JP4540453B2 - 積層電子部品の製造方法及び積層電子部品の製造方法 - Google Patents

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本発明は、積層セラミックコンデンサ等に用いられる積層電子部品素体の製造方法及び積層セラミックコンデンサ等の積層電子部品の製造方法に関するものである。
近年、代表的な積層電子部品である積層セラミックコンデンサにおいて、等価直列抵抗、等価直列インダクタンスを低くするために、内部の導電層間をビア導体で接続する構造が増えてきている。
かかる積層電子部品素体は、絶縁層中に複数の導電層が形成されており、前記絶縁層及び前記導電層を貫通した貫通ビア導体が形成されている。なお、積層セラミックコンデンサの場合は、前記絶縁層から露出した貫通ビア導体には外部電極が接続されている。このような内部の導電層間をビア導体で接続する構造の積層電子部品の製造法は、例えば次のようなものである。
焼成後に絶縁体層となる絶縁シートを支持フィルム上に形成する。前記絶縁シート上の導電領域となる部分に導体層を形成し、支持フィルムを剥離して、絶縁シート上に導電領域のみが形成された複合シートを作成する。この場合、導電層の周囲部分や導電層中に導体材料が除去された部分が導電層非形成領域となる。次に、前記複合シートを複数枚準備して積層し、積層電子部品素体を作成する。そして、前記積層部品素体の所定の位置、たとえば、前記導電層非形成領域の絶縁シート及び別の絶縁シート上の前記導電層を貫通す貫通する貫通ビアホールが形成される。
前記貫通ビアホールには前記導電層と電気的に接続される様に貫通ビアホール導体が充填される。なお、積層セラミックコンデンサの場合は、前記積層電子部品素体には複数の積層電子部品素体小片が含まれており、前記積層電子部品素体は切断され、複数の積層電子部品素体小片に分割される。前記積層電子部品素体小片は焼成され、さらに、ビア導体の露出部には外部電極が形成されて積層電子部品となる(例えば、特許文献1参照)。
また、上述の積層電子部品の製造方法では、複合シートの導電層と絶縁層の厚みの差については、導体層が形成された部分は厚みが厚くなっており、積層後あるいは焼成後に導電層の周囲に空隙が生じたり、絶縁シート間で剥離したりする問題があった。この問題を改善するため、絶縁材を印刷等により供給し、絶縁層を形成して導電層とその周囲の厚みの差を少なくする製造方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−229325号公報 特開2000−311831号公報
しかしながら、上述の絶縁材を印刷等により供給して絶縁層を形成する積層電子部品の製造方法では、導体層と絶縁材の境界を完全に一致させるのは困難であり、導体層と絶縁材のいずれも形成されていない部分が出来るか、あるいは、導体層と絶縁材が重なって形成された部分が出来てしまう。導体層と絶縁材のいずれも形成されていない部分が出来た場合、その部分は周囲よりも厚みが薄くなるため、その部分に空隙が生じるたり、層間で剥離したりすることが問題となる。導体層と絶縁材が重なって形成された部分が出来た場合、その部分は周囲よりも厚みが厚くなるため、その部分の周囲に空隙が生じたり、層間で剥離したりすることが問題となる。
上述の問題について、さらに図5に基づいて説明する。
図5は従来の積層電子部品の断面図である。同図に示す積層電子部品30は、複数の絶縁シート1上に導体層2及び絶縁層3が形成された複合シート34を複数積層されている。同図では、導体層2及び絶縁層3の境界が一致しておらず、導体層2と絶縁層3のいずれも形成されていない部分があり、この部分が空隙37となっている。
本発明は、上述の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、複合シートの導電層と絶縁層の厚みの差を少なくし、焼成後の積層体内部に空隙や層間剥離がない積層電子部品素体の製造方法およびそれを用いた積層電子部品の製造方法を提供することにある。
本発明の積層電子部品の製造方法は、絶縁シートの一方主面に導電層及び絶縁層を有する複合シートを、複数積層して積層体を形成するとともに、少なくとも前記絶縁シート及び絶縁シート上の前記絶縁層を貫通して所定の前記導電層に電気的に接続する貫通ビア導体を形成して成る積層電子部品素体の製造方法であって、
前記複合シートが下記工程1〜工程4を経て形成されることを特徴とする積層電子部品素体の製造方法。
工程1:支持フィルムの一方の面に前記導体層を形成し、該導体層の所定箇所に導体層及び前記支持フィルムを貫通する貫通孔を形成する工程
