JP4237194B2 - 血圧計用腕帯 - Google Patents
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Description
このため、上記のおっくうな作業を改善することなどを目的として、様々な技術が開発されてきた。
たとえば、特許文献1には、空気袋と、この空気袋の外側に配置されて自身の環状形態を保持するための弾性板とを内部に有し、前記弾性板は、その腕軸方向の厚さを部分的に薄くした薄肉部分を有することを特徴とする血圧計の腕帯の技術が開示されている。
この技術によれば、薄肉部分によって、弾性板(腕帯)がねじれ易くなり、ストレートな腕や先細りの腕等のあらゆる形状の腕にフィットし易くなる。
この技術によれば、モータやクラッチ等の複雑な機構を必要とせず、簡便な構成でモータより応答性のよい締付動作を行うことができ、血圧の小型化及び軽量化に寄与することができる。
また、上記腕帯は、弾性板に腕軸方向の厚さを部分的に薄くした薄肉部分を形成することにより、様々な形状の腕に対するフィット性を向上させようとしている。ただし、これを実現するには、一般的に、弾性板が十分な可撓性を有している必要があると考えられるが、弾性板が十分な可撓性を有する構造とすると、弾性板が容易に変形してしまい、腕を挿入する際、弾性板を拡開状態に維持したり、血圧測定後に、弾性体を開いて腕を取り外さなければならず、操作性が低下するといった問題があった。
このようにすると、可撓性腕帯の締付け状態が解除されると、弾性体の復元力によって可撓性腕帯が確実かつ自動的に開かれるので、血圧測定後、可撓性腕帯から腕を容易かつ迅速に抜くことができる。また、可撓性腕帯の締付け状態が解除されているとき、弾性体の復元力によって可撓性腕帯が大きく開かれた状態に維持されるので、腕を容易に可撓性腕帯に挿入することができる。
さらに、弾性体として、布状、帯状又は紐状の少なくともいずれかの弾性体を用いることにより、可撓性腕帯を腕に締め付ける際、弾性体がフレキシブルに変形するので、フィット感を損なうといった不具合を回避することができる。また、腕帯の可撓性を妨げることもないので、様々な腕形状に追随することができ、たとえば、筋肉質の腕であっても、空気袋による腕の圧迫が均一に行われ、精度よく血圧を測定することができる。
このようにすると、可撓性腕帯と弾性体がほぼ円筒形の環状体となるので、形状を単純化できるとともに、可撓性腕帯の腕形状に対する追随性が向上し、さらに、締付手段の締付け力を可撓性腕帯の上端部や下端部にも作用させることができるので、フィット性をさらに向上させることができる。
このようにすると、可撓性腕帯を生体の一部に容易に締め付けることができ、さらに、可撓性腕帯を締め付ける際、可撓性腕帯の円周方向全体から締め付けることができるので、使用者にとって違和感なく腕への締付けを行うことができる。
このようにすると、可撓性腕帯の締付け状態が解除されているとき、可撓性腕帯の一端が他端の内側に巻き込まれた状態が維持されるので、可撓性腕帯に腕を挿入する際の操作性を向上させることができる。
以下、本発明の血圧計用腕帯の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の血圧計用腕帯の一実施形態の概略斜視図を示している。
同図において、血圧計用腕帯1は、可撓性腕帯11、締付手段3及び布状弾性体2などを備えている。
図2は、本発明の血圧計用腕帯の一実施形態にかかる、可撓性腕帯及び布状弾性体を説明するための概略斜視図を示している。
また、図3は、図2の上面図であり、(a)は最大直径Dの状態における概略図を示しており、(b)は測定可能直径dの状態における概略図を示している。なお、図3では、布状弾性体2の構造を理解しやすいように、内側端部111と外側端部112の間に隙間を設けて、図示してある。
図2,3において、可撓性腕帯11(一般的に、カフと呼称される。)は、可撓性を有する樹脂製のシートからなり、内側端部111に外側端部112を巻き付けるように重ねた状態で、最大直径D以上の円筒状に湾曲・形成されている。また、可撓性腕帯11は、内側端部111と外側端部112が、布状弾性体2によって連結されている。なお、最大直径Dは、可撓性腕帯11に腕(図示せず)を挿入する際の直径であり、締付手段3によって設定される。
