JP4535514B1 - 銀イオン溶液製造方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、高純度で高濃度な銀イオン溶液を安定的かつ容易に製造することを可能とする。
【解決手段】銀板電極22a,22bに印加される電源電圧を交番電圧として銀板電極22a,22bから銀イオンを溶出させる電源電圧の正電圧を間欠的に印加することによって、銀イオンを溶出させる銀板電極22a,22bの昇温を防止して酸化銀の生成、つまり黒色化を良好に回避するとともに、銀板電極22a,22bから銀イオンを溶出させる電源電圧の正電圧Xの印加時間及び電圧値を負電圧Yよりも大きく設定して銀イオンを大量に溶出させるとともに、印加時間及び電圧値を小さく設定した負電圧Yの印加中に銀イオンを銀板電極から外方に流出させることにより、より多くの銀イオンを溶液中に高濃度で得るように構成したものである。
【選択図】図7

Description

本発明は、銀イオンを含有する溶液を良好に生成するように構成された銀イオン溶液製造方法及びその装置に関する。
一般に、銀を水中に溶出することにより発生する銀イオンは、微生物等に対する殺菌作用、つまり除菌力が高いと言われており、除菌剤、抗菌剤、消毒剤或いは滅菌剤として広く使用されている。
特開2007−268402号公報 特開2003−24942号公報
しかしながら、銀イオンは高い感光性や熱の影響で酸化銀となって黒色化し易く、除菌作用等の作用も失われてしまうと言われている。そして、このような黒色化や僅かな不純物が混入することによって高純度で高濃度な銀イオンを含有する溶液を生成することは困難となっている。そのため、一般に販売されている銀イオンと称する商品では、純粋な銀イオンではなく、安定した硫化銀等を用いることが行われている。
そこで本発明は、高純度で高濃度な銀イオン溶液を安定的かつ容易に製造することができるようにした銀イオン溶液製造方法及びその装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明では、電解槽内に貯留した水に少なくとも一部が没するように配置された銀製電極に所定の電源電圧を印加して前記銀製電極から銀イオンを溶出させる方法であって、前記電源電圧として、予め定められた時間と大きさの正電圧と負電圧とが交互に切り替えられる交番電圧を用い、その交番電圧の正電圧に対する印加時間及び電圧値を、負電圧に対する印加時間及び電圧値よりも大きくなるように設定する構成が採用されていて、前記交番電圧の負電圧の印加時間及び電圧値、前記正電圧の印加時間及び電圧値の略半分に設定されている
このような構成を有する本発明によれば、銀板電極に印加される電源電圧が交番電圧になされているために、銀板電極から銀イオンを溶出させる電源電圧の正電圧が間欠的に印加されることとなり、銀イオンを溶出させる銀板電極の昇温が防止されて酸化銀の生成、つまり黒色化が良好に回避される。
また、銀板電極から銀イオンを溶出させる電源電圧の正電圧の印加時間及び電圧値が、負電圧よりも大きく設定されていることから、当該正電圧によって銀イオンが大量に溶出されるとともに、印加時間及び電圧値が小さく設定された負電圧の印加中に銀イオンが銀板電極から外方に流出されることとなって、より多くの銀イオンが溶液中に高濃度で得られる。
また、本発明においては、上述した銀イオン溶液製造方法により銀イオン溶液を生成する銀イオン生成ステップと、その銀イオン生成ステップにより生成した銀イオン溶液を安定化する安定化ステップとを有する方法であって、前記安定化ステップは、上述した銀イオン溶液製造方法における電源電圧の正電圧及び負電圧の印加時間及び電圧値を前記銀イオン生成ステップよりも小さく設定し、かつ溶液を攪拌しながら実施するものであることが望ましい。
このような構成を有する本発明によれば、銀イオン生成ステップにおいて高濃度で得られた銀イオン溶液が、安定化ステップにおいて更に高濃度化されつつ水の攪拌で均一分布状態になされて安定化が図られるようになっている。
