JP4535863B2 - 繊維製品用液状消臭剤組成物及び繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物 - Google Patents

繊維製品用液状消臭剤組成物及び繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物 Download PDF

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Description

本発明は、衣類等の繊維製品の消臭効果に優れた繊維製品用液状消臭剤組成物及び繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物に関する。
従来、金属酸化物を用いた消臭技術としては、酸化マグネシウム等の物質吸着を利用した消臭(物理的消臭作用)と酸化チタン等の光触媒作用を利用した消臭(化学的消臭作用)が報告されている。
物理的消臭技術は、主に制汗剤などの化粧品分野で利用されることが多いが、繊維製品分野でも、酸化亜鉛と二酸化ケイ素等の機能性粒子を水中である一定の大きさ以上に、すなわち0.1mm以上に顆粒化凝集させて調製される基剤を配合した消臭組成物が報告されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、化学的消臭技術は、繊維製品分野でも利用されている。光触媒作用について最も研究がなされている酸化チタンは、特にエネルギーの高い短波長側の紫外線UV−B(290〜320nm)を吸収して光触媒作用を奏するため悪臭や汚れの分解力は高い。しかしながら、紫外線を照射することにより繊維を劣化するおそれがある。この問題を解決すべく、粘土系鉱物やアルミノ珪酸塩などの層状物質や多孔質物質に光触媒を含浸させた化合物の繊維処理剤(例えば、特許文献2、3参照)、洗浄剤(例えば、特許文献4参照)が報告されている。ところが、得られる繊維処理剤及び洗浄剤の粒径がマイクロメートルオーダーとなるため、繊維製品に組成物が残留し、濃色の繊維製品は白化のおそれがある。
また、物理的消臭技術を利用した組成物では悪臭の吸着に限界があり、化学的消臭技術を利用した組成物では光触媒の効果は日光(紫外線)があたり続ける限り悪臭の分解は行われるが、一般的に悪臭が付着した繊維製品に必ずしも日光(紫外線)が照射されるとは限らない。
特開2001−198202号公報 請求項1 特開2000−355872号公報 段落0025 特開2001−303434号公報 実施例1 特開2002−12891号公報
そこで本発明は、繊維製品の置かれた環境、特に天候に影響を受けずに効果的に消臭できる繊維製品用液体消臭剤組成物及び繊維製品用液体消臭柔軟剤組成物を提供することを目的とする。
本発明は、(a)平均粒子径が0.1nm以上〜1000nm未満の金属酸化物粒子であって、物理的消臭作用と化学的消臭作用を併有する少なくとも1種の金属酸化物粒子及び(b)HLBが3以上13以下のポリエーテル化合物を含有する繊維製品用液状消臭剤組成物を提供する。
本発明はまた、(a)平均粒子径が0.1nm以上〜1000nm未満の金属酸化物粒子であって、物理的消臭作用と化学的消臭作用を併有する少なくとも1種の金属酸化物粒子及び(b)HLBが3以上13以下のポリエーテル化合物を含有する繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物を提供する。
本発明はまた、(i)(b)HLBが3以上13以下のポリエーテル化合物を溶融温度以上で溶融し、(ii)工程(i)で得られた液状物に、(a)平均粒子径が0.1nm以上〜1000nm未満の金属酸化物粒子であって、物理的消臭作用と化学的消臭作用を併有する少なくとも1種の金属酸化物粒子を添加し、攪拌することを含む繊維製品用液状消臭剤組成物の製造方法を提供する。
本発明の繊維製品用液状消臭剤組成物及び繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物は、繊維製品の置かれている環境に左右されることなく、特に天候の影響を受けずに高い消臭効果を発揮することができる。本発明によればまた、繊維製品上に集積して濃色の繊維製品を白化させたり、紫外線による繊維の劣化を引き起こすことなく、繊維製品に消臭効果を付与することができる。本発明の組成物はまた、高い保存安定性を有する。本発明の製造方法により得られる組成物はまた、金属酸化物粒子の配合量が少量でも高い消臭効果を発揮できる。
<(a)金属酸化物粒子>