工程2:前記支持フィルムの前記導体層上に、前記貫通孔を塞ぐようにして絶縁シートを貼着する工程
工程3:前記支持フィルム側から、該支持フィルムの前記貫通孔を介して前記導体層の前記貫通孔に前記絶縁層となる絶縁材を充填する工程
工程4:前記支持フィルムを、前記導体層及び前記絶縁層より剥離させ、前記絶縁シート上に導電層と絶縁層を有する複合シートを得る工程。
また、本発明の積層電子部品の製造方法は、前記絶縁シートが有機バインダ中に無機物粒子を分散させてなるグリーンシートであることを特徴とするものである。
更に、本発明の積層電子部品の製造方法は、前記絶縁材がビヒクル中に無機物粒子を分散させた絶縁ペーストであり、工程3には充填した絶縁材の乾燥処理を含むことを特徴とするものである。
また更に、本発明の積層電子部品の製造方法は、前記積層電子部品素体が複数の積層電子部品素体小片を含むとともに、前記複数の積層電子部品素体を複数の積層電子部品素体小片に分割する工程と前記積層電子部品素体小片を焼成して作成した積層電子部品の貫通ビア導体の露出部に外部電極を形成する工程とを含むことを特徴とするものである。
本発明の積層電子部品の製造方法によれば、支持フィルム側から支持フィルムの貫通孔を介して導体層の貫通孔に絶縁材を充填し絶縁層を形成したことから、導体層が形成された部分と絶縁材が充填された絶縁層部分との境界は一致し、導体層と絶縁層のいずれも形成されていない部分や導体層と絶縁層が重なって形成された部分が生じないので、積層電子部品素体に空隙や層間剥離を発生させなく出来る。
本発明の積層電子部品の製造方法は、前記絶縁材がビヒクル中に無機物粒子を分散させた絶縁ペーストであり、支持フィルム側から支持フィルムの貫通孔を介して導体層の貫通孔に絶縁材を充填し絶縁層を形成す工程の際に充填した絶縁材の乾燥処理が行われることにより、充填した絶縁材は乾燥により体積収縮して乾燥後の絶縁材の厚みと導体層の厚みの差が少なくなり、焼成後の積層体に空隙や層間剥離を発生させなく出来る。
更に、本発明の積層電子部品の製造方法は、前記積層電子部品素体が複数の積層電子部品素体小片を含むとともに、前記複数の積層電子部品素体を複数の積層電子部品素体小片に分割し、前記積層電子部品素体小片を焼成して作成した積層電子部品の貫通ビア導体の露出部に外部電極を形成したことから、前記積層電子部品素体に空隙や層間剥離がないことにより、積層電子部品に空隙や層間剥離をなくすことが出来る。
以下、本発明の積層電子部品の製造方法および積層電子部品の製造方法を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明にかかる一実施形態による積層電子部品の断面図であり、図2は図1中のA−A’線の平断面図である。同図に示す積層電子部品10は、積層電子部品素体7と外部電極6により構成されている。積層電子部品素体7は複数の絶縁シート1上に導電層2及び絶縁層3が形成された複合シート4を複数積層されている。さらに、積層電子部品素体7は前記絶縁シート1、導電層2及び絶縁層3を貫通して貫通ビア導体5が形成されている。外部電極6は積層セラミック素体7から露出した貫通ビア導体5と接続している。
絶縁シート1を構成する材料としては例えば、BaTiO、CaTiO、SrTiO、等を主成分とする高誘電率の誘電体材料が用いられ、その厚みは例えば、1〜20μmに設定される。また、その絶縁シートの積層数は、例えば10〜2000層に設定される。なお、添付図では、簡略化のため積層数の少ないものを示している。
導電層2は積層電子部品素体7の絶縁シート1間に介在され、材質としては、例えばNi、Cu、Ag、Cu−Ni、Ag−Pd等の金属を主成分とする導体材料が用いられ、その厚みは例えば、1〜10μmに設定される。
絶縁層3は、絶縁性無機物粉末が用いられるが、絶縁シート1に使用される誘電体材料と焼成時の収縮挙動を近似させて、焼成時のクラック等をなくすため、好ましくは、例えばBaTiO、CaTiO、SrTiO、等を主成分とする高誘電率の誘電体材料が用いられる。
貫通ビア導体5は、積層電子部品素体7の内部で所定導電層2と電気的に接合されており、材質としては、例えばNi、Cu、Ag、Cu−Ni、Ag−Pd等の金属を主成分とする導体材料が用いられ、その直径は例えば30〜300μmに設定される。
外部電極6は、積層セラミック素体7から露出した貫通ビア導体5と接続しており、その材質としては、例えばNi、Cu、Au、Snである。外部電極6は、印刷・焼成、メッキ、印刷・焼成後のメッキ等により形成される。
続いて、本発明による積層電子部品の製造方法を説明する。
図3の(a)〜(c)は複合シート4を複数積層した積層体11を加工する工程を示し、図4の(a)〜(f)は複合シート4を作成する工程を示す。
