JP4534583B2 - 血圧計用カフ - Google Patents

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Description

本発明は、血圧計用のカフに関し、特に、生体に対して流体袋を固定するための可撓性部材を備えた血圧計用カフに関する。
通常、血圧値の測定に際しては、生体内部に位置する動脈を圧迫するための流体袋を内包するカフを生体の体表面に巻き付け、巻き付けた流体袋を膨張・収縮させることによって動脈内に生じる動脈圧脈波の検出を行い、これによって血圧値の測定が行なわれる。ここで、カフとは、内腔を有する帯状の構造物であって生体の一部に巻き付けが可能なものを意味し、気体や液体等の流体を内腔に注入することによって上下肢の動脈圧測定に利用されるもののことを指す。したがって、カフは、流体袋とこの流体袋を生体に巻き付けるための巻付手段とを含めた概念を示す言葉であり、特に、腕に巻き付けられて装着されるカフは、腕帯あるいはマンシェットとも呼ばれる。
血圧計用のカフにあっては、流体袋が生体に対して確実に固定されるように、締付け帯が生体に対して確実に巻き付けられることが必要である。しかしながら、通常の血圧計用カフにあっては、巻き付け作業が被験者の手に委ねられているため、確実な巻き付けが必ずしも再現されるとは限らない。この確実な巻き付けが再現されない場合には、測定値にばらつきが生じ、精度よく安定的に血圧値を測定することが困難になる。
そこで、カフの確実な巻き付けが実現されるように、締付け帯内に流体袋に加えてカーラと呼ばれる可撓性部材を収容した構成の血圧計用カフが知られている(たとえば、特開2003−210423号公報(特許文献1)、特開昭61−238229号公報(特許文献2)等参照)。可撓性部材からなるカーラは、カフの環状形態を保持するためのものであり、流体袋の外側に位置するように環状に巻き回されることによってカフを径方向に弾性変形可能に構成している。このようなカーラを備えた血圧計用のカフにあっては、装着後においてカーラによって流体袋が生体に対して押し付けられて固定されるため、確実なカフの巻き付けが再現されるようになる。
しかしながら、一方で上述のカーラを備えた血圧計用カフにあっては、装着作業が非常に煩雑になるという問題を有していた。そこで、特開2002−209858号公報(特許文献3)に開示の血圧計用カフにあっては、環状に巻き回されたカーラの一端部を内側に巻き込むようにカーラの他端部を外側に延長することにより、装着作業時において延長されたカーラの他端部を腕に引っ掛け、その状態でカーラを大きく広げながら腕に巻き付ける装着動作を実現することにより、巻き付け作業の容易化が図られている。
特開2003−210423号公報 特開昭61−238229号公報 特開2002−209858号公報
ところが、上記特許文献3に開示の血圧計用カフとした場合にも、ユーザがその装着動作を正しく理解していない場合には、確実な巻き付け状態が再現されるとは限らない。また、ユーザが誤った装着動作をとった場合には、巻き付け作業が容易化するどころか逆に煩雑になってしまうおそれもある。巻き付け作業時においては、巻き付ける側の腕と反対側の手でカフを持つ必要があるが、その際の持ち方を誤れば容易にカーラを広げることができず、特に、力の弱い高齢者や子供、女性、あるいは、よりカーラを広げる力が必要となる上腕のサイズが大きいユーザにとっては、正しい装着動作を行なわない限り、巻き付け作業は著しく煩雑なものとなってしまう。
そこで、本発明は、上述の問題点を解決すべくなされたものであり、カフの巻き付け作業のさらなる容易化を図ることにより、ユーザに対して正しい装着動作を促し、結果として精度よく安定的に血圧値の測定が行なわれるようにすることを目的とするものである。
本発明の第1の局面に基づく血圧計用カフは、生体に巻き付けられることによって装着されるものであって、生体を圧迫するための流体袋と、上記流体袋の外側に環状に巻き回され、径方向に弾性変形可能に構成された可撓性部材と、上記流体袋と上記可撓性部材とを内包する袋状の締付け帯とを備える。上記可撓性部材は、非装着状態において、周方向における一端部が他端部の内側に入り込むように重なり合うオーバーラップ領域を有している。上記カフは、非装着状態において、上記可撓性部材の上記オーバーラップ領域と対向する領域あるいはこの対向領域よりも上記可撓性部材の上記一端部寄りの領域に対応する位置に、装着作業時に手で持つことで上記可撓性部材の上記他端部を生体に引っ掛けて上記可撓性部材を広げて当該カフを開けるべき箇所を有している。ここで、上記箇所を示す指標が、上記締付け帯の当該箇所に対応する部分の外表面上に設けられている。
このように構成することにより、可撓性部材の他端部を生体に引っ掛け、その状態で可撓性部材を大きく広げながら生体に巻き付ける装着動作において、ユーザが大きな曲げモーメントが得られる位置を適確に手で持つことが促されるようになるため、比較的弱い力でも可撓性部材を広げることが可能になり、装着作業時の操作性が飛躍的に向上する。このため、カフの確実な巻き付けが実現されるようになり、精度よく安定的に血圧値を測定することが可能になる。ここで、指標とは、装着作業時に持つべき箇所がそこであると認識される程度のものであればどのようなものをも含む。
