JP2008232210A - 圧力制御バルブおよび該圧力制御バルブを備えた処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体ウエハ等の被処理体に対して所定の処理を行うチャンバーに用いられる圧力制御バルブにおいて、シール部材の長寿命化を達成することができる圧力制御バルブを提供すること。
【解決手段】 チャンバー11側と排気装置53,54側とを連通する開口61bを備えた弁ボディ61と、前記開口を閉止する封止用弁体62と、該封止用弁体に設けられたシール部材62a及びその外側の保護シール62bと、前記開口61bを所定の開度だけ開口するシール部材を持たない制御用弁体63と、を設け、プラズマ処理をする場合は、開口を制御用弁体で所定の開度にし、封止用弁体62は、弁退避部に退避させておく。弁退避部では、保護シールの内側にシール部材が密封されるので、シール部材はプラズマやラジカルに曝されない。
【選択図】 図5

Description

本発明は、半導体ウエハ等の被処理体に対して真空処理を行う処理装置のチャンバー内の圧力の制御に関し、特に、チャンバー内の圧力を制御するために使用する圧力制御バルブ及びこのような圧力制御バルブを備えた処理装置に関する。
半導体製造工程においては、成膜処理や、エッチング処理等の真空処理が多用されている。このような真空処理を行う処理装置においては、内部が真空排気可能なチャンバー内に、被処理体である半導体ウエハを搬入し、チャンバー内を真空ポンプを備えた排気装置により真空排気しながら、半導体ウエハに所定の処理を施す。
この処理の間、チャンバー内は、真空ポンプにより真空排気されつつ、チャンバーと真空ポンプとの間に設けられた圧力制御バルブの開度を調整することによりチャンバー内が所定の圧力に制御される。このような圧力制御バルブとしては、特許文献1(特開平9−178000号)に記載のものや、特許文献2(特開2005−9678号公報)に記載のものが知られている。これらは、いずれも回動軸から延びるアームの先端に円板状の弁体を設け、回動軸を回転することで、弁体が流路を閉じる位置から流路を全開する位置まで移動できるようにしたものである。
図8は、上記の特許文献2に記載された圧力制御バルブの構成を示す図で、(a)は(b)のG−G線に沿った断面図、(b)は弁体が開口を完全に覆った状態を示す概略断面図である。この圧力制御バルブは、極めて少量の最小流通を調節可能なものである。
この圧力制御バルブは、バルブ本体1に流体通路の開口2と、流体通路に向って開口する中空部3を備える。円板状の弁体4は回動軸5のアーム6の先端にアーム6と一体に設けられている。圧力制御バルブが全開状態においては、円板状の弁体4は中空部3内に位置し、そのため流体通路の側方に位置して開口2は全開状態になる。
開口2を完全に覆う図8(a)、(b)に示す位置に単に弁体4が移動しても弁体4のシール部材4aは開口2に密着せず、シール状態には達しない。弁体4が開口2をシールするために、さらに、円筒形状のシール接合部材7が、軸方向に移動して弁体4のシール部材4aを開口2に押圧することで、開口2をシールすることができる。
特開平9−178000号公報 特開2005−9678号公報
ところで、上記真空処理として、例えば、CFガスやOガス等のプラズマ処理を行う場合には、弁体4で所定の開度に開かれた開口2をプラズマ中のラジカル等が通過していく際に、弁体4のシール部材4aが、ラジカル等に曝されることになり、これによりシール部材4aが劣化し、封止能力が低下したり、パーティクルが発生するなどの問題が発生する。そのため、シール部材4aが劣化した時点で、装置を停止してシール部材4aを交換する必要が生じる。
現在では、プラズマやラジカルの高エネルギー化に伴い、耐プラズマ性・耐ラジカル性を上げるため、シール部材として高価な完全フッ素化ゴムを使用しているが、それでも劣化は起こり、シール部材を数ヶ月で交換しなければならず、シール部材コストが高いものとなり、また、シール部材交換のために装置を停止させるので、スループットが低下するという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、シール部材の長寿命化を達成することができる圧力制御バルブと、この圧力制御バルブを備えた処理装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明の第1の観点では、内部を真空に保持可能なチャンバーと、該チャンバー内を真空排気する排気装置との間に設けられ、前記チャンバー内の圧力を制御する圧力制御バルブであって、チャンバー側と排気装置側とを連通する開口を備えた弁ボディと、前記開口を閉止する封止用弁体と、該封止用弁体に設けられ、前記開口と封止用弁体との間を密閉するシール部材と、前記開口の開度を調節するシール部材を持たない制御用弁体と、前記弁ボディの前記開口に隣接する位置に形成され、前記封止用弁体が退避する弁退避部と、前記封止用弁体を、前記開口と弁退避部との間で回動させる第1回動軸と、前記制御用弁体を回動させて前記開口の開度を調節する第2回動軸とを有することを特徴とする圧力制御バルブを提供する。
