JP6480223B2 - 印字ユニット及びプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、印字ユニット及びプリンタに関する。
従来から、記録紙(感熱紙)に対して印刷を行うプリンタとして、サーマルプリンタが知られている。サーマルプリンタは、印字ユニットの小型軽量化が可能であり、またトナーやインク等も使用せず簡素な構成であること等から、キャッシュレジスターや携帯端末装置等に採用され、各種ラベルや、レシート、チケット等の印刷に広く利用されている。
上述した印字ユニットとして、例えばロール紙を収納するケーシング本体側にサーマルヘッドを支持するヘッドフレームが取り付けられ、ケーシング本体に対して開閉操作可能に連結されたプリンタカバー側にプラテンローラを支持するプラテンフレームが取り付けられた、いわゆる分離型が知られている。
上述したサーマルヘッドは、ヘッドフレームに回動可能に支持されるとともに、付勢部材によってプラテンローラ側に付勢されている。これにより、プリンタカバーの閉位置において、プラテンローラとサーマルヘッドとの圧接状態が維持されるようになっている。
一方で、サーマルヘッドはヘッドフレームに設けられた規制部により、プラテンローラ側への回動が規制されており、プリンタカバーの開位置においてヘッドフレームに対する位置決めが行われている。
ところで、例えば下記特許文献1には、サーマルヘッド及びプラテンローラ間での摩耗等によりサーマルヘッドが故障した場合に、ヘッドフレームに対してサーマルヘッドを交換できるような構成が開示されている。この構成によれば、サーマルヘッドの故障時において、例えば印字ユニット全体を交換する場合に比べて低コストで交換作業を行うことができると考えられる。
特開平9−216394号公報
しかしながら、上述した従来技術にあっては、サーマルヘッドのプラテンローラ側への移動を規制する規制部がヘッドフレームに設けられている関係で、サーマルヘッドをプラテンローラ側から引き抜くことが難しかった。すなわち、サーマルヘッドを取り外すには、プラテンローラ側とは反対側からサーマルヘッドを引き抜かざるを得なかった。
この場合、ヘッドフレームのうち、サーマルヘッドに対してプラテンローラ側とは反対側に位置する部分に、交換時にサーマルヘッド(ヘッド支持部材)が通過するための交換スペースを確保する必要がある。そのため、交換スペースには部品(例えば、モータ等)を配置することができず、設計の自由度が低く、製品の大型化に繋がるという課題がある。
本発明は、このような事情に考慮してなされたものであって、小型化及び設計の自由度の向上を図った上で、サーマルヘッドを容易に着脱できる印字ユニット及びプリンタを提供することを目的としている。
本発明に係る印字ユニットは、サーマルヘッドが配設されたヘッドブロックを有するヘッドユニットと、記録紙を紙送りするプラテンローラを有し、前記ヘッドユニットに分離可能に組み合わされるプラテンユニットと、を備えた印字ユニットにおいて、前記ヘッドユニットは、前記ヘッドブロックが着脱可能に取り付けられるとともに、前記プラテンローラに接近離間する方向に前記ヘッドブロックを回動可能に支持するヘッドフレームと、前記ヘッドフレームと前記ヘッドブロックとの間に介在し、前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに向けて付勢する付勢部材と、前記ヘッドフレームに着脱可能に取り付けられたカッター機構と、を備え、前記カッター機構は、前記ヘッドブロックに係止されるとともに、前記ヘッドブロックの前記プラテンローラ側への回動を制限するロック部を有することを特徴とする。
この構成によれば、カッター機構をヘッドフレームから取り外し、ロック部とヘッドブロックとの係止を解除することで、ヘッドブロックのプラテンローラ側への回動の制限が解除される。これにより、ヘッドブロックの交換作業時において、例えばヘッドブロックをプラテンローラ側に向けて引き抜くことができる。この場合、ヘッドフレーム内のヘッドブロックに対してプラテンローラ側とは反対側に設定されるヘッドブロックの交換スペースを、最小限に抑えることができる。そのため、ヘッドブロックに対してプラテンローラ側とは反対側のスペースに部品を配置できる等、ヘッドフレーム内での設計の自由度を向上させ、製品の小型化を図ることができる。
また、ヘッドフレームに対して着脱可能なカッター機構を取り外すだけで、ヘッドブロックの交換作業を行うことができるので、交換作業の効率化及び低コスト化を図ることができる。しかも、ロック部が既存のカッター機構に配設されているため、ロック部を設けるのに伴う部品点数の増加を抑制できる。
本発明に係る印字ユニットでは、前記ヘッドブロックは、前記カッター機構が前記ヘッドフレームから取り外された状態で、前記プラテンローラ側に向けて取り外し可能とされている。
