JPH0515284Y2 - - Google Patents

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JPH0515284Y2
JPH0515284Y2 JP1987170675U JP17067587U JPH0515284Y2 JP H0515284 Y2 JPH0515284 Y2 JP H0515284Y2 JP 1987170675 U JP1987170675 U JP 1987170675U JP 17067587 U JP17067587 U JP 17067587U JP H0515284 Y2 JPH0515284 Y2 JP H0515284Y2
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arm
cuff
arm cuff
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は腕帯に関するものであり、例えばコロ
トコフ音を検出して血圧測定を行なう血圧計で使
用される腕帯に関するものである。
[従来の技術及びその問題点] 従来の血圧計に用いられている腕帯は、第5図
に示すように袋状部1の一端に金属環2を縫い付
けてこの金属環2の中を袋状部1の他端を挿通し
た後に、金属環2で折り返しマジツクフアスナの
フクツ面3にマジツクフアスナのループ面4を掛
合する構成のものが一般的である。
この腕帯は腕部への装着をする時に、腕が通る
様に一度拡げておき、次に腕を通してから端部5
を血圧測定をしない方の手で引張り腕部に密着さ
せ、最後に袋状部1全体がたるまない様に注意を
払つてループ面4をフツク面3に掛合して装着す
るようになつている。
このために腕帯全体が端部5を引張る時に回転
してしまう不具合があり、聴診方式の血圧計でコ
ロトコフ音を検出する場合に用いられるマイクロ
フオン6を動脈の検出部分へ位置合わせすること
がかなり困難であり、熟練を要している。さら
に、腕帯を腕部に密着させるための巻き方の度合
で血圧測定値は微妙に影響を受けることが知られ
ているが、従来の腕帯では常に一定な巻き方の度
合を得ることは困難である。
また、被血圧測定者の腕の周長が小さい場合に
は空気袋部を金属環2で折り返す様になつてしま
うので、折り返された空気袋部の圧力の変動が起
こるので正確な血圧の測定ができない。これとは
逆に腕の周長が大きい場合にはマジツクフアスナ
のループ面4がフツク面3に届かない場合もあ
る。また、マジツクフアスナが金属環2で折り返
されることもあり、腕帯の固定ができなくなつて
しまう。いずれにせよ、従来の腕帯では適用可能
な腕周範囲はかなり限定されている。
そこで、実開昭61−196706号公報のように、腕
帯の使用時には腕帯本体を腕に通し、止着帯を引
つ張つて腕周長にフツトするようにして止着帯と
止着具の係止状態を保持して血圧測定し、測定後
に、止着具の係止状態を可僥部材を押圧して解除
しつつ、腕帯本体を広げて腕から抜き出して使用
する提案がなされているが、使用の度に腕周長に
フツトするように調整しなければならず、同一使
用者が一定な締め具合を確保できない問題があ
る。
したがつて、本考案の目的は、適用可能な腕周
長の範囲が限定されず、片手で腕部に対して容易
に装着ができ、かつ一度腕帯布を第二固定手段か
らなる調整手段によつて調整した後には、同一の
使用者は第一固定手段の着脱のみで常に一定した
腕部の締め具合を確保できる腕帯を提供すること
である。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記の問題点を解決するためになさ
れたものであり、以下の構成を備える。即ち、腕
部に巻き付けられる腕帯本体と、該腕帯本体に内
蔵されるとともに、横断面形状が略C型であり、
所定の膨張と収縮を許容する剛性を有し、かつ未
使用時においても略C型を保持する空気袋と、前
記腕帯本体の一端に接続された帯状の腕帯布と、
腕帯本体に設けられる支持部材と、支持部材に設
けられる支点を回動中心とする回動部材と、該回
動部材を回動停止位置に固定するための第一固定
手段と、第一固定手段により回動部材を前記回動
停止位置に固定して、腕部に巻き付ける状態で、
腕帯布による腕部への巻き付け状態を固定する第
