JP2006305483A - イオン水発生装置 - Google Patents

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Yuji Yanagihara
祐二 柳原
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Abstract

【課題】殺菌と殺藻をともに必要とする水を金属の利用率が良くて、小型なイオン水発生装置を提供する。
【解決手段】イオン水発生装置は、水中にイオン化されたとき殺菌に寄与する第1金属からなる第1電極と、水中にイオン化されたとき殺藻に寄与する第2金属からなる第2電極とが一対として構成されている電極対と、上記第1電極と上記第2電極との間の水に電流を流して正電位の方の電極から該金属をイオン化する電源と、上記第1電極および上記第2電極と上記電源との接続を切り換えることにより上記第1電極と上記第2電極の極性とを相互に切り換えるスイッチと、上記スイッチの切換を制御する制御装置と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、水の電気分解にともなって水中に溶出する金属イオンにより水の殺菌および殺藻を行うイオン水発生装置に関する。
従来、冷却水のようにクーリングタワーと熱源との間で循環する水に発生するレジオネラ菌などの細菌を殺菌するために銀イオンを注入したり、藻やバクテリアなどを殺藻するために銅イオンを注入したりしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−7317号公報
しかし、殺菌と殺藻を合わせて行うときには、銀イオンを溶出できる銀電極を陽極とする電極対と銅イオンを溶出できる銅電極を陽極とする電極対とをクーリングタワーに投入しているので、2個の電極対とそれに付属する2台の電源が必要になり、2個の電極対の占める容積が大きくなるとともに電源が高価になるという問題がある。
また、銀イオンは殺菌には効果はあるが、藻やバクテリアが多くあるときには、殺菌作用が低下してしまうので、銅イオンと同時に注入しても銀が有効に寄与しないという問題がある。
この発明の目的は、殺菌と殺藻をともに必要とする水を金属の利用率が良くて、小型なイオン水発生装置を提供することである。
この発明に係わるイオン水発生装置は、水中にイオン化されたとき殺菌に寄与する第1金属からなる第1電極と、水中にイオン化されたとき殺藻に寄与する第2金属からなる第2電極とが一対として構成されている電極部と、上記第1電極と上記第2電極との間に電圧を印加する電源と、上記第1電極および上記第2電極と上記電源との接続を切り換えることにより上記第1電極と上記第2電極との極性とを相互に切り換えるスイッチと、上記スイッチの切換を制御する制御装置と、を備える。
この発明に係わるイオン水発生装置の効果は、殺菌に大きな効果を発揮する第1金属のイオンと殺藻に大きな効果を発揮する第2金属のイオンを時系列的に別々に発生できるように、第1金属からなる第1電極と第2金属からなる第2電極とを対とした電極部を水中の投入し、スイッチを切り換えることにより、貴電位になっている方の電極から水の電気分解にともなう金属イオンが発生するので、一対の電極だけを投入できる空間があればよく、電源も1台だけ備えればよく、小型で安価なイオン水発生装置を提供することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係わるイオン水発生装置のブロック図である。図2は、実施の形態1に係わる電極対に印加する電圧パターンを示す図である。
実施の形態1に係わるイオン水発生装置1は、例えば、空気調和装置のクーリングタワーに付属し、クーリングタワー内を流れる冷却水に2種類の金属イオンを溶出し、その金属イオンにより冷却水中に繁殖している藻、バクテリアおよび細菌を死滅させるものである。
このイオン水発生装置1は、図1に示すように、水中にイオン化されたとき殺菌に寄与する第1金属としての銀からなる第1電極としての銀電極2と、水中にイオン化されたとき殺藻に寄与する第2金属としての銅からなる第2電極としての銅電極3とが一対として構成されている電極部4を備えている。
