JP4533476B2 - フッ素樹脂含有カチオン電着塗料および製造方法 - Google Patents

フッ素樹脂含有カチオン電着塗料および製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フッ素樹脂含有カチオン電着塗料およびその製造方法に関し、さらに詳しくは、低摩擦性、低磨耗性、撥水撥油性であって金属素材に短時間で均一に形成できるフッ素樹脂含有カチオン電着塗料およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電着塗料にはアクリル−メラミン系、アルキド−メラミン系、エポキシ−メラミン系、アクリル−ウレタン系、エポキシ−ウレタン系、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂が用いられている。ポリブタジエン、エポキシ−ウレタン等は、自動車の下塗用として多用され、今や必須の工程となっている。特にアクリル−メラミン系は、外観および塗膜性能が優れる点から、上塗り、ワンコート電着塗料としてすでに各種分野で実用化されている。
【0003】
しかし素材が錆びやすい鉄などにおいては、耐食性の点でワンコート電着塗料は不利である。その原因は、下地塗装工程における複数回の塗装による防錆処理ができない点が大きい。しかし亜鉛めっき、ニッケルめっき、クロムめっき等の電気めっき、リン酸亜鉛処理等の化成皮膜などによって、耐食性は近年屋外等においても問題のないレベルまで向上されている。
【0004】
一方、低摩擦性、低磨耗性、撥水撥油性等の表面機能特性を有する塗装として、四フッ化エチレン樹脂などを用いるフッ素樹脂塗装がある。しかし従来から用いられているフッ素樹脂含有塗料は硬化のため300〜400℃の高温が必要なため、アルミニウムなどの熱変形しやすい素材に適用できず、また高温を得るためにエネルギコストが高くなる。またフッ素の非粘着性のため、素材との密着性が悪く、素材の下地処理が必要となる。またフッ素樹脂は、電着塗料に変成できないため、フッ素樹脂微粉末をアニオン系フッ素アクリルバインダ樹脂で共析させ電着する方法が提案されている(特開昭63−291966)。しかしアニオン系電着塗料は、被塗物(素材)が陽極となるため、鉄、銅系素材には、耐食性の低下、変色等によって適用できないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、素材との密着性がよく、耐水性、撥水撥油性、低磨耗性、防汚性に優れ低摩擦係数を有する塗膜を形成するフッ素樹脂含有カチオン電着塗料およびその製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、クリル酸またはメタクリル酸共重合体(A)を72〜28重量部、ブロック化イソシアネート(B)を18〜42重量部、ポリシロキサン樹脂(C)を10〜30重量部、フッ素樹脂微粉末(D)を10〜50重量部および前記(A)を中和するための有機酸を含むフッ素樹脂含有カチオン電着塗料であって、
前記(A)は
(A―1)下記式で示されるアクリル酸またはメタクリル酸のフッ化アルキルエステル10〜80重量と、
【化3】
CH =C(R −COOR

但し、式中、水素原子またはC3 を表し、R はC2CF3 、C2(CF2nCF2、CH(CF32 またはC2CH2(CF27CF3 を表しnは1または3の整数を表す
(A−2)アクリル酸またはメタクリル酸のアミノ誘導体5〜30重量
(A−3)アクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシ誘導体5〜30重量
(A−4)スチレンまたはアクリル酸もしくはメタクリル酸のエステル10〜30重量とを重合させて得られる共重合体であり、
前記(B)は、
(B−1)で示すイソシアネート類を(B−2)で示すブロック剤でブロック化したイソシアネートの1種または2種以上であって、
(B−1)トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート,4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、1,3−(イソシアネートメチル)シクロヘキサンの三量体、アダクト体もしくはプレポリマの1種以上であり
