JP4534804B2 - 撮像デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、画素がアレイ状に配置されている撮像部内で、画素列ごとに垂直信号線が接続されている撮像デバイスに関する。
撮像部内の画素列ごとに垂直信号線が接続され、垂直信号線を介して画素で発生した映像信号を出力する撮像デバイスとして、代表的なものではCMOSセンサが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
図1に、特許文献1で従来技術として記載されているCMOSセンサの画素回路を示す。
図1は、フォトダイオード100に蓄積した電荷(電子)を垂直信号線120に映像信号として出力するまでの構成を示している。このとき垂直信号線120の一方側が、カラム処理回路を構成する、サンプルホールドおよび相関二重サンプル(S/H・CDS)回路に接続され、このためハイインピーダンスとなっている。また、垂直信号線120の他方側は撮像部の外で定電流源z140に接続されている。
CMOSセンサの各画素に、フォトダイオード(以下、PDという)100と、4つのMOSトランジスタ200、220、240、260とが設けられている。このうちリセットトランジスタ200および転送トランジスタ220が、駆動電源(電源電圧Vdd)とPD10の出力との間に縦続接続されており、リセットトランジスタ200のソースと転送トランジスタ220のドレインとの間にフローティング・ディフュージョン部(以下、FD部という)160が設けられている。また、選択トランジスタ240とアンプトランジスタ260が、垂直信号線120と電源電圧Vddとの間に縦続接続されており、アンプトランジスタ260のゲートにFD部160が接続されている。
リセットトランジスタ200がリセット線201により制御され、選択トランジスタ240が選択線241により制御され、転送トランジスタ220が転送線221により制御される。
映像信号の読み出し時に、リセットトランジスタ200のゲートにはリセットパルスRETがリセット線201を介して入力され、転送トランジスタ220のゲートには転送パルスTRSが転送線221を介して入力され、選択トランジスタ240のゲートには選択パルスSELが選択線241を介して入力される。
このような構成において、選択トランジスタ240をオンすると、アンプトランジスタ260と撮像部外の定電流源140とがソースフォロアを形成する。このため、垂直信号線120の電圧は、アンプトランジスタ260のゲート電圧、すなわちFD部160の電圧に追従した値となる。この値が画素の出力(画素信号レベル)を規定する。
図2は、画素信号の読み出し時のタイミングチャートである。
ここで、図2(A)に示す転送パルスTRS、図2(B)に示すリセットパルスRST、図2(C)に示す選択パルスSELは、各々のハイレベルが電源電圧Vddであり、各々のローレベルが基準電圧Vss(たとえば接地電圧)である。このため各パルスが印加されるトランジスタは、ゲートに印加されるパルスが電源電圧Vdd付近のレベルに達する過程でオンする。図2(D)と図2(E)に、FD部160と垂直信号線120(図1参照)の電圧変化を示す。これらの図で時間T1〜T3における電源電圧Vddと基準電圧Vssの間の電圧は、その値が時間とともに変化している場合でも、ある時間における値そのものは確定している。これに対し図2(D)で斜線に示す、時間T1以前および時間T3以後のFD部160の電圧は、電源電圧Vddと基準電圧Vssの間で「不定」となっている。
画素信号の読み出し前、すなわち図2(E)に示す時刻Tの前の状態では、図1に示す画素の4つのトランジスタ200,220,240および260が全てオフであり、垂直信号線120の電圧V0は電源電圧Vddで保持されている。
この状態で、ある画素行が選択されると、その画素行に対応する選択線39(図1参照)に、図2(C)に示す選択パルスSELが印加される。選択パルスSELの立ち上がりとほぼ同時期の時間T1で、上記選択された画素行のリセット線38がアクティブとなり、図2(B)に示すようにリセットパルスRSTが立ち上がる。すると、リセットトランジスタ200がオンし、図2(D)に示すように、それまで不定であったFD部160の電圧が、リセットトランジスタ200の作用により、電源電圧Vddよりも所定電圧だけ低いハイレベルの電圧(以下、リセット電圧という)V10になる。このとき既に選択トランジスタ240がオンしていることから、図2(E)に示すように、垂直信号線41の電圧V0が、それより差電圧ΔVだけ低い電圧(以下、リセット読出電圧という)V11に変化する。リセット読出電圧V11は、アンプトランジスタ260および選択トランジスタ240の作用により、通常、上記リセット電圧V10より更に低い、電源電圧Vddと基準電圧Vssの間の電圧となる。上記差電圧ΔVは、リセットトランジスタ200、アンプトランジスタ260、これらとFD部160との結合容量、さらには、選択トランジスタ240などによって総合的に決まる電圧である。