さらに、本発明における電解槽に対して使用される送水管の内壁面に、銀板が適宜の高さかつ間隔をなして配置されていることが望ましい。
このような構成を有する本発明によれば、送水管内においても銀イオンが増加することとなり、銀イオンの濃度をさらに高めることが可能となる。
以上述べたように本発明は、銀板電極に印加される電源電圧を交番電圧として銀板電極から銀イオンを溶出させる電源電圧の正電圧を間欠的に印加することによって、銀イオンを溶出させる銀板電極の昇温を防止して酸化銀の生成、つまり黒色化を良好に回避するとともに、銀板電極から銀イオンを溶出させる電源電圧の正電圧の印加時間及び電圧値を負電圧よりも大きく設定して銀イオンを大量に溶出させるとともに、印加時間及び電圧値を略半分に小さく設定した負電圧の印加中に銀イオンを銀板電極から外方に流出させることにより、より多くの銀イオンを溶液中に高濃度で得るように構成したものであるから、高純度で高濃度な銀イオン溶液を安定的かつ容易に製造することができ、良質な銀イオン溶液が安価に得られる。
本発明の一実施形態における第1のステップを実施するためのプラズマ水生成装置の一例を表した模式的構成図である。 図1に表されたプラズマ水生成装置で使用する電圧のアノードパルス(Aモード)の波形の一例を表した線図である。 図1に表されたプラズマ水生成装置で使用する電圧のカソードパルス(Cモード)の波形の一例を表した線図である。 図1に表されたプラズマ水生成装置で使用する電圧の交番パルス(ACモード)の波形の一例を表した線図である。 図1に表されたプラズマ水生成装置においてAl系金属に対して使用する電圧のパルスモードの波形パターンの一例を表した線図である。 図1に表されたプラズマ水生成装置においてMg系金属又はTi系金属に対して使用する電圧のパルスモードの波形パターンの一例を表した線図である。 本発明の一実施形態における第2のステップを実施するための銀処理装置の一例を表した模式的構成図である。 図7に表された銀処理装置で使用する電圧のパルスの波形の一例を表した線図である。 本発明の一実施形態における第3のステップを実施するための安定化処理装置の一例を表した模式的構成図である。 図9に表された安定化処理装置で使用する電圧のパルスの波形の一例を表した線図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明するが、まず本発明にかかる銀イオン溶液製造方法を実施するための装置の構成について説明する。
すなわち、本実施形態にかかる銀イオン溶液製造方法は、図1に表されたプラズマ水生成装置を用いたプラズマ水生成ステップ(第1ステップ)と、図7に表された銀処理装置を用いた銀イオン溶液生成ステップ(第2ステップ)と、図9に表された安定化処理装置を用いた銀イオン安定化処理ステップ(第3ステップ)とを備えている。これらの各ステップ毎の装置及び方法の実施形態を以下において説明する。
まず、第1ステップとしてのプラズマ水生成ステップにおいては、図1に示されているような純水装置11に一般上水道から水が引き込まれ、その純水装置11内に引き込まれた水が、純水ろ過フィルターを通した後に逆浸透膜によりクラスター化される。クラスターとは水分子の集団のことをいい、クラスターを小さくするほど浸透性が高く保水力に優れている。
このようにして純水装置11で生成された純水は、送水管12のポンプ12aを通してプラズマ水精製装置を構成する電解槽13に送水される。このときの送水管12の内壁面には、図示を省略した所定の銀板(例えばAG1000)が適宜の高さかつ間隔をなして配置されており、その送水管12を通る純水に対して銀板から少しずつ銀イオンが溶出されるようになっている。