また、イオン水発生装置1は、銀電極2と銅電極3との間の水に電流を流して正電位の方の電極から該金属をイオン化する電源5と、銀電極2および銅電極3と電源5との接続を切り換えることにより銀電極2と銅電極3の極性とを相互に切り換えるスイッチ6と、このスイッチ6の切換を制御する制御装置7と、を備えている。
電極部4は、銀電極2、銅電極3、銀電極2および銅電極3を握持する電極支持体8、銀電極2および銅電極3から引き出される電源ケーブル9、水中に投入されたとき底がなく、側面は水の流れをあまり妨げない程度に開口し、上面に電極支持体8が貫通される貫通孔が設けられている筐体10を備えている。
電源5は、過電圧を考慮して印加する電流値および電解時間である印加時間が制御装置7により制御される。
銀電極2および銅電極3は円柱状のもので、円柱状の銀電極2および銅電極3の上端部には、銀電極2および銅電極3と同心的に所定長さの図示しないネジ孔が穿設されている。銀電極2および銅電極3は、その上端部を電極支持体8の嵌合凹所に嵌合させた状態で、ボルトをネジ孔に螺着することによって電極支持体8に取付けられている。この状態では、銀電極2と銅電極3は、互いに平行して延びていて、電極支持体8に対して安定した状態で固定されている。
また、制御装置7は、CPU、ROM、RAM、インターフェースを有するコンピュータから構成され、ROMには、予め設定された殺藻・殺菌制御プログラムが格納されている。この殺藻・殺菌制御プログラムによりイオン水発生装置1を制御して冷却水を殺藻・殺菌するように制御する。
また、スイッチ6は、電源に接続されている電源ケーブル11と電極部4から延ばされている電源ケーブル9との接続を切り換える。電源5からの1対の電源ケーブル11は、正電位と負電位に充電されている。一方、電極部4からの一対の電源ケーブル9は、銀電極2と銅電極3とに接続されている。そして、スイッチ6を切り換えることにより、銀電極2または銅電極3の一方を陽極とし、他方を陰極とすることができる。
このようなイオン水発生装置1は、異なる金属からなる一対の銀電極2および銅電極3の極性を切り換えることができるので、一対の銀電極2および銅電極3を用いて2つの異なる殺藻や殺菌を行うことができる。
また、一対の銀電極2および銅電極3と1台の電源5とを備えればいいので、小型で安価な装置として提供することができる。
次に、金属イオンによる殺藻および殺菌について説明する。
水中に存在する金属イオンは、金属の種類によって効果が発揮する対象が異なっている。第1金属としての銀の銀イオンは、レジオネラ属菌などの細菌の殺菌に少量でも顕著な効果を示す。一方、第2金属としての銅の銅イオンは、水中に成長する藻を枯らし、そこを住処にしている各種バクテリアを死滅する効果を示す。
一方、水中に生息する藻、バクテリアおよび細菌には寄生関係が存在し、細菌はバクテリアに、バクテリアは藻に住みついているので、住みついている物が多く存在している環境では、金属イオンによる殺菌または殺藻の効率が低く、逆に住みついている物が少ない環境では、金属イオンが効果的に殺菌または殺藻することが分かった。
そこで、実施の形態1に係わるイオン水発生装置1の電極部4をクーリングタワーの水中に投入して殺藻と殺菌を行った。図2の実線は、銅電極3の電位、図2の点線は、銀電極2の電位の推移を示している。
第1時限として、図2に示すように、銅電極3を陽極、銀電極2を陰極となるように、スイッチ6を切り換えて電源5から電圧を印加して、陽極になっている銅電極3から銅イオンを溶出する。このように、水中に銅イオンが所定の濃度以上に存在すると、藻の呼吸が阻害されて繁殖が抑えられる。そして、藻の繁殖が抑えられると、藻を住処としているバクテリアの繁殖が抑えられ、個体数が減少する。
第2時限として、第1時限とは逆に、銀電極2を陽極、銅電極3を陰極となるように、スイッチ6を切り換えて電源5から電圧を印加して、陽極の銀電極から銀イオンを溶出する。このように、水中に銀イオンが所定の濃度上に存在すると、銀イオンが細菌の細胞に強く吸着して、細菌を死滅させる。また、同時に、バクテリアの細胞に強く吸着し、バクテリアの細胞酵素をブロッキングして死滅させる。
このように2つの時限に別々の金属イオンを水中に溶出することにより、最終的に殺菌を効果的に行うことができる。特に、最初に銅イオンを溶出して、主に藻とバクテリアとの個体数を減じて細菌が繁殖しにくい水中環境に変化させ、その上で、銀イオンを溶出して、細菌を死滅することにより、効果的に殺藻と殺菌を行うことができる。
