JP4540939B2 - 処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は処理装置に係り、特に半導体ウェハ等の被処理体に対して複数種類の処理ガスを交互に供給しながら処理を施す処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
加熱した基板に減圧下で処理ガスを供給して基板上に高品質な薄膜を形成する方法として、ALD(Atomic Layer Deposition)が近年注目されている。ALDにより形成した薄膜は、低不純物濃度であり、良好な面内均一性を有する。また、高ステップカバレージと称されるように、基板表面の形状(段差)に良好に追従した薄膜が得られることもALDの特徴である。さらに、ALDによれば、従来のCVDよりも低温で薄膜を形成することができ、且つ高精度の膜厚制御を達成することができる。
【0003】
ALDでは複数種類の処理ガス(原料ガス)を交互に基板に対して供給して、基板上で反応させて反応生成物の非常に薄い膜を形成する。この際、原料ガスが基板上に到達する前に反応してしまわないように、複数種の原料ガスを切り替えながら一種類毎に供給する必要がある。すなわち、一つの種類のガスだけを基板に供給したら、そのガスを完全に排気し、次に異なる種類の原料ガスを供給する。この処理を繰り返し行なうことにより、ある程度の厚さの薄膜に成長させる。
【0004】
このような原料ガスを切り替えて供給する処理方法では、原料ガスの切り替えを高速に行なうことがスループット向上のために不可欠である。原料ガスの切り替えには、供給した一種類の原料ガスを処理容器から完全に排出してから次の種類の原料ガスを供給するという工程が行なわれる。したがって、原料ガスを処理容器から排出するには、原料ガスの供給を停止した際に処理容器内に残留する原料ガスの量を少なくすることが排出の高速化を達成する上で効果的である。すなわち、処理容器内で原料ガスが残留できる容積を低減することが、処理の高速化にとって有効である。
【0005】
上述のALDに用いられる処理装置は、一般的に円筒状の内部空間を画成する処理容器を有する。処理容器内の載置台に基板を載置した状態で、処理容器の上部から内部空間に複数種類の処理ガスを交互に供給しながら、基板上に薄膜を生成する。処理容器の下部には排気口が設けられ、処理を終えた処理ガスは排気口から排気される。
【0006】
処理容器の側壁には、基板を処理容器内に搬入するためのゲートバルブが設けられる。したがって、基板を外部から処理容器の内部空間へと搬入するための通路としての空間が、ゲートバルブと内部空間との間に形成される。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−89873号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような基板通路用の空間は、基板を収容するための処理容器の内部空間からすると、凸状に延在する空間であり、処理容器の容積を増大させる。
【0009】
すなわち、ALDのように一種類の処理ガスを処理容器内に供給して処理を行い、その処理ガスを処理容器から排気する際に、基板通路用の空間に残留した処理ガスも排気する必要があり、その分排気に要する時間が長くなる。
【0010】
また、基板通路用の空間は、処理容器の底部に設けられた排気口から見ると隠れた空間であり、分子流領域となるような真空度において排気速度が減少してしまう。このように、処理容器の内部空間から見て凸状となる空間は、排気時間を長くするだけでなく、完全に排気することが難しく、残留した処理ガスが次の処理ガスと反応して処理の品質を低下させることとなる。
【0011】
基板通路用の空間のように、処理容器の内部空間から見て凸状となる空間は、例えば処理容器の内部を観察するための窓を設けるために形成される空間等がある。