上記第1の観点において、前記第1回動軸と第2回動軸とが同軸で、第1回動軸と第2回動軸のうち一方が他方を収容する中空部を備えた中空軸である構成とすることができる。
また、上記第1の観点において、前記封止用弁体と制御用弁体のいずれか一方が、中心軸方向に進退自在である構成とすることができる。一方の弁体が進退自在であれば、一方の弁体を後退させることで2つの弁体を重ねた状態にしたり、後退させた弁体を前進させ、封止用弁体を弁退避部に移動し、制御用弁体で開度の調整をすることができる。
また、上記第1の観点において、前記封止用弁体が前記開口に移動したとき、封止用弁体の外周を前記開口に向けて押圧する押圧手段を設けた構成とすることができる。これによって、封止用弁体が開口を封止したとき、封止力を十分に大きくすることができ、封止を確実なものにすることができる。
また、上記第1の観点において、前記弁体が、前記シール材の外側に保護シールを有し、前記保護シールが弁退避部に密着したとき、前記シール材が前記保護シール内に気密に封止される構成としてもよい。このような構成にすることで、弁退避部に退避したシール部材をプラズマやラジカルから遮断することができる。また、シール部材は凹部に収容され、押圧されないので、変形することがなく、開口を密閉する能力が低下することがない。
また、上記第1の観点において、前記開口の周辺に、前記保護シールが収容される凹溝を形成し、前記シール部材が開口を封止したとき前記保護シールが前記凹溝に収容される構成としてもよい。このような構成にすることによって、封止用弁体が開口を封止しているとき、保護シールは押圧されないので、変形することがなく、弁退避部に移動したとき、シール部材を密閉する能力が低下することがない。
上記の目的を達成するために本発明の第2の観点では、被処理体が収容され、内部を真空に保持可能なチャンバーと、前記チャンバー内で被処理体に所定の処理を施す処理機構と、前記チャンバー内を真空排気する排気装置と、前記チャンバーと、前記排気装置との間に設けられ、前記チャンバー内の圧力を制御する圧力制御バルブとを有する処理装置であって、前記圧力制御バルブが、チャンバー側と排気装置側とを連通する開口を備えた弁ボディと、前記開口を閉止する封止用弁体と、該封止用弁体に設けられ、前記開口と封止用弁体との間を密閉するシール部材と、前記開口の開度を調節するシール部材を持たない制御用弁体と、前記弁ボディの前記開口に隣接する位置に形成され、前記封止用弁体が退避する弁退避部と、前記封止用弁体を、前記開口と弁退避部との間で回動させる第1回動軸と、前記制御用弁体を回動させて前記開口の開度を調節する第2回動軸とを有することを特徴とする圧力制御バルブを備えた処理装置を提供する。
本発明の圧力制御バルブによれば、半導体基板を処理中には、シール部材の無い制御用弁体で開度を調整し、シール部材のある封止用弁体は、弁退避部に退避しているので、シール部材がプラズマガスやラジカルガスに曝されることがなくなり、シール部材の寿命が延びてランニングコストを低下することができ、処理のスループットも向上するという優れた効果を奏する。
以下、添付図面を参照して、本発明の圧力制御バルブとこの圧力制御バルブを備えた処理装置について詳細に説明する。図1は、本発明の圧力制御バルブを使用したRLSAマイクロ波プラズマ処理装置の概略断面図である。図1に示すように、このRLSAマイクロ波プラズマ処理装置10は、半導体基板を収容して真空に保持可能な略円筒状のチャンバー11と、その底部に設けられた、半導体基板Sを載置するサセプタ12と、チャンバー11の側壁に設けられた処理ガスを導入するためのリング状をなすガス導入部13と、チャンバー11の上部の開口部に臨むように設けられ、多数のマイクロ波透過孔14aが形成された平面アンテナ14と、マイクロを発生させるマイクロ波発生部15と、マイクロ波発生部15を平面アンテナ14に導くマイクロ波伝送機構16と、ガス導入部13に処理ガスを供給する処理ガス供給系17とを有している。
平面アンテナ14の下方には誘電体からなるマイクロ波透過板21が設けられ、平面アンテナ14の上にはシールド部材22が設けられている。マイクロ波伝送機構16は、マイクロ波発生部15からマイクロ波を導く水平方向に伸びる導波管31と、平面アンテナ14から上方に伸びる内導体33および外導体34からなる同軸導波管32と、導波管31と同軸導波管32との間に設けられたモード変換機構35とを有している。