本発明による積層電子部品の製造方法は、複合シート4を作成する工程1〜工程4と複合シート4を積層・加工する工程からなる。
複合シート4を積層・加工する工程では、図3(a)に示すように複合シート4を複数積層して積層体11を形成する。そして、図3(b)に示すように前記絶縁シート1及び絶縁シート1上の絶縁層3を貫通して所定の前記導電層2に電気的に接続する貫通ビア孔26をレーザー光の照射、マイクロドリル、金型による打抜き等により形成する。その後、図3(c)に示すように貫通ビア導体5充填して積層電子部品素体12が作成される。
次に、積層電子部品素体12は必要により押し切りやダイシング等により積層電子部品素体小片に分割された後、例えば1100から1400℃の温度で焼成して積層電子部品が作成される。さらに、積層電子部品の貫通ビア導体5の露出部に外部電極としてNiメッキ、Snメッキを順次形成する。なお、必要に応じて、メッキ前に貫通ビア導体5の露出部の酸化皮膜を研磨により除去してもよい。
次に、上述の積層電子部品素体12の形成方法に用いられる複合シート4の製造方法について詳しく説明する。
(工程1) まず、Ni、Cu、Ag、Cu−Ni、Ag−Pd等の金属材料と、適当な有機溶剤と有機バインダから成るビヒクルを混合・分散して、導電ペーストを作成する。なお、必要に応じて、導電ペーストにはBaTiO、CaTiO、SrTiO、等の無機物粉末が加えられる。これにより、導電層2を焼成により形成するにあたり、焼成時の収縮開始温度が高くなり、絶縁シート1や絶縁層3に使用されている誘電体材料と導体材料の収縮温度の差が少なくなるので、収縮挙動の差によりクラックや空隙の発生がなくなる。
図4(a)に示すように、前記導電ペーストをPETやPEN等のポリエステルを材料とする支持フィルム21に塗布して導電層2が形成される領域を含む領域に導体材22を形成する。支持フィルム21の厚さは10〜50μmが好ましい。10μmよりも薄いと次工程で貫通孔23を形成した後に支持フィルム21が変形して貫通孔23の位置精度が悪くなる。50μmよりも厚いと導電層2と絶縁層3の厚みの差が大きくなってしまう。なお、導体材22は、複合シート4の大きさに相当するベタパターンで形成してもよいし、後述の電子部品素体小片の大きさよりわずかに小さいベタパターンを格子状に並べて形成してもよい。さらに、形成するパターンはベタパターンではなく、あらかじめ配線等が含まれたパターンであってもかまわない。電子部品素体小片の大きさよりわずかに小さいベタパターンを格子状に並べて形成した場合、電子部品素体小片の端面に導体材22が露出しないため、層間の絶縁性に優れる。
次に、図4(b)に示すように、金型による打抜きやレーザー光の照射により支持フィルム21および導体材22を貫通する貫通孔23が形成される。このように、導体材22に貫通孔23の加工が施され導体層2の形状の導体材22となる。これにより導体材22の所定の部分が取り除かれ、支持フィルム21上には上述の導電層2となる導体材22のみが残る。
(工程2) まず、BaTiO、CaTiO、SrTiO、等を主成分とする誘電体材料の粉末に適当な溶剤、有機バインダ等を添加・混合・分散して泥漿状のスラリーを作成する。得られたスラリーを周知のドクターブレード法等によって所定形状、所定厚みの絶縁シート1を作成する。
図4(c)に示すように、導体材22を被覆し、且つ貫通孔23を塞ぐように絶縁シート1を貼着する。貼着は、例えば加熱・加圧により行われ、絶縁シート1と導体材22にそれぞれに含まれる有機バインダ、特に絶縁シート1に含まれる有機バインダにより接合される。なお、必要応じて、絶縁シート1又は/および導体材22に接着剤を供給して接合してもよい。
(工程3) まず、BaTiO、CaTiO、SrTiO、等を主成分とする誘電体材料の粉末と、適当な溶剤と有機バインダから成るビヒクルを混合・分散して、等を混合して絶縁ペーストを作成する。この誘電体材料の粉末は絶縁シート1に使用した誘電体材料の粉末と同じものでも、別なものでもかまわない。
図4(d)に示すように、支持フィルム側から、支持フィルム21の貫通孔23を介して導体材22の貫通孔23に絶縁ペースト24が充填される。図4(e)に示すように、絶縁ペースト24は、絶縁ペースト24中にビヒクルの溶剤が乾燥されることにより体積が減少して、絶縁材25となる。絶縁材25の厚みと導体層の厚みの差は3μm以下とすることが好ましい。絶縁層3となる絶縁材25の厚みと導電層2となる導体材22の厚みの差が3μm以内であれば、積層電子部品素体10に空隙や層間剥離が発生しなく出来る。なお、絶縁ペーストの充填は支持フィルム21上に直接絶縁ペーストを供給して、周知の印刷方式により充填してもいいし、周知のスクリーンやメタルマスクを通して貫通孔23内へ絶縁ペーストを供給して充填してもよい。さらに、支持フィルム21上に直接絶縁ペーストを供給して印刷する場合、印刷に使用するスキージの硬度をやわらかくしたり、その他の印刷条件を制御したりして、絶縁ペースト24を支持フィルム21の上面よりも凹むように充填して絶縁材の厚みを制御してもよい。
