JP4541529B2 - 分光光度計を自動的に再較正する方法 - Google Patents

分光光度計を自動的に再較正する方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、改良された分光光度計カラー測定較正システムに関しており、特に、カラープリンタの出力パスに、印刷されたテストシート上のカラーを測定する分光光度計を有し、コストの増加又はカラープリンタの変更を全くあるいはほとんど必要とせず、且つマニュアル操作又はオペレータの関与を必要としない、完全自動較正システムがその分光光度計に対して設けられている、オンラインのカラー測定システムに関する。
【0002】
この自動再較正システムは、そのようなオンラインカラー測定システムの有効性を援助するものである。このシステムでは、プリンタ内を移動しているコピーシートのペーパーパス、好ましくは出力パスに、分光光度計が設置され得る。この分光光度計は、その他の点でプリンタを改変する必要なく、又は通常の印刷、あるいはペーパーパスにおける印刷済みシートの移動に干渉したり、これらを中断させたりすることなく、設置され得るものであって、シートが分光光度計を通過する際に、移動しているシートの上に印刷されたテストカラーパッチのカラー測定を、正確に行うことができる。これにより、プリンタの完全閉ループカラー制御が可能になる。
【0003】
後述の実施形態では、分光光度計の各々の(異なる出力カラーの)LED照明装置が、カラープリンタ出力パスにおけるテストシート上の異なるカラーのテストパッチを、それらが分光光度計を通過する際に、通常は順に照射して、これらの各カラー照射の各々のカラーテストパッチからの反射を、光センサによって検出する。この例示的な自動再較正システムの実施形態では、プリンタ出力パスにおいて分光光度計に向き合う位置に、すなわち、プリンタ出力パスの反対側に、白色タイルのテスト標準表面が設置されている。分光光度計のこれら同じLEDが、選択されたシート間ギャップ(印刷済みシートの間の空間及び時間)にて順に活性化され、その結果として得られる各々の活性化されたLEDに対する分光光度計の光センサ信号出力が、記憶された値と比較されて、分光光度計に対する較正データを提供する。このシステムでは、分光光度計をプリンタから取り外す必要なく、また分光光度計やテストタイル、あるいは他の白色又はカラーの反射テスト表面に対して何のマニュアル操作を実行する必要なく、頻繁に自動再較正を行うことができる。
【0004】
しかし、カラー測定、及び/又は、様々な質(クオリティ)あるいは濃度(コンシステンシー)制御関数に対するカラー測定の使用もまた、織物(テキスタイル)、壁紙、プラスチック、塗料、インクなどの製造時のような、多くの他の異なる技術及びアプリケーションにおいては、重要である。この開示されたシステムは、オンラインのカラー試験に対するいくつかの他の分野におけるアプリケーションを有し得て、そこでは、カラー試験の対象であるこれらの材料又は物体、及び/あるいは分散されたテストシートが、規定されたパスを、間隔を空けてシートとして、やはり移動していく。これより、この特定の例示的な実施形態は、オンラインのカラープリンタ用カラー分光光度計に対する好適な自動再較正システムではあるが、この例示的な再較正システムが、この例で開示されている特定の例示的な分光光度計又はそのアプリケーションに限定されるものではないことを、理解されたい。
【0005】
【従来の技術】
背景技術として、人間の目が空間的なカラーの変動に特に敏感であることが、研究によって示されている。典型的なフルカラー印刷制御、及びその他の実業界における典型的なカラー制御は、典型的には、マニュアルのオフラインカラーテスト、及び熟練したオペレータによる頻繁なマニュアルでのカラー調整を、依然として利用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術のカラー測定装置及び制御システムのオンライン使用に対するコスト及び困難さの問題、ならびにマニュアルの再較正ステップが必要とされていることの両方の理由により、これまでは、そのような様々な商業的カラーテスト及びカラー調整システムの多くに対して、その実用化が妨げられてきた。開示されているシステムは、これらの問題点の両方を、克服するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
特許請求の範囲ならびに本願明細書全体の中で使用されている「分光光度計」という用語は、異なるように特に示されていない限りは、本願明細書で広く規定されているように、分光光度計、比色計(色彩計;colorimeter)、及び濃度計(デンシトメータ;densitometer)を含み得る。すなわち、「分光光度計」という用語には、本願の請求項では、請求項それ自身の他の部分と同様に、可能な限り最も広い定義及び範囲(カバレッジ;coverage)が与えられている。用語の定義及び用法は、様々な科学者及び技術者の間で変化したり異なったりすることがある。しかし、以下では、「分光光度計」、「比色計(色彩計)」、及び「濃度計(デンシトメータ)」という各々の用語について、オンラインのカラープリンタ用カラー補正システムの構成要素を提供する明細書実施例の特定の文脈で使用され得るような、相対的で且つ差別的な単純化された説明を提供することを試みる。ただし、この説明内容に限定されるものではない。
【0008】
典型的な「分光光度計」は、多くの光の波長の中から、対象となっている被照射物体の反射率を測定する。この意味における典型的な従来技術の分光光度計は、400nm〜700nm程度までを測定する16又は32個のチャンネルを使用し、人間にとって可視のスペクトル又は波長をカバーする。典型的な分光光度計は、異なる光波長において測定された、テスト表面からの光の反射率又は透過率に関して、カラー情報を提供する(これは、ブロードな白色光スペクトルイメージの反射率として、人間の目が見ているものにより近い測定を行うものであるが、分光光度計は、望ましくは、異なる照射波長範囲又はチャンネルの各々からの反射光の異なるレベルに対応して、別個の電気信号を提供する)。
【0009】
「比色計(色彩計)」は、通常は、赤、緑、及び青の3つの照射チャンネルを有している。すなわち、一般には、「比色計(色彩計)」は、3つの異なるカラーLED、又は3つの異なるカラーフィルタを有する3つのランプのような、赤、緑、及び青の照射装置で順に照射されたカラーテスト表面からの反射光を受ける光センサ又は検出器によって読み取られた、3つの(赤、緑、及び青、すなわち「RGB」)値を提供する。これより、「比色計(色彩計)」は、「分光光度計」の異なった形態、又は限定された特別な場合であり、出力カラー情報を、RGBとして知られる三色で定量的に与える場合であるとみなしてもよい。
【0010】
三色における定量的評価は、ある種の変換を通じて、カラーを三座標空間にて表示するために使用され得る。「デバイス・インディペンデントなカラー空間」へのRGB(すなわち、従来のL*a*bに変換されたRGB)への他の変換法では、典型的には、カラー変換「ルックアップテーブル」システムを、既知の方法で使用する(その具体例は、以下で引用する特許、及びあらゆるところで提供されている)。
【0011】
「濃度計(デンシトメータ)」は、典型的には単一のチャンネルのみを有していて、ある波長範囲における光反射率の振幅を、単純に測定する。この波長範囲は、広くても狭くてもよい。濃度計(デンシトメータ)検出器の出力は、試料の光濃度を与えるように、プログラミングされている。濃度計(デンシトメータ)は、基本的には、「カラーブラインド」である(カラーを感じない)。例えば、シアンパッチとマゼンタパッチとは、もちろん異なるカラーであるが、濃度計(デンシトメータ)で見ると同じ光学的濃度を有することができる。
【0012】
本願明細書の実施形態の例におけるように、複数のLEDの反射分光光度計は、分光光度計の特別な場合に属しているとみなしてもよい(異なる各々の照射源を有する他のものとしては、フラッシュキセノンランプ分光光度計、あるいはQH分光光度計を挙げることができる)。これは、変換アルゴリズムとともに4チャンネル以上の測定値(例えば、10チャンネル以上の測定値)を使用することによって、より真の反射率の値を与えるようにプログラムされた分光光度計である。これは、通常の比色計(色彩計)とは対照的である。通常の比色計(色彩計)は、それに対する測定値が十分ではない(3つの測定値のみ)ために、人間の目に関連した真の反射率スペクトル測定値を与えることができない。
【0013】
説明されるように、開示されている実施形態に示されたタイプの分光光度計は、カラープリンタにおける印刷されたシートの出力パスに設置され、出力シートが分光光度計を通過する際に出力シートを光学的に評価するために特に適した分光光度計である。特に、通常の又は選択されたプリンタ動作間隔の間(通常の印刷作業又は印刷ジョブの間)に、プリンタの実際の印刷済みシート出力の上にプリンタによって印刷された、限られた数のカラーテストパッチサンプルを測定する。これらのカラーテストシート印刷の間隔は、規則的な時間間隔毎、及び/又は各マシンの「サイクルアップ」毎であってもよく、あるいは、システムソフトウエアによって異なるように指示されてもよい。
【0014】