チャンバー11の底部にはチャンバー11内を排気するためのバルブや排気装置等からなる排気機構24が設けられている。排気機構24は、チャンバー11の底部の排気口11aに接続された排気管23を有し、この排気管23の前段には排気装置としてのドラッグポンプ53が設けられ、後段には同じく排気装置としてのドライポンプ54が設けられていて、ドライポンプ54で粗引きを行い、ドラッグポンプ53でさらに高真空まで真空引きを行う。
排気管23のドラッグポンプ53の上流側には、本発明に係る圧力制御バルブ60が設けられている。チャンバー11には、その中の圧力を検出する圧力センサ55が設けられており、圧力制御バルブ60は圧力センサ55の値に応じて開度を調節するようになっている。排気管23には、圧力制御バルブ60の上流側およびドラッグポンプ53とドライポンプ54との間に、それぞれ開閉バルブ56および57が設けられている。
チャンバー11の側壁には半導体基板Sを搬入出可能な搬入出口25が設けられており、この搬入出口25はゲートバルブGにより開閉可能となっている。また、サセプタ12内にはヒータ18が埋設されている。
処理ガス供給系17は、たとえば、CFガスやOガスのような処理ガスを供給するもので、これらがそれぞれのガスの供給源から共通のガス供給ライン19に接続されている。ガス供給ライン19は上記ガス導入部13に接続されている。なお、ガス供給ライン19には開閉バルブおよびマスフローコントローラ等の流量制御器(図示せず)が介装されている。
このRLSAマイクロ波プラズマ処理装置10は、各構成部を制御するマイクロプロセッサ(コンピュータ)からなるプロセスコントローラ50を有しており、各構成部がこのプロセスコントローラ50に接続されて制御される構成となっている。本発明に係る圧力制御バルブ60も、圧力センサ55の値に応じたプロセスコントローラ50の指令により制御されるようになっている。また、プロセスコントローラ50には、オペレータがRLSAマイクロ波プラズマ処理装置10を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、プラズマ処理装置の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェース51が接続されている。
また、プロセスコントローラ50には、RLSAマイクロ波プラズマ処理装置10で実行される各種処理をプロセスコントローラ50の制御にて実現するための制御プログラムや、処理条件に応じてRLSAマイクロ波プラズマ処理装置10の各構成部に処理を実行させるためのプログラムすなわちレシピが格納された記憶部52が接続されている。レシピは記憶部52の中の記憶媒体に記憶されている。記憶媒体は、ハードディスクや半導体メモリであってもよいし、CDROM、DVD、フラッシュメモリ等の可搬性のものであってもよい。また、他の装置から、例えば専用回線を介してレシピを適宜伝送させるようにしてもよい。
そして、必要に応じて、ユーザーインターフェース51からの指示等にて任意のレシピを記憶部52から呼び出してプロセスコントローラ50に実行させることで所望の処理が行われる。また、圧力センサ55でチャンバー11内の圧力を検出して、プロセスコントローラ50を介して、圧力制御バルブ60の開度の調節を行う。
次に、上記構成のRLSAマイクロ波プラズマ処理装置10において行われるRLSAマイクロ波プラズマ処理装置の方法の概略について説明する。
まず、半導体基板Sをチャンバー11内に搬入し、サセプタ12上に載置する。そして、排気機構24によりチャンバー11内を真空排気しながら、処理ガス供給系17からガス供給ライン19を経由し、ガス導入部13を介して、たとえば、上述したCFガス、Oガスのような処理ガスがチャンバー11内に供給され、圧力制御バルブ60によりチャンバー11内の圧力が所定の圧力に維持された状態でエッチング処理などの処理がされる。
このRLSAマイクロ波方式のプラズマ処理は、低電子温度で高密度のラジカルを主体とするプラズマが形成されるため、低ダメージのプラズマ処理を実現することができる。
複数の処理工程がある場合は、1つの処理工程が完了したら、真空排気を継続しながら、処理ガス供給系17に設けられたArなどのパージガスをチャンバー11内に供給し、前工程で残留しているガスをパージする。その後、次の処理を行うためのガスに切り替えて供給し、マイクロ波プラズマを形成して次工程の処理を行う。
