JP3783923B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、サーマルヘッドとこのサーマルヘッドに対向するプラテンとによって用紙に印字するプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラテンとこのプラテンに用紙経路を介して接離自在に当接するプリンタヘッドとを備え、発光素子と受光素子とを用紙経路を介して対向配置させた透過型光センサによって記録材の有無を検出するようにしたプリンタがある。この記録材の有無の検出は、例えば、印字位置合わせや、ジャム検出のために行う。
【0003】
例えば、図7に略図的に示すように、プリンタヘッド100を保持するとともにプリンタヘッド100をプラテン104から離反させる方向に回動自在とされたヘッドブロック107と、このヘッドブロック107とは別部材として設けられて用紙経路101を介して対向する一対のガイド部材108とを備えるプリンタ109がある。このようなプリンタ109では、発光素子106aと受光素子106bとが用紙経路101を介して対向するように、発光素子106aと受光素子106bとを各ガイド部材108にそれぞれ設けたものがある。
【0004】
図7に示す構成を備えるプリンタ109には、単一のプリンタ109で複数種類の用紙を使用することができるように、使用する用紙に合わせて、透過型光センサ106の位置を用紙の幅方向に沿って複数段階に調整することを可能にしたものがある。例えば、用紙経路101の幅方向の一方側から被さるように配置されたコの字(あるいは、Uの字)形状の図示しないセンサ保持部材の先端に、発光素子106aまたは受光素子106bをそれぞれ設けたプリンタでは、用紙経路101の幅方向に沿ってセンサ保持部材をスライドさせることで、透過型光センサ106の位置調整を可能としている。センサ保持部材には、位置調整に際して基準となる基準マークが付されている。一方、用紙経路101にも、幅方向に沿って複数箇所に位置調整に際して基準となる位置調整マークが付されている。位置調整に際しては、目的とする用紙の種類に適合した位置調整マークに基準マークを合わせることで、透過型光センサ106の位置調整をすることができる。
【0005】
また、図8に略図的に示すように、プリンタヘッド100を保持するとともに用紙経路101の一部を構成するヘッドブロック103が、プリンタヘッド100をプラテン104から離反させる方向に回動自在とされたプリンタ105がある。このようなプリンタ105では、発光素子106aまたは受光素子106bのいずれか一方をヘッドブロック103に設けて、ヘッドブロック103がプリンタヘッド100をプラテン104に当接させる位置にある場合に発光素子106aと受光素子106bが対向するように透過型光センサ106を配設したものがある。
【0006】
図8に示す構成を備えるプリンタ105にも、単一のプリンタ105で複数種類の用紙を使用することができるように、使用する用紙の種類に合わせて透過型光センサ106の位置を用紙の幅方向に沿って複数段階に調整することを可能にしたものがある。
【0007】
例えば、発光素子106aまたは受光素子106bのそれぞれには、位置調整に際して基準となる基準マークが付されている。一方、位置調整に際して基準となる位置調整マークは幅方向に沿って複数箇所に、また、用紙経路101を介して両側に付されている。位置調整に際しては、目的とする用紙の種類に適合した位置調整マークに基準マークを合わせることで、透過型光センサ106の位置調整をすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図7に示すプリンタ109では、透過型光センサ106の位置調整に際して、センサ保持部材を用紙経路101の幅方向に沿ってスライドさせるため、センサ保持部材のスライド分のスペースを確保しなくてはならない。このため、装置の小型化が困難となる。
【0009】
加えて、図7に示すプリンタ109では、ガイド部材108間で記録材が弛んでしまったり、ジャムを生じたりした場合にも、一対のガイド部材108が常時用紙経路101を介して常時対向しているため対応しにくい。用紙が弛んだまま印字を行うと、印字位置がずれてしまう等の不具合が発生する。
【0010】
また、図8に示すプリンタ105では、上述したように、プリンタヘッド100をプラテン104から離反させる方向に回動自在とされているヘッドブロック103に発光素子106aまたは受光素子106bのいずれか一方が設けられているため、透過型光センサ106の位置調整に際しては、発光素子106aと受光素子106bとをそれぞれ別個に位置調整しなくてはならない。このため、透過型光センサ106の位置調整作業が煩雑となり、作業性が劣る。また、発光素子106aと受光素子106bとの位置調整をそれぞれ別個に行うことにより、発光素子106aと受光素子106bとの位置関係にバラツキが生じて、用紙の検知性能が低下する。