上述したプラズマ水精製装置の電解槽13はバスタブ状に形成されており、その電解槽13の内部に、前述した純水装置11からの純水が送り込まれて貯留されるようになっている。前記電解槽13の壁部の一部には、遮光性の高圧ガラス材が取り付けられているとともに、当該電解槽13の内部に送り込まれて貯留された純水の内部に、Al系金属又はMg系金属又はTi系金属からなるアノード極としての電極板13aが浸漬されている。このAl系金属又はMg系金属又はTi系金属からなる電極板13aには、パルス生成装置13bの出力端子の一方が電気的に接続されているとともに、パルス生成装置13bの出力端子の他方は、カソード極としての前記電解槽13の導電部に接続されており、パルス生成装置13bから出力されるパルスモード電圧が電解槽13と電極板13aとの間に印加される構成になされている。
上述したパルス生成装置13bは、当該パルス生成装置13bの内部において適宜のパルスモードを作成して電圧を出力する機能を有しており、後述するような正分極するアノード型パルスモードおよび負分極するカソード型パルスモード、ならびにこれらが交互に現出する交番パルスモードのいずれかが、パルス生成装置13bから前記電極板13aに供給されることによってプラズマ電解が実行されて、上述したようにクラスター化された水がイオン化されるようになっている。
次に、そのパルス生成装置13bから出力されるパルスモードについて説明する。前述したようにパルス生成装置13bは、当該パルス生成装置13bの内部において適宜のパルスモードを作成して必要な電圧を出力する機能を有するものであるが、上述した電極板13aがAl系金属の場合には、そのアノード極としての電極板13aに対して図5に示されているように、まず正分極する一個以上のアノード型パルスモード(以下、Aモードという。図2参照)の電圧が、例えば20分間にわたって印加され、その後に、そのAモードと、負分極するカソード型パルスモード(以下、Cモードという。図3参照)とが交互に現出する交番パルスモード(以下、ACモードという。図4参照)の電圧が、例えば20ないし60分間にわたって印加される。
パルス生成装置13bから出力される通電電流のパルスモードは、上述したAモードとCモードとを基本として、これらを適宜に組み合わせて使用されるものであるが、それらの組み合わせのうち、図4で示されたACモードにて通電を行った場合には、前述したAモードとCモードの作用が交互に働き続けることとなって、緻密、均質、平滑なプラズマ電解作用が安定して得られる。
一方、上述したアノード極としての電極板13aに、Mg系金属やTi系金属が用いられる場合には、図6に示されているように、ACモード(例えば5〜45秒)と、Cモード(例えば5〜30秒)とを組み合わせた通電パターンを用いることが好ましい。
このとき、上述した電解槽13の底面部には、電解液冷却用の熱交換器13cがほぼ全面にわたって延在するように配置されている。この熱交換器13cには、冷却装置13dから供給される冷媒が送り込まれており、それによって液温が10℃〜40℃の間に維持される構成になされている。すなわち、電気分解が開始されると、電極板13aの表面には高温・高圧のスポットが発生することから液温は上昇し始めるが、当該液温が40℃より高くなると、銀イオンの酸化によって黒色化が始まり、酸化銀が凝固してしまう。これに対して液温が10℃より低くなると、例えば通電過程で生成した各種のイオンが酸素膜で被覆されて、プラズマフィラメントの発生が起こりにくくなってしまう。
また、前記電解槽13の底部には、空気供給装置13eから空気が供給される構成になされており、前記電解槽13の内部全体に対して略均一にバブリングが行われるように構成されている。
このようにして電解槽13においてイオン化されたクラスター水は、図7に示されているように、次の第2ステップとしての銀イオン溶液生成ステップを実行する銀処理装置の電解槽21に移送される。このような電解槽13,21に対して使用される送水管(図示省略)の内壁面にも、所定の銀板(例えばAG1000)が適宜の高さかつ間隔をなして配置されており、その送水管を通る純水に対して銀板から少しずつ銀イオンが溶出されるようになっている。このような構成を採用すれば、送水管内においても銀イオンが増加することとなり、銀イオンの濃度をさらに高めることが可能となる。