本発明で用いることのできる(a)金属酸化物粒子としては、物理的消臭作用を有するものとして、(I) 酸化亜鉛、酸化マグネシウム及び酸化カルシウム等、化学的消臭作用を有するものとして、(II) 酸化チタン、酸化亜鉛、酸化タングステン、酸化ビスマス及び酸化インジウム等があげられる。これらを単独で使用することもできるし、2種以上を併用することもできる。併用する場合、(I)の群から選ばれる1種以上と、(II)の群から選ばれる1種以上とを組み合わせて使用するのが好ましい。特に、酸化亜鉛を単独で使用する場合、酸化マグネシウムと酸化チタンとを組み合わせて使用する場合に高い消臭効果が得られるので好ましい。酸化亜鉛を単独で使用するのが最も好ましい。(I)の群から選ばれる1種以上と、(II)の群から選ばれる1種以上とを組み合わせて使用する場合、(I)の群の合計と(II)の群の合計との比が、質量比にして、10:90〜90:10であるのが好ましく、40:60〜60:40であるのがより好ましい。
本発明で用いることのできる金属酸化物粒子は、電子顕微鏡により観察した平均的な粒子サイズが0.1nm以上1000nm未満、好ましくは0.1〜500nm、より好ましくは1nm〜100nm、特に好ましくは5〜50nmである。平均粒子径がこのような範囲内にあると、金属酸化物粒子同士が組成物中で凝集するのを抑制することができ、繊維製品表面に対する吸着力が向上するので好ましい。
上記金属酸化物の平均粒子径は、金属酸化物粒子を回転数10000rpm以上の回転が可能なホモジナイザーを用いて99%以上のエタノール溶液中で分散し、試料台の上で風乾した後、数十万倍の倍率で使用可能な走査型電子顕微鏡により測定することができる。
より詳細には、試料5gに99.5%エタノール200mLを加え、ハイドルフ社製パワフルホモジナイザーDIAX900(シャフトジェネレーター18F)を用いて、回転数10000rpmで5分間攪拌分散させた後、直ちに、試料台に数滴垂らして風乾する。風乾後の試料を白金パラジウム、好ましくは、白金で蒸着し、日立製走査透過電子顕微鏡装置H−8010を用いて、10万倍の倍率で平均的な粒子サイズを測定する。5万倍の場合20個、10万倍の場合10個の粒子の粒径を測定し、その平均値を求める。ただし、粒子径が10nm未満であれば電子顕微鏡の倍率を上げ、100nmを超える場合は倍率を下げて測定することが望ましい。
尚、本発明で用いる金属酸化物粒子を、後述するように表面処理して用いる場合、平均粒子径は、表面処理後の粒子径を意味する。
本発明で用いることのできる金属酸化物粒子は、物理的消臭作用と化学的消臭作用とを併有するものである。ここで、物理的消臭作用とは、金属酸化物へ悪臭物質を、ファンデルワールス力、水素結合等で吸着させることにより消臭する作用をいう。化学的消臭作用とは、金属酸化物の光触媒作用により悪臭物質を分解することにより消臭する作用をいう。
物理的消臭作用は、以下の方法により測定することができる。すなわち、合成繊維類の布0.1gに、金属酸化物粒子をエタノールに分散して得られた0.1%溶液を0.05%owf付着させて、室温25℃、湿度65%RHの室内で12時間乾燥したものを評価布とする。金属酸化物分散液はそのまま0.05%owf付着させる。また、金属酸化物粒子を付着させていないこと以外は同条件で準備した布をブランク布とする。評価布及びブランク布をそれぞれ20mLのバイヤル瓶に入れ、各バイヤルの容積に対して悪臭物質0.1ppm相当を添加後、密栓して40℃で遮光しながら1時間静置し、そのヘッドスペースの悪臭物質をGC−MSにて測定する。
化学的消臭作用は、以下の方法により測定することができる。すなわち、既述のようにして準備した評価布及びブランク布をそれぞれ20mLのバイヤル瓶に入れ、該バイヤルの容積に対して悪臭物質0.1ppm相当を添加後、密栓して40℃で2mW/cm2の紫外線を照射しながら1時間静置し、そのヘッドスペースの悪臭物質をGC−MSにて測定する。
測定したトータルイオンガスクロマトグラムからm/Z=60のマスクロマトグラムのピークエリアより、以下の計算式から消臭率を求める。
消臭率=100−(評価布のピークエリア)×100/(ブランク布のピークエリア)
本発明に用いることのできる金属酸化物粒子は、悪臭に対する物理的消臭作用及び化学的消臭作用の消臭率が、それぞれ好ましくは70%以上、より好ましくは90%以上であるのが好ましい。
本発明に用いることのできる金属酸化物粒子は、表面を疎水性有機化合物(脂肪酸、シリコーン)、各種界面活性剤(カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤など)、水不溶性無機化合物(シリカ、アルミナなど)で処理することができる。表面処理により、水中における粒子の安定性、凝集抑制、繊維吸着性を更に向上させることができるので好ましい。
具体的には、脂肪酸として、炭素数8〜18、好ましくは12〜18の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和脂肪酸を使用することができる。この脂肪酸は、二塩基酸であってもよく、ヒドロキシル基等で置換されていてもよい。脂肪酸としては、公知の方法により合成したものを用いてもよく、商業的に入手できるものを用いてもよい。例えば、原料としてヤシ油を用い、慣用の方法で処理することにより得られるものを用いることができる。市販品としては、例えば新日本理化株式会社から商品名ヤシ脂肪酸DCで販売されている。
