JPH05215679A - 印刷物の反射濃度検出装置 - Google Patents

印刷物の反射濃度検出装置

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JPH05215679A
JPH05215679A JP4223992A JP4223992A JPH05215679A JP H05215679 A JPH05215679 A JP H05215679A JP 4223992 A JP4223992 A JP 4223992A JP 4223992 A JP4223992 A JP 4223992A JP H05215679 A JPH05215679 A JP H05215679A
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light
light receiving
reflection density
optical fiber
printed matter
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JP4223992A
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Michihiko Iida
田 充 彦 飯
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 単位画素の反射光を正しく受光素子に導くこ
とによって、確実な色分解された反射濃度検出を可能と
する。また、色分解を赤色光,緑色光,青色に比視感度
光を加えることによって、印刷機のインキ供給量の制御
信号を得るに十分な情報量とする。また、各受光素子の
出力同一レベルに合わせる。 【構成】 印刷面3の単位画素領域14からの反射光を
検出する多数の受光素子22と、各単位画素領域14か
らの反射光を各受光素子22にそれぞれ伝送するための
多数本の光ファイバ15からなる光伝送部材と、印刷面
画像を光伝送部材の一端面6に結像するための屈折率分
布型レンズアレイ5を設けた。光伝送部材は多数本の光
ファイバ15で構成される複数段の光ファイバ列により
構成し、赤色光,緑色光,青色光用および比視感度光用
の4段構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば輪転式オフセ
ット印刷機等の各種印刷機に利用されるもので、より詳
しくは印刷物の反射濃度を検出する反射濃度検出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷物上の全面の色分解された反
射濃度を検出する装置としては、たとえば特開昭63−
104872号に記載されるようなものがある。
【0003】すなわち、図7に示すように、検出センサ
100は印刷面101上の反射濃度を検出するためのも
のであって、印刷面101の移動方向と直交する方向に
伸びている。印刷面101を移動方向に合わせて検出セ
ンサ100を順次走査すれば、印刷面101の反射濃度
をライン状に全面検出することができる。
【0004】このような検出センサ100は、図7に示
すように、フォトダイオードなどの受光素子118を印
刷面上の測定ポイントに対応させて、1測定ポイント
(単位画素領域)毎に複数の受光素子118(色分解し
て検出するため)を配置する構成となっている。受光素
子118の寸法以下の単位画素領域を検出するために、
光ファイバ123を用いて単位画素領域からの反射光を
受光素子118まで導くことで対応している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
技術の場合には、ロッド状受光レンズ113に受光用光
ファイバ123を接触配置し、受光素子118に受光用
光ファイバ123の出力端を接続している。
【0006】受光素子118には、赤色光,緑色光,青
色光をそれぞれ検出できる3色で1パッケージとってい
るアモルファスセンサの利用が開示されている。
【0007】また、受光用光ファイバ123は赤色光
用,緑色光用,青色光用にそれぞれロッド状受光レンズ
113上に接触配置し、アモルファスセンサの対応する
色検出部へ受光用光ファイバ123の出力端を接続して
いる。
【0008】このような構成の場合、ロッド状受光レン
ズ113中の内部拡散により、受光用光ファイバ123
への光の回り込みが発生しやすく、正しく単位画素領域
の反射光を受光素子118へ導きにくく、また受光素子
118を密に配列した場合、光もれにより、他の受光素
子118へ光が入り込み、正しく単位画素領域の反射光
を検出できない。
【0009】また、1本のロッド状受光レンズ113上
に赤色光用,緑色光用,青色光用を、混在させているの
で、検出装置の製作上多大の手数が必要であった。
【0010】また、開示例では、赤色光,緑色光,青色
光の3色にのみ分解するものであるが、印刷物のカラー
反射濃度の検出情報から印刷機のインキ供給量の制御信
号を得るには、比視感度光の情報も含まれていることが