本発明の第2の局面に基づく血圧計用カフは、生体に巻き付けられることによって装着されるものであって、生体を圧迫するための流体袋と、上記流体袋の外側に環状に巻き回され、周方向に一端部と他端部とを有し、径方向に弾性変形可能に構成された可撓性部材と、上記流体袋と上記可撓性部材とを内包する袋状の締付け帯とを備える。上記カフは、上記一端部から上記他端部に向かう周方向における上記可撓性部材の中央位置よりも上記一端部寄りの領域に対応する位置に、装着作業時に手で持つことで上記可撓性部材の上記他端部を生体に引っ掛けて上記可撓性部材を広げて当該カフを開けるべき箇所を有している。ここで、上記箇所を示す指標が、上記締付け帯の当該箇所に対応する部分の外表面上に設けられている。
このように構成することにより、可撓性部材の他端部を生体に引っ掛け、その状態で可撓性部材を大きく広げながら生体に巻き付ける装着動作において、ユーザが大きな曲げモーメントが得られる位置を適確に手で持つことが促されるようになるため、比較的弱い力でも可撓性部材を広げることが可能になり、装着作業時の操作性が飛躍的に向上する。このため、カフの確実な巻き付けが実現されるようになり、精度よく安定的に血圧値を測定することが可能になる。ここで、指標とは、装着作業時に持つべき箇所がそこであると認識される程度のものであればどのようなものをも含む。
本発明の第3の局面に基づく血圧計用カフは、生体に巻き付けられることによって装着される血圧計用のカフであって、生体を圧迫するための流体袋と、上記流体袋の外側に環状に巻き回され、周方向に一端部と他端部とを有し、径方向に弾性変形可能に構成された可撓性部材と、上記流体袋と上記可撓性部材とを内包する袋状の締付け帯とを備える。上記可撓性部材は、折り曲げ可能な折り曲げ部を有している。上記カフは、上記可撓性部材の上記折り曲げ部よりも上記可撓性部材の一端部寄りの領域に対応する位置に、装着作業時に手で持つことで上記可撓性部材の上記他端部を生体に引っ掛けて上記可撓性部材を広げて当該カフを開けるべき箇所を有している。ここで、上記箇所を示す指標が、上記締付け帯の当該箇所に対応する部分の外表面上に設けられている。
このように構成することにより、可撓性部材の他端部を生体に引っ掛け、その状態で可撓性部材を大きく広げながら生体に巻き付ける装着動作において、ユーザがカフの適確な位置を手で持つことが促されるようになるため、比較的弱い力でも可撓性部材を折り曲げ部を基点に大きく広げることが可能になり、装着作業時の操作性が飛躍的に向上する。このため、カフの確実な巻き付けが実現されるようになり、精度よく安定的に血圧値を測定することが可能になる。ここで、指標とは、装着作業時に持つべき箇所がそこであると認識される程度のものであればどのようなものをも含む。
上記本発明の第1ないし第3の局面に基づく血圧計用カフにあっては、上記指標が、上記締付け帯の外表面に張り付けられたシールにて構成されていることが好ましい。
このように、手で持つべき箇所を示す指標をシールにて構成することにより、安価にかつ確実に装着作業の改善が図られた血圧計用カフを提供することが可能になる。
上記本発明の第1ないし第3の局面に基づく血圧計用カフにあっては、上記指標が、上記締付け帯の外表面に取付けられた指掛け用部材にて構成されていることが好ましい。
このように、手で持つべき箇所を示す指標を指掛け用部材にて構成することにより、安価にかつ確実に装着作業の改善が図られた血圧計用カフを提供することが可能になる。ここで、指掛け用部材とは、上述のシールのようなものとは異なり、指を引っ掛けることが可能なものを意味し、このような指掛け部材を指標として用いることにより、装着作業時に指がすべることなく確実にカフを掴むことが可能になるため、さらなる作業性の向上が図られるようになる。
上記本発明の第1ないし第3の局面に基づく血圧計用カフにあっては、上記指掛け用部材が、表面に指を受け入れる凹部を有していることが好ましい。
このように、指掛け用部材の表面に凹部を設けることにより、指掛け用部材に指が確実にフィットするようになり、装着作業時に指がすべることなく確実にカフを掴むことが可能になるため、さらなる作業性の向上が図られるようになる。
上記本発明の第1ないし第3の局面に基づく血圧計用カフにあっては、上記凹部が、上記一端部から上記他端部に向かう上記可撓性部材の周方向と交差する方向に延在していることが好ましい。
このように、カフの表面において上記凹部をカフの延伸方向に対して斜めに設けることにより、適確な持ち方でカフを掴むことが促されるようになるため、装着作業時における作業性のさらなる向上が図られるようになる。
上記本発明の第1ないし第3の局面に基づく血圧計用カフにあっては、上記指掛け用部材が、指サック形状を有していることが好ましい。
このように、指掛け用部材を指サック形状とすることにより、確実に指掛け用部材に指が掛かるようになるため、装着作業時に指がすべることなく確実にカフを掴むことができるようになり、さらなる作業性の向上が図られるようになる。
上記本発明の第1ないし第3の局面に基づく血圧計用カフにあっては、上記指掛け用部材が、エラストマにて形成されていることが好ましい。
このように、指掛け用部材をエラストマにて形成することにより、指掛け用部材に指が確実にフィットするようになるため、さらなる作業性の向上が図られるようになる。
上記本発明の第1ないし第3の局面に基づく血圧計用カフにあっては、上記指標が、上記締付け帯の外表面に取付けられたグリップ部にて構成されていることが好ましい。
このように、手で持つべき箇所を示す指標をグリップ部にて構成することにより、安価にかつ確実に装着作業の改善が図られた血圧計用カフを提供することが可能になる。ここで、グリップ部とは、上述のシールや指掛け用部材とは異なり、手で把持することが可能なものを意味し、このようなグリップ部を指標として用いることにより、装着作業時に確実にカフを掴むことが可能になるため、さらなる作業性の向上が図られるようになる。