(B−2)フェノール、クレゾール、メチルエチレンケトオキシム、アセトオキシム、ε−カプロラクタムまたはアセチルアセトンの1種以上であり、
前記(C)は、
(C−1)トリアルコキシシランモノマの80〜50重量
(C−2)ジアルコキシシランモノマの20〜50重量
を縮合させた縮合物であり、
前記(D)は、フッ化エチレン樹脂、四フッ化エチレン−パーフルオロビニルエーテル共重合体、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体、四フッ化エチレン−エチレン共重合体、3フッ化塩化エチレン樹脂、フッ化ビニリデン樹脂および両末端パーフロロ化四フッ化エチレン樹脂のいずれか1種以上の粒径0.1〜10μの微粉末であることを特徴とするフッ素樹脂含有カチオン電着塗料である。
【0008】
本発明に従うフッ素樹脂含有カチオン電着塗料は、(A)アクリル酸またはメタクリル酸共重合体72〜28重量部と、(B)ブロック化イソシアネート18〜42重量部と、(C)ポリシロキサン樹脂10〜30重量部と、(D)フッ素樹脂微粉末10〜50重量部と、(F)これらを中和する有機酸とを含有する。
【0009】
アクリル酸またはメタクリル酸共重合体(A)は、フッ素樹脂微粉末(D)を分散させるための分散液である。アクリル酸またはメタクリル酸重合体(A)は、次に示す(A−1)〜(A−4)から構成される。
(A−1)アクリル酸またはメタクリル酸のフッ化アルキルエステル10〜80%
(A−2)アクリル酸またはメタクリル酸のアミノ誘導体5〜30%
(A−3)アクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシ誘導体5〜30%
(A−4)スチレンまたはアクリル酸もしくはメタクリル酸のエステル10〜30%
【0010】
アクリル酸またはメタクリル酸のフッ化アルキルエステルは、前記化2に示すものであり、フッ素基を含有するので、撥水性、撥油性および低摩擦性を付与する。これが10%未満では、撥水性、撥油性および低摩擦性が充分に付与されず、またこれが80%を超えると重合性が悪化し、水分散性が悪くなる。
【0011】
アクリル酸またはメタクリル酸のアミノ誘導体は、共重合体にカチオン性を付与する。これが5%未満では、カチオン性が充分に発揮できず塗料が電着し難くなる。これが30%を超えると溶解性が高くなり過ぎ、他の成分との相溶性が悪く、共析し難くなる。
【0012】
アクリル酸またはメタクリル酸のアミノ誘導体としては、アクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、アクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド、メタクロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド、メタクリル酸N−ターシャリブチルアミノエチル、アクリル酸モルホリノエチル、メタクリル酸モルホリノエチルが例示される。
【0013】
アクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシ誘導体は、硬化剤(ブロック化イソシアネート)との架橋と、素材との密着性を付与する。これが5%未満では架橋密度が低く、硬化性能がよくない。これが30%を超えると耐水性、耐薬品性が低下する。
【0014】
アクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシ誘導体としては、アクリル酸2−ヒドロキシメチル、メタクリル酸2−ヒドロキシメチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸2−ヒドロキシブチル、メタクリル酸2−ヒドロキシブチル、アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル、2−アクリロイルオキシエチル2−ヒドロキシプロピルフタレートが例示される。
【0015】
スチレンまたはアクリル酸もしくはメタクリル酸のエステルは、共重合性樹脂を使用目的に適した堅さに保持し、素材との密着性および耐水性を付与する。これが10%未満では、剛性が低く、塗膜性能がよくない。これが30%を超えるとフッ素樹脂とのバランスが悪くなり、電着性が低下する。
