JP2001194856A - 分光光度計の自動較正システムを有するカラープリンタのカラー制御システム - Google Patents

分光光度計の自動較正システムを有するカラープリンタのカラー制御システム

Info

Publication number
JP2001194856A
JP2001194856A JP2000349813A JP2000349813A JP2001194856A JP 2001194856 A JP2001194856 A JP 2001194856A JP 2000349813 A JP2000349813 A JP 2000349813A JP 2000349813 A JP2000349813 A JP 2000349813A JP 2001194856 A JP2001194856 A JP 2001194856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
spectrophotometer
test
sheet
printed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000349813A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4541529B2 (ja
Inventor
Lingappa K Mestha
ケイ メサ リンガッパ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JP2001194856A publication Critical patent/JP2001194856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4541529B2 publication Critical patent/JP4541529B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/28Investigating the spectrum
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/50Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/50Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors
    • G01J3/501Colorimeters using spectrally-selective light sources, e.g. LEDs
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/52Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using colour charts
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/52Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using colour charts
    • G01J3/524Calibration of colorimeters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動較正が行えるオンラインのカラー測定シ
ステムを提供する。 【解決手段】 この分光光度計12は、近くを移動して
いく印刷済みテストシート30の上のカラーテストパッ
チ31に印刷されたカラーを、このテストパッチ31が
複数の異なるカラー照射源によって順に照射されるとき
に測定する。照射カラーは、テストパッチ31で反射さ
れて、光センサD12によって検出される。再較正は、
出力パスを移動している印刷済みシートの間の隣接ギャ
ップに一致する時間中に、前記出力パスの前記分光光度
計12とは反対側に設置された静止較正テストパッチ
を、同じ順序付けられた照射源で照射して、印刷済みカ
ラーシートが分光光度計と較正テストパッチとの間の出
力パスに存在しないときに、光センサの各電気出力信号
から各較正信号をある間隔で提供することによって、行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改良された分光光
度計カラー測定較正システムに関しており、特に、カラ
ープリンタの出力パスに、印刷されたテストシート上の
カラーを測定する分光光度計を有し、コストの増加又は
カラープリンタの変更を全くあるいはほとんど必要とせ
ず、且つマニュアル操作又はオペレータの関与を必要と
しない、完全自動較正システムがその分光光度計に対し
て設けられている、オンラインのカラー測定システムに
関する。
【0002】この自動再較正システムは、そのようなオ
ンラインカラー測定システムの有効性を援助するもので
ある。このシステムでは、プリンタ内を移動しているコ
ピーシートのペーパーパス、好ましくは出力パスに、分
光光度計が設置され得る。この分光光度計は、その他の
点でプリンタを改変する必要なく、又は通常の印刷、あ
るいはペーパーパスにおける印刷済みシートの移動に干
渉したり、これらを中断させたりすることなく、設置さ
れ得るものであって、シートが分光光度計を通過する際
に、移動しているシートの上に印刷されたテストカラー
パッチのカラー測定を、正確に行うことができる。これ
により、プリンタの完全閉ループカラー制御が可能にな
る。
【0003】後述の実施形態では、分光光度計の各々の
(異なる出力カラーの)LED照明装置が、カラープリ
ンタ出力パスにおけるテストシート上の異なるカラーの
テストパッチを、それらが分光光度計を通過する際に、
通常は順に照射して、これらの各カラー照射の各々のカ
ラーテストパッチからの反射を、光センサによって検出
する。この例示的な自動再較正システムの実施形態で
は、プリンタ出力パスにおいて分光光度計に向き合う位
置に、すなわち、プリンタ出力パスの反対側に、白色タ
イルのテスト標準表面が設置されている。分光光度計の
これら同じLEDが、選択されたシート間ギャップ(印
刷済みシートの間の空間及び時間)にて順に活性化さ
れ、その結果として得られる各々の活性化されたLED
に対する分光光度計の光センサ信号出力が、記憶された
値と比較されて、分光光度計に対する較正データを提供
する。このシステムでは、分光光度計をプリンタから取
り外す必要なく、また分光光度計やテストタイル、ある
いは他の白色又はカラーの反射テスト表面に対して何の
マニュアル操作を実行する必要なく、頻繁に自動再較正
を行うことができる。
【0004】しかし、カラー測定、及び/又は、様々な
質(クオリティ)あるいは濃度(コンシステンシー)制
御関数に対するカラー測定の使用もまた、織物(テキス
タイル)、壁紙、プラスチック、塗料、インクなどの製
造時のような、多くの他の異なる技術及びアプリケーシ
ョンにおいては、重要である。この開示されたシステム
は、オンラインのカラー試験に対するいくつかの他の分
野におけるアプリケーションを有し得て、そこでは、カ
ラー試験の対象であるこれらの材料又は物体、及び/あ
るいは分散されたテストシートが、規定されたパスを、
間隔を空けてシートとして、やはり移動していく。これ
より、この特定の例示的な実施形態は、オンラインのカ
ラープリンタ用カラー分光光度計に対する好適な自動再
較正システムではあるが、この例示的な再較正システム
が、この例で開示されている特定の例示的な分光光度計
又はそのアプリケーションに限定されるものではないこ
とを、理解されたい。
【0005】
【従来の技術】背景技術として、人間の目が空間的なカ
ラーの変動に特に敏感であることが、研究によって示さ
れている。典型的なフルカラー印刷制御、及びその他の
実業界における典型的なカラー制御は、典型的には、マ
ニュアルのオフラインカラーテスト、及び熟練したオペ
レータによる頻繁なマニュアルでのカラー調整を、依然
として利用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のカラー測定
装置及び制御システムのオンライン使用に対するコスト
及び困難さの問題、ならびにマニュアルの再較正ステッ
プが必要とされていることの両方の理由により、これま
では、そのような様々な商業的カラーテスト及びカラー
調整システムの多くに対して、その実用化が妨げられて
きた。開示されているシステムは、これらの問題点の両
方を、克服するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】特許請求の範囲ならびに
本願明細書全体の中で使用されている「分光光度計」と
いう用語は、異なるように特に示されていない限りは、
本願明細書で広く規定されているように、分光光度計、
比色計(色彩計;colorimeter)、及び濃度計(デンシ
トメータ;densitometer)を含み得る。すなわち、「分
光光度計」という用語には、本願の請求項では、請求項
それ自身の他の部分と同様に、可能な限り最も広い定義
及び範囲(カバレッジ;coverage)が与えられている。
用語の定義及び用法は、様々な科学者及び技術者の間で
変化したり異なったりすることがある。しかし、以下で
は、「分光光度計」、「比色計(色彩計)」、及び「濃
度計(デンシトメータ)」という各々の用語について、
オンラインのカラープリンタ用カラー補正システムの構
成要素を提供する明細書実施例の特定の文脈で使用され
得るような、相対的で且つ差別的な単純化された説明を
提供することを試みる。ただし、この説明内容に限定さ
れるものではない。
【0008】典型的な「分光光度計」は、多くの光の波
長の中から、対象となっている被照射物体の反射率を測
定する。この意味における典型的な従来技術の分光光度
計は、400nm〜700nm程度までを測定する16
又は32個のチャンネルを使用し、人間にとって可視の
スペクトル又は波長をカバーする。典型的な分光光度計
は、異なる光波長において測定された、テスト表面から
の光の反射率又は透過率に関して、カラー情報を提供す
る(これは、ブロードな白色光スペクトルイメージの反
射率として、人間の目が見ているものにより近い測定を
行うものであるが、分光光度計は、望ましくは、異なる
照射波長範囲又はチャンネルの各々からの反射光の異な
るレベルに対応して、別個の電気信号を提供する)。
【0009】「比色計(色彩計)」は、通常は、赤、
緑、及び青の3つの照射チャンネルを有している。すな
わち、一般には、「比色計(色彩計)」は、3つの異な
るカラーLED、又は3つの異なるカラーフィルタを有
する3つのランプのような、赤、緑、及び青の照射装置
で順に照射されたカラーテスト表面からの反射光を受け
る光センサ又は検出器によって読み取られた、3つの
(赤、緑、及び青、すなわち「RGB」)値を提供す
る。これより、「比色計(色彩計)」は、「分光光度
計」の異なった形態、又は限定された特別な場合であ
り、出力カラー情報を、RGBとして知られる三色で定
量的に与える場合であるとみなしてもよい。
【0010】三色における定量的評価は、ある種の変換
を通じて、カラーを三座標空間にて表示するために使用
され得る。「デバイス・インディペンデントなカラー空
間」へのRGB(すなわち、従来のL*a*bに変換さ
れたRGB)への他の変換法では、典型的には、カラー
変換「ルックアップテーブル」システムを、既知の方法
で使用する(その具体例は、以下で引用する特許、及び
あらゆるところで提供されている)。
【0011】「濃度計(デンシトメータ)」は、典型的
には単一のチャンネルのみを有していて、ある波長範囲
における光反射率の振幅を、単純に測定する。この波長
範囲は、広くても狭くてもよい。濃度計(デンシトメー
タ)検出器の出力は、試料の光濃度を与えるように、プ
ログラミングされている。濃度計(デンシトメータ)
は、基本的には、「カラーブラインド」である(カラー
を感じない)。例えば、シアンパッチとマゼンタパッチ
とは、もちろん異なるカラーであるが、濃度計(デンシ
トメータ)で見ると同じ光学的濃度を有することができ
る。
【0012】本願明細書の実施形態の例におけるよう
に、複数のLEDの反射分光光度計は、分光光度計の特
別な場合に属しているとみなしてもよい(異なる各々の
照射源を有する他のものとしては、フラッシュキセノン
ランプ分光光度計、あるいはQH分光光度計を挙げるこ
とができる)。これは、変換アルゴリズムとともに4チ
ャンネル以上の測定値(例えば、10チャンネル以上の
測定値)を使用することによって、より真の反射率の値
を与えるようにプログラムされた分光光度計である。こ
れは、通常の比色計(色彩計)とは対照的である。通常
の比色計(色彩計)は、それに対する測定値が十分では
ない(3つの測定値のみ)ために、人間の目に関連した
真の反射率スペクトル測定値を与えることができない。
【0013】説明されるように、開示されている実施形
態に示されたタイプの分光光度計は、カラープリンタに
おける印刷されたシートの出力パスに設置され、出力シ
ートが分光光度計を通過する際に出力シートを光学的に
評価するために特に適した分光光度計である。特に、通
常の又は選択されたプリンタ動作間隔の間(通常の印刷
作業又は印刷ジョブの間)に、プリンタの実際の印刷済
みシート出力の上にプリンタによって印刷された、限ら
れた数のカラーテストパッチサンプルを測定する。これ
らのカラーテストシート印刷の間隔は、規則的な時間間