望ましい。
【0011】赤色光,緑色光,青色光の成分光両は白紙
面を検出している場合でも、各々同一ではなく、これに
対する対策は開示されていない。
【0012】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、単
位画素領域の反射光を正しく受光素子に導くことによっ
て、確実な色分解された反射濃度検出を可能とする。
【0013】また色分解を赤色光,緑色光,青色に比視
感度光を加えることによって、印刷機のインキ供給量の
制御信号を得るに十分な情報量とする。
【0014】また各受光素子の同一基準状態(一般的に
は白紙面がこれに相当する)での出力を合わせる手段を
提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、印刷面を印刷面の流れ方向に対
して直交する方向に沿って多数の単位画素領域に区分し
て各単位画素領域からの反射光を検出する多数の受光素
子と、各単位画素領域からの反射光を各受光素子にそれ
ぞれ伝送するための多数本の光ファイバからなる光伝送
部材と、を備えた印刷物の反射濃度検出装置において、
印刷面画像を前記光伝送部材の一端面に結像するための
屈折率分布型レンズアレイを設けたことを特徴とする。
【0016】光伝送部材は多数本の光ファイバよりなる
複数段の光ファイバ列より構成され、光伝送部材の一端
面は各光ファイバ列複数段まとめて屈折率分布型レンズ
アレイによる結像の受光面とし、他端面は反射光を色分
解するためのフィルタを通して所定の受光素子へ接続さ
れていることを特徴とする。
【0017】光ファイバ列を赤色光,緑色光,青色光用
および比視感度光用の4段構成としたことを特徴とす
る。
【0018】光伝送部材は、多数本の光ファイバ群の一
端を一列に密に並べたものを一段として、これを4段積
み重ねた構成であることを特徴とする。
【0019】各段の光ファイバ列を積み重ねる時に光フ
ァイバの素線の半径分ずらして積み重ねる俵積み構成と
したことを特徴とする。
【0020】多数本の光ファイバ群の他端は、多数の受
光素子と同数のファイバ束となるように一段毎に端から
所定本数ずつにまとめてリング状部材に挿入固定し、こ
れらの光ファイバ束の端面を受光素子へ光を導出する導
出面とすることを特徴とする。
【0021】受光素子の出力を対数変換する対数変換部
を設けたことを特徴とする。
【0022】また、対数変換部の出力を加減算する加減
算部を備えていることを特徴とする。
【0023】
【作用】上記構成の印刷物の反射濃度検出装置にあって
は、印刷面の画像は、屈折率分布型レンズアレイを介し
て、多数本の光ファイバで形成した受光面に結像され
る。
【0024】受光面は光ファイバを4段俵積みされてい
るので、これを各段毎に比視感度用,赤色光用,緑色光
用,青色用の画像として用いる。
【0025】光ファイバ他端の分離されリング状部材に
挿入された面は、格段毎の必要な光成分を取り出すため
のフィルタを介して受光面に対向する。
【0026】これにより、受光面で各単位画素領域に合
わせて正しく結像,受光された印刷面反射光は、希望す
る色光成分をフィルタで抽出後,受光素子,受光面に正
しく導くことができる。
【0027】受光素子の出力を対数変換する対数変換部
を有し,白紙面測定時の各受光素子の対数変換出力と基
準値との差を各受光素子毎に求め、この差分だけ各受光
素子の対数変換出力から加減算を行うことで、白紙面測
定時の各受光素子の出力を同一レベルに合わせる。これ
によって反射濃度値の取り扱いを容易とする。
【0028】
【実施例】以下に、本発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0029】反射濃度検出装置の概念構成を示す図1乃
至図6において、印刷物としてのウエブ1は複数の搬送
ローラ2によって搬送される。この搬送路途中に、ウエ
ブ1の印刷面3の反射濃度を検出するセンサ部4が設け
られている。
【0030】センサ部4は、印刷面3の流れ方向に対し
て直交する方向に伸びるライン状の部材で、印刷面3を
所定幅の複数のライン状の検出領域毎に走査し、順次反
射濃度を検出する。
【0031】センサ部4には、印刷面の流れ方向に対し
て直交する方向に伸びる屈折率分布型レンズアレイ5が
配置されている。屈折率分布型レンズアレイ5は正立等
倍実像を得られるライン状のレンズである。印刷面3の
画像は、屈折率分布型レンズアレイ5によって正立等倍
実像として、多数の光ファイバ群によって構成された光
伝送部材の受光面6上に結像される。
【0032】受光面6は、図3に示すように、多数の光
ファイバ15を密に並べた4段の第1,第2,第3,第
4光ファイバ列7,8,9,10で構成されている。こ
れらの第1〜第4光ファイバ列7〜10の受光面6側
は、ファイバ保持部材11に設けられたファイバ溝12
中に、一段目の第1光ファイバ列7を密着して並べ、接
着剤(例えばエポキシ系)でファイバ保持部材11に接
着されている。この1段目の第1光ファイバ列7の上に