【0016】
アクリル酸またはメタクリル酸のエステルとしては、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸ラウリル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ベンジル、メタクリル酸ベンジル、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸イソボニルが例示され、スチレンも含まれる。これらと併せてエーテル、カルボン酸エステルも用いられる。
【0017】
ブロック化イソシアネート(B)は硬化剤であり、アクリル酸またはメタクリル酸共重合体と相容し、素材上に電着塗膜として共析する。120〜180℃の比較的低温で硬化反応が起こる。ブロック剤(B−2)は、この温度で解離し、活性なイソシアネート基(−N=C=0)が生成して、アクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシ誘導体(A−3)中のヒドロキシ基(−OH)と反応してウレタン結合を形成する。この硬化反応中にフッ素基は、塗膜表面に移行し、固定化されるので、樹脂成分と素材との接着性がよくなる。
【0018】
本電着塗料の機能のみが問題になる場合は、前記ポリシアネート(B−1)が使用できるが、外製品として装飾性が要求される場合は、骨格に不飽和結合のない無黄変性のポリカーボネイトが用いられる。無黄変性のポリカーボネイトとしてHDI,IPDI,TMDI,水素化MDI、TMDI、水素化XDIなどがある。
【0019】
配合割合は、水酸基とイソシアネート基とを同当量とすることが基本であるが、実用上OH/NCO=0.6〜1.4の範囲で使用でき、これはアクリル酸またはメタクリル酸共重合体(A):ブロック化イソシアネート(B)=80〜40:20〜60に相当する。
【0020】
ポリシロキサン樹脂(C)は、フッ素樹脂の撥水撥油性を補足し、汚れをつき難くしたり、汚れが容易に除去できる防汚性を付与する。高分子化を促進する(C−1)トリアルコキシシランモノマの縮合物80〜50%と、高分子化を抑制するジアルコキシシランモノマの縮合物20〜50%とから成る。(C−1)/(C−2)が80/20を超えると高分子化が進みすぎ、沈殿が生じる。(C−1)/(C−2)が50/50未満になると、高分子化が疎外され共析し難くなる。
【0021】
トリアルコキシシランモノマ(C−1)は、分子中に3個のアルコキシ基を有し、次の一般式で示される。
R3−Si(OR4)3
ここにR3は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、フェニル、オクタデシル基であり、R4はメチル、エチル基である。この化合物としては、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシランが例示される。これらのうち1種類または2種類以上の混合物が縮合される。
【0022】
ジアルコキシシランモノマ(C−2)は、分子中に2個のアルコキシ基を分布し、次の一般式で示される。
(R5)2−Si(OR6)2
ここにR5は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、フェニン、オクタデシル基であり、R6は水素、メチル、エチル基である。この化合物としては、ジメチルジメトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、プロピルメチルジメトキシシラン、オクタデシルメチルジメトキシシランが例示され、これらのうち1種類または2種類以上の混合物が縮合される。
【0023】
フッ素樹脂微粉末(D)としては、前記の樹脂の粒径0.1〜10μmの微粉末が単独でまたは2種以上混合して用いられる。
【0024】
フッ素樹脂の機能を高めるために、アクリル酸またはメタクリル酸のフッ化アルキルエステル(A−1)をバインダとして塗料中に分散させる。この他にノニオン系界面活性剤やフッ素系界面活性剤を分散助剤として用いてもよい。
【0025】