本発明によれば、カフの巻き付け作業が大幅に容易化し、ユーザに対して正しい装着動作を促すことが可能になるため、結果として精度よく安定的に血圧値の測定が行なえるようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における血圧計用カフの非装着時における外観図である。また、図2は、図1に示す血圧計用カフの非装着時における断面図である。
本実施の形態における血圧計用カフ100Aは、被験者の左手の上腕に被験者自らがカフを装着することを意図して設計されたものであり、図1および図2に示すように、左手の上腕を挿入するための挿入部Aと、挿入部Aに挿入された上腕に対してカフを締付け固定するための締付け部Bとを有している。カフ100Aの表面は、布製の袋状部材である締付け帯130によって覆われており、締付け帯130の内部には、上腕を圧迫するための流体袋である空気袋120と、空気袋120の外側に位置し、空気袋120を生体に対して押し付け固定するための可撓性部材であるカーラ110とが内包されている。
空気袋120は、内部に内腔121を有しており、この内腔121は、ニップル151を介してゴムチューブ152に接続されている。ゴムチューブ152は、図示しない血圧計本体に接続される。空気袋120の内腔121は、測定時において血圧計本体に内蔵された加圧ポンプおよび負圧ポンプ等によって加減圧され、これによって空気袋120が膨張/収縮する。
空気袋120の外側には、空気袋120を取り囲むようにカーラ110が環状に巻き回されて配置されている。カーラ110は、たとえばポリプロピレン等の樹脂部材に形成されており、自身の環状形態を保持するとともに、径方向に弾性変形可能で構成されている。カーラ110は、非装着時において、周方向における一端部111が周方向における他端部112の内側に入り込むように重なり合うオーバーラップ領域Cを有している。
上述の空気袋120およびカーラ110は、外布131および内布132を縫合することによって袋状に形成された締付け帯130の内部に収容されている。締付け帯130の外周面の所定位置には、上腕にカフ100Aを締付け固定する際の固定手段となる面ファスナ133が張り付けまたは縫い付けられている。
本実施の形態における血圧計用カフ100Aにあっては、非装着状態において、カーラ110のオーバーラップ領域Cと対向する領域Dおよびこの対向領域Dよりもカーラ110の一端部111寄りの領域に対応する位置の締付け帯130の外布131の表面に、装着作業時に手で持つべき箇所を示す指標となるシール141が貼付されている。図示する本実施の形態における血圧計用カフ100Aにあっては、カーラ110の対向領域Dの一端部111よりの箇所を跨ぐように、カフ100Aの表面にシール141が貼付されている。図1に示すように、このシール141は、カフ100Aの表面において、カフ100Aの長手方向と交差する方向に延在している。
このように構成することにより、装着作業時において手で持つべき箇所がシール141によって明示的に示されるようになる。このため、ユーザは、指標であるシール141を目印にして適確な装着動作をとることが可能になる。この結果、カフの巻き付け作業が大幅に容易化し、正しい装着状態が測定の都度再現されるようになるため、精度よく安定的に血圧値の測定が行なえるようになる。
図3ないし図5は、本実施の形態における血圧計用カフの装着手順を示す図である。また、図6は、上記手順に従って血圧計用カフが左手の上腕に装着された状態を示す斜視図である。以下においては、図3ないし図5を参照して、具体的な装着動作について手順ごとに説明するとともに、図6を参照して、適確な装着状態について説明する。
まず、図3に示すように、ユーザは、右手220を用いて血圧計用カフ100Aの側方を挟み込むように保持する。このとき、血圧計用カフ100Aの外周面に貼付されたシール141を目印に、右手220の親指によってシール141を覆い隠すようにカフ100Aの外周面に親指をあてがい、親指以外の残りの指をカフ100Aの内周面に添える。そして、カーラ110の他端部112を左手210の上腕の外側に引っ掛ける。
次に、図4に示すように、カーラ110の他端部112を左手210の上腕の外側に引っ掛けた状態を維持しつつ、右手220を図中矢印F方向に向かって引き上げることによりカーラ110を大きく広げてカフ100Aを開くとともに、右手220を図中矢印G方向に移動させてカーラ110の一端部111側に対応するカフ100Aの端部を左手210の上腕の内側に嵌め込むことによって、図5に示す状態とする。
以上の手順を経ることにより、カフ100Aの挿入部A内に左手210の上腕を挿入することが可能になるとともに、カーラ110の径方向における弾性保持力によって左手210の上腕にカフ100Aが適度な締付け力をもって固定されるようになる。つづいて、カフ100Aの締付け部Bを挿入部Aの上から左手210の上腕に巻き付け、上述の面ファスナ133を用いて締付け固定する。以上により、図6に示す如くの装着状態が実現される。
カーラ110の他端部112を上腕の外側に引っ掛けて装着する上記装着動作をとることにより、図6に示す装着状態においては、空気袋120の周方向および幅方向における中心位置が、左手210の上腕の動脈位置に対応した位置に配置されるようになる。この結果、空気袋120の適切な位置決めが自然と行なわれるようになるため、精度よく安定的に血圧値を測定することが可能になる。