【0012】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、処理容器の内部空間から凸状に延在する凸状空間に滞留するガスの影響を軽減して、高速なガス置換を行なうことのできる処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明によれば、被処理体が配置される内部空間を画成する処理容器と、複数種類の原料ガスを一種類ずつ交互に前記処理容器に供給する原料ガス供給手段と、を有する処理装置であって、前記処理容器の内部空間は、前記被処理体が配置される処理空間と、外部からみて該処理空間から凸状に延在する凸状空間とを含み、該凸状空間を局所的に排気するための局所排気機構が設けられたことを特徴とする処理装置が提供される。
【0014】
上述の処理装置において、前記局所排気機構は、前記凸状空間に接続された排気通路を有し、前記排気通路は、前記処理容器の前記処理空間を排気するための排気配管に接続されることとしてもよい。
【0015】
また、本発明による処理装置は、前記凸状空間を不活性ガスで局所的にパージするための局所パージ機構を有し、前記局所パージ機構は、前記凸状空間に接続されたパージガス供給通路を有することとしてもよい。また、前記パージガス供給通路は、前記処理容器の前記処理空間に不活性ガスを供給するためのガス供給装置に接続されることとしてもよい。また、前記凸状空間を前記処理空間から遮断するための遮断機構が設けられてもよい。また、前記遮断機構は、前記処理空間と前記凸状空間との間で移動可能な遮断部材と、該遮断部材を移動させる移動機構とを有することとしてもよい。また、前記処理容器は、前記遮断部材を前記処理容器の壁面内に収容する収容部を有することとしてもよい。
【0016】
上述の発明によれば、遮断機構により凸状空間を処理空間から分離できるため、処理空間の容積を実質的に小さくすることができる。これにより、処理空間の排気時間を短縮することができ、処理時間を短縮することができる。また、凸状空間に残留する処理ガスの影響を低減することができる。また、局所排気機構により凸状空間を局所的に排気することができ、凸状空間に残留する処理ガスを直接排気することができる。さらに、局所パージ機構により処理ガスが凸状空間に流入しないように不活性ガスをパージすることができる。
【0019】
上述の処理装置において、前記凸状空間は、前記処理容器の側壁に設けられたゲートバルブと前記処理空間との間に延在する空間としてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施例による処理装置について図面と共に説明する。
【0022】
図1は本発明の一実施例による処理装置の全体構成図である。図1に示す処理装置は、被処理基体としての半導体ウェハWにALDプロセスにより薄膜を形成する装置である。ただし、本発明はALDプロセスを行なう装置に限ることなく、高速なガス置換を行なう必要があるような例えばCVD装置等に適用することができる。また、被処理基体とは薄膜を形成する基材を意味するものであり、半導体ウェハWに限定されるものではない。
【0023】
図1に示す処理装置は、処理容器2内に配置した半導体ウェハWに対して薄膜を形成する装置である。処理容器2内には、半導体ウェハW(図示せず)が載置される載置台4が設けられる。処理容器2の上部には、シャワーヘッド6が設けられ、ガス供給手段であるガス供給装置8から供給された処理ガスやパージガスを処理容器2の内部空間に供給する。この内部空間は、半導体ウェハWが配置されて処理される処理空間Sである。
【0024】
本実施例において、ガス供給装置8は、複数種類の処理ガスを交互に切り換えながら、ガス供給配管8a、8b及びシャワーヘッド6を介して処理容器2に供給する。また、ガス供給装置8はパージガスとしてN,He,Ne,Ar等の不活性ガスも処理容器2に供給する。
【0025】
処理容器2の底部には排気口2aが形成され、載置台4の支持部4aは排気口2a内を延在して処理容器2の底部に固定される。排気口2aには側面側からターボ分子ポンプ10が接続され、このターボ分子ポンプ10により処理容器2内の処理ガス等を排気する。ターボ分子ポンプ10は排気配管12を介してドライポンプ(DP)14に接続され、効率的な排気を行なうように構成される。
【0026】