アクリル酸またはメタクリル酸共重合体(A)は、カチオン性を付与するため、アミノ誘導体(A−2)が用いられるので、弱アルカリ性であるが、これをギ酸、酢酸、乳酸、酪酸などの有機酸(F)で中和する。
【0026】
また本発明は、アクリル酸またはメタクリル酸共重合体(A)72〜28重量部に、フッ素樹脂微粉末(D)10〜50重量部を混合しディスパーサで前記(A)中にフッ素樹脂微粉末(D)を分散させる分散工程と、
前記分散工程で得られた分散液を撹拌しながら有機酸(F)で中和する中和工程と、
前記中和工程で得られた中和分散液に、ブロック化したイソシアネート(B)18〜42重量部とポシロキサン樹脂(C)10〜30重量部とを混合し、充分に混練する混練工程と、
前記混練工程で得られた混練物にイオン交換水を撹拌しながら除々に加え、全体を約1000重量部のエマルジョンとするエマルジョン工程と、
前記エマルジョン工程で得られたエマルジョンを40〜70μのフィルタで濾過する濾過工程を有するフッ素樹脂含有カチオン電着塗料製造方法であって、
前記(A)は
(A―1)下記式で示されるアクリル酸またはメタクリル酸のフッ化アルキルエステル10〜80重量%と、
【化4】
CH =C(R )−COOR
(但し、式中、R は水素原子またはCH 3 を表し、R はCH 2 CF 3 ,CH 2 (CF 2 n CF 2 H、CH(CF 3 2 またはCH 2 CH 2 (CF 2 7 CF 3 を表し、nは1または3の整数を表す)
(A−2)アクリル酸またはメタクリル酸のアミノ誘導体5〜30重量%と、
(A−3)アクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシ誘導体5〜30重量%と、
(A−4)スチレンまたはアクリル酸もしくはメタクリル酸のエステル10〜30%重量とを重合させて得られる共重合体であり、
前記(B)は、
(B−1)で示すイソシアネート類を(B−2)で示すブロック剤でブロック化したイソシアネートの1種または2種以上であって、
(B−1)がトリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート,4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、1,3−(イソシアネートメチル)シクロヘキサンの三量体、アダクト体もしくはプレポリマの1種以上であり
(B−2)がフェノール、クレゾール、メチルエチレンケトオキシム、アセトオキシム、ε−カプロラクタムまたはアセチルアセトンの1種以上であり、
前記(C)は、
(C−1)トリアルコキシシランモノマの80〜50重量%と、
(C−2)ジアルコキシシランモノマの20〜50重量%と、
を縮合させた縮合物であり、
前記(D)は、フッ化エチレン樹脂、四フッ化エチレン−パーフルオロビニルエーテル共重合体、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体、四フッ化エチレン−エチレン共重合体、3フッ化塩化エチレン樹脂、フッ化ビニリデン樹脂および両末端パーフロロ化四フッ化エチレン樹脂のいずれか1種以上の粒径0.1〜10μの微粉末であることを特徴とするフッ素樹脂含有カチオン電着塗料製造方法である。
【0027】
本発明に従うフッ素樹脂含有カチオン電着塗料は、前記工程で製造されるので、水中に最適の分子量の樹脂成分が分散される。
【0028】
【発明の実施の形態】
(A)アクリル酸またはメタクリル酸重合体
ジムロート環流管を備えた300mlの4つ口フラスコに溶剤としてのイソプロピルアルコール70gを入れ、加熱環流を行う。次いで表1に示すアクリル酸またはメタクリル酸のフッ化アルキルエステル(A−1)、アクリル酸またはメタクリル酸のアミノ誘導体(A−2)、アクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシ誘導体(A−3)およびスチレンまたはアクリル酸もしくはメタクリル酸のエステルを加え、さらに重合開示剤としてベンゾインパーオキサイドを1g添加しよく混合して滴下ロートに移す。この滴下ロートを前記4つ口フラスコに付し、撹拌とイソプロピルアルコールの環流下で滴下ロートの内容物を8分割し、10分間隔で滴下する。滴下完了後、70〜80℃で5〜6時間反応させ、その後、ベンゾインパーオキサイドを0.1g添加し、さらに同温度でモノマ臭がなくなるまで反応を続ける。製造された共重合体の平均分子量は8,000〜30,000であった。