隔毎、及び/又は各マシンの「サイクルアップ」毎であ
ってもよく、あるいは、システムソフトウエアによって
異なるように指示されてもよい。
【0014】本願明細書の実施形態の中で付加的に開示
されているように、デュアルモードカラーテストシート
/バナーシートを提供し、異なるカラーの複数のカラー
パッチを、各々の又は選択されたバナー、カバー、ある
いはその他の文書間又は印刷ジョブセパレータシートの
ブランク領域に印刷することが、有効である。異なるカ
ラーのセットを、異なるバナーシート上に印刷してもよ
い。そのようなシートのこのデュアル使用は、印刷ペー
パ及びプリンタ利用時間の両方を節減し、頻繁なカラー
再較正の機会を提供する。ここで、この印刷システム
は、バナーシートが頻繁に印刷されるようなシステムで
ある。共有プリンタにとっては、メイルボックスシステ
ムのジョブセパレータを有するものであっても、各々の
実際の文書の先頭ページが印刷される直前に、バナーシ
ートを自動的に生成して印刷することが全く一般的であ
る。バナーシートの上には、典型的には、システムソフ
トウエアによって、印刷ジョブ又は文書の名称、ユーザ
名、プリンタ名、ホストシステム名、ファイル名、日
付、ページ番号などのような、その特定の文書又は印刷
ジョブについての限られた量の印刷情報が、自動的に印
刷される。バナーシートのいくつかの例が、ゼロックス
コーポレーションの米国特許第5,547,178号及
び第5,316,279号に開示されている。
【0015】すなわち、本願明細書で開示されている別
の特徴は、バナーシートとカラーテストシートとの特徴
を同じシート上に提供することができる、デュアルモー
ドシートである。文書「バナー」シートは、既に多くの
プリンタにおいて、生成されて印刷されている。本願明
細書で開示されているように、ここでは同じバナーシー
トが、開示された出力カラー制御システムによる分光光
度計の分析のための複数のカラーテストパッチを、様々
に印刷させるためにも使用される。このデュアルモード
シート使用システムは、他の方法ではイメージが印刷さ
れていないカラーテストシートのために使用されて浪費
されるペーパを、かなりの量だけ節減することになる。
さらに、プリンタの生産性を下げることなく、頻繁なカ
ラー再補正入力が可能になる。すなわち、カラープリン
タにおける通常の文書印刷が、各カラープリンタを再較
正するための余分な(非文書がイメージングされた)カ
ラーテストシートを印刷するために、比較的頻繁に中断
される必要はない。本願明細書中で述べられているよう
に、カラープリンタのカラー再較正は、頻繁に行われる
ことが望ましい。これは、様々な既知の理由により、出
力上に実際に印刷されたカラーが、所期のカラーでの較
正から変化又はドリフトすることがあるためである。こ
の理由としては、例えば、選択された又は充填された印
刷媒体における変化(ペーパ又はプラスチックシートの
タイプ、材料、重量、カレンダー処理、コーティング処
理、湿気などの相違)、プリンタの周囲状態における変
化、イメージ現像剤における変化、プリンタ部品の時間
劣化(エージング)又は摩耗、印刷されている異なるカ
ラーの相互作用の変化、などがある。
【0016】このデュアルモードシステムは、ハードウ
エアの変化やコストなしに、(a)バナーシート上に印
刷されたバナー情報の位置の圧縮及び/又は移動のよう
な、バナーシートを供給、生成、及び印刷のための現存
するソフトウエア(又は、そのソフトウエアのマイナー
な変更)と、(b)異なるカラーの複数のテストパッチ
を有するカラーテストシートを生成して印刷するための
現存するソフトウエア(又は、そのソフトウエアのマイ
ナーな変更)との組み合わせによって、提供されること
ができる。
【0017】バナーシートは、通常は、自動再較正テス
トシートを非常に頻繁に提供して、カラー印刷電子イメ
ージ情報及び/又はカラー印刷サブシステムを非常に頻
繁に更新するために十分なだけの頻度以上の間隔で、印
刷される。これより、全てのバナーシートが、カラーテ
ストパッチを有するデュアルモードシートである必要は
ない。実際には、共有プリンタ環境において、各バナー
シート毎の文書又は印刷ジョブのページ数が比較的少な
いような通常の状況に対しては、所定の時間間隔よりも
時間的に離れたバナーシートのみをカラーテストシート
として使用することにより、カラートナーの使用量を低
減することが望まれることがある。また、カラーテスト
パターンを、カラー印刷されている文書に対するバナー
シートの上のみに用意し、白黒文書に対するバナーシー
ト上には、恐らくはサイクルアップ時又は長時間の遅延
後を除いて、カラーテストパターンを用意しないことが
望まれることもある。
【0018】このシステムと共に提供される他の特徴
は、特定のバナーシート上のテストパッチの特定のカラ
ーを、そのバナーシートに対する特定の文書の上、すな
わち、そのバナーシートの直ぐ後に引き続いて印刷され
る文書のページ(そのバナーシートによって特定される
印刷ジョブ)上にまさに印刷されようとしているカラー
に、適合または設定することである。これにより、次に
印刷される文書のカラーの印刷を補正するように適合さ
れる、カラープリンタに対する「リアルタイム」カラー
補正が提供される。
【0019】本願明細書で開示されているシステム及び
特徴の好適な実施形態は、状況に応じて変化してもよ
い。また、あるいは、開示された特徴又は構成要素を変
化させたものが、グレーのテストパッチを有するグレー
スケールのバランス調整、向かい合わせに配置されたL
EDのような2つ以上の照射源の同時チューニングなど
のような機能のために、使用されてもよい。
【0020】しかし、特に開示されているオンラインプ
リンタシステムにおけるデュアルモードカラーテストバ
ナーシートの使用時、又は他のカラーテストシートの使
用時には、シート上のカラーテストパッチが、使用され
ている分光光度計又はその他のカラーセンサの性能尺度
(performance metrics)と互換性を有しており、カラ
ーテストパッチが、シート上において、シートがセンサ
の視野を通過するときにセンサの視野範囲内にある位置
に印刷されていることに、留意されたい。
【0021】また、これらのテストパッチイメージ及び
カラーが、デュアルモードバナーシート又はその他のカ
ラーテストシートページを印刷するように特に設計され
た記憶データファイルから、プリントイメージャに自動
的に送られてもよいこと、及び/又は、これらのテスト
パッチイメージ及びカラーが、バナーページを含むカス
タマジョブの内部に埋め込まれていてもよいことにも、
留意されたい。すなわち、後者の場合は、文書の著者又
は送信者によって印刷及び/又は生成されるか転送され
る電子文書に、直接に電子的に関連していてもよい。
【0022】分光光度計又はその他のカラーセンサがテ
ストパッチのカラーを読み取った後に、測定されたカラ
ーをシステムコントローラ又はプリンタコントローラの
内部で処理して、階調再生曲線を作成又は変更してもよ
い。次のバナーシート上のカラーテストパッチ、及び次
の印刷ジョブのカスタマー文書ページを、その新しい階
調再生曲線にしたがって印刷してもよい。各々の引き続
くバナーページから、新しい、すなわちさらに補正され
た階調再生曲線を生成するように、このプロセスを、各
々の引き続く印刷ジョブ及びそのバナーページ毎に繰り
返してもよい。プリンタのカラーイメージ印刷の構成要
素及び材料が比較的安定であり、比較的長期間のドリフ
トのみがあるならば、各印刷ジョブに対する通常の単一
のバナーページからカラーを測定し、この閉ループ制御
システムを使用することによって生成された階調再生曲
線は、少なくとも一つのカスタマー印刷ジョブに対し
て、又は、その後に印刷されるかなりの量のカスタマー
印刷ジョブに対してさえも、安定したカラーを得るため
の正しい曲線である。
【0023】しかし、プリンタによって使用される印刷
媒体に実質的な変化が生じたり、あるいは印刷されたカ
ラーにその他の突然で且つ大きな乱れ(次のデュアルモ
ードバナーシート又は他のカラーテストシート上のテス
トパッチに対する分光光度計出力によって検出できる)
があると、そのときには、引き続くカスタマー印刷ジョ
ブが、誤ったカラー再生を行うことがある。プリンタ
(又は新しい印刷ジョブ、あるいはその印刷ジョブに対
する印刷媒体における変化を特定する印刷チケット)に
おけるカスタマー印刷媒体が変更され、その印刷媒体の
変更が、その引き続く印刷ジョブに対する印刷されたカ
ラーの正確さに実質的に影響を与え得るようなものであ
るならば、印刷を継続することは望ましくなく、カスタ
マが許容できないカラーで印刷された次の引き続く印刷
ジョブは、廃棄されなければならない。そのような状況
では、突然のカラー印刷の乱れが検出されたら、通常の
印刷シーケンスを一旦中断し、代わりに、異なるカラー
テストパッチカラーで複数の付加的なカラーテストシー
トを連続して印刷し、結果をセンシングして、その新し
い印刷媒体に対して一致した(乱れのない)カラー印刷
を達成する新しい階調再生曲線に収束させ、その後には
じめて、カスタマ印刷ジョブの通常の印刷シーケンスを
再開することが、好ましい。これより、引き続くカスタ
マ印刷ジョブは、そのような所定数の連続した複数カラ
ーテストシート又はデュアルモードバナーページが印刷
された後に得られた、最終的な再安定化された階調再生
曲線を使用する。
【0024】しかし、本願は、分光光度計からの電気信
号を処理して、カラー補正テーブル、階調再生曲線、又
はその他のカラー制御を生成するための様々な可能性の
あるアルゴリズム(例えば、様々な引用文献を参照のこ
と)のいずれかの特定の一つに、関連していたり限定さ
れたりするものではない。したがって、それらは、ここ
で更に説明される必要はない。
【0025】上記のように、開示される再較正システム
の実施形態はプリンタから出力されている印刷済みシー
トに印刷されている実際のカラーを、印刷用にプリンタ
に入力されている電子文書の所期の(又は選択された、
あるいは「真の」)カラーと比較しながら定期的に測定
する、実際のオンライン「リアルタイム」カラー印刷カ
ラー較正又は補正システムにとって、重要な特徴であ
る。
【0026】各プリンタに専用の分光光度計を配備しな
ければならないので、以下の例で開示されるような、低
コストで比較的単純でありながら、それでも容易に再較
正される分光光度計は、そのようなオンラインカラー補
正システムに対するそのような「比色分析的計測」機能
にとっては、非常に望ましい。カラープリンタの印刷済
みシート出力でのある種の分光光度計の使用に関して、
関係がある特定の背景技術の特許としては、1995年
11月1日に出願(D/95398)されて1998年
5月5日付けで発行されたビットリオ・カステリら(Vi
ttorio Castelli et al.)に対するゼロックス・コーポ
レーションの米国特許第5,748,221号がある。
【0027】さらに背景技術として、様々な可能なカラ
ー補正システムが、様々なフィードバック、補正、及び
較正システムを使用しながら、分光光度計の出力信号を
利用することができる。これらの一般的な考え方及び多
くの特定の実施形態が、多くの他の特許(以下に引用す
るものも含む)の中で開示されているので、それらに関
して、ここでさらに詳しく説明する必要はない。すなわ
ち、プリンタに対するカラー制御システムのために、分
光光度計又はその他の電子的な印刷済みカラー出力の情
報を、フィードバック分析システムによって電子的に分
析して利用する。そのようなシステムでは、プリンタの
通常の印刷処理の間にあるインターバルで印刷された、
より低減された(より少ない)数のカラーパッチサンプ
ルを使用しながら、広い又は実質的に完全なカラースペ
クトルに対するプリンタのカラー出力を、相対的に実質
的に連続して更新できることが、望ましい。特に、19
97年1月21日に出願(D/96644)されたスチ
ーブン・J・ハリングトン(Steven J. Harrington)に
よるゼロックス・コーポレーションの米国特許出願第0
8/786,010号(これは、欧州特許庁により、1
998年7月22日付けで欧州特許出願公開公報第0
854 638 A2号として発行された)、及び、マ
イケル・ストークス(Michael Stokes)に対して199
7年3月18日付けで発行されたアップル・コンピュー
タ社の米国特許第5,612,902号に、特に留意さ
れたい。
【0028】オペレータの使用のためにカラープリンタ
によって自動的に生成されるカラーテストパッチを有す
るテストシートの他の例は、1997年2月18日付け
で発行されたピーター・H.ダンダスら(Peter H. Dun
das et al.)によるゼロックス・コーポレーションの米
国特許第5,604,567号に示されている。
【0029】カラー補正及び/又はカラー制御システム
を、カラーレジストレーション(色合わせ)システム又
はセンサと混同してはならない。これらのシステムは、
印刷されている各々のカラーイメージの位置をシフトさ
せるための位置情報を提供することなどによって、カラ
ーが、正確に重ね書きされて且つ/又はお互いに正確に
隣り合うように、正しく印刷されているようにするため
のものである。
【0030】プリンタのためのカラー制御又は補正シス
テムに関して引用されるその他の背景技術特許には、
「階調再生曲線の最適な再構築(Optimal Reconstructi
on ofTone Reproduction Curve)」という名称でL.