転送線221(図1参照)がアクティブになり、図2(A)に示すように、リセット読出電圧V11が安定するのに十分な時間が経過した時間T2において、転送パルスTRSが立ち上がる。すると、リセットトランジスタ200がオンし、前回の読み出し後のある時から今までにフォトダイオード100で溜められていた電子がFD部160に転送され、FD部160の電位が低下する(電圧V20)。その電位の低下は、オン状態のアンプトランジスタ260および選択トランジスタ240を介して垂直信号線120に伝わる。その結果、垂直信号線120の電圧は、FD部160に転送された電子の電荷量(受光量)に応じた分だけリセット読出電圧V11から更に低下し、フォトダイオード100の受光量に応じた電圧(以下、画素読出電圧という)V21に推移する。
その後、画素読出電圧V21が安定するのを待って転送パルスTRSの印加を終了させる(図2(A))。そして、図2(C)に示すように、それから更に所定時間が経過した時間T3において選択パルスSELを立ち下げると、図2(D)に示すように、FD部160が再び「不定」になる。この選択パルスSELの終了後に、カラム処理回路(不図示)を経由して信号がセンサ外部へ出力される。
以上の動作が、各画素行を単位として所定周期で繰り返され、これによって順次出力される画素信号から1枚の撮影像に応じたレベル情報を持つ映像信号を読み出すことができる。
特開2003−087662号公報
以上の動作例のように、画素信号の読み出し時に垂直信号線の電圧は幾つかのレベルを行き来することとなる。
画素行が選択された選択パルスがアクティブの期間において、垂直信号線に、最初にリセット読出電圧(図2(E)の例では、V11)が現出する。しかし、それ以前の垂直信号線の電圧は電源電圧Vdd、基準電圧Vss、もしくはフローティングである(図2(E)の例では電源電圧Vdd)。リセット読出電圧V11は通常、電源電圧Vddから、前述したように画素内のトランジスタや製造プロセスで総合的に決まる差電圧ΔVだけ低下した電圧であり、基準電圧Vssより高い。
このため電源電圧Vddや基準電圧Vssからリセット読出電圧V11に遷移する際に、ある程度の時間を要する。垂直信号線の初期状態がフローティングの場合は、電源電圧Vddや基準電圧Vss付近のレベルをとる場合もあることから、同じ程度の時間を予め見積もる必要がある。
この電圧変化に要する時間は、垂直信号線の負荷(寄生容量・抵抗)や、アンプトランジスタの駆動能力に関係する。最近の撮像デバイスは画素数が増大しており、これによって垂直信号線の負荷が増大している。そのため、垂直信号線の電位が安定するまでに時間がかかり、図2(E)における時間T1とT2の間隔を長くとる必要が生じ、これが動作速度を低下させる要因になる。
また、初期状態をフローティングとした場合、垂直信号線の初期電圧が、1つ前の画素行で読み出しが終了した時(図2(E)における時間T3)での画素信号レベルに左右されてしまう。このため、垂直信号線の初期電圧が画素行ごと、および列毎にばらつき、時間T1とT2の間隔が短いと、この初期電圧のばらつきが映像信号にとってノイズとなりやすい。
本発明が解決しようとする課題は、撮像デバイスの画素列ごとに設けられている垂直信号線の電圧を、高速動作に適した値に制御可能にすることである。
本発明に係る撮像デバイスは、画素がアレイ状に配置されている撮像部と、前記撮像部の画素列ごとに接続されている複数の垂直信号線と、前記複数の垂直信号線のうち、1以上の所定数の垂直信号線ごとに設けられ、入力した電源電圧から、該電源電圧と基準電圧との間の電圧を内部で発生し、発生した該電圧を対応する前記所定数の垂直信号線に供給する複数の電圧供給回路とを有する。
本発明に係る他の撮像デバイスは、複数の垂直信号線と、行列状に配置された複数の画素を含み、該複数の画素の画素列に接続された前記垂直信号線にリセット電圧を出力し、該リセット電圧が出力された状態で前記垂直信号線に画素信号を読み出す撮像部と、を有し、前記リセット電圧が出力された状態の前記垂直信号線の電圧と同等となる所定電圧を内部で発生し、発生した前記所定電圧を、前記リセット電圧を出力するより前に予め垂直信号線に供給する電圧供給回路を、1以上の所定数の垂直信号線ごとに備える。
本発明は、好適に、前記電圧供給回路が、全ての垂直信号線の電気的な接続と非接続とを切り替える短絡回路を含む。
前記電圧供給回路は、好適に、電源電圧から当該電源電圧より低い所定電圧を発生する電圧発生手段と、前記所定電圧の前記垂直信号線への供給を制御するスイッチと、を含む。
撮像デバイスは、撮像部内の画素信号を読み出そうとする画素において、たとえば、リセット電圧が設定され、該リセット電圧が垂直信号線に出力され、この状態で該垂直信号線に画素信号が読み出される(排出される)。
上記構成によれば、たとえば、このリセット電圧の出力に先立って予め垂直信号線に、電源供給回路が電源電圧と基準電圧の間の電圧を供給する。このため、本発明ではリセット電圧の出力時に、垂直信号線の電圧は、電源電圧または基準電圧の電源レベルよりリセット電圧に近いレベルから、リセット電圧に変化する。