本願明細書の実施形態の中で付加的に開示されているように、デュアルモードカラーテストシート/バナーシートを提供し、異なるカラーの複数のカラーパッチを、各々の又は選択されたバナー、カバー、あるいはその他の文書間又は印刷ジョブセパレータシートのブランク領域に印刷することが、有効である。異なるカラーのセットを、異なるバナーシート上に印刷してもよい。そのようなシートのこのデュアル使用は、印刷ペーパ及びプリンタ利用時間の両方を節減し、頻繁なカラー再較正の機会を提供する。ここで、この印刷システムは、バナーシートが頻繁に印刷されるようなシステムである。共有プリンタにとっては、メイルボックスシステムのジョブセパレータを有するものであっても、各々の実際の文書の先頭ページが印刷される直前に、バナーシートを自動的に生成して印刷することが全く一般的である。バナーシートの上には、典型的には、システムソフトウエアによって、印刷ジョブ又は文書の名称、ユーザ名、プリンタ名、ホストシステム名、ファイル名、日付、ページ番号などのような、その特定の文書又は印刷ジョブについての限られた量の印刷情報が、自動的に印刷される。バナーシートのいくつかの例が、ゼロックスコーポレーションの米国特許第5,547,178号及び第5,316,279号に開示されている。
【0015】
すなわち、本願明細書で開示されている別の特徴は、バナーシートとカラーテストシートとの特徴を同じシート上に提供することができる、デュアルモードシートである。文書「バナー」シートは、既に多くのプリンタにおいて、生成されて印刷されている。本願明細書で開示されているように、ここでは同じバナーシートが、開示された出力カラー制御システムによる分光光度計の分析のための複数のカラーテストパッチを、様々に印刷させるためにも使用される。このデュアルモードシート使用システムは、他の方法ではイメージが印刷されていないカラーテストシートのために使用されて浪費されるペーパを、かなりの量だけ節減することになる。さらに、プリンタの生産性を下げることなく、頻繁なカラー再補正入力が可能になる。すなわち、カラープリンタにおける通常の文書印刷が、各カラープリンタを再較正するための余分な(非文書がイメージングされた)カラーテストシートを印刷するために、比較的頻繁に中断される必要はない。本願明細書中で述べられているように、カラープリンタのカラー再較正は、頻繁に行われることが望ましい。これは、様々な既知の理由により、出力上に実際に印刷されたカラーが、所期のカラーでの較正から変化又はドリフトすることがあるためである。この理由としては、例えば、選択された又は充填された印刷媒体における変化(ペーパ又はプラスチックシートのタイプ、材料、重量、カレンダー処理、コーティング処理、湿気などの相違)、プリンタの周囲状態における変化、イメージ現像剤における変化、プリンタ部品の時間劣化(エージング)又は摩耗、印刷されている異なるカラーの相互作用の変化、などがある。
【0016】
このデュアルモードシステムは、ハードウエアの変化やコストなしに、(a)バナーシート上に印刷されたバナー情報の位置の圧縮及び/又は移動のような、バナーシートを供給、生成、及び印刷のための現存するソフトウエア(又は、そのソフトウエアのマイナーな変更)と、(b)異なるカラーの複数のテストパッチを有するカラーテストシートを生成して印刷するための現存するソフトウエア(又は、そのソフトウエアのマイナーな変更)との組み合わせによって、提供されることができる。
【0017】
バナーシートは、通常は、自動再較正テストシートを非常に頻繁に提供して、カラー印刷電子イメージ情報及び/又はカラー印刷サブシステムを非常に頻繁に更新するために十分なだけの頻度以上の間隔で、印刷される。これより、全てのバナーシートが、カラーテストパッチを有するデュアルモードシートである必要はない。実際には、共有プリンタ環境において、各バナーシート毎の文書又は印刷ジョブのページ数が比較的少ないような通常の状況に対しては、所定の時間間隔よりも時間的に離れたバナーシートのみをカラーテストシートとして使用することにより、カラートナーの使用量を低減することが望まれることがある。また、カラーテストパターンを、カラー印刷されている文書に対するバナーシートの上のみに用意し、白黒文書に対するバナーシート上には、恐らくはサイクルアップ時又は長時間の遅延後を除いて、カラーテストパターンを用意しないことが望まれることもある。
【0018】
このシステムと共に提供される他の特徴は、特定のバナーシート上のテストパッチの特定のカラーを、そのバナーシートに対する特定の文書の上、すなわち、そのバナーシートの直ぐ後に引き続いて印刷される文書のページ(そのバナーシートによって特定される印刷ジョブ)上にまさに印刷されようとしているカラーに、適合または設定することである。これにより、次に印刷される文書のカラーの印刷を補正するように適合される、カラープリンタに対する「リアルタイム」カラー補正が提供される。
【0019】
本願明細書で開示されているシステム及び特徴の好適な実施形態は、状況に応じて変化してもよい。また、あるいは、開示された特徴又は構成要素を変化させたものが、グレーのテストパッチを有するグレースケールのバランス調整、向かい合わせに配置されたLEDのような2つ以上の照射源の同時チューニングなどのような機能のために、使用されてもよい。
【0020】
しかし、特に開示されているオンラインプリンタシステムにおけるデュアルモードカラーテストバナーシートの使用時、又は他のカラーテストシートの使用時には、シート上のカラーテストパッチが、使用されている分光光度計又はその他のカラーセンサの性能尺度(performance metrics)と互換性を有しており、カラーテストパッチが、シート上において、シートがセンサの視野を通過するときにセンサの視野範囲内にある位置に印刷されていることに、留意されたい。
【0021】
また、これらのテストパッチイメージ及びカラーが、デュアルモードバナーシート又はその他のカラーテストシートページを印刷するように特に設計された記憶データファイルから、プリントイメージャに自動的に送られてもよいこと、及び/又は、これらのテストパッチイメージ及びカラーが、バナーページを含むカスタマジョブの内部に埋め込まれていてもよいことにも、留意されたい。すなわち、後者の場合は、文書の著者又は送信者によって印刷及び/又は生成されるか転送される電子文書に、直接に電子的に関連していてもよい。
【0022】
分光光度計又はその他のカラーセンサがテストパッチのカラーを読み取った後に、測定されたカラーをシステムコントローラ又はプリンタコントローラの内部で処理して、階調再生曲線を作成又は変更してもよい。次のバナーシート上のカラーテストパッチ、及び次の印刷ジョブのカスタマー文書ページを、その新しい階調再生曲線にしたがって印刷してもよい。各々の引き続くバナーページから、新しい、すなわちさらに補正された階調再生曲線を生成するように、このプロセスを、各々の引き続く印刷ジョブ及びそのバナーページ毎に繰り返してもよい。プリンタのカラーイメージ印刷の構成要素及び材料が比較的安定であり、比較的長期間のドリフトのみがあるならば、各印刷ジョブに対する通常の単一のバナーページからカラーを測定し、この閉ループ制御システムを使用することによって生成された階調再生曲線は、少なくとも一つのカスタマー印刷ジョブに対して、又は、その後に印刷されるかなりの量のカスタマー印刷ジョブに対してさえも、安定したカラーを得るための正しい曲線である。
【0023】
しかし、プリンタによって使用される印刷媒体に実質的な変化が生じたり、あるいは印刷されたカラーにその他の突然で且つ大きな乱れ(次のデュアルモードバナーシート又は他のカラーテストシート上のテストパッチに対する分光光度計出力によって検出できる)があると、そのときには、引き続くカスタマー印刷ジョブが、誤ったカラー再生を行うことがある。プリンタ(又は新しい印刷ジョブ、あるいはその印刷ジョブに対する印刷媒体における変化を特定する印刷チケット)におけるカスタマー印刷媒体が変更され、その印刷媒体の変更が、その引き続く印刷ジョブに対する印刷されたカラーの正確さに実質的に影響を与え得るようなものであるならば、印刷を継続することは望ましくなく、カスタマが許容できないカラーで印刷された次の引き続く印刷ジョブは、廃棄されなければならない。そのような状況では、突然のカラー印刷の乱れが検出されたら、通常の印刷シーケンスを一旦中断し、代わりに、異なるカラーテストパッチカラーで複数の付加的なカラーテストシートを連続して印刷し、結果をセンシングして、その新しい印刷媒体に対して一致した(乱れのない)カラー印刷を達成する新しい階調再生曲線に収束させ、その後にはじめて、カスタマ印刷ジョブの通常の印刷シーケンスを再開することが、好ましい。これより、引き続くカスタマ印刷ジョブは、そのような所定数の連続した複数カラーテストシート又はデュアルモードバナーページが印刷された後に得られた、最終的な再安定化された階調再生曲線を使用する。
【0024】
しかし、本願は、分光光度計からの電気信号を処理して、カラー補正テーブル、階調再生曲線、又はその他のカラー制御を生成するための様々な可能性のあるアルゴリズム(例えば、様々な引用文献を参照のこと)のいずれかの特定の一つに、関連していたり限定されたりするものではない。したがって、それらは、ここで更に説明される必要はない。
【0025】
上記のように、開示される再較正システムの実施形態はプリンタから出力されている印刷済みシートに印刷されている実際のカラーを、印刷用にプリンタに入力されている電子文書の所期の(又は選択された、あるいは「真の」)カラーと比較しながら定期的に測定する、実際のオンライン「リアルタイム」カラー印刷カラー較正又は補正システムにとって、重要な特徴である。
【0026】
各プリンタに専用の分光光度計を配備しなければならないので、以下の例で開示されるような、低コストで比較的単純でありながら、それでも容易に再較正される分光光度計は、そのようなオンラインカラー補正システムに対するそのような「比色分析的計測」機能にとっては、非常に望ましい。カラープリンタの印刷済みシート出力でのある種の分光光度計の使用に関して、関係がある特定の背景技術の特許としては、1995年11月1日に出願(D/95398)されて1998年5月5日付けで発行されたビットリオ・カステリら(Vittorio Castelli et al.)に対するゼロックス・コーポレーションの米国特許第5,748,221号がある。
【0027】