さらに、金属の値段として銀よりも安い銅で銀イオンによる殺菌に前もって殺藻を行っているので、値段の高い銀の消費量を節約することができ、ランニングコストを低く抑えることができる。
また、銀電極2から溶出された銀イオンの一部が銀として銅電極3上に析出しても、銅電極3を陽極にしたとき、銀が再度銀イオンとして溶出されるので、無駄なく銀電極2の銀が消費される。
なお、実施の形態1では空気調和装置のクーリングタワーに投入する例について説明したが、プール循環水、浴槽の水、上水、下水など有機物が繁殖できる環境での殺藻・殺菌に同様に適用することができる。
また、実施の形態1において殺菌力の最も強い銀と殺菌力は弱いが安価な銅とを例に挙げたが、これ以外に銀、白金、金、コバルト、銅の2つを殺菌力の強い方を第1金属として組み合わせた場合でも同様な効果が得られる。
実施の形態2.
図3は、実施の形態2に係わるイオン水発生装置のブロック図である。
実施の形態2に係わるイオン水発生装置1Bは、実施の形態1に係わるイオン水発生装置1のように殺藻や殺菌処理を施す水に直接電極部4を投入するのではなく、金属イオンが溶出された水を殺藻や殺菌処理を施す水に注入することが異なっており、基本的な構成は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明を省略する。
実施の形態2に係わるイオン水発生装置1Bでは、藻や細菌などが繁殖していない上水が給水口14から供給され、その上水に電極部4から金属イオンが溶出されてイオン水16に変えられ、イオン水16が排水口17から殺藻や殺菌の対象水18に注入される。
このときも実施の形態1として説明したと同様に第1時限で銅イオンを溶出してイオン水16に変えて、それを対象水18に注入し、その後第2時限で銀イオンを溶出してイオン水16に変えて、それを対象水18に注入する。
このようなイオン水発生装置1Bは、異なる金属からなる一対の電極2、3の極性を切り換えることができるので、一対の電極2、3を用いて2つの異なる殺藻や殺菌を行うことができるイオン水を発生できる。
また、一対の電極2、3と1台の電源5とを備えればいいので、小型で安価なイオン水発生装置1Bとして提供することができる。
また、上水が供給されているので、電極2、3にスケールが形成されずに電極2、3の寿命を延ばすことができる。
この発明の実施の形態1に係わるイオン水発生装置のブロック図である。 実施の形態1に係わる電極対に印加する電圧パターンを示す図である。 この発明の実施の形態2に係わるイオン水発生装置のブロック図である。
符号の説明
1 イオン水発生装置、2 銀電極、3 銅電極、4 電極部、5 電源、6 スイッチ、7 制御装置、8 電極支持体、9、11 電源ケーブル、10 筐体、14 給水口、16 イオン水、17 排水口、18 対象水。

Claims (2)

  1. 水中にイオン化されたとき殺菌に寄与する第1金属からなる第1電極と、水中にイオン化されたとき殺藻に寄与する第2金属からなる第2電極とが一対として構成されている電極部と、
    上記第1電極と上記第2電極との間に電圧を印加する電源と、
    上記第1電極および上記第2電極と上記電源との接続を切り換えることにより上記第1電極と上記第2電極との極性とを相互に切り換えるスイッチと、
    上記スイッチの切換を制御する制御装置と、
    を備えることを特徴とするイオン水発生装置。
  2. 上記制御装置は、所定の第1時限に亘って上記第2電極の電位を上記第1電極の電位より貴にして殺藻を行い、その後、所定の第2時限に亘って上記第1電極の電位を上記第2電極の電位より貴にして殺菌を行うことを特徴とする請求項1に記載するイオン水発生装置。
JP2005132362A 2005-04-28 2005-04-28 イオン水発生装置 Pending JP2006305483A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR101950498B1 (ko) * 2018-07-17 2019-05-02 심민선 액체살균장치

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