以上において説明したように、本実施の形態における血圧計用カフ100Aにおいては、カーラ110のオーバーラップ領域Cと対向する領域Dおよびこの対向領域Dよりもカーラ110の一端部111寄りの領域に対応する位置の締付け帯130の外布131の表面に、装着作業時に手で持つべき箇所を示す指標となるシール141が貼付されているため、装着作業時においてこのシール141を目印にカフ100Aをユーザが持つように導くことが可能になり、大きな曲げモーメントが得られる位置を適確にユーザが持つように促すことができるようになる。したがって、装着作業時においてカーラ110を少ない力で大きく変形させることが可能になり、比較的弱い力でもカーラ110を広げることが可能になり、装着作業時の操作性が飛躍的に向上し、カフ100Aの確実な巻き付けが実現されるようになる。この結果、精度よく安定的に血圧値を測定することができるようになる。
図7は、本発明の実施の形態1における血圧計用カフの変形例を示す図であり、非装着時における断面図である。図7に示す血圧計用カフ100A′は、上述の血圧計用カフ100Aと異なり、カーラ110がオーバーラップ領域を有しておらず、非装着時においてカーラ110の周方向における一方端111と他方端112との間に隙間が設けられている。このように構成された血圧計用カフ100A′においても、上述の血圧計用カフ100Aと同様に、装着作業時においてカーラ110の他端部を腕に引っ掛け、その状態でカーラを大きく広げながら腕に巻き付ける装着動作を行なうことが可能である。
図7に示す構成の血圧計用カフ100A′とした場合には、装着作業時に手で持つべき箇所を示す指標となるシール141を、一端部111から他端部112に向かう周方向におけるカーラ110の中央位置Eよりも一端部111寄りの領域に対応する位置の締付け帯130の外布131の表面に貼付する。このような位置にシール141を貼付することにより、装着作業時において大きな曲げモーメントが得られる位置を適確にユーザが持つように促すことができるようになり、比較的弱い力でもカーラ110を広げることが可能になる。その結果、カフ100A′の確実な巻き付けが実現されるようになり、精度よく安定的に血圧値を測定することが可能になる。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2における血圧計用カフの非装着時における外観図である。また、図9は、図8に示す血圧計用カフにおいて、締付け帯の図示を省略した場合の血圧計用カフの側面図である。また、図10は、図8に示す血圧計用カフの非装着時における断面図である。本実施の形態における血圧計用カフ100Bは、上述の実施の形態1における血圧計用カフ100Aと同様に、被験者の左手の上腕に被験者自らがカフを装着することを意図して設計されたものである。このため、同一の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図8ないし図10に示すように、本実施の形態における血圧計用カフ100Bは、上述の実施の形態1における血圧計用カフ100Aと異なり、装着作業時に手で持つべき箇所を示す指標としてエラストマからなる指掛け用部材142を採用している。図9に示すように、指掛け用部材142は、カーラ110の外周面に接着等によって固定されており、この指掛け用部材142に対応する位置の締付け帯130の外布131は、指掛け用部材142の表面が露出するように切り欠かれている。
本実施の形態における血圧計用カフ100Bにあっては、上述の実施の形態1における血圧計用カフ100Aと同様に、非装着状態において、カーラ110のオーバーラップ領域Cと対向する領域Dおよびこの対向領域Dよりもカーラ110の一端部111寄りの領域に対応する位置のカフ100Bの表面に、装着作業時に手で持つべき箇所を示す指標となる指掛け用部材142が取付けられている。
指掛け用部材142は、右手の親指にフィットするように凹部142aを有している。このように、指掛け用部材142の表面に凹部142aを設けることにより、装着作業時に指がすべることなく確実にカフ100Bを掴むことが可能になる。また、この凹部142aは、カーラ110の一端部111から他端部112に向かうカーラ110の周方向(図9において矢印Xで示す方向)と交差する方向(図9中において破線180で示す方向)に延在している。このように、カフ100Bの表面において凹部142aをカフ100Bの延伸方向に対して斜めに設けることにより、適確な持ち方でカフを掴むことが促されるようになるため、装着作業時における作業性のさらなる向上が図られるようになる。
以上において説明した構成とすることにより、上述の実施の形態1における血圧計用カフ100Aと同様に、装着作業時において指掛け用部材142を目印にカフ100Bをユーザが持つように導くことが可能になり、大きな曲げモーメントが得られる位置を適確にユーザが持つように促すことができるようになる。したがって、装着作業時においてカーラ110を少ない力で大きく変形させることが可能になり、比較的弱い力でもカーラ110を広げることが可能になり、装着作業時の操作性が飛躍的に向上し、カフの確実な巻き付けが実現されるようになる。この結果、精度よく安定的に血圧値を測定することができるようになる。また、本実施の形態のように指標として指掛け用部材を採用した場合には、シールを用いた場合よりも指のすべりが防止されるため、さらなる装着作業の容易化が図られるようになる。
(実施の形態3)
