JP4537760B2 - プリンタ装置 - Google Patents

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本発明は、例えばロール状に巻かれた粘着ラベル等の被印刷物を引き出しつつ搬送し、サーマルヘッドに圧接させて印刷を行うラベルプリンタ等のプリンタ装置に関する。
従来より、被印刷物(感熱紙あるいは普通紙・熱転写リボン)をサーマルヘッドに圧接させて搬送しながら印刷を行うプリンタ装置が提供されている。このようなプリンタ装置のうち、POSシステム等において広く使用されているラベルプリンタは、ロール状に巻かれた粘着ラベルをサーマルヘッドとプラテンローラ間で挟み、粘着ラベルとプラテンローラ間の摩擦により引き出しつつ搬送し、粘着ラベルの印刷面をサーマルヘッドに圧接させて印刷を行う。
図14は、現状のラベルプリンタの一例を示す図である。(A)は全体斜視図であり、(B)はサーマルヘッド組立体の分解斜視図である。
図14(A)に示すラベルプリンタ101は、ケーシング103を備えている。このケーシング103の上面及び一側面は、開閉可能なカバー105となっている。ケーシング103の内部には、ロール状に巻かれた粘着ラベルを収容する収容スペース101Aが設けられている。ケーシング103の前面には、プラテンローラ107が軸支されており、このプラテンローラ107の上側にサーマルヘッド組立体110が組み付けられている。
図14(B)に示すように、サーマルヘッド組立体110は、下側から順に、サーマルヘッド本体111、簡易カッタ121、ヘッド支持体131が重ね合わさって取付ネジ140Sで一体に組み付けられてなる。
サーマルヘッド本体111は、サーマルヘッド基板113の上面に放熱用のアルミ板115がネジ111Sで固定されてなる。サーマルヘッド基板113の上面の後端側には、ヘッドケーブルセット109に接続されるコネクタ117が設けられている。
簡易カッタ121は、連続的に引き出されるロール状の粘着ラベルを個別に切断するためのものであって、下端縁にカッタ刃123を備えている。この簡易カッタ121には、孔125が形成されており、この孔125がサーマルヘッド本体111のアルミ板115上面の位置決めピン116に挿入されることで位置決めされる。
ヘッド支持体131は、上下に対向する上板132及び下板133と、これらに揺動可能に取り付けられた組付け部材135を有する。下板133の前端側には、レバーガード130が嵌め込まれる。組付け部材135の両端部は下方に延び出ており、その下端にはそれぞれ係合爪135aが形成されている。組付け部材135の両係合爪135aは、ケーシング103の係合ピン103aに係合可能となっている。
これらサーマルヘッド本体111、簡易カッタ121、ヘッド支持体131(及びレバーガード130)は、取付ネジ140Sで締め付けられ、サーマルヘッド組立体110として一体化されている。図14(A)に示すように、サーマルヘッド組立体110は、ケーシング103の前面において、ヘッド支持体131の組付け部材135の係合爪135aが、ケーシング103の係合ピン103aに係合することで組み付けられている。この組み付け状態において、サーマルヘッド基板113に設けられたサーマルヘッドの下側には、プラテンローラ107のローラ面が位置する。サーマルヘッドとプラテンローラ107のローラ面との間には、被印刷物となる感熱紙(あるいは普通紙・熱転写リボン)を挟み込み、搬送しつつ印刷するのに適当な間隔(サーマルヘッドのプラテンローラ107への押し付け力)が確保される。
ところで、ラベルプリンタ101の長期間の使用に伴い、サーマルヘッド表面が摩耗したり、サーマルヘッドにドット抜けが生じたりした場合には、前述のサーマルヘッド基板113を取り替えることとなる。この際は、サーマルヘッド組立体110のヘッド支持体131の組付け部材135を押して、係合爪135aをケーシング103の係合ピン103aから外し、サーマルヘッド組立体110をケーシング103から取り外す。次いで、取付ネジ140Sを工具で外してサーマルヘッド組立体110を分解し、さらにネジ111Sを工具で外してサーマルヘッド基板113とアルミ板115とを分解する。そして、他のサーマルヘッド基板に取り替えた後、ネジ111S、取付ネジ140Sを再び締め付けてサーマルヘッド組立体110を組み立て、ケーシング103へとセットする。