さらに背景技術として、様々な可能なカラー補正システムが、様々なフィードバック、補正、及び較正システムを使用しながら、分光光度計の出力信号を利用することができる。これらの一般的な考え方及び多くの特定の実施形態が、多くの他の特許(以下に引用するものも含む)の中で開示されているので、それらに関して、ここでさらに詳しく説明する必要はない。すなわち、プリンタに対するカラー制御システムのために、分光光度計又はその他の電子的な印刷済みカラー出力の情報を、フィードバック分析システムによって電子的に分析して利用する。そのようなシステムでは、プリンタの通常の印刷処理の間にあるインターバルで印刷された、より低減された(より少ない)数のカラーパッチサンプルを使用しながら、広い又は実質的に完全なカラースペクトルに対するプリンタのカラー出力を、相対的に実質的に連続して更新できることが、望ましい。特に、1997年1月21日に出願(D/96644)されたスチーブン・J・ハリングトン(Steven J. Harrington)によるゼロックス・コーポレーションの米国特許出願第08/786,010号(これは、欧州特許庁により、1998年7月22日付けで欧州特許出願公開公報第0 854 638 A2号として発行された)、及び、マイケル・ストークス(Michael Stokes)に対して1997年3月18日付けで発行されたアップル・コンピュータ社の米国特許第5,612,902号に、特に留意されたい。
【0028】
オペレータの使用のためにカラープリンタによって自動的に生成されるカラーテストパッチを有するテストシートの他の例は、1997年2月18日付けで発行されたピーター・H.ダンダスら(Peter H. Dundas et al.)によるゼロックス・コーポレーションの米国特許第5,604,567号に示されている。
【0029】
カラー補正及び/又はカラー制御システムを、カラーレジストレーション(色合わせ)システム又はセンサと混同してはならない。これらのシステムは、印刷されている各々のカラーイメージの位置をシフトさせるための位置情報を提供することなどによって、カラーが、正確に重ね書きされて且つ/又はお互いに正確に隣り合うように、正しく印刷されているようにするためのものである。
【0030】
プリンタのためのカラー制御又は補正システムに関して引用されるその他の背景技術特許には、「階調再生曲線の最適な再構築(Optimal Reconstruction of Tone Reproduction Curve)」という名称でL.K.メスタら(L. K. Mestha et al.)に対して1999年10月5日付けで発行されたゼロックス・コーポレーションの米国特許第5,963,244号(ルックアップテーブルと、分光光度計サンプルカラーテストパッチの濃度計(デンシトメータ)の読みとを使用して、様々なカラープリンタのパラメータを制御する)、ならびに、ハリングトン(Harrington)に対して1996年12月に発行された米国特許第5,581,376号、ローレストンら(Rolleston et al.)に対して1996年6月18日付けで発行された米国特許第5,528、386号、サカモトら(Sakamoto et al.)に対して1981年6月23日付けで発行された米国特許第4,275,413号、シュライバー(Schreiber)に対して1985年2月19日付けで発行された米国特許第4,500,919号、ローレストンら(Rolleston et al.)に対して1995年5月16日付けで発行された米国特許第5,416,613号、ロイドら(Lloyd et al.)に対して1996年4月16日付けで発行された米国特許第5,508,826号、ローレストン(Rolleston)に対して1995年11月28日付けで発行された米国特許第5,471,324号、ワン(Wan)に対して1996年2月13日付けで発行された米国特許第5,491,568号、ヨシダ(Yoshida)に対して1996年7月23日付けで発行された米国特許第5,539,522号、ローレストンら(Rolleston et al.)に対して1996年1月9日付けで発行された米国特許第5,483,360号、ローレストンら(Rolleston et al.)に対して1997年1月に発行された米国特許第5,594,557号、ノイゲバウアー(Neugebauer)に対して1957年4月に発行された米国特許第2,790,844号、シュライバー(Schreiber)に対して1985年2月に発行された米国特許第4,500,919号、ワン(Wan)に対して1996年2月13日付けで発行された米国特許第5,491,568号、ベストマン(Bestmann)に対して1996年1月2日付けで発行された米国特許第5,481,380号、ウエダら(Ueda et al.)に対して1997年9月2日付けで発行された米国特許第5,664,072号、及び、レビアン(Levien)に対して1996年8月6日付けで発行された米国特許第5,544,258号が含まれる。
【0031】
カラープリンタ又はその他の再生装置のための自動カラー補正の技術分野に関するさらなる背景技術として、特に、比色計(色彩計)又は分光光度計(前述のように、これらの用語は、本願明細書では相互に置換可能に使用され得る)からのフィードバック信号を使用し、且つ/又は、印刷されたコピーシートがプリンタの出力パスを通ってフィードされる際に、その上のテストパッチの実際に印刷されたカラーを自動的に測定するシステムとしては、以下のものが挙げられる。1995年11月1日に出願されて1998年5月5日付けで発行された(代理人整理番号第D/95398号)「カラー印刷マシンのための比色分析的計測、光沢、及びレジストレーションフィードバック」という名称のV.カステリら(V.Castelli et al.)に対する前述のゼロックス・コーポレーションの米国特許第5,748,221号(特に出力パスのテスト印刷比色計(色彩計)検出器の詳細に留意されたい)、1997年3月18日付けで発行されたマイケル・ストークス(Michael Stokes)に対する前述のアップル・コンピュータ社の米国特許第5,612,902号、1993年6月18日付けで出願されて1996年4月23日付けで発行された、ウォルター・ワフラー(Walter Wafler)に対するゼロックス・コーポレーションの米国特許第5,510,896号(特に、オリジナルのカラーイメージ情報と比較して、走査されたカラーテストコピーシートからの情報からのカラー較正に関する第8欄に留意されたい)、及び、1999年5月16日付けで発行された「自動化されたイメージ品質の調整のために印刷出力がスキャナ入力にリンクされているプリンタ」という名称のマンテル及びL.K.メスタ(Mantell and L.K.Mestha)に対するゼロックス・コーポレーションの米国特許第5,884,118号(特に第6欄第45〜49行に留意されたい)。
【0032】
カラー補正全般に関連しているが、上記及びその他のシステムと共に使用されると有用であるか、又はそれらに対する背景技術を提供する米国特許には、1994年10月3日付けで出願されて1997年1月14日付けで発行されたR.J.ローレストンら(Rolleston et al.)に対する「ローカルプリンタの非線形性を補正するカラープリンタの較正」という名称の前述のゼロックス・コーポレーションの米国特許第5,594,557号、1996年2月23日付けで仮出願されて1998年9月15日付けで発行されたカラー測定サンプルの低減に関するA.K.バタチャリヤ(A.K.Bhattacharjya)に対するセイコーエプソン社の米国特許第5,809,213号、及び、1996年2月12日付けで出願されて1998年6月2日付けで発行されたリチャード・A・フォーク(Richard A. Falk)に対するスプラッシュ・テクノロジー社の米国特許第5,760,913号(較正イメージがパーソナルコンピュータを有する印刷システムに結合されたスキャナによって走査される)が、含まれる。
【0033】
他に留意されたいものは、いずれも係属中のゼロックス・コーポレーションの米国特許出願である、マーク・A・シュオイアーら(Scheuer et al.)によって1998年5月22日付けで出願された「デバイス・インディペンデントなカラーコントローラ及び方法」という名称の米国特許出願第09/083,202号(代理人整理番号第D/97695号)、リンガッパ・K・メスタ(Lingappa K. Mestha)によって1998年5月22日付けで出願された「動的なデバイス・インディペンデントなイメージ」という名称の米国特許出願第09/083,203号(代理人整理番号第D/98203号)、マーチン・E・バントン(Martin E. Banton)によって1999年1月19日付けで出願された「分散型デジタルイメージ処理システムにおける表示イメージの生成においてフィードバック及びフィードフォワードを使用する装置及び方法」という名称の米国特許出願第09/232,465号(代理人整理番号第D/98423号)、及び、リンガッパ・K・メスタら(Lingappa K. Mestha et al.)によって1998年12月29日付けで出願された「カラー調整装置及び方法」という名称の米国特許出願第09/221,996号(代理人整理番号第D/98428号)が、含まれる。
【0034】