この構成によれば、ヘッドブロックをプラテンローラ側に向けて取り外すことができるので、上述したようにヘッドフレーム内のヘッドブロックに対してプラテンローラ側とは反対側に設定されるヘッドブロックの交換スペースを、最小限に抑えることができる。
本発明に係る印字ユニットでは、前記ロック部は、前記カッター機構の着脱方向に沿って延設され、前記ヘッドブロックは、前記カッター機構の着脱方向に沿って前記ロック部が遊挿されるスリットを有する。
この構成によれば、ロック部がカッター機構の着脱方向に沿って延設されているため、カッター機構の着脱動作に伴いロック部とヘッドブロックとの係止及び係止の解除が切り替えられることになる。そのため、操作性をさらに向上させることができる。
また、本発明に係る印字ユニットは、サーマルヘッドが配設されたヘッドブロックを有するヘッドユニットと、記録紙を紙送りするプラテンローラを有し、前記ヘッドユニットに分離可能に組み合わされるプラテンユニットと、を備えた印字ユニットにおいて、前記ヘッドユニットは、前記ヘッドブロックが着脱可能に取り付けられるとともに、前記プラテンローラに接近離間する方向に前記ヘッドブロックを回動可能に支持するヘッドフレームと、前記ヘッドフレームと前記ヘッドブロックとの間に介在し、前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに向けて付勢する付勢部材と、前記ヘッドフレームに着脱可能に取り付けられたカッター機構と、を備え、前記ヘッドフレームは、前記ヘッドブロックに形成された係合凹部に遊挿されるとともに、前記ヘッドブロックの前記プラテンローラ側への回動を制限するロック部を有し、かつ、前記ヘッドブロックは、前記カッター機構が前記ヘッドフレームから取り外された状態で、前記ヘッドフレームから取り外し可能とされていることを特徴とする。
この構成においても、カッター機構をヘッドフレームから取り外し、ロック部とヘッドブロックとの係止を解除することで、ヘッドブロックのプラテンローラ側への回動の制限が解除されるので、上述した発明と同様の作用効果を得ることができる。
本発明に係る印字ユニットでは、前記ヘッドブロックは、前記プラテンローラ側に向けて開放されるとともに、前記ヘッドフレームの回動軸を収容する収容凹部を有する。
この構成によれば、例えば回動軸がヘッドブロックの貫通孔内に挿入されている場合等と異なり、収容凹部から回動軸が離脱する方向にヘッドブロックを移動させるだけで、ヘッドブロックと回動軸との連結を簡単に解除できる。これにより、操作性をさらに向上させることができる。
本発明に係るプリンタは、上記本発明の印字ユニットを有するプリンタにおいて、前記記録紙を収容する記録紙収容部を有するケーシング本体側に前記ヘッドユニットが組み付けられ、ヒンジ部を介して前記ケーシング本体に回動可能に連結され、前記記録紙収容部を開閉するプリンタカバー側に、前記プラテンユニットが組み付けられていてもよい。
この構成によれば、上述した印字ユニットを備えているため、小型化及び設計の自由度の向上を図った上で、優れた操作性を具備させることができる。
本発明によれば、小型化及び設計の自由度の向上を図った上で、サーマルヘッドを容易に着脱できる。
プリンタカバーの開位置において、ケーシング内に印字ユニットが組み込まれた状態を示すサーマルプリンタの断面図である。 プリンタカバーの閉位置において、ケーシング内に印字ユニットが組み込まれた状態を示すサーマルプリンタの断面図である。 第1実施形態に係る印字ユニットの側面図である。 第1実施形態に係る印字ユニットの分解斜視図である。 第1実施形態に係る印字ユニットの断面図である。 第1実施形態に係るヘッドブロックの斜視図である。 第1実施形態に係るヘッドブロックの着脱動作を説明するための説明図であって、ヘッドユニットの部分断面図である。 第1実施形態に係るヘッドブロックの着脱動作を説明するための説明図であって、ヘッドユニットの部分断面図である。 第1実施形態に係るヘッドブロックの着脱動作を説明するための説明図であって、ヘッドユニットの部分断面図である。 第1実施形態に係るヘッドブロックの着脱動作を説明するための説明図であって、ヘッドユニットの部分断面図である。 第1実施形態に係るヘッドブロックの着脱動作を説明するための説明図であって、ヘッドユニットの部分断面図である。 第2実施形態に係るヘッドブロックおよびヘッドユニットを示す分解斜視図である。 図12のヘッドブロックをヘッドユニットに取り付けた状態を示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
[サーマルプリンタ]
図1、図2は、サーマルプリンタ1の断面図であって、図1はプリンタカバー6の開位置を示し、図2はプリンタカバー6の閉位置(装着位置)を示す。なお、本実施形態では、図1に示す例において、紙面上下方向を単に上下方向L1、紙面に直交する方向を左右方向L2、上下方向L1及び左右方向L2に直交する方向を前後方向L3として説明する。