【0011】
本発明は、用紙経路を介して対向配置された発光素子と受光素子とを有する透過型光センサの位置調整作業に際して、位置調整後の発光素子と受光素子との位置関係の精度向上および位置調整作業の容易化を図ることができるプリンタを得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明のプリンタは、本体ハウジング内にプラテンとこのプラテンに用紙経路を介して接離自在のプリンタヘッドとを有するプリンタにおいて、前記用紙経路を介して対向配置された発光素子と受光素子とを有する透過型光センサと、用紙搬送方向に直交する方向を軸心方向として前記用紙経路を介してそれぞれ配置され外周面に軸心周りに沿った螺旋状のガイド溝を有する一対のセンサ移動軸と、前記発光素子または前記受光素子のいずれか一方を保持し前記センサ移動軸に変位自在に螺合する環状部材を有するボールねじ機構によって前記センサ移動軸の軸心方向に移動可能な一対のセンサラックと、前記一対のセンサラックを前記ボールねじ機構により前記用紙経路を介して対称的に移動させるギア列と、を具備する。
【0013】
したがって、ギア列のうちのいずれか一のギアを回転させて一対のセンサラックをボールねじ機構によって用紙経路を介してセンサ移動軸の軸心方向に沿って対称的に移動させることにより、用紙経路を介して対向配置された発光素子と受光素子との位置関係を保ったまま移動させることができる。ここで、センサ移動軸のガイド溝に沿って変位する環状部材によってセンサラックを移動させることにより、透過型光センサの位置調整に際して、設置スペースが拡大することがない。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のプリンタにおいて、前記プリンタヘッドを保持するとともに前記プリンタヘッドが前記プラテンから離反する方向へ回動自在なヘッドホルダと、前記用紙経路を介して対向されて少なくとも前記ヘッドホルダ側の一方が前記センサ移動軸の軸心方向と平行に延出する支軸を回動中心として前記用紙経路から離反する方向に回動自在とされた一対のガイド部材を有するガイド機構と、を具備し、前記発光素子と前記受光素子とは前記ガイド部材を介して対向配置されている。
【0015】
したがって、プリンタヘッドがプラテンから離反する方向へヘッドホルダを回動させ、支軸を回動中心として用紙経路から離反する方向へガイド部材を回動させることにより、用紙経路を開放することができる。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のプリンタにおいて、前記ヘッドホルダと前記ガイド機構との間に設けられて、前記一対のガイド板が前記用紙経路を介して対向し前記プリンタヘッドが用紙経路を介して前記プラテンに当接されている場合に係合する係合部材を具備する。
【0017】
したがって、一対のガイド部材が用紙経路を介して対向しプリンタヘッドが用紙経路を介してプラテンに当接されている場合、すなわち、装置が印字可能な位置にある場合には、ヘッドホルダとガイド機構との間で係合部材が係合してガイド部材の回動が規制される。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について図1ないし図6を参照して説明する。本実施の形態は、プリンタとしてサーマルプリンタへの適用例を示す。
【0019】
図1は本発明の一実施の形態のサーマルプリンタを示す斜視図、図2はその縦断側面図である。サーマルプリンタ1の本体ハウジング2の前面には、プリント後の記録材が排出されるラベル発行口3が形成されている。
【0020】
本体ハウジング2の上面には、上方に向けて開口する上側開口部4を開放自在に閉塞する蓋部材5が設けられている。蓋部材5は、後方側に設けられたヒンジ6を回動中心として上方向に回動自在に設けられている。
【0021】
本体ハウジング2の左側には、上面に各種操作キー7や表示部8等を備える制御ボックス9が設けられている。制御ボックス9内には、後述するプラテン10の回転駆動を行う図示しない駆動モータやインクリボンの巻き取り等を行う図示しないリボン巻き取りモータ等の各種モータ等が設けられている。
【0022】
特に図示しないが、本体ハウジング2の後方には、記録材として台紙に貼り付けられたラベル用紙を外周側にして巻回された図示しないラベルロール紙を保持する記録材保持部が適宜取り付けられる。
【0023】
本体ハウジング2の背面には、記録材保持部に保持されたラベルロール紙が挿入される挿入口11が設けられている。
【0024】