図11は、本発明の実施の形態3における血圧計用カフの非装着時における外観図である。また、図12は、図11に示す血圧計用カフの非装着時における断面図である。本実施の形態における血圧計用カフ100Cは、上述の実施の形態1における血圧計用カフ100Aと同様に、被験者の左手の上腕に被験者自らがカフを装着することを意図して設計されたものである。このため、同一の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図11および図12に示すように、本実施の形態における血圧計用カフ100Cは、上述の実施の形態1における血圧計用カフ100Aと異なり、装着作業時に手で持つべき箇所を示す指標として指サック形状を有する指掛け用部材143を採用している。指掛け用部材143は、たとえば、締付け帯130の外布131の表面に縫合、接着等により取付けられる。
本実施の形態における血圧計用カフ100Cにあっては、上述の実施の形態1における血圧計用カフ100Aと同様に、非装着状態において、カーラ110のオーバーラップ領域Cと対向する領域Dおよびこの対向領域Dよりもカーラ110の一端部111寄りの領域に対応する位置のカフ100Cの表面に、装着作業時に手で持つべき箇所を示す指標となる指サック形状を有する指掛け用部材143が取付けられている。また、図11に示すように、この指サック形状を有する指掛け用部材143は、カフ100Cの表面において、カフ100Cの長手方向と交差する方向に延在している。
本実施の形態における血圧計用カフ100Cの如く、指掛け用部材143を指サック形状とすることにより、指掛け用部材143に指が確実に掛かるようになるため、装着作業時に指がすべることなく確実にカフ100Cを掴むことが可能になる。このように構成することにより、上述の実施の形態1における血圧計用カフ100Aと同様に、装着作業時において指掛け用部材143を目印にカフ100Cをユーザが持つように導くことが可能になり、大きな曲げモーメントが得られる位置を適確にユーザが持つように促すことができるようになる。したがって、装着作業時においてカーラ110を少ない力で大きく変形させることが可能になり、比較的弱い力でもカーラ110を広げることが可能になり、装着作業時の操作性が飛躍的に向上し、カフの確実な巻き付けが実現されるようになる。この結果、精度よく安定的に血圧値を測定することができるようになる。また、本実施の形態のように指標として指掛け用部材を採用した場合には、シールを用いた場合よりも指のすべりが防止されるため、さらなる装着作業の容易化が図られるようになる。
(実施の形態4)
図13は、本発明の実施の形態4における血圧計用カフの非装着時における外観図である。また、図14は、図13に示す血圧計用カフの非装着時における断面図であり、図15は、図14中に示すXV−XV線に沿った断面図である。本実施の形態における血圧計用カフ100Dは、上述の実施の形態1における血圧計用カフ100Aと同様に、被験者の左手の上腕に被験者自らがカフを装着することを意図して設計されたものである。このため、同一の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図13ないし図15に示すように、本実施の形態における血圧計用カフ100Dは、上述の実施の形態1における血圧計用カフ100Aと異なり、装着作業時に手で持つべき箇所を示す指標としてグリップ部144を採用している。図14および図15に示すように、グリップ部144は、カーラ110の外周面に固定手段である平ビス144bによって固定されている。グリップ部144は、右手の親指以外の4本の指が差し込み可能な開口部144aを有している。
本実施の形態における血圧計用カフ100Dにあっては、上述の実施の形態1における血圧計用カフ100Aと同様に、非装着状態において、カーラ110のオーバーラップ領域Cと対向する領域Dおよびこの対向領域Dよりもカーラ110の一端部111寄りの領域に対応する位置のカフ100Dの表面に、装着作業時に手で持つべき箇所を示す指標となるグリップ部144が取付けられている。
このように構成することにより、装着作業時において手で持つべき箇所がグリップ部144によって明示的に示されるようになる。このため、ユーザは、指標であるグリップ部144を把持することによって適確な装着動作をとることが可能になる。この結果、カフの巻き付け作業が大幅に容易化し、正しい装着状態が測定の都度再現されるようになるため、精度よく安定的に血圧値の測定が行なえるようになる。
図16ないし図18は、本実施の形態における血圧計用カフの装着手順を示す図である。また、図19は、上記手順に従って血圧計用カフが左手の上腕に装着された状態を示す斜視図である。以下においては、図16ないし図18を参照して、具体的な装着動作について手順ごとに説明するとともに、図19を参照して、適確な装着状態について説明する。
まず、図16に示すように、ユーザは、右手220を用いて血圧計用カフ100Dの表面に取付けられたグリップ部144の開口部144aに親指以外の4本の指を挿入することによってグリップ部144を把持する。そして、カーラ110の他端部112を左手210の上腕の外側に引っ掛ける。
次に、図17に示すように、カーラ110の他端部112を左手210の上腕の外側に引っ掛けた状態を維持しつつ、右手220を図中矢印F方向に向かって引き上げることによりカーラ110を大きく広げてカフ100Dを開くとともに、右手220を図中矢印G方向に移動させてカーラ110の一端部111側に対応するカフ100Dの端部を左手210の上腕の内側に嵌め込むことによって、図18に示す状態とする。