処理容器2の側壁にはゲートバルブ16が取り付けられる。ゲートバルブ16は半導体ウェハWを処理容器2に搬入したり、半導体ウェハWを処理容器2から搬出したりする際に開閉されるバルブである。ゲートバルブ16と処理容器2の処理空間Sとの間にはゲート空間Gが形成され、ゲート空間Gを通過して半導体ウェハWは処理容器2内に配置される。ここで、処理容器2の外部からみると、ゲート空間Gは処理空間Sに対して凸状に延在した空間となる。
【0027】
図2は処理容器2の水平断面図であり、ゲートバルブ16と処理空間Sとの間に延在するゲート空間Gが示されている。なお、処理容器2には、内部を観察するための窓2bが取り付けられる。この窓2bと処理空間Sとの間にも窓空間Vが形成される。窓空間Vは、ゲート空間Gと同様に、処理容器2の外部からみると、処理空間Sに対して凸状に延在した空間となる。
【0028】
上述の処理装置には、載置台4に半導体ウェハWを載置するために、ウェハ上下機構18が設けられる。ウェハ上下機構18は、円環形状の枠体62に取り付けられた複数のリフタピン60を有する。リフタピン60は載置台4を貫通して上下移動するように構成されており、ゲートバルブ16を通って搬入された半導体ウェハWをリフタピン60により支持しながら、載置台4上に載置する。ウェハ上下機構18及び枠体62に関しては後から詳しく説明する。
【0029】
以上のような構成の処理装置において、半導体ウェハWが配置された処理空間Sに複数種類の処理ガスを交互に供給しながら半導体ウェハW上に薄膜を生成する。この際、一種類の処理ガスを供給した後、供給した処理ガスを処理容器2内からほぼ完全に排気する必要がある。処理容器2内からの処理ガス及び反応副生成物の排気は、排気口2aを介してターボ分子ポンプ10により行なわれる。ターボ分子ポンプ10の排気と同時に、ガス供給装置8からパージガスを処理容器2内に供給し、パージしながら排気することにより、排気速度を増大して完全な排気を行なうこともある。
【0030】
ここで、上述のゲート空間Gや窓空間Vは、処理空間Sから突出して延在する凸状空間であり、処理容器2内の排気すべき容積を増大させている。また、ゲート空間Gや窓空間Vは、排気口2aから見ると隠れた空間となり、分子流領域のような高真空度のもとでは、そのような空間の排気速度は減少してしまう。したがって、処理ガス供給工程及び排気工程において、上述のゲート空間Gや窓空間Vと処理空間Sとの間を遮断してしまえば、排気速度を増大させて排気時間を短縮することができる。
【0031】
すなわち、ゲート空間Gは半導体ウェハWを搬入・搬出する際に処理空間Sに連通していればよく、処理中には処理空間Sから遮断されていてもかまわない。また、窓空間Vも、処理容器2の内部を観察する必要が生じた場合にだけ処理空間Sに連通していればよく、処理中には処理空間Sから遮断されていてもかまわない。
【0032】
そこで、本実施例では、ゲート空間Gと処理空間Sとの境界付近に遮断部材としてゲート用シャッター30を設けることにより、ゲート空間Gを処理空間Sから切り離している。また、窓空間Vと処理空間Sとの境界付近にも遮断部材として窓用シャッター32を設けている。
【0033】
窓用シャッター32はゲート用シャッター30と同様な構成であり、以下ではゲート用シャッター30についてのみ説明する。
【0034】
図3は図2におけるIII−III線に沿った断面図である。遮断部材としてのゲート用シャッター30は、処理空間Sの外周に沿った形状の円弧状の板材であり、処理容器2の側壁内又は底部に収容可能に支持される。すなわち、処理容器2の側壁内又は底部にシャッター30を収容可能な収容部34(図4参照)が形成され、ゲート空間Gを半導体ウェハWが通過するときには、シャッター30は収容部34に収容される。
【0035】
収容部34の下方には、シャッター上下機構36が設けられ、シャター30を上下に移動させる。本実施例では、3つのシャター上下機構36がシャッター30に接続され、円弧状に長いシャッター30を支えながら傾かないように上下方向に移動させる。
【0036】
図4は図1に示す処理容器2の拡大断面図であり、シャッター30は下降して収納部34に収容された状態を示す。また、図5は図4と同様な図であり、シャッター30が収納部34から上昇して突出し、ゲート空間Gを処理空間Sから分離した状態を示す。
【0037】
