JP2010000123A - カフ帯巻付け補助具 - Google Patents

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知里 上坂
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Abstract

【課題】血圧の測定時に、腕周や腕の形状等の生体の特徴に何ら影響されることなく、前回と同様の巻付け状態を被測定者に負担を掛けることなく容易に再現することを可能とするためのカフ帯巻付け補助具を提供する。
【解決手段】カフ帯120の重なり部の、上側に位置するカフ帯120uに貼着される第1部分11と、下側に位置するカフ帯120dに貼着される第2部分12とを有している。この貼着部材10によれば、次回の血圧測定時には、前回の巻付け状態を被測定者が記憶しておく必要がなく、カフ帯120に残った貼着部材10の第1部分11と第2部分12との貼着位置を目印として、第1部分11と第2部分12とを相互に位置合わせしながら、カフ帯120を上腕1に巻き付けることができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、生体の血圧測定を行なう血圧計に用いられるカフ帯を、生体の一部に重なり合うように巻き付けて固定する際に用いられる、カフ帯巻付け補助具に関する。
生体の一部にカフ帯を巻付け、内部の空気袋に空気を入れ、加圧及び減圧させて血圧算出する血圧計のカフ帯においては、カフ帯の生体への巻付け方が血圧測定の測定精度に影響をおよぼす。そのため、正しい巻付け方で、かつ、毎回同じ巻付け方にすることが、血圧測定の測定精度を高める上で望ましいといえる。
現在のカフ帯は、生体の一部に巻付ける際に位置合わせのための明確な印がないため、同じ被測定者であっても測定ごとに巻付け方が変化し、測定精度を安定させることができない場合がある。
以下に示す特許文献1に開示される血圧計のカフ帯によれば、カフ帯に、基準位置マークと範囲指定マークとを設け、被測定者の腕周がカフ帯の適応腕周内に入っているかどうかを、一目で確認することを可能としている。また、スライド自在または、任意位置に取付け自在な指標を具備し、被測定部位の周長とカフ帯の巻付け強さとの関係の管理を容易にすることが記載されている。
また、以下に示す特許文献2に開示される血圧計における補正目盛付腕帯によれば、カフ帯の表面の縁部に沿って、腕周値計測目的の目盛を付した細帯と、この細帯の指し示す腕周値に対応する血圧補正値を表示した細帯とを互いに隣接させて付設させる技術が開示されている。
ここで、血圧計に用いられるカフ帯においては、カフ帯を腕に巻き付けると、オーバーラップする部分がある。肩側が太く掌側が細い腕(テーパのついた腕)にカフ帯を巻き付けた場合、カフ帯が腕に対して平行にオーバーラップした状態で巻き付かず、カフ帯の先端領域が斜めに曲がって巻き付いてしまう。
上記特許文献1および特許文献2に示すカフ帯であっても同様に、テーパのついた腕にカフ帯を巻き付けた場合には、カフ帯の先端領域は斜めに巻き付いてしまう。その結果、特許文献1および特許文献2に示すカフ帯においては、基準マーク等の指標は、予めカフ帯の側縁部に設けられているため、カフ帯は平行に巻き付けられることが必要であるが、カフ帯の先端領域が斜めに巻き付いたのでは、指標を有効に利用して、毎回同じ巻付け方にすることが困難な場合が生じ得る。
また、特許文献2に開示される目盛を付した指標においては、前回の測定時における巻付け状態の数値を測定者が覚えておかなければならないため、測定者にとっては煩わしさが生じる可能性がある。
特開平08−229010号公報 実開平02−082307号公報
この発明が解決しようとする課題は、テーパのついた腕等の生体にカフ帯を巻き付けた場合に、カフ帯の先端領域が斜めに曲がって巻き付き、カフ帯に指標が設けられている場合であっても、指標を有効に利用して、毎回同じ巻付け方にすることが困難な点にある。また、指標を用いた場合であっても、前回の測定時における巻付け状態の数値を測定者が覚えておかなければならず、被測定者に負担を掛ける点にある。