図1、図2に示すように、本実施形態のサーマルプリンタ1は、互いに分離可能に組み合わされるプラテンユニット2及びヘッドユニット3を有する印字ユニット9と、印字ユニット9が組み込まれるとともに、記録紙Pが巻回されたロール紙Rを収容するケーシング4と、を備えている。
ケーシング4は、ロール紙Rを収容するロール紙収容部(記録紙収容部)5aが形成されたケーシング本体5と、ロール紙収容部5aを開閉するプリンタカバー6と、を備えている。
プリンタカバー6は、ヒンジ部7を介してケーシング本体5に回動可能に連結されている。また、図2に示すように、プリンタカバー6の閉位置において、ロール紙収容部5aの開口縁と、プリンタカバー6の先端部と、の間には、記録紙Pを外部(上方)に排出する排出口8が形成されている。
上述したプラテンユニット2は、プラテンローラ10及び固定刃13が主に組み込まれたユニットであって、プリンタカバー6の内面における先端部に組み付けられている。このため、プラテンユニット2は、プリンタカバー6の開閉動作に伴って移動することで、ヘッドユニット3に対して分離可能に組み合わされる。
一方、ヘッドユニット3は、例えばサーマルヘッド12及び可動刃(カッター機構)11が主に組み込まれたユニットであって、ケーシング本体5に組み付けられている。図示の例において、ヘッドユニット3は、ロール紙収容部5aに隣接して配設された内部プレート5b上に、サーマルヘッド12をロール紙収容部5a側に向けた状態で固定されている。
なお、プリンタカバー6が閉まり、プラテンユニット2とヘッドユニット3とが組み合わされたときに、図2に示すように、プラテンローラ10に対してサーマルヘッド12が押し付けられるとともに、固定刃13に対して可動刃11が重なり合う。なお、固定刃13及び可動刃11によりカッターユニット14を構成している。
<印字ユニット>
図3は印字ユニット9の側面図であり、図4は印字ユニット9の分解斜視図である。図5は印字ユニット9の断面図である。
図3〜図5に示すように、プラテンユニット2は、上述したプラテンローラ10及び固定刃13と、これらプラテンローラ10及び固定刃13を支持するプラテンフレーム21と、プラテンフレーム21を支持するサブフレーム22と、を備えている。
まず、プラテンフレーム21は、金属等の板材が屈曲形成されてなり、前後方向L3から見た正面視で下方に向けて開放されたコ字状を呈している。具体的に、プラテンフレーム21は、左右方向L2の両端部に位置する一対の軸支持部24と、左右方向L2に沿って延びるとともに、各軸支持部24間を架け渡す連結部25と、を備えている。
各軸支持部24における前後方向L3の一端部(前端部)には、プラテンローラ10の後述する軸受29が保持されている。また、各軸支持部24のうち、左右方向L2の一端側に位置する軸支持部24の下端部には、左右方向L2の外側に向けて突出する突出片26が形成されている。
プラテンローラ10は、プリンタカバー6の閉位置においてプラテンユニット2とヘッドユニット3とが組み合わされたときに、記録紙Pを間に挟んだ状態でサーマルヘッド12に外周面が接触するように配置されている。具体的に、プラテンローラ10は、左右方向L2に沿って延びるプラテン軸27と、プラテン軸27に外装されたゴム等からなるローラ本体28と、を備えている。
プラテン軸27の両端部には、軸受29がそれぞれ外装されている。各軸受29は、上述したようにプラテンフレーム21に保持され、これら軸受29を介してプラテンローラ10がプラテンフレーム21に回転可能に支持されている。
また、プラテン軸27の他端部(プラテン軸27のうち、左右方向L2における他端側の軸受29よりも外側に位置する部分)には、プラテン用歯車31が装着されている(図4参照)。このプラテン用歯車31は、プラテンユニット2とヘッドユニット3とが組み合わされたとき、ヘッドユニット3側の後述するプラテン駆動用歯車52(図4参照)に噛合して、プラテンローラ10に回転力を伝達する。これにより、プラテンローラ10と、サーマルヘッド12と、の間で記録紙Pを挟み込みながら紙送りすることが可能とされている。
固定刃13は、左右方向L2に沿って延在する板状とされ、その刃先を前方に向けた状態でプラテンフレーム21の連結部25上に固定されている。
サブフレーム22は、プラテンフレーム21よりも一回り大きくなっており、プラテンフレーム21を上方及び左右方向L2の両側から囲繞している。具体的に、サブフレーム22は、左右方向L2の両側に位置する側壁部33と、各側壁部33間を連結する基部34と、を有している。
各側壁部33の前端部には、プラテンローラ10の各軸受29が各別に遊挿されている。
プラテンフレーム21とサブフレーム22との間には、プラテン軸27周りにプラテンフレーム21をサブフレーム22から離間する方向(下方)に向けて付勢(与圧)する一対の与圧機構37が介在している。各与圧機構37は、例えば上下方向L1に沿って延びるコイルばね等からなり、その下端部がサブフレーム22に各別に連結され、上端部がプラテンフレーム21の連結部25に連結されている。