本実施例では、シャッター上下機構36は、エアシリンダ40を駆動源として用いた移動機構であり、エアシリンダ40の移動軸40aの先端に取付け部材42を介してシャッター30が取り付けられる。エアシリンダ40の移動軸40aに取り付けられた取付け部材42は、スリット状の収容部34の下側から延在する筒状の収容部44内で上下に移動可能であり、取付け部材42に固定されたシャッター30は、エアシリンダ40の移動軸40aにより駆動されて、上下移動する。なお、エアシリンダ40の移動軸40aの周囲の気密性を維持するために、移動軸40aの周囲にはベローズ46が設けられる。
【0038】
半導体ウェハWを処理容器2内に搬入する際には、シャッター上下機構36によりシャッター30は下方に移動され、図4に示すように収容部34内に収容される。これにより、ゲート空間Gは処理空間Sと連通し、ゲートバルブ16を開いて半導体ウェハWを搬入・搬出することが可能となる。
【0039】
半導体ウェハWを処理している間は、ゲート用シャッター30はシャッター上下機構により上昇され、図5に示されるように、その上端部が処理容器の天井部分に当接した状態に維持される。したがって、シャワーヘッド6から処理容器2の処理空間Sに供給された処理ガスは、シャッター30により遮断されてゲート空間Gに流れることはない。ただし、半導体ウェハWの処理中は必ずしも常にシャッター30を閉じておく必要はなく、処理空間Sを真空引きで排気している間は、シャッター30を開いて処理空間Sと同時にゲート空間Gも排気することとしてもよい。
【0040】
シャッター30と処理容器2の側壁や天井部分との間をシールすることにより、ゲート空間Gを処理空間Sから完全に隔離することができるが、処理ガスの供給はある程度の減圧下で行われるため、シャッター30と処理容器2の側壁や天井部分との間にシールを施さなくても、十分な遮断効果を得ることができ、実質的に問題はない。
【0041】
なお、シャッター上下機構36の一部を収容する収容部44にも、収容部34を通じて処理ガスが入り込んで残留するおそれがあるため、本実施例では、収容部44に連通した収容部排気通路49が設けられている。収容部排気通路49は、ゲート空間排気通路48に接続され、ゲート空間Gと共に収容部44内の空間も排気される。
【0042】
窓用シャッター32についても、以上のゲート用シャッター30の上下機構36と同様な上下機構が設けられる。処理容器2内で異常が発生したとき等にだけシャッター32を開くことで、処理容器2の内部を観察する。すなわち、半導体ウェハWの処理中は、シャッター32は閉じた状態に維持される。ただし、半導体ウェハWの処理中は必ずしも常にシャッター32を閉じておく必要はなく、処理空間Sを真空引きで排気している間は、シャッター32を開いて処理空間Sと同時に窓空間Vも排気することとしてもよい。
【0043】
以上のように上下機構により移動する遮断部材を有する遮断機構を設けることにより、処理容器2の内部空間の容積を実質的に低減し、排気時間を短縮することができる。遮断部材を設けることでだけで排気時間を短縮する効果は大きいが、本実施例では、遮断部材に加えてゲート空間Gを局所的に排気する局所排気機構が設けられる。
【0044】
すなわち、シャッター30に気密なシールを施さない場合はゲート空間Gを完全に分離することはできず、処理空間Sから僅かずつ処理ガスがゲート空間Gに進入するおそれがある。異なる種類の処理ガスの供給と排気とを繰り返す間に、ゲート空間Gに残留する処理ガス量が漸増し、ゲート空間G内で処理ガスの反応が生じるおそれがある。
【0045】
上述の問題を回避するために、本実施例による局所排気機構は、処理空間Sを介さずにゲート空間Gを直接排気するための局所排気通路として、ゲート空間排気通路48を有する。ゲート空間排気通路48はゲート空間排気配管50を介して、排気配管12に接続される。したがって、ゲート空間Gは真空ポンプであるドライポンプ14により排気される。ゲート空間排気配管50を排気配管12に接続せずに、ドライポンプ14とは異なる別の真空ポンプや真空発生源に接続されてもよい。
【0046】
上述のような局所排気通路はゲート空間Gと同様に窓空間Vに設けることとしてもよい。
【0047】
また、遮断部材によるゲート空間Gや窓空間Vの分離を行なうことなく、局所排気通路を介した局所的な排気のみでも、凸状空間に残留する処理ガスを局所排気通路を介して直接排気することができるので、残留ガスの影響を軽減するという効果がある。