したがって、この発明は、上記背景技術におけるカフ帯における課題を解決するためになされたもので、血圧の測定時に、腕周や腕の形状等の生体の特徴に何ら影響されることなく、前回と同様の巻付け状態を被測定者に負担を掛けることなく容易に再現することを可能とするためのカフ帯巻付け補助具を提供することにある。
この発明に基づいたカフ帯巻付け補助具においては、生体の血圧測定を行なう血圧計に用いられるカフ帯を、生体の一部に重なり合うように巻き付けて固定する際に用いられる、カフ帯巻付け補助具であって、当該カフ帯巻付け補助具は、上記カフ帯を生体に巻き付けた状態において、上記カフ帯の重なり部の下側に位置するカフ帯に対する上側に位置するカフ帯の巻付け位置を、下側に位置するカフ帯に印すための貼着部材である。
この発明に基づいたカフ帯巻付け補助具によれば、カフ帯を生体に巻き付けた状態において、上記カフ帯の重なり部の下側に位置するカフ帯に対する上側に位置するカフ帯の巻付け位置を、下側に位置するカフ帯に貼着部材を貼り付けて印を付しておくことで、血圧の測定終了後に、カフ帯を緩めた場合であっても、カフ帯の表面には貼着部材は残存したままとなる。
その結果、次回の血圧測定時には、前回の巻付け状態を被測定者が記憶しておく必要がなく、この貼着部材の貼着位置を目印としてカフ帯を巻き付けることができる。これにより、前回と同様の巻付け状態を、被測定者に負担を掛けることなく容易に再現することが可能となる。
さらに、測定時には、毎回同じ巻付け強さで、カフ帯を生体に巻き付けることが可能となるため、血圧測定の測定精度を高めることも可能となる。さらに、カフ帯への設計変更を必要としないことから、血圧計における製造コストの上昇を抑制することも可能となるばかりでなく、既存のカフ帯についても適用することが可能となる。
また、上記カフ帯巻付け補助具においては、上記貼着部材は、上記カフ帯の重なり部の、上側に位置するカフ帯に貼着される第1部分と、下側に位置するカフ帯に貼着される第2部分とを有し、上記第1部分と上記第2部分とは、脆弱部からなる切離領域により切離し可能に設けられている。また好ましくは、上記貼着部材の上記切離領域を、上側に位置するカフ帯の縁部に沿った形状としている。また好ましくは、上記第1部分と上記第2部分とは、上記切離領域により上記貼着部材の外形が均等に2分割されている。
このように、切離領域により切離し可能に設けられた貼着部材を用いることにより、カフ帯を生体に巻き付けた状態において、上側に位置するカフ帯と下側に位置するカフ帯とにまたがるとともに、上側に位置するカフ帯と下側に位置するカフ帯との境界(上側に位置するカフ帯の縁部)に略沿うように切離領域を配置させて、カフ帯に貼着部材に貼着する。測定後、上側に位置するカフ帯を緩めた場合には、貼着部材は切離領域から破断して、第1部分は上側に位置するカフ帯に貼着されたままとなり、第2部分は下側に位置するカフ帯に貼着されたままの状態となる。
その結果、次回の血圧測定時には、前回の巻付け状態を被測定者が記憶しておく必要がなく、この上側に位置するカフ帯および下側に位置するカフ帯に残された貼着部材の第1部分と第2部分とを目印として、第1部分と第2部分とを突合せて第1部分と第2部分とにより特定の形状(元の形状)となるように、カフ帯を巻き付けることができる。これにより、前回と同様の巻付け状態を、被測定者に負担を掛けることなく容易に再現することが可能となる。
また、上記カフ帯巻付け補助具においては、上記貼着部材は、下側に位置するカフ帯に貼着され上側に位置するカフ帯の縁部に沿う形状を有している。また、好ましくは、上記貼着部材は、下側に位置するカフ帯に貼着され上側に位置するカフ帯の先端角部領域の縁部に沿う形状を有している。
このように、下側に位置するカフ帯に貼着され上側に位置するカフ帯の縁部に沿う形状を有する貼着部材を用いることによっても、カフ帯を生体に巻き付けた状態において、上側に位置するカフ帯の縁部に沿うように貼着部材を配置させて、下側に位置するカフ帯に貼着部材を貼着する。測定後、上側に位置するカフ帯を緩めた場合には、貼着部材は下側に位置するカフ帯に貼着されたままの状態となる。
その結果、次回の血圧測定時には、前回の巻付け状態を被測定者が記憶しておく必要がなく、上側に位置するカフ帯の縁部の形状を目印として、カフ帯の縁部と貼着部材とが突合うようにカフ帯を巻き付ける。これにより、前回と同様の巻付け状態を、被測定者に負担を掛けることなく容易に再現することが可能となる。