2段目の第2光ファイバ列8を光ファイバの半径寸法だ
けずらして密着して並べ、接着剤で1段目の第1光ファ
イバ列7に接着されている。同様にして3段目の第3光
ファイバ列9は2段目の第2光ファイバ列8の上に、4
段目の第4光ファイバ列10は3段目の第3光ファイバ
列9の上に接着されている。さらに、4段目の第4光フ
ァイバ列10はファイバ保持部材13とも接着され、4
段の第4光ファイバ列7,8,9,10が順次積まれて
(いわゆる俵積み)、屈折率分布型レンズアレイ5によ
る正立等倍実像を結像される受光面6を形成する。な
お、接着時、多数の光ファイバ15が不揃いになった場
合には、先端面をファイバ保持部材11,13と共に研
磨加工することで、確実な受光面6とすることができ
る。
【0033】多数の光ファイバ15の素線径は、単位画
素領域14によって適宜定めればよいが、本実施例では
φ1mmのものを用いている。
【0034】単位画素領域14は印刷面3のライン状検
査領域Lを多数の検査区域に分割したひとつの区域であ
る。
【0035】単位画素領域14a,14b,…の幅を本
実施例のように5mmとするならば、光ファイバ15の5
本が単位画素領域に対応することになる。
【0036】各段の第1,第2,第3,第4光ファイバ
列7,8,9,10の受光面6の反対側は、図2に示す
ように、各段毎に本実施例では5本毎にまとめてリング
状部材16の穴に挿入され、接着剤にてリング状部材1
6と接着固定される。このようにして、単位画素領域に
応じた受光面6を4分割した第1,第2,第3,第4導
出面17,18,19,20を形成する。なお、接着時
光ファイバの第1,第2,第3,第4導出面17,1
8,19,20が不揃いになった場合には、第1,第
2,第3,第4導出面17,18,19,20をリング
状部材16とともに研磨加工することで、確実な導出面
とすることができる。
【0037】光ファイバ15を接着したリング状部材1
6,保持部材21に設けたリング状部材保持孔に第1,
第2,第3,第4導出面17,18,19,20が突出
するように挿入し、接着剤もしくはねじ等で保持部材2
1に固定される。
【0038】多数の受光素子22と受光素子22へ反射
光中の選択した光のみを通過させるフィルタを第1導出
面17には第1フィルタ23,第2導出面18には第2
フィルタ24,第3導出面19には第3フィルタ25,
第4導出面20には第4フィルタ26を受光素子22の
受光面27前に配置して保持すると共に、保持部材21
から突出しているリング状部材16を受光素子22の受
光面27へ第1〜第4フィルタ23〜26を介して導く
ようにした導入孔28を有する受光素子保持部材29を
保持部材21に固定することで、第1〜第4導出面17
〜20と受光面27とが対向する。
【0039】このようにして単位画素領域14に応じた
印刷面3の反射光は、他の領域からの迷光や、他受光素
子からの光の洩れを受けることなく、さらに、反射光中
必要な成分の光のみを選択して(色分解)それぞれ対応
する受光素子22へ正しく導くことができる。
【0040】第1〜第4フィルタ23,24,25,2
6としては、比視感度用フィルタ23は、通常使用する
受光素子22の分光感度特性が比視感度に近いものを選
択すれば必要ない。
【0041】第2フィルタは赤色光を通すフィルタであ
り、第3フィルタ25は緑色光を通すフィルタであり、
第4フィルタ26は青色光を通すフィルタであり、これ
らは、例えばコダック社のラッテンフィルタNo. 25,
No. 58,No. 47Bを用いればよい。
【0042】第1〜第4フィルタ23〜26は受光素子
22の外形に合わせてポンチ等で打ち抜き、受光素子2
2の受光面27前へ接着して使用すればよい。
【0043】このような構成とすることで、一端に受光
面,他端に導出面を有する光ファイバを一体として製作
できるので、センサ部4への組み付け、センサ部4から
の取りはずしも容易となる。
【0044】また、受光素子22を持つ受光素子保持部
材29は保持部材21へねじ等で固定することにより、
受光素子22の保守も容易となる。
【0045】受光素子22としては、例えば分光感度特
性が比視感度に近いGa,As,P(ガリウム・ヒ素・
リン)フォトダイオードがある。
【0046】受光素子22はすべて同一で、受光面27
の前に第1〜第4フィルタ23〜26によって、反射光
中より希望する成分を抽出できる構造であるので、製作
上有利である。
【0047】濃度検出においては、次式で示されるよう
に、反射光量を基準反射光量と現反射光量の比の対数を
とった反射濃度という値で扱うことが多い。
【0048】 反射濃度=Log(基準反射光量/現反射光量) このために、受光素子22より得られる受光量に応じた
光電流を対数変換回路によって反射濃度に応じて電圧値
として得る。対数変換回路としては、例えばラジオ技術
社発行の「リニヤIC実用回路マニュアル」P.153
〜P.157の回路が知られている。
【0049】対数変換回路は、基準電流源の電流値と、
フォトダイオードから得られる光電流との比の対数をと