【0048】
以上の構成に加え、本実施例では、ゲート空間Gを局所的にパージする局所パージ機構が設けられる。局所パージ機構は、処理空間Sを介さずにゲート空間Gに不活性ガスを直接パージするために設けられ、ゲート空間Gに接続されたゲート空間パージ通路52を有する。ゲート空間パージ通路52は、ゲート空間パージ配管54を介してガス供給装置8に接続される。
【0049】
ゲート空間Gにガス供給装置8から不活性ガスを供給することにより、処理空間Sを介さずに、不活性ガスをゲート空間に直接パージすることができる。これにより、ゲート空間Gに残留する処理ガスを強制的に処理空間Sに追い出し、排気することができる。
【0050】
また、上述の局所排気機構と共に用いれば、局所的にパージをしながらその部分の排気を同時に行なうことができ、パージの効果を高めることができる。本実施例では、ゲート空間パージ配管54をガス供給装置8に接続してガス供給装置8から不活性ガスをゲート空間Gに供給しているが、ゲート空間パージ配管54をガス供給装置8以外の不活性ガス供給源に接続することとしてもよい。
【0051】
なお、局所パージ機構は上述の遮断機構及び/又は局所排気機構と共に設けることが効果的であるが、局所パージ機構のみでも、凸状空間に残留する処理ガスを局所パージ通路から供給される不活性ガスにより直接パージすることができるので、残留ガスの影響を軽減するという効果がある。
【0052】
図6は、図1に示す処理装置による処理の一例として、Ta膜を生成する際の処理ガスの供給及び排気を示すタイムチャートである。図6には、上述の遮断機構のシャターの動作、局所排気機構による排気動作、局所パージ機構によるパージ動作も示されている。
【0053】
まず、処理ガスの供給及び排気について説明する。半導体ウェハWが配置された処理容器2の処理空間Sに対して、まず、原料ガスとしてTaCl+Arがガス供給装置8から供給配管8a及びシャワーヘッド6を介して所定時間供給される。次に、半導体ウェハWに吸着されたTaCl以外の処理空間Sに残留しているTaCl及びArを処理空間Sから排気する。この排気は排気口2aを介してターボ分子ポンプ10により行なわれる。排気の際には、Arをパージガスとして用いてシャワーヘッド6から処理空間Sに供給してもよい。
【0054】
排気が終了したら、次に、反応ガスとしてHのプラズマが、ガス供給装置8から供給配管8b及びシャワーヘッド6を介して処理空間Sに供給される。半導体ウェハWに吸着されたTaClがHのプラズマと反応して、半導体ウェハの表面に極薄のTa膜が生成される。Hのプラズマが所定時間供給された後、処理空間Sにある反応ガス及び反応副生成物はターボ分子ポンプ10により排気される。
【0055】
以上の工程を一サイクルとし、このサイクルを繰り返し行なうことにより、半導体ウェハWの上に所定の厚みのTa膜が生成される。
【0056】
上述のサイクル中、ゲート用シャッター30及び窓用シャッター32は閉じられた状態に維持され、原料ガス及び反応ガス(総称して処理ガスという)がゲート空間G及び窓空間Vに流れ込むことが防止される。したがって、処理中における処理空間Sの容積、すなわちは排気すべき容積は減少し、排気を短時間で行なうことができる。ただし、処理空間Sの排気中はシャッターを開いて凸状空間に侵入した処理ガスや、局所パージによる不活性ガスを処理空間Sを介して排気することとしてもよい。
【0057】
局所排気機構による局所排気は、上述のサイクルを繰り返す間、連続して行なわれることが好ましいが、処理空間Sをターボ分子ポンプ10により排気する間は、局所排気を停止してもよい。処理空間Sに供給された処理ガスが凸状空間であるゲート空間Gや窓空間Vに流れこんだ場合、凸状空間から局所排気機構により直接排気されるため、凸状空間に処理ガスが滞留することが防止される。
【0058】
また、局所パージ機構による局所パージは、上述のサイクルを繰り返す間、連続して行なわれることが好ましいが、処理空間Sをターボ分子ポンプ10により排気する間は、局所パージを停止してもよい。処理空間Sに処理ガスが供給されている間、凸状空間であるゲート空間Gや窓空間Vに局所的にパージが行なわれるので、凸状空間からはパージガスが流出しており、処理ガスが凸状空間に流れ込むことが防止される。