本体ハウジング2内には、挿入口11、印字部12を経由してラベル発行口3へ至る用紙経路13が形成されている。本体ハウジング2内の用紙経路より下側には、用紙経路13中で印字部12よりラベル発行口3側に設けられた剥離板14によってラベルが剥離された台紙を、台紙巻き取り経路14aを介して巻き取る図示しない台紙巻き取り機構が設けられている。
【0025】
印字部12は、プラテン10と、用紙経路13を介してプラテン10に当接するプリンタヘッドとしてのサーマルヘッド15とを備えている。プラテン10は、用紙経路13の幅方向に沿って対向配置された一対の支持板(図示せず)によって、保持位置で回転自在に保持されている。
【0026】
サーマルヘッド15は、用紙経路13の幅方向に沿って対向配置されたヘッドホルダとしての一対の側板16によって保持されてサーマルヘッド15より挿入口11側に設けられた支軸17を回動中心として、プラテン10から離反する方向へ揺動自在に設けられている。
【0027】
一対の側板16の間には、サーマルヘッド15に対してサーマルヘッド15をプラテン10に当接させる方向へ付勢する加圧機構18が設けられている。加圧機構18は、圧縮スプリング19と、圧縮スプリング19の上端を保持する板部材20と、板部材20に対して下方へ移動自在な加圧部材21とによって構成されている。加圧機構18では、上端を板部材20によって保持された圧縮スプリング19を圧縮することによる圧縮スプリング19の復元力を利用して、加圧部材21を下方へ付勢することによりサーマルヘッド15をプラテン10に当接させる方向へ付勢する。
【0028】
一対の側板16の間には、加圧機構18より上側に、取り付けられた位置で回動自在に保持されたカム軸22と、カム軸22に固定された板カム23とによって構成されるカム機構24が設けられている。カム軸22には、ラベル発行口3側へ向けて突出する切替レバー25が取り付けられている。切替レバー25の操作によってカム軸22を介して板カム23を回転させることで、圧縮スプリング19の圧縮状態を2段階に調整することができ、これによって、サーマルヘッド15のプラテン10に対する当接力を2段階に調節することが可能である。
【0029】
一対の側板16の間には、インクリボン26を保持するインクリボン保持軸27と、インクリボン26を巻き取るインクリボン巻き取り軸28とが設けられている。インクリボン保持軸27、インクリボン巻き取り軸28は、制御ボックス9側の側板16を突き抜けて制御ボックス9側に突出している。側板16を突き抜けたインクリボン保持軸27、インクリボン巻き取り軸28には、図示しないインクリボン送り出しギアと、図示しないインクリボン巻き取りギアとが設けられている。ギア特に図示しないが、インクリボン送り出しギアとインクリボン巻き取りとは、側板16の制御ボックス9側の面に設けられた図示しない一ないし複数個のギアによって連結されており、これにより側板16の制御ボックス9側の面にはリボンを巻き取るための図示しないギア列が構成されている。ギア列を構成するギアのうちいずれか一のギアには、制御ボックス内に設けられたリボン巻き取りモータ(図示せず)に連結された図示しないギアが直接噛み合わされる。これによって、単一のリボン巻き取りモータの駆動によって、インクリボン26を送り出すとともに巻き取ることができる。
【0030】
以降、一対の側板16の間および一対の側板16に取り付けられている部材並びに一対の側板16をまとめてヘッドブロック29という。
【0031】
ヘッドブロック29は、一対の側板16を貫通して両端が本体ハウジング2内に回動自在に取り付けられたブロック回動軸30に固定されており、ブロック回動軸30を回動中心として回動自在に設けられている。
【0032】
ブロック回動軸30には、コイルスプリング31が設けられている。コイルスプリング31の一端は、ブロック回動軸30の下方に設けられた軸32に背面側から当接されている。コイルスプリング31の他端は、本体ハウジング2内の後方側で壁面に取り付けられている。これにより、ヘッドブロック29は、ブロック回動軸30を回動中心として上方へ付勢されている。
【0033】
ヘッドブロック29の下方には、ガイド機構33が設けられている。ガイド機構33は、ガイド面34aを用紙経路13に対して下側から対向させるように配設された下側ガイド板34と、ガイド面35aを用紙経路13に対して上側から対向させるように配設された上側ガイド板と35とを備えている。
【0034】
ここで、図3はガイド機構33の周辺を示す側面図、図4はその平面図である。下側および上側ガイド板34,35のガイド面34a,35aは、ともに、用紙経路13を介して上下方向に対向配置されており、用紙経路13の幅方向の全域に亘って緩やかに湾曲するとともに、用紙経路13の搬送方向に沿ってある程度の長さを有して対向するような、幅広の板状部材である。