以上の手順を経ることにより、カフ100Dの挿入部A内に左手210の上腕を挿入することが可能になるとともに、カーラ110の径方向における弾性保持力によって左手210の上腕にカフ100Dが適度な締付け力をもって固定されるようになる。つづいて、カフ100Dの締付け部Bを挿入部Aの上から左手210の上腕に巻き付け、上述の面ファスナ133を用いて締付け固定する。以上により、図19に示す如くの装着状態が実現される。
また、上記本実施の形態の如くの血圧計用カフ100Dにあっては、上記装着動作の他にも、以下に示す如くの装着動作をとることが可能である。図20ないし図22は、本実施の形態における血圧計用カフの他の装着手順を示す図である。
まず、図20に示すように、ユーザは、右手220を用いて血圧計用カフ100Dの表面に取付けられたグリップ部144の開口部144aに親指以外の4本の指を挿入し、カフ100Dの外周面に右手220の掌が面すように右手220をカフ100Dにあてがう。そして、カーラ110の他端部112を左手210の上腕の外側に引っ掛ける。
次に、図21に示すように、カーラ110の他端部112を左手210の上腕の外側に引っ掛けた状態を維持しつつ、右手220を図中矢印F方向に向かって引き上げることによりカーラ110を大きく広げてカフ100Dを開くとともに、右手220を図中矢印G方向に移動させてカーラ110の一端部111側に対応するカフ100Dの端部を左手210の上腕の内側に嵌め込むことによって、図18に示す状態とする。
以上の手順を経ることにより、カフ100Dの挿入部A内に左手210の上腕を挿入することが可能になるとともに、カーラ110の径方向における弾性保持力によって左手210の上腕にカフ100Dが適度な締付け力をもって固定されるようになる。つづいて、カフ100Dの締付け部Bを挿入部Aの上から左手210の上腕に巻き付け、上述の面ファスナ133を用いて締付け固定する。以上により、図19に示す如くの装着状態が実現される。
カーラ110の他端部112を上腕の外側に引っ掛けて装着する上述のいずれかの装着動作をとることにより、図19に示す装着状態においては、空気袋120の周方向および幅方向における中心位置が、左手210の上腕の動脈位置に対応した位置に配置されるようになる。この結果、空気袋120の適切な位置決めが自然と行なわれるようになるため、精度よく安定的に血圧値を測定することが可能になる。
以上において説明したように、本実施の形態における血圧計用カフ100Dにおいては、カーラ110のオーバーラップ領域Cと対向する領域Dおよびこの対向領域Dよりもカーラ110の一端部111寄りの領域に対応する位置の締付け帯130の外布131の表面に、装着作業時に手で持つべき箇所を示す指標となるグリップ部144が設けられているため、装着作業時においてユーザがこのグリップ部144を把持するように導くことが可能になり、大きな曲げモーメントが得られる位置を適確にユーザが持つように促すことができる。したがって、装着作業時においてカーラ110を少ない力で大きく変形させることが可能になり、比較的弱い力でもカーラ110を広げることが可能になり、装着作業時の操作性が飛躍的に向上し、カフの確実な巻き付けが実現されるようになる。この結果、精度よく安定的に血圧値を測定することができるようになる。
(実施の形態5)
図23は、本発明の実施の形態5における血圧計用カフの非装着時における断面図である。本実施の形態における血圧計用カフ100Eは、上述の実施の形態4における血圧計用カフ100Dと同様に、被験者の左手の上腕に被験者自らがカフを装着することを意図して設計されたものである。このため、同一の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図23に示すように、本実施の形態における血圧計用カフ100Eは、上述の実施の形態4における血圧計用カフ100Dと同様に、装着作業時に手で持つべき箇所を示す指標としてグリップ部144をカフ100Eの表面に有している。一方、本実施の形態における血圧計用カフ100Eにおいては、上述の実施の形態4における血圧計用カフ100Dと異なり、カーラ110のグリップ部144が設けられた部位よりも他端部112側の所定位置に、折り曲げ部113を有している。すなわち、グリップ部144は、カーラ110の周方向において折り曲げ部113よりも一端部111側に位置している。この折り曲げ部113は、カーラ110の他の部位よりも容易に折り曲げ可能に構成された部位であり、本実施の形態における血計用カフ100Eにおいては、カーラ110の外周面に切り込みを設けることによって折り曲げ部113が構成されている。
図24および図25は、本実施の形態における血圧計用カフの装着手順を示す図である。以下においては、図24および図25を参照して、具体的な装着動作について手順ごとに説明する。
まず、図24に示すように、ユーザは、右手220を用いて血圧計用カフ100Eの表面に取付けられたグリップ部144の開口部144aに親指以外の4本の指を挿入することによってグリップ部144を把持する。そして、カーラ110の他端部112を左手210の上腕の外側に引っ掛ける。この際、グリップ部144に小さい力を加えるのみによってカーラ110が折り曲げ部113を基点に大きく折れ曲がり、結果として図示するようにカフ100Eが大きく開くようになる。
次に、図25に示すように、カーラ110の他端部112を左手210の上腕の外側に引っ掛けた状態を維持しつつ、右手220を図中矢印H方向に向かって押し下げることにより、カフ100Eの端部を左手210の上腕の内側に嵌め込む。