K.メスタら(L. K. Mestha etal.)に対して1999
年10月5日付けで発行されたゼロックス・コーポレー
ションの米国特許第5,963,244号(ルックアッ
プテーブルと、分光光度計サンプルカラーテストパッチ
の濃度計(デンシトメータ)の読みとを使用して、様々
なカラープリンタのパラメータを制御する)、ならび
に、ハリングトン(Harrington)に対して1996年1
2月に発行された米国特許第5,581,376号、ロ
ーレストンら(Rolleston et al.)に対して1996年
6月18日付けで発行された米国特許第5,528、3
86号、サカモトら(Sakamoto et al.)に対して19
81年6月23日付けで発行された米国特許第4,27
5,413号、シュライバー(Schreiber)に対して1
985年2月19日付けで発行された米国特許第4,5
00,919号、ローレストンら(Rolleston et al.)
に対して1995年5月16日付けで発行された米国特
許第5,416,613号、ロイドら(Lloyd et al.)
に対して1996年4月16日付けで発行された米国特
許第5,508,826号、ローレストン(Rollesto
n)に対して1995年11月28日付けで発行された
米国特許第5,471,324号、ワン(Wan)に対し
て1996年2月13日付けで発行された米国特許第
5,491,568号、ヨシダ(Yoshida)に対して1
996年7月23日付けで発行された米国特許第5,5
39,522号、ローレストンら(Rolleston et al.)
に対して1996年1月9日付けで発行された米国特許
第5,483,360号、ローレストンら(Rolleston
et al.)に対して1997年1月に発行された米国特許
第5,594,557号、ノイゲバウアー(Neugebaue
r)に対して1957年4月に発行された米国特許第
2,790,844号、シュライバー(Schreiber)に
対して1985年2月に発行された米国特許第4,50
0,919号、ワン(Wan)に対して1996年2月1
3日付けで発行された米国特許第5,491,568
号、ベストマン(Bestmann)に対して1996年1月2
日付けで発行された米国特許第5,481,380号、
ウエダら(Ueda et al.)に対して1997年9月2日
付けで発行された米国特許第5,664,072号、及
び、レビアン(Levien)に対して1996年8月6日付
けで発行された米国特許第5,544,258号が含ま
れる。
【0031】カラープリンタ又はその他の再生装置のた
めの自動カラー補正の技術分野に関するさらなる背景技
術として、特に、比色計(色彩計)又は分光光度計(前
述のように、これらの用語は、本願明細書では相互に置
換可能に使用され得る)からのフィードバック信号を使
用し、且つ/又は、印刷されたコピーシートがプリンタ
の出力パスを通ってフィードされる際に、その上のテス
トパッチの実際に印刷されたカラーを自動的に測定する
システムとしては、以下のものが挙げられる。1995
年11月1日に出願されて1998年5月5日付けで発
行された(代理人整理番号第D/95398号)「カラ
ー印刷マシンのための比色分析的計測、光沢、及びレジ
ストレーションフィードバック」という名称のV.カス
テリら(V.Castelli et al.)に対する前述のゼロック
ス・コーポレーションの米国特許第5,748,221
号(特に出力パスのテスト印刷比色計(色彩計)検出器
の詳細に留意されたい)、1997年3月18日付けで
発行されたマイケル・ストークス(Michael Stokes)に
対する前述のアップル・コンピュータ社の米国特許第
5,612,902号、1993年6月18日付けで出
願されて1996年4月23日付けで発行された、ウォ
ルター・ワフラー(Walter Wafler)に対するゼロック
ス・コーポレーションの米国特許第5,510,896
号(特に、オリジナルのカラーイメージ情報と比較し
て、走査されたカラーテストコピーシートからの情報か
らのカラー較正に関する第8欄に留意されたい)、及
び、1999年5月16日付けで発行された「自動化さ
れたイメージ品質の調整のために印刷出力がスキャナ入
力にリンクされているプリンタ」という名称のマンテル
及びL.K.メスタ(Mantell and L.K.Mestha)に対す
るゼロックス・コーポレーションの米国特許第5,88
4,118号(特に第6欄第45〜49行に留意された
い)。
【0032】カラー補正全般に関連しているが、上記及
びその他のシステムと共に使用されると有用であるか、
又はそれらに対する背景技術を提供する米国特許には、
1994年10月3日付けで出願されて1997年1月
14日付けで発行されたR.J.ローレストンら(Roll
eston et al.)に対する「ローカルプリンタの非線形性
を補正するカラープリンタの較正」という名称の前述の
ゼロックス・コーポレーションの米国特許第5,59
4,557号、1996年2月23日付けで仮出願され
て1998年9月15日付けで発行されたカラー測定サ
ンプルの低減に関するA.K.バタチャリヤ(A.K.Bhat
tacharjya)に対するセイコーエプソン社の米国特許第
5,809,213号、及び、1996年2月12日付
けで出願されて1998年6月2日付けで発行されたリ
チャード・A・フォーク(RichardA. Falk)に対するス
プラッシュ・テクノロジー社の米国特許第5,760,
913号(較正イメージがパーソナルコンピュータを有
する印刷システムに結合されたスキャナによって走査さ
れる)が、含まれる。
【0033】他に留意されたいものは、いずれも係属中
のゼロックス・コーポレーションの米国特許出願であ
る、マーク・A・シュオイアーら(Scheuer et al.)に
よって1998年5月22日付けで出願された「デバイ
ス・インディペンデントなカラーコントローラ及び方
法」という名称の米国特許出願第09/083,202
号(代理人整理番号第D/97695号)、リンガッパ
・K・メスタ(Lingappa K. Mestha)によって1998
年5月22日付けで出願された「動的なデバイス・イン
ディペンデントなイメージ」という名称の米国特許出願
第09/083,203号(代理人整理番号第D/98
203号)、マーチン・E・バントン(Martin E. Bant
on)によって1999年1月19日付けで出願された
「分散型デジタルイメージ処理システムにおける表示イ
メージの生成においてフィードバック及びフィードフォ
ワードを使用する装置及び方法」という名称の米国特許
出願第09/232,465号(代理人整理番号第D/
98423号)、及び、リンガッパ・K・メスタら(Li
ngappa K. Mestha et al.)によって1998年12月
29日付けで出願された「カラー調整装置及び方法」と
いう名称の米国特許出願第09/221,996号(代
理人整理番号第D/98428号)が、含まれる。
【0034】プリンタのカラー補正全般における問題点
という主題に興味を有する読者に対するさらなる公知の
背景技術として、カラーイメージ又は文書を入力するコ
ンピュータ及びその他の電子機器は、典型的には3色す
なわちRGB(赤、緑、青)のカラー信号を生成する。
しかし、多くのプリンタは、4色すなわちCMYK(シ
アン、マゼンタ、イエロー、及びブラック)信号を入力
として受け取ることができ、且つ/又は、そのような4
色の印刷カラーで印刷を行うことができる(但し、印刷
されたイメージは、対応するRGB信号として測定され
る)。ルックアップテーブルが普通は設けられて、各デ
ジタルRGBカラー信号値を、プリンタによる受領の前
後に対応するデジタルCMYK値に変換する。他の問題
点は、理想的なトナー、インク、又は染料という印刷材
料のカラーと印刷行為との理想的な関係が、シアン対レ
ッド、マゼンタ対グリーン、及びイエロー対ブルーの一
対一の対応関係を有するということである。このこと
は、印刷時に、シアンインクは赤色光のみを吸収し、マ
ゼンタインクは緑色光のみを吸収し、イエローインクは
青色光のみを吸収することを意味している。しかし、実
際のプリンタは、本質的に、印刷材料カラーと印刷行為
との間に非理想的な関係を有しており、したがって、複
雑な非線形の比色分析的応答を有している。また、特に
印刷された出力において、シアン、マゼンタ、及びイエ
ローのイメージング材料の間に相互作用が存在し、これ
が、望まれない又は意図されないカラーの吸収を生じさ
せる結果となる。一つ又はある範囲の入力デジタルCM
YK値が適切なカラーを生成するようにプリンタが最初
に較正された後であっても、CMYK値及び印刷された
カラーの全スペクトルは正確ではない。言い換えると、
印刷するように求められているか又は指示されているカ
ラーは、実際の印刷されたカラーと同じではない。
【0035】この不一致が生じる原因の一部は、部分的
には、プリンタを駆動するデジタル入力値とその結果と
して得られる比色分析的応答との間の関係が、複雑な非
線形関数だという点である。その応答又はその他の値を
「比色分析的である」とラベルすることは、その応答又
は値が、そのような測定器によって測定されたことを示
している。プリンタの比色分析的応答を適切にモデリン
グして利用可能な全スペクトル範囲にわたって線形性を
得るには、多くのパラメータが必要である。典型的に
は、カラー補正ルックアップテーブルが構築されて、こ
れが、上記の様々な文献に教示されるように、RGB比
色空間とCMYK値との間のマッピングを近似する。各
RGB座標は、典型的には8ビットの赤値、8ビットの
緑値、及び8ビットの青値によって表示される。これら
のRGB座標は、2563要素を有するルックアップテ
ーブルをアドレスすることができるが、2563個の値
の測定及び記憶は高価である。このため、このルックア
ップテーブルは、典型的にはもっと小型の16×16×
16(=4096)個のテーブル要素に区分され、それ
らの各々が、4次元CMYK値を記憶する。他のCMY
K値は、例えば三要素補間や四要素補間のような補間プ
ロセスを使用して既知のCMYK値を補間することによ
って、得ることができる。
【0036】カラー補正ルックアップテーブルは、CM
YKデジタル値のセットをプリンタに送り、結果として
プリンタから出力されるカラーパッチの比色RGB値を
測定し、入力値と測定されて出力された値との間の差か
ら、ルックアップテーブルを生成することによって、構
築されてもよい。より具体的には、カラー補正ルックア
ップテーブルは、非線形性、印刷パラメータの変動、及
び所望されないインクの吸収を補正して、プリンタに真
の対応するカラーを印刷させる。
【0037】カラー補正テーブルが構築された後に、実
際のプリンタの応答は、時間と共にドリフトする傾向に
ある。このドリフトを補正するために、このシステム
は、定期的に調整又は再較正される。カラー補正テーブ
ルを再較正するには、テストカラーパッチのセットを定
期的に印刷して再測定し、これをその後に、較正ソフト
ウエアによってカラーパッチのオリジナルセットと比較
する。しかし、再測定は、これまでは、より典型的に
は、再較正されているプリンタから離れて配置されたス
キャナ又はその他の測定装置によって実行されている。
この場合、オペレータが、スキャナ及び再較正ソフトウ
エアをマニュアルで再構成して、テストカラーパッチを
適切に認識して測定しなければならない。この際には、
オペレータが、オリジナルのプリンタ及びそのテストパ
ターン特性に従って、テストされているテストカラーパ
ッチを適切に特定することができるものと推定してい
る。さらに、カラー補正テーブルが一旦生成されると、
それは正しいプリンタに関連づけられていなければなら
ない。そうでなければ、異なるプリンタが、誤った補正
テーブルによって再較正されてしまうことになる。自動
オンラインカラー補正に関する上記で引用した文献は、
各プリンタに対する直接出力カラー測定値を提供できる
ことの重要な効果を、指摘している。
【0038】これより本発明はまた、上記の及びその他
の様々な問題点を克服する、カラープリンタの較正を援
助するための新規で且つ改良された方法を提供する。し
かし、特定の実施形態が、カラープリンタを較正して定
期的に再較正し、且つ/又はカラー補正テーブルを改訂
するという所望のアプリケーションに特に関連して説明
されているが、本願明細書で議論されている内容が、そ
の他の印刷装置、ならびにその他のカラーテスト及び補
正システムにおいて、様々なアプリケーションを見出す
ことができることに、留意されたい。
【0039】上記のように、高品質カラー複写アプリケ
ーションにおいては、システムの比色的性能をオンライ
ンで、一体化された分光光度計を使用してモニタするこ
とが、非常に効果的である。すなわち、印刷装置に、何
もなければ普通通りに印刷されるシートに、デジタルテ
ストパターン生成に基づいたカラーパッチを自動的に且
つ比較的頻繁に印刷させて、プリンタ出力におけるオン
ライン分光光度計に、カラーテストパッチが印刷された
これらの移動中のシートを正確に読み取らせて、印刷さ
れた出力カラーの測定信号を提供する。これには、従来
の実験室用分光光度計にとっては典型的ではないような
環境中及び条件下で、効果的に動作することができる分
光光度計が必要である。
【0040】この特に特定した実施形態の詳細に関し
て、伝統的な分光光度計は、通常は、一様な出力のため
には、較正表面ターゲットを含めてターゲットが分光光
度計に対して、典型的には静止状態に保持されて、ほと
んど直接的に接触されるように、正確に位置決めされて
いることを必要とする。対照的に、ここで開示されてい
るのは、対象となっている物体又はターゲットの位置決
めに対して比較的敏感ではない分光光度計である。この
間隔に対する鈍感さによって、この分光光度計は、ペー
パ位置が正確に制御されるような位置ではなく、印刷装
置のペーパパスにおける任意の都合のよい場所に位置さ
れることができる。さらには、様々な現存するカラープ
リンタの出力シートスタッカトレイに取り付けられても
よい。
【0041】ここで開示されているこの特定の実施形態
における特定の特徴は、印刷されたカラーテストパッチ
を有する印刷されたテストシートを含む印刷済みカラー
シートのための出力パスを有するカラープリンタのため
のカラー補正システムであって、較正された分光光度計
が前記プリンタ出力パスに設置されて、テストシートの
上のテストパッチに印刷されたカラーを、前記テストシ
ートが前記プリンタ出力パスを通って前記分光光度計を
通過する際にセンシングする。前記分光光度計は、前記
テストパッチを異なる照射カラーで順に照射する複数の
照射源と、電気出力信号を提供する光検出器センサと、
視野を有して前記テストパッチからの前期照射を前記光