銀処理装置の電解槽21は、同様なバスタブ状に形成されており、その電解槽21の内部に送り込まれて貯留された純水の内部に、高純度の銀を含有する銀製電極としての銀板電極21a,21bの少なくとも一部、本実施形態では全体が水中に没するように配置されている。これらの銀板電極21a,21bは互いに対面するようにして浸漬されていて、複数組のものが並列された状態に配置されている。そして、それら各組の銀板電極21a,21bに対して、電源装置としてのパルス生成装置21cが電気的に並列となるように接続されていて、そのパルス生成装置21cから出力されるパルスモード電圧が印加されるように構成されている。
前記電源装置としてのパルス生成装置21cは、当該パルス生成装置21cの内部において適宜のパルスモードを作成して前記各組の銀板電極21a,21bどうしの間に印加される電圧を出力する機能を有しており、例えば図8に示されているような予め定められた時間と大きさの正電圧と負電圧とが交互に切り替えられる交番電圧が電源電圧として出力されるようになっている。
具体的には、上述したパルス生成装置21cから各組の銀板電極21a,21bどうしの間に印加される交番電圧の正電圧Xに対する印加時間及び電圧値は、負電圧Yに対する印加時間及び電圧値よりも大きくなるように設定されていて、本実施形態では、負電圧Yの印加時間及び電圧値を、正電圧Xの印加時間及び電圧値の略半分となるように設定されている。すなわち、図8に示されているように、まず正電圧Xが立ち上げられるが、その正電圧Xは、0Vの初期状態から約2秒間で約+30Vの最大電圧までリニアに立ち上げられる。その+30Vの最大電圧は約6秒間保持され、その後に再び約2秒間で0Vの初期状態までリニアに立ち下げられる。
さらに、上述した正電圧Xに続いて負電圧Yが出力されるが、その負電圧Yは、0Vの初期状態から約1秒間で約−15Vの最低電圧までリニアに立ち下げられる。その−15Vの最低電圧は約3秒間保持され、その後に再び約1秒間で0Vの初期状態までリニアに復帰される。
このような構成を有する第2ステップとしての銀イオン溶液生成ステップによれば、各組の銀板電極21a,21bどうしの間に印加される電源電圧が交番電圧になされているために、銀板電極21a,21bから銀イオンを溶出させる電源電圧の正電圧Xが間欠的に印加されることとなり、銀イオンを溶出させる各組の銀板電極21a,21bの昇温が防止されて酸化銀の生成、つまり黒色化が良好に回避される。
またそのときに、各組の銀板電極21a,21bの一方から銀イオンを溶出させる電源電圧の正電圧Xの印加時間及び電圧値が、負電圧Yよりも約2倍程度に大きく設定されていることから、正電圧Xによって銀イオンが大量に溶出される。そして、印加時間及び電圧値が小さく設定された負電圧Yの印加中には、銀イオンが銀板電極21a,21bから外方に流出されることとなり、より多くの銀イオンが溶液中に高濃度で得られる。
一方、上述した電解槽21の底面部には、電解液冷却用の熱交換器21dがほぼ全面にわたって延在するように配置されている。この熱交換器21dには、冷却装置21eから供給される冷媒が送り込まれており、それによって液温が10℃〜40℃の間に維持される構成になされている。これは、第1ステップとしてのプラズマ水生成ステップと同様であって、電気分解が開始されると対向電極板21a,21bの表面には高温・高圧のスポットが発生することから液温は上昇し始めるが、当該液温が40℃より高くなると、銀イオンの酸化によって黒色化が始まり、酸化銀が凝固してしまう。これに対して液温が10℃より低くなると、例えば通電過程で生成した各種のイオンが酸素膜で被覆されて、プラズマフィラメントの発生が起こりにくくなってしまう。