以上の手順を経ることにより、カフ100Eの挿入部A内に左手210の上腕を挿入することが可能になるとともに、カーラ110の径方向における弾性保持力によって左手210の上腕にカフ100Eが適度な締付け力をもって固定されるようになる。つづいて、カフ100Eの締付け部Bを挿入部Aの上から左手210の上腕に巻き付け、上述の面ファスナ133を用いて締付け固定する。以上により、上述の実施の形態4において示した図19の如くの装着状態と同様の装着状態が実現される。
このように構成することにより、装着作業時において手で持つべき箇所がグリップ部144によって明示的に示されるようになるため、ユーザは、指標であるグリップ部144を把持することによって適確な装着動作をとることが可能になる。また、加えて、折り曲げ部113は、上述のようにカーラ110の他の部位よりも容易に折れ曲がる部位であるため、カーラ110の他端部112を左手の上腕の外側部分に引っ掛けた際に、小さい力でカーラ110を大きく広げることが可能になる。この結果、カフの巻き付け作業が大幅に容易化し、正しい装着状態が測定の都度再現されるようになるため、精度よく安定的に血圧値の測定が行なえるようになる。
なお、折り曲げ部113としては、種々の構成が採用可能である。たとえば、上述のようにカーラ110に切り込みを設けて薄肉部を形成することによって折り曲げ部113を構成してもよいし、カーラ110の幅方向に切り欠き部を設けて折り曲げ部113を構成してもよい。あるいは、カーラ110を2分割し、これらをバネ等の弾性体にて接続する構成としてもよいし、特にカーラ110には加工を施さず、グリップ部144をカーラ110よりも剛性の大きい部材にて形成し、グリップ部144のカーラ110への取付部の縁によってカーラ110が局所的に折り曲げられるように設計することにより、折り曲げ部113を構成してもよい。いずれにせよ折り曲げ部113としては、折り曲げた状態からもとの環状形態に復帰しようとする復元力を有していることが必要である。
上述の実施の形態1ないし5にあっては、指標としてシールや指掛け用部材、グリップ部等を例示して説明を行なったが、特にこれに限定されるものではない。たとえば、締付け帯の表面に他の領域とは異なる着色を付したり、他の布材を縫合によって縫い付けたりすることによって指標を形成することも可能である。このように、装着作業時にユーザが持つべき箇所がそこであると理解される程度のものであればどのような指標を採用してもよい。
また、上述の実施の形態1ないし4においては、図2、図10、図12および図14に示すように、カーラ110のオーバーラップ領域Cと対向する領域Dおよびこの対向領域Dよりもカーラ110の一端部111寄りの領域に対応する位置のカフの表面に、装着作業時に手で持つべき箇所を示す指標となるシール141、指掛け用部材142、143およびグリップ部144を設けた場合をそれぞれ例示して説明を行なったが、指標となるシール141、指掛け用部材142、143およびグリップ部144が、カーラ110のオーバーラップ領域Cと対向する領域Dに対応する位置の締付け帯の130の外布131の表面にのみそれぞれ設けられていてもよいし、あるいはこの対向領域Dよりもカーラ110の一端部111寄りの領域に対応する位置の締付け帯130の外布131の表面にのみそれぞれ設けられていてもよい。また、指標となるシール141、指掛け用部材142、143およびグリップ部144は、一端部111から他端部112に向かうカーラ110の周方向における中央位置E(図2、図10、図12および図14参照)よりも一端部111寄りの領域に対応する位置の締付け帯130の外布131の表面に設けられていることがより好適である。この範囲にシール141、指掛け用部材142、143およびグリップ部144を設けることにより、装着作業時に大きな曲げモーメントが確実に得られるようになるため、さらに容易にカーラ110を変形させることが可能になり、巻き付け作業のさらなる容易化が図られる。
また、上述の実施の形態2ないし5においては、カーラとして、非装着状態において周方向における一端部と他端部とが重なり合うオーバーラップ領域を有するものを例示して説明を行なったが、必ずしも一端部と他端部とがオーバーラップしている必要はなく、上述の実施の形態1において変形例として示した血圧系用カフ100A′(図7参照)のように、非装着状態において周方向において一端部と他端部との間に腕挿入用の隙間が設けられているものにも本発明は適用が可能である。
また、上述の実施の形態1ないし5においては、左手の上腕に巻き付けることを意図して設計された血圧計用カフを例示して説明を行なったが、右手の上腕に巻き付けるように設計することも可能であるし、上腕に限らず、前腕や手首、下肢等に巻き付けるように設計することも当然に可能である。
このように、今回開示した上記各実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施の形態1における血圧計用カフの非装着時における外観図である。 本発明の実施の形態1における血圧計用カフの非装着時における断面図である。 本発明の実施の形態1における血圧計用カフの装着手順を示す図である。 本発明の実施の形態1における血圧計用カフの装着手順を示す図である。 本発明の実施の形態1における血圧計用カフの装着手順を示す図である。 本発明の実施の形態1における血圧計用カフを装着した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における血圧計用カフの変形例を示す図であり、非装着時における断面図である。 本発明の実施の形態2における血圧計用カフの非装着時における外観図である。 本発明の実施の形態2における血圧計用カフにおいて、締付け帯を取外した状態における平面図である。 本発明の実施の形態2における血圧計用カフの非装着時における断面図である。 