JP2003154692A - サーマルヘッド取付機構 - Google Patents

サーマルヘッド取付機構

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JP2003154692A
JP2003154692A JP2001357314A JP2001357314A JP2003154692A JP 2003154692 A JP2003154692 A JP 2003154692A JP 2001357314 A JP2001357314 A JP 2001357314A JP 2001357314 A JP2001357314 A JP 2001357314A JP 2003154692 A JP2003154692 A JP 2003154692A
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head
thermal head
support shaft
mounting
lock
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JP2001357314A
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Motohito Tsuchiya
元人 土屋
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具を用いることなく、サーマルヘッドの交
換作業を行うことができるようにする。 【解決手段】 ヘッド位置付け部材15に対してヘッド
部材16が位置決めされた状態で支軸22が回動される
ことにより、支軸22に設けられたロック部材の支軸の
軸心方向の投影形状が、ヘッド部材16に設けられた取
付部Pに干渉しないロック解除位置と、取付部Pに干渉
してヘッド位置付け部材15と共にヘッド部材16を狭
持するロック位置とに変位されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッド取
付機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラテンとプラテンに当接される
複数の発熱抵抗体を有するサーマルヘッドとを具備し、
プラテンとサーマルヘッドとの間を搬送される感熱紙等
に対して印字を行うようにしたサーマルプリンタがあ
る。
【0003】サーマルプリンタでは、発熱抵抗体で発生
させた熱を感熱紙に良好に伝達させるために、サーマル
ヘッドをプラテンに付勢するのが一般的である。
【0004】このようなサーマルプリンタにおける印字
に際しては、プラテンとサーマルヘッドとの間を搬送さ
れる感熱紙は、サーマルヘッドと擦れ合うようにして搬
送されるため、印字を繰り返すことで、サーマルヘッド
が徐々に摩耗してしまう。また、サーマルヘッドの発熱
抵抗体に通電することでも、サーマルヘッドが劣化す
る。摩耗劣化した発熱抵抗体は、発熱不良あるいは過剰
発熱等の不具合を発生させ、印字品質の低下の原因とな
る。
【0005】このため、サーマルプリンタでは、サーマ
ルヘッドを交換可能とするサーマルヘッド取付機構を有
しているものがある。
【0006】例えば、図10に示すように、装置本体に
設けられた板金部材100に着脱自在に取り付けられる
アタッチプレート101に、サーマルヘッド102が固
定されたスペーサー103を着脱自在に取り付け、板金
部材100とアタッチプレート101とをネジ104の
螺合により固定し、アタッチプレート101とサーマル
ヘッド102とをネジ105の螺合により固定するよう
にしたサーマルヘッド取付機構106がある。これによ
り、サーマルヘッド102の交換に際しては、ネジ10
4,105を緩めることで、アタッチプレート101を
板金部材100から取り外し、アタッチプレート101
からサーマルヘッド102を取り外すことができる。ま
た、これと逆の手順により、サーマルヘッド102を板
金部材100に取り付けて、ネジ104,105を締め
ることにより装置本体に対してサーマルヘッド102を
固定することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したサ
