JP4535756B2 - 遊技機 - Google Patents
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また、遊技領域には、複数の入賞口が配設されており、遊技領域を流下する遊技球がこれらの入賞口の何れかに入賞した場合には、所定数の賞球が遊技者に付与されるようになっている。
これらの入賞口においては、各々が独立して構造を変化させて遊技球の受け入れ状態を変化させるものであって、複数の入賞口が関連して遊技球の受け入れ状態を変化させるものではなかった。
この遊技機は、上段の移動可能な二つの入賞口が接近することで下段の入賞口への入賞を阻止し、上段の二つの入賞口が離反することで下段の入賞口に遊技球が入賞可能となる構成である。
前記入賞装置は、
左右方向の中央部分に第1入賞口を配設するとともに、該第1入賞口を区画する両側壁にスリットを開設し、且つ左右方向に沿って複数の貫通口を並設した平板状の取付ベース部材と、
左右方向に沿って、第2入賞口と、開口して遊技球が通過可能な複数の球導入部とを並設した平板状の第1スライド部材と、
左右方向に沿って、第3入賞口と、開口して遊技球が通過可能な複数の球導入部とを並設した平板状の第2スライド部材と、
を備えており、
前記取付ベース部材は、その表面側に重ね合わせるように配置された前記第1スライド部材および第2スライド部材を左右方向に案内するガイド部を有するとともに、前記第1入賞口と連通する位置に複数の貫通口のうちの一の貫通口を開設し、
前記第1スライド部材および第2スライド部材は、前記ガイド部に係合した状態で駆動機構により左右方向に移動可能とし、
前記第1入賞口の両側壁のスリットは、前記第1スライド部材と第2スライド部材が前後方向に重合した肉厚分の奥行きを有するとともに、該スリット内に前記第1スライド部材および第2スライド部材を遊嵌した状態とし、
前記取付ベース部材に並設した複数の貫通口は、
前記第2入賞口および第3入賞口が第1入賞口から離隔した常態の場合に、前記第2スライド部材と重ならない位置で前記第2入賞口と直接連通する位置、および、前記第1スライド部材と重ならない位置で第3入賞口と直接連通する位置に配置するとともに、
前記第1スライド部材および第2スライド部材を移動して前記第1入賞口に、前記第2入賞口および第3入賞口が近接した状態となった場合に、前記移動した前記第1スライド部材および第2スライド部材に設けられる複数の球導入部のうちの何れかを介して前記第2入賞口または第3入賞口の各々と連通する位置に配置し、
前記取付ベース部材に開設した複数の貫通口のうち、前記第2入賞口または第3入賞口と連通しない貫通口は、前記第1スライド部材または第2スライド部材によって閉塞されることを特徴とする遊技機である。
前記変動表示ゲームの停止識別情報の組合せ態様が予め定めた特別表示態様となった場合に、所定の利益を付与可能な特別遊技状態が発生可能であって、
前記入賞装置の第1入賞口、第2入賞口および第3入賞口は、これらを区画する側壁が近接した状態に変換して、前記特別遊技状態において所定の利益を付与するための大入賞口として機能することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機である。
前記変動表示ゲームの停止識別情報の組合せ態様が予め定めた特別表示態様となった場合に、所定の利益を付与可能な特別遊技状態が発生可能であって、
前記入賞装置の第1入賞口、第2入賞口および第3入賞口は、前記変動表示ゲームを開始するための始動条件を成立させる始動入賞口として機能することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機である。
前記入賞装置は、
左右方向の中央部分に第1入賞口を配設するとともに、該第1入賞口を区画する両側壁にスリットを開設し、且つ左右方向に沿って複数の貫通口を並設した平板状の取付ベース部材と、
左右方向に沿って、第2入賞口と、開口して遊技球が通過可能な複数の球導入部とを並設した平板状の第1スライド部材と、
左右方向に沿って、第3入賞口と、開口して遊技球が通過可能な複数の球導入部とを並設した平板状の第2スライド部材と、
を備え、
前記取付ベース部材は、
その表面側に重ね合わせるように配置された前記第1スライド部材および第2スライド部材を左右方向に案内するガイド部と、
左右方向の中央部分に配設される第1入賞口と、
該第1入賞口を区画する両側壁に開設されるスリットと、