このように、図14に示すラベルプリンタ101は、サーマルヘッド基板を取り替えるたびに、工具を用いてネジの取り外し・締め付けを行わなければならず、作業に手間がかかる。さらに、サーマルヘッド組立体110は、取付ネジ140Sで一体に固定されるものであるため、取り替えた後のサーマルヘッドを作業者がきちんと位置決めする必要もある。そのため、サーマルヘッド基板の交換等に際し、サーマルヘッド部を装置本体から容易に着脱できる構造が求められている。このような観点から、例えば特開2002−19167号公報(特許文献1)においては、装置本体に対して着脱自在なサーマルヘッドを備えるプリンタ装置が提案されている。
特許文献1のプリンタ装置は、サーマルヘッドが固定されるサーマルヘッド取り付け板と、このサーマルヘッド取り付け板を着脱自在に保持するサーマルヘッド押圧部材を備えている。サーマルヘッド取り付け板の両側板には、それぞれ切欠きと保持ピンとが設けられている。サーマルヘッド取り付け板の各切欠きは、サーマルヘッド押圧部材に設けられた回動シャフトの環状溝に係合する。一方、サーマルヘッド取り付け板の各保持ピンは、サーマルヘッド押圧部材の両側板に設けられた切欠きに係合する。この構造においては、サーマルヘッド取り付け板の各保持ピンと、サーマルヘッド押圧部材の各切欠きとの係合を解除することで、サーマルヘッド押圧部材からサーマルヘッド取り付け板を外すことができる。
しかし、この特許文献1のプリンタ装置は、構造がやや複雑であるため、さらに簡素化したものが求められている。また、このプリンタ装置では、サーマルヘッドを搭載する構造上、サーマルヘッド取り付け板が比較的大型化するため、着脱作業が大変になることもあり得る。さらに、サーマルヘッドはサーマルヘッド取り付け板に対して着脱自在とはなっていないので、サーマルヘッドを別種のものに付け替える場合には、それに応じたサーマルヘッド取り付け板を用意しなければならず、汎用性が低い。さらに、取り替えた後のサーマルヘッドを作業者がきちんと位置決めすることも必要である。
特開2002−19167号公報
本発明は、前記の課題に鑑みてなされたものであって、サーマルヘッド取り替え時等におけるサーマルヘッド部の着脱が容易であり、構造も比較的シンプルなプリンタ装置を提供することを目的とする。
本発明のプリンタ装置は、被印刷物をサーマルヘッドに圧接させて搬送しながら印刷を行うプリンタ装置であって、前記サーマルヘッドの本体及び該本体の固定されたヘッド支持板からなるサーマルヘッド組立体と、該サーマルヘッド組立体が取り付けられるヘッド取付部材、該ヘッド取付部材を回動可能に保持するフレーム本体、及び、前記サーマルヘッドを被印刷物に押し付けるように前記ヘッド取付部材を付勢する付勢機構を有するヘッドフレームと、を備え、前記ヘッド取付部材が前記フレーム本体に対して回動して、ヘッド脱着位置とヘッド固定位置の両位置をとることができ、前記ヘッド支持板及び前記ヘッド取付部材に、前記ヘッド固定位置において係合可能な位置決め係合部が形成されており、さらに、前記ヘッド固定位置において位置決めされた状態で、前記ヘッド支持板を前記ヘッド取付部材に固定するストッパを備えることを特徴とする。
このプリンタ装置によれば、ヘッド取付部材が回動して、ヘッド脱着位置・ヘッド固定位置をとる。ヘッド取付部材がヘッド脱着位置にあるときは、サーマルヘッド組立体をヘッドフレームから取り外すことができるので、工具を必要とせず簡単にサーマルヘッド組立体の交換を行うことができる。一方、ヘッド取付部材がヘッド固定位置にあるときは、位置決め係合部ならびにストッパによりサーマルヘッド組立体を適切な位置に固定することができる。この固定状態においては、付勢機構の付勢力によりサーマルヘッドが被印刷物に押し付けられるので、予め付勢機構の付勢力を適切に調整しておくことで、サーマルヘッド組立体の交換に伴う押し付け力のくるいも起こらない。
なお、本発明のプリンタ装置は、被印刷物として感熱紙を用いるもの、普通紙及び熱転写リボンを用いるもののうちの一方あるいは双方のいずれにも適用できる。
本発明のプリンタ装置においては、前記ヘッド取付部材に揺動可能に設けられた、前記位置決め係合部の係合・係合解除を行うレバーを備えるものとすることができる。
この場合、レバーを操作することにより、位置決め係合部の係合・係合解除をワンタッチで行うことが可能となる。そのため、サーマルヘッド組立体の交換作業がより容易になる。