ーマルヘッド取付機構では、サーマルヘッドの交換作業
に際して、ネジ104,105を締めたり緩めたりする
ドライバ等の工具を必要とするため、作業が煩雑にな
り、作業性に劣る。
【0008】本発明は、工具を用いることなく、サーマ
ルヘッドの交換作業を行うことができるサーマルヘッド
取付機構を得ることを目的とする。
【0009】本発明は、サーマルヘッドの交換作業の容
易化を図ることができるサーマルヘッド取付機構を得る
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のサーマルヘッド
取付機構は、複数の発熱抵抗体を有するサーマルヘッド
を備えるヘッド部材と、前記ヘッド部材を取付位置に位
置付けるヘッド位置付け部材と、前記ヘッド位置付け部
材に設けられて位置決めされた前記ヘッド部材側へ延出
して回動自在な支軸と、前記ヘッド位置付け部材に対し
て前記ヘッド部材が位置決めされた状態で前記支軸が回
動されることにより、前記支軸の軸心方向の投影形状
が、前記ヘッド部材に設けられた取付部に干渉しないロ
ック解除位置と、前記取付部に干渉して前記ヘッド位置
付け部材と共に前記ヘッド部材を狭持するロック位置と
に変位自在となるように前記支軸に設けられたロック部
材と、を具備する。
【0011】したがって、ヘッド位置付け部材に対して
ヘッド部材が位置決めされた状態で支軸が回動されるこ
とにより、支軸に設けられたロック部材の支軸の軸心方
向の投影形状が、ヘッド部材に設けられた取付部に干渉
しないロック解除位置と、取付部に干渉してヘッド位置
付け部材と共にヘッド部材を狭持するロック位置とに変
位される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態につい
て図1ないし図5を参照して説明する。本実施の形態
は、サーマルプリンタへの適用例を示す。
【0013】図1は、本発明の第一の実施の形態のサー
マルプリンタを概略的に示す縦断側断面図である。本実
施の形態のサーマルプリンタ1は、図1に示すように、
ロール状に巻回された長尺状の感熱紙2を収納するロー
ル紙収納部3から、印字部4、カッタ機構5を介して、
排紙口6に連通する案内経路7を具備している。
【0014】印字部4は、案内経路7に対して、外周面
が下側から干渉するように配設されたプラテン8と、こ
のプラテン8に対して案内経路を間にして上側から対向
するサーマルヘッド9とを備えている。
【0015】プラテン8は、図示しないギア列を介して
プラテンモータ10に連結されており、プラテンモータ
10によって一方向に回転駆動されることで、記録材を
搬送する機能を果たす。
【0016】サーマルヘッド9は、図示しない複数の発
熱抵抗体を主走査方向(図1中紙面表裏方向)に沿ってラ
イン状に配列したラインサーマルヘッドであり、案内経
路中で、複数の発熱抵抗体を案内経路7に対して上側か
ら臨ませるように位置付けられている。また、サーマル
ヘッド9は、プラテン8に対して接離自在に保持されて
おり、図示しない付勢部材によってプラテン8に当接す
る方向へ付勢されている。
【0017】カッタ機構5は、案内経路7中で印字部よ
り感熱紙搬送方向下流側に配設されている。カッタ機構
5は、共に平板長板状の固定刃5aと可動刃5bとを有
しており、案内経路7より上側に設けられた固定刃5a
に対して、案内経路7より下側に設けられた可動刃5b
を摺動させることによって、案内経路7を搬送される感
熱紙2を任意の位置で切断する。カッタ機構5の可動刃
5bは、図示しないカッタモータを駆動源として駆動さ
れる。
【0018】サーマルヘッド9および固定刃5aは、サ
ーマルプリンタ1の一部を構成するプリンタカバー11
に取り付けられている。プリンタカバー11は、プリン
タケース12に設けられた支軸13を回動中心として、
プリンタケース12に対して回動自在に設けられてい
る。プリンタカバー11を、図2に示すように、支軸1
3を回動中心としてプリンタケース12から離反する方
向へ回動させることにより、案内経路7を境にしてサー
マルプリンタ1内部が開放される。これにより、サーマ
ルヘッド取付機構14への作業が可能な状態となる。
【0019】次に、サーマルヘッド取付機構14につい
て図3ないし図5を参照して説明する。図3は、サーマ