左右方向に沿って並設される複数の貫通口と、
該複数の貫通口が離隔した部位に形成されるベース側離隔壁と、を備え、
前記第1スライド部材は、
第2入賞口と、
該第2入賞口から前記第1入賞口側へ並設され、開口して遊技球が通過可能な複数の第1スライド部材側球導入部と、
該複数の第1スライド部材側球導入部から離隔した部位に形成される第1スライド部材側離隔壁と、を備え、
前記第2スライド部材は、
第3入賞口と、
該第3入賞口から前記第1入賞口側へ並設され、開口して遊技球が通過可能な複数の第2スライド部材側球導入部と、
該複数の第2スライド部材側球導入部から離隔した部位に形成される第2スライド部材側離隔壁と、を備え、
前記複数の貫通口は、
左右方向中央に開設され、前記第1入賞口が連通する中央貫通口と、
該中央貫通口の一側に開設される一側貫通口と、
前記中央貫通口の他側に開設される他側貫通口と、
前記一側貫通口より、左右方向一側に向かって所定間隔離隔して開設される一側端貫通口と、
前記他側貫通口より、左右方向他側に向かって所定間隔離隔して開設される他側端貫通口と、を備え、
前記ベース側離隔壁は、
前記一側貫通口と前記一側端貫通口との間に形成されるベース側第1離隔壁と、
前記他側貫通口と前記他側端貫通口との間に形成されるベース側第2離隔壁と、を備え、
前記第1スライド部材側球導入部は、
前記第2入賞口に隣接する第1スライド部材側第1球導入部と、
該第1スライド部材側第1球導入部に隣接する第1スライド部材側第2球導入部と、
該第1スライド部材側第2球導入部より、前記第1入賞口側に所定間隔離隔して開設される第1スライド部材側第3球導入部と、からなり、
前記第1スライド部材側離隔壁は、前記第1スライド部材側第2球導入部と前記第1スライド部材側第3球導入部との間に形成される第1スライド部材側離隔壁を形成し、
前記第2スライド部材側球導入部は、
前記第3入賞口に隣接する第2スライド部材側第1球導入部と、
該第2スライド部材側第1球導入部に隣接する第2スライド部材側第2球導入部と、
該第2スライド部材側第2球導入部より、前記第1入賞口側に所定間隔離隔して開設される第2スライド部材側第3球導入部と、からなり、
前記第2スライド部材側離隔壁は、前記第2スライド部材側第2球導入部と前記第2スライド部材側第3球導入部との間に形成される第2スライド部材側離隔壁を形成し、
前記第1スライド部材および第2スライド部材は、前記ガイド部に係合した状態で駆動機構により左右方向に移動可能とし、
前記第1入賞口の両側壁のスリットは、前記第1スライド部材と第2スライド部材が前後方向に重合した肉厚分の奥行きを有するとともに、該スリット内に前記第1スライド部材および第2スライド部材を遊嵌した状態とし、
前記第2入賞口および前記第3入賞口が前記第1入賞口から離隔した常態においては、
前記第1入賞口内で前記第1スライド部材側第3球導入部と第2スライド部材側第3球導入部とが、前記中央貫通口に連通し、
前記第2入賞口が、第2スライド部材と重ならない位置に開設した前記一側端貫通口と連通するとともに、前記第3入賞口が、第1スライド部材と重ならない位置に開設した前記他側端貫通口と連通し、
且つ、前記第2入賞口または前記第3入賞口と連通しない前記一側貫通口および他側貫通口とが、前記第1スライド部材の第1スライド部材側離隔壁および第2スライド部材の第2スライド部材側離隔壁によって閉塞されるとともに、前記一側貫通口または他側貫通口と連通しない第1スライド部材側第1球導入部と第1スライド部材側第2球導入部、第2スライド部材側第1球導入部と第2スライド部材側第2球導入部とが、前記取付ベース部材のベース側第1離隔壁およびベース側第2離隔壁によって閉塞され、
前記第1スライド部材および第2スライド部材を移動して、前記第1入賞口に前記第2入賞口および前記第3入賞口が近接した状態においては、
前記第1入賞口内で前記第1スライド部材側第1球導入部と前記第2スライド部材側第1球導入部とが、前記中央貫通口に連通し、
前記第2入賞口が前記一側貫通口と前記第2スライド部材側第2球導入部と連通するとともに、前記第3入賞口が前記他側貫通口と前記第1スライド部材側第2球導入部と連通し、
且つ、前記第2入賞口または前記第3入賞口と連通しない前記一側端貫通口と前記他側端貫通口とが、前記第1スライド部材および第2スライド部材によって閉塞されるとともに、前記中央貫通口と連通しない前記第1スライド部材側第3球導入部と前記第2スライド部材側第3球導入部とが、前記取付ベース部材のベース側第1離隔壁およびベース側第2離隔壁によって閉塞されることを特徴とする遊技機である。