本発明によれば、撮像デバイスの画素列ごとに設けられている垂直信号線の電圧を、高速動作に適した値に制御可能にすることができる。
本実施の形態は、画素信号を垂直信号線に読み出す、いわゆるX−Yアドレス方式の固体撮像デバイスに広く適用できる。このような固体撮像デバイスの代表的なものとしてCMOSセンサがある。以下、CMOSイメージセンサを例として本実施の形態を説明する。
図3に、本実施の形態におけるCMOSイメージセンサの主な構成を示す。図4に画素の回路図を示す。なお、図3において電源電圧Vddや基準電圧Vssの供給線(電源線)は省略している。
図3に示すCMOSイメージセンサ2は、画素3がマトリクス状に配置された撮像部2Aを有している。撮像部2Aは、通常、有効画素領域と遮光画素領域とを有するが、基本的には、同一または類似(有効画素と遮光画素は類似)の画素3を規則的に配列したものである。
各画素3は、図4に示す4トランジスタ型の場合、入力した光を光電変換するフォトダイオード(PD)35と4つのトランジスタ31〜34とを有する。
PD35は、そのアノードが基準電圧Vss(図では接地電圧)の供給線に接続され、そのカソードがトランジスタ31のソースに接続されている。
3つのトランジスタは、フローティング・ディフュージョン部(以下、FD部という)36のノードNDをフローティング状態から電源電圧(以下、Vddとする)の供給線である電源電圧線15への接続状態に切り替え、ノードNDに電源電圧Vddを充電して、その電荷量をリセットするリセットトランジスタ32と、リセット後に再びフローティング状態となったノードNDにフォトダイオードPDの蓄積電荷(本例では電子)を転送する転送トランジスタ31と、ノードNDに転送された蓄積電荷に応じた画素信号を増幅するアンプトランジスタ33と、アンプトランジスタ33の出力の垂直信号線4への出力を制御する選択トランジスタ34である。
リセットトランジスタ32のゲートに、同一行内の画素に共通なリセット線6が接続されている。転送トランジスタ31のゲートに、同一行内の画素に共通な転送線5が接続されている。選択トランジスタ34のゲートに、同一行内の画素に共通な選択線7が接続されている。
図3に示すように、垂直信号線4に一斉に読み出された画素信号を並列処理してノイズを除去し、時系列の信号等に変換するカラム処理回路8が、当該CMOSイメージセンサ2に設けられている。
図3では省略しているが、これらの各種制御線(リセット線6、転送線5および選択線7)、並びに、電源電圧線15のそれぞれに各種信号を供給する垂直駆動回路が接続されている。また、図1と同様に、アンプトランジスタ13に一定電流を供給するための電流源(不図示)が、垂直信号線4ごとに設けられている。
これらのカラム処理回路8、垂直駆動回路および電流源は、当該CMOSイメージセンサ2内に設けられている不図示のタイミング制御回路により制御されて動作する。
なお、画素3は4トランジスタ型に限らず、たとえば選択トランジスタ34を省略した3トランジスタ型であってもよい。
本実施の形態において、垂直信号線4に電圧供給回路2Bが接続されている。図3における電圧供給回路2Bは図ではカラム処理回路8と反対側に位置するが、カラム処理回路8と撮像部2Aとの間でもよいし、垂直信号線4の配線方向の両側に設けてもよい。
電圧供給回路2は、画素信号の読み出しに先立つリセット電圧の出力時に予め垂直信号線4の電圧を、電源電圧Vddと基準電圧Vssの間の電圧に設定する回路である。以下、電圧供給回路2Bの種々な構成例を、その動作とともに説明する。
<構成例1>
構成例1は、図3に示すように、電圧供給回路2Bの基本ユニット1が垂直信号線4ごとに接続される場合に対応する。
構成例1における電圧供給回路の基本ユニット1は、図5に示すように、電圧発生手段としての電圧発生トランジスタ9、スイッチトランジスタ10およびショートトランジスタ11を備える。電圧発生トランジスタ9はゲートとドレインが電源電圧線15に接続され、ダイオード接続されている。このため、電圧発生トランジスタ9のソース電圧は「電源電圧−Vt」程度となる。ここで「Vt」は電圧発生トランジスタ9の閾値電圧であり、「電源電圧−Vt」とは電源電圧から、いわゆる「閾値落ち」した電圧である。この電圧がスイッチトランジスタ10を介して垂直信号線4に供給される。
一方、ショートトランジスタ11は隣接する垂直信号線4,4を短絡するための手段であり、図3に示す電圧供給回路2B全体では、「短絡回路」を構成する要素となる。このショートトランジスタ11は電圧供給の機能としては付加的なものであり、省略も可能である。ただし、一般的にトランジスタの閾値電圧はばらつきを持つため、これに起因し垂直信号線4ごとに上記電圧「電源電圧−Vt」が多少なりともばらつく。ショートトランジスタ11および、これを要素とする短絡回路は、このばらつきを除去するため、電圧供給回路2Bに付加することが望ましい。
スイッチトランジスタ10は、そのゲートが行方向に並ぶ基本ユニット1内の各スイッチトランジスタで共通なスイッチ制御線12に接続されている。ショートトランジスタ11は、そのゲートが同様に、行方向に並ぶ基本ユニット1内の各ショートトランジスタで共通な短絡制御線13に接続されている。