シリコーンとしては、例えばMw3000〜200,000の、繰り返し単位が40〜2700のもの等を使用することができる。例えば、メチコン(メチルポリシロキサン)を使用することができる。
カチオン界面活性剤としては、モノアルキルカチオン、ジアルキルカチオン等を使用することができる。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等を使用することができる。
また、金属酸化物粒子は、溶媒に分散させた形態で用いても良い。溶媒としては、水、エタノール等があげられる。分散液濃度は、0.01〜30%が好ましく、0.1〜20%がより好ましい。このような金属酸化物粒子としては、例えば住友大阪セメント株式会社から商品名ZE−143で販売されている。
金属酸化物粒子に対する表面処理剤の割合(質量比)は、好ましくは、金属酸化物粒子:表面処理剤=99.9:0.1〜60:40、より好ましくは99:1〜90:10の範囲内であることが好ましい。このような範囲内にあると、水中における粒子の安定性、凝集抑制、繊維吸着性が更に増大されるので好ましい。
上記金属酸化物粒子の表面処理方法は、例えば以下のようにすることができる。
水系または有機媒体中で、表面処理物質を含有する溶液又は分散液を調製する。この溶液又は分散液を、金属酸化物粒子と混合するか、または金属酸化物粒子にスプレーすることにより、金属酸化物粒子の表面にコーティングさせた後、濃縮または濾過乾燥または焼結して、表面処理金属酸化物粒子を得ることができる。
本発明において用いることの出来る金属酸化物粒子は、25℃の水100gに対する溶解度が0.5g未満であることが望ましい。この場合、組成物中で金属酸化物粒子の結晶構造が維持できることで消臭効果が失われないので好ましい。
本発明において使用できる金属酸化物粒子としては、商業的に入手できるものを使用することができる。例えば、酸化亜鉛は、テイカから商品名MZ300で市販されている。酸化マグネシウムは、宇部マテリアルズから商品名気相法高純度マグネシアで市販されている。
<(b) ポリエーテル化合物>
本発明で用いることのできるポリエーテル化合物は、疎水性化合物にアルキレンオキサイド、好ましくはエチレンオキサイドを付加させた化合物であり、親水性と疎水性のバランスを表すHLBが3〜13、好ましくは5〜10である。HLBがこのような範囲内にあると、金属酸化物粒子の凝集を抑制し、該粒子の繊維製品への吸着力を向上させることができ、組成物中におけるポリエーテル化合物の安定性が良好であり、金属酸化物粒子に作用しやすいので好ましい。なお、上記ポリエーテル化合物のHLBは、以下の式で計算することができる。
HLB=(オキシアルキレン基の重量分率)/5
本発明で用いることのできるポリエーテル化合物の重量平均分子量は、好ましくは200〜400,000、より好ましくは1,000〜50,000である。
疎水性化合物としては、炭素数6〜22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐アルキル基、重量平均分子量3,000〜200,000のシリコーン、ヒマシ油を水素添加して得られる硬化ヒマシ油等があげられる。このうち、シリコーン、硬化ヒマシ油が好ましい。アルキレンオキサイドとしては、メチレンオキサイド、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、イソプロピレンオキサイド等があげられる。このうち、エチレンオキサイドが好ましい。
本発明で用いることのできるポリエーテル化合物において、アルキレンオキサイドの付加モル数は、2〜60であるのが好ましく、5〜30であるのがより好ましい。
具体的には、高分子化合物(ポリエーテル変性シリコーン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン/メチルポリシロキサン共重合体、スチレン/エチレンオキシド共重合体、エチレン/ビニルアルコール/エチレンオキシド共重合体、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルデンプンなど)、界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルなど)、ポリオール類(ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールなど)などを用いることができる。このうち、下記式により表されるポリエーテル変性シリコーンが好ましい。





Figure 0004535863
(式中、M、N、a及びbは平均重合度であり、Rは水素又はアルキル基を表す。