【0035】
下側および上側ガイド板34,35の一部は、光透過性を有する材料によって形成された板状部材が互いに対向するように配置されている。なお、図4中には、上側ガイド板35に設けられた板状部材35bが示されている。
【0036】
下側ガイド板34は、本体ハウジング2に位置固定された一対の下側支持板36によって両端を支持されている。ここに、下側ガイド板34および下側支持板36によってガイド部材としての下側ガイド部材37が構成されている。下側支持板36は、用紙経路13よりも上側に突出された突出部38を有している。突出部38には、一対の下側支持板36を貫通する支軸39が保持されている。この支軸39の両端部には、支軸39を回動中心として下側支持板36から離反する方向へ回動自在とされた一対の上側支持板40が設けられている。上述した上側ガイド板35は、一対の上側支持板40によって保持されている。ここに、上側ガイド板35および上側支持板40によってガイド部材としての上側ガイド部材41が構成されている。
【0037】
上側支持板40には、側板16に設けられた突起16aと係合する切り欠き部40aが形成されている。この切り欠き部40aは、ブロック回動軸30を回動中心としたヘッドブロック29の回動による突起16aの移動軌跡にそって形成されている。ここに、突起16aと切り欠き部40aとによって、係合部材が実現されている。
【0038】
ガイド機構33には、一対の板状部材35bを介して対向配置された発光素子42aと受光素子42bとを有する透過型光センサ42が設けられている。透過型光センサ42のうち、発光素子42aは下側ガイド板34より下側に設けられ、受光素子42bは上側ガイド板35より上側に設けられている。
【0039】
受光素子42b(または、発光素子42a)は、板状部材35bに対向する位置に図示しない貫通孔が形成されたセンサラック43b(または、センサラック43a)に保持されている。センサラック43b(または、43a)の両端部には、センサラック43b(または、43a)に対する回転を規制することでセンサラック43b(または、43a)に対して固定的とされた環状部材としての一対のナット44が設けられている。センサラック43b(または、43a)にには、後述する透過型光センサ42の位置調整作業に際して、調整位置をガイドする図示しない基準マークが付されている。上側ガイド板35には、基準マークの移動範囲に沿って、目的とする用紙に合わせた複数の位置設定マークが付されている。
【0040】
下側ガイド板34より下側、上側ガイド板35より上側には、用紙搬送方向に直交する方向に沿って延出する一対のセンサ移動軸45が設けられている。一対のセンサ移動軸45には、外周面に軸心周りに沿ってナット44と同一ピッチを有する螺旋状のガイド溝45aが形成されている。
【0041】
一対のナット44は、上下のセンサ移動軸45にそれぞれ取り付けられている。これにより、センサラック43b(または、43a)は、センサ移動軸45に保持されている。センサラック43b(または、43a)の下端(または、上端)は、副走査方向に沿ってセンサ移動軸45を介して両側に、上側ガイド板35(または、下側ガイド板34)に接触する図示しない接触部が形成されている。これにより、センサ移動軸45が回転した場合にも、センサラック43b(または、43a)は上側ガイド板35(または下側ガイド板34)に規制されて回転しない。このため、センサ移動軸45が回転した場合には、ガイド溝45に沿ってセンサ移動軸45の延出方向に沿ってナット44が変位する。ここに、ナット44とセンサ移動軸45とによってボールねじ機構が実現されている。
【0042】
センサ移動軸45の一端側には、ギア46,47がそれぞれ取り付けられている。各ギア46,47は、複数のアイドルギア48を介して、支軸39を回動中心とする固定ギア49にそれぞれ連結されている。ここに、ギア列50が構成される。ギア47には、ギア47と同一面上で回転自在であり、上端部が上側支持板40よりも上側へ突き出る程度の大きさの操作ギア51が連結されている。
【0043】
このような構成において、プリントに際しては、モータを駆動してプラテン10を回転駆動させることにより用紙経路13中でラベル用紙(図示せず)を搬送しながら、サーマルヘッド15の所定の発熱素子に通電することによってインクリボン26に塗布されたインクを溶融させることによってプリントを行う。
【0044】
プリントに際しては、側板16に設けられた突起16aと上側支持板40に形成された切り欠き部40aとが係合しているため、支軸39を回動中心とした上側ガイド部材41の回動が規制される。これによって、上側ガイド部材41のばたつきを防止して、ラベル用紙を安定して搬送することができる。
【0045】