検出器センサに伝達するレンズ系とを有し、これによっ
て、前記光検出器センサが、前記複数の照射源による前
記テストパッチの順次照射から前記異なる照射カラーを
感じたことに応答して、異なる前記電気出力信号を提供
する。前記分光光度計は、前記カラープリンタの前記出
力パスの一方の側に設置されて、前記テストパッチのカ
ラーを前記分光光度計によって測定する。前記分光光度
計を較正するための自動再較正システムの改良点として
は、静止較正テストパッチが、前記カラープリンタの前
記出力パスにおける前記分光光度計の反対側に、前記レ
ンズ系の前記視野内で設置されて、前記複数の照射源に
よって順に照射されるように位置決めされて、前記印刷
されたカラーシートが前記分光光度計と前記較正テスト
パッチとの間の前記出力パスに存在しないときに、前記
光検出器からの各較正信号を提供することが含まれる。
【0042】ここで開示されているさらに特定の特徴
は、個別に又は組み合わせとして、以下の内容を含む。
前記較正テストパッチは、標準白色タイルテスト表面で
あり、且つ/又は、前記カラープリンタの印刷されたカ
ラーシートのための前記出力パスのうち、前記較正テス
トパッチに隣接する少なくとも一部が、間隔をあけて隔
てられたバッフル(隔壁)によって規定されており、且
つ/又は、シートパスのバッフルが、前記較正テストパ
ッチに隣接する前記出力パスの少なくとも一方の端を規
定し、前記シートパスバッフルが、前記分光光度計に向
かい合う開口部を有して、前記較正テストパッチが、前
記開口部の後ろ側であるが前記開口部を通じて前記レン
ズシステムの前記視野の範囲内であるような、前記出力
パスの外部に設置されていて、且つ/又は、前記複数の
照射源が、前記較正テストパッチを各々の異なる照射カ
ラーによって急速に個別且つ順に照射するための回路を
有する複数の異なってフィルタリングされる照射源を有
していて、前記複数の照射源が、前記分光光度計の中
で、前記光検出器及びそれに対する前記レンズ系の周囲
にアレイ状に設置されていて、前記照射源の各々が、前
記較正テストパッチを実質的に同じ角度をなすように照
射するための個別のレンズ系を有していて、且つ/又
は、前記複数の照射源の各々が複数のLEDによって設
けられていて、このLEDの各々が異なるカラーフィル
タを有していて、且つ/又は、前記複数の照射源の各々
が10個以上のLEDを備えていて、且つ/又は、前記
複数の照射源の各々が、前記光検出器センサを囲み中心
軸を規定するリング状パターンであって、前記光検出器
センサと前記テストパッチからの前記照射を前記光検出
器センサに伝達するための前記レンズ系とが、前記中心
軸に位置合わせされていて、且つ/又は、前記カラープ
リンタが、前記出力パスにおける前記印刷されたシート
の位置をトラッキングするための従来の制御システムを
有していて、前記制御システムが、前記印刷されたシー
トが前記較正テストパッチを照射する前記レンズ系の前
記視野の範囲内にないときには、前記複数の照射源を定
期的に調整する制御信号を提供し、且つ/又は、カラー
プリンタの印刷済みシートの出力パスの片側に設置され
て、テストシートの上のカラーテストパッチに印刷され
たカラーを、前記テストシートが前記プリンタ出力パス
を通って前記分光光度計を通過する際に測定する分光光
度計を、自動的に再較正する方法であって、前記テスト
パッチが複数の照射源による複数の異なる照射カラーで
順に照射され、異なる照射カラーが前記テストパッチか
ら反射されて、電気出力信号を提供する前記光検出器セ
ンサによって検出されるようになっており、この方法
が、前記カラープリンタの前記出力パスの反対側に、前
記分光光度計に対向するように設置された静止較正テス
トパッチを、前記同じ複数の照射源によって順に照射し
て、前記印刷されたカラーシートが前記分光光度計と前
記較正テストパッチとの間の前記出力パスに存在しない
ときに、前記光検出器センサの前記電気出力信号から各
較正信号をある間隔で提供するするステップを含み、且
つ/又は、前記較正テストパッチが、標準白色タイルテ
スト表面であり、且つ/又は、前記出力パスにおける前
記印刷済みシートの位置を自動的にトラッキングして、
前記印刷済みシートが前記分光光度計と前記較正テスト
パッチとの間に存在しないときに、選択されたタイミン
グで前記同じ複数の照射源を順に活性化するステップを
さらに含む。
【0043】開示されているシステムは、従来の制御シ
ステムの適切な動作によって、接続、動作、及び制御さ
れてもよい。数多くの従来技術の特許及び商業製品によ
って教示されているように、様々な制御関数及び論理
を、従来の又は汎用マイクロプロセッサ用のソフトウエ
ア命令によってプログラミングして実行することは、公
知であり且つ好ましい。そのようなプログラミング又は
ソフトウエアは、もちろん、特定の関数、ソフトウエア
のタイプ、及び使用されているマイクロプロセッサ又は
その他のコンピュータシステムに依存して変化するが、
それらは入手可能であるか、又は、本願明細書の中で提
供されているような機能の説明、及び/又は従来技術で
ある関数のこれまでの知識を、ソフトウエア及びコンピ
ュータの分野で一般的な知識と組み合わせることによっ
て、過度の試行を行うことなく容易にプログラミング可
能である。あるいは、開示されている制御システム又は
方法は、標準的な論理回路又はシングルチップVLSI
設計を使用して、部分的に又は完全にハードウエアにて
実現されてもよい。
【0044】この説明の中で、「シート」という用語
は、紙、プラスチック、又はその他のイメージ用の適切
な物理的基材の通常のフィルム状の物理的シートをさし
ており、あらかじめカットされて供給されても、巻物状
(ウエブ状)で供給されてもよい。「コピーシート」
は、「コピー」と短縮して呼ばれるか、又は「ハードコ
ピー」と称されることがある。説明されるように、印刷
済みのシートは、「出力」とも呼ばれる。「印刷ジョ
ブ」は、通常は、関連した印刷済みシートのセットであ
って、通常は、1枚以上のオリジナル文書シート又は電
子文書のページイメージから、又は特定のユーザからコ
ピーされたか、あるいはその他の方法で関連付けられ
た、ページ順に揃えられた1つ以上のコピーセットであ
る。
【0045】ここで取り上げられている装置又はその代
替物の特定の構成要素に関して、一般的にそうであるよ
うに、そのような構成要素のいくつかは、それ自体は、
本願明細書で引用されたものを含めた他の装置又はアプ
リケーションでは既知であり、それらは、ここでも付加
的に又は代替的に使用されることがある。本願明細書の
中で引用されたすべての文献、ならびにそれらの引用文
献はすべて、付加的又は代替的な詳細、特徴、及び/又
は技術的な背景技術に関して適当であるときに、参照に
よって本願明細書にて援用される。当業者によく知られ
ていることは、ここで説明される必要はない。
【0046】上記および更なる特徴及び効果は、以下の
例ならびに請求項に説明されている特定の装置およびそ
の動作から、明らかになるであろう。これより、本発明
は、図面(模式図を除いて、ほぼ一定の縮尺に従ってい
る)を含めて、特定の実施形態の説明から、よりよく理
解されるであろう。
【0047】
【発明の実施の形態】図面中、特に図4では、異なるカ
ラーが、標準的な米国特許庁の白黒クロスハッチングに
よって表現されていることに、留意されたい。
【0048】図面を参照しながら、例示的な実施形態を
さらに詳細に以下に説明すると、図1及び図2には分光
光度計12を有するカラープリンタ10が示されてい
る。この分光光度計12は、図4に示されているような
移動しているテストシート30の上に印刷された、31
のような複数の異なるカラーのテストパッチを正確に読
み取るための、図3のような回路、又はその他の回路と
共に、使用され得る。テストシート30は、従来のコピ
ーシートペーパの上に、従来のカラープリンタ又は印刷
システム20(図5に示されている)によって、従来の
ように印刷され得る。開示されている分光光度計12
は、テストシート30が平坦でなかったり、及び/又
は、カラー測定中に分光光度計12からの間隔が変化し
たりしても、テストパッチ31のカラーを正確に測定す
ることができる。これより、測定は、プリンタの通常の
ペーパパスにおけるシート表面の位置の通常の変動によ
っては、影響されない。これにより、分光光度計12
を、プリンタ20(又は他のカラー再生システム)の通
常の印刷済みシート出力パス40の一端に、単純に設置
することが可能になる。
【0049】まず、図5の例示的なカラープリンタ20
をさらに詳細にここで説明すると、ここには、従来の電
子写真レーザカラープリンタが模式的に描かれており、
その詳細は当業者にはよく知られているので、ここで詳
細にあらためて説明される必要はない。そのような説明
の例は、例えば、ゼロックス・コーポレーションの前述
の米国特許第5,748,221号など、又はその他の
引用された従来技術文献に含まれている。光受容体ベル
ト26は、モータMによって駆動され、帯電後に、RO
Sポリゴン走査システム24によって、潜像がレーザに
よってイメージングすなわち露光される。各々のイメー
ジは、黒色トナーイメージ現像剤ステーション、及び/
又は3つの異なるカラートナーイメージ現像剤ステーシ
ョン42A、42B、42Cのうちのひとつ以上によっ
て、現像される。トナーイメージは、転写ステーション
32にて、入力トレイスタック36から供給されたコピ
ーペーパのシートに転写される。通常の文書イメージの
代わりに1枚以上のテストシート30が(あるタイミン
グで、且つコントローラ100によって選択されたカラ
ーテストで)印刷されている場合には、そのようなテス
トシート30の各々は、同じ又は別のシート供給スタッ
ク36から供給されることができて、そのイメージは通
常の方法で転写される。テストシート30は、それから
定着器34を通って、あたかも普通通りにカラー印刷さ
れている他の通常のシートであるかのように、同じ通常
の出力パス40に出力される。図4に示されているよう
に、テストシート30は、印刷ジョブの分離のためのバ
ナーシートとしても機能するデュアルモードシートであ
って、ユーザ名、文書タイトル、日時などのうちのひと
つ以上のようなバナーシート情報が、典型的に印刷され
ている。
【0050】しかし、ここでは、分光光度計12は、そ
の出力パス40の一端(又は出力トレイ44)に設置さ
れていて、実際の定着された最終印刷カラーをセンシン
グして、コントローラ100及び/又は双方向性(イン
タラクティブ)回路及び/又はソフトウエアを有するオ
ンラインカラーセンシング及び補正システム10に対す
る入力を提供する。コントローラ100、及びマシン2
0のペーパパスに沿ったシートセンサは、従来のよう
に、プリンタペーパパスにおけるシート位置の供給及び
トラッキングを制御する。コントローラ100、及び/
又は、各テストシート30の上の信託(fiduciary)マ
ーク33などに対する従来のセンサは、以下にさらに詳
細に説明するように、分光光度計12の回路に対する制
御又は駆動信号を提供して、テストシート30上の各テ
ストパッチ31のカラーを、そのテストシート30が出
力パス40における分光光度計30を通過して移動する
際に、テスト又は読み取ることができる。テストパッチ
31は、ブロック、ストライプ、又はその他のデジタル
的に選択されたべた塗りのカラーイメージとして、様々
な位置に様々な形状で形成されることができる。
【0051】これより、開示されている実施形態では、
カラープリンタ20によって印刷されているペーパ又は
その他のイメージ基材材料の複数のテストシート30
に、規定されたカラーのあらかじめプログラムされた複
数のテストパッチ31が、好ましくはテストシート上の
各カラーテストパッチの読み取り位置を知らせるための
信託マークとともに、自動的に印刷される。各テストシ
ートは、通常は、ここで取り上げられているコンパクト
で固定位置にある分光光度計12を通過して移動する。
この分光光度計12は、通常の定着器後のマシン出力パ
ス40の片側に控えめに設置されて、通過していくシー
トの照射及び観察の両方を行う。これは、テストシート
を取り除いて静止状態に保持し、標準比色計をテストシ
ートの上で移動させなければならない従来のシステムと
は、対照的である。
【0052】分光光度計12はコンパクトではあるが、
10個の異なるカラーサンプリング照射源を有してお
り、これらは、リング状に設置されて順に駆動されるL
ED(D1〜D10)として設けられている。各々のL
EDは、16及び17のような異なるカラーフィルタを
有しているが、各々が18及び19のような同じ単純な
コンデンサレンズを有しており、このコンデンサレンズ
が、図1及び図2に示され且つ図3を参照して以下にさ
らに説明されるように、各LEDの出力を同じターゲッ
ト領域に一様に向けさせる。システム10のこの実施形
態における通常のターゲット領域は、もちろん、カラー
テストパス31である。図2に特に示されているよう
に、LEDの任意のひとつによる照射により、ターゲッ
トからは(テストパッチ及び選択された照射源の両方の
カラーに応じて)様々なレベルの反射光が生じて、これ
らが単一の中央レンズ13によって集光され、レンズ1
3によって単一の光センサD12の上および(あふれに
より)その周囲に、フォーカスされる。図2には、点線
の光線によって、LED照射、及び3つの例示的なター
ゲット点A,B,及びCの、投射レンズ13(この例1
3では単純な二要素レンズ)によるレンズ13の焦点面
上のC’、B’、及びA’へのフォーカス状態を、描い
ている。3つのターゲット点のうち、Bがターゲットの
中心にあり、そのイメージ点は、光センサD12の中心
に位置している。A及びCは、テストパッチ31領域の
外側にあり、それらのイメージ点C’及びA’は、光セ
ンサD12の(小さな固定)領域の外側に位置してい
る。
【0053】ここでは、図1及び図2において、従来の
ガラス又はプラスチックレンズが描かれているが、その
代わりに、ファイバ光学系やセルフロックレンズを使用
してもよいうことに留意されたい。ファイバ光学系は、
LEDからの照射を導くために使用される。また、望ま
れるときには、集光ファイバ光学系を使用して、例え
ば、検出光センサD12をレンズ13の焦点面から離し
て、間隔をあけてもよい。
【0054】オンラインカラーセンシングシステム10
のこの開示されている実施形態で使用されているよう
に、この低コスト多素子分光光度計は、プリンタ20の
コピーシート出力パス40に設置されており、プリンタ
20のCMYKカラー生成のカラー印刷の正確さを、顕
著に少ない枚数の印刷済みテストシート30を使用して
自動的に制御且つ駆動するカラー補正システムの一部と
みることができる。このカラー補正システムは、コピー