図6は、電圧供給回路の基本ユニットに関するタイミングチャートの例である。図6(A)に上記スイッチ制御線12に供給されるスイッチパルスS12を示し、図6(B)に上記短絡制御線13に供給される短絡パルスS13を示す。図6(C)に、これらのパルス供給に応じた垂直信号線4の電圧変化を示す。ここで、各パルスS12、S13のハイレベルが電源電圧Vdd、ローレベルが基準電圧Vssである。
この垂直信号線4への電圧供給は、図4に示す画素3において、垂直信号線4にリセット電圧を出力し、該リセット電圧が出力された状態で垂直信号線4に画素信号を読み出す場合、リセット電圧を出力する時の垂直信号線電圧を制御するために行う。
図6における時間T1より前の垂直信号線電圧は、電源電圧Vdd、基準電圧Vss、フローティング状態(不定)の何れであってもよいが、図6は基準電圧Vssの場合を示している。
図6(A)に示すように、時間T1でスイッチトランジスタ10のゲートに接続されているスイッチ線12にスイッチパルスS12が立ち上がると、スイッチトランジスタ10がオンする。これにより電圧発生トランジスタ9のソース電圧「Vdd−Vt」が、オン状態のスイッチトランジスタ10を通って垂直信号線4に出力される。このため垂直信号線4の電圧が上昇し、所定電圧「Vdd−ΔV0」に達する。この所定電圧は、ソース電圧「Vdd−Vt」とほぼ同じであるが、スイッチトランジスタのオン抵抗などの影響によりソース電圧より若干低くなる。つまり、所定電圧の電源電圧Vddからの差電圧ΔVtは、主に電圧発生トランジスタ9の閾値電圧Vtであり、これに上記オン抵抗などの電圧降下分が加わったもので、この所定電圧は垂直信号線ごとに多少ばらつく。
このばらつきをなくすために、図6(B)に示すように、時間T2でショートトランジスタ11のゲートに接続されている短絡制御線13に短絡パルスS13を印加する。このパルスが立ち上がると、隣接する垂直信号線間のショートトランジスタ11が一斉にオンし、これにより全ての垂直信号線4が同電位にイコライズされる。
その後、時間T3でスイッチパルスS12がオフし、時間T4で短絡パルスS13がオフすると、当該垂直信号線への所定電圧の供給が終了する。
図7(E)に、上記所定電圧の垂直信号線への供給を含む、画素信号読み出し時における垂直信号線の電圧変化を示す。なお、図7(A)に示す転送パルスTRS、図7(B)に示すリセットパルスRSTおよび図7(C)に示す選択パルスSELの供給制御、並びに、このときの図7(D)に示すFD部の電圧変化は、既に図2で説明したことから、ここでの説明は省略する。
図2(E)ではリセット電圧の出力期間T1〜T2より前の垂直信号線の電圧V0は電源電圧Vddであり、それとリセット読出電圧V11との差がΔVほどあり、この電圧変化に時間を要している。
これに対し図7(E)においては、電源電圧Vddとリセット読出電圧V11との差がΔV1であり、時間T1以前の垂直信号線の電圧V0が、上記電圧供給回路2B(図3参照)の働きにより所定電圧「Vdd−ΔV0」に予め設定されている。この場合、垂直信号線に予め供給する所定電圧V0(=Vdd−ΔV0)は、リセット読出電圧V11と同じか、同程度にすることが望ましい。リセット読出電圧V11は、図4に示す画素3において、リセットトランジスタ32、アンプトランジスタ33、これらとFD部36との結合容量、さらには、選択トランジスタ34などによって総合的に決まる電圧値であり、画素および製造プロセスの設計が終われば、シミュレーションなどによりリセット読出電圧V11をある程度予測することができる。このため、上記所定電圧V0の電圧降下成分である差電圧ΔV0が、このリセット読出電圧V11と同等となるように電圧供給回路の基本ユニット1を設計することが望ましい。図5の場合、主に電圧発生トランジスタ9の閾値電圧Vtの調整で、差電圧ΔV0をある程度変化することができる。
なお、図5において、電圧発生トランジスタ9、スイッチトランジスタ10およびその制御線12を省略した構成の採用も可能である。このような構成でも、前述した映像信号のノイズ低減に効果がある。
前述したように、初期状態をフローティングとした場合、垂直信号線の初期電圧が、1つ前の画素行で読み出しが終了した時での画素信号レベルに左右され、その結果、垂直信号線の初期電圧が画素行ごと、画素列ごとにばらつき、リセット電圧の出力期間が短いと、この初期電圧のばらつきが映像信号にとってノイズとなりやすい。
このノイズ低減は、電源発生の機能がなくても、少なくともショートトランジスタの機能を有すれば達成でき、これによって画素列ごとのばらつきを低減することが可能となる。この際の動作は、図6において、図6(A)の信号がない状態となる。
次に、電圧供給回路の他の構成例を述べる。
これらの構成例では、図3における基本ユニット1を他の構成の基本ユニットで置き換えることによって図3が適用できる。また、図7示す画素信号読み出しのタイミングおよび動作の基本は、以下の他の構成例でも基本的には同じである。このため、以下、図3および図7に関わる説明は適宜省略し、電圧供給回路の違いと、作用(所定電圧値またはイコライズ方法の違い)を中心に述べる。