ここで、図5は、ヘッドブロック29をブロック回動軸30を回動中心として上方へ回動させた状態を示す縦断側面図である。図5に示す状態では、ヘッドブロック29が大きく上側回動することでヘッドブロック29の周囲に作業空間が確保されるため、インクリボン26の交換等の、ヘッドブロック29に対する各種作業の容易化を図ることができる。
【0046】
また、図5に示す状態では、ヘッドブロック29の回動により、操作ギア51の周囲に大きな作業空間が形成される。オペレーターは、透過型光センサ42の位置調整作業に際して、図5に示す状態で、操作ギア51を手動で回転させる。
【0047】
操作ギア51が回転されると、操作ギア51の回転に連動してギア列50の各ギア46,47,48が回転する。ここで、ギア46,47の回転に伴ってセンサ移動軸45も回転する。センサ移動軸45の回転によりセンサラック43a,43bもセンサ移動軸45の回転に応じて回転しようとするが、センサラック43b(または、43a)の下面(または上面)が上側ガイド板35(または、下側ガイド板34)に接触しているため、センサラック43b(または、43a)の回転が規制される。センサラック43b(または、43a)の回転が規制されることにより、センサ移動軸45の回転力はナット44とセンサ移動軸45との間に作用する。ここで、センサ移動軸45にはナット44と同一ピッチの螺旋状のガイド溝45aが形成されているため、センサラック43b(または、43a)に固定的に設けられているナット44は、ガイド溝45aに沿って主走査方向に移動する。これにより、センサラック43b(または、43a)を主走査方向に無段階的に移動させることができる。
【0048】
また、センサ移動軸45とともに回転するギア列50は、操作ギア51の回転に連動して回転するため、センサ移動軸45におけるガイド溝45aの回転方向と、各ギア46,47の回転方向とを調整することにより、上側のセンサラック43bおよび下側のセンサラック43aを同一方向に同一量ずつ移動させることができる。
【0049】
なお、透過型光センサ42の位置調整に際しては、上側ガイド板35の透過型光センサ42の移動範囲をカバーする位置に設けられた透明な板状部材35bを介してセンサラック43b(または、43a)の位置を確認し、センサラック43b(または、43a)に付された基準マークを、目的とする用紙に合わせて上側ガイド板35に付された位置設定マークに合わせるようにする。これによって、センサラック43b(または、43a)すなわち透過型光センサ42の移動を目視により確認しながら行うことができ、作業の正確性および信頼性の向上を図ることができる。
【0050】
これによって、発光素子42aと受光素子42bとを用紙経路13を介して対向配置させた透過型光センサ42を備えるサーマルプリンタ1で、複数種類の用紙を使用するために透過型光センサ42の位置を調整する場合にも、操作ギア51の操作だけで発光素子42aと受光素子42bとを常に正しく対向させることができる。
【0051】
用紙経路13中で、用紙がジャムを起こした場合には、図5に示す位置から上側ガイド板35を下側ガイド板34から離反する方向へ回動させて、図6に示す状態とする。
【0052】
これにより、用紙経路13が大きく開放されるため、用紙の搬送位置を良好に規制するために幅広のガイド面34a,35aを有する下側および上側ガイド板34,35を設けた場合にも、このガイド機構33がジャム処理作業の妨げになることがない。
【0053】
【発明の効果】
請求項1記載の発明のプリンタによれば、本体ハウジング内にプラテンとこのプラテンに用紙経路を介して接離自在のプリンタヘッドとを有するプリンタにおいて、前記用紙経路を介して対向配置された発光素子と受光素子とを有する透過型光センサと、用紙搬送方向に直交する方向を軸心方向として前記用紙経路を介してそれぞれ配置され外周面に軸心周りに沿った螺旋状のガイド溝を有する一対のセンサ移動軸と、前記発光素子または前記受光素子のいずれか一方を保持し前記センサ移動軸に変位自在に螺合する環状部材を有するボールねじ機構によって前記センサ移動軸の軸心方向に移動可能な一対のセンサラックと、前記一対のセンサラックを前記ボールねじ機構により前記用紙経路を介して対称的に移動させるギア列と、を具備して、ギア列のうちのいずれか一のギアを回転させて一対のセンサラックをボールねじ機構によって用紙経路を介してセンサ移動軸の軸心方向に沿って対称的に移動させることにより、用紙経路を介して対向配置された発光素子と受光素子との位置関係を保ったまま移動させることができるので、用紙経路を介して対向配置された発光素子と受光素子とを有する透過型光センサの位置調整作業に際して、位置調整後の発光素子と受光素子との位置関係の精度向上および位置調整作業の容易化を図ることができる。また、センサ移動軸のガイド溝に沿って変位する環状部材によってセンサラックを移動させることにより、透過型光センサの位置調整に際して、設置スペースが拡大することがないので、プリンタの小型化を図ることができる。