この発明に基づいたカフ帯巻付け補助具によれば、血圧の測定時に、腕周や腕の形状等の生体の特徴に何ら影響されることなく、前回と同様の巻付け状態を、被測定者に負担を掛けることなく容易に再現することを可能とするためのカフ帯巻付け補助具を提供することが可能となる。
以下に、本発明の各実施の形態に基づいたカフ帯巻付け補助具について説明する。なお、以下の説明において、同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。また、以下の説明においては、人体の上腕を被測定部位とする血圧計に本発明を適用した場合について説明しているが、測定部位として上腕に限定されるものではなく、手首、上肢、下肢、その他の生体部位において、カフ帯を巻き付けて血圧を測定する方式の血圧計に対しては、広く本発明を適用することが可能である。
また、生体の血圧測定を行なう血圧計の血圧測定方式には、代表的なものとして、オシロメトリック式、コロトコフ式が挙げられるが、本発明の特徴は、カフ帯巻付け補助具にあることから、血圧測定方式に限定されるものではない。また、カフ帯の構造として、カフ帯の形状を維持させるために内部にカーラを設けるタイプが存在するが、本発明は、カーラを設けるタイプ、カーラを設けないタイプのいずれのタイプのカフ帯にも適用することが可能である。
(実施の形態1)
以下、この発明に基づいた実施の形態1におけるカフ帯巻付け補助具について、図1から図3を参照して説明する。なお、図1は、カフ帯を有する血圧測定器の構成を示す全体斜視図であり、図2は、本実施の形態におけるカフ帯巻付け補助具を採用したカフ帯を上腕に巻き付けた状態を示す模式図であり、図3は、上側に位置するカフ帯を緩めた状態を示す模式図である。
まず、図1を参照して、カフ帯を有する血圧測定器100の構成の概略を説明する。この血圧測定器100は、本体装置110とカフ帯120とを有している。本体装置110の内部には、カフ帯120の内部に設けられた空気袋(図示省略)に空気を導入するためのポンプ(図示省略)が設けられ、このポンプから空気をカフ帯120の空気袋に送り込むためのチューブ140が、本体装置110とカフ帯120との間に設けられている。本体装置110には、モニタ114と操作スイッチ群115とが設けられている。
次に、図2を参照して、人体の上腕1にカフ帯120を巻き付けた状態を示す。通常、上腕1は、肩側1aの腕周(腕周りの長さ)aは、掌側1bの腕周bよりも長く(腕周a>腕周b)円錐型であり、肩側1aから掌側1b側に向けて細くなるテーパ形状を有している。そのため、上腕1にカフ帯120を巻付けた場合、図2に示すように、カフ帯120の先端部は上側にずれた位置となる。このずれた位置においては、カフ帯120の上腕1への巻付け力は一定となる。
そこで、本実施の形態においては、図1に示すように、カフ帯120を上腕1に巻付けた状態において、カフ帯120の重なり部の下側に位置するカフ帯120dに対する上側に位置するカフ帯120uの巻付け位置を、下側に位置するカフ帯120dに印すための貼着部材10としてのカフ帯巻付け補助具を、カフ帯120に貼着している。
具体的には、貼着部材10は、カフ帯120の重なり部の、上側に位置するカフ帯120uに貼着される第1部分11と、下側に位置するカフ帯120dに貼着される第2部分12とを有している。第1部分11と第2部分12とは上側に位置するカフ帯120uの縁部の直線部分に沿って取り付けられている。第1部分11と第2部分12とは、それぞれベース部材の裏側に粘着性を有するシールや、面ファンスナ等が設けられることで、カフ帯120に対して着脱可能に設けられている。ベース部材としては、布、テープ、フィルム等が用いられる。
また、印としての機能を高めるため、カフ帯120とは異なる色彩を施すことも可能である。たとえば、カフ帯は通常、グレー系の暗色の色彩が施されている場合が多いため、赤、黄、青等の注意を惹きやすい明色を第1部分11および第2部分12の表面に施すことも可能である。また、第1部分11および第2部分12に同一色を施す場合や、異なる色彩を施すことも可能である。