【0029】
重合開始剤としては、ベンゾインパーオキサイドの他にt−ブチルパーオキサイド等の有機過酸化物やアゾビスイソブチルニトリル、アゾイソ酪酸ニトリル等のアゾ化合物を用いてもよい。
【0030】
溶剤としては、イソプロピルアルコールの他に、アセトン、メチルエチルケトン、メタノール、エタノール、n−ブタノール、メチルセルソルブ、イソプロピルセロソルブ等の水溶性溶剤を用いてもよい。
【0031】
【表1】
Figure 0004533476
【0032】
なお、a11は(A−1)を含まない比較例である。
【0033】
(B)ブロック化イソシアネート
(b1)ヘキサメチレンジイソシアネート500g、イソホロンジイソシアネート500g、酢酸カリウム0.2gを加え80℃で3時間撹拌下、加熱する。その後、硫酸マグネシウム2gを加え、0.1μのメンブランフィルタで触媒を除去し、次いで過剰の未反応イソシアネートを除去しポリイソシアネートを得た。
ポリイソシアネート230g、次いで酢酸亜鉛0.2g、アセト酢酸メチルエステル84gを加え、80℃に昇温し、3時間で、ブロック化を実施。IRスペクトルによりNCOピークの消失を確認した。
【0034】
(b2)トリメチロールプロパンにカプロラクタムを30モル付加したトリオール356g、イソホロンジイソシアネート66.7gを反応させた。キシレン中、ジブチル錫ジラウリレート0.2gを加え窒素下で加熱し、60℃でアセトオキシム35gを加え、ブロック化を実施。IRスペクトルによりNCOピークの消失を確認した。
【0035】
(C)ポリシロキサン樹脂
(a)トリアルコキシシラン、(b)ジアルコキシシランおよび純水をアルコール、グリコール、セロソルブなどの水溶性溶剤中で加水分解および縮合反応を行う。このとき、純水の量は成分(a),(b)に含まれるアルコキシ基に対して0.8当量以上、好ましくは0.9当量以上が選ばれる。0.8当量以下では縮合反応における樹脂化が低下し電着時に共析しにくくなる。加水分解および縮合反応は80〜100℃にて10〜15時間行う。10時間未満では高分子化が不充分となり、電着時に共析しない。15時間を超えると高分子化が過剰となり、塗料にした場合沈殿を生ずる。
【0036】
本実施の形態では、撹拌機、温度計、環流管を備えた1リットルの4ツ口フラスコに、メチルトリメトキシシラン0.3モル、フェニトリメトキシシラン0.3モル、ジメチルジメトキシシラン0.2モル、ジフェニルジメトキシシラン0.2モル、純水2.6モル(アルコキシ基に対し1.0等量)およびイソプロピルアルコール1モルの3/4量を仕込み、85〜100℃の環流温度で6時間反応後、残り1/4を仕込み、さらに5時間反応を行った。反応後、固形分は74%であった。
【0037】
(D)フッ素樹脂微粉末として次のものを用いた。
d1 平均粒径2μmの4フッ化エチレン樹脂
d2 平均粒径5μmの両末端にトリフルオロ基を有する4フッ化エチレン樹脂
d3 平均粒径5μmのフッ化ビニリデン
電着塗料
前記(A)で製造したアクリル酸またはメタクリル酸重合体に前記(D)のフッ素樹脂微粉末を混ぜ、ディスパーサによって1〜2時間かけて(A)中に(D)を分散させる第1工程と、
分散液を乳酸(F)で中和する第2工程と、
これに(B)で製造したブロックイソシアネートと(C)で製造したポリシロキサン樹脂を混ぜ、撹拌機で1〜2時間混練りする第3工程と、
これにイオン交換水を10分割して1時間かけて撹拌しながら加え、さらに1〜2時間撹拌しエマルジョン化する第4工程と、
これを50μmのフィルタを使って濾過する第5工程とで電着塗料を準備した。
【0038】
各成分の配合割合は表2に示すとおりである。実施例1〜6は本発明の範囲内のものであり、比較例1はアクリル酸またはメタクリル酸のフッ化アルキルエステル(A−1)を含まず、また比較例2はポリシロキサン樹脂(C)を含まず本発明の範囲外である。
【0039】
【表2】
Figure 0004533476
【0040】
実施例および比較例