って反射濃度電圧として出力する。
【0050】 反射濃度電圧=ALog(基準電流/光電流) Aは増幅率であり、例えば(基準電流/光電流)=10
の時に、1Vが出力されるようにするためのものであ
る。
【0051】本実施例の場合、単位画素領域14の幅を
5mmとして、対象とする印刷面3の幅が1000mmであ
れば、光ファイバ15の1段毎の導出面17〜20の数
は1000/5=200、つまり1段あたり受光素子2
2が200個、4段で200×4=800個にもなる。
【0052】このため、各受光素子22ごとに基準電流
を定めることは困難であり、全受光素子22に対して同
一基準電流値とするのが妥当である。
【0053】この場合、基準電流値としては、印刷面3
より得られる最大の光電流(最も明るい白紙面より得ら
れる)より高めの値を設定することとなる。
【0054】このようにすると、第1〜第4フィルタに
よる色分解の結果得られる光電流は、印刷面3が白紙面
であっても同じになるわけではないからである。
【0055】また、同一のフィルタをかけてある受光素
子22であっても、光源30の場所による光量ムラや、
光源と受光系の位置ずれ、光ファイバの曲がり具合によ
る光量伝達ロス等によって得られる光電流には差がでて
くる。
【0056】これらの差は、実施例では反射濃度で3程
度つまり光量比で1000:1程度の差がある場合があ
った。
【0057】反射濃度測定では、反射濃度を0.01単
位に得ることが望ましく、各受光素子22の同一状態
(たとえば白紙面検出時)での出力に上述のように反射
濃度で3程度の差があると、これに実施あの印刷面3で
の印刷濃度(たとえば墨インキでの印刷面では反射濃度
2程度ある)を加えると、検出範囲は反射濃度で5程度
となる。このことは、反射濃度を0.01単位にとらえ
ると、(5/0.01=500レベルの信号として扱う
ことがある。
【0058】反射濃度検出器の出力を、ディジタル値と
して扱う応用例では、使用するAD変換素子としては、
10ビット程度を使う必要がある。
【0059】本実施例のように、印刷面全面検出の場合
には、高速性が要求されるので、受光素子22毎に必要
となるので検出器として高価となる。このため、安価な
AD変換素子である8ビットAD変換素子を用いること
が好ましい。このためには、反射濃度を2.55以内に
おさめることが必要である。
【0060】図6において、フォトダイオード31より
得られる光電流Iinと、基準電流源32からの基準電流
b とがログ変換部33に与えられ光電流Iinと基準電
流Ib との比をとり対数に変換して出力Vinを得る。最
初、電源投入時に処理装置34からはDA変換部35に
対してVoff =0Vなる出力がでるように制御信号S1
が与えられている。
【0061】この状態で、加減算部36へログ変換部3
3からの出力VinとDA変換部35からの出力Voff
0が与えられると、加減算部36ではVOUT =Vin−V
off=Vin−0=Vinの演算を行い、VOUT を出力す
る。この出力VOUT はAD変換部37に与えられ、ディ
ジタル値として処理装置に取り込まれる。このAD変換
部37は8ビットAD変換素子で構成されている。取り
込まれた値VOUT が処理装置34に持つ基準値VSTとす
るための差電圧を補正するための信号S1 が、DA変換
部35に対して与えられ、これによってDA変換部35
よりVoff が発生し、これが加減算部36に与えられロ
グ変換部33の出力Vinとの間で、次式 VOUT =Vin−Voff により、基準値VSTとすることが
できる。
【0062】反射濃度検出をする際に、印刷面3が白紙
の状態で、全フォトダイオード31の光電流Iinによる
ログ変換部33,加減算部36の出力VOUT を基準VST
に合うようにVoff を与えてVinをシフトするようにす
れば、すべてのフォトダイオード31から得られる出力
OUT を一様にすることができる。
【0063】この基準VSTを印刷濃度を考慮した例えば
印刷濃度が最大2であるとすれば、基準VSTを0.3に
設定しておけば、0.3+2=2.3となり、8ビット
AD変換の扱える2.55以内ですべて扱えるようにな
る。
【0064】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、結像レンズとして屈折率分布型レンズアレイを
用いたので、従来のように受光面への他の単位画素領域
からの迷光の入り込みがなく、また導出面から他受光素
子への光の洩れによる入り込みもないので、単位画素領
域からの反射光を正しく色分解して検出できる。
【0065】また、光ファイバ部を一体として製作でき
るので、検出装置の製作が容易となる。
【0066】さらに、光ファイバ部と受光素子部を分離
できるので、受光素子の保守が容易となる。
【0067】また、各受光素子の出力を対数変換して加
減算することによって、白紙面出力を同一レベルに合わ
せることができるので、信号処理装置が安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は反射濃度検出部の断面図である。
