小型化させることができる。
本実施例のコネクタでは、面取りされた形状の操作部126でリテーナ4の回転移動を操作をすることができ、操作部126がコネクタ1の配置自由度の低下等になるようなことを防止できる。また、操作部126はソケット2からのはみ出し量が少ないので、操作部126への意図しない接触が起こる可能性が低い。
そのため、誤作動によって不用意に抜け止め状態が解除されたりするような危険性が低い。
【0041】
(第7実施例)
以下、本発明を具現化した第7実施例を説明する。本実施例のコネクタは、
ソケット2の取付部136の開口形状に特徴を有する。第1実施例から第6実施例のいずれかと重複する説明は省略する。
図24と図25に良く示されるように、本実施例のソケット2には、取付部136が設けられている。取付部136は、溝26に沿って設けられている。取付部136には、リテーナ4の係止部132を受け入れる取付溝137が形成されている。取付溝137は外側に開口している。取付溝137は、そこに挿入されたリテーナ4の係止部132をソケット2の内外方向に遊動可能な状態で、係止部132を周方向に拘束している。取付溝137の幅140は、リテーナ4の線径とほぼ同じであるが、リテーナ4の取付溝137への抜き差しに不都合が生じない程度の幅である。
【0042】
取付溝137は外側に開口しているので、ソケット2の軸方向からのみならず、溝26に沿うようにしてソケット2の軸方向に垂直な方向からも、ソケット2にリテーナ4を組み付けやすい。
取付溝137の幅140は、リテーナ4の線径とほぼ同じであるので、ソケット2にリテーナ4を組み付けた状態でのリテーナ4のガタツキを抑制することができる。
【0043】
第7実施例のコネクタで、ソケット2にプラグ12を接続する場合、プラグ12のテーパ部10が、リテーナ4を押し広げながらソケット2に挿入される。このとき、取付溝137は幅140を有するので、リテーナ4の係止部132が取付溝137内で周方向と半径方向に移動(図24中の二点鎖線で示されている)することができる。その結果、リテーナ4は、その一端の近傍で取付溝137によってソケット2に拘束されているにも関わらず、プラグ12の挿入時には広がることができる。従って、本実施例のソケット2も、プラグ12をソケット2に挿入する際に、大きな力を要しない。
【0044】
プラグ12を抜き取る為に、リテーナ4の操作部6に周方向(矢印方向4a)の力をかけると、リテーナ4の係止部132は取付溝137によって周方向に拘束されているので、図24の破線に示す位置と姿勢に変化する。この状態で、プラグ12はソケット2から抜き出すことができる。
本実施例のコネクタの場合も、リテーナ4を図24の破線に示す姿勢に変化させた状態では、第1実施例から第6実施例のコネクタの場合と同様に、溝26の端縁28によって、リテーナ4は押し広げられている。従って、リテーナ4には押し広げられた状態から元の形状に戻ろうとする復元力が生じているので、作業者が操作部6から指を外すと、リテーナ4は復元力によって自動的に実線で示す位置に戻る。
【0045】
【発明の効果】
本発明の技術を用いたコネクタでは、再接続時に作業者がリテーナを戻す操作を必要としない。従って、本発明のコネクタでは、実際の組付け現場において、リテーナを戻し忘れて、コネクタとプラグの不完全組付けを起こしてしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコネクタとプラグを模式的に示した斜視図である。
【図2】 第1実施例のプラグを組付けたコネクタの正面を示した外観図である。
【図3】 第1実施例のプラグを組付けたコネクタの側面(図2における右側面)を示した外観図である。
【図4】 第1実施例のプラグを組付けたコネクタの側面(図2における左側面)を示した外観図である。
【図5】 第1実施例のプラグ抜き出し時のリテーナの動きを正面から示した断面図である。
【図6】 第1実施例のプラグを組付けたコネクタの側面の断面図である。
【図7】 第2実施例のプラグを組付けたコネクタの正面を示した外観図である。
【図8】 第2実施例のプラグを組付けたコネクタの側面(図7における右側面)を示した外観図である。
【図9】 第2実施例のプラグを組付けたコネクタの側面(図7における左側面)を示した外観図である。
【図10】 第3実施例のプラグを組付けたコネクタの正面を示した外観図である。
【図11】 第3実施例のプラグを組付けたコネクタの側面(図10における右側面)を示した外観図である。
【図12】 第3実施例のプラグを組付けたコネクタの側面(図10における左側面)を示した外観図である。