試験片として50×50(mm)のアルミ板を準備し、これを次の工程で処理し、実施例および比較例の電着塗料を電着塗装し、塗膜を完成した。塗膜のテスト結果を表3に示す。
(1)弱アルカリ脱脂 50℃ 5分
(2)水洗
(3)中和 1% 硝酸 室温 1分
(4)水洗
(5)イオン交換水による水洗
(6)電着塗装 50〜100V 1分
(7)水洗
(8)乾燥 100℃ 15分
(9)焼付 180℃ 30分
【0041】
【表3】
Figure 0004533476
【0042】
試験方法は次のとおりである。
塗料の分散性および外観 目視による判定
鉛筆硬さ 三菱鉛筆ユニで塗膜の破れを判定
密着性 1mm×1mmの升目100個をカッタナイフで入れ、セロハンテープを貼り付けた後、剥がして残った数で判定
耐食性 塩水噴霧72時間後の腐食を判定
耐水性 沸騰水中に24時間浸漬し、外観と密着性で判定
耐酸性 5%H2SO4水溶液中に25℃で24時間浸漬後の状態で判定
耐アルカリ性 5℃NaOH水溶液中に25℃で24時間浸漬後の状態で判定
耐溶剤性 アセトン中に25℃で24時間浸漬後の状態で判定
摩擦係数 新東科学(株)社製型式HEIDON−14D・ANL 表面測定機で判定
非粘着性 テープ1cm2を貼り、折返して引張ったときの剥離荷重をアクリル/メラミン樹脂との対比で求めた
撥水性 水の接触角
撥油性 パラフィンの接触角
防汚性 マジックインキで描画後、キムワイプで拭き取り残った状態で判定
【0043】
表3の結果から、本発明の電着塗料は、耐食性、耐薬性、密着性、撥水性、撥油性、防汚性に優れ、摩擦係数が小さいことが判る。樹脂中にフッ素基を含まない比較例1のものは、すべての項目で本発明のものに劣り、ポリシロキサン樹脂を含まない比較例2のものは、耐水性、防汚性など一部の項目で本発明のものに劣ることが判る。
【0044】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、アクリル酸またはメタクリル酸共重合体は、フッ素基を含み、またフッ素微粉粒子を含むのでフッ素樹脂の機能が高められ、硬化反応中にフッ素基が塗膜表面移行する。これによって素材に対する塗膜の密着性が高くなり、耐食性、撥水性、撥油性、磨耗性、防汚性に優れ、低摩擦係数の塗膜が得られる。
【0045】
したがって低摩擦係数の要求されるエンジン部品、エアモータコア、各種メタルシャッタ、シャフト類に、また撥水性、撥油性、耐水性が要求されるインクジュットプリンタノズル、電極、水道部品に、非粘着性が要求されるモールト用金型、フライパン、パン焼き器に、防汚性が要求される換気扇、魔法瓶、衛生器材に好適に用いられる。

Claims (2)

  1. クリル酸またはメタクリル酸共重合体(A)を72〜28重量部、ブロック化イソシアネート(B)を18〜42重量部、ポリシロキサン樹脂(C)を10〜30重量部、フッ素樹脂微粉末(D)を10〜50重量部および前記(A)を中和するための有機酸を含むフッ素樹脂含有カチオン電着塗料であって、
    前記(A)は
    (A―1)下記式で示されるアクリル酸またはメタクリル酸のフッ化アルキルエステル10〜80重量と、
    【化1】
    CH =C(R −COOR
    但し、式中、水素原子またはC3 を表し、R はC2CF3 、C2(CF2nCF2、CH(CF32 またはC2CH2(CF27CF3 を表しnは1または3の整数を表す
    (A−2)アクリル酸またはメタクリル酸のアミノ誘導体5〜30重量
    (A−3)アクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシ誘導体5〜30重量
    (A−4)スチレンまたはアクリル酸もしくはメタクリル酸のエステル10〜30重量とを重合させて得られる共重合体であり、
    前記(B)は、
    (B−1)で示すイソシアネート類を(B−2)で示すブロック剤でブロック化したイソシアネートの1種または2種以上であって、
    (B−1)トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート,4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、1,3−(イソシアネートメチル)シクロヘキサンの三量体、アダクト体もしくはプレポリマの1種以上であり