ルヘッド取付機構14を示す分解斜視図である。サーマ
ルヘッド取付機構14は、プリンタカバー11に設けら
れているヘッド位置付け部材15と、ヘッド位置付け部
材15に対して着脱自在に設けられたヘッド部材16と
を有している。
【0020】ヘッド位置付け部材15は、プリンタカバ
ー11に対して揺動自在に取り付けられる位置付け部材
本体17と、位置付け部材本体17に対して着脱自在に
設けられるプレート18とを有している。位置付け部材
本体17は、四辺を上方へ向けて折り曲げた上面開口の
略箱状を有している。プレート18は、位置付け部材本
体17の底面17a上に載置されている。
【0021】位置付け部材本体17には、上方へ向けて
立ち上げられた一対のステー19が設けられている。プ
レート18には、ステー19に対向する位置に、板厚方
向に貫通する位置決めスリット20が設けられている。
これにより、プレート18を位置付け部材本体17の底
面17a上に載置する際には、ステー19と位置決めス
リット20とによって位置付け部材本体17に対するプ
レート18が位置決めされると共に、印字に際して位置
付け部材本体17が揺動した場合に位置付け部材本体1
7に対してプレート18がずれてしまうことがない。
【0022】プレート18の上面には、取付レバー21
が設けられている。取付レバー21の一端部は、プレー
ト18の板厚方向に貫通するようにしてプレート18に
取り付けられた支軸22を回動中心として、プレート1
8の面方向に沿って回動自在とされている。取付レバー
21の他端部は、位置付け部材本体17の上方へ向けて
折り曲げられた四辺のうちの一辺に設けられたレバー孔
17bを介して、排紙口6側に延出されている。これに
より、後述するサーマルヘッド9の交換作業に際して、
取付レバー21を把持することができる。
【0023】取付レバー21は、図4(a)に示すロック
位置と、図5(a)に示すロック解除位置とに選択的に位
置付けられる。特に図示しないが、取付レバー21の下
面には、突起が設けられている。また、プレート18に
は、取付レバー21がロック位置/ロック解除位置に位
置付けられている状態で、突起が嵌合される凹部24が
形成されている。
【0024】支軸22は、プレート18から下方へ延出
している。位置付け部材本体17とプレート18とは、
ネジ23の螺合によって固定されている。位置付け部材
本体17とプレート18との螺合に際して、ネジ23が
挿入されるネジ孔のうち、プレート18に形成されたネ
ジ孔31は、副走査方向(図1中左右方向)を長手方向と
する長孔形状を有している。これにより、位置付け部材
本体17とプレート18との螺合に際しては、位置付け
部材本体17に対するプレート18の位置を調整するこ
とができる。
【0025】プレート18から下方へ延出する支軸22
の下端には、円盤形状を有するロック部材29が設けら
れている。ロック部材29は、後述するスペーサー25
の板厚方向の寸法分プレート18から離間した位置に取
り付けられている。また、ロック部材29は、ロック部
材29の中心xが支軸22の軸心yとは異なる偏心状態
で位置付けられるように取り付けられている。ロック部
材29は支軸22を軸心yを中心として回動させた場合
に、軸心yを中心として支軸22と共に回動する。本実
施の形態では、支軸22の回動によりロック部材29が
回動する回動軌跡が変位空間部Sとされている。
【0026】なお、本実施の形態では、支軸22とロッ
ク部材29とを別部材によって構成したが、これに限る
ものではなく、例えば、樹脂成形等によって支軸とロッ
ク部材とを一体的に設けられててもよい。
【0027】ヘッド部材16は、サーマルヘッド9と、
サーマルヘッド9の上面に取り付けられる平板長板状の
スペーサー25とを有している。サーマルヘッド9とス
ペーサー25とは、平ネジ26によって固定されてい
る。プレート18とスペーサー25とは、位置付け部材
本体17の底面17aを間にした状態で積層されてい
る。ヘッド位置付け部材15は、プレート18の下面か
ら下方へ延出する2つの位置決めピン27を有してい
る。スペーサー25には、位置決めピン27に対向する
位置に、それぞれ、位置決め孔28が形成されている。
後述するサーマルヘッド9の交換作業に際して、ヘッド