【0059】
次に、本実施例に設けられたウェハ上下機構18について説明する。
【0060】
被処理基体上下機構としてのウェハ上下機構18は、載置台4の上で半導体ウェハWを支持するために設けられる。すなわち、ウェハ上下機構18は、半導体ウェハWを処理容器2内に搬入したり、処理容器2から搬出したりする際に、半導体ウェハWを載置台4に載置された状態から所定距離上方に持ち上げるための機構である。
【0061】
図4及び図5に示されるように、ウェハ上下機構18は、複数のリフタピン60が取り付けられた枠体62と、枠体62を上下に移動するリフタピン上下機構64とよりなる。リフタピン60は、載置台4を上下方向(垂直方向)に貫通して設けられるピンであり、例えば3本のリフタピン60により半導体ウェハWを水平に支持することができる。
【0062】
図7はリフタピン60が取り付けられた枠体62の平面図である。枠体62は載置台4の下方に配置され、リフタピン60のみが載置台4に形成された貫通孔を通じて載置台4から突出するように構成されている。したがって、例えば、ロボットアーム(図示せず)によりゲートバルブ16を通じて半導体ウェハWが処理容器内に搬入された際に、載置台4の真上まで搬送された半導体ウェハWを、まずリフタピン60により支持する。そして、ロボットアームを退避させた後、リフタピン60を下降させることにより、半導体ウェハWは載置台4上に載置される。半導体ウェハWを搬出する際は、逆の動作を行なえばよい。
【0063】
リフタピン60を上下移動するには、枠体62を上下移動させればよい。本実施例では、ボールねじを利用したリフタピン上下機構64により枠体62の上下移動を行なう。リフタピン上下機構64は、ボールねじが組み込まれたモータ66を駆動源として用いている。モータ66の軸66aはボールねじの作用により往復動することができる。軸66aの先端に連結部材68の一端が接続固定され、連結部材68の他端に枠体支持部材70が固定される。
【0064】
枠体支持部材70は、処理容器2の底部を貫通して処理容器2内まで延在し、載置第4の下方に配置される枠体62が枠体支持部材70に固定される。したがって、モータ66を駆動することにより、連結部材68及び枠体支持部材70を上下移動することができ、リフタピン60が取り付けられた枠体62を上下移動することができる。なお、処理容器2の底部から外部に延出した枠体支持部材70の周囲にはベローズ72が設けられ、処理容器2の気密構造が維持されている。
【0065】
以上のような構成のウェハ上下機構18において、本実施例による枠体62は図7に示すように実質的に点対称な形状である円環形状を有しているが、従来の枠体は点対称な形状ではなかった。図8は従来の枠体の一例を示す平面図であるが、従来の枠体はフォーク形状(2又形状)に形成されており、点対称な形状ではなかった。
【0066】
すなわち、図8に示すような従来の枠体74を用いると、載置台の下方に形成される排気通路のコンダクタンスが、載置台4(すなわち、半導体ウェハW)の全周にわたって均一ではなくなってしまう。したがって、処理ガスの排気口2aへの流れが半導体ウェハWの全周に渡って均一ではなくなり、半導体ウェハの全周にわたって均一な処理を行うことができなくなってしまう。
【0067】
そこで、本実施例では、枠体62を実質的に点対称な形状である円環形状に形成し、且つコンダクタンがなるべく大きくなるように枠体の幅tを極力小さくしている。例えば、リフタピン60の直径が2.5mmである場合、枠体の幅tは3mm程度とされる。
【0068】
なお、枠体62は連続した円環形状とすることが好ましいが、図8に示すように円環形状の一部が除去された形状であっても、実質的に円環形状であればコンダクタンスを均一にする効果を得ることができる。
【0069】
本実施例による枠体62を用いた場合、処理容器2内での処理ガスの排気口へ向かう流れが、半導体ウェハWの全周にわたって均一となり、かつ排気コンダクタンスを大きくすることができる。したがって、半導体ウェハの全周(全面)にわたって均一な処理を行なうことができ、処理品質を向上することができる。
【発明の効果】