(ヘッドユニット)
図3〜図5に示すように、ヘッドユニット3は、上述したサーマルヘッド12を有するヘッドブロック38及び可動刃11と、これらヘッドブロック38及び可動刃11を着脱可能に支持するヘッドフレーム41と、を備えている。
ヘッドフレーム41は、前後方向L3から見た正面視でコ字状を呈し、左右方向L2の両側に位置する一対の側壁部42、及び側壁部42の上端部同士を架け渡す天壁部43と、を有している。
側壁部42には、プラテンローラ10の軸受29が各別に係合される係合凹部44が形成されている。これら係合凹部44は、上方に向けて開口するとともに、前後方向L3に沿う幅が下方に向かうに従い漸次縮小している。また、係合凹部44の内周縁には、閉位置において、プラテンローラ10の軸受29に上方から係合するストッパ部45が、前方に向けて突設されている。
図4、図5に示すように、ヘッドフレーム41において、側壁部42間に位置する部分には、ガイド部材48が設けられている。ガイド部材48における左右方向L2の中央部には、下方に向けて窪む収容部48aが形成されている。収容部48a内には、閉位置において、上述したプラテンローラ10のローラ本体28が収容される。そして、ローラ本体28の外周面と収容部48aの底面との間を記録紙Pが通過するように構成されている。
図4に示すように、各側壁部42のうち、左右方向L2における他端側の側壁部42には、プラテンユニット2とヘッドユニット3とが互いに組み合わされた際に、プラテンユニット2のプラテン用歯車31に噛合するプラテン駆動用歯車52が設けられている。このプラテン駆動用歯車52は、図示しないプラテン用輪列機構を介してヘッドフレーム41に搭載されたプラテン駆動用モータ53(図5参照)に接続されている。これにより、プラテン駆動用モータ53を適宜回転させることで、その回転力をプラテン用輪列機構、及びプラテン駆動用歯車52を介してプラテン用歯車31に伝達し、プラテンローラ10を回転させることが可能とされている。
図6は、ヘッドブロック38の斜視図である。
図4〜図6に示すように、ヘッドブロック38は、ヘッドフレーム41に配設された回動軸54に回動可能に支持されたヘッドサポート55と、ヘッドサポート55に固定された上述したサーマルヘッド12と、を備えている。なお、回動軸54は、左右方向L2に沿って延設されるとともに、その両端部がヘッドフレーム41の各側壁部42に各別に支持されている。
ヘッドサポート55は、金属等の板材が屈曲形成されてなり、ヘッドフレーム41の内側に配置されている。具体的に、ヘッドサポート55は、サーマルヘッド12が固定されるヘッド支持壁56と、ヘッド支持壁56における左右方向L2の両端部から前方に向けて各別に屈曲された一対の側壁部57と、ヘッド支持壁56の上端部から前方に向けて屈曲された上壁部58と、を備えている。
ヘッド支持壁56は、前後方向L3を厚さ方向とするとともに、左右方向L2に延設されている。ヘッド支持壁56は、その上部がガイド部材48における収容部48aの底面よりも上方に位置している。
側壁部57は、下方に向かうに従い前後方向L3の幅が漸次拡幅され、その下端部がヘッド支持壁56よりも下方に位置している。側壁部57の下端部には、上述した回動軸54を収容する収容凹部61が形成されている。収容凹部61は、左右方向L2から見た側面視でC字状とされ、後方(前後方向L3の他端側)に向けて開放されている。これにより、ヘッドサポート55は、回動軸54周りに前後方向L3(プラテンローラ10に接近離間する方向)に回動可能とされるとともに、回動軸54に着脱可能に装着されている。
上壁部58における左右方向L2の両端部には、上壁部58を貫通する一対のスリット62が形成されている。スリット62は、上壁部58及びヘッド支持壁56のなす角部を跨るように形成され、その前端縁が上壁部58内で終端し、後端縁がヘッド支持壁56内で終端している。
また、図5に示すように、ヘッドサポート55は、ヘッドフレーム41の天壁部43から下方に向けて延設された支持プレート63と、ヘッド支持壁56と、の間に介在するヘッド付勢部材(付勢部材)64によって後方に向けて付勢されている。
図4、図6に示すように、サーマルヘッド12は、左右方向L2(記録紙Pの紙幅方向)に沿って延在する板状とされ、ヘッド支持壁56上に固定されている。サーマルヘッド12の表面には、複数の発熱素子12aがライン状に配列されている。発熱素子12aは、ガイド部材48における収容部48aの底面よりも上方に位置し、閉位置においてプラテンローラ10に対向配置される。
図4、図5に示すように、可動刃11は、ヘッドフレーム41の天壁部43上に配置され、閉位置において、固定刃13に対して前後方向L3で対向するようになっている。具体的に、可動刃11は、可動刃フレーム71と、可動刃フレーム71にスライド可能に支持された可動刃本体72と、可動刃本体72を駆動させる駆動機構73と、を備えている。