プリンタのカラー補正全般における問題点という主題に興味を有する読者に対するさらなる公知の背景技術として、カラーイメージ又は文書を入力するコンピュータ及びその他の電子機器は、典型的には3色すなわちRGB(赤、緑、青)のカラー信号を生成する。しかし、多くのプリンタは、4色すなわちCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラック)信号を入力として受け取ることができ、且つ/又は、そのような4色の印刷カラーで印刷を行うことができる(但し、印刷されたイメージは、対応するRGB信号として測定される)。ルックアップテーブルが普通は設けられて、各デジタルRGBカラー信号値を、プリンタによる受領の前後に対応するデジタルCMYK値に変換する。他の問題点は、理想的なトナー、インク、又は染料という印刷材料のカラーと印刷行為との理想的な関係が、シアン対レッド、マゼンタ対グリーン、及びイエロー対ブルーの一対一の対応関係を有するということである。このことは、印刷時に、シアンインクは赤色光のみを吸収し、マゼンタインクは緑色光のみを吸収し、イエローインクは青色光のみを吸収することを意味している。しかし、実際のプリンタは、本質的に、印刷材料カラーと印刷行為との間に非理想的な関係を有しており、したがって、複雑な非線形の比色分析的応答を有している。また、特に印刷された出力において、シアン、マゼンタ、及びイエローのイメージング材料の間に相互作用が存在し、これが、望まれない又は意図されないカラーの吸収を生じさせる結果となる。一つ又はある範囲の入力デジタルCMYK値が適切なカラーを生成するようにプリンタが最初に較正された後であっても、CMYK値及び印刷されたカラーの全スペクトルは正確ではない。言い換えると、印刷するように求められているか又は指示されているカラーは、実際の印刷されたカラーと同じではない。
【0035】
この不一致が生じる原因の一部は、部分的には、プリンタを駆動するデジタル入力値とその結果として得られる比色分析的応答との間の関係が、複雑な非線形関数だという点である。その応答又はその他の値を「比色分析的である」とラベルすることは、その応答又は値が、そのような測定器によって測定されたことを示している。プリンタの比色分析的応答を適切にモデリングして利用可能な全スペクトル範囲にわたって線形性を得るには、多くのパラメータが必要である。典型的には、カラー補正ルックアップテーブルが構築されて、これが、上記の様々な文献に教示されるように、RGB比色空間とCMYK値との間のマッピングを近似する。各RGB座標は、典型的には8ビットの赤値、8ビットの緑値、及び8ビットの青値によって表示される。これらのRGB座標は、2563要素を有するルックアップテーブルをアドレスすることができるが、2563個の値の測定及び記憶は高価である。このため、このルックアップテーブルは、典型的にはもっと小型の16×16×16(=4096)個のテーブル要素に区分され、それらの各々が、4次元CMYK値を記憶する。他のCMYK値は、例えば三要素補間や四要素補間のような補間プロセスを使用して既知のCMYK値を補間することによって、得ることができる。
【0036】
カラー補正ルックアップテーブルは、CMYKデジタル値のセットをプリンタに送り、結果としてプリンタから出力されるカラーパッチの比色RGB値を測定し、入力値と測定されて出力された値との間の差から、ルックアップテーブルを生成することによって、構築されてもよい。より具体的には、カラー補正ルックアップテーブルは、非線形性、印刷パラメータの変動、及び所望されないインクの吸収を補正して、プリンタに真の対応するカラーを印刷させる。
【0037】
カラー補正テーブルが構築された後に、実際のプリンタの応答は、時間と共にドリフトする傾向にある。このドリフトを補正するために、このシステムは、定期的に調整又は再較正される。カラー補正テーブルを再較正するには、テストカラーパッチのセットを定期的に印刷して再測定し、これをその後に、較正ソフトウエアによってカラーパッチのオリジナルセットと比較する。しかし、再測定は、これまでは、より典型的には、再較正されているプリンタから離れて配置されたスキャナ又はその他の測定装置によって実行されている。この場合、オペレータが、スキャナ及び再較正ソフトウエアをマニュアルで再構成して、テストカラーパッチを適切に認識して測定しなければならない。この際には、オペレータが、オリジナルのプリンタ及びそのテストパターン特性に従って、テストされているテストカラーパッチを適切に特定することができるものと推定している。さらに、カラー補正テーブルが一旦生成されると、それは正しいプリンタに関連づけられていなければならない。そうでなければ、異なるプリンタが、誤った補正テーブルによって再較正されてしまうことになる。自動オンラインカラー補正に関する上記で引用した文献は、各プリンタに対する直接出力カラー測定値を提供できることの重要な効果を、指摘している。
【0038】
これより本発明はまた、上記の及びその他の様々な問題点を克服する、カラープリンタの較正を援助するための新規で且つ改良された方法を提供する。しかし、特定の実施形態が、カラープリンタを較正して定期的に再較正し、且つ/又はカラー補正テーブルを改訂するという所望のアプリケーションに特に関連して説明されているが、本願明細書で議論されている内容が、その他の印刷装置、ならびにその他のカラーテスト及び補正システムにおいて、様々なアプリケーションを見出すことができることに、留意されたい。
【0039】
上記のように、高品質カラー複写アプリケーションにおいては、システムの比色的性能をオンラインで、一体化された分光光度計を使用してモニタすることが、非常に効果的である。すなわち、印刷装置に、何もなければ普通通りに印刷されるシートに、デジタルテストパターン生成に基づいたカラーパッチを自動的に且つ比較的頻繁に印刷させて、プリンタ出力におけるオンライン分光光度計に、カラーテストパッチが印刷されたこれらの移動中のシートを正確に読み取らせて、印刷された出力カラーの測定信号を提供する。これには、従来の実験室用分光光度計にとっては典型的ではないような環境中及び条件下で、効果的に動作することができる分光光度計が必要である。
【0040】
この特に特定した実施形態の詳細に関して、伝統的な分光光度計は、通常は、一様な出力のためには、較正表面ターゲットを含めてターゲットが分光光度計に対して、典型的には静止状態に保持されて、ほとんど直接的に接触されるように、正確に位置決めされていることを必要とする。対照的に、ここで開示されているのは、対象となっている物体又はターゲットの位置決めに対して比較的敏感ではない分光光度計である。この間隔に対する鈍感さによって、この分光光度計は、ペーパ位置が正確に制御されるような位置ではなく、印刷装置のペーパパスにおける任意の都合のよい場所に位置されることができる。さらには、様々な現存するカラープリンタの出力シートスタッカトレイに取り付けられてもよい。
【0041】
ここで開示されているこの特定の実施形態における特定の特徴は、印刷されたカラーテストパッチを有する印刷されたテストシートを含む印刷済みカラーシートのための出力パスを有するカラープリンタのためのカラー補正システムであって、較正された分光光度計が前記プリンタ出力パスに設置されて、テストシートの上のテストパッチに印刷されたカラーを、前記テストシートが前記プリンタ出力パスを通って前記分光光度計を通過する際にセンシングする。前記分光光度計は、前記テストパッチを異なる照射カラーで順に照射する複数の照射源と、電気出力信号を提供する光検出器センサと、視野を有して前記テストパッチからの前期照射を前記光検出器センサに伝達するレンズ系とを有し、これによって、前記光検出器センサが、前記複数の照射源による前記テストパッチの順次照射から前記異なる照射カラーを感じたことに応答して、異なる前記電気出力信号を提供する。前記分光光度計は、前記カラープリンタの前記出力パスの一方の側に設置されて、前記テストパッチのカラーを前記分光光度計によって測定する。前記分光光度計を較正するための自動再較正システムの改良点としては、静止較正テストパッチが、前記カラープリンタの前記出力パスにおける前記分光光度計の反対側に、前記レンズ系の前記視野内で設置されて、前記複数の照射源によって順に照射されるように位置決めされて、前記印刷されたカラーシートが前記分光光度計と前記較正テストパッチとの間の前記出力パスに存在しないときに、前記光検出器からの各較正信号を提供することが含まれる。
【0042】
ここで開示されているさらに特定の特徴は、個別に又は組み合わせとして、以下の内容を含む。前記較正テストパッチは、標準白色タイルテスト表面であり、且つ/又は、前記カラープリンタの印刷されたカラーシートのための前記出力パスのうち、前記較正テストパッチに隣接する少なくとも一部が、間隔をあけて隔てられたバッフル(隔壁)によって規定されており、且つ/又は、シートパスのバッフルが、前記較正テストパッチに隣接する前記出力パスの少なくとも一方の端を規定し、前記シートパスバッフルが、前記分光光度計に向かい合う開口部を有して、前記較正テストパッチが、前記開口部の後ろ側であるが前記開口部を通じて前記レンズシステムの前記視野の範囲内であるような、前記出力パスの外部に設置されていて、且つ/又は、前記複数の照射源が、前記較正テストパッチを各々の異なる照射カラーによって急速に個別且つ順に照射するための回路を有する複数の異なってフィルタリングされる照射源を有していて、前記複数の照射源が、前記分光光度計の中で、前記光検出器及びそれに対する前記レンズ系の周囲にアレイ状に設置されていて、前記照射源の各々が、前記較正テストパッチを実質的に同じ角度をなすように照射するための個別のレンズ系を有していて、且つ/又は、前記複数の照射源の各々が複数のLEDによって設けられていて、このLEDの各々が異なるカラーフィルタを有していて、且つ/又は、前記複数の照射源の各々が10個以上のLEDを備えていて、且つ/又は、前記複数の照射源の各々が、前記光検出器センサを囲み中心軸を規定するリング状パターンであって、前記光検出器センサと前記テストパッチからの前記照射を前記光検出器センサに伝達するための前記レンズ系とが、前記中心軸に位置合わせされていて、且つ/又は、前記カラープリンタが、前記出力パスにおける前記印刷されたシートの位置をトラッキングするための従来の制御システムを有していて、前記制御システムが、前記印刷されたシートが前記較正テストパッチを照射する前記レンズ系の前記視野の範囲内にないときには、前記複数の照射源を定期的に調整する制御信号を提供し、且つ/又は、カラープリンタの印刷済みシートの出力パスの片側に設置されて、テストシートの上のカラーテストパッチに印刷されたカラーを、前記テストシートが前記プリンタ出力パスを通って前記分光光度計を通過する際に測定する分光光度計を、自動的に再較正する方法であって、前記テストパッチが複数の照射源による複数の異なる照射カラーで順に照射され、異なる照射カラーが前記テストパッチから反射されて、電気出力信号を提供する前記光検出器センサによって検出されるようになっており、この方法が、前記カラープリンタの前記出力パスの反対側に、前記分光光度計に対向するように設置された静止較正テストパッチを、前記同じ複数の照射源によって順に照射して、前記印刷されたカラーシートが前記分光光度計と前記較正テストパッチとの間の前記出力パスに存在しないときに、前記光検出器センサの前記電気出力信号から各較正信号をある間隔で提供するするステップを含み、且つ/又は、前記較正テストパッチが、標準白色タイルテスト表面であり、且つ/又は、前記出力パスにおける前記印刷済みシートの位置を自動的にトラッキングして、前記印刷済みシートが前記分光光度計と前記較正テストパッチとの間に存在しないときに、選択されたタイミングで前記同じ複数の照射源を順に活性化するステップをさらに含む。