二固定手段とを具備する。
[作用] 本考案の腕帯によれば、腕帯本体に内蔵される
空気袋のC型の開口部を腕部に向けてから片手で
広げるようにして装着し、腕帯本体の一端から設
けられた腕帯布を、回動部材の回動端部に設けら
れた第二固定手段を用いて長さを調整し、第一固
定手段によつて着脱するように働く。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の腕帯の一実施例に
ついて説明する。第1図は本考案の一実施例の腕
帯の主断面図である。第1図において、空気袋1
2は気密性をもつゴム、塩化ビニールシート等で
構成され、その内部の空気室12aにポンプ(図
示しない)から送気されることで膨張を行ない、
阻血するようになつている。特に本実施例では空
気袋12の断面形状が略C型をなし、膨張と収縮
に支障のない程度の剛性を有し腕帯の未使用時で
も、略C型の形状を確保できる様にして環形状を
常に保つようにしてある。これにより、腕には容
易に装着ができ便利である。空気袋12の外側の
一端10から始まり、略空気袋12の外周長の1/
3の長さを持つたフツク支持体20が空気袋12
の外側に固着してあり、このフツク指示体20の
他端近傍には一部凹形断面形状を有したフツク2
1が一体もしくは別体で固定されている。
このフツク支持体20の上にはジヨイント部支
点11が設けられており、この支点を中心に矢印
Eに示すように回動自在な様にジヨイント部13
が配されている。図中Aで示さえる支点11とフ
ツク21の凹形断面形状部との間の距離とジヨイ
ント部13の他端部近くに設けられたロツド部1
8とジヨイント部支点11との間の距離Bとはロ
ツド部18とフツク21とが掛合する動作を行な
うのに支障のない様に寸法変化の少ない事が望ま
しい。従つて、ジヨイント部13は例えばポリプ
ロピレンのような弾性体で作られ、フツク支持体
20も同様の弾性体で作られることで、掛合作用
が確保される。尚、ジヨイント部支点11はフツ
ク支持体20と一体的に成形する際に、一部を肉
薄にすることで可動させる様にして構成しても構
わない。
ジヨイント部13の他端からはつかみ部19が
一部突出形成されており、先の掛合作用時には、
このつかみ部19を使用する。ジヨイント部13
にはバツクル装置8を構成するための一対のバツ
クル装置ベース14がジヨイント部13の両端に
一体又は別体に形成されていて、バツクル装置レ
バー15が回動自在になる様にバツクル装置ベー
ス14で支持されるレバー支点17でバツクル装
置レバー15の支点として作用する様にしてい
る。ジヨイント部13の一部には第3図で示した
バツクル装置8で示された凸部23が形成されて
おり、バツクル装置レバー15のレバー支点17
の近くにはツメ16が形成されている。
バツクル装置レバー15が矢印C方向に回動さ
れて第3図に示した挟持位置になると腕帯布9を
挟持するのに必要な間隙となる。またバツクル装
置レバー15は一対のバツクル装置ベース14の
内面に設けられた一対のレバーストツパ24で、
この挟持位置をより確実に保つようにバツクル装
置レバー15をレバーストツパ24が掛合するよ
うになされている。ツメ16と凸部23には波形
状の刃を設けて挟持状態をより確実にしても良
い。
次に、第1図において腕帯布9は、空気袋12
の外側を覆つている袋状部外布5より一体的に構
成され十分な長さをもつている。この腕帯布9は
バツクル装置8のバツクル装置レバー15と凸部
23の間に挿通されて、第1図に示す様にバツク
ル装置レバー15によつて折り返される様になつ
ている。
尚、第2図に本実施例の外観斜視図を示すが、
本図ではつかみ部19とフツク21との掛合状態
が解除されている様子を示す。図中、22は空気
口であり、ポンプより送気される送気口となる。
次に、第3図、第4図を用いて、本考案の一実
施例の作用について説明をする。第3図におい
て、まずバツクル装置レバー15を矢印D方向に
回動させ腕帯布9の挟持状態を解除する。
そして、ジヨイント部13のロツド18とフツ
ク21とを掛合させた状態で、環状のまま血圧計
測位置の腕部に装着する。ここで、第4図に示す
様に、使用者は腕帯布9をつかみやすいように適
当に丸めて、親指30でつかみ部19を押え、こ