シートの上に印刷された比較的小さな一連のカラーテス
トパターンを、その出力時に順に観察することができ
る。入力信号としての各カラーパッチに対して分光器が
検出した複数の出力カラー信号によって、カラー補正を
行うひとつ以上の数学的な技術により、必要とされる印
刷済みテストパッチの数を、著しく減らすことができ
る。例えば、約10個の異なるカラーサンプリング照射
源を有する分光光度計では、約100〜200のテスト
パッチ、又は各々が約25のカラーパッチを有するわず
か4〜8枚のテストシートを必要とするのみであるのに
対して、伝統的なマシンカラーマッピングでは、約10
00個のテストパッチ、又は40枚のテストシートを必
要とする。また、説明され且つ図4に示されるように、
テストシートは、望ましくは、印刷ジョブを分離するた
めにプリンタがいずれにしても自動的に生成するカバー
シート(「バナー」シート)の上にカラーテストパター
ンを付加的に印刷したものであるか、及び/又は、プリ
ンタの「サイクルアップ」時(プリンタの再起動時)に
印刷されるテストシートであることができる。これによ
り、カラーテストシートの印刷のためにそのプリンタに
よる通常のカラー印刷が中断される回数がさらに減らさ
れるか、又はそのような中断が生じなくなる。
【0055】ここで開示されている正確なカラー制御シ
ステムは、このように、カラー印刷入力信号に対する現
在のマシンのカラー印刷応答を定期的にテストして記憶
し(アップ・トゥ・デートモデル)、「デバイスインデ
ィペンデント」なLAB(又はXYZ)カラー入力を
(後に印刷用にデバイスディペンデントなRGB又はC
MYKカラー空間に変換するために)再マッピングす
る。この情報はまた、各々の異なるマシンについて、シ
ステム又はネットワークサーバの中にプロファイルされ
る(及び/又はカラー操作のためにCRTコントローラ
上に表示される)こともできる。
【0056】次に、図1及び図2に示される例示的な分
光光度計12の構造を説明すると、ここで開示されてい
る分光光度計は、小型且つコンパクトで、単純であって
容易に製造でき且つ低コストなものであって、カラーテ
ストパッチ31のような測定対象になっている対象物と
センシングヘッドとの間の距離には鈍感であるように、
光学的に設計されている。説明されるように、この特徴
の特定の効果とは、この分光光度計12が、複写装置の
透明パスにおけるペーパ上のイメージを、測定のために
ペーパの動きを止めたり、狭い間隙又は密接に限定され
たバッフルの間にペーパを無理に通したりすることな
く、動的に測定できる点であり、これによって、付加的
なUMCを必要とせず、且つペーパパスにおける限定さ
れた又は制限的な箇所により紙詰まりの発生する確率を
増してしまうことなく、現存する又は従来のペーパパス
を使用することが可能になっている。
【0057】序論にて述べたように、カラー複写マシン
における主要なチャレンジは、見た目は「オリジナル」
と同一であるようなイメージの再生であり、このオリジ
ナルが、スキャナ又はデジタルコピー機のプラテン上で
スキャンされたハードコピーイメージの電子イメージで
あるか、あるいは、PC又は端末、ネットワーク、テー
プ、磁気ディスクなどからのカラー符号化デジタル情報
のストリームであるかは問わない。モノクローム、すな
わち白地に黒のコピー機又はプリンタでは、マシン内部
のセンサ及び接続されたフィードバック制御システムに
より、個別のマーキングプロセスの構成要素の制御を通
じて、適切な出力プリントの外観マッチングを実行する
ことが可能である。これらには、静電電圧計(ボルトメ
ータ)、濃度計(デンシトメータ)、及びトナー濃度セ
ンサが、他のものと共に含まれている。特に、光受容体
上の現像されたトナーテストパッチの測定による。人間
の目は、白いイメージ上のイメージ密度の変動には、比
較的鈍感である。しかし、カラーイメージでは、人間の
目は、イメージの正確さにはるかに敏感である。イメー
ジの正確さそれ自身は、明るさ/暗さにおいて一次元的
に現れるだけでなく、色調、飽和度(彩度)、及び明度
に三次元的に現れる。電子写真又はその他のカラーイメ
ージの再生時の最高品質を生成又は補正するためには、
分光光度計を出力ペーパパスの定着器の後に位置させ
て、現像且つ定着されたカラーテストパッチの相対反射
率を測定して、完成したプリントの良好なカラー再生を
実現又は維持するために、プリンタのカラー処理及び/
又はカラーイメージデータにより完全な補正を行うよう
にすることが、必要になることがある。
【0058】CIEによって提示された産業基準に適合
し、且つカラー測定時に光沢を拾うことを避けるため
に、カラー測定のためのテストパッチの照射は、カラー
テストパッチが印刷されている媒体の表面に対して、4
5度の角度を有するべきである。さらに、その標準のた
めに、カラーテストパッチの測定は、カラーテストパッ
チの表面に対して90度の角度(垂直)にて、(照射さ
れている)テストパッチから拡散的に散乱された光束を
使用して、実行されるべきである。理解され得るよう
に、これは、分光光度計12によって実現される。
【0059】複写マシンにおける出力分光光度計の実現
時に克服されるべき大きなチャレンジは、反射光束の反
復的な収集である。収集される光束量は、光束収集光学
系(ここではレンズシステム13)の入射瞳に対向する
立体角に比例する。
【0060】説明されているように、従来技術の分光光
度計、比色計、及び濃度計では、測定中に、測定対象の
ターゲットを一定の所定の位置に保持する必要があり、
典型的にはこれは、装置のセンシングヘッドに取り付け
られたか又はそれに隣接して接近して保持された参照表
面に対して、ターゲット材料を物理的に押し付けること
によって達成される。
【0061】対照的に、現存するプリンタペーパパスに
おける印刷媒体の位置は、ペーパパス平面に垂直な方向
において、たいていのペーパパスでは制御されていな
い。これは、図2及び図6に示されるように、ペーパが
通常は、ペーパの厚さよりもはるかに広い間隔(好まし
くは数mm)を隔てて配置されているバッフルの間を、
移動するからである。ペーパは、しわ寄せフィードロー
ラによって、意図的に波打つようにされることさえあ
る。
【0062】ひとつの解決策は、ペーパパスに付加的な
装置を置くことによって、媒体を測定間隙に機械的に制
約することである。しかし、前述のように、これは、付
加的な構成要素に関連するコストの増加、及びペーパパ
スに狭窄部が必要とされることによる紙詰まりの増加の
可能性のために、望ましい解決策ではない。
【0063】この例における解決策とは、その代わり
に、分光光度計と測定されているカラーターゲット媒体
との間の相対的な移動に比較的鈍感な新規な分光光度計
12を設けることである。これは、媒体の干渉を最小化
し、センサの配置における構造的な多機能性を可能に
し、さらに正確に実行されればセンサUMCのわずかな
インクリメントの付加のみを必要とするに過ぎないの
で、はるかに望ましい解決策である。ここで設けられる
分光光度計12は、その出力が、測定対象になっている
媒体の表面からの移動に比較的鈍感であり、それにもか
かわらずコンパクト且つ安価で、そのために、従来の複
写マシンの通常の(且つ無制約の)出力ペーパパスにお
ける費用対効果の高い配置に適している。
【0064】本願明細書で別の方法で説明しているよう
に、図2の分光光度計12において、選択された光源D
1(その時点で照射されているもの)からの光束は、コ
ンデンスレンズ18によってコリメートされ、印刷媒体
31上のテストパッチに照射されているように、示され
ている。照射された領域の反転イメージが、投射光学系
13によって検出器D12の平面に形成される。この反
転イメージは、検出器D12の領域からあふれでてい
る。説明されるように、その光学系の倍率を1:1に選
択することによって、第1次的に、検出器によって検出
されるイメージにおけるエネルギー密度が、媒体とセン
シングヘッドとの間の間隔に対して不変になる。光学系
13によって収束されたテストパッチ31からの光エネ
ルギーは、投射レンズ18に対向する立体角に比例して
いる。数学的には、媒体から光学系までの変位rが変化
すると、イメージ内の全エネルギーが、立体角に応じて
変化し、r−2(r=-2)に比例する。媒体からセンサ
までの間隔における変動も、対応する仕方でイメージサ
イズに影響を与える。1:1のイメージング光学系に対
しては、倍率は変位の逆数r−1(=r-1)として変化
し、これが、r−2(=r-2)に比例するイメージ面積
の変化を作り出す。これより、イメージエネルギー密
度、すなわち単位面積あたりのエネルギーは、第1次的
に、変位に対して変化しなくなる。検出器はイメージ内
の固定領域をサンプリングするので、第1次的に、その
出力は間隔に対して変化しなくなる。
【0065】このことを別の表現で表すと、1:1の倍
率を有する感光性検出器D12に対する集光レンズによ
り、ターゲット領域が距離にしてプラスマイナス3mm
ほど変化したとしても、感光性検出器D12の固定露光
領域が照射されたターゲット領域から得る1平方ミリメ
ートルあたりのエネルギーは、mV単位でほとんど同じ
値である。あるいは、この例では、ペーパパスにおける
テストシート表面の変位又は移動の自由度は、プラスマ
イナス3mmである。
【0066】数学的にさらに説明を加えると、2fとい
う共役であるイメージ及び物体において、システムの倍
率が1:1であると考えると、媒体の変位におけるわず
かな変動dに対して、イメージ面積が〜(2f+d)^
−2(ほぼ(2f+d)-2)であり、イメージ内の全エ
ネルギーが〜(R+d)^−2(ほぼ(R+d)-2)で
あり、イメージエネルギー密度(イメージエネルギー/
イメージ面積)は、これより、倍率1:1では「d」に
依存しなくなる。
【0067】1:1という倍率は、これより、検出器光
学系において最もよい動作点である。1:1が好ましい
が、0.9:1〜1.1:1の範囲、すなわちおよそ
1:1が、いくつかの状況下では使用可能であると考え
られる。レンズ13(光センサD12の受光部分の固定
領域に対するレンズ)の倍率を「およそ」1:1にする
ことは、ここでは、光センサ上の光強度の第1次的な正
確さ、及びこれよりその出力信号における第1次的な正
確さを、1:1の前後の限定された範囲に対して得るこ
とができることを意味している。その範囲は、前記第1
次的なカラー反射率測定の正確さの範囲内で、分光光度
計12からのターゲット間隔について、少なくともプラ
スマイナス約2.5〜3mmの変動を許容している。こ
れにより、その点におけるペーパパスを規定又は制限し
ている対向バッフル間の通常の間隔として、約6mm又
はそれ以上の間隔が許容される。
【0068】これより、テストパッチからの照射を光検
出器に伝達するこのレンズ系は、テストパッチと分光光
度計との間の変位量における変動が少なくとも6mmま
でであれば、光検出器センサによって提供される電気信
号を、効果的に変位に対して鈍感なものにする。これに
より、横方向の移動における動きの自由さに関する対応
する許容量(及び対向するバッフルの間隔)、及び/又
はシートのカールやしわの許容量が、テストシートを含
めて、前記カラープリンタの出力パスにおける印刷済み
シートの全てに対して、提供されることが可能になる。
すなわち、テストシートは、分光光電計に対して押し付
けられたり、あるいはこれに接近して制約されたりする
必要はなく、またプリンタ出力パスは、この点に関して
改変される必要はない。
【0069】タイミング中のこの点におけるレンズシス
テム13の現時点での好適な焦点長さは、約32mmで
ある。これは、センサに望ましく集光される光エネルギ
ーの量と、適度なサイズの分光光度計パッケージ内の移
動に対する鈍感さの達成との間の、よいトレードオフ点
のようである。異なる焦点長さのレンズを使用すること
ができるが、全体的な共役度(テストパッチとそのイメ
ージとの間の距離)は、同じように移動に対して鈍感な
振る舞いを維持するために、対応するように大きくなる
必要がある。
【0070】そのような例示的な本発明の移動に鈍感な
光学系分光光度計を用いると、検出器出力は、前記の±
約2.5〜3mmの移動範囲で、より離れた媒体に対し
ては約1.5%だけ増加し、より接近した媒体に対して
は約0.5%だけ増加した。この振る舞いはまた、Ligh
t Tools(登録商標)ソフトウエアを使用してモデル化
された。ゼロックス・コーポレーションのDC40カラ
ープリンタのペーパパスにおけるペーパ上のテストパッ
チを読み取るように配置されると、静止状態で測定され
たレッド/イエローのテストパッチに対するL*a*b
の測定値に比較して、ΔEを約±14から±2より低い
値まで、首尾よく低減された。*は乗算を示す。
【0071】この概念は、好適であるオンボードハイブ
リッドチップを含めて様々な技術又は従来の構成要素に
より実現可能であって、特に、図示されている複数のL
EDに対する単一のオンボードチップ又はボードを提供
する。そのアーキテクチュアでは、可視スペクトルをカ
バーするような異なる波長を有するLEDダイを適切に
選択して、PWB上のリング状パターンに形成してもよ
い。図3を参照してさらに説明されるように、各LED
は、順に点灯されてもよい。図2に示されているよう
に、各LEDからの光束はコリメートされ、中心方向に
向けられて、分光光度計12の中心の下の同じテストパ
ッチに照射される。その位置も、レンズ13の中心軸上
にあり、そのレンズ13は、図1に明瞭に認められるよ
うに、LEDのリング又は円の中心に位置している。こ
れが、照射されたパッチの1:1イメージを、その同じ
中心軸上の単一の検出器D12に投射させる。テストパ
ッチが各々の個別のLEDによって首尾良く照射された
ときに検出器D12の出力を記録することによって、テ
ストパッチの反射率を、異なる波長の関数として決定す
ることができる。この分光光度計12の例におけるよう
に、10又はそれ以上の異なるLED出力波長から、異
なる波長の関数としてのテストパッチの反射率を、可視
スペクトル全体にわたって外挿又は内挿することができ
る。
【0072】プリンタのアーキテクチュアには無関係
に、測定は、媒体が分光光度計12のセンシング間隙を
通過するときに、リアルタイムで行われる必要がある。
分光光度計12に対する好適なテストパッチのサイズ
は、約12〜20mmであり、その測定には、約20m
sの時間がかかることがある。
【0073】図3は、ここでは一般的に、簡便さのため
にコントローラ100の一部として示されている、図1
及び図2のLED分光光度計12の例示的なLEDドラ
イバ及び信号処理回路の、模式的なブロック図である。
このLED分光光度計12は、全体として又はその一部
が、別個の回路であることができるが、望ましくは、分
光光度計それ自身に、全てのLEDに対する単一のドラ