図3は、上側に位置するカフ帯120uの巻付き状態を緩めた状態を示している。上述した貼着部材10の第1部分11と第2部分12とは、カフ帯120に貼着された状態のままである。
このように、本実施の形態におけるカフ帯巻付け補助具としての貼着部材10によれば、次回の血圧測定時には、前回の巻付け状態を被測定者が記憶しておく必要がなく、カフ帯120に残った貼着部材10の第1部分11と第2部分12との貼着位置を目印として、第1部分11と第2部分12とを相互に位置合わせしながら、カフ帯120を上腕1に巻き付けることができる。これにより、前回と同様の巻付け状態を、被測定者に負担を掛けることなく容易に再現することができる。
さらに、測定時には、毎回同じ巻付け強さで、カフ帯120を上腕1に巻き付けることが可能となるため、血圧測定の測定精度を高めることも可能となる。さらに、カフ帯120への設計変更を必要としないことから、血圧測定器100における製造コストの上昇を抑制することも可能となる。
(実施の形態2)
次に、図4から図7を参照して、カフ帯巻付け補助具としての貼着部材の他の形態について説明する。なお、図4は、本実施の形態におけるカフ帯巻付け補助具である貼着部材の構造を示す斜視図であり、図5は、その貼着部材が分離した状態を示す斜視図である。また、図6は、本実施の形態における他の形態による貼着部材の構造を示す斜視図であり、図7は、その貼着部材が分離した状態を示す斜視図である。
(貼着部材10A)
上述した実施の形態1における貼着部材10は、当初から第1部分11と第2部分12との2部品から構成されている。本実施の形態における貼着部材10Aは、図4に示すように、当初は第1部分11Aと第2部分12Aとが一体構造をなし、中央部に長手方向に延びる脆弱部からなる切離領域Dが設けられ、この切離領域Dにより貼着部材10Aの外形が均等に2分割されている。貼着部材10Aの材料は、上記貼着部材10と同様である。
なお、本実施の形態においては、脆弱部からなる切離領域Dとしてミシン目を設けた場合について図示しているが、ミシン目に限らず他の領域よりも厚みを薄く成型する方法、第1部分11と第2部分12との間も、面ファスナを用いた着脱自在構造とすることも可能である。図5は、切離領域Dにより、第1部分11Aと第2部分12Aとが切離された状態を示している。
(貼着部材10B)
また、第1部分11と第2部分12との間に脆弱部からなる切離領域Dを設けるのではなく、図6に示す貼着部材10Bに示すように、第2部分12Bの側辺に凹部領域121を設け、この凹部領域121に、第1部分11Bの側辺の凸部を収納する係合構造の採用も可能である。この場合、凹部領域121に、第1部分11Bの側辺の凸部を収納した状態を維持させるため、第1部分11Bおよび第2部分12Bには、樹脂成型品を用いて、凹部領域121に第1部分11Bの保持力を持たせるように成型することが好ましい。図7は、切離領域Dにより、第1部分11Bと第2部分12Bとが切離された状態を示している。
以上、上記構成からなる貼着部材10Aおよび貼着部材10Bを用いることにより、カフ帯120を上腕1に巻き付けた状態において、上側に位置するカフ帯120uと下側に位置するカフ帯120dとにまたがせるとともに、上側に位置するカフ帯120uと下側に位置するカフ帯120dとの境界に略沿うように切離領域Dを配置させて、カフ帯120に貼着部材10Aおよび貼着部材10Bを貼着する。
測定後、上側に位置するカフ帯120uを緩めた場合には、貼着部材10Aおよび貼着部材10Bは切離領域Dから切離され、第1部分11A,11Bは上側に位置するカフ帯120uに貼着されたままとなり、第2部分12A,12Bは下側に位置するカフ帯120dに貼着されたままの状態となる。
その結果、次回の血圧測定時には、前回の巻付け状態を被測定者が記憶しておく必要がなく、上側に位置するカフ帯120uおよび下側に位置するカフ帯120dに残された貼着部材の第1部分11A,11Bと第2部分12A,12Bとを目印として、第1部分11A,11Bと第2部分12A,12Bとを突合せて第1部分11A,11Bと第2部分12A,12Bとにより特定の形状(元の形状)となるように、カフ帯120を巻き付けることができる。これにより、前回と同様の巻付け状態を、被測定者に負担を掛けることなく容易に再現することが可能となる。