図2は、本発明の圧力制御バルブ60の構成を示す図で、封止用弁体が開口を封止した状態を示す図3のA−A断面図である。図3は図2のB−B断面図である。図4は、制御用弁体が開口の一部を閉止した状態を示す図5のC−C断面図、図5は図4のD−D断面図である。
圧力制御バルブ60の弁ボディ61は、内部に空間61aを有し、空間61aの一方には、弁ボディ61を貫通する2つの開口61b、61cが相互に対向するように形成されている。2つの貫通孔のうち一方の開口61bは、チャンバー11側に接続され、他方の開口61cは、排気機構としてのドライポンプ54側に接続される。また、弁ボディ61の開口61b側の内壁には、開口61bと離れた位置に弁退避部61dが形成され、その中心に円形の凹部61d’がある。開口61bの外側には、開口61bと同心円状に凹溝61eがある。
空間61a内には、封止用弁体62と、制御用弁体63とが設けられている。封止用弁体62は円板状で、周囲に2重の環状の溝が形成され、この溝内にシール部材62aと保護シール62bが嵌めこまれている。しかし、もう一方の制御用弁体63の方は、封止用弁体62と同じく円板形状であるが、シール部材は設けられていない。
弁ボディ61には、図2に示すように、中央の上方に第1回動軸64があり、この第1回動軸64に封止用弁体62が取り付けられている。第1回動軸64は、図示しないモータなどの駆動手段に接続されている。
制御用弁体63は、第1回動軸64を内部に貫通支持している中空の第2回動軸65に取り付けられている。第2回動軸65は、中空円筒形状で、中空部に第1回動軸64を回動自在に収容しているとともに、この第2回動軸65独自のモータに接続されて回動自在であり、同時に、ソレノイドなどのリニアアクチュエータにより軸方向の進退が可能である。
第1回動軸64は、封止用弁体62を、図3に示すように開口61bを閉止する位置に移動するか、図5に示すように弁退避部61dに重なる位置に移動するかを択一的に選択して回動する。第2回動軸65は、制御用弁体63を回動と進退させることで、開口61bを全閉位置から全開位置までの間で所望の開度に調整することができる。図4は制御用弁体63が開口61bを若干開口した状態を示している。
プラズマ処理がされる場合は、第1回動軸64が封止用弁体62を弁退避部61dに移動する。プラズマ処理中は、制御用弁体63の開度を調節して、ドラッグポンプ53で吸引してチャンバー11内を所望の真空度に保つようにする。制御用弁体63を開く時には、まず、第2開動軸65を下降させて開口させ、所定距離下降した後に制御用弁体63を回動させる。制御用弁体63で所定の開度に開かれた開口61bから開口61cへとプラズマやラジカルが通過していく。制御用弁体63には、シール部材が無いので、プラズマやラジカルにより浸食されることがない。
一方、シール部材62aを有する封止用弁体62は、弁退避部61dに移動している。そして保護シール62bが凹部61d’の周縁に圧接し、シール部材62aは弁退避部の凹部61d’内にあって、凹部61d’の底面には圧接されない状態である。保護シール62bが弁退避部に圧接することによって、シール部材62aは気密に封止され、プラズマやラジカルから完全に遮断され、浸食を防止することができる。保護シール62bは、プラズマやラジカルの影響を僅かに受けるが、この保護シール62bは、シール部材62aを密閉できればよいので、浸食されてもシール部材62aの密閉には問題がない。
メンテナンスの際には、第2回動軸65が後退して、制御用弁体63を開口61bから離隔させ、第1回動軸64を回転して封止用弁体62で開口61bを閉止する。封止用弁体62が開口61bを封止している状態では、チャンバー11側の圧力の方が、弁ボディ61内空間61aより低圧になるので、封止用弁体62は、開口61bの周縁に圧接される。したがって、シール部材62aは開口と封止用弁体62とに圧接されることになり、プラズマやラジカルには殆ど曝されることがなく、浸食を防止することができる。
シール部材62aが開口61bを閉じているとき、保護シール62bは、開口61bと同心円で形成された凹部61eに先端が凹部61eの底面に圧接しない状態で収容される。したがって、シール部材62aが長時間開口61bに圧接して封止していても、保護シール62bは変形を受けることがなく、弁退避部61dでシール部材62aを封止する能力が低下することがない。
図6、図7は、本発明の第2実施例を示す図で、図6は図7のE−E断面図、図7は図6のF−F断面図である。第1実施例と共通する構成には同じ符号を付している。