さらに、可撓性腕帯11は、内面に、円筒状の空気袋12が貼り付けられている。この空気袋12は、腕方向にパイプ121が突設されており、血圧を測定する際には、パイプ121を介して空気が送圧される。
布状弾性体2は、全方向に伸びるとともに、伸びた状態から元の形状に復元する折り曲げ自在な織布(たとえば、2WAY生地)からなっており、腕方向に長いほぼ矩形状に形成されている。この布状弾性体2は、一方の端部が、縫い付け、接着又は溶着などによって、可撓性腕帯11の内側端部111の表面に取り付けられ、他方の端部が、同じく縫い付け、接着又は溶着などによって、可撓性腕帯11の外側端部112の裏面に取り付けられている。
なお、布状弾性体2の取り付け位置は、上記位置に限定されるものではなく、たとえば、布状弾性体2の各端部を、内側端部111側の端縁及び外側端部112側の端縁に取り付けてもよい。
また、布状弾性体2は、腕が挿入された状態で、締付手段3により締め付けられると、図3(b)に示すように周方向に伸びて、可撓性腕帯11が測定可能直径d(d<D)の円筒状となる。なお、布状弾性体2は、可撓性腕帯11が測定可能最小直径d´(図示せず)の円筒状となるまで、伸びることができる。
本実施形態の締付手段3は、締付用ベルトとしてのベルト31、金具32、面ファスナー33及び取手34とからなっている。ベルト31は、折り曲げ自在な布製のベルトであり、可撓性腕帯11に巻かれた状態で、可撓性腕帯11から抜けないように、一部が可撓性腕帯11に縫い付けられている。また、このベルト31は、一方の端部に、他方の端部が挿入される矩形環状の金具32が取り付けられ、他方の端部及び測定可能直径dに対応する位置の表面に、固定手段としての面ファスナー33が配設されている。さらに、他方の先端部には、金具32と係止する取手34が取り付けられている。
まず、本実施形態の血圧計用腕帯1は、布状弾性体2の復元力、可撓性腕帯11の剛性及び締付手段3によって、可撓性腕帯11が最大直径Dまで拡開された状態に維持されている。このため、血圧を測定する血圧計用腕帯1の使用者は、十分拡開された可撓性腕帯11に、測定に使用する方の腕を容易に挿入することができる。
続いて、使用者は、空気袋12から左腕を取り出し、血圧計用腕帯1をもとの場所にもどし、血圧測定を終了する。
例えば、上記実施形態では、締付手段3は、上記構成に限定されるものではなく、たとえば、様々な締付機構及び保持機構を有する締付手段を使用することができる。
2 布状弾性体
3 締付手段
11 可撓性腕帯
12 空気袋
31 ベルト
32 金具
33 面ファスナー
34 取手
111 内側端部
112 外側端部
Claims (6)
- 空気袋と、該空気袋の外側に配置された可撓性腕帯とを有する血圧計用腕帯において、
前記可撓性腕帯の一端が他端の内側に巻き込まれており、
前記可撓性腕帯の一端と他端が、該可撓性腕帯を開放方向に付勢する布状、帯状又は紐状の少なくともいずれかの弾性体によって連結されていることを特徴とする血圧計用腕帯。 - 前記弾性体が、前記可撓性腕帯とほぼ同じ幅を有することを特徴とする請求項1に記載の血圧計用腕帯。
- 前記可撓性腕帯の一端が他端の内側に巻き込まれた状態を保持する固定手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の血圧計用腕帯。
- 前記可撓性腕帯を生体の一部に締め付ける締付手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の血圧計用腕帯。
- 前記締付手段が、前記可撓性腕帯の外周に巻かれた状態で設けられた締付用ベルトを備えていることを特徴とする請求項4に記載の血圧計用腕帯。
- 前記締付手段が、前記可撓性腕帯の一端が他端の内側に巻き込まれた状態を維持することを特徴とする請求項5に記載の血圧計用腕帯。
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