(実施の形態3)
次に、図8から図10を参照して、カフ帯巻付け補助具としての貼着部材の、他の形態について説明する。なお、図8は、本実施の形態における貼着部材を採用したカフ帯を上腕に巻き付けた状態を示す模式図であり、図9は、上側に位置するカフ帯を緩めた状態を示す模式図であり、図10は、本実施の形態における貼着部材の構造を示す平面図である。
(貼着部材20)
本実施の形態における貼着部材20は、図10に示すように、全体として円形形状を有し、当初は第1部分21と第2部分22とが一体構造をなしている。第1部分21と第2部分22との境界部分は、上側に位置するカフ帯120uの先端角部領域120cの縁部に沿う湾曲形状の脆弱部からなる切離領域D1が設けられている。貼着部材20の材料および構造は、上記実施の形態1,2における貼着部材10,10A,10Bと同様である。
以上、上記構成からなる貼着部材20を用いることにより、カフ帯120を上腕1に巻き付けた状態において、上側に位置するカフ帯120uと下側に位置するカフ帯120dとにまたがせるとともに、上側に位置するカフ帯120uの先端角部領域120cの縁部に沿うように切離領域D1を配置させて、カフ帯120に貼着部材20を貼着する(図8に示す状態)。
測定後、上側に位置するカフ帯120uを緩めた場合には、貼着部材20は切離領域D1から切離され、第1部分21は上側に位置するカフ帯120uに貼着されたままとなり、第2部分22は下側に位置するカフ帯120dに貼着されたままの状態となる。
その結果、次回の血圧測定時には、前回の巻付け状態を被測定者が記憶しておく必要がなく、上側に位置するカフ帯120uおよび下側に位置するカフ帯120dに残された貼着部材の第1部分21と第2部分22との特徴的形状を目印として、第1部分21と第2部分22とを突合せて第1部分21と第2部分22とにより円形形状となるように、カフ帯120を巻き付けることができる。これにより、前回と同様の巻付け状態を、被測定者に負担を掛けることなく容易に再現することが可能となる。
(実施の形態4)
次に、図11から図13を参照して、カフ帯巻付け補助具としての貼着部材の他の形態について説明する。なお、図11は、本実施の形態における貼着部材を採用したカフ帯を上腕に巻き付けた状態を示す模式図であり、図12は、上側に位置するカフ帯を緩めた状態を示す模式図であり、図13は、本実施の形態における貼着部材の構造を示す平面図である。
(貼着部材30)
本実施の形態における貼着部材30は、図13に示すように、上側に位置するカフ帯120uの縁部に沿う形状を有している。具体的には、上側に位置するカフ帯120uの先端角部領域120cの縁部に沿う湾曲形状を有している。貼着部材30の材料は、上記実施の形態1,2,3における貼着部材10,10A,10B,20と同様である。
以上、上記構成からなる貼着部材30によれば、カフ帯120を上腕1に巻き付けた状態において、上側に位置するカフ帯120uの先端角部領域120cの縁部に沿うように貼着部材30を配置させて、下上側に位置するカフ帯120dに貼着部材30に貼着することができる(図11に示す状態)。測定後、上側に位置するカフ帯120uを緩めた場合には、貼着部材30は下側に位置するカフ帯120dに貼着されたままの状態となる(図12に示す状態)。
その結果、次回の血圧測定時には、前回の巻付け状態を被測定者が記憶しておく必要がなく、上側に位置するカフ帯の先端角部領域120cの縁部の形状を目印として、カフ帯120の縁部と貼着部材30とが突合うようにカフ帯120を巻き付ける。これにより、前回と同様の巻付け状態を、被測定者に負担を掛けることなく容易に再現することが可能となる。
(実施の形態5)
上記実施の形態1から4に示したように、カフ帯巻付け補助具としての貼着部材の形状としては様々な形態が考えられる。これは、カフ帯120を上腕1に巻き付けた状態において、カフ帯120の重なり部の下側に位置するカフ帯120dに対する上側に位置するカフ帯120uの巻付け位置を、下側に位置するカフ帯120dに印すことに本発明の本質があるからである。