部材16を取り付ける場合には、位置決めピン27を位
置決め孔28に挿入するだけで、ヘッド位置付け部材1
5に対して、ヘッド部材16を位置決めすることができ
る。
【0028】ここで、上述したように、位置付け部材本
体17に対するプレート18の位置を調整することによ
り、位置決めピン27の位置を調整することが可能であ
り、位置決めピン27によって位置決めされるスペーサ
ー25の位置を調整することができる。
【0029】スペーサー25には、ロック部材29の外
径より大きい内径を有する取付孔30が形成されてい
る。取付レバー21がロック位置にある状態では、図4
に示すように、支軸22の軸心方向におけるロック部材
29の投影形状が、スペーサー25の取付孔30の外縁
に連続する取付部Pに干渉する(重なる)。取付レバー2
1がロック解除位置にある状態では、図5に示すよう
に、支軸22の軸心方向におけるロック部材29の投影
形状が、取付部Pに干渉せず、取付孔30の外縁の範囲
内に含まれる。
【0030】特に図示しないが、サーマルプリンタ1
は、サーマルプリンタ1内の各部を駆動制御する制御部
を内蔵している。制御部は、サーマルヘッド9、プラテ
ンモータ10、図示しないカッタモータ等の各部を駆動
制御する。加えて、サーマルプリンタ1は、POS端末
等のホスト機(図示せず)から出力される印字データを受
信するための図示しない通信インターフェイスを備えて
いる。
【0031】このような構成において、サーマルヘッド
9の交換時には、支軸13を回動中心として、図2に示
すように、プリンタケース12から離反させる方向へプ
リンタカバー11を回動させる。これにより、サーマル
ヘッド取付機構14への作業が可能な状態となる。
【0032】次に、取付レバー21を把持して支軸22
を回動させることにより、ロック部材29をロック解除
位置へ位置付ける。これにより、ロック部材29と取付
孔30とが、支軸22の軸心方向で重なり合う。この状
態でヘッド部材16を下方へ移動させることで、ヘッド
部材16をヘッド位置付け部材15から取り外すことが
できる。
【0033】取り外したサーマルヘッド9に代えて、別
のサーマルヘッド9が取り付けられたスペーサー25の
取付孔30を、ロック部材29に合わせた状態で、ヘッ
ド部材16を上方へ移動させて、スペーサー25をヘッ
ド位置付け部材15に当接させる。この状態で、取付レ
バー21をロック位置へ回動させて、ロック部材29を
変位空間部S内で回動させることで、スペーサー25が
ヘッド位置付け部材15の下面とロック部材29とによ
って狭持される。これによって、ヘッド部材16の支軸
22の軸心y方向への変位が規制される。
【0034】本実施の形態のサーマルヘッド取付機構1
4のロック部材29は、支軸22の軸心yに偏心して取
り付けられているため、ロック部材29を支軸22の回
動によってロック位置またはロック解除位置への位置付
けを、実用上簡易な構成によって実現することができ
る。
【0035】また、サーマルヘッド取付機構14の取付
部Pは、ヘッド部材16に設けられてロック解除位置に
おけるロック部材29の通過を許容する取付孔30と、
ロック部材29が取付孔30に挿入された状態で支軸2
2が回動されることにより変位するロック部材29の変
位軌跡上に確保された変位空間部Sと、を具備するた
め、ヘッド部材16の支軸22の軸心y方向への変位を
規制すると共に、支軸22を取付孔30に挿入すること
によってヘッド部材16とヘッド位置付け部材15との
位置決めを行うことができる。
【0036】これによって、サーマルヘッド9の交換作
業に際しては、取付レバー21を把持して支軸22を回
動させて、ロック部材29をロック位置またはロック解
除位置に選択的に位置付けることで、サーマルヘッド9
を着脱することができ、格別な工具を用いる必要がな
く、サーマルヘッド9の交換作業の容易化を図ることが
できる。
【0037】また、取付レバー21は、支軸22を回動
中心として、プレート18面に平行に回動するため、サ
ーマルヘッド取付機構14の上下に取付レバー21を回
動させるためのスペースを格別に確保する必要がない。
これによって、サーマルプリンタ1の内部の空間を有効
に活用することができ、小型化に寄与することができ
る。