【0043】
開示されているシステムは、従来の制御システムの適切な動作によって、接続、動作、及び制御されてもよい。数多くの従来技術の特許及び商業製品によって教示されているように、様々な制御関数及び論理を、従来の又は汎用マイクロプロセッサ用のソフトウエア命令によってプログラミングして実行することは、公知であり且つ好ましい。そのようなプログラミング又はソフトウエアは、もちろん、特定の関数、ソフトウエアのタイプ、及び使用されているマイクロプロセッサ又はその他のコンピュータシステムに依存して変化するが、それらは入手可能であるか、又は、本願明細書の中で提供されているような機能の説明、及び/又は従来技術である関数のこれまでの知識を、ソフトウエア及びコンピュータの分野で一般的な知識と組み合わせることによって、過度の試行を行うことなく容易にプログラミング可能である。あるいは、開示されている制御システム又は方法は、標準的な論理回路又はシングルチップVLSI設計を使用して、部分的に又は完全にハードウエアにて実現されてもよい。
【0044】
この説明の中で、「シート」という用語は、紙、プラスチック、又はその他のイメージ用の適切な物理的基材の通常のフィルム状の物理的シートをさしており、あらかじめカットされて供給されても、巻物状(ウエブ状)で供給されてもよい。「コピーシート」は、「コピー」と短縮して呼ばれるか、又は「ハードコピー」と称されることがある。説明されるように、印刷済みのシートは、「出力」とも呼ばれる。「印刷ジョブ」は、通常は、関連した印刷済みシートのセットであって、通常は、1枚以上のオリジナル文書シート又は電子文書のページイメージから、又は特定のユーザからコピーされたか、あるいはその他の方法で関連付けられた、ページ順に揃えられた1つ以上のコピーセットである。
【0045】
ここで取り上げられている装置又はその代替物の特定の構成要素に関して、一般的にそうであるように、そのような構成要素のいくつかは、それ自体は、本願明細書で引用されたものを含めた他の装置又はアプリケーションでは既知であり、それらは、ここでも付加的に又は代替的に使用されることがある。本願明細書の中で引用されたすべての文献、ならびにそれらの引用文献はすべて、付加的又は代替的な詳細、特徴、及び/又は技術的な背景技術に関して適当であるときに、参照によって本願明細書にて援用される。当業者によく知られていることは、ここで説明される必要はない。
【0046】
上記および更なる特徴及び効果は、以下の例ならびに請求項に説明されている特定の装置およびその動作から、明らかになるであろう。これより、本発明は、図面(模式図を除いて、ほぼ一定の縮尺に従っている)を含めて、特定の実施形態の説明から、よりよく理解されるであろう。
【0047】
【発明の実施の形態】
図面中、特に図4では、異なるカラーが、標準的な米国特許庁の白黒クロスハッチングによって表現されていることに、留意されたい。
【0048】
図面を参照しながら、例示的な実施形態をさらに詳細に以下に説明すると、図1及び図2には分光光度計12を有するカラープリンタ10が示されている。この分光光度計12は、図4に示されているような移動しているテストシート30の上に印刷された、31のような複数の異なるカラーのテストパッチを正確に読み取るための、図3のような回路、又はその他の回路と共に、使用され得る。テストシート30は、従来のコピーシートペーパの上に、従来のカラープリンタ又は印刷システム20(図5に示されている)によって、従来のように印刷され得る。開示されている分光光度計12は、テストシート30が平坦でなかったり、及び/又は、カラー測定中に分光光度計12からの間隔が変化したりしても、テストパッチ31のカラーを正確に測定することができる。これより、測定は、プリンタの通常のペーパパスにおけるシート表面の位置の通常の変動によっては、影響されない。これにより、分光光度計12を、プリンタ20(又は他のカラー再生システム)の通常の印刷済みシート出力パス40の一端に、単純に設置することが可能になる。
【0049】
まず、図5の例示的なカラープリンタ20をさらに詳細にここで説明すると、ここには、従来の電子写真レーザカラープリンタが模式的に描かれており、その詳細は当業者にはよく知られているので、ここで詳細にあらためて説明される必要はない。そのような説明の例は、例えば、ゼロックス・コーポレーションの前述の米国特許第5,748,221号など、又はその他の引用された従来技術文献に含まれている。光受容体ベルト26は、モータMによって駆動され、帯電後に、ROSポリゴン走査システム24によって、潜像がレーザによってイメージングすなわち露光される。各々のイメージは、黒色トナーイメージ現像剤ステーション、及び/又は3つの異なるカラートナーイメージ現像剤ステーション42A、42B、42Cのうちのひとつ以上によって、現像される。トナーイメージは、転写ステーション32にて、入力トレイスタック36から供給されたコピーペーパのシートに転写される。通常の文書イメージの代わりに1枚以上のテストシート30が(あるタイミングで、且つコントローラ100によって選択されたカラーテストで)印刷されている場合には、そのようなテストシート30の各々は、同じ又は別のシート供給スタック36から供給されることができて、そのイメージは通常の方法で転写される。テストシート30は、それから定着器34を通って、あたかも普通通りにカラー印刷されている他の通常のシートであるかのように、同じ通常の出力パス40に出力される。図4に示されているように、テストシート30は、印刷ジョブの分離のためのバナーシートとしても機能するデュアルモードシートであって、ユーザ名、文書タイトル、日時などのうちのひとつ以上のようなバナーシート情報が、典型的に印刷されている。
【0050】
しかし、ここでは、分光光度計12は、その出力パス40の一端(又は出力トレイ44)に設置されていて、実際の定着された最終印刷カラーをセンシングして、コントローラ100及び/又は双方向性(インタラクティブ)回路及び/又はソフトウエアを有するオンラインカラーセンシング及び補正システム10に対する入力を提供する。コントローラ100、及びマシン20のペーパパスに沿ったシートセンサは、従来のように、プリンタペーパパスにおけるシート位置の供給及びトラッキングを制御する。コントローラ100、及び/又は、各テストシート30の上の信託(fiduciary)マーク33などに対する従来のセンサは、以下にさらに詳細に説明するように、分光光度計12の回路に対する制御又は駆動信号を提供して、テストシート30上の各テストパッチ31のカラーを、そのテストシート30が出力パス40における分光光度計30を通過して移動する際に、テスト又は読み取ることができる。テストパッチ31は、ブロック、ストライプ、又はその他のデジタル的に選択されたべた塗りのカラーイメージとして、様々な位置に様々な形状で形成されることができる。
【0051】
これより、開示されている実施形態では、カラープリンタ20によって印刷されているペーパ又はその他のイメージ基材材料の複数のテストシート30に、規定されたカラーのあらかじめプログラムされた複数のテストパッチ31が、好ましくはテストシート上の各カラーテストパッチの読み取り位置を知らせるための信託マークとともに、自動的に印刷される。各テストシートは、通常は、ここで取り上げられているコンパクトで固定位置にある分光光度計12を通過して移動する。この分光光度計12は、通常の定着器後のマシン出力パス40の片側に控えめに設置されて、通過していくシートの照射及び観察の両方を行う。これは、テストシートを取り除いて静止状態に保持し、標準比色計をテストシートの上で移動させなければならない従来のシステムとは、対照的である。
【0052】
分光光度計12はコンパクトではあるが、10個の異なるカラーサンプリング照射源を有しており、これらは、リング状に設置されて順に駆動されるLED(D1〜D10)として設けられている。各々のLEDは、16及び17のような異なるカラーフィルタを有しているが、各々が18及び19のような同じ単純なコンデンサレンズを有しており、このコンデンサレンズが、図1及び図2に示され且つ図3を参照して以下にさらに説明されるように、各LEDの出力を同じターゲット領域に一様に向けさせる。システム10のこの実施形態における通常のターゲット領域は、もちろん、カラーテストパス31である。図2に特に示されているように、LEDの任意のひとつによる照射により、ターゲットからは(テストパッチ及び選択された照射源の両方のカラーに応じて)様々なレベルの反射光が生じて、これらが単一の中央レンズ13によって集光され、レンズ13によって単一の光センサD12の上および(あふれにより)その周囲に、フォーカスされる。図2には、点線の光線によって、LED照射、及び3つの例示的なターゲット点A,B,及びCの、投射レンズ13(この例13では単純な二要素レンズ)によるレンズ13の焦点面上のC’、B’、及びA’へのフォーカス状態を、描いている。3つのターゲット点のうち、Bがターゲットの中心にあり、そのイメージ点は、光センサD12の中心に位置している。A及びCは、テストパッチ31領域の外側にあり、それらのイメージ点C’及びA’は、光センサD12の(小さな固定)領域の外側に位置している。