    (B−2)フェノール、クレゾール、メチルエチレンケトオキシム、アセトオキシム、ε−カプロラクタムまたはアセチルアセトンの1種以上であり、
    前記(C)は、
    (C−1)トリアルコキシシランモノマの80〜50重量
    (C−2)ジアルコキシシランモノマの20〜50重量
    を縮合させた縮合物であり、
    前記(D)は、フッ化エチレン樹脂、四フッ化エチレン−パーフルオロビニルエーテル共重合体、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体、四フッ化エチレン−エチレン共重合体、3フッ化塩化エチレン樹脂、フッ化ビニリデン樹脂および両末端パーフロロ化四フッ化エチレン樹脂のいずれか1種以上の粒径0.1〜10μの微粉末であることを特徴とするフッ素樹脂含有カチオン電着塗料
  2. クリル酸またはメタクリル酸共重合体(A)72〜28重量部に、ッ素樹脂微粉末(D)10〜50重量部を混合し、ディスパーサで前記(A)中にフッ素樹脂微粉末(D)を分散させる分散工程と、
    前記分散工程で得られた分散液を撹拌しながら有機酸(F)で中和する中和工程と、
    前記中和工程で得られた中和分散液に、ブロック化したイソシアネート(B)18〜42重量部とポシロキサン樹脂(C)10〜30重量部とを混合し、充分に混練する混練工程と、
    前記混練工程で得られた混練物にイオン交換水を撹拌しながら除々に加え、全体を約1000重量部のエマルジョンとするエマルジョン工程と、
    前記エマルジョン工程で得られたエマルジョンを40〜70μのフィルタで濾過する濾過工程を有するフッ素樹脂含有カチオン電着塗料製造方法であって、
    前記(A)は
    (A―1)下記式で示されるアクリル酸またはメタクリル酸のフッ化アルキルエステル10〜80重量%と、
    【化2】
    CH =C(R )−COOR
    (但し、式中、R は水素原子またはCH 3 を表し、R はCH 2 CF 3 ,CH 2 (CF 2 n CF 2 H、CH(CF 3 2 またはCH 2 CH 2 (CF 2 7 CF 3 を表し、nは1または3の整数を表す)
    (A−2)アクリル酸またはメタクリル酸のアミノ誘導体5〜30重量%と、
    (A−3)アクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシ誘導体5〜30重量%と、
    (A−4)スチレンまたはアクリル酸もしくはメタクリル酸のエステル10〜30%重量とを重合させて得られる共重合体であり、
    前記(B)は、
    (B−1)で示すイソシアネート類を(B−2)で示すブロック剤でブロック化したイソシアネートの1種または2種以上であって、
    (B−1)がトリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート,4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、1,3−(イソシアネートメチル)シクロヘキサンの三量体、アダクト体もしくはプレポリマの1種以上であり
    (B−2)がフェノール、クレゾール、メチルエチレンケトオキシム、アセトオキシム、ε−カプロラクタムまたはアセチルアセトンの1種以上であり、
    前記(C)は、
    (C−1)トリアルコキシシランモノマの80〜50重量%と、
    (C−2)ジアルコキシシランモノマの20〜50重量%と、
    を縮合させた縮合物であり、
    前記(D)は、フッ化エチレン樹脂、四フッ化エチレン−パーフルオロビニルエーテル共重合体、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体、四フッ化エチレン−エチレン共重合体、3フッ化塩化エチレン樹脂、フッ化ビニリデン樹脂および両末端パーフロロ化四フッ化エチレン樹脂のいずれか1種以上の粒径0.1〜10μの微粉末であることを特徴とするフッ素樹脂含有カチオン電着塗料製造方法。
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