(工程4) 図4(f)に示すように、支持フィルムを21を、導体材22及び絶縁材25から剥離して、絶縁シート1上に導体層2と絶縁層3を有する複合シート4を得る。このようにして作成された複合シート4上は、導電領域には導体層2が形成され、絶縁領域には絶縁ペースト24で形成した絶縁層3が形成されている。
工程1〜工程4の製造方法によれば、図4の(d)から(e)に示すように、支持フィルム側から支持フィルム21の貫通孔23を介して導電領域である導体材22の貫通孔23に絶縁ペースト24を充填し絶縁材25を形成したことから、導体材22が形成された部分(導体層2)と絶縁材25が充填された部分(絶縁層3)の境界は一致し、導体層22と絶縁層3のいずれも形成されていない部分や導体層2と絶縁層3が重なって形成された部分が生じないので、積層電子部品素体に空隙や層間剥離を発生させなく出来る。これにより、積層電子部品10にも空隙や層間剥離を発生させなくできる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更、改良等が可能である。
例えば、上述の製造方法では、図4(b)の貫通孔23の形状により絶縁層の形状が決定されることになる。従って、絶縁層3を円形以外に形状に設定する場合には、この貫通孔23の形状を任意に設定すればよい。これにより、導電層を所定形状の配線パターンとすることができる。
本発明による積層電子部品の断面図である。 本発明による積層電子部品の図1のA−A’線平断面図である。 (a)〜(c)は、本発明にかかる積層電子部品素体の製造方法における主要工程の断面図である。 (a)〜(f)は、本発明に用いる複合シートの製造方法における主要工程の断面図である。 従来の積層電子部品の断面図である。
符号の説明
1・・・絶縁シート
2・・・導電層
3・・・絶縁層
4・・・複合シート
5・・・貫通ビア導体
6・・・外部電極
10・・・積層電子部品
11・・・積層体
12・・・電子部品素体
21・・・支持フィルム
22・・・導体材
23・・・貫通孔
24・・・絶縁ペースト(未乾燥)
25・・・絶縁材(乾燥済)
26・・・貫通ビア孔
30・・・積層電子部品
34・・・複合シート
37・・・空隙

Claims (4)

  1. 絶縁シートの一方主面に導電層及び絶縁層を有する複合シートを、複数積層して積層体を形成するとともに、少なくとも前記絶縁シート及び絶縁シート上の前記絶縁層を貫通して所定の前記導電層に電気的に接続する貫通ビア導体を形成して成る積層電子部品素体の製造方法であって、
    前記複合シートが下記工程1〜工程4を経て形成されることを特徴とする積層電子部品素体の製造方法。
    工程1:支持フィルムの一方の面に前記導体層を形成し、該導体層の所定箇所に導体層及び前記支持フィルムを貫通する貫通孔を形成する工程
    工程2:前記支持フィルムの前記導体層上に、前記貫通孔を塞ぐようにして絶縁シートを貼着する工程
    工程3:前記支持フィルム側から、該支持フィルムの前記貫通孔を介して前記導体層の前記貫通孔に前記絶縁層となる絶縁材を充填する工程
    工程4:前記支持フィルムを、前記導体層及び前記絶縁層より剥離させ、前記絶縁シート上に導電層と絶縁層を有する複合シートを得る工程。
  2. 前記絶縁シートが有機バインダ中に無機物粒子を分散させて成るグリーンシートであることを特徴とする請求項1記載の積層電子部品素体の製造方法。
  3. 前記絶縁材がビヒクル中に無機物粒子を分散させた絶縁ペーストであり、工程3には充填した絶縁材の乾燥処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の積層電子部品素体の製造方法。
  4. 請求項1に記載の積層電子部品素体は、複数の積層電子部品素体小片を含むとともに、前記複数の積層電子部品素体を複数の積層電子部品素体小片に分割する工程と、
    前記積層電子部品素体小片を焼成して作成した積層電子部品の貫通ビア導体の露出部に外部電極を形成する工程と、を含むことを特徴とする積層電子部品の製造方法。
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