【0054】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載のプリンタにおいて、前記プリンタヘッドを保持するとともに前記プリンタヘッドが前記プラテンから離反する方向へ回動自在なヘッドホルダと、前記用紙経路を介して対向されて少なくとも前記ヘッドホルダ側の一方が前記センサ移動軸の軸心方向と平行に延出する支軸を回動中心として前記用紙経路から離反する方向に回動自在とされた一対のガイド部材を有するガイド機構と、を具備し、前記発光素子と前記受光素子とは前記ガイド部材を介して対向配置されているため、プリンタヘッドがプラテンから離反する方向へヘッドホルダを回動させ、支軸を回動中心として用紙経路から離反する方向へガイド部材を回動させることにより、用紙経路を開放することができる。これによって、例えば、用紙経路中で発生したジャムの処理等に際して、作業スペースを充分に確保することができる。
【0055】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載のプリンタにおいて、前記ヘッドホルダと前記ガイド機構との間に設けられて、前記一対のガイド板が前記用紙経路を介して対向し前記プリンタヘッドが用紙経路を介して前記プラテンに当接されている場合に係合する係合部材を具備して、一対のガイド部材が用紙経路を介して対向しプリンタヘッドが用紙経路を介してプラテンに当接されている場合、すなわち、装置が印字可能な位置にある場合には、ヘッドホルダとガイド機構との間で係合部材を係合させてガイド部材の回動を規制することにより、印字中にガイド部材が不用意に動くことを防止することができる。これによって、記録材を安定してガイドすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のサーマルプリンタを示す斜視図である。
【図2】その縦断側面図である。
【図3】ガイド機構周辺を示す側面図である。
【図4】その平面図である。
【図5】ヘッドブロックをブロック回動軸を回動中心として上方へ回動させた状態を示す縦断側面図である。
【図6】上側ガイド部材を支軸を回動中心として上方へ回動させた状態を示す縦断側面図である。
【図7】従来のプリンタの一例を概略に示す説明図である。
【図8】従来のプリンタの別の一例を概略に示す説明図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 本体ハウジング
13 用紙経路
10 プラテン
15 プリンタヘッド
16 ヘッドホルダ
33 ガイド機構
34,35 ガイド板
37,41 ガイド部材
39 支軸
42 透過型光センサ
43a,43b センサラック
44 環状部材
45 センサ移動軸
45a ガイド溝
50 ギア列

Claims (3)

  1. 本体ハウジング内にプラテンとこのプラテンに用紙経路を介して接離自在のプリンタヘッドとを有するプリンタにおいて、
    前記用紙経路を介して対向配置された発光素子と受光素子とを有する透過型光センサと、
    用紙搬送方向に直交する方向を軸心方向として前記用紙経路を介してそれぞれ配置され外周面に軸心周りに沿った螺旋状のガイド溝を有する一対のセンサ移動軸と、
    前記発光素子または前記受光素子のいずれか一方を保持し前記センサ移動軸に変位自在に螺合する環状部材を有するボールねじ機構によって前記センサ移動軸の軸心方向に移動可能な一対のセンサラックと、
    前記一対のセンサラックを前記ボールねじ機構により前記用紙経路を介して対称的に移動させるギア列と、
    を具備することを特徴とするプリンタ。
  2. 前記プリンタヘッドを保持するとともに前記プリンタヘッドが前記プラテンから離反する方向へ回動自在なヘッドホルダと、
    前記用紙経路を介して対向されて少なくとも前記ヘッドホルダ側の一方が前記センサ移動軸の軸心方向と平行に延出する支軸を回動中心として前記用紙経路から離反する方向に回動自在とされた一対のガイド部材を有するガイド機構と、
    を具備し、
    前記発光素子と前記受光素子とは前記ガイド部材を介して対向配置されていること特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記ヘッドホルダと前記ガイド機構との間に設けられて、前記一対のガイド板が前記用紙経路を介して対向し前記プリンタヘッドが用紙経路を介して前記プラテンに当接されている場合に係合する係合部材を具備することを特徴とする請求項2記載のプリンタ。
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