【0053】
ここでは、図1及び図2において、従来のガラス又はプラスチックレンズが描かれているが、その代わりに、ファイバ光学系やセルフロックレンズを使用してもよいうことに留意されたい。ファイバ光学系は、LEDからの照射を導くために使用される。また、望まれるときには、集光ファイバ光学系を使用して、例えば、検出光センサD12をレンズ13の焦点面から離して、間隔をあけてもよい。
【0054】
オンラインカラーセンシングシステム10のこの開示されている実施形態で使用されているように、この低コスト多素子分光光度計は、プリンタ20のコピーシート出力パス40に設置されており、プリンタ20のCMYKカラー生成のカラー印刷の正確さを、顕著に少ない枚数の印刷済みテストシート30を使用して自動的に制御且つ駆動するカラー補正システムの一部とみることができる。このカラー補正システムは、コピーシートの上に印刷された比較的小さな一連のカラーテストパターンを、その出力時に順に観察することができる。入力信号としての各カラーパッチに対して分光器が検出した複数の出力カラー信号によって、カラー補正を行うひとつ以上の数学的な技術により、必要とされる印刷済みテストパッチの数を、著しく減らすことができる。例えば、約10個の異なるカラーサンプリング照射源を有する分光光度計では、約100〜200のテストパッチ、又は各々が約25のカラーパッチを有するわずか4〜8枚のテストシートを必要とするのみであるのに対して、伝統的なマシンカラーマッピングでは、約1000個のテストパッチ、又は40枚のテストシートを必要とする。また、説明され且つ図4に示されるように、テストシートは、望ましくは、印刷ジョブを分離するためにプリンタがいずれにしても自動的に生成するカバーシート(「バナー」シート)の上にカラーテストパターンを付加的に印刷したものであるか、及び/又は、プリンタの「サイクルアップ」時(プリンタの再起動時)に印刷されるテストシートであることができる。これにより、カラーテストシートの印刷のためにそのプリンタによる通常のカラー印刷が中断される回数がさらに減らされるか、又はそのような中断が生じなくなる。
【0055】
ここで開示されている正確なカラー制御システムは、このように、カラー印刷入力信号に対する現在のマシンのカラー印刷応答を定期的にテストして記憶し(アップ・トゥ・デートモデル)、「デバイスインディペンデント」なLAB(又はXYZ)カラー入力を(後に印刷用にデバイスディペンデントなRGB又はCMYKカラー空間に変換するために)再マッピングする。この情報はまた、各々の異なるマシンについて、システム又はネットワークサーバの中にプロファイルされる(及び/又はカラー操作のためにCRTコントローラ上に表示される)こともできる。
【0056】
次に、図1及び図2に示される例示的な分光光度計12の構造を説明すると、ここで開示されている分光光度計は、小型且つコンパクトで、単純であって容易に製造でき且つ低コストなものであって、カラーテストパッチ31のような測定対象になっている対象物とセンシングヘッドとの間の距離には鈍感であるように、光学的に設計されている。説明されるように、この特徴の特定の効果とは、この分光光度計12が、複写装置の透明パスにおけるペーパ上のイメージを、測定のためにペーパの動きを止めたり、狭い間隙又は密接に限定されたバッフルの間にペーパを無理に通したりすることなく、動的に測定できる点であり、これによって、付加的なUMCを必要とせず、且つペーパパスにおける限定された又は制限的な箇所により紙詰まりの発生する確率を増してしまうことなく、現存する又は従来のペーパパスを使用することが可能になっている。
【0057】
序論にて述べたように、カラー複写マシンにおける主要なチャレンジは、見た目は「オリジナル」と同一であるようなイメージの再生であり、このオリジナルが、スキャナ又はデジタルコピー機のプラテン上でスキャンされたハードコピーイメージの電子イメージであるか、あるいは、PC又は端末、ネットワーク、テープ、磁気ディスクなどからのカラー符号化デジタル情報のストリームであるかは問わない。モノクローム、すなわち白地に黒のコピー機又はプリンタでは、マシン内部のセンサ及び接続されたフィードバック制御システムにより、個別のマーキングプロセスの構成要素の制御を通じて、適切な出力プリントの外観マッチングを実行することが可能である。これらには、静電電圧計(ボルトメータ)、濃度計(デンシトメータ)、及びトナー濃度センサが、他のものと共に含まれている。特に、光受容体上の現像されたトナーテストパッチの測定による。人間の目は、白いイメージ上のイメージ密度の変動には、比較的鈍感である。しかし、カラーイメージでは、人間の目は、イメージの正確さにはるかに敏感である。イメージの正確さそれ自身は、明るさ/暗さにおいて一次元的に現れるだけでなく、色調、飽和度(彩度)、及び明度に三次元的に現れる。電子写真又はその他のカラーイメージの再生時の最高品質を生成又は補正するためには、分光光度計を出力ペーパパスの定着器の後に位置させて、現像且つ定着されたカラーテストパッチの相対反射率を測定して、完成したプリントの良好なカラー再生を実現又は維持するために、プリンタのカラー処理及び/又はカラーイメージデータにより完全な補正を行うようにすることが、必要になることがある。
【0058】
CIEによって提示された産業基準に適合し、且つカラー測定時に光沢を拾うことを避けるために、カラー測定のためのテストパッチの照射は、カラーテストパッチが印刷されている媒体の表面に対して、45度の角度を有するべきである。さらに、その標準のために、カラーテストパッチの測定は、カラーテストパッチの表面に対して90度の角度(垂直)にて、(照射されている)テストパッチから拡散的に散乱された光束を使用して、実行されるべきである。理解され得るように、これは、分光光度計12によって実現される。
【0059】
複写マシンにおける出力分光光度計の実現時に克服されるべき大きなチャレンジは、反射光束の反復的な収集である。収集される光束量は、光束収集光学系(ここではレンズシステム13)の入射瞳に対向する立体角に比例する。
【0060】
説明されているように、従来技術の分光光度計、比色計、及び濃度計では、測定中に、測定対象のターゲットを一定の所定の位置に保持する必要があり、典型的にはこれは、装置のセンシングヘッドに取り付けられたか又はそれに隣接して接近して保持された参照表面に対して、ターゲット材料を物理的に押し付けることによって達成される。
【0061】
対照的に、現存するプリンタペーパパスにおける印刷媒体の位置は、ペーパパス平面に垂直な方向において、たいていのペーパパスでは制御されていない。これは、図2及び図6に示されるように、ペーパが通常は、ペーパの厚さよりもはるかに広い間隔(好ましくは数mm)を隔てて配置されているバッフルの間を、移動するからである。ペーパは、しわ寄せフィードローラによって、意図的に波打つようにされることさえある。
【0062】
ひとつの解決策は、ペーパパスに付加的な装置を置くことによって、媒体を測定間隙に機械的に制約することである。しかし、前述のように、これは、付加的な構成要素に関連するコストの増加、及びペーパパスに狭窄部が必要とされることによる紙詰まりの増加の可能性のために、望ましい解決策ではない。
【0063】
この例における解決策とは、その代わりに、分光光度計と測定されているカラーターゲット媒体との間の相対的な移動に比較的鈍感な新規な分光光度計12を設けることである。これは、媒体の干渉を最小化し、センサの配置における構造的な多機能性を可能にし、さらに正確に実行されればセンサUMCのわずかなインクリメントの付加のみを必要とするに過ぎないので、はるかに望ましい解決策である。ここで設けられる分光光度計12は、その出力が、測定対象になっている媒体の表面からの移動に比較的鈍感であり、それにもかかわらずコンパクト且つ安価で、そのために、従来の複写マシンの通常の(且つ無制約の)出力ペーパパスにおける費用対効果の高い配置に適している。
【0064】
本願明細書で別の方法で説明しているように、図2の分光光度計12において、選択された光源D1(その時点で照射されているもの)からの光束は、コンデンスレンズ18によってコリメートされ、印刷媒体31上のテストパッチに照射されているように、示されている。照射された領域の反転イメージが、投射光学系13によって検出器D12の平面に形成される。この反転イメージは、検出器D12の領域からあふれでている。説明されるように、その光学系の倍率を1:1に選択することによって、第1次的に、検出器によって検出されるイメージにおけるエネルギー密度が、媒体とセンシングヘッドとの間の間隔に対して不変になる。光学系13によって収束されたテストパッチ31からの光エネルギーは、投射レンズ18に対向する立体角に比例している。数学的には、媒体から光学系までの変位rが変化すると、イメージ内の全エネルギーが、立体角に応じて変化し、r−2(r=-2)に比例する。媒体からセンサまでの間隔における変動も、対応する仕方でイメージサイズに影響を与える。1:1のイメージング光学系に対しては、倍率は変位の逆数r−1(=r-1)として変化し、これが、r−2(=r-2)に比例するイメージ面積の変化を作り出す。これより、イメージエネルギー密度、すなわち単位面積あたりのエネルギーは、第1次的に、変位に対して変化しなくなる。検出器はイメージ内の固定領域をサンプリングするので、第1次的に、その出力は間隔に対して変化しなくなる。