上記実施の形態1から3に示す貼着部材は、第1部分と第2部分とを有し、第1部分は上側に位置するカフ帯120uに貼着され、第2部分は下側に位置するカフ帯120dに貼着され、次回の血圧測定時には、第1部分と第2部分とを目印として、第1部分と第2部分とにより特定の形状となるように、カフ帯120を巻き付けている。
一方、上記実施の形態4に示す貼着部材は、上側に位置するカフ帯120uの先端角部領域120cの縁部に沿うように貼着部材を配置させることにより、下側に位置するカフ帯120dにのみ貼着部材を貼着し、次回の血圧測定時には、カフ帯120の縁部と貼着部材30とが突合うようにカフ帯120を巻き付けている。
図14から図19に示す貼着部材40から90は、上記実施の形態1から3に示す貼着部材と同様の技術的思想に基づいて、貼着部材に特徴的な形態を採用した他の形態を示すものである。
(貼着部材40)
図14に示す貼着部材40は、全体形状としては四角形であり、中心がくり貫かれた環状形状を有し、略C字形状の第1部分41と第2部分42とを有している。貼着部材40の中心部分には、脆弱部からなる切離領域D1が設けられ、この切離領域D1により貼着部材40の外形が均等に2分割されている。このように、略C字形状の第1部分41と第2部分42とをつき合わせる形状を採用することで、2箇所でのつき合わせとなり、被測定者は、前回と同様の巻付け状態をより確実に再現することが可能となる。
(貼着部材50)
図15に示す貼着部材50は、全体形状としては略星型の形状を有している。貼着部材50の中心部分には、脆弱部からなる切離領域D1が設けられ、この切離領域D1により貼着部材50が均等に第1部分51と第2部分52とに2分割されている。このような特徴的形状を採用することで、被測定者に貼着部材の完成した図形のイメージを与え易くなり、被測定者に対して合わせやすいとの印象を与えることができる。
(貼着部材60)
図16に示す貼着部材60は、全体形状としては円形の形状を有している。貼着部材60の中心部分には、脆弱部からなる切離領域D1が設けられ、この切離領域D1により貼着部材60が均等に第1部分61と第2部分62との半円型に2分割されている。この場合も、被測定者に貼着部材の完成した図形のイメージを与え易くなり、被測定者に対して合わせやすいとの印象を与えることができる。
(貼着部材70)
図17に示す貼着部材70は、全体形状としては四角形の形状を有している。貼着部材70の中心部分には、脆弱部からなる切離領域D1が設けられ、この切離領域D1により貼着部材70が均等に第1部分71と第2部分72とに2分割されている。さらに、第1部分と第2部分との目印としての機能を高めるため、第1部分71と第2部分72とにまたがるように記号F1としての文字が標記されている。図17においては、一例として「A」を用いたが、記号F1としては文字以外に、図形(三角、四角、多角形等)、絵、柄、その他視覚により認識可能な記号であればどのようなものであってもかまわない。この場合も、被測定者に貼着部材の完成した文字、図形等のイメージを与え易くなり、被測定者に対して合わせやすいとの印象を与えることができる。
(貼着部材80)
図18に示す貼着部材80は、上記貼着部材70に示した文字に代わり、模様として、第1部分81と第2部分82とにまたがるように平行な2本ラインF2を標記した場合を示している。
(貼着部材90)
図19に示す貼着部材90は、上記貼着部材70に示した文字に代わり、記号として、第1部分91と第2部分92とに、それぞれ矢印の向きが向き合う矢印記号F3を標記した場合を示している。この場合も、被測定者に貼着部材の完成した記号のイメージを与え易くなり、被測定者に対して合わせやすいとの印象を与えることができる。
以上、上記構成からなる貼着部材40〜90を用いた場合であっても、上記実施の形態1〜3と同様の作用効果を得ることが可能となる。また、貼着部材40におけるつき合わせる部分41,42の幅や、くり貫かれた環状部分、貼着部材80の2本ラインF2の幅や間隔などの特徴的部分の寸法、および貼着部材40〜90自体の外形寸法を適宜設定することで、位置合わせ時の許容範囲を示すことも可能である。