【図2】図2は反射濃度検出部の上面図である。
【図3】図3は光ファイバ受光部の正面図である。
【図4】図4は光ファイバ導出面の断面図である。
【図5】図5は屈折率分布型レンズの部分斜視図であ
る。
【図6】図6は信号処理回路のブロック図である。
【図7】図7は従来の反射濃度検出装置の概略構成図で
ある。
【図8】図8は従来の検出部の構成図である。
【符号の説明】
1 ウエブ 2 搬送ローラ 3 印刷面 4 センサ部 5 屈折率分布型レンズアレイ 6 受光面 7,8,9,10 第1,第2,第3,第4光ファイバ
列 11 ファイバ保持部材 12 ファイバ蓋 13 ファイバ保持部材 15 光ファイバ 16 リング状部材 17,18,19,20 第1,第2,第3,第4導出
面 21 保持部材 22 受光素子 23,24,25,26 第1,第2,第3,第4フィ
ルタ 27 受光面 28 導入光 29 受光素子保持部材 30 光源 31 フォトダイオード 32 基準電流源 33 ログ変換部 34 処理装置 35 DA変換部 36 加減算部 37 AD変換部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷面を印刷面の流れ方向に対して直交
    する方向に沿って多数の単位画素領域に区分して各単位
    画素領域からの反射光を検出する多数の受光素子と、各
    単位画素領域からの反射光を各受光素子にそれぞれ伝送
    するための多数本の光ファイバからなる光伝送部材と、
    を備えた印刷物の反射濃度検出装置において、 印刷面画像を前記光伝送部材の一端面に結像するための
    屈折率分布型レンズアレイを設けたことを特徴とする印
    刷物の反射濃度検出装置。
  2. 【請求項2】 光伝送部材は多数本の光ファイバで構成
    される複数段の光ファイバ列により構成され、光伝送部
    材の一端面は各光ファイバ列複数段まとめて屈折率分布
    型レンズアレイによる結像の受光面とし、他端面は反射
    光を色分解するためのフィルタを通して所定の受光素子
    へ接続されている請求項1に記載の印刷物の反射濃度検
    出装置。
  3. 【請求項3】 光ファイバ列を赤色光,緑色光,青色光
    用および比視感度光用の4段構成とした請求項2に記載
    の印刷物の反射濃度検出装置。
  4. 【請求項4】 光伝送部材は、多数本の光ファイバ群の
    一端を一列に密に並べたものを一段として、これを4段
    積み重ねた構成である請求項2または3に記載の印刷物
    の反射濃度検出装置。
  5. 【請求項5】 各段の光ファイバ列を積み重ねる時に光
    ファイバの素線の半径分ずらして積み重ねる俵積み構成
    とした請求項4に記載の印刷物の反射濃度検出装置。
  6. 【請求項6】 多数本の光ファイバ群の他端は、多数の
    受光素子と同数のファイバ束となるように一段毎に端か
    ら所定本数ずつにまとめてリング状部材に挿入固定し、
    これらの光ファイバ束の端面を受光素子へ光を導出する
    導出面とする請求項2,3,4または5に記載の印刷物
    の反射濃度検出装置。
  7. 【請求項7】 受光素子の出力を対数変換する対数変換
    部を設けた請求項2,3,4,5または6に記載の印刷
    物の反射濃度検出装置。
  8. 【請求項8】 対数変換部の出力を加減算する加減算部
    を備えている請求項7に記載の印刷物の反射濃度検出装
    置。
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JPH05215679A true JPH05215679A (ja) 1993-08-24

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JP4223992A Pending JPH05215679A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 印刷物の反射濃度検出装置

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JP (1) JPH05215679A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001194856A (ja) * 1999-11-24 2001-07-19 Xerox Corp 分光光度計の自動較正システムを有するカラープリンタのカラー制御システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001194856A (ja) * 1999-11-24 2001-07-19 Xerox Corp 分光光度計の自動較正システムを有するカラープリンタのカラー制御システム

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