<構成例2>
構成例2では、図5に示す構成例1の電圧発生トランジスタを複数設ける。
図8に、構成例2における基本ユニット1Aの回路図を示す。図8においては、図5で設けられていた電圧発生トランジスタ9とスイッチトランジスタ10との間に、もう1つ電圧発生トランジスタ14を設けている。本例で、2つの電圧発生トランジスタ9と14の閾値電圧Vtを同じとすると、垂直信号線4に供給される所定電圧V0は「電源電圧Vdd−2*Vt」程度となる。このため図7(E)において、差電圧ΔV0=2*Vtとなる。
構成例1では所定電圧V0を、より下げたい場合は電圧発生トランジスタ9の閾値電圧Vtを大きくする必要があり、このためだけに追加プロセス(イオン注入等)が必要になる可能性が高い。
一方で、図5と図4を比較すると、画素回路に比べ電圧供給回路の基本ユニット1は規模が小さく、垂直信号線4のピッチにより規定される電圧供給回路の形成領域に余裕がある。このため、本例のように電圧発生トランジスタの追加は容易である。
以上より、構成例2は、垂直信号線4のピッチを大きくすることなく、また、プロセスの追加を必要とすることなく、所定電圧V0を下げることができるという利点がある。
なお、追加するトランジス数に限定はなく2個以上の追加も可能である。また、同じ閾値電圧Vtの倍数では差電圧ΔV0の調整の自由度が限られ、より高精度に調整したい場合は、プロセスの追加が必要となるが、異なる閾値電圧の電圧発生トランジスタを設けることも可能である。
<構成例3>
構成例3は、イコライズのための変形例を示すものである。
図9に、図5の構成例1を変形した構成例3における基本ユニット1Bを示す。
この基本ユニット1Bにおいて、ショート用配線16を行方向の基本ユニット1Bで共通に設け、ショートトランジスタ11を隣接する垂直信号線4同士の接続ではなく、このショート用配線16と各垂直信号線4とを個別に接続するための制御に用いる。ショートトランジスタ11は、図5と同様に短絡制御線13(短絡パルスS13、図6(B)参照)により制御され、これらがオンすることにより、全ての垂直信号線4の電位がイコライズされる。
構成例3では、構成例1および2と比較すると配線スペースが余分に必要であるが、配線の抵抗がトランジスタのオン抵抗より低いため、イコライズ時に垂直信号線の電圧の安定度を高めることができる。なお、構成例3では、垂直信号線ピッチが増大することはない。
なお、この構成例3は、構成例1で述べたように電圧発生の機能を省略した構成にも、同様に適用できる。
<構成例4>
これまでの構成例では、全ての垂直信号線4に電圧供給回路の基本ユニットとして同じ回路が接続されていた。
これに対し、本構成例4においては、基本ユニットを垂直信号線に対し、1つおきに、2つおきに、あるいは、それ以上の個数おきに規則的に配置することができる。また、不規則な配置も可能であり、いずれにしても、基本ユニットが設けられた垂直信号線と、設けられていない垂直信号線との割合が所望の値であればよい。この割合は、リセット出力時に、垂直信号線4に供給する所定電圧V0の、電源電圧Vddとの差電圧ΔV0をどの程度の値にするかにより決められる。
この場合、垂直信号線4の複数のピッチに対応したスペースに1つの基本ユニットを配置することができ、面積をより縮小することが可能である。ただし、所定電圧V0の供給能力が低下する可能性があることから、この場合、垂直信号線4の電圧が所定電圧V0に安定するまでの時間は構成例1等より長くなる。しかし、この電圧安定の期間は、画素信号の読み出し速度を左右する期間(図7における時間T1〜T3)より前または後であるため、当該CMOSセンサの読み出し速度に影響を与えない。
以下の構成例5〜8は、異なる電圧レベルを供給する手段として、基本ユニットが複数の異なる構成を有する場合である。以下の説明では、電圧レベルの例として電源電圧Vddと基準電圧Vssの2レベルを示すが、他の電圧レベルであってもよく、さらに3レベル以上としてもよい。
<構成例5>
図10に、構成例5における基本ユニットの回路を示す。
構成例5では、図3に示す基本ユニット1が、ハイレベルを出力する第1ユニット1−1と、ローレベルを出力する第2ユニット1−2とを交互に配置することにより構成されたものである。
第1ユニット1−1は、電圧発生手段としての電圧発生トランジスタ55が電源電圧線15と垂直信号線4−1との間に接続され、スイッチトランジスタ(図5参照)を有していない。また、第2ユニット1−2は、電圧発生手段としての電圧発生トランジスタ56が基準電圧Vssと垂直信号線4−2との間に接続され、同様にスイッチトランジスタを有していない。
本構成例では、これらの第1ユニット1−1と第2ユニット1−2が交互に配置されている。電圧発生トランジスタ55はpMOSトランジスタからなり、そのゲートが第1の制御線52により制御される。このようにハイレベル側をpMOSトランジスタで構成すると、いわゆる「閾値落ち」がなく閾値電圧の影響を受けない電圧を垂直信号線4−1に供給することができる利点がある。