本発明のプリンタ装置においては、前記位置決め係合部が、前記ヘッド支持板に形成された係合孔と、前記レバーに設けられた、前記係合孔に係合可能なピンと、を備え、前記レバーの操作に伴い、前記ヘッド脱着位置では前記係合孔と前記ピンとの係合が解除され、前記ヘッド固定位置では前記係合孔と前記ピンとが係合状態となることができる。
この場合、ピンを係合孔に係合させる簡素な構成で、サーマルヘッド組立体の脱着構造を実現することができる。
本発明のプリンタ装置においては、前記フレーム本体と前記ヘッド取付部材との間に設けられた、該ヘッド取付部材の回動に伴い伸縮する弾性部材をさらに備えるものとすることができる。
この場合、弾性部材により、ヘッド取付部材のフレーム本体に対する安定性が適切に確保される。
本発明によれば、サーマルヘッド取り替え時等におけるサーマルヘッド部の着脱が容易であり、構造も比較的シンプルなプリンタ装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るラベルプリンタの外観斜視図である。
図2は、同ラベルプリンタのカバーを開いた状態を示す斜視図である。
図3は、同ラベルプリンタのサーマルヘッド組立体を示す斜視図である。(A)は表面側(サーマルヘッド側)を示す図であり、(B)は裏面側(反サーマルヘッド側)を示す図である。
図4は、同ラベルプリンタのヘッドフレームの全体を示す斜視図である。
図5は、同ヘッドフレームを示す図である。(A)は平面図であり、(B)は正面図である。
図1及び図2に示すように、このラベルプリンタ1は、直方体状のケーシング3を備えている。このケーシング3の上半部は、開閉可能なカバー5となっている。このカバー5は、カバーオープンボタン6を押すと開くようになっている。ケーシング3の内部には、ロール状に巻かれた粘着ラベルを収容する収容スペース1Aが設けられている。ケーシング3の前面側の下半部には、プラテンローラ7が軸支されている。一方、カバー5の前面側内部には、サーマルヘッド組立体10が着脱自在に組み付けられたヘッドフレーム30が固定されている。
以下、サーマルヘッド組立体10及びヘッドフレーム30の構成について詳細に説明する。
まず、主に図3を参照しつつ、サーマルヘッド組立体10の構造について説明する。
図3に示すように、サーマルヘッド組立体10は、サーマルヘッド11が形成された本体基板13を備えている。この本体基板13には、ケーシング3内のヘッドケーブルセット(図示されず)に接続されるコネクタ15が設けられている。本体基板13は、放熱用のアルミ板19を介して、ヘッド支持板21に固定されている。本体基板13とアルミ板19とはネジ13S(図3(A)参照)で固定されており、アルミ板19とヘッド支持板21とはネジ21S(図3(B)参照)で長穴23Cに前後対向方向調整可能に固定されている。
ヘッド支持板21は、ヘッド固定板部23と、このヘッド固定板部23の両側が垂直に折れ曲がってなる側壁部25、26とを有する。
ヘッド固定板部23の一辺側(前記コネクタ15の反対側の辺)には、切片23aと、この切片23aを挟んで両側の二つの係合孔23bが形成されている。切片23aは、後述するストッパ35a(図4、図5参照)に係合する。各係合孔23bのそれぞれには、後述する位置決めピン61、62の頭部が係合する。係合孔23bの半円部分は、アルミ板19で覆われている(図3(B)参照)。
両側壁部25、26には、ピン係合切欠き25a、26aと、ローラシャフト係止切欠き25b、26bがそれぞれ形成されている。ピン係合切欠き25a、26aは、後述するヘッドフレーム30のガイドピン37a、38a(図4、図5参照)にそれぞれ係合する。ローラシャフト係止切欠き25b、26bは、図1に示すようなケーシング3のカバー5の閉じた状態において、図2に示すプラテンローラ7の主軸両端8にそれぞれ係止される。
次に、主に図4及び図5を参照しつつ、ヘッドフレーム30の構造について説明する。
図4及び図5に示すように、ヘッドフレーム30は、前述のサーマルヘッド組立体10が取り付けられるヘッド取付部材31を備えている。ヘッド取付部材31は、底板部33と、この底板部33の四辺から立ち上がったストッパ壁部35、ガイド壁部36、左右側壁部37、38を有する。ストッパ壁部35とガイド壁部36とはアーチ状をしており、底板部33との間にそれぞれ開口35′、36′が形成されている。