【0038】なお、本実施の形態では、支軸22を回動
させるために把持させる取付レバー21を設けたが、こ
れに限るものではなく、例えば、支軸22の上端部に図
示しないツマミを設け、このツマミによって支軸22を
回動させるようにしてもよい。
【0039】また、本実施の形態では、支軸22を回動
させるために把持させる取付レバー21を設けたが、こ
れに限るものではなく、例えば、ロック部材29を直接
把持して回動させるようにしてもよい。
【0040】次に、本発明の第二の実施の形態について
図6および図7を参照して説明する。なお、第一の実施
の形態と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。
以下、同様とする。
【0041】図6は、本発明の第二の実施の形態のサー
マルヘッド取付機構を示す分解斜視図である。本実施の
形態のサーマルヘッド取付機構40のロック部材41
は、図6に示すように、長方形の板状部材である。ロッ
ク部材41は、ロック部材41の中央部分で支軸22に
取り付けられている。
【0042】ヘッド部材47を構成するスペーサー42
は、支軸22の軸心方向に積層される2枚の板状部材に
よって構成されている。2枚の板状部材のうち、サーマ
ルヘッド9の取り付けに際して、ヘッド位置付け部材1
7側となる第1のスペーサー43には、ロック部材41
が通過可能なサイズの長方形状の取付孔44が形成され
ている。取付孔44は、ロック部材41がロック解除位
置に位置付けられている場合に、支軸22の軸心方向の
ロック部材41の通過を許容するように、ロック部材4
1の長手方向と取付孔44の長手方向とが平行になる位
置関係となるように形成されている。また、取付孔44
は、ロック部材41がロック位置に位置付けられている
場合に、ロック部材41の支軸22の軸心方向の投影形
状が第1のスペーサー43に設けられた取付部P(図7
(a)参照)に干渉するように、ロック部材41の長手方
向が取付孔44の長手方向に対して直交するような位置
関係で位置付けられる。
【0043】2枚の板状部材のうち、サーマルヘッド9
側となる第2のスペーサー45には、支軸22の軸心を
回動中心とするロック部材41の変位を許容する円形状
の凹部46が形成されている。本実施の形態では、第
1、第2のスペーサー43,45を積層することで、第
1のスペーサー43の下面と凹部46とによって変位空
間部Sが形成される。
【0044】このような構成において、サーマルヘッド
9の交換時には、図7(a)に示す状態から、取付レバー
21を把持して支軸22を回動させることにより、図7
(b)に示す状態へロック部材41を変位させる。このと
き、凹部46におけるロック部材41は、ロック部材4
1の長手方向と取付孔44の長手方向とが平行になる位
置関係で位置付けられる。この状態でヘッド部材47を
下方へ移動させることで、ヘッド部材47をヘッド位置
付け部材15から取り外すことができる。
【0045】取り外したサーマルヘッド9に変えて、別
のサーマルヘッド9が取り付けられたスペーサー42
を、位置決めピン27と位置決め孔28とによって位置
決めした状態で、取付レバー21を把持して支軸22を
回動させる。これにより、ロック部材41が、図7(b)
に示す状態へ変位されてロック位置に位置付けられる。
凹部46におけるロック部材41は、ロック部材41の
長手方向が取付孔44の長手方向に対して直交するよう
な位置関係で位置付けられる。これによって、第1のス
ペーサー43が、ヘッド位置付け部材15の下面とロッ
ク部材41とによって狭持され、支軸22の軸心方向に
おけるヘッド部材47の変位が規制される。
【0046】本実施の形態のサーマルヘッド取付機構4
0によれば、ロック部材41がスペーサー42の下面か
ら突出することがない。
【0047】次に、本発明の第三の実施の形態について
図8および図9を参照して説明する。
【0048】図8(a)は本発明の第三の実施の形態のサ
ーマルヘッド取付機構のサーマルヘッドのロック状態を
示す底面図であり、(b)はそのC−C断面図である。ま
た、図9(a)はサーマルヘッドのロック解除状態を示す
底面図であり、(b)はそのD−D断面図である。本実施
の形態のサーマルヘッド取付機構50の支軸22は、サ