可動刃フレーム71は、金属等が屈曲形成されてなり、ヘッドフレーム41の天壁部43上に配置されている。可動刃フレーム71には、例えば図示しない固定片が形成され、この固定片がねじ止め等によってヘッドフレーム41に着脱可能に固定されている。なお、可動刃フレーム71とヘッドフレーム41とが着脱可能とされていれば、固定片は、天壁部43に固定しても、側壁部42に固定しても構わない。また、可動刃フレーム71とヘッドフレーム41とを固定する固定手段は、ねじ止めに限定されるものではなく、可動刃フレーム71をヘッドフレーム41に固定できるのであれば、爪による係止等、ねじを用いない固定手段であってもよい。
ここで、可動刃フレーム71のうち、後端縁には、下方に向けて延びる舌片状のロック部75が形成されている。ロック部75は、可動刃フレーム71のうち、上述したヘッドサポート55のスリット62と左右方向L2で同等の位置に一対で設けられ、対応するスリット62内に上方から遊挿されている。この場合、ロック部75は、上述したヘッドブロック38の回動に伴い、スリット62における前後方向L3の両端開口縁に当接(係止)し、ヘッドブロック38のそれ以上の回動を規制している。言い換えると、ヘッドブロック38は、スリット62における前後方向L3の幅内で回動が制限されている。
例えば、両ユニット2,3が分離された状態(プリンタカバー6の開位置)において、ヘッドブロック38は、ヘッド付勢部材64によって後方に向けて付勢され、スリット62における前端開口縁がロック部75に前方から当接している(図7参照)。
可動刃本体72は、上下方向L1から見た平面視でV字状とされ、根元から刃先までの長さが両端から中央に向かって漸次短くなるように形成されている。
駆動機構73は、可動刃フレーム71上に搭載された正逆転可能なカッター用モータや、カッター用モータ及び可動刃本体72間に接続される輪列機構等を有している。そして、可動刃本体72は、カッター用モータの駆動力が輪列機構を介して伝達されることで、スライド移動する。
なお、上述した回動軸54のうち、側壁部42に対して左右方向L2における一端側に位置する部分には、プラテンユニット2とヘッドユニット3との組み合わせを解除する解除レバー77が配設されている。解除レバー77は、左右方向L2から見た側面視でV字状とされ、その頂部が回動軸54周りに回動可能に支持されている。解除レバー77のうち、頂部に対して一端側に位置する部分にはケーシング本体5に設けられた図示しないレバー部材が係止され、他端側に位置する部分はプラテンフレーム21の上述した突出片26に下方から当接するようになっている。これにより、解除レバー77は、レバー部材の操作に連動して回動し、突出片26を介してプラテンユニット2を上方に向けて押し上げることで、ヘッドユニット3からプラテンユニット2を分離させる。
このように構成されたサーマルプリンタ1では、図2、図3に示すように、プリンタカバー6が閉位置とされ、両ユニット2,3が組み合わさった状態において、可動刃11が固定刃13に対して適度な接触圧で重なるとともに、記録紙Pがプラテンローラ10とサーマルヘッド12との間に挟まれた状態となる。また、この記録紙Pは、可動刃11と固定刃13との間を通過した後、排出口8からケーシング4の外側に引き出された状態となる。さらに、プラテンユニット2側のプラテン用歯車31が、ヘッドユニット3側のプラテン駆動用歯車52に噛合する。
その後、プラテン駆動用モータ53を駆動させて、その回転力をプラテンユニット2のプラテン用歯車31に伝達させる。これにより、プラテンローラ10を回転させることができ、サーマルヘッド12との間で記録紙Pを挟み込みながら紙送りさせることができる。また、この紙送りと同時に、サーマルヘッド12の発熱素子12aを適宜発熱させることで、紙送りされる記録紙Pに対して各種の文字や図形等を明瞭に印字することができる。
印字された記録紙Pは固定刃13と可動刃11との間を通過する。そして、記録紙Pが所定の長さ通過した後、駆動機構73を駆動させ、可動刃本体72を固定刃13に向けてスライドさせる。これにより、固定刃13と可動刃11との間で記録紙Pを切断できる。その結果、切断した記録紙Pを、レシートやチケット等として使用することができる。
(ヘッドブロックの着脱方法)
次に、上述したサーマルプリンタ1の作動について説明する。図7〜図11は、ヘッドブロック38の着脱動作を説明するための説明図であって、ヘッドユニット3の部分断面図である。なお、以下の説明では、両ユニット2,3を分離した後、ヘッドブロック38を取り外す場合の動作を主に説明する。
まず、プリンタカバー6の開位置とする。具体的に、ケーシング本体5に設けられた図示しないレバー部材を操作すると、レバー部材の操作に連動して、解除レバー77が回動軸54周りに回動する。すると、解除レバー77が突出片26を介してプラテンユニット2を上方に向けて押し上げる。