さらに、上述した電解槽21には、適宜のフィルターを備えた濾過装置22が循環用配管22a,22bを介して付設されており、電解槽21内の溶液が濾過装置22に送り込まれて常時清浄なものに維持される構成になされているとともに、空気供給装置23から電解槽21の底部側に送給される空気によって、電解槽21の内部全体に対して略均一にバブリングが行われるように構成されている。このときのバブリング量は、例えば4m/分で行われる。
このようにして電解槽21において銀イオンが溶出された溶液は、図9に示されているように、次の第3ステップとしての銀イオン安定化処理ステップを実行する安定化処理装置の電解槽31に移送される。このときに使用される送水管(図示省略)の内壁面にも、所定の銀板(例えばAG1000)が適宜の高さかつ間隔をなして配置されており、その送水管を通る純水に対して銀板から少しずつ銀イオンが溶出されるようになっている。このような構成を採用すれば、送水管内においても銀イオンが増加することとなり、銀イオンの濃度をさらに高めることが可能となる。
安定化処理装置の電解槽31も同様なバスタブ状に形成されており、当該電解槽31の内部に送り込まれて貯留された溶液の内部には、高純度の銀を含有する銀製電極としてのスクリュー電極31a,31bの少なくとも一部、本実施形態では全体が溶液中に没するように配置されている。これらのスクリュー電極31a,31bは互いに対面するようにして浸漬されていて、複数組のものが並列された状態に配置されている。そして、それら各組のスクリュー電極31a,31bに対して、電源装置としてのパルス生成装置31cが電気的に並列となるように接続されている。そして、このパルス生成装置31cから出力されるパルスモード電圧が、上述したスクリュー電極31a,31bの回転駆動による溶液の撹拌が行われながら印加される構成になされている。
前記電源装置としてのパルス生成装置31cは、当該パルス生成装置31cの内部において適宜のパルスモードを作成して電圧を前記各組のスクリュー電極31a,31bどうしの間に出力する機能を有しており、例えば図10に示されているような予め定められた時間と大きさの正電圧Sと負電圧Tとが交互に切り替えられる交番電圧が電源電圧として用いられている。この安定化ステップに用いられている電源電圧の正電圧S及び負電圧Tの印加時間及び電圧値は、前述した第2ステップとしての銀イオン生成ステップに対して約半分程度に小さくなるように設定されている。
すなわち、当該交番電圧の正電圧Sに対する印加時間及び電圧値は、負電圧Tに対する印加時間及び電圧値よりも大きくなるように設定されていて、負電圧Tの印加時間及び電圧値を、前記正電圧Sの印加時間及び電圧値の略半分に設定されている。具体的には、図9に示されているように、まず正電圧Sが、0Vの初期状態から略矩形波状をなすようにして約+15Vの最大電圧まで立ち上げられる。その+15Vの最大電圧は約7秒間保持され、その後に再び略矩形波状をなすようにして0Vの初期状態まで立ち下げられる。
さらに、上述した正電圧Sに続いて印加される負電圧Tは、0Vの初期状態から略矩形波状をなすようにして約−7.5Vの最低電圧まで立ち下げられる。その−7.5Vの最低電圧は約2.5秒間保持され、その後に再び略矩形波状をなすようにして0Vの初期状態まで復帰される。
一方、上述した電解槽31の底面部には、前述した各ステップと同様な構成からなる電解液冷却用の熱交換器31dがほぼ全面にわたって延在するように配置されている。この熱交換器31dには、冷却装置31eから供給される冷媒が送り込まれており、それによって液温が10℃〜40℃の間に維持される構成になされている。すなわち、電気分解が開始されると、スクリュー電極31a,31bの表面には高温・高圧のスポットが発生することから液温は上昇し始めるが、当該液温が40℃より高くなると、銀イオンの酸化によって黒色化が始まり、酸化銀が凝固してしまう。これに対して液温が10℃より低くなると、例えば通電過程で生成した各種のイオンが酸素膜で被覆されて、プラズマフィラメントの発生が起こりにくくなってしまう。