電圧発生トランジスタ56はnMOSトランジスタからなり、そのゲートが第2の制御線53により制御される。
ショートトランジスタ11は、図5と同様に、隣接する垂直信号線同士をショートするものであり、そのゲートが短絡制御線13により制御される。
図11は、構成例5の電圧供給回路の基本ユニットに関するタイミングチャートの例である。図11(A)に上記第1の制御線52に供給されるパルスS52を示し、図11(B)に上記第2の制御線53に供給されるパルスS53を示し、図11(C)に上記短絡制御線13に供給される短絡パルスS13を示す。図11(D)と図11(E)に、これらのパルス供給に応じた垂直信号線4−1と4−2の電圧変化を示す。ここで、各パルスS52、S53およびS13のハイレベルが電源電圧Vdd、ローレベルが基準電圧Vssである。
図11における時間T1より前の垂直信号線電圧は、電源電圧Vdd、基準電圧Vss、フローティング状態(不定)の何れであってもよい。図11は「不定」の場合を示している。
図11(A)および図11(B)に示すように時間T1で、第1の制御線52に供給されるパルスS52がハイレベルからローレベルに、第2の制御線53に供給されるパルスS53がローレベルからハイレベルに変化すると、pMOSトランジスタ55およびnMOSトランジスタ56が共にオンする。これにより図11(D)および図11(E)に示すように、垂直信号線4−1は電源電圧Vddに、垂直信号線4−2は基準電圧Vssになる。
図11(A)および図11(B)に示すように、時間T2で第1の制御線52のパルスS52および第2の制御線53のパルスS53がオフする。これにより、垂直信号線4−1および4−2はフローティング状態になる。
これと同時期に、短絡制御線13の短絡パルスS13がローレベルからハイレベルに変化する。これにより、垂直信号線4−1と垂直信号線4−2は電気的にショートされ、それぞれの配線の寄生容量が同じであれば、両方の垂直信号電圧、すなわち全ての垂直信号線の電圧が電源電圧Vddと基準電圧Vssの中間電圧である、「1/2*Vdd」に安定する。この電圧が図7(E)における所定電圧V0であり、この場合、電源電圧Vddとの差電圧ΔV0も「1/2*Vdd」である。
その後、時間T3で短絡パルスS13がオフすると、当該垂直信号線への所定電圧の供給が終了する。
<構成例6>
図12に、構成例6における基本ユニットの回路を示す。
構成例6では、図10に示す構成例5と比較すると、ハイレベルを出力する第1ユニット1−1Aの電圧発生トランジスタ58が、nMOSトランジスタとなっている。その他の構成は構成例5と同じである。
本構成例6は電圧供給回路および撮像部のトランジスタを全てnMOSトランジスタのみを構成できることから、これらを1つのウェル(pウェル)に形成でき、レイアウト設計が容易である。また、この場合、第1および第2のユニットで電圧発生トランジスタ58と56の制御線53を共通にすることができ、その分、電圧供給回路の占有面積が縮小できる。
動作タイミングは図11(B)〜図11(E)と同様である。ただし、制御線53に供給されるパルスS53のハイレベルの電圧が電源電圧Vddであっても、図11(E)の時間T2後に短絡パルスS13の立ち上がりまでに僅かな時間があると仮定すると、その間に垂直信号線4−1は電源電圧Vddまで上昇せず、その電圧が、いわゆる閾値落ちした「Vdd−Vt」で飽和する。その結果、短絡パルスS13の印加により得られる所定電圧V0は、図12に示すように、「1/2*(Vdd−Vt)」となる。
なお、第2ユニット1−2を用いず、第1ユニット1−1Aのみで電圧供給回路2B(図3参照)を形成することも可能である。この場合、構成例1と同様に、所定電圧V0は「Vdd−Vt」で安定する。
上記構成例5と6は、異なる電圧を発生する第1および第2ユニットを交互に配置し、当該異なる電圧をイコライズすることによって所望の電圧値を得ている。しかし、この構成で得られる電圧値には限りがある。つまり、構成例5では得られる電圧値は「1/2*Vdd」、構成例6で得られる電圧値は「1/2*(Vdd−Vt)」または「Vdd−Vt」と少ない。
そこで、この考え方を展開し、第1および第2ユニット数の比率を種々に変えると、より多くの所定電圧の発生が可能である。これに加え、基本ユニットの種類(発生させる電圧が異なる電圧発生トランジスタの種類)の数を3以上と増やすと、さらに発生できる所定電圧数が増える。複数種類の基本ユニットの配置は、イコライズのし易さを考慮すると規則的にすることが望ましいが、一部が不規則であってもよい。また、ランダムに配置しても、所定電圧の発生という目的は達成できる。
このために電圧供給回路が満たすべき条件は、「全ての垂直信号線の各々を複数の電圧レベルの何れかに設定する(複数種類の電圧発生トランジスタを有する)」ということである。この複数種類の電圧発生トランジスの集合を、「電圧レベル設定回路」と称する。
以下に具体的な例を一つだけ構成例7として示す。