すると、プラテンローラ10は、ローラ本体28の外周面がヘッドブロック38をヘッド付勢部材64の付勢力に抗する方向に向けて押圧しながら係合凹部44から離脱していく。そして、プラテンローラ10の軸受29がストッパ部45を乗り越えることで、軸受29とストッパ部45との係合が解除され、図7に示すように両ユニット2,3の組み合わせが解除される。その後、図1に示すように、プリンタカバー6を引き上げることで、プリンタカバー6が開位置となる。なお、図7に示すように、両ユニット2,3の組み合わせが解除されると、ヘッドブロック38がヘッド付勢部材64の付勢力によって後方に向けて回動する。その後、ヘッドブロック38は、スリット62における前端開口縁がロック部75に前方から当接することで、ヘッドフレーム41に対して位置決めされる。
次に、ヘッドユニット3からヘッドブロック38を取り外す場合には、まず図8に示すようにヘッドユニット3から可動刃11を取り外す。具体的には、可動刃フレーム71とヘッドフレーム41との締結を解除し、可動刃11を上方に向けて引き上げる。すると、可動刃11のロック部75がヘッドブロック38のスリット62から退避し、ロック部75によるヘッドブロック38の規制が解除される。これにより、ヘッドブロック38は、ヘッド付勢部材64の付勢力によって回動軸54周りに後方に向けて回動する。なお、図8に示す例では、ヘッドサポート55(ヘッド支持壁56)がヘッド付勢部材64から離間し、サーマルヘッド12がガイド部材48に前方から当接することで、ヘッドブロック38のそれ以上の回動が規制されている。
次に、図9に示すように、ヘッドブロック38(ヘッドサポート55)と回動軸54との連結を解除する。具体的には、ヘッドフレーム41に対してヘッドブロック38を前方に移動させ、回動軸54を収容凹部61から離脱させる。
次に、図10に示すように、ヘッドブロック38を、上方、かつ後方に向けて引き上げる。すると、ヘッドブロック38は、ガイド部材48とヘッドフレーム41の天壁部43との間の隙間を通してヘッドフレーム41から引き抜かれる。
以上により、ヘッドユニット3からヘッドブロック38が取り外される。
なお、新たなヘッドブロック38をヘッドユニット3に取り付ける場合には、上述した取り外し動作と逆の動作を行う。すなわち、ガイド部材48とヘッドフレーム41の天壁部43との間の隙間を通してヘッドフレーム41内にヘッドブロック38を差し入れた後、ヘッドサポート55の収容凹部61と回動軸54とを連結させる。次に、ヘッドサポート55のスリット62内に可動刃11のロック部75が遊挿されるように、可動刃11をヘッドフレーム41に固定する。
以上により、ヘッドブロック38を交換することができる。
このように、本実施形態では、ヘッドフレーム41に対して着脱可能に配設された可動刃11にヘッドブロック38の回動を規制するロック部75が形成されている構成とした。
この構成によれば、可動刃11をヘッドフレーム41から取り外すことで、ロック部75によるヘッドブロック38の後方への回動規制を解除できるので、ヘッドブロック38の交換作業時においてヘッドブロック38を後方に向けて引き抜くことができる。この場合、ヘッドフレーム41内のヘッドブロック38に対して前方に設定されるヘッドブロック38の交換スペースを、最小限に抑えることができる。そのため、ヘッドブロック38に対して前方のスペースに部品を配置できる等、ヘッドフレーム41内での設計の自由度を向上させ、製品の小型化を図ることができる。
また、本実施形態では、ヘッドフレーム41に対して着脱可能な可動刃11を取り外すだけで、ヘッドブロック38の交換作業を行うことができるので、交換作業の効率化及び低コスト化を図ることができる。しかも、ロック部75が既存の可動刃11(可動刃フレーム71)に配設されているため、ロック部を設けるのに伴う部品点数の増加を抑制できる。
さらに、本実施形態では、後方に向けて開放されるとともに、ヘッドフレーム41の回動軸54を収容する収容凹部61がヘッドブロック38に形成されている構成とした。
この構成によれば、例えば回動軸54がヘッドブロック38の貫通孔内に挿入されている場合等と異なり、収容凹部61から回動軸54が離脱する方向にヘッドブロック38を移動させるだけで、ヘッドブロック38と回動軸54との連結を簡単に解除できる。これにより、操作性をさらに向上させることができる。
しかも、本実施形態では、ロック部75が可動刃11の着脱方向(上下方向L1)に沿って延設されているため、可動刃11の着脱動作に伴いロック部75とヘッドブロック38との係止及び係止の解除が切り替えられることになる。そのため、操作性をさらに向上させることができる。