ストッパ壁部35と底板部33間の開口35′の左右内端部において、底板部33には切込み35xが形成されており、これら両切込み35x内側の内板部35yは隆起するように折れ曲がっている。この内板部35yの下面側には、ブラケット35zが固定されている。内板部35yとブラケット35zとの間のスペースには、後述するレバー65が揺動可能に配置される。一方、ガイド壁部36と底板部33間の開口36′は、前述したヘッドケーブルセット(図示されず)を挿通するためのスペースとなる。
ストッパ壁部35の上端には、爪状のストッパ35aが形成されている。このストッパ35aは、後に詳述するヘッド取付部材31の固定位置において、前述したヘッド支持板21のヘッド固定板部23の切片23aと係合する。
ヘッド取付部材31の左右側壁部37、38には、幅方向中央上端部の対向位置において、内側に突出したガイドピン37a、38aがそれぞれ設けられている。各ガイドピン37a、38aは、前述のヘッド支持板21の両側壁部25、26のピン係合切欠き25a、26aにそれぞれ係合する。さらに、左右側壁部37、38には、図2に示す補助ローラ9を架設するための補助ローラ支持部37b、38bが形成されている。なお、補助ローラ9は、ケーシング3内の収容スペース1Aに収容されたロール状の粘着ラベルを押さえ、粘着ラベルをスムーズに引き出すためのものである。
このようなヘッド取付部材31は、フレーム本体41の内側に回動可能に保持されている。このフレーム本体41は、底板部43と、この底板部43の両側が垂直に折れ曲がってなる側壁部45、46を有する。
底板部43の周縁には、フレーム本体41をケーシング3のカバー5内面に固定するためのネジ孔43aが複数形成されている。図5(B)に示すように、底板部43には、切片44と、この切片44を挟んで両側の円孔43bが形成されている。切片44には、後述するレバー65を押し上げるための押バネ75が係止される。各円孔43bのそれぞれには、後述する位置決めピン61、62の下端が挿通される。円孔43bは、位置決めピン61、62が下がった際の逃げ孔の役割を果たす。
両側壁部45、46の上端部には、外側に突出した係止ピン45a、46aがそれぞれ設けられている。これらの係止ピン45a、46aは、フレーム本体41をケーシング3のカバー5内面に固定する際に位置決めを容易にする役割を果たすものであり、カバー5内面の半円状の係止溝5a(図2参照)に係止される。さらに、両側壁部45、46には、それぞれ2つずつ(合計4つ)の長孔45b、46bが形成されている。各長孔45b、46bには、前記ヘッド取付部材31の左右側壁部37、38に結合されたストッパネジ37S、38Sが貫通している。各ストッパネジ37S、38Sが各長孔45b、46bの上端縁に当たると、ヘッド取付部材31はフレーム本体41に対して回動不能となる。
ヘッド取付部材31とフレーム本体41との間には、板バネ51、52が介装されている。これら板バネ51、52は、フレーム本体41に対してヘッド取付部材31を持ち上げる方向(すなわち前記各ストッパネジ37S、38Sが各長孔45b、46bの上端縁に当たる方向)に付勢している。これら板バネ51、52により、ヘッド取付部材31のフレーム本体41に対する安定性が適切に確保される。そのため、サーマルヘッド組立体10をケーシング3に組み付けた後、ケーシング3に外部から衝撃が加わった際等にも、サーマルヘッドは安定的に保持される。
ヘッドフレーム30には、さらに、ヘッド取付部材31に組み付けられたサーマルヘッド組立体10を脱着可能に位置決めする位置決めピン61、62が設けられている。本実施の形態においては、位置決めピン61、62と、前記ヘッド支持板21のヘッド固定板部23の係合孔23bとにより、位置決め係合部が構成される。
位置決めピン61、62は、レバー65に貫通固定されている。このレバー65は、図5(B)に示すように、ヘッド取付部材31の底板部33・内板部35yに沿うようにくの字状に曲がっており、前述の通り、ヘッド取付部材31の内板部35yとブラケット35zとの間のスペースに揺動可能に配置されている。レバー65の押圧部65aは、外側に向けてZ字状に延び出て折れ曲がっている。図5(B)にわかり易く示すように、レバー65に貫通固定された位置決めピン61、62は、上端側が内板部35yを貫通して突出しており、下端側がブラケット35zを貫通して突出している。レバー65が下がったとき、位置決めピン61、62の下端はフレーム本体41の底板部43の円孔43b内に挿通される。