即ち、請求項1および請求項6に記載の発明によれば、遊技領域内を複数の入賞口が移動することができるとともに、入賞口に入賞した入賞球を効率よく遊技領域外部へと誘導することができる。
図1は代表的な遊技機であるパチンコ機の遊技盤の正面図である。
この第1の実施形態のパチンコ機1の遊技盤2は、表面にガイドレール等の区画部材3により区画された遊技領域4を形成し、該遊技領域4内において、ほぼ中央には周囲がセンターケース5によって覆われた変動表示装置6を配設して、該変動表示装置6の下方には特別図柄始動口8を、さらにその下方には複数の入賞口を移動可能に設けた入賞装置10を、前記変動表示装置6の左右には球通過検出手段としての第1通過球検出ゲート11および第2通過球検出ゲート12を、前記特別図柄始動口8の左右には球通過検出手段としての第1普通図柄始動ゲート13および第2普通図柄始動ゲート14等を配設している。また、この遊技領域4内には、この他に、図示しない遊技球の流下方向を変える風車や障害釘、発光により各種の装飾表示を行うランプ・LED、及び入賞せずに流下した遊技球を回収するアウト口18などが設けられている。
なお、特別図柄始動口8への遊技球の入賞については、特別図柄始動記憶として、例えば最大4回分を限度として記憶され、その始動記憶の状況が表示器やLED等で構成された始動記憶表示器22によって表示されるように成っている。
図2は入賞装置の斜視図、図3は取付ベース部材の斜視図、図4は取付ベース部材の裏面側から見た斜視図である。図5において、(a)は第1スライド部材の斜視図、(b)は第2スライド部材の斜視図である。また、図6において、(a)は第1スライド部材の裏面図、(b)は第2スライド部材の裏面図である。さらに、図7において、(a)は第1入賞口の斜め裏側から見た斜視図、(b)は第1入賞口、第1,第2スライド部材、取付ベース部材が組み付けられた状態の断面図である。
図8は入賞装置の作動図であり、(a)は初期状態、(b)は大当り状態となって大入賞口として機能している状態であり、図9は入賞装置の作動図であり、(a)は第1球通過検出ゲートを遊技球が通過した場合の図、(b)は第2球通過検出ゲートを遊技球が通過した場合の図である。
遊技制御装置141は、遊技を統括的に制御する主制御装置として機能し、図示するように、遊技制御を司るCPU143、遊技制御のためのプログラム等を記憶しているROM144、及び遊技制御時にワークエリアとして利用されるRAM145をそれぞれ内蔵した遊技用ワンチップマイコン142と、入力インターフェース147と、出力インターフェース148と、外部通信端子149等から構成される。
図12は、第1の実施形態におけるスライド部材が作動する際のタイミングチャートであり、(a)は通常遊技状態の作動を示しており、(b)は大当り状態での作動を示している。
まず、図12(a)を用いて、通常遊技状態の作動を説明する。通常状態においては、第1入賞口71、第2入賞口82及び第3入賞口102が別個独立に一般入賞口を構成しているが、遊技球が第1球通過検出ゲート11を通過した場合には、第1球通過検出センサ161が遊技球の通過を検出し、入力インターフェース147を介して遊技制御装置141に検出信号を入力する。遊技制御装置141は、出力インターフェース148を介して第1スライド部材可動モータ175を正転させ、初期位置にあった第1スライド部材81を中央側へとスライド移動させる(図9(a)の状態)。この様に、第1通過球検出ゲート11を遊技球が通過した場合は、第1スライド部材81が中央側にスライド移動して第2入賞口82と第1入賞口71とが連関して遊技球が中入賞口を構成し、遊技球が入賞し易くなる。
即ち、第1の実施形態の遊技機1によれば、通常状態においては、第1入賞口71、第2入賞口82及び第3入賞口102が別個独立に一般入賞口を構成しているが、第1入賞口71に第2入賞口82または/及び第3入賞口102が近接した場合には、実質的に入賞口幅が拡大し、中入賞口や大入賞口として機能するので、遊技の興趣を高めることができる。
図13は、第2の実施形態の遊技機における遊技盤の正面図である。なお、第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付して説明する。