また、前記電解槽31には、適宜のフィルターを備えた濾過装置32が循環用配管32a,32bを介して付設されており、電解槽31内の溶液が濾過装置32に送り込まれて常時清浄なものに維持される構成になされているとともに、空気供給装置33から電解槽31の底部側に送給される空気によって、前記電解槽31の内部全体に対して略均一にバブリングが行われるように構成されている。このときのバブリング量は、溶液の流動性を高めるために例えば8m/分で行われる。
このような本実施形態にかかる銀イオン溶液製造方法及びその装置によれば、銀イオン溶液生成ステップ(第2ステップ)及び銀イオン安定化処理ステップ(第3ステップ)において銀板電極に印加される電源電圧が交番電圧になされているため、銀板電極から銀イオンを溶出させる電源電圧の正電圧が間欠的に印加されることとなり、銀イオンを溶出させる銀板電極の昇温が防止されて酸化銀の生成、つまり黒色化が良好に回避される。
また、銀板電極から銀イオンを溶出させる電源電圧の正電圧の印加時間及び電圧値が、負電圧よりも大きく設定されていることから、当該正電圧によって銀イオンが大量に溶出されるとともに、印加時間及び電圧値が小さく設定された負電圧の印加中に銀イオンが銀板電極から外方に流出されることとなって、より多くの銀イオンが溶液中に高濃度で得られる。
また、本実施形態にかかる銀イオン溶液製造方法及びその装置では、第3のステップである安定化ステップにおける電源電圧の正電圧S及び負電圧Tの印加時間及び電圧値を、第2のステップである銀イオン生成ステップにおける電源電圧の正電圧X及び負電圧Yの印加時間及び電圧値よりも半分程度に小さく設定し、かつ溶液を攪拌しながら実施されるため、銀イオン生成ステップにおいて高濃度で得られた銀イオン溶液が、安定化ステップにおいて更に高濃度化されつつ、スクリュー電極31a,31bによる溶液の攪拌作用で均一分布状態になされることによって安定化が図られるようになっている。
上述したような本実施形態により生成した銀イオン溶液を、従来の方法、すなわち銀板電極を用いた水の電気分解による方法で生成した銀イオン溶液と比較した結果が下記の表1に示されている。なお、本実施形態により製造した銀イオン溶液については、埼玉県産業技術センター、及び有限会社大西化学研究所に委託して抗菌活性等の試験又は検定が行われている。
Figure 0004535514
上記表1から明らかなように、まず従来の銀板電極を用いた水の電気分解により銀イオンを溶出させた場合(波線)においては、処理の実行開始からの生成時間(横軸)の経過に伴って溶液中の銀イオン濃度(縦軸)は少しずつ上昇していくものの、約6時間を経過した時点における約10PPMの濃度が最大となるに過ぎず、その後は徐々に濃度低下が見られた。これは、処理中に一方の銀板電極から溶出した銀イオンが他方の銀板電極に析出し、その析出した銀が次第に酸化し始めるからである。そして、そのときの温度上昇等のために酸化が加速されて黒色の酸化銀への移行が次第に増加し、イオン化する銀よりも黒色化する酸化銀の方が多くなっていくからである。
これに対して本実施形態を実行して生成した場合(実線)においては、溶液中の銀イオン濃度(縦軸)が、処理の実行開始からの生成時間(横軸)の経過とともに次第に上昇していき、約3時間を経過した時点から急速に濃度が上昇して約6時間を経過した際には約80PPMの濃度が得られ、さらにその後、約100PPMの濃度まで上昇させることができた。これは、上述したように銀板電極に印加される電源電圧が交番電圧に設定されているためであり、銀板電極から銀イオンを溶出させる電源電圧の正電圧が間欠的に印加されることから、銀イオンを溶出させる銀板電極の昇温が防止されて酸化銀の生成、つまり黒色化が良好に回避されるからである。さらに、銀板電極から銀イオンを溶出させる電源電圧の正電圧の印加時間及び電圧値が、負電圧よりも大きく設定されていることから、当該正電圧によって銀イオンが大量に溶出されるとともに、印加時間及び電圧値が小さく設定された負電圧の印加中に銀イオンが銀板電極から外方に流出されることとなって、より多くの銀イオンが溶液中に高濃度で得られるからである。