位置決めピン61、62の上端頭部座面と、ヘッド取付部材31の内板部35y上面との間において、各位置決めピン61、62にはバネ71、72が外嵌している。これらのバネ71、72は、ヘッド取付部材31に対して、位置決めピン61、62及びレバー65を持ち上げる方向に付勢している。さらに、図5(B)に示すように、フレーム本体41の切片44と、レバー65の下面との間には、押バネ75が介装されている。この押バネ75は、レバー65を持ち上げる方向に付勢している。
本実施の形態においては、位置決めピン61、62に外嵌した前記バネ71、72により、サーマルヘッド11を被印刷物に押し付けるようにヘッド取付部材31を付勢する付勢機構が構成される。
次に、前述の構成からなるラベルプリンタ1において、サーマルヘッド組立体10のヘッドフレーム30への着脱方法について説明する。
まず、主に図6〜図9を参照しつつ、サーマルヘッド組立体10をヘッドフレーム30から取り外す方法について説明する。
図6〜図9は、本実施の形態におけるサーマルヘッド組立体をヘッドフレームから取り外す方法について説明するための斜視図である。
ヘッドフレーム30は、図2に示すように、ケーシング3のカバー5の内面にネジ固定されている。カバー5を開いた状態では、レバー65が側が上に位置し、ガイド壁部36側が下に位置する。
図6に示すように、サーマルヘッド組立体10がヘッドフレーム30に組み付けられている状態では、ヘッドフレーム30のヘッド取付部材31の内側にサーマルヘッド組立体10が配置される。サーマルヘッド組立体10は、ヘッド支持板21のピン係合切欠き25a(26a)が、ヘッド取付部材31のガイドピン37a(38a)に係合するとともに、ヘッド支持板21の係合孔23bが位置決めピン61、62の頭部に係合し、さらにヘッド支持板21の切片23aがヘッド取付部材31のストッパ35aに係合することで保持されている。このとき、ヘッド取付部材31は、フレーム本体41に対して回動しないヘッド固定位置をとっている。
この状態において、ガイドピン37a(38a)は、ピン係合切欠き25a(26a)の内端には当たっておらず、その中途位置において係合している。位置決めピン61、62頭部の端面は、係合孔23bを貫通してアルミ板19にのみ当たっており、このアルミ板19に重なっている本体基板13を押している。本体基板13には、バネ71、72が位置決めピン61、62頭部を押す力が加わり、これらの力がサーマルヘッド11を粘着ラベルに押し付ける圧力となる。
そして、ヘッドフレーム30に組み付けられているサーマルヘッド組立体10を取り外すには、図7に示すように、矢印T方向にレバー65の押圧部65aを押す。すると、レバー65に固定されている位置決めピン61、62も同方向Tに退避し、位置決めピン61、62の頭部がヘッド支持板21の係合孔23bから外れ、双方の係合が解除される。この際、バネ71、72は、位置決めピン61、62の頭部とヘッド取付部材31の内板部35yとの間で縮められ、押バネ75(図5(B)参照)は、レバー65とフレーム本体41との間で縮められる。
そして、レバー65を押したままの状態で、サーマルヘッド組立体10を図7中矢印Uの方向にスライドさせる。すると、しかる後、ヘッド支持板21のピン係合切欠き25a(26a)の内端部が、ヘッド取付部材31のガイドピン37a(38a)に当たる。この時点で、ヘッド取付部材31のストッパ35aと、ヘッド支持板21の切片23aとの係合が解除される。そして、図8に示すように、レバー65を放すと、バネ71、72の付勢力で矢印V方向に位置決めピン61、62が進出するとともに、押バネ75(図5(B)参照)の付勢力でレバー65が持ち上がる。このとき、位置決めピン61、62の頭部の端面は、ヘッド支持板21の係合孔23b外の部分に当たり、サーマルヘッド組立体10をガイドピン37a(38a)を支点として傾斜させる。
この時点で、サーマルヘッド組立体10は、ヘッド支持板21のピン係合切欠き25a(26a)がヘッド取付部材31のガイドピン37a(38a)で単に係止された状態となる。したがって、図9に示すように、矢印W方向にサーマルヘッド組立体10を引き離すことで取り外しが終了する。
次に、図10〜図13を参照しつつ、サーマルヘッド組立体10をヘッドフレーム30に組み付ける方法について説明する。
図10〜図13は、本実施の形態におけるサーマルヘッド組立体をヘッドフレームに組み付ける方法について説明するための斜視図である。