第2の実施形態の遊技機では、前記入賞装置10を特別図柄始動口として使用するように構成したものである。第2の実施形態では、センターケース5の下方に前記入賞装置10を設け、該入賞装置10の下方中央にアタッカー等の大入賞口202を配設し、その左右に第1普通図柄始動ゲート13及び第2普通図柄始動ゲート14を配設して、さらに大入賞口202の下方に普通図柄表示器203を配設した点が、第1の実施形態と異なる。
図示するように、第2の実施形態では、取付ベース部材31の長手方向に沿って開設した複数の貫通口61〜65に対応させて特別図柄始動センサを5つ設けており、入賞口センサは設けていない点が、第1の実施形態と異なっている。即ち、三連の左側の貫通口61への入賞は第1特別図柄始動センサ211が、三連の真中の貫通口62への入賞は第2特別図柄始動センサ212が、三連の右側の貫通口63への入賞は第3特別図柄始動センサ213が、左側に離隔した貫通口64への入賞は第4特別図柄始動センサ214が、及び右側に離隔した貫通口65への入賞は第5特別図柄始動センサ215が検出し、入力インターフェース147を介して検出信号が遊技制御装置141へ入力される。
まず、図15(a)を用いて、通常遊技状態の作動を説明する。通常状態においては、第1入賞口71、第2入賞口82及び第3入賞口102が別個独立した状態で特別図柄始動口を構成しているが、遊技球が第1球通過検出ゲート11を通過した場合には、第1球通過検出センサ161が遊技球の通過を検出し、入力インターフェース147を介して遊技制御装置141に検出信号を入力する。遊技制御装置141は、出力インターフェース148を介して第1スライド部材可動モータ175を正転させ、初期位置にあった第1スライド部材81を中央側へとスライド移動させる(図9(a)の状態)。この様に、第1通過球検出ゲート11を遊技球が通過した場合は、第1スライド部材81が中央側にスライド移動して第2入賞口82と第1入賞口71とが連関して始動口幅が拡大し、遊技球が入賞し易くなる。
第1入賞口71、第2入賞口82及び第3入賞口102を特別図柄始動口として構成したので、各入賞口71,82,102に入賞することにより、遊技制御装置141は、前記変動表示装置6において変動表示ゲームを開始し、停止識別情報の組合せ態様が予め定めた特別表示態様となった場合には、大当たりの権利が発生し、出力インターフェース148を介して、ラウンド開始で大入賞口ソレノイド231を作動させることにより、アタッカ202を開放する。その際、前記カウントセンサ221は、アタッカ202への入球数をカウントすることになる。
また、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
2 遊技盤
4 遊技領域
8 特別図柄始動口
10 入賞装置
11 第1通過球検出ゲート
12 第2通過球検出ゲート
13 第1普通図柄始動ゲート
14 第1普通図柄始動ゲート
31 取付ベース部材
32 止着孔
33 取付孔
35 第1上側ガイド部
36 第2上側ガイド部
38,39 溝部
41 第1下側ガイド部
42 第2下側ガイド部
43,44 凹室
45 第1ピニオンギヤ
46 軸受孔
47 ギヤ露出口
50 第2ピニオンギヤ
51 軸受孔
52 ギヤ露出口
55 第1初期位置検出センサ
56 第2初期位置検出センサ
61〜65 貫通口
68 左側の離隔壁部分
69 右側の離隔壁部分
71 第1入賞口
72 止着部材
73,74 止着部
75 止着孔
77 延出部
78 止着孔
79 スリット
81 第1スライド部材
82 第2入賞口
85,86,87 球導入部
89 右側の離隔壁部分
90 係合部
91 噛合部
95 検出片
97 スリット
101 第2スライド部材
102 第3入賞口
105,106,107 球導入部
108 左側の離隔壁部分
110 係合部
111 噛合部
115 検出片
120 遊技球
121 球流下樋
175 第1スライド部材可動モータ
176 第2スライド部材可動モータ
202 大入賞口
203 普通図柄表示器
Claims (6)
- 遊技領域内を移動する入賞口を有する入賞装置を備えた遊技機において、
前記入賞装置は、
左右方向の中央部分に第1入賞口を配設するとともに、該第1入賞口を区画する両側壁にスリットを開設し、且つ左右方向に沿って複数の貫通口を並設した平板状の取付ベース部材と、
左右方向に沿って、第2入賞口と、開口して遊技球が通過可能な複数の球導入部とを並設した平板状の第1スライド部材と、
左右方向に沿って、第3入賞口と、開口して遊技球が通過可能な複数の球導入部とを並設した平板状の第2スライド部材と、
を備えており、