ここで、Mは好ましくは10〜10000、より好ましくは2〜120、Nは好ましくは1〜1000、より好ましくは2〜10である。M≧Nであることもまた好ましい。aは好ましくは2〜100、より好ましくは10〜25、bは好ましくは0〜50、より好ましくは0〜25である。Rとしては水素又は炭素数1〜4のアルキル基が望ましい。)
本発明で用いることのできるポリエーテル化合物としては商業的に入手できるものを使用することができる。例えば、東レ・ダウコーニングシリコーンから、商品名SH3775C又はSH3773Cで、日本エマルジョンから商品名EMALEX HC−20で市販されている。
本発明の繊維製品用液状消臭剤組成物及び繊維用消臭柔軟剤剤組成物に配合する上記金属酸化物粒子の量としては、好ましくは0.01〜10質量%、より好ましくは0.1〜1質量%である。このような範囲内にあると、高い消臭効果を得ることができ、経済的にも好ましい。
本発明の繊維製品用液状消臭剤組成物及び繊維用柔軟剤剤組成物に配合する上記ポリエーテル化合物の量としては、好ましくは0.1〜50%、より好ましくは1〜20%である。このような範囲内にあると、金属酸化物粒子が繊維表面に吸着する力が増大するので好ましい。
本発明の繊維製品用液状消臭剤組成物及び繊維用消臭柔軟剤剤組成物に配合する上記金属酸化物粒子と上記ポリエーテル化合物とは、質量比にして、1:99〜99:1の割合で含まれているのが好ましく、5:95〜95:5の割合で含まれているのがより好ましい。
本発明の繊維製品用液状消臭剤組成物及び繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物は、製剤として調製する際に、上記金属酸化物粒子、ポリエーテル化合物以外に本発明の効果を妨げない範囲で、通常繊維用消臭剤及び繊維製品用柔軟剤の組成物に配合される成分を配合することができ、例えば、各種界面活性剤(カチオン界面活性剤、本発明の(b)成分であるHLBが3以上13以下のポリエーテル化合物以外の非イオン界面活性剤等)、粘度調整剤(塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム等)、酸化防止剤(ジブチルヒドロキシトルエン等)、キレート剤(エチレンジアミン四酢酸塩、クエン酸等)、溶剤(未変性エチルアルコール、変性エチルアルコール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプロピレングリコール、ヘキシレングリコール等)、防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル、安息香酸塩等)、シリコーン誘導体(本発明の(b)成分であるHLBが3以上13以下のポリエーテル化合物を除く)、香料などを、本発明の効果を妨げない範囲で常用量配合することができる。
本発明の繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物には、カチオン界面活性剤を配合することが柔軟性付与の観点から好ましい。
カチオン界面活性剤としては、テトラメチルアンモニウム塩、テトラエチルアンモニウム塩、テトラブチルアンモニウム塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、トリアルキルメチルアンモニウム塩、トリメチルフェニルアンモニウム塩、トリエチルフェニルアンモニウム塩、トリブチルフェニルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルジエチルベンジルアンモニウム塩、アルキルジブチルベンジルアンモニウム塩、ベンジルトリメチルアンモニウム塩、ベンジルトリエチルアンモニウム塩、ベンジルトリブチルアンモニウム塩、ジアルカノールポリエチレングリコールエーテルアルキルメチルアンモニウム塩、ジポリプロピレングリコールアルカノールエーテルアルキルメチルアンモニウム塩、アルキルアミン塩、アルカノールアミン塩、ポリエチレングリコールアルカノールエーテルアミン塩、ポリプロレングリコールアルカノールエーテルアミン塩などを使用することができる。カチオン界面活性剤がアルキル部分を含む場合、アルキル部分の炭素数は6〜22であるのが好ましい。具体的には、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、N,N-ジステアロイルオキシエチル−N−メチル,N−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルサルフェートが好ましい。
本発明の組成物に、カチオン界面活性剤は、0〜50%、好ましくは0.1〜50%、より好ましくは、1〜20%配合することができる。