また、本実施形態にかかる銀イオン溶液製造方法及びその装置では、第3のステップである安定化ステップにおける電源電圧の正電圧S及び負電圧Tの印加時間及び電圧値を、第2のステップである銀イオン生成ステップにおける電源電圧の正電圧X及び負電圧Yの印加時間及び電圧値よりも半分程度まで小さく設定し、かつ溶液を攪拌しながら処理が実施されるため、銀イオン生成ステップにおいて高濃度で得られた銀イオン溶液が、安定化ステップにおいて更に高濃度化されつつ溶液の攪拌で均一分布状態になされて安定化が図られるようになっている。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
以上述べた本発明は、あらゆる分野において用いられる銀イオンを含有する溶液を良好に生成する銀イオン溶液製造方法及びその装置に対して適用することができるものである。
11 純水装置
12 送水管
12a ポンプ
13 プラズマ水生成装置の電解槽
13a 電極板
13b パルス生成装置(電源装置)
13c 熱交換器
13d 冷却装置
13e 空気供給装置
21 銀処理装置の電解槽
21a,21b 銀板電極
21c パルス生成装置(電源装置)
21d 熱交換器
21e 冷却装置
22 濾過装置
23 空気供給装置
X 正電圧
Y 負電圧
31 安定化処理装置の電解槽
31a,31b スクリュー電極
31c パルス生成装置(電源装置)
31d 熱交換器
31e 冷却装置
32 濾過装置
32a,32b 循環用配管
33 空気供給装置
S 正電圧
T 負電圧

Claims (4)

  1. 電解槽内に貯留した水に少なくとも一部が没するように配置された銀製電極に所定の電源電圧を印加して前記銀製電極から銀イオンを溶出させる方法であって、
    前記電源電圧として、予め定められた時間と大きさの正電圧と負電圧とが交互に切り替えられる交番電圧を用い、
    その交番電圧の正電圧に対する印加時間及び電圧値を、負電圧に対する印加時間及び電圧値よりも大きくなるように設定し、
    前記交番電圧の負電圧の印加時間及び電圧値を、前記正電圧の印加時間及び電圧値の略半分に設定することを特徴とする銀イオン溶液製造方法。
  2. 請求1記載の銀イオン溶液製造方法により銀イオン溶液を生成する銀イオン生成ステップと、その銀イオン生成ステップにより生成した銀イオン溶液を安定化する安定化ステップと、を有する方法であって、
    前記安定化ステップは、請求1記載の銀イオン溶液製造方法における電源電圧の正電圧及び負電圧の印加時間及び電圧値を前記銀イオン生成ステップよりも小さく設定し、かつ溶液を攪拌しながら実施するものであることを特徴とする銀イオン溶液製造方法。
  3. 水を貯留する電解槽と、その電解槽内の水に少なくとも一部が没するように配置された銀製電極と、その銀製電極に所定の電源電圧を印加して当該銀製電極から銀イオンを溶出させる電源装置と、を備えた装置であって、
    前記電源電圧として、予め定められた時間と大きさの正電圧と負電圧とが交互に切り替えられる交番電圧が用いられ、
    その交番電圧の正電圧に対する印加時間及び電圧値が、負電圧に対する印加時間及び電圧値よりも大きくなるように設定され
    前記交番電圧の負電圧の印加時間及び電圧値が、前記正電圧の印加時間及び電圧値の略半分に設定されていることを特徴とする銀イオン溶液製造装置。
  4. 前記電解槽に対して使用される送水管の内壁面に、銀板が適宜の高さかつ間隔をなして配置されていることを特徴とする請求項記載の銀イオン溶液製造装置。
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