また、上記各実施の形態において、一つの血圧測定器を複数の被測定者で用いる場合には、被測定者に対応した複数の貼着部材を用いることにより、一つのカフ帯であっても、容易に複数の被測定者での使用が可能となる。この場合、被測定者に対応して、貼着部材の色を変える、形状を変える、文字を用いたりすることで、例えば家族間での使用等、容易に複数の被測定者の測定を可能とする。また、上記実施の形態における貼着部材を適宜組み合わせて用いることも可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
カフ帯を有する血圧測定器の構成を示す全体斜視図である。 実施の形態1における貼着部材を採用したカフ帯を上腕に巻き付けた状態を示す模式図である。 実施の形態1における上側に位置するカフ帯を緩めた状態を示す模式図である。 実施の形態2におけるカフ帯巻付け補助具である貼着部材の構造を示す斜視図である。 実施の形態2におけるカフ帯巻付け補助具である貼着部材が分離した状態を示す斜視図である。 実施の形態2における他の形態による貼着部材の構造を示す斜視図である。 実施の形態2における他の形態による貼着部材が分離した状態を示す斜視図である。 実施の形態3における貼着部材を採用したカフ帯を上腕に巻き付けた状態を示す模式図である。 実施の形態3における上側に位置するカフ帯を緩めた状態を示す模式図である。 実施の形態3における貼着部材の構造を示す平面図である。 実施の形態4における貼着部材を採用したカフ帯を上腕に巻き付けた状態を示す模式図である。 実施の形態4における上側に位置するカフ帯を緩めた状態を示す模式図である。 実施の形態4における貼着部材の構造を示す平面図である。 実施の形態5における他の貼着部材の構造を示す第1平面図である。 実施の形態5における他の貼着部材の構造を示す第2平面図である。 実施の形態5における他の貼着部材の構造を示す第3平面図である。 実施の形態5における他の貼着部材の構造を示す第4平面図である。 実施の形態5における他の貼着部材の構造を示す第5平面図である。 実施の形態5における他の貼着部材の構造を示す第6平面図である。
符号の説明
1 上腕、1a 肩側、1b 掌側、11,11A,11B,21,41,51,61,71,81,91 第1部分、12,12A,12B,22,42,52,62,72,82,92 第2部分、10,10A,10B,20,30,40,50,60,70,80,90 貼着部材、100 血圧測定器、110 本体装置、114 モニタ、115 操作スイッチ群、120 カフ帯、120c 先端角部領域、120d 下側に位置するカフ帯、120u 上側に位置するカフ帯、121 凹部領域、140 チューブ、D,D1 切離領域。

Claims (6)

  1. 生体の血圧測定を行なう血圧計に用いられるカフ帯を、生体の一部に重なり合うように巻き付けて固定する際に用いられる、カフ帯巻付け補助具であって、
    当該カフ帯巻付け補助具は、
    前記カフ帯を生体に巻き付けた状態において、前記カフ帯の重なり部の下側に位置するカフ帯に対する上側に位置するカフ帯の巻付け位置を、下側に位置するカフ帯に印すための貼着部材である、カフ帯巻付け補助具。
  2. 前記貼着部材は、前記カフ帯の重なり部の、上側に位置するカフ帯に貼着される第1部分と、下側に位置するカフ帯に貼着される第2部分とを有し、
    前記第1部分と前記第2部分とは、脆弱部からなる切離領域により切離し可能に設けられる、請求項1に記載のカフ帯巻付け補助具。
  3. 前記切離領域は、上側に位置するカフ帯の縁部に沿った形状である、請求項2に記載のカフ帯巻付け補助具。
  4. 前記第1部分と前記第2部分とは、前記切離領域により前記貼着部材の外形が均等に2分割される、請求項1から3のいずれかに記載のカフ帯巻付け補助具。
  5. 前記貼着部材は、下側に位置するカフ帯に貼着され上側に位置するカフ帯の縁部に沿う形状を有する、請求項1に記載のカフ帯巻付け補助具。
  6. 前記貼着部材は、下側に位置するカフ帯に貼着され上側に位置するカフ帯の先端角部領域の縁部に沿う形状を有する、請求項5に記載のカフ帯巻付け補助具。
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