そして、本実施形態のサーマルプリンタ1では、上述した印字ユニット9を備えているため、小型化及び設計の自由度の向上を図った上で、優れた操作性を具備させることができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、上述した実施形態では、プラテンフレーム21に固定刃13が設けられ、ヘッドフレーム41に可動刃11が設けられた構成について説明したが、これに限られない。すなわち、プラテンフレーム21に可動刃11が設けられ、ヘッドフレーム41に固定刃13が設けられた構成であっても構わない。
また、上述した実施形態では、ヘッドサポート55の上壁部58にスリット62を形成し、このスリット62内にロック部75が遊挿される構成について説明したが、ヘッドブロック38とロック部75との係止位置は適宜設計変更が可能である。例えば、ヘッドサポート55の側壁部57にロック部75を係止させても構わない。また、ヘッドブロック38に係止される構成であれば、スリット62を形成しなくても構わない。
また、上述した実施形態では、収容凹部61が後方に向けて開放された構成について説明したが、これに限られない。例えば、ヘッドサポート55に形成された貫通孔内に回動軸54が挿入される構成であっても構わない。
次に、本発明の第2実施形態を図12、図13に基づいて説明する。
なお、上述した実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して、その説明を省略する。また、この実施形態では、上述した実施形態との差異を分かり易く説明するために、上述した実施形態と同一の部材については図示していないが、当然それらの部材も具備している。
図12は、第2実施形態に係るヘッドブロック38Aとヘッドフレーム41Aとを示す分解斜視図である。また、図13は、図12のヘッドブロック38Aをヘッドフレーム41Aに取り付けた状態を示す斜視図である。
ヘッドブロック38Aは、ヘッドフレーム41Aに配設された回動軸54に回動可能に支持されるヘッドサポート55Aと、ヘッドサポート55Aに固定された上述したサーマルヘッド12と、を備えている。なお、回動軸54は、左右方向L2に沿って延設されるとともに、その両端部がヘッドフレーム41Aの各側壁部42に各別に支持されている。
ヘッドサポート55Aは、ヘッド支持壁56における左右方向L2の両端の下部が前方に向けて各別に屈曲された一対の側壁部57と、ヘッド支持壁56における左右方向L2の両端の上部が前方に向けて各別に屈曲された一対の係合腕部80と、を備えている。
そして、係合腕部80における前後方向L3の中央部には、下方に向けて開放された係合凹部81が形成されている。すなわち、この係合腕部80は、左右方向から見た際に逆U字状に形成されている。
また、ヘッドフレーム41Aの各側壁部42における、ヘッドフレーム41Aが取り付けられた際に各係合腕部80の係合凹部81に該当する位置には、各側壁部42の内面から突出したロック部82が設けられている。このロック部82は、各側壁部42の該当位置における矩形領域のうち後方の辺を除く各辺を切断して舌片部を形成し、この舌片部をそれぞれヘッドフレーム41Aの内方に向けて垂直に屈曲させることにより形成される。
そして、ロック部82は、上述したヘッドサポート55Aの係合腕部80に形成された係合凹部81内に遊挿される。この場合、ロック部82は、上述したヘッドブロック38Aの回動に伴い、係合凹部81における前後方向L3の両端開口縁に当接(係止)し、ヘッドブロック38Aのそれ以上の回動を規制している。言い換えると、ヘッドブロック38Aは、係合凹部81における前後方向L3の幅内で回動が制限されている。
例えば、両ユニット2,3が分離された状態(プリンタカバー6の開位置)において、ヘッドブロック38Aは、ヘッド付勢部材64によって後方に向けて付勢され、係合凹部81における前端開口縁がロック部82に前方から当接している。
次に、本実施形態に係るヘッドブロック38Aの着脱動作について説明する。基本的には、上述した第1実施形態に係るヘッドブロック38の着脱動作と同様であるため、以下、第1実施形態との相違点について主に説明する。
ヘッドユニット3のヘッドフレーム41Aからヘッドブロック38Aを取り外す場合には、まずヘッドユニット3(ヘッドフレーム41A)から可動刃11を取り外す。次に、ヘッドフレーム41Aに対してヘッドブロック38Aを前方に移動させ、回動軸54を収容凹部61から離脱させることにより、ヘッドブロック38Aと回動軸54との連結を解除する。
次に、ヘッドブロック38Aを、ヘッドフレーム41Aから可動刃11を取り外したことにより生じた上方の開放スペースに引き上げ、ヘッドブロック38Aの係合凹部81とヘッドフレーム41Aのロック部82との係合が解除される。さらに、ヘッドブロック38Aを上方かつ後方に向けて引き上げると、ヘッドブロック38Aは、ガイド部材48とヘッドフレーム41Aの天壁部43との間の隙間を通してヘッドフレーム41から引き抜かれる。
以上により、ヘッドフレーム41Aからヘッドブロック38Aが取り外される。