前記取付ベース部材は、その表面側に重ね合わせるように配置された前記第1スライド部材および第2スライド部材を左右方向に案内するガイド部を有するとともに、前記第1入賞口と連通する位置に複数の貫通口のうちの一の貫通口を開設し、
前記第1スライド部材および第2スライド部材は、前記ガイド部に係合した状態で駆動機構により左右方向に移動可能とし、
前記第1入賞口の両側壁のスリットは、前記第1スライド部材と第2スライド部材が前後方向に重合した肉厚分の奥行きを有するとともに、該スリット内に前記第1スライド部材および第2スライド部材を遊嵌した状態とし、
前記取付ベース部材に並設した複数の貫通口は、
前記第2入賞口および第3入賞口が第1入賞口から離隔した常態の場合に、前記第2スライド部材と重ならない位置で前記第2入賞口と直接連通する位置、および、前記第1スライド部材と重ならない位置で第3入賞口と直接連通する位置に配置するとともに、
前記第1スライド部材および第2スライド部材を移動して前記第1入賞口に、前記第2入賞口および第3入賞口が近接した状態となった場合に、前記移動した前記第1スライド部材および第2スライド部材に設けられる複数の球導入部のうちの何れかを介して前記第2入賞口または第3入賞口の各々と連通する位置に配置し、
前記取付ベース部材に開設した複数の貫通口のうち、前記第2入賞口または第3入賞口と連通しない貫通口は、前記第1スライド部材または第2スライド部材によって閉塞されることを特徴とする遊技機。 - 前記第1スライド部材および第2スライド部材に設けた複数の球導入部は、前記取付ベース部材に開設した複数の貫通口と連通しない状態においては、他方のスライド部材および前記取付ベース部材のいずれか一方もしくは双方によって閉塞されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 遊技領域に、前記第1スライド部材または第2スライド部材の作動条件を成立させるための球通過検出手段を各スライド部材に対応させて設け、該球通過検出手段により遊技球の通過が検出されることを条件に、その検出手段に対応するスライド部材が作動するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
- 複数の識別情報をそれぞれ複数の変動表示領域で変動表示する変動表示ゲームを実行可能な変動表示装置を備え、
前記変動表示ゲームの停止識別情報の組合せ態様が予め定めた特別表示態様となった場合に、所定の利益を付与可能な特別遊技状態が発生可能であって、
前記入賞装置の第1入賞口、第2入賞口および第3入賞口は、これらを区画する側壁が近接した状態に変換して、前記特別遊技状態において所定の利益を付与するための大入賞口として機能することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。 - 複数の識別情報をそれぞれ複数の変動表示領域で変動表示する変動表示ゲームを実行可能な変動表示装置を備え、
前記変動表示ゲームの停止識別情報の組合せ態様が予め定めた特別表示態様となった場合に、所定の利益を付与可能な特別遊技状態が発生可能であって、
前記入賞装置の第1入賞口、第2入賞口および第3入賞口は、前記変動表示ゲームを開始するための始動条件を成立させる始動入賞口として機能することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。 - 遊技領域内を移動する入賞口を有する入賞装置を備えた遊技機において、
前記入賞装置は、
左右方向の中央部分に第1入賞口を配設するとともに、該第1入賞口を区画する両側壁にスリットを開設し、且つ左右方向に沿って複数の貫通口を並設した平板状の取付ベース部材と、
左右方向に沿って、第2入賞口と、開口して遊技球が通過可能な複数の球導入部とを並設した平板状の第1スライド部材と、
左右方向に沿って、第3入賞口と、開口して遊技球が通過可能な複数の球導入部とを並設した平板状の第2スライド部材と、
を備え、
前記取付ベース部材は、
その表面側に重ね合わせるように配置された前記第1スライド部材および第2スライド部材を左右方向に案内するガイド部と、
左右方向の中央部分に配設される第1入賞口と、
該第1入賞口を区画する両側壁に開設されるスリットと、
左右方向に沿って並設される複数の貫通口と、
該複数の貫通口が離隔した部位に形成されるベース側離隔壁と、を備え、
前記第1スライド部材は、
第2入賞口と、
該第2入賞口から前記第1入賞口側へ並設され、開口して遊技球が通過可能な複数の第1スライド部材側球導入部と、