【0065】
このことを別の表現で表すと、1:1の倍率を有する感光性検出器D12に対する集光レンズにより、ターゲット領域が距離にしてプラスマイナス3mmほど変化したとしても、感光性検出器D12の固定露光領域が照射されたターゲット領域から得る1平方ミリメートルあたりのエネルギーは、mV単位でほとんど同じ値である。あるいは、この例では、ペーパパスにおけるテストシート表面の変位又は移動の自由度は、プラスマイナス3mmである。
【0066】
数学的にさらに説明を加えると、2fという共役であるイメージ及び物体において、システムの倍率が1:1であると考えると、媒体の変位におけるわずかな変動dに対して、イメージ面積が〜(2f+d)^−2(ほぼ(2f+d)-2)であり、イメージ内の全エネルギーが〜(R+d)^−2(ほぼ(R+d)-2)であり、イメージエネルギー密度(イメージエネルギー/イメージ面積)は、これより、倍率1:1では「d」に依存しなくなる。
【0067】
1:1という倍率は、これより、検出器光学系において最もよい動作点である。1:1が好ましいが、0.9:1〜1.1:1の範囲、すなわちおよそ1:1が、いくつかの状況下では使用可能であると考えられる。レンズ13(光センサD12の受光部分の固定領域に対するレンズ)の倍率を「およそ」1:1にすることは、ここでは、光センサ上の光強度の第1次的な正確さ、及びこれよりその出力信号における第1次的な正確さを、1:1の前後の限定された範囲に対して得ることができることを意味している。その範囲は、前記第1次的なカラー反射率測定の正確さの範囲内で、分光光度計12からのターゲット間隔について、少なくともプラスマイナス約2.5〜3mmの変動を許容している。これにより、その点におけるペーパパスを規定又は制限している対向バッフル間の通常の間隔として、約6mm又はそれ以上の間隔が許容される。
【0068】
これより、テストパッチからの照射を光検出器に伝達するこのレンズ系は、テストパッチと分光光度計との間の変位量における変動が少なくとも6mmまでであれば、光検出器センサによって提供される電気信号を、効果的に変位に対して鈍感なものにする。これにより、横方向の移動における動きの自由さに関する対応する許容量(及び対向するバッフルの間隔)、及び/又はシートのカールやしわの許容量が、テストシートを含めて、前記カラープリンタの出力パスにおける印刷済みシートの全てに対して、提供されることが可能になる。すなわち、テストシートは、分光光電計に対して押し付けられたり、あるいはこれに接近して制約されたりする必要はなく、またプリンタ出力パスは、この点に関して改変される必要はない。
【0069】
タイミング中のこの点におけるレンズシステム13の現時点での好適な焦点長さは、約32mmである。これは、センサに望ましく集光される光エネルギーの量と、適度なサイズの分光光度計パッケージ内の移動に対する鈍感さの達成との間の、よいトレードオフ点のようである。異なる焦点長さのレンズを使用することができるが、全体的な共役度(テストパッチとそのイメージとの間の距離)は、同じように移動に対して鈍感な振る舞いを維持するために、対応するように大きくなる必要がある。
【0070】
そのような例示的な本発明の移動に鈍感な光学系分光光度計を用いると、検出器出力は、前記の±約2.5〜3mmの移動範囲で、より離れた媒体に対しては約1.5%だけ増加し、より接近した媒体に対しては約0.5%だけ増加した。この振る舞いはまた、Light Tools(登録商標)ソフトウエアを使用してモデル化された。ゼロックス・コーポレーションのDC40カラープリンタのペーパパスにおけるペーパ上のテストパッチを読み取るように配置されると、静止状態で測定されたレッド/イエローのテストパッチに対するL*a*bの測定値に比較して、ΔEを約±14から±2より低い値まで、首尾よく低減された。*は乗算を示す。
【0071】
この概念は、好適であるオンボードハイブリッドチップを含めて様々な技術又は従来の構成要素により実現可能であって、特に、図示されている複数のLEDに対する単一のオンボードチップ又はボードを提供する。そのアーキテクチュアでは、可視スペクトルをカバーするような異なる波長を有するLEDダイを適切に選択して、PWB上のリング状パターンに形成してもよい。図3を参照してさらに説明されるように、各LEDは、順に点灯されてもよい。図2に示されているように、各LEDからの光束はコリメートされ、中心方向に向けられて、分光光度計12の中心の下の同じテストパッチに照射される。その位置も、レンズ13の中心軸上にあり、そのレンズ13は、図1に明瞭に認められるように、LEDのリング又は円の中心に位置している。これが、照射されたパッチの1:1イメージを、その同じ中心軸上の単一の検出器D12に投射させる。テストパッチが各々の個別のLEDによって首尾良く照射されたときに検出器D12の出力を記録することによって、テストパッチの反射率を、異なる波長の関数として決定することができる。この分光光度計12の例におけるように、10又はそれ以上の異なるLED出力波長から、異なる波長の関数としてのテストパッチの反射率を、可視スペクトル全体にわたって外挿又は内挿することができる。
【0072】
プリンタのアーキテクチュアには無関係に、測定は、媒体が分光光度計12のセンシング間隙を通過するときに、リアルタイムで行われる必要がある。分光光度計12に対する好適なテストパッチのサイズは、約12〜20mmであり、その測定には、約20msの時間がかかることがある。
【0073】
図3は、ここでは一般的に、簡便さのためにコントローラ100の一部として示されている、図1及び図2のLED分光光度計12の例示的なLEDドライバ及び信号処理回路の、模式的なブロック図である。このLED分光光度計12は、全体として又はその一部が、別個の回路であることができるが、望ましくは、分光光度計それ自身に、全てのLEDに対する単一のドライバチップ又はダイを有している。ここでは「LEDドライブ、信号獲得、及びデータ有効論理」とラベルが付けられた、回路110からの通常のタイミング信号に応答して、各LEDは、各々のトランジスタドライバQ1〜Q10を短時間にオンすることによって、順にパルスを発する。これによって、各LED D1〜D10は、各抵抗R1〜R10を通る共通電圧源からの電流によって、オンされる。10個の各LED D1〜D10の10個の異なる例示的なフィルタ処理済み光出力カラー又は波長は、この図3では、これらのLEDの各々の隣にある文言によって、示されている。これより、各LEDは、一度にひとつずつ順に駆動されて、図2に示されているフィルタ16のような各々の異なるカラー用フィルタを通じて、順に光を伝える。
【0074】
この例のLEDは、一度にひとつずつ順にオンされるが、このシステムが、これに限られるものではないことに、留意されたい。対向する又は対向して角度が付けられた照射源のような2つ以上のLED又はその他の照射源を、同じターゲット領域上で一度にオンさせることが望ましいような測定モードが、有り得る。
【0075】
やはり図3の例に描かれているように、右側では、各々の活性化されたLEDのカラー又は波長は、従来の回路又はソフトウエアによって測定されて、ホトダイオードD12の出力を増幅112及び積分114して、この信号又は情報を、サンプル・ホールドステージ116に向ける。このステージ116は、回路110から示されているイネーブル信号入力によって開放されると、ここではVoutとして示されている出力信号を提供する。ステージ116はまた、付随した「データ有効」信号も提供する。説明したように、対応するLEDパルスレート及び検出器のサンプリングレートは、急速にペーパパスを移動していく高速プリンタ移動シートのためにも、移動している通常サイズのコピーシート上の複数の適度なサイズのカラーテストパッチの各々をサンプリングするにあたって、十分にクリティカルなものではなく、迅速なものでもない。しかし、共通のLEDドライバチップ電源を短時間の間にパルス化することによって、それを超えると連続モードになることが可能であるような短期LEDドライブ電流を提供し、より高い光束の検出信号が獲得される。これよりテストパッチは、より短時間のうちに測定される。いずれの場合にも、ここではキャパシタC1及び積分器114などにより信号を積分することによって、S/N比の改善が達成される。
【0076】
当業者は、図3が、比較的単純で且つ直接的な回路を示しているように見えるかもしれない。これは、オンボードハイブリッドチップアーキテクチュアの中に、容易に実現されることができる。
【0077】
付加的な従来のLED発光体及び検出器を、集積化するか又は別個に設置して、図4のテストシート30上に示されている白黒の信託又はタイミングマーク33から白黒の信託又は制御信号を検出して、分光光度計の視野内に各々の隣接するテストパッチ31が存在することを示してもよい。しかし、プリンタ20のコントローラ100にて従来からすでに提供されている十分に正確なシートタイミング及び位置情報を用いれば、そのような信託マーク33は必要ではないことがあり、各テストパッチ31が分光光度計検出器の視野を通過するタイミングは、ペーパパス40内の各テストシート31の先頭端の既知のタイミング位置から、既に入手可能である。
【0078】
本発明の分光光度計再較正システムの特定の例の詳細に関して、分光光度計LEDのスペクトルエネルギー出力の各々の個別の較正が、分光光度計に対する標準白色タイルテストターゲットを使用して、各LED測定値を反射率値に変換することによって行われ得ることが、当該技術分野では一般的に知られている。しかし、ここで示されているように、分光光度計がプリンタのシートパスに設置されている場合には、この較正は、頻繁且つ自動的に、分光光度計をプリンタから取り外すことなく、行われることができる。すなわち、プリンタにおける移動シートのペーパパス40の一端に配置された分光光度計12とともに、図2、図5、及び図6に示されている47のような標準白色較正タイルテスト表面が、ペーパパス40の他端に分光光度計12に対向するように、但し光センサD12及びそのレンズシステム13の視野内に配置され、図6(図2とは対照的に)に示されているように、シート間ギャップ(プリンタのシートパスにおける印刷済みシートの間の通常の間隔)のうちの任意の選択された、又はその全ての間に、分光光度計を取り外したり再フォーカスさせる必要なく、再較正を実行することができる。