本発明の(b)成分であるHLBが3以上13以下のポリエーテル化合物以外の任意の非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシプロピレンアルキルエステル、ポリエチレングリコールアルキルエステル、ポリプロピレングリコールアルキルエステル、アルキルアミンポリエチレングリコールエーテル、アルキルアミンポリプロピレングリコールエーテル、アルキルジアミンポリエチレングリコールエーテル、アルキルジアミンポリプロピレングリコールエーテル、アルキルアミドポリエチレングリコールエーテル、アルキルアミドポリプロレングリコールエーテル、アルキルアミンオキシド、アルキルアミドアミンオキシド、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、フルオロアルキル基含有エチレンオキシド付加物、フルオロアルキル基含有プロピレンオキシド付加物、オルガノポリシロキサンエチレンオキシド付加物、オルガノポリシロキサンプロピレンオキシド付加物などを使用することができる。非イオン界面活性剤がアルキル部分を含む場合、アルキル部分の炭素数は6〜22であるのが好ましい。
本発明の組成物に、非イオン界面活性剤は、0〜10%、好ましくは0.1〜10%、より好ましくは、0.5〜5%配合することができる。
界面活性剤を更に添加することにより、特に、柔軟剤組成物としての保存安定性が向上するので好ましい。
本発明の組成物の好ましい配合例としては、以下のものがあげられる:
(a)として、平均粒子径が0.1〜1000nmであり、物理的消臭作用が70%以上、化学的消臭作用が70%以上の金属酸化物粒子を、組成物の全量に対して0.1〜10質量%、及び
(b)として、HLBが3〜13のポリエーテル化合物を、組成物の全量に対して0.1〜15質量%含有するもの。
更に、カチオン界面活性剤、特に塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、N,N−ジステアロイルオキシエチル−N−メチル,N−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルサルフェートを含有するのが好ましい。
本発明の組成物は、(i) (b) HLBが3以上13以下のポリエーテル化合物を溶融温度以上で溶融し、(ii) 工程(i)で得られた液状物に、(a) 平均粒子径が0.1nm以上〜1000nm未満の金属酸化物粒子であって、物理的消臭作用と化学的消臭作用を併有する少なくとも1種の金属酸化物粒子を添加し、工程(i)の温度を保ちながら攪拌することにより製造することが出来る。本発明の組成物が任意成分を含む場合、別途調製した液状物を、工程(ii)で得られた液状物(分散液)に添加し、ホモジナイザー、超音波分散機、ビーズミル等を用いて攪拌することにより調製することができる。
また、本発明の繊維製品用液状消臭剤組成物及び繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物は、その剤型及び使用方法が特に制限されるものではなく、例えば繊維製品用液状消臭剤組成物であれば、トリガー容器やエアゾール容器に充填し、繊維製品に直接スプレーすることができ、繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物であれば、洗濯の濯ぎ時に、濯ぎ水に添加したり、不織布等のシート材料に、例えば60〜80%の量の本発明の組成物を含浸させ、得られたシート材料を乾燥機に投入して使用することができる。
繊維製品用液状消臭剤組成物を繊維製品に直接スプレーする場合、上記金属酸化物粒子の濃度が、好ましくは0.004〜4%owf、より好ましくは0.04〜0.4%owfになるように、適宜水やエタノール等を添加することにより調製する。繊維用消臭柔軟剤剤組成物を水中で使用する場合、上記金属酸化物粒子の濃度が、好ましくは0.1〜100ppm、より好ましくは1〜10ppmになるように調製する。
本発明の組成物は、繊維製品の原料が天然繊維でも合成繊維でも区別なく使用することができるが、特に合成繊維に使用した場合に、金属酸化物粒子を効率的に吸着させることができ、飛散しやすい悪臭を効率的に消臭できるので好ましい。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、以下に示す実施例に制限されるものではない。
表−1に実施例及び比較例で使用した金属酸化物粒子を示す。
























Figure 0004535863
平均粒径は、粒子10個の平均値である。金属酸化物粒子5gに99.5%エタノール200mLを加え、ハイドルフ社製パワフルホモジナイザーDIAX900(シャフトジェネレーター18F)を用いて、回転数10000rpmで5分間攪拌分散させた後、直ちに、試料台に数滴垂らして風乾し、風乾後の試料を白金で蒸着し、日立製走査透過電子顕微鏡装置H−8010を用いて、10万倍の倍率で粒子径を測定した。