このように、本実施形態では、ヘッドブロック38Aのプラテンローラ10側への回動を制限するロック部82がヘッドフレーム41Aに設けられているが、上述した第1実施形態と同様、可動刃(カッター機構)11がヘッドフレーム41Aから取り外されたときに、ヘッドブロック38Aがヘッドフレーム41Aから取り外せるようになっている。
この構成により、上述した先の実施形態と同様、可動刃11をヘッドフレーム41Aから取り外し、ロック部82とヘッドブロック38Aとの係止を解除することで、ヘッドブロックのプラテンローラ側への回動の制限が解除されるので、ヘッドブロック38Aの交換作業時においてヘッドブロック38Aを後方に向けて引き抜くことができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせても構わない。
1 サーマルプリンタ
2 プラテンユニット
3 ヘッドユニット
5a ロール紙収容部(記録紙収容部)
9 印字ユニット
10 プラテンローラ
11 可動刃(カッター機構)
12 サーマルヘッド
38 ヘッドブロック
41 ヘッドフレーム
54 回動軸
61 収容凹部
62 スリット
64 ヘッド付勢部材(付勢部材)
75 ロック部
81 係合凹部
82 ロック部

Claims (6)

  1. サーマルヘッドが配設されたヘッドブロックを有するヘッドユニットと、
    記録紙を紙送りするプラテンローラを有し、前記ヘッドユニットに分離可能に組み合わされるプラテンユニットと、を備えた印字ユニットにおいて、
    前記ヘッドユニットは、
    前記ヘッドブロックが着脱可能に取り付けられるとともに、前記プラテンローラに接近離間する方向に前記ヘッドブロックを回動可能に支持するヘッドフレームと、
    前記ヘッドフレームと前記ヘッドブロックとの間に介在し、前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに向けて付勢する付勢部材と、
    前記ヘッドフレームに着脱可能に取り付けられたカッター機構と、を備え、
    前記カッター機構は、前記ヘッドブロックに係止されるとともに、前記ヘッドブロックの前記プラテンローラ側への回動を制限するロック部を有することを特徴とする印字ユニット。
  2. 前記ヘッドブロックは、前記カッター機構が前記ヘッドフレームから取り外された状態で、前記プラテンローラ側に向けて取り外し可能とされている請求項1に記載の印字ユニット。
  3. 前記ロック部は、前記カッター機構の着脱方向に沿って延設され、
    前記ヘッドブロックは、前記カッター機構の着脱方向に沿って前記ロック部が遊挿されるスリットを有する請求項1または2に記載の印字ユニット。
  4. サーマルヘッドが配設されたヘッドブロックを有するヘッドユニットと、
    記録紙を紙送りするプラテンローラを有し、前記ヘッドユニットに分離可能に組み合わされるプラテンユニットと、を備えた印字ユニットにおいて、
    前記ヘッドユニットは、
    前記ヘッドブロックが着脱可能に取り付けられるとともに、前記プラテンローラに接近離間する方向に前記ヘッドブロックを回動可能に支持するヘッドフレームと、
    前記ヘッドフレームと前記ヘッドブロックとの間に介在し、前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに向けて付勢する付勢部材と、
    前記ヘッドフレームに着脱可能に取り付けられたカッター機構と、を備え、
    前記ヘッドフレームは、前記ヘッドブロックに形成された係合凹部に遊挿されるとともに、前記ヘッドブロックの前記プラテンローラ側への回動を制限するロック部を有し、かつ、
    前記ヘッドブロックは、前記カッター機構が前記ヘッドフレームから取り外された状態で、前記カッター機構が取り外されたことにより生じた開放スペースに引き上げられることにより、前記係合凹部と前記ロック部との係合が解除され、前記プラテンローラが前記ヘッドユニットから分離されたことにより生じた開放スペースを介して前記ヘッドフレームから取り外し可能とされていることを特徴とする印字ユニット。
  5. 前記ヘッドブロックは、前記プラテンローラ側に向けて開放されるとともに、前記ヘッドフレームの回動軸を収容する収容凹部を有する請求項1ないし4の何れか1項に記載の印字ユニット。
  6. 請求項1ないし5の何れか1項に記載の印字ユニットを有するプリンタにおいて、
    記録紙を収容する記録紙収容部を有するケーシング本体側に前記ヘッドユニットが組み付けられ、
    ヒンジ部を介して前記ケーシング本体に回動可能に連結され、前記記録紙収容部を開閉するプリンタカバー側に、前記プラテンユニットが組み付けられていることを特徴とするプリンタ。
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