該複数の第1スライド部材側球導入部から離隔した部位に形成される第1スライド部材側離隔壁と、を備え、
前記第2スライド部材は、
第3入賞口と、
該第3入賞口から前記第1入賞口側へ並設され、開口して遊技球が通過可能な複数の第2スライド部材側球導入部と、
該複数の第2スライド部材側球導入部から離隔した部位に形成される第2スライド部材側離隔壁と、を備え、
前記複数の貫通口は、
左右方向中央に開設され、前記第1入賞口が連通する中央貫通口と、
該中央貫通口の一側に開設される一側貫通口と、
前記中央貫通口の他側に開設される他側貫通口と、
前記一側貫通口より、左右方向一側に向かって所定間隔離隔して第2スライド部材と重ならない位置に開設される一側端貫通口と、
前記他側貫通口より、左右方向他側に向かって所定間隔離隔して第1スライド部材と重ならない位置に開設される他側端貫通口と、を備え、
前記ベース側離隔壁は、
前記一側貫通口と前記一側端貫通口との間に形成されるベース側第1離隔壁と、
前記他側貫通口と前記他側端貫通口との間に形成されるベース側第2離隔壁と、を備え、
前記第1スライド部材側球導入部は、
前記第2入賞口に隣接する第1スライド部材側第1球導入部と、
該第1スライド部材側第1球導入部に隣接する第1スライド部材側第2球導入部と、
該第1スライド部材側第2球導入部より、前記第1入賞口側に所定間隔離隔して開設される第1スライド部材側第3球導入部と、からなり、
前記第1スライド部材側離隔壁は、前記第1スライド部材側第2球導入部と前記第1スライド部材側第3球導入部との間に形成される第1スライド部材側離隔壁を形成し、
前記第2スライド部材側球導入部は、
前記第3入賞口に隣接する第2スライド部材側第1球導入部と、
該第2スライド部材側第1球導入部に隣接する第2スライド部材側第2球導入部と、
該第2スライド部材側第2球導入部より、前記第1入賞口側に所定間隔離隔して開設される第2スライド部材側第3球導入部と、からなり、
前記第2スライド部材側離隔壁は、前記第2スライド部材側第2球導入部と前記第2スライド部材側第3球導入部との間に形成される第2スライド部材側離隔壁を形成し、
前記第1スライド部材および第2スライド部材は、前記ガイド部に係合した状態で駆動機構により左右方向に移動可能とし、
前記第1入賞口の両側壁のスリットは、前記第1スライド部材と第2スライド部材が前後方向に重合した肉厚分の奥行きを有するとともに、該スリット内に前記第1スライド部材および第2スライド部材を遊嵌した状態とし、
前記第2入賞口および前記第3入賞口が前記第1入賞口から離隔した常態においては、
前記第1入賞口内で前記第1スライド部材側第3球導入部と第2スライド部材側第3球導入部とが、前記中央貫通口に連通し、
前記第2入賞口が、第2スライド部材と重ならない位置に開設した前記一側端貫通口と連通するとともに、前記第3入賞口が、第1スライド部材と重ならない位置に開設した前記他側端貫通口と連通し、
且つ、前記第2入賞口または前記第3入賞口と連通しない前記一側貫通口および他側貫通口とが、前記第1スライド部材の第1スライド部材側離隔壁および第2スライド部材の第2スライド部材側離隔壁によって閉塞されるとともに、前記一側貫通口または他側貫通口と連通しない第1スライド部材側第1球導入部と第1スライド部材側第2球導入部、第2スライド部材側第1球導入部と第2スライド部材側第2球導入部とが、前記取付ベース部材のベース側第1離隔壁およびベース側第2離隔壁によって閉塞され、
前記第1スライド部材および第2スライド部材を移動して、前記第1入賞口に前記第2入賞口および前記第3入賞口が近接した状態においては、
前記第1入賞口内で前記第1スライド部材側第1球導入部と前記第2スライド部材側第1球導入部とが、前記中央貫通口に連通し、
前記第2入賞口が前記一側貫通口と前記第2スライド部材側第2球導入部と連通するとともに、前記第3入賞口が前記他側貫通口と前記第1スライド部材側第2球導入部と連通し、
且つ、前記第2入賞口または前記第3入賞口と連通しない前記一側端貫通口と前記他側端貫通口とが、前記第1スライド部材および第2スライド部材によって閉塞されるとともに、前記中央貫通口と連通しない前記第1スライド部材側第3球導入部と前記第2スライド部材側第3球導入部とが、前記取付ベース部材のベース側第1離隔壁およびベース側第2離隔壁によって閉塞されることを特徴とする遊技機。
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