サーマルヘッド組立体10をヘッドフレーム30に組み付けるには、まず図10の矢印Xに示すように、サーマルヘッド組立体10のヘッド支持板21のピン係合切欠き25a(26a)をヘッド取付部材31のガイドピン37a(38a)に係止させる。すると、図11に示すように、サーマルヘッド組立体10は、ピン係合切欠き25a(26a)の内端部にガイドピン37a(38a)が当たった状態(前述の図8と同じ状態)で係止される。
次いで、図12に示すように、サーマルヘッド組立体10を矢印Y方向に押す。この際、ヘッド支持板21の係合孔23b外の部分が、位置決めピン61、62の頭部上端に当たり、バネ71、72の付勢力に抗して、位置決めピン61、62及びレバー65が押し下がる。そして、図13に示すように、サーマルヘッド組立体10を押したまま矢印Z方向にスライドさせると、しかる後、位置決めピン61、62の頭部にヘッド支持板21の係合孔23bが係合し、ストッパ35aに切片23aが押さえられる。この時点で、前述した図6の状態と同様に、ヘッド取付部材31はフレーム本体41に対して回動しないヘッド固定位置をとり、サーマルヘッド組立体10がヘッドフレーム30に組み付けられる。
なお、サーマルヘッドを別種のものに付け替える場合には、ヘッド支持板21に対して本体基板13を付け替えればよいので、ヘッド支持板21自体は取り換え不要である。そのため、各種サーマルヘッドに応じたヘッド支持板を用意する必要はなく、汎用性の向上を実現できる。
本実施の形態に係るラベルプリンタの外観斜視図である。 同ラベルプリンタのカバーを開いた状態を示す斜視図である。 同ラベルプリンタのサーマルヘッド組立体を示す斜視図である。(A)は表面側(サーマルヘッド側)を示す図であり、(B)は裏面側(反サーマルヘッド側)を示す図である。 同ラベルプリンタのヘッドフレームの全体を示す斜視図である。 同ヘッドフレームを示す図である。(A)は平面図であり、(B)は正面図である。 本実施の形態におけるサーマルヘッド組立体をヘッドフレームから取り外す方法について説明するための斜視図である。 同斜視図である。 同斜視図である。 同斜視図である。 本実施の形態におけるサーマルヘッド組立体をヘッドフレームに組み付ける方法について説明するための斜視図である。 同斜視図である。 同斜視図である。 同斜視図である。 現状のラベルプリンタの一例を示す図である。(A)は全体斜視図であり、(B)はサーマルヘッド組立体の分解斜視図である。
符号の説明
1 ラベルプリンタ 3 ケーシング
5 カバー 7 プラテンローラ
10 サーマルヘッド組立体
11 サーマルヘッド 13 本体基板
15 コネクタ 19 アルミ板
21 ヘッド支持板 23a 切片
23b 係合孔 23c 長穴
25a、26a ピン係合切欠き
30 ヘッドフレーム
31 ヘッド取付部材 35 ストッパ壁部
35a ストッパ 35y 内板部
35z ブラケット 37a、38a ガイドピン
37S、38S ストッパネジ
41 フレーム本体 45b、46b 長孔
51、52 板バネ 61、62 位置決めピン
65 レバー 71、72 バネ
75 押バネ

Claims (2)

  1. 被印刷物をサーマルヘッドに圧接させて搬送しながら印刷を行うプリンタ装置であって、
    前記サーマルヘッドの本体及び前記本体の固定されたヘッド支持板からなるサーマルヘッド組立体と、
    前記サーマルヘッド組立体が取り付けられるヘッド取付部材、前記ヘッド取付部材を回動可能に保持するフレーム本体、及び、前記サーマルヘッドを被印刷物に押し付けるように前記ヘッド取付部材を付勢する付勢機構を有するヘッドフレームと、
    前記位置決め係合部の係合・係合解除を行う前記ヘッド取付部材に設けたレバーと、
    前記係合により位置決めされた状態で、前記ヘッド支持板を前記ヘッド取付部材に固定するストッパと、
    前記ヘッド支持板に形成した係合孔と、前記レバーに設けられたピンとから構成する位置決め係合部と、を備え、
    前記レバーの操作により、前記係合孔と前記ピンとが係合するヘッド固定位置と、前記係合孔と前記ピンとが係合解除するヘッド脱着位置を規定することを特徴とするプリンタ装置。
  2. 前記フレーム本体と前記ヘッド取付部材との間に、前記ヘッド取付部材の回動に伴い伸縮する弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。
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