物理的消臭率及び化学的消臭率は、以下の方法により測定した。
<評価布及びブランク布の作成>
新品のポリエステルジャージ布1kgを二槽式洗濯機(三菱電機株式会社、CW−C30A1−H)を用いて、50℃の温水30L、非イオン界面活性剤7.5g、洗浄15分、すすぎ15分+脱水1分×8回の条件で処理し、室温25℃、湿度65%RHの室内で乾燥した。乾燥後の布を2cm×2cm(0.1g)に切り分け、0.1%金属酸化物粒子/エタノール分散液を50μL添加しを0.05%owf付着させ、室温25℃、湿度65%RHの室内で12時間乾燥したものを評価布とした。なお、上記条件において、金属酸化物粒子を添加しないこと以外は全て同様にして作成したものをブランク布とした。
<物理的消臭率の測定>
評価布及びブランク布をそれぞれ20mLのバイヤル瓶に入れ、40℃、1時間で0.1ppmになる量のイソ吉草酸水溶液を添加後、密栓して40℃の遮光した恒温槽内で1時間静置し、そのヘッドスペースをスペルコ社製の固相マイクロ抽出SPME(ファイバー:Stable Flex CW/DVB、70μm film)で10分間抽出した。抽出後のSPMEをHEWLETT PACKARD社製GC−MS装置(HP6890 Series GC System+Mass Selective Detector)を用いて、カラム:HP−INNOWAX(30m×0.2mm×0.2μm)、測定温度80〜180℃、昇温速度10℃/min.、キャリアガス:ヘリウム、注入口250℃、注入法:スプリットレスの条件にて測定した。
<化学的消臭率の測定>
評価布またはブランク布をそれぞれ20mLのバイヤル瓶に入れ、40℃、1時間で0.1ppmになる量のイソ吉草酸水溶液を添加後、密栓して東芝製ブラックライト(EFD15BLB)を用いて、365nmの紫外線2mW/cm2を照射しながら40℃の恒温槽内で1時間静置し、そのヘッドスペースをスペルコ社製の固相マイクロ抽出SPME(ファイバー:Stable Flex CW/DVB、70μm film)で10分間抽出した。抽出後のSPMEをHEWLETT PACKARD社製GC−MS装置(HP6890 Series GC System+Mass Selective Detector)を用いて、カラム:HP−INNOWAX(30m×0.2mm×0.2μm)、測定温度80〜180℃、昇温速度10℃/min.、キャリアガス:ヘリウム、注入口250℃、注入法:スプリットレスの条件にて測定した。
測定したトータルイオンガスクロマトグラムからm/Z=60のマスクロマトグラムのピークエリアより、以下の計算式から消臭率を求めた。
消臭率=100−(評価布のピークエリア)×100/(ブランク布のピークエリア)
25℃の水100gに対する溶解度は、A-1から順に、5×10-4g、3×10-4g、不溶、不溶、9×10-4g、7×10-4gである。
表−2に実施例及び比較例で使用したポリエーテル化合物を示す。













Figure 0004535863
なお、表−2中かっこ内の数値は、オキシエチレンの付加モル数を示す。
表−3に実施例及び比較例で使用した金属酸化物粒子とポリエーテル化合物との混合割合(質量%)を示す。








Figure 0004535863
実施例及び比較例で用いた繊維製品用液状消臭剤組成物及び繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物の調製法を以下に示す。
<調製方法1>
[実施例1〜7及び比較例1〜3]
表−2のポリエーテル化合物を40〜50℃で溶解してから、表−1の金属酸化物粒子を表−3の割合になるように加え、均一になるまで混合分散して金属酸化物粒子分散液を調製した。
次に、金属酸化物粒子分散液を40〜50℃の成分Dと溶剤と一部の水の混合液中に所定量添加して均一になるまで混合分散した。その後、その他の成分と水の残部を添加混合し、ハイドルフ社製パワフルホモジナイザーDIAX900(シャフトジェネレーター30DF)を用いて、回転数10000rpmで攪拌分散することで繊維製品用液状消臭剤組成物を得た。
<調製方法2>
[実施例8〜11]
表−2のポリエーテル化合物を40〜50℃で溶解してから、表−1の金属酸化物粒子を表−3の割合になるように加え、均一になるまで混合分散して金属酸化物粒子分散液を調製した。次に、成分D及びその他の成分と水を添加混合し、ハイドルフ社製パワフルホモジナイザーDIAX900(シャフトジェネレーター30DF)を用いて、回転数10000rpmで攪拌分散することで繊維製品用液状消臭剤組成物を得た。
<調製方法3>
[実施例12、比較例4]
ポリエーテル化合物を、40〜50℃の成分Dと溶剤と一部の水の混合液中に所定量添加して均一になるまで混合分散した。その後、金属酸化物粒子、その他の成分と水の残部を添加混合し、ハイドルフ社製パワフルホモジナイザーDIAX900(シャフトジェネレーター30DF)を用いて、回転数10000rpmで攪拌分散することで繊維製品用液状消臭剤組成物を得た。