封止用弁体62が開口61bを封止したとき、シール部材62aと開口61bとの密着力が不足することがある。この第2実施例では、開口61bの周囲に複数の押圧手段66を、等間隔で配置した。各押圧手段66は、エアーシリンダ66aと押圧片66bとを有し、開口61bに移動してきた封止用弁体62を開口61bに押しつける。こうすることによって、封止用弁体62は開口61bを確実に封止することができる。なお、この場合、封止用弁体62と、これを支持している第1回動軸64との結合部も、押圧手段66で押圧したとき移動できる程度にスライド可能になっていることが望ましい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々変形可能である。例えば、上記実施形態では本発明の圧力制御バルブをRLSAマイクロ波プラズマ処理装置に適用した例を示したが、これに限るものではなく、他のプラズマ処理装置にも適用可能である。また、バルブの駆動方式等も上記実施形態に限定されるものではない。
本発明の圧力制御バルブを使用したRLSAマイクロ波プラズマ処理装置の断面図である。 本発明の圧力制御バルブ60の構成を示す図で、封止用弁体が開口を封止した状態を示す図3のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 制御用弁体が開口の一部を閉止した状態を示す図5のC−C断面図である。 図4のD−D断面図である。 本発明の第2実施例を示す図で、図7のE−E断面図である。 図6のF−F断面図である。 圧力制御バルブの従来例の構成を示す図で、(a)は(b)のG−G断面図、(b)は弁体が開口を完全に覆った状態を示す概略断面図である。
符号の説明
11 チャンバー
53,54 排気装置
60 圧力制御バルブ
61 弁ボディ
61b 開口
61d 弁退避部
62 封止用弁体
62a シール部材
62b 保護シール
63 制御用弁体
64 第1回動軸
65 第2回動軸
66 押圧手段

Claims (7)

  1. 内部を真空に保持可能なチャンバーと、該チャンバー内を真空排気する排気装置との間に設けられ、前記チャンバー内の圧力を制御する圧力制御バルブであって、チャンバー側と排気装置側とを連通する開口を備えた弁ボディと、前記開口を閉止する封止用弁体と、該封止用弁体に設けられ、前記開口と封止用弁体との間を密閉するシール部材と、前記開口の開度を調節するシール部材を持たない制御用弁体と、前記弁ボディの前記開口に隣接する位置に形成され、前記封止用弁体が退避する弁退避部と、前記封止用弁体を、前記開口と弁退避部との間で回動させる第1回動軸と、前記制御用弁体を回動させて前記開口の開度を調節する第2回動軸とを有することを特徴とする圧力制御バルブ。
  2. 前記第1回動軸と第2回動軸とが同軸で、第1回動軸と第2回動軸のうち一方が他方を収容する中空部を備えた中空軸であることを特徴とする請求項1記載の圧力制御バルブ。
  3. 前記封止用弁体と制御用弁体のいずれか一方が、中心軸方向に進退自在であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧力制御バルブ。
  4. 前記封止用弁体が前記開口に移動したとき、封止用弁体の外周を前記開口に向けて押圧する押圧手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の圧力制御バルブ。
  5. 前記弁体が、前記シール材の外側に保護シールを有し、前記保護シールが弁退避部に密着したとき、前記シール材が前記保護シール内に気密に封止されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の圧力制御バルブ。
  6. 前記開口の周辺に、前記保護シールが収容される凹溝を形成し、前記シール部材が開口を封止したとき前記保護シールが前記凹溝に収容されることを特徴とする請求項5に記載の圧力制御バルブ。
  7. 被処理体が収容され、内部を真空に保持可能なチャンバーと、前記チャンバー内で被処理体に所定のプラズマ処理を施す処理機構と、前記チャンバー内を真空排気する排気装置と、前記チャンバーと前記排気装置との間に設けられ、前記チャンバー内の圧力を制御する圧力制御バルブとを有する処理装置であって、前記圧力制御バルブが、チャンバー側と排気装置側とを連通する開口を備えた弁ボディと、前記開口を閉止する封止用弁体と、該封止用弁体に設けられ、前記開口と封止用弁体との間を密閉するシール部材と、前記開口の開度を調節するシール部材を持たない制御用弁体と、前記弁ボディの前記開口に隣接する位置に形成され、前記封止用弁体が退避する弁退避部と、前記封止用弁体を、前記開口と弁退避部との間で回動させる第1回動軸と、前記制御用弁体を回動させて前記開口の開度を調節する第2回動軸とを有することを特徴とする圧力制御バルブを備えた処理装置。
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