<構成例7>
図13に、構成例7のCMOSイメージセンサを示す。
構成例7における電圧供給回路2B−1は、構成例5と同じ第1ユニット1−1を連続して2つ配置し、構成例5および6と同じ第2ユニット1−2をその隣に配置し、この配置が繰り返されている。他の構成は図3と同じである。
なお、図13では、左側の第1ユニット1−1に接続されている垂直信号線を符号「4−1」で表し、右側の第1ユニット1−1に接続されている垂直信号線を符号「4−2」で表し、第2ユニット1−2に接続されている垂直信号線を符号「4−3」で表している。
図14は、構成例7の電圧供給回路の基本ユニットに関するタイミングチャートの例である。なお、構成例7では、第1ユニットを構成例6と同じにすることもできる。ここでは第1ユニットを構成例5と同じとした図13について説明する。
パルス印加に関する動作タイミングは図11(A)〜図11(C)と同様である。図14(A)〜図14(C)は、垂直信号線4−1,4−2,4−3の電圧変化を示す。
電圧発生トランジスタへのパルス印加期間である時間T1〜T2では、図13の基本ユニットの配置に応じて垂直信号線4−1と4−2が電源電圧Vddとなり、垂直信号線4−3が基準電圧Vssとなる。このため、短絡パルスの印加時(時間T3)により、これらがイコライズされた後の電圧は「(Vdd+Vdd+Vss)/3=2/3*Vdd」となる。
構成例7によって所定電圧のバリエーションが1つ追加できた。このように、基本ユニットの種類およびその組み合わせ比率を種々変えることで、所定電圧の選択範囲が広がり、結果として、構成例1で述べたように、所定電圧V0をリセット読出電圧V11と同等にすることが容易になる。
<構成例8>
構成例5から7における、ショートトランジスタ11による垂直信号線の短絡を、構成例3の図9と同じ用に、ショート用配線16を介して行うことができる(構成例8)。
この構成例8では、構成例5〜7と比較すると配線スペースが余分に必要であるが、配線の抵抗がトランジスタのオン抵抗より低いため、イコライズ時に垂直信号線の電圧の安定度を高めることができる。なお、構成例8では、垂直信号線ピッチが増大することはない。
以上の構成例1〜8において、たとえば図7(E)に示す時間T4の後に、所定電圧V0の供給を行って、この電圧に各垂直信号線を固定しておいてもよい。また、所定電圧V0は「Vdd−ΔV0」と表したが、ここでいう電源電圧Vddとは、外部から供給される電源電圧であり、多電源を用いるデバイスの場合、電源電圧Vddから内部で生成した他のレベルの電源電圧をVddの代わりに用いてもよい。
本実施の形態によれば、個々の構成例で述べた利点に加え、電圧供給回路の基本ユニットの構成がトランジスタ数個で済み、基本ユニットに変更を加える場合も僅かに違うだけである。したがって、デバイスのパターン設計において、これらをユニット化してデータ登録し、必要な所定電圧に応じて必要な種類の基本ユニットを、必要な比率で配置するだけで電圧供給回路のパターン設計が終了する。また、基本ユニットの回路が簡素なためレイアウト設計も容易である。このため、デバイスの設計が容易で効率的である。また、基本的に画素回路と同じ(サイズは変更可)トランジスタで基本ユニットを形成できることから、デバイスの製造プロセスに修正が不要で、あっても軽微である。
通常、所望の所定電圧を精度よく得ようとすれば、オペアンプによって任意の電圧が発生できる回路を付属させなければならない。
これに対し、本実施の形態では、そのような複雑で規模が大きな回路を形成しなくても、上記構成例1〜8のように所定電圧の設定の自由度を比較的高くできる。このため、垂直信号線の電圧レベル変化に要する時間を短くして高速動作を実現する目的は十分達成できる。
また、本実施の形態の電圧供給回路は、オペアンプによる電圧発生回路と異なり、本回路を介して電源から流れた電流は全て垂直信号線を充電することに使われるため、低消費電力である。
以上より、設計および製造が容易で、占有面積が小さく、かつ、低消費電力な垂直信号線への電圧供給により、リセット電圧の読み出し時に垂直信号線の電圧が安定する時間を短くし、これによる高速動作が可能な撮像デバイスが実現可能である。
背景技術における画素の回路図である。 背景技術における画素信号の読み出し時のタイミングチャートである。 実施の形態におけるCMOSイメージセンサの主な構成をブロック図である。 画素の回路図である。 実施の形態の構成例1における電圧供給回路の基本ユニットの回路図である。 構成例1の基本ユニットの動作に関するタイミングチャートである。 各構成例に共通な画素信号読み出し時のタイミングチャートである。 構成例2における基本ユニットの回路図である。 構成例3における基本ユニットの回路図である。 構成例5における基本ユニットの回路図である。 構成例5の基本ユニットの動作に関するタイミングチャートである。 構成例6における基本ユニットの回路図である。 構成例7のCMOSイメージセンサを示すブロック図である。 構成例7の基本ユニットの動作に関するタイミングチャートである。
符号の説明