<調製方法4>
[実施例13〜14、16〜18、20及び比較例5]
表−2のポリエーテル化合物を40〜50℃で溶解してから、表−1の金属酸化物粒子を表−3の割合になるように加え、均一になるまで混合分散して金属酸化物粒子分散液を調製した。
次に、金属酸化物粒子分散液を40〜50℃の成分Dと溶剤と水の混合液中に所定量添加して均一になるまで混合分散した。更に、非イオン界面活性剤水溶液の1/3の量を添加してしばらく攪拌してから、残りの非イオン界面活性剤水溶液とその他の成分を添加して混合し、ハイドルフ社製パワフルホモジナイザーDIAX900(シャフトジェネレーター30DF)を用いて、回転数10000rpmで攪拌分散することで繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物を得た。
<調製方法5>
[実施例21及び比較例7]
ポリエーテル化合物を、40〜50℃の成分Dと溶剤と水の混合液中に所定量添加して均一になるまで混合分散した。更に、非イオン界面活性剤水溶液の1/3の量を添加してしばらく攪拌してから、残りの非イオン界面活性剤水溶液とその他の組成物及び金属酸化物粒子を添加して混合し、ハイドルフ社製パワフルホモジナイザーDIAX900(シャフトジェネレーター30DF)を用いて、回転数10000rpmで攪拌分散することで繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物を得た。
<調製方法6>
[実施例15、19及び比較例6]
表−2のポリエーテル化合物を40〜50℃で溶解してから、表−1の金属酸化物粒子を表−3の割合になるように加え、均一になるまで混合分散して金属酸化物粒子分散液を調製した。
次に、金属酸化物粒子分散液を40〜50℃の溶剤と水の混合液中に所定量添加して均一になるまで混合分散した。更に、非イオン界面活性剤水溶液を添加した後、成分Dとその他の成分を添加して混合し、ハイドルフ社製パワフルホモジナイザーDIAX900(シャフトジェネレーター30DF)を用いて、回転数10000rpmで攪拌分散することで繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物を得た。
このようにして得られた繊維製品用液状消臭剤組成物及び繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物を使用して、以下に示す方法に従って消臭性の評価を行った。
表−4の繊維製品用液状消臭剤組成物を用いた消臭評価方法を以下に示す。
<評価布の作成>
新品の綿100%製肌シャツ5枚または新品のポリエステル100%製レースカーテン30cm×60cm5枚を各々二槽式洗濯機(三菱電機株式会社、CW−C30A1−H)を用いて、50℃の温水30L、非イオン界面活性剤7.5g、洗浄15分、すすぎ15分+脱水1分×8回の条件で処理し、室温25℃、湿度65%RHの室内で乾燥した。
<消臭評価1−物理的消臭作用の評価>
乾燥後の肌シャツ5枚を半裁し、片側に実施例1〜12及び比較例1〜4の組成物を肌シャツの1/2の重量だけトリガースプレーで均一に吹き付け、室温25℃、湿度65%RHの室内で12時間乾燥した。乾燥後の肌シャツを縫い合わせ、5名の被験者に1日着用してもらい、着用終了後、直ちに縫い合わせていた肌シャツを引き離して評価布とした。
<消臭評価2−化学的消臭作用の評価>
乾燥後のレースカーテン5枚を半裁し、片側に実施例1〜12及び比較例1〜4の組成物を各々レースカーテンの1/2の重量だけトリガースプレーで均一に吹き付け、室温25℃、湿度65%RHの室内で12時間乾燥した。乾燥後の各レースカーテンを煙草1本の煙を3秒間入れた密閉容器内に入れ、室温25℃で365nmの紫外線2mW/cm2を24時間照射して評価布とした。
上記評価布の臭いを10人の専門パネラーによる判定により、「工業における官能検査ハンドブック」(日科技連官能検査委員会編、日科技連出版社刊、1963年)第300〜309ページに記載されている方法に従って測定した。即ち、シェッフェ(Scheffe)の一対比較法により、2つの評価布の臭いにはっきりと差があれば、臭わない方の評価布に+2点、臭う方の評価布に−2点を与え、やや差があるときにはそれぞれ+1点、−1点を与え、全く差が無ければ両者に0点を与えた。こうして得た配点をコンピューターで統計的に処理し、下記の評価基準で評価を行った。
評価基準
α値 消臭性
+0.5以上〜 ◎
0以上〜+0.5未満 ○
−0.5以上〜0未満 △
〜−0.5以下 ×
結果を表−4に併記する。







Figure 0004535863









Figure 0004535863
表−5の繊維製品用液状消臭柔軟剤組成物を用いた消臭評価方法を以下に示す。