イバチップ又はダイを有している。ここでは「LEDド
ライブ、信号獲得、及びデータ有効論理」とラベルが付
けられた、回路110からの通常のタイミング信号に応
答して、各LEDは、各々のトランジスタドライバQ1
〜Q10を短時間にオンすることによって、順にパルス
を発する。これによって、各LED D1〜D10は、
各抵抗R1〜R10を通る共通電圧源からの電流によっ
て、オンされる。10個の各LED D1〜D10の1
0個の異なる例示的なフィルタ処理済み光出力カラー又
は波長は、この図3では、これらのLEDの各々の隣に
ある文言によって、示されている。これより、各LED
は、一度にひとつずつ順に駆動されて、図2に示されて
いるフィルタ16のような各々の異なるカラー用フィル
タを通じて、順に光を伝える。
【0074】この例のLEDは、一度にひとつずつ順に
オンされるが、このシステムが、これに限られるもので
はないことに、留意されたい。対向する又は対向して角
度が付けられた照射源のような2つ以上のLED又はそ
の他の照射源を、同じターゲット領域上で一度にオンさ
せることが望ましいような測定モードが、有り得る。
【0075】やはり図3の例に描かれているように、右
側では、各々の活性化されたLEDのカラー又は波長
は、従来の回路又はソフトウエアによって測定されて、
ホトダイオードD12の出力を増幅112及び積分11
4して、この信号又は情報を、サンプル・ホールドステ
ージ116に向ける。このステージ116は、回路11
0から示されているイネーブル信号入力によって開放さ
れると、ここではVoutとして示されている出力信号を
提供する。ステージ116はまた、付随した「データ有
効」信号も提供する。説明したように、対応するLED
パルスレート及び検出器のサンプリングレートは、急速
にペーパパスを移動していく高速プリンタ移動シートの
ためにも、移動している通常サイズのコピーシート上の
複数の適度なサイズのカラーテストパッチの各々をサン
プリングするにあたって、十分にクリティカルなもので
はなく、迅速なものでもない。しかし、共通のLEDド
ライバチップ電源を短時間の間にパルス化することによ
って、それを超えると連続モードになることが可能であ
るような短期LEDドライブ電流を提供し、より高い光
束の検出信号が獲得される。これよりテストパッチは、
より短時間のうちに測定される。いずれの場合にも、こ
こではキャパシタC1及び積分器114などにより信号
を積分することによって、S/N比の改善が達成され
る。
【0076】当業者は、図3が、比較的単純で且つ直接
的な回路を示しているように見えるかもしれない。これ
は、オンボードハイブリッドチップアーキテクチュアの
中に、容易に実現されることができる。
【0077】付加的な従来のLED発光体及び検出器
を、集積化するか又は別個に設置して、図4のテストシ
ート30上に示されている白黒の信託又はタイミングマ
ーク33から白黒の信託又は制御信号を検出して、分光
光度計の視野内に各々の隣接するテストパッチ31が存
在することを示してもよい。しかし、プリンタ20のコ
ントローラ100にて従来からすでに提供されている十
分に正確なシートタイミング及び位置情報を用いれば、
そのような信託マーク33は必要ではないことがあり、
各テストパッチ31が分光光度計検出器の視野を通過す
るタイミングは、ペーパパス40内の各テストシート3
1の先頭端の既知のタイミング位置から、既に入手可能
である。
【0078】本発明の分光光度計再較正システムの特定
の例の詳細に関して、分光光度計LEDのスペクトルエ
ネルギー出力の各々の個別の較正が、分光光度計に対す
る標準白色タイルテストターゲットを使用して、各LE
D測定値を反射率値に変換することによって行われ得る
ことが、当該技術分野では一般的に知られている。しか
し、ここで示されているように、分光光度計がプリンタ
のシートパスに設置されている場合には、この較正は、
頻繁且つ自動的に、分光光度計をプリンタから取り外す
ことなく、行われることができる。すなわち、プリンタ
における移動シートのペーパパス40の一端に配置され
た分光光度計12とともに、図2、図5、及び図6に示
されている47のような標準白色較正タイルテスト表面
が、ペーパパス40の他端に分光光度計12に対向する
ように、但し光センサD12及びそのレンズシステム1
3の視野内に配置され、図6(図2とは対照的に)に示
されているように、シート間ギャップ(プリンタのシー
トパスにおける印刷済みシートの間の通常の間隔)のう
ちの任意の選択された、又はその全ての間に、分光光度
計を取り外したり再フォーカスさせる必要なく、再較正
を実行することができる。
【0079】具体的には、図6のような印刷シートの間
のタイムインターバルにおいて、及び/又は印刷サイク
ルの前後のように、分光光度計12のセンシング位置又
はターゲット領域内の出力パス40にシートが存在しな
いときに、分光光度計12は、ペーパ出力パス40の反
対側に設置された(付加的な)標準白色タイルテスト表
面又は較正プレート47を自動的に見て、これによって
較正されることができる。
【0080】これは、ペーパパス40の反対側(又は図
示されているように外側)に設置された、単純なテスト
ターゲット領域47であってもよい。レンズ系13又は
光センサD12の焦点に位置する必要はなく、視野内で
完全に照射されるように十分に大きくありさえすればよ
い。この標準白色較正ターゲット47は、その場所に存
在しているペーパパスのバッフル上に、テープ留め、の
り付け、又はペイントされてもよい。好ましくは、ここ
で描かれているように、この較正テストターゲット47
は、取り外し可能なプレートであって、清掃、交換、あ
るいは診断又はその他の目的でグレイ又はその他の異な
るカラーのテストタイルと置換するために、プリンタか
ら容易に取り外し可能なように、端に設置されている。
【0081】示されているように、この較正テストター
ゲット47は、好ましくは、そのバッフルの開口部48
の後ろに位置している。すなわち、図2及び図6に示さ
れているように、白色タイルターゲットパッチ47は、
対向するペーパパスバッフルの外側に、但しペーパパス
40及びそのバッフルの48のような孔の両方を通じて
レンズ13から依然として見えるような位置に設置され
ることによって、出力パス40の外側に設置されてもよ
い。これにより、白色較正表面47と出力パス40を通
過していくシートとの接触を避けることによって、白色
較正表面47のコンタミネーションを低減することがで
きる。較正テスト表面ターゲット47は、ここで描かれ
ているものよりも更に出力パス40の外側に離れて、例
えば、バッフル開口部の後ろに間隔を空けて配置された
別の設置表面上に、設置されるようにしてもよい。これ
は、再較正プロセスにとって、この間隔はクリティカル
なものではなく、レンズシステム13の倍率もクリティ
カルではないからである。これは、間隔を隔てて配置さ
れて出力パス40を規定するバッフルの間であればどこ
にでも移動することができるテストシート30上のテス
トパッチとは異なり、較正テスト表面47及び光検出器
D12が固定された位置にあって、較正テスト表面47
が常に光検出器D12から同じ距離にあるためである。
テスト表面47及び分光光度計12の出力パス40位置
が実質的に垂直な方向であることが、潜在的なコンタミ
ネーションを減らすために好ましい。なぜなら、テスト
表面47が出力パス40に平行だからである。しかし、
開示されているシステムは、このような方向又は出力パ
スの位置に、限定されるものではない。
【0082】較正ターゲット47は、図6に示されてい
るように、出力シートの間に、又はそうでなければテス
トターゲット47がペーパパス40にそのタイミングで
存在するペーパシートによって覆われないようなところ
であればどこであっても、分光光度計12によって照射
され且つ見られるように、配置される。LEDは、全て
が迅速に順に駆動されて、この固定された較正ターゲッ
ト47を順に照射し、これによって光検出器D12に、
そのタイミング点における各LED出力に対する電気信
号を与える。もちろん、この再較正は、プログラム可能
なあらかじめ選択されたタイムインターバル時、又は、
マシン利用のインターバル時、マシンのサイクルアップ
時に、及び技術的な修理診断の実行時にのみ行われれば
よく、出力パス40における全てのシート間ギャップに
対して行われる必要はない。
【0083】この較正システムは、そのタイミング時点
における較正タイル47上の各LEDの個別の出力エネ
ルギーを、光センサD12からの各反射率測定値に変換
することができる。その較正データは、以前にコントロ
ーラ100又はその他の場所に記憶された標準白色タイ
ルの特性データと電子的に比較されて、分光光度計12
に対する較正データを提供することができる。この較正
データは、生成されたカラーテストパッチの他のデータ
の構成のために使用されることができる。この較正デー
タは、印加電流又は電圧(個別にプログラム可能であれ
ば)を調整するか、又は各LEDのオン時間を増加する
ことによって、個別のLED出力エネルギーを調整し
て、LEDの劣化(エージング)又はその他の出力の変
化を調整するために使用されることができる。ここで、
光検出器D12の出力信号は、本実施形態においてのよ
うに、積分される。
【0084】白色タイルそれ自身はよく知られており、
ラボ・スペース社、BCRAなどから商業的に入手可能
である。較正プロセス自身、特に初期較正は、当該技術
分野ではよく知られている。例えば、Xライト・アンド
・グレイタグ社は、クレーティングベースの装置に対し
てこの方法を使用しており、カラーサビィ社及びアキュ
ラシー・マイクロセンサーズ社は、これらの技術を日常
的に使用している。
【0085】分光光度計の初期較正データは、所望であ
れば、分光光度計と共に出荷される集積PROM IC
に記憶されてもよい。あるいは、LED出力の初期較正
データは、分光光度計の出力を分析するために使用され
るソフトウエアの中に、プリンタコントローラ100又
はその他のシステムプリントサーバのディスクストレジ
又は他のプログラム可能なメモリにそれをロードすると
いうような、他の既知の方法で、プログラムされてもよ
い。
【0086】ここで開示されてきた実施形態は好適なも
のではあるが、この教示から、様々な代替、改変、変
更、又は改良が当業者によって行われ得ることが理解さ
れるであろう。それらの代替、改変、変更、又は改良
は、添付の請求の範囲に含まれることが、意図されてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で使用され得る分光光度計のひとつの
例又は実施形態の上面図である。
【図2】 図1の分光光度計の線2−2に沿った断面図
であり、プリンタの出力パスを移動しているテストペー
パにおけるテストパッチのカラーの測定を示している図
である。
【図3】 図1及び図2の例示的な分光光度計の動作と
共に使用され得る回路の一例の模式図である。
【図4】 図1及び図2の分光光度計によって読み取ら
れる複数のカラーテストパッチを有する、カラープリン
タによって印刷され得るテストシートの一例の図であ
る。
【図5】 図4のテストシートを印刷し、それらのテス
トシートが、その通常の出力パスにおける図1及び図2
の分光光度計の出力の近傍を通過している間に、これら
のテストシートを順に読み取る、他の点では従来通りの
カラープリンタを模式的に示す図であって、図1及び図
2の分光光度計が、ここでは対向する較正テスト表面と
は反対側のシート出力パスの端に設置されて描かれてい
る図である。
【図6】 図2と同様の図であるが、本発明の自動再較
正システムが順次照射によるシート間ギャップに収納さ
れているときの、プリンタ出力パスにおける印刷された
シートと、プリンタ出力パスにおける図1、図2、図
3、及び図5の分光光度計とは反対側に設置された白色
タイル標準較正テスト表面との、相対的な位置関係を示
す図である。
【符号の説明】
10 カラープリンタ、12 分光光度計、13 投射
レンズ(レンズ系)、16、17 カラーフィルタ、1
8,19 コンデンサレンズ、30 テストシート、3
1 テストパッチ、40 印刷済みシートの出力パス、
47 標準白色較正タイルテスト表面(テストターゲッ
ト領域)、48 バッフルの開口部、100 コントロ
ーラ、D1〜D10 LED、D12 光センサ、A、
B、Cターゲット点、A’、B’、C’ イメージ点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01J 3/52 G01J 3/52 G03G 15/00 303 G03G 15/00 303

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラープリンタの印刷済みシートの出力
    パスの片側に設置された分光光度計を自動的に再較正す
    る方法であって、 前記分光光度計は、テストシートの上のカラーテストパ
    ッチに印刷されたカラーを、前記テストシートが前記プ
    リンタ出力パスを通って前記分光光度計を通過する際に
    測定し、前記テストパッチが複数の照射源による複数の
    異なる照射カラーで順に照射され、異なる照射カラーが
    前記テストパッチから反射されて、電気出力信号を提供
    する前記光検出器センサによって検出され、 前記方法が、前記カラープリンタの前記出力パスの反対
    側に、前記分光光度計に対向するように設置された静止
    較正テストパッチを、前記同じ複数の照射源によって順
    に照射して、前記印刷済みカラーシートが前記分光光度
    計と前記較正テストパッチとの間の前記出力パスに存在
    しないときに、前記光検出器センサの前記電気出力信号
    から各較正信号をある間隔で提供するステップを含む、
    方法。
  2. 【請求項2】 前記較正テストパッチが、標準白色タイ
    ルテスト表面である、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記出力パスにおける前記印刷済みシー
    トの位置を自動的にトラッキングして、前記印刷済みシ
    ートが前記分光光度計と前記較正テストパッチとの間に
    存在しないときに、選択されたタイミングで前記同じ複
    数の照射源を順に活性化するステップをさらに含む、請
    求項1に記載の方法。
JP2000349813A 1999-11-24 2000-11-16 分光光度計を自動的に再較正する方法 Expired - Fee Related JP4541529B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/448987 1999-11-24