【0079】
具体的には、図6のような印刷シートの間のタイムインターバルにおいて、及び/又は印刷サイクルの前後のように、分光光度計12のセンシング位置又はターゲット領域内の出力パス40にシートが存在しないときに、分光光度計12は、ペーパ出力パス40の反対側に設置された(付加的な)標準白色タイルテスト表面又は較正プレート47を自動的に見て、これによって較正されることができる。
【0080】
これは、ペーパパス40の反対側(又は図示されているように外側)に設置された、単純なテストターゲット領域47であってもよい。レンズ系13又は光センサD12の焦点に位置する必要はなく、視野内で完全に照射されるように十分に大きくありさえすればよい。この標準白色較正ターゲット47は、その場所に存在しているペーパパスのバッフル上に、テープ留め、のり付け、又はペイントされてもよい。好ましくは、ここで描かれているように、この較正テストターゲット47は、取り外し可能なプレートであって、清掃、交換、あるいは診断又はその他の目的でグレイ又はその他の異なるカラーのテストタイルと置換するために、プリンタから容易に取り外し可能なように、端に設置されている。
【0081】
示されているように、この較正テストターゲット47は、好ましくは、そのバッフルの開口部48の後ろに位置している。すなわち、図2及び図6に示されているように、白色タイルターゲットパッチ47は、対向するペーパパスバッフルの外側に、但しペーパパス40及びそのバッフルの48のような孔の両方を通じてレンズ13から依然として見えるような位置に設置されることによって、出力パス40の外側に設置されてもよい。これにより、白色較正表面47と出力パス40を通過していくシートとの接触を避けることによって、白色較正表面47のコンタミネーションを低減することができる。較正テスト表面ターゲット47は、ここで描かれているものよりも更に出力パス40の外側に離れて、例えば、バッフル開口部の後ろに間隔を空けて配置された別の設置表面上に、設置されるようにしてもよい。これは、再較正プロセスにとって、この間隔はクリティカルなものではなく、レンズシステム13の倍率もクリティカルではないからである。これは、間隔を隔てて配置されて出力パス40を規定するバッフルの間であればどこにでも移動することができるテストシート30上のテストパッチとは異なり、較正テスト表面47及び光検出器D12が固定された位置にあって、較正テスト表面47が常に光検出器D12から同じ距離にあるためである。テスト表面47及び分光光度計12の出力パス40位置が実質的に垂直な方向であることが、潜在的なコンタミネーションを減らすために好ましい。なぜなら、テスト表面47が出力パス40に平行だからである。しかし、開示されているシステムは、このような方向又は出力パスの位置に、限定されるものではない。
【0082】
較正ターゲット47は、図6に示されているように、出力シートの間に、又はそうでなければテストターゲット47がペーパパス40にそのタイミングで存在するペーパシートによって覆われないようなところであればどこであっても、分光光度計12によって照射され且つ見られるように、配置される。LEDは、全てが迅速に順に駆動されて、この固定された較正ターゲット47を順に照射し、これによって光検出器D12に、そのタイミング点における各LED出力に対する電気信号を与える。もちろん、この再較正は、プログラム可能なあらかじめ選択されたタイムインターバル時、又は、マシン利用のインターバル時、マシンのサイクルアップ時に、及び技術的な修理診断の実行時にのみ行われればよく、出力パス40における全てのシート間ギャップに対して行われる必要はない。
【0083】
この較正システムは、そのタイミング時点における較正タイル47上の各LEDの個別の出力エネルギーを、光センサD12からの各反射率測定値に変換することができる。その較正データは、以前にコントローラ100又はその他の場所に記憶された標準白色タイルの特性データと電子的に比較されて、分光光度計12に対する較正データを提供することができる。この較正データは、生成されたカラーテストパッチの他のデータの構成のために使用されることができる。この較正データは、印加電流又は電圧(個別にプログラム可能であれば)を調整するか、又は各LEDのオン時間を増加することによって、個別のLED出力エネルギーを調整して、LEDの劣化(エージング)又はその他の出力の変化を調整するために使用されることができる。ここで、光検出器D12の出力信号は、本実施形態においてのように、積分される。
【0084】
白色タイルそれ自身はよく知られており、ラボ・スペース社、BCRAなどから商業的に入手可能である。較正プロセス自身、特に初期較正は、当該技術分野ではよく知られている。例えば、Xライト・アンド・グレイタグ社は、クレーティングベースの装置に対してこの方法を使用しており、カラーサビィ社及びアキュラシー・マイクロセンサーズ社は、これらの技術を日常的に使用している。
【0085】
分光光度計の初期較正データは、所望であれば、分光光度計と共に出荷される集積PROM ICに記憶されてもよい。あるいは、LED出力の初期較正データは、分光光度計の出力を分析するために使用されるソフトウエアの中に、プリンタコントローラ100又はその他のシステムプリントサーバのディスクストレジ又は他のプログラム可能なメモリにそれをロードするというような、他の既知の方法で、プログラムされてもよい。
【0086】
ここで開示されてきた実施形態は好適なものではあるが、この教示から、様々な代替、改変、変更、又は改良が当業者によって行われ得ることが理解されるであろう。それらの代替、改変、変更、又は改良は、添付の請求の範囲に含まれることが、意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で使用され得る分光光度計のひとつの例又は実施形態の上面図である。
【図2】 図1の分光光度計の線2−2に沿った断面図であり、プリンタの出力パスを移動しているテストペーパにおけるテストパッチのカラーの測定を示している図である。
【図3】 図1及び図2の例示的な分光光度計の動作と共に使用され得る回路の一例の模式図である。
【図4】 図1及び図2の分光光度計によって読み取られる複数のカラーテストパッチを有する、カラープリンタによって印刷され得るテストシートの一例の図である。
【図5】 図4のテストシートを印刷し、それらのテストシートが、その通常の出力パスにおける図1及び図2の分光光度計の出力の近傍を通過している間に、これらのテストシートを順に読み取る、他の点では従来通りのカラープリンタを模式的に示す図であって、図1及び図2の分光光度計が、ここでは対向する較正テスト表面とは反対側のシート出力パスの端に設置されて描かれている図である。
【図6】 図2と同様の図であるが、本発明の自動再較正システムが順次照射によるシート間ギャップに収納されているときの、プリンタ出力パスにおける印刷されたシートと、プリンタ出力パスにおける図1、図2、図3、及び図5の分光光度計とは反対側に設置された白色タイル標準較正テスト表面との、相対的な位置関係を示す図である。
【符号の説明】
10 カラープリンタ、12 分光光度計、13 投射レンズ(レンズ系)、16、17 カラーフィルタ、18,19 コンデンサレンズ、30 テストシート、31 テストパッチ、40 印刷済みシートの出力パス、47 標準白色較正タイルテスト表面(テストターゲット領域)、48 バッフルの開口部、100 コントローラ、D1〜D10 LED、D12 光センサ、A、B、C ターゲット点、A’、B’、C’ イメージ点。

Claims (3)

  1. カラープリンタの印刷済みシートの出力パスの片側に設置された分光光度計を自動的に再較正する方法であって、
    前記分光光度計は、テストシートの上のカラーテストパッチに印刷されたカラーを、前記テストシートが前記プリンタ出力パスを通って前記分光光度計を通過する際に測定し、前記テストパッチが複数の照射源による複数の異なる照射カラーで順に照射され、異なる照射カラーが前記テストパッチで反射され光学系を通って入射し、電気出力信号を提供する光検出器によって検出され、
    前記方法が、前記カラープリンタの前記出力パスの反対側に、前記分光光度計に対向するように設置された静止較正テストパッチを、前記同じ複数の照射源によって順に照射して、前記印刷済みカラーシートが前記分光光度計と前記較正テストパッチとの間の前記出力パスに存在しないときに、前記光検出器の前記電気出力信号から各較正信号をある間隔で提供するステップを含み、
    前記テストパッチからの反射光を前記光検出器に導く前記光学系で得られる像は、光検出器の領域の周囲に出ており、光検出器の領域に対する倍率は、0.9:1〜1.1:1である、方法。
  2. 前記較正テストパッチが、標準白色タイルテスト表面である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記出力パスにおける前記印刷済みシートの位置を自動的にトラッキングして、前記印刷済みシートが前記分光光度計と前記較正テストパッチとの間に存在しないときに、選択されたタイミングで前記同じ複数の照射源を順に活性化するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
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