<繊維処理方法>
新品の綿100%製肌シャツ5枚または新品のポリエステル100%製レースカーテン30cm×60cm10枚を各々二槽式洗濯機(三菱電機株式会社、CW−C30A1−H)を用いて、50℃の温水30L、非イオン界面活性剤7.5g、洗浄15分、すすぎ15分+脱水1分×8回の条件で処理し、室温25℃、湿度65%RHの室内で乾燥した。
<消臭評価1−物理的消臭作用の評価>
乾燥後の肌シャツを半裁し、片側を実施例13〜21及び比較例5〜7の組成物各10mlを用いて、二槽式洗濯機(三菱電機株式会社、CW−C30A1−H)で25℃、水道水30L、処理3分、脱水1分の条件で処理し、室温25℃、湿度65%RHの室内で12時間乾燥した。乾燥後の肌シャツを縫い合わせ、5名の被験者に1日着用してもらい、着用終了後、直ちに縫い合わせていた肌シャツを引き離して評価布とした。
<消臭評価2−化学的消臭作用の評価>
乾燥後のレースカーテンを半裁し、片側を実施例13〜21及び比較例5〜7の組成物各10mlを用いて、二槽式洗濯機(三菱電機株式会社、CW−C30A1−H)で25℃、水道水30L、処理3分、脱水1分の条件で処理し、室温25℃、湿度65%RHの室内で12時間乾燥した。乾燥後の各レースカーテンを煙草1本の煙を3秒間入れた密閉容器内に入れ、室温25℃で365nmの紫外線2mW/cm2を24時間照射して評価布とした。
上記評価布の臭いを10人の専門パネラーによる判定により、「工業における官能検査ハンドブック」(日科技連官能検査委員会編、日科技連出版社刊、1963年)第300〜309ページに記載されている方法に従って測定した。即ち、シェッフェ(Scheffe)の一対比較法により、2つの評価布の臭いにはっきりと差があれば、臭わない方の評価布に+2点、臭う方の評価布に−2点を与え、やや差があるときにはそれぞれ+1点、−1点を与え、全く差が無ければ両者に0点を与えた。こうして得た配点をコンピューターで統計的に処理し、下記の評価基準で評価を行った。
評価基準
α値 消臭性
+0.5以上〜 ◎
0以上〜+0.5未満 ○
−0.5以上〜0未満 △
〜−0.5以下 ×
結果を表−5に併記する。

























Figure 0004535863












Figure 0004535863
なお、表−4、5中の略号の意味及び詳細は以下の通りである。
D−1:塩化ステアリルトリメチルアンモニウム:商品名:アーカードT−800(ライオンアクゾ社製)
D−2:塩化ジデシルジメチルアンモニウム:商品名:アーカード210−80E(ライオンアクゾ社製)
D−3:N,N−ジステアロイルオキシエチル−N−メチル,N−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルサルフェート(特開平2003−12471号公報実施例1に記載のカチオン界面活性剤
D−4:エステルアミドアミン:C12〜18のN−(3−アルキロイルアミノプロピル)−N−(−アルキロイルオキシエチル)−N−メチルアミン塩酸塩(特開平5−195432の[0014]を参考に合成)
D−5:ジメチルジアリル型高分子:商品名:アデカカチオエースPD−50(旭電化社製)
D−6:塩化ジステアリルジメチルアンモニウム:商品名:アーカード218−P(ライオンアクゾ社製)
POEアルキルエーテル:商品名:レオコールTDA400−75(ライオン化学社製、HLB=18)
パラオキシ安息香酸メチル:吉富製薬社製
クエン酸:試薬
ステアリン酸:試薬
塩化カルシウム:試薬
プロピレングリコール:試薬
エタノール:試薬
ブチルカルビトール:商品名:ブチルジオキシトール(95)(シェルケミカルズ社製)

Claims (3)

  1. (a)平均粒子径が0.1nm以上〜1000nm未満の酸化亜鉛単独、又は酸化マグネシウムと酸化チタンとの組み合わせ及び
    (b)HLBが3以上13以下のポリエーテル変性シリコーン又はポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油
    を含有する繊維製品用液状消臭剤組成物。
  2. (i)(b)HLBが3以上13以下のポリエーテル変性シリコーン又はポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油を溶融温度以上で溶融し、
    (ii)工程(i)で得られた液状物に、(a)平均粒子径が0.1nm以上〜1000nm未満の酸化亜鉛単独、又は酸化マグネシウムと酸化チタンとの組み合わせを添加し、攪拌することにより得られる請求項1に記載の繊維製品用液状消臭剤組成物。
  3. 噴霧用容器に収納してなる請求項1又は2記載の繊維製品用液状消臭組成物。
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