本発明の実施の形態3における血圧計用カフの非装着時における外観図である。 本発明の実施の形態3における血圧計用カフの非装着時における断面図である。 本発明の実施の形態4における血圧計用カフの非装着時における外観図である。 本発明の実施の形態4における血圧計用カフの非装着時における断面図である。 本発明の実施の形態4における血圧計用カフの図14中におけるXV−XV線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態4における血圧計用カフの装着手順を示す図である。 本発明の実施の形態4における血圧計用カフの装着手順を示す図である。 本発明の実施の形態4における血圧計用カフの装着手順を示す図である。 本発明の実施の形態4における血圧計用カフを装着した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4における血圧計用カフの他の装着手順を示す図である。 本発明の実施の形態4における血圧計用カフの他の装着手順を示す図である。 本発明の実施の形態4における血圧計用カフの他の装着手順を示す図である。 本発明の実施の形態5における血圧計用カフの非装着時における断面図である。 本発明の実施の形態5における血圧計用カフの装着手順を示す図である。 本発明の実施の形態5における血圧計用カフの装着手順を示す図である。
符号の説明
100A〜100E,100A′ 血圧計用カフ、110 カーラ、111 一端部、112 他端部、113 折り曲げ部、120 空気袋、121 内腔、130 締付け帯、131 外布、132 内布、133 面ファスナ、141 シール、142,143 指掛け用部材、142a 凹部、144 グリップ部、144a 開口部、144b 平ビス、151 ニップル、152 ゴムチューブ、210 左手、220 右手、A 挿入部、B 締付け部、C オーバーラップ領域、D 対向領域、E 中央位置。

Claims (10)

  1. 生体に巻き付けられることによって装着される血圧計用のカフであって、
    生体を圧迫するための流体袋と、
    前記流体袋の外側に環状に巻き回され、径方向に弾性変形可能に構成された可撓性部材と、
    前記流体袋と前記可撓性部材とを内包する袋状の締付け帯とを備え、
    前記可撓性部材は、非装着状態において、周方向における一端部が他端部の内側に入り込むように重なり合うオーバーラップ領域を有し、
    前記カフは、非装着状態において、記可撓性部材の前記オーバーラップ領域と対向する領域あるいは当該対向領域よりも前記可撓性部材の前記一端部寄りの領域に対応する位置に、装着作業時に手で持つことで前記可撓性部材の前記他端部を生体に引っ掛けて前記可撓性部材を広げて当該カフを開けるべき箇所を有し、
    前記箇所を示す指標が、前記締付け帯の当該箇所に対応する部分の外表面上に設けられている、血圧計用カフ。
  2. 生体に巻き付けられることによって装着される血圧計用のカフであって、
    生体を圧迫するための流体袋と、
    前記流体袋の外側に環状に巻き回され、周方向に一端部と他端部とを有し、径方向に弾性変形可能に構成された可撓性部材と、
    前記流体袋と前記可撓性部材とを内包する袋状の締付け帯とを備え、
    前記カフは、前記一端部から前記他端部に向かう周方向における前記可撓性部材の中央位置よりも前記一端部寄りの領域に対応する位置に、装着作業時に手で持つことで前記可撓性部材の前記他端部を生体に引っ掛けて前記可撓性部材を広げて当該カフを開けるべき箇所を有し、
    前記箇所を示す指標が、前記締付け帯の当該箇所に対応する部分の外表面上に設けられている、血圧計用カフ。
  3. 生体に巻き付けられることによって装着される血圧計用のカフであって、
    生体を圧迫するための流体袋と、
    前記流体袋の外側に環状に巻き回され、周方向に一端部と他端部とを有し、径方向に弾性変形可能に構成された可撓性部材と、
    前記流体袋と前記可撓性部材とを内包する袋状の締付け帯とを備え、
    前記可撓性部材は、折り曲げ可能な折り曲げ部を有し、
    前記カフは、前記可撓性部材の前記折り曲げ部よりも前記可撓性部材の一端部寄りの領域に対応する位置に、装着作業時に手で持つことで前記可撓性部材の前記他端部を生体に引っ掛けて前記可撓性部材を広げて当該カフを開けるべき箇所を有し、
    前記箇所を示す指標が、前記締付け帯の当該箇所に対応する部分の外表面上に設けられている、血圧計用カフ。
  4. 前記指標は、前記締付け帯の外表面に張り付けられたシールからなる、請求項1から3のいずれかに記載の血圧計用カフ。
  5. 前記指標は、前記締付け帯の外表面に取付けられた指掛け用部材からなる、請求項1から3のいずれかに記載の血圧計用カフ。
  6. 前記指掛け用部材は、表面に指を受け入れる凹部を有している、請求項5に記載の血圧計用カフ。
  7. 前記凹部は、前記一端部から前記他端部に向かう前記可撓性部材の周方向と交差する方向に延在している、請求項6に記載の血圧計用カフ。
  8. 前記指掛け用部材は、指サック形状を有している、請求項5に記載の血圧計用カフ。
  9. 前記指掛け用部材は、エラストマにて形成されている、請求項5から8のいずれかに記載の血圧計用カフ。
  10. 前記指標は、前記締付け帯の外表面に取付けられたグリップ部からなる、請求項1から3のいずれかに記載の血圧計用カフ。
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