れを支えにして腕帯布9を矢印E方向に引張り、
腕帯布9が腕部に適度な巻き方の度合になる様に
調整する。適当な腕への密着状態となつたところ
で、人指し指31でバツクル装置レバー15を下
方へ押し、腕帯9を挟持状態にする。これで、腕
帯の装着が完了する。これ以降、同一人の使用者
に対しては上記の操作は不要であり、つかみ部1
9とフツク21との掛合状態の解除、掛合だけで
腕帯の適度な密着状態が常に確保される。即ち、
掛合を解除すると第2図に示した様にジヨイント
部13が支点11を中心に開くので腕への装着が
容易に行なえる様になる。
以上説明した様に本実施例によれば、最初の使
用時に使用者の腕の周長に適合させておけば、以
後、同一人の使用に際しては改めて腕帯の周長を
調節する必要はなく、ロツド18とフツク21の
着脱のみで腕帯の周長が拡がるので腕への装着が
非常に容易となり、片手でも楽に装着できるよう
になる。
また常に同じ巻き方の度合で測定が可能とな
る。さらに、装着時に腕帯が腕に対して回転する
ことはないので、聴診式で用いられるコロトコフ
音の検出用のマイクロフオン位置を容易かつ確実
に動脈の位置へ合わせることができる。
また、腕帯は使用者の腕の周長がある程度小さ
い場合でも、空気袋部分を折り返さずに重ねて装
着できる構造であるので、適用可能な腕の周長の
範囲が大きくとれる利点を有している。
[考案の効果] 以上説明した様に本考案になる腕帯によれば、
適用可能な腕周範囲があまり限定されない、片手
で装着ができて、しかも、一度腕帯布を調整手段
によつて調整し固定した後には同一人の使用者に
対しては固定手段の着脱だけで常に一定した腕へ
の締め具合が確保される腕帯が提供されることに
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の腕帯の一実施例の主断面図、
第2図は本考案の腕帯の一実施例の外観斜視図、
第3図は本考案の腕帯の一実施例の一部断面図、
第4図は本考案の腕帯の一実施例の一部断面図、
第5図は従来の腕帯の外観斜視図を示す。 図中、5……外布、8……バツクル装置、9…
…腕帯布、10……端部、11……ジヨイント部
支点、12……空気袋、13……ジヨイント部、
14……バツクル装置ベース、15……バツクル
装置レバー、16……ツメ、17……レバー支
点、18……バツクル装置、19……つかみ部、
20……フツク支持体、21……フツクを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 腕部に巻き付けられる腕帯本体と、 該腕帯本体に内蔵されるとともに、横断面形
    状が略C型であり、所定の膨張と収縮を許容す
    る剛性を有し、かつ未使用時においても前記略
    C型を保持する空気袋と、 前記腕帯本体の一端に接続された帯状の腕帯
    布と、 前記腕帯本体に設けられる支持部材と、 該支持部材に設けられる支点を回動中心とす
    る回動部材と、 該回動部材を回動停止位置に固定するための
    第一固定手段と、 該第一固定手段により前記回動部材を前記回
    動停止位置に固定して、腕部に巻き付ける状態
    で、前記腕帯布による腕部への巻き付け状態を
    固定する第二固定手段と、 を具備することを特徴とする腕帯。 (2) 前記第一固定手段は前記支持部材と前記回動
    部材とで構成されることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載の腕帯。 (3) 前記第二固定手段は前記回動部材に設けら
    れ、前記腕帯布を調整可能に係合することを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の腕帯。
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JP5404446B2 (ja) * 2010-01-21 2014-01-29 シチズンホールディングス株式会社 血圧計用腕帯
JP6357934B2 (ja) * 2014-07-10 2018-07-18 オムロンヘルスケア株式会社 血圧測定用カフおよびその装着方法

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