ーマルヘッド9が取り付けられたスペーサー51の後方
に位置付けられるように、ヘッド位置付け部材15に取
り付けられている。
【0049】支軸22の下端には、偏心カム形状のロッ
ク部材52が取り付けられている。ロック部材52は、
支軸22の回動によりロック位置にある状態では、図8
に示すように、支軸22の軸心方向におけるロック部材
52の投影形状が、スペーサー25の後端部に設けられ
た取付部Pに干渉する(重なる)。ロック部材52がロッ
ク解除位置にある状態では、図9に示すように、支軸2
2の軸心方向におけるロック部材52の投影形状が、取
付部P(スペーサー25)に干渉せず、スペーサー25の
後端部よりも後方に位置付けられる。
【0050】このような構成とすることにより、ロック
部材52を挿入するための孔等をスペーサー51に加工
する必要がないため、製造作業の容易化を図ることがで
きる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、工具を用いることな
く、サーマルヘッドの交換作業を行うことができ、サー
マルヘッドの交換作業の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のサーマルプリンタ
を示す縦断側面図である。
【図2】サーマルヘッド交換作業時のサーマルプリンタ
を示す縦断側面図である。
【図3】サーマルヘッド取付機構を示す分解斜視図であ
る。
【図4】(a)はサーマルヘッドのロック状態を示す底面
図であり、(b)はそのA−A断面図である。
【図5】(a)はサーマルヘッドのロック解除状態を示す
底面図であり、(b)はそのB−B断面図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態のサーマルヘッド取
付機構を示す分解斜視図である。
【図7】サーマルヘッド取付機構の一部を示す縦断正面
図であり、(a)はロック状態、(b)はロック解除状態を
示す。
【図8】(a)は本発明の第三の実施の形態のサーマルヘ
ッド取付機構のサーマルヘッドのロック状態を示す底面
図であり、(b)はそのC−C断面図である。
【図9】(a)はサーマルヘッドのロック解除状態を示す
底面図であり、(b)はそのD−D断面図である。
【図10】従来のサーマルヘッド取付機構を示す縦断側
面図である。
【符号の説明】
9…サーマルヘッド,14…サーマルヘッド取付機構,
15…ヘッド位置付け部材,22…支軸,30…取付
孔,29…ロック部材,40…サーマルヘッド取付機
構,41…ロック部材44…取付孔,50…サーマルヘ
ッド取付機構,52…ロック部材,P…取付部,S…変
位空間部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱抵抗体を有するサーマルヘッ
    ドを備えるヘッド部材と、 前記ヘッド部材を取付位置に位置付けるヘッド位置付け
    部材と、 前記ヘッド位置付け部材に設けられて位置決めされた前
    記ヘッド部材側へ延出して回動自在な支軸と、 前記ヘッド位置付け部材に対して前記ヘッド部材が位置
    決めされた状態で前記支軸が回動されることにより、前
    記支軸の軸心方向の投影形状が、前記ヘッド部材に設け
    られた取付部に干渉しないロック解除位置と、前記取付
    部に干渉して前記ヘッド位置付け部材と共に前記ヘッド
    部材を狭持するロック位置とに変位自在となるように前
    記支軸に設けられたロック部材と、を具備するサーマル
    ヘッド取付機構。
  2. 【請求項2】 前記ロック部材は、前記支軸の軸心に偏
    心して取り付けられている請求項1記載のサーマルヘッ
    ド取付機構。
  3. 【請求項3】 前記取付部は、前記ヘッド部材に設けら
    れて前記ロック解除位置における前記ロック部材の通過
    を許容する取付孔と、前記ロック部材が前記取付孔に挿
    入された状態で前記支軸が回動されることにより変位す
    る前記ロック部材の変位軌跡上に確保された変位空間部
    と、を具備する請求項1または2記載のサーマルヘッド
    取付機構。
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