【図13】 第4実施例のプラグを組付けたコネクタの正面を示した外観図である。
【図14】 第4実施例のプラグを組付けたコネクタの側面(図13における右側面)を示した外観図である。
【図15】 第4実施例のプラグを組付けたコネクタの側面(図13における左側面)を示した外観図である。
【図16】 従来のコネクタとプラグを示した斜視図である。
【図17】 従来のコネクタにおけるプラグ抜き出し時のリテーナの動きを正面から示した断面図である。
【図18】 第5実施例のソケットを模式的に示した斜視図である。
【図19】 第5実施例のプラグ抜き出し時のリテーナの動きを正面から示した断面図である。
【図20】 第5実施例のコネクタの側面(図19における右側面)を示した外観図である。
【図21】 第5実施例のソケットの第2形態を模式的に示した斜視図である。
【図22】 第5実施例のソケットの第3形態を模式的に示した斜視図である。
【図23】 第6実施例のプラグ抜き出し時のリテーナの動きを正面から示した断面図である。
【図24】 第7実施例のプラグ抜き出し時及びのプラグ組み付け時のリテーナの動きを正面から示した断面図である。
【図25】 第7実施例のコネクタの側面(図24における右側面)を示した外観図である。
【符号の説明】
1・・コネクタ
2・・ソケット
4・・リテーナ
6・・操作部
12・・プラグ
20・・延長部
22・・係止部
24・・取付突部
25・・拘束部位
26・・溝
32・・ずれ止め突部
33・・ずれ止め突部
34・・過開き防止用突部
36・・ずれ止め付取付部
37・・拘束用開口
38・・小型過開き防止用突部
40・・アーム
41・・取付孔
106・・挿入取付溝
120・・延長部
122・・係止部
124・・当接部
126・・操作部
132・・係止部
137・・取付溝
140・・幅

Claims (5)

  1. 先端から順に、小径部、拡径部、縮径部を有するプラグを受け入れて抜け止めする、ソケットにリテーナが組み付けられたコネクタであり、
    そのソケットは、略管状であり、軸に交差する面内で伸びてそのソケットの外周から内孔に達する複数の溝を備え、
    そのソケットの外周には、前記リテーナの一端が取付けられる取付部と、前記リテーナの過開きを防止する過開き防止部が設けられており、
    そのリテーナは、ばね性を持ち、前記複数の溝に係合しており、周方向の操作力が作用しない状態で前記ソケットの内孔内に突出し、内孔内に突出する複数の突出部で形成される径が前記小径部の径よりも大きく、前記拡径部の径よりも小さく、
    そのリテーナの一端近傍には、前記取付部に当接する係止部が設けられており、
    前記リテーナに周方向の操作力を加えている間は、前記リテーナの係止部が前記ソケットの取付部に当接してそれ以上の周方向への移動が拘束されると共に、前記係止部を回転中心として前記リテーナが押し拡げながら回転して前記突出部が前記内孔から後退し、その操作力を解放すると、押し拡げられたリテーナがそのばね性によって、前記突出部が前記内孔内に突出する位置と姿勢に復帰し、
    前記リテーナは、直接周方向の操作力を加えることで回転するように構成されており、周方向の操作力を加えることによる前記リテーナの回転は、前記リテーナの他端が前記ソケットの過開き防止部に当接することで制限されることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、前記リテーナの前記係止部以外の部位に、操作用の突形状が設けられたことを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1に記載のコネクタにおいて、前記リテーナが前記係止部から溝と反対側に延長されており、その延長部が前記操作力に抗して前記ソケットの外周にほぼ当接する姿勢に拘束されていることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1に記載のコネクタにおいて、前記リテーナが前記係止部からコネクタの径方向中心側に延長されており、その延長部を挿入可能な挿入部が前記ソケットの取付部に設けられており、前記リテーナの延長部が前記ソケットの挿入部に挿入されることによって前記リテーナが前記ソケットに拘束されていることを特徴とするコネクタ。
  5. 請求項1に記載のコネクタにおいて、前記リテーナが前記取付部において、周方向と半径方向で所定の範囲内で遊動することを許容した状態で拘束されていることを特徴とするコネクタ。
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