US09/448,987 US6351308B1 (en) 1999-11-24 1999-11-24 Color printer color control system with automatic spectrophotometer calibration system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001194856A true JP2001194856A (ja) 2001-07-19
JP4541529B2 JP4541529B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=23782432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000349813A Expired - Fee Related JP4541529B2 (ja) 1999-11-24 2000-11-16 分光光度計を自動的に再較正する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6351308B1 (ja)
EP (1) EP1103798B1 (ja)
JP (1) JP4541529B2 (ja)
DE (1) DE60042727D1 (ja)
MX (1) MXPA00010922A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7650093B2 (en) * 2004-04-21 2010-01-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming device, calibration method and storage medium storing program
JP2014016243A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Muto Kogyo Kk 分光光度計診断システム及び方法
US9267841B2 (en) 2011-06-23 2016-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Color measurement device and image forming apparatus
JP2017090255A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 コニカミノルタ株式会社 読み取り装置及び読み取り制御方法並びに読み取り制御プログラム
CN109855734A (zh) * 2018-12-27 2019-06-07 浙江农林大学暨阳学院 用于间接测量昆虫体表光谱反射比的方法

Families Citing this family (60)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19947819B4 (de) * 1999-10-05 2012-05-16 Byk Gardner Gmbh Verfahren zur Durchführung einer Referenzmessung
US6930790B1 (en) * 2000-05-01 2005-08-16 Adobe Systems Incorporated Color rendering dictionary for testing color conversion
US7050196B1 (en) * 2000-06-20 2006-05-23 Eastman Kodak Company Color printer calibration
US6567170B2 (en) * 2001-06-25 2003-05-20 Xerox Corporation Simultaneous plural colors analysis spectrophotometer
US6633382B2 (en) * 2001-05-22 2003-10-14 Xerox Corporation Angular, azimuthal and displacement insensitive spectrophotometer for color printer color control systems
US20030042399A1 (en) * 2001-06-19 2003-03-06 Umax Data Systems Inc. Calibration method of an image-capture apparatus
US6639669B2 (en) * 2001-09-10 2003-10-28 Xerox Corporation Diagnostics for color printer on-line spectrophotometer control system
US6961248B2 (en) * 2002-06-10 2005-11-01 Sun Microsystems, Inc. Electronics assembly
US7206099B2 (en) * 2002-07-16 2007-04-17 Xerox Corporation Media/screen look-up-table for color consistency
US6668155B1 (en) 2002-07-23 2003-12-23 Xerox Corporation Lead edge paper curl sensor
US20040042023A1 (en) * 2002-09-04 2004-03-04 Gallivan Susanne M. User operated print control
JP2004264749A (ja) * 2003-03-04 2004-09-24 Canon Inc 画像形成装置、画像処理装置、及びその制御方法
US6842590B2 (en) * 2003-05-29 2005-01-11 Xerox Corporation Reload error compensation in color process control methods
US7013094B2 (en) 2003-05-29 2006-03-14 Xerox Corporation Reload error compensation method
US6816687B1 (en) 2003-05-29 2004-11-09 Xerox Corporation Reload error compensation in color process control methods
US7262853B2 (en) * 2003-09-23 2007-08-28 X-Rite, Inc. Color measurement instrument
US7069164B2 (en) * 2003-09-29 2006-06-27 Xerox Corporation Method for calibrating a marking system to maintain color output consistency across multiple printers
US7383261B2 (en) * 2004-01-16 2008-06-03 Xerox Corporation Reference database and method for determining spectra using measurements from an LED color sensor, and method of generating a reference database
US20050214015A1 (en) * 2004-03-25 2005-09-29 Eastman Kodak Company Densitometer for use in a printer
US6975949B2 (en) * 2004-04-27 2005-12-13 Xerox Corporation Full width array scanning spectrophotometer
US8665487B2 (en) 2004-04-30 2014-03-04 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Calibration of half-tone densities in printers
WO2005104659A2 (en) * 2004-05-04 2005-11-10 Advanced Vision Technology (Avt) Ltd. Method and system for approximating the spectrum of a plurality of color samples
ITPI20040075A1 (it) * 2004-10-13 2005-01-13 Antonio Maccari Sistema di validazione della misura spettrale in un sistema di misura spettrometrica
US7471385B2 (en) * 2005-01-13 2008-12-30 Xerox Corporation Systems and methods for selecting a reference database for determining a spectrum of an object based on fluorescence of the object
US8014024B2 (en) 2005-03-02 2011-09-06 Xerox Corporation Gray balance for a printing system of multiple marking engines
US7450226B2 (en) * 2005-04-15 2008-11-11 Xerox Corporation Gray balance calibration of an imaging system
US7283240B2 (en) * 2005-08-24 2007-10-16 Xerox Corporation Spectrophotometer target distance variation compensation
JP4222350B2 (ja) * 2005-08-26 2009-02-12 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像データ制御装置、画像データ制御方法及びプログラム
US7499158B2 (en) * 2006-08-31 2009-03-03 Xerox Corporation Positionable calibration target for a digital printer or image scanner
US7583418B2 (en) * 2006-09-26 2009-09-01 Xerox Corporation Array based sensor to measure single separation or mixed color (or IOI) patches on the photoreceptor using MEMS based hyperspectral imaging technology
US7623278B2 (en) * 2006-09-26 2009-11-24 Xerox Corporation MEMS Fabry-Perot inline color scanner for printing applications using stationary membranes
US7751734B2 (en) * 2006-09-26 2010-07-06 Xerox Corporation Color sensor to measure single separation, mixed color or IOI patches
US8223385B2 (en) * 2006-12-07 2012-07-17 Xerox Corporation Printer job visualization
US7684082B2 (en) * 2007-04-19 2010-03-23 Xerox Corporation Method and system for compensating for thermochromaticity differences in inline spectrophotometers
US7551275B2 (en) * 2007-06-29 2009-06-23 Xerox Corporation Sensor calibration system and method
US8310541B2 (en) * 2007-09-26 2012-11-13 Xerox Corporation System and method for monitoring a printing system using a camera
US7697142B2 (en) * 2007-12-21 2010-04-13 Xerox Corporation Calibration method for compensating for non-uniformity errors in sensors measuring specular reflection
US8004680B2 (en) * 2008-01-24 2011-08-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Color sensor performance
US7800089B2 (en) * 2008-02-27 2010-09-21 Eastman Kodak Company Optical sensor for a printer
US8150106B2 (en) * 2008-04-30 2012-04-03 Xerox Corporation Printer characterization, monitoring and diagnosis using dynamic test patterns generated by sensing and analyzing customer documents
US8705119B2 (en) 2008-08-19 2014-04-22 Xerox Corporation Applications, systems and methods for identifying and monitoring critical colors in customer print jobs