1,1A,1−1,1−2…電圧供給回路の基本ユニット、2…CMOSイメージセンサ、2A…撮像部、2B,2B−1…電圧供給回路、3…画素、4,4−1〜4−3…垂直信号線、5…転送線、6…リセット線、7…選択線、8…カラム処理回路、9…電圧発生トランジスタ、10…スイッチトランジスタ、11…ショートトランジスタ、12…スイッチ制御線、13…短絡制御線、15…電源電圧線、16…ショート用配線、31…転送トランジスタ、32…リセットトランジスタ、33…アンプトランジスタ、34…選択トランジスタ、35…フォトダイオード、36…フローティング・ディフュージョン、55,56,58…電圧発生トランジスタ、52,53…制御線、RST…リセットパルス、SEL…選択パルス、TRS…転送パルス、S13,S52,S53…パルス、V0…所定電圧、ΔV…差電圧、V10…リセット電圧、V11…リセット読出電圧

Claims (14)

  1. 画素がアレイ状に配置されている撮像部と、
    前記撮像部の画素列ごとに接続されている複数の垂直信号線と、
    前記複数の垂直信号線のうち、1以上の所定数の垂直信号線ごとに設けられ、入力した電源電圧から、該電源電圧と基準電圧との間の電圧を内部で発生し、発生した該電圧を対応する前記所定数の垂直信号線に供給する複数の電圧供給回路
    を有する撮像デバイス。
  2. 前記複数の電圧供給回路の各々は、隣接する前記垂直信号線の間の電気的接続を制御することで、全ての垂直信号線同士の電気的な接続と非接続とを切り替え可能な短絡回路を含む
    請求項1に記載の撮像デバイス。
  3. 前記電圧供給回路は、
    前記入力した電源電圧から該電源電圧より低い所定電圧を発生する電圧発生手段と、
    前記所定電圧の前記垂直信号線への供給を制御するスイッチと、
    を含む請求項1または2に記載の撮像デバイス。
  4. 前記電圧発生手段と前記スイッチとの縦続回路が、前記垂直信号線ごとに接続されている
    請求項3に記載の撮像デバイス。
  5. 前記電圧供給回路は、
    前記垂直信号線ごとに接続されている、前記電圧発生手段と前記スイッチとの縦続回路と、
    隣接する垂直信号線同士の電気的な接続と非接続とを切り替える短絡回路と、
    を含む請求項に記載の撮像デバイス。
  6. 前記電圧供給回路は、
    1本の垂直信号線に対して接続されている、前記電圧発生手段と前記スイッチとの縦続回路と、
    全ての垂直信号線の電気的な接続と非接続とを切り替える短絡回路と、
    を含み、
    前記撮像部内に、前記縦続回路が接続されている垂直信号線と、前記縦続回路が接続されていない垂直信号線との両方が所定の比率で配置されている
    請求項3に記載の撮像デバイス。
  7. 前記短絡回路は、隣接する2つの垂直信号線の間に接続され、該2つの垂直信号線の電気的な接続と非接続とを切り替えるスイッチを含む
    請求項2,5または6に記載の撮像デバイス。
  8. 前記短絡回路は、
    ショート用配線と、
    当該ショート用配線と前記垂直信号線との電気的な接続と非接続とを切り替えるスイッチと、
    を含む請求項2,5または6に記載の撮像デバイス。
  9. 前記電圧発生手段は、それぞれダイオード接続されている1以上の所定数のトランジスタを含む
    請求項3に記載の撮像デバイス。
  10. 前記電圧供給回路は、
    前記撮像部内で、対応する前記所定数の垂直信号線に複数の電圧レベルの何れかを設定する電圧レベル設定回路と、
    隣接する2つの前記垂直信号線の電気的な接続と非接続とを切り替える短絡回路と、
    を含む請求項1に記載の撮像デバイス。
  11. 前記短絡回路は、前記隣接する2つの垂直信号線の間に接続され、該2つの垂直信号線の電気的な接続と非接続とを切り替えるスイッチを含む
    請求項10に記載の撮像デバイス。
  12. 前記短絡回路は、
    ショート用配線と、
    当該ショート用配線と前記垂直信号線との電気的な接続と非接続とを切り替えるスイッチと、
    を含む請求項10に記載の撮像デバイス。
  13. 前記電圧供給回路が前記撮像部と同一の基板に形成され、
    画素内の複数のトランジスタと前記電圧供給回路内のトランジスタが共に絶縁ゲート型のトランジスタである
    請求項1に記載の撮像デバイス。
  14. 複数の垂直信号線と、
    行列状に配置された複数の画素を含み、該複数の画素の画素列に接続された前記垂直信号線にリセット電圧を出力し、該リセット電圧が出力された状態で前記垂直信号線に画素信号を読み出す撮像部と、
    を有し、
    前記リセット電圧が出力された状態の前記垂直信号線の電圧と同等となる所定電圧を内部で発生し、発生した前記所定電圧を、前記リセット電圧を出力するより前に予め垂直信号線に供給する電圧供給回路を、1以上の所定数の垂直信号線ごとに備える
    撮像デバイス。
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