以上のように、上述の発明によれば、処理容器の内部空間から凸状に延在する凸状空間に滞留するガスの影響を軽減して、高速なガス置換を行なうことのできる処理装置を提供することができる。また、処理容器内の排気コンダクタンスを載置台の全周にわたって均一にすることができ、被処理基体の全面に一様な処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例による処理装置の全体構成図である。
【図2】図1に示す処理容器の水平断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿った処理容器の断面図である。
【図4】図1に示す処理容器の拡大断面図である。
【図5】図1に示す処理容器の拡大断面図であり、ゲート空間がシャターにより処理空間から分離された状態を示す。
【図6】図1に示す処理装置による処理の際の処理ガスの供給及び排気と共に、遮断機構のシャターの動作、局所排気機構による排気動作、局所パージ機構によるパージ動作を示すタイムチャートである。
【図7】リフタピンが取り付けられた枠体の平面図である。
【図8】従来の枠体の平面図である。
【符号の説明】
2 処理容器
2a 排気口
4 載置台
6 シャワーヘッド
8 ガス供給装置
10 ターボ分子ポンプ
12 排気配管
14 ドライポンプ
16 ゲートバルブ
18 ウェハ上下機構
30 ゲート用シャッター
32 窓用シャッター
34,44 収容部
36 シャッター上下機構
40 エアシリンダ40
40a移動軸
42 取付け部材42
46 ベローズ
48 ゲート空間排気通路
50 ゲート空間排気配管
52 ゲート空間パージ通路
54 ゲート空間パージ配管
64 リフタピン上下機構
66 モータ
66a 軸
68 連結部材
70 枠体支持部材
72 ベローズ

Claims (10)

  1. 被処理体が配置される内部空間を画成する処理容器と、
    複数種類の原料ガスを一種類ずつ交互に前記処理容器に供給する原料ガス供給手段と、
    を有する処理装置であって、
    前記処理容器の内部空間は、前記被処理体が配置される処理空間と、外部からみて該処理空間から凸状に延在する凸状空間とを含み、
    該凸状空間を局所的に排気するための局所排気機構が設けられたことを特徴とする処理装置。
  2. 請求項記載の処理装置であって、
    前記局所排気機構は、前記凸状空間に接続された排気通路を有することを特徴とする処理装置。
  3. 請求項記載の処理装置であって、
    前記排気通路は、前記処理容器の前記処理空間を排気するための排気配管に接続されることを特徴とする処理装置。
  4. 請求項乃至のうちいずれか一項記載の処理装置であって、
    前記凸状空間を不活性ガスで局所的にパージするための局所パージ機構を有することを特徴とする処理装置。
  5. 請求項記載の処理装置であって、
    前記局所パージ機構は、前記凸状空間に接続されたパージガス供給通路を有することを特徴とする処理装置。
  6. 請求項記載の処理装置であって、
    前記パージガス供給通路は、前記処理容器の前記処理空間に不活性ガスを供給するためのガス供給装置に接続されることを特徴とする処理装置。
  7. 請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の処理装置であって、
    前記凸状空間を前記処理空間から遮断するための遮断機構が設けられたことを特徴とする処理装置。
  8. 請求項記載の処理装置であって、
    前記遮断機構は、前記処理空間と前記凸状空間との間で移動可能な遮断部材と、該遮断部材を移動させる移動機構とを有することを特徴とする処理装置。
  9. 請求項記載の処理装置であって、
    前記処理容器は、前記遮断部材を前記処理容器の壁面内に収容する収容部を有することを特徴とする処理装置。
  10. 請求項1乃至のうちいずれか一項記載の処理装置であって、
    前記凸状空間は、前記処理容器の側壁に設けられたゲートバルブと前記処理空間との間に延在する空間であることを特徴とする処理装置。
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