US7961321B2 (en) * 2008-08-19 2011-06-14 Xerox Corporation Applications, systems and methods for identifying and monitoring critical colors in a print job and using an embedded color sensing device to measure critical color test patterns inserted in the print job
US8149405B2 (en) * 2009-05-06 2012-04-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Color analysis system and method
JP5750850B2 (ja) * 2010-09-21 2015-07-22 富士ゼロックス株式会社 画像読み取り装置および画像形成装置
US20130336666A1 (en) 2011-02-28 2013-12-19 Gal Amit Printing
US9124754B2 (en) 2011-06-08 2015-09-01 Hewlett-Packard Indigo B.V. System and method for position calibration of a spot of an optical sensor
US9046356B2 (en) 2011-10-10 2015-06-02 Techkon Usa Llc Automatic optimal positioning of spectrophotometer while measuring moving media
US8982413B2 (en) 2013-03-14 2015-03-17 Xerox Corporation Methods, systems and processor-readable media for dynamically detecting and switching profiling configurations
DE102014221051A1 (de) * 2014-10-16 2016-04-21 Heidelberger Druckmaschinen Ag Verfahren zur automatisierten Qualifizierung eines Workflowsystems zur Farbkontrolle
JP6506601B2 (ja) * 2015-04-21 2019-04-24 キヤノン株式会社 記録装置、判定方法
US10161794B2 (en) 2015-04-29 2018-12-25 Hp Indigo B.V. Spectrophotometer diagnosis
US9869590B2 (en) 2015-05-29 2018-01-16 Xerox Corporation Spatially-resolved FWA spectrophotometer using micropatterned optical filters
US9702689B2 (en) 2015-06-18 2017-07-11 Xerox Corporation Use of a full width array imaging sensor to measure real time film thicknesses on film manufacturing equipment
US10488261B2 (en) * 2015-12-18 2019-11-26 Nix Sensor Ltd. Compact portable color sensor
WO2017200538A1 (en) 2016-05-18 2017-11-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Lighting element adjustment towards target profile
WO2018068834A1 (en) 2016-10-11 2018-04-19 Hp Indigo B.V. Correcting reflectance output values
US11181859B2 (en) 2018-03-30 2021-11-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Calibrating optical density
US11789667B2 (en) 2019-11-05 2023-10-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printer colour deviation detection
CN113405658A (zh) * 2020-03-17 2021-09-17 谱钜科技股份有限公司 光谱仪
EP4206627A1 (en) * 2021-12-29 2023-07-05 X-Rite, Inc. A color measurement system comprising a calibration plaque

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05215679A (ja) * 1992-01-31 1993-08-24 Toshiba Mach Co Ltd 印刷物の反射濃度検出装置
WO1997026626A1 (en) * 1996-01-16 1997-07-24 Mars, Incorporated Sensing device
JPH1054761A (ja) * 1996-05-09 1998-02-24 Perstorp Analytical Inc 分光分析方法および分光分析装置
JPH10508940A (ja) * 1994-09-24 1998-09-02 ビック−ガルトナー ゲーエムベーハー 色特性の測定及び解析用を主とするスペクトル放射を測定・解析する装置及び方法
JPH11316476A (ja) * 1998-05-01 1999-11-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3910701A (en) 1973-07-30 1975-10-07 George R Henderson Method and apparatus for measuring light reflectance absorption and or transmission
JPS5650668A (en) * 1979-09-29 1981-05-07 Sharp Corp Correcting system for reading output
US5137364A (en) 1991-01-31 1992-08-11 Mccarthy Cornelius J Optical spectral analysis apparatus
JPH0646255A (ja) * 1992-07-23 1994-02-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
US5604567A (en) 1994-06-03 1997-02-18 Xerox Corporation Printer color and gray balance adjustment system
US5612902A (en) 1994-09-13 1997-03-18 Apple Computer, Inc. Method and system for analytic generation of multi-dimensional color lookup tables
US5748221A (en) 1995-11-01 1998-05-05 Xerox Corporation Apparatus for colorimetry gloss and registration feedback in a color printing machine
US5963244A (en) 1996-11-21 1999-10-05 Xerox Corporation Optimal reconstruction of tone reproduction curve
US6178007B1 (en) 1997-01-21 2001-01-23 Xerox Corporation Method for continuous incremental color calibration for color document output terminals
DE19722073C2 (de) * 1997-05-27 1999-12-16 Techkon Elektronik Gmbh Verfahren und Zeilendrucker für die digitale Ausgabe und farbmetrische Messung von farbigen Bildern

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05215679A (ja) * 1992-01-31 1993-08-24 Toshiba Mach Co Ltd 印刷物の反射濃度検出装置
JPH10508940A (ja) * 1994-09-24 1998-09-02 ビック−ガルトナー ゲーエムベーハー 色特性の測定及び解析用を主とするスペクトル放射を測定・解析する装置及び方法
WO1997026626A1 (en) * 1996-01-16 1997-07-24 Mars, Incorporated Sensing device
JPH1054761A (ja) * 1996-05-09 1998-02-24 Perstorp Analytical Inc 分光分析方法および分光分析装置
JPH11316476A (ja) * 1998-05-01 1999-11-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7650093B2 (en) * 2004-04-21 2010-01-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming device, calibration method and storage medium storing program
US9267841B2 (en) 2011-06-23 2016-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Color measurement device and image forming apparatus
JP2014016243A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Muto Kogyo Kk 分光光度計診断システム及び方法
JP2017090255A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 コニカミノルタ株式会社 読み取り装置及び読み取り制御方法並びに読み取り制御プログラム
CN109855734A (zh) * 2018-12-27 2019-06-07 浙江农林大学暨阳学院 用于间接测量昆虫体表光谱反射比的方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1103798A3 (en) 2005-02-16
EP1103798A2 (en) 2001-05-30
US6351308B1 (en) 2002-02-26
JP4541529B2 (ja) 2010-09-08
DE60042727D1 (de) 2009-09-24
EP1103798B1 (en) 2009-08-12
MXPA00010922A (es) 2002-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4541529B2 (ja) 分光光度計を自動的に再較正する方法
JP5165818B2 (ja) カラー検出システム
US6538770B1 (en) Color printer color control system using dual mode banner color test sheets
US6809855B2 (en) Angular, azimuthal and displacement insensitive spectrophotometer for color printer color control systems
US6567170B2 (en) Simultaneous plural colors analysis spectrophotometer
US6556300B2 (en) Color imager bar based spectrophotometer photodetector optical orientation
US6690471B2 (en) Color imager bar based spectrophotometer for color printer color control system
US6639669B2 (en) Diagnostics for color printer on-line spectrophotometer control system
RU2570218C2 (ru) Устройство формирования изображения
EP3527968B1 (en) Spectral characteristic acquiring apparatus, image forming apparatus, image forming system, image forming apparatus management system, and image forming apparatus management method
EP1260878B1 (en) Simultaneous plural colors analysis spectrophotometer
US11787197B2 (en) Image forming apparatus and measurement apparatus
EP1260877A2 (en) Color imager bar based spectrophotometer for color printer color control system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071112

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees