JP4533356B2 - インクジェット記録材料およびその製造方法 - Google Patents
インクジェット記録材料およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4533356B2 JP4533356B2 JP2006233721A JP2006233721A JP4533356B2 JP 4533356 B2 JP4533356 B2 JP 4533356B2 JP 2006233721 A JP2006233721 A JP 2006233721A JP 2006233721 A JP2006233721 A JP 2006233721A JP 4533356 B2 JP4533356 B2 JP 4533356B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- recording material
- ink
- jet recording
- ink jet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Description
更に、最表層を除く少なくとも1層にヒドロキシプロピルセルロースを添加するインクジェット記録用シートが開示されている(例えば、特許文献8参照。)。しかしながら、ヒドロキシプロピルセルロースの添加量が増えるとビーディングが悪化するとの記載がある。
上記の耐候性の向上に関連して、水溶性多価金属塩、カチオン性ポリウレタン、イオウ系化合物などを含有するインクジェット記録媒体に関する開示がある(例えば、特許文献9参照)。
即ち、本発明は下記の手段により達成されるものである。
<3>前記セルロース化合物がヒドロキシプロピルセルロースであることを特徴とする上記<1>又は<2>に記載のインクジェット記録材料。
<5>前記複数のインク受容層のうち最上層のインク受容層の無機微粒子がコロイダルシリカであり、他のインク受容層の無機微粒子が気相法シリカであることを特徴とする上記<1>〜<3>のいずれか1項に記載のインクジェット記録材料。
<7>前記インク受容層の最下層における前記セルロース化合物の含有量が、0.1〜2.0g/m 2 であることを特徴とする上記<1>〜<6>のいずれか1項に記載のインクジェット記録材料。
<8>前記インク受容層の最上層における前記セルロース化合物の含有量が、0〜0.1g/m 2 であることを特徴とする上記<1>〜<7>のいずれか1項に記載のインクジェット記録材料。
<9>前記インク受容層における前記水溶性アルミニウム化合物の総含有量が、0.1〜3.0g/m 2 であることを特徴とする上記<1>〜<8>のいずれか1項に記載のインクジェット記録材料。
<12>前記水溶性アルミニウム化合物及び前記セルロース化合物のいずれか1つがインライン混合されることを特徴とする上記<10>又は<11>に記載のインクジェット記録材料の製造方法。
尚、本明細書中において、支持体から最も離れた最表層となるインク受容層を「最上層」といい、支持体に最も近い側のインク受容層を「最下層」といい、3層構成以上の場合の中間の層を「下層」として説明する。
前記インク受容層の少なくとも1層は水溶性アルミニウム化合物を含み、かつ、
下層方向に向かって含有濃度が高くなるようにセルロース化合物を含むことを特徴とする。
前記構成とすることにより、インク吸収性に優れ、にじみがなく、耐オゾン性、耐黄変、光沢度が良好で、かつ塗布面にビーディングがない均一なインクジェット記録材料とすることができる。
前記2〜3層構成とすることにより、高光沢、ビーディングが発生しないこととなり好ましい。
また、ここで、「セルロース化合物が含有濃度が高くなるように含む」とは、支持体方向に濃度が高くなるようであればよく、連続的な変化でなくとも不連続であってもよいことを意味する。
また、複数層であるときは層間における含有濃度が高くなるような場合をいい、途中の層の濃度がゼロであってもよいことを意味するものである。
具体的には、4層構成のインクジェット記録材料のとき、前記セルロース化合物の濃度比が第4層(最上層)を除くインク受容層間で、第1層(最下層)/第2層/第3層=20/0/10であっても、30/20/10であっても良いことを意味する。
上記の中でも、セルロース化合物は少なくとも最下層に含有させることが光沢性、ビーディングの点から好ましい。
最上層の膜厚としては、光沢性、ビーディングの観点から、1〜35μmが好ましく、2〜30μmがより好ましく、5〜25μmが特に好ましい。
下層の膜厚としては、光沢性、ビーディングに影響を与えるセルロース化合物の移行を制御することの観点から、1〜20μmが好ましく、1〜10μmがより好ましく、2〜5μmが特に好ましい。
本発明におけるインク受容層は、インク吸収性の向上の観点から、平均一次粒子径が1〜200nmの無機微粒子を含有し、かつ、少なくとも1層のインク受容層は水溶性アルミニウム化合物を含み、さらに、下層方向に向かって含有濃度が高くなるようにセルロース化合物を含む。
以下、本発明のインクジェット記録材料の構成成分、及びインクジェット記録材料の製造方法について詳細に説明する。
本発明において、用いられる無機微粒子の種類は特に限定されないが、光沢、インク吸収性の面で、気相法シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、又はアルミナ水和物が好ましく、気相法シリカ、コロイダルシリカがより好ましく、特に気相法シリカが好ましい。これらの無機微粒子は単独で用いても組み合わせて用いてもよい。
本発明に好ましく用いられる気相法シリカは、湿式法に対して乾式法とも呼ばれ、一般的には火炎加水分解法によって作られる。具体的には四塩化ケイ素を水素及び酸素と共に燃焼して作る方法が一般的に知られているが、四塩化ケイ素の代わりにメチルトリクロロシランやトリクロロシラン等のシラン類も、単独または四塩化ケイ素と混合した状態で使用することができる。気相法シリカは、日本アエロジル(株)からアエロジル、トクヤマ(株)からQSタイプとして市販されており入手することができる。
本発明で云うBET法とは、気相吸着法による粉体の表面積測定法の一つであり、吸着等温線から1gの試料の持つ総表面積、即ち比表面積を求める方法である。通常吸着気体としては、窒素ガスが多く用いられ、吸着量を被吸着気体の圧、または容積の変化から測定する方法が最も多く用いられている。多分子吸着の等温線を表すのに最も著名なものは、Brunauer、Emmett、Tellerの式であってBET式と呼ばれ表面積決定に広く用いられている。BET式に基づいて吸着量を求め、吸着分子1個が表面で占める面積を掛けて、表面積が得られる。
本発明に用いられるコロイダルシリカは、ケイ酸ナトリウムの酸などによる複分解やイオン交換樹脂層を通して得られるシリカゾルを加熱熟成して得られる二酸化珪素をコロイド状に水中に分散させたものであり、平均一次粒子径が1nm〜200nmの湿式法合成シリカである。コロイダルシリカとしては、日産化学工業(株)社からスノーテックスST−20、ST−30、ST−40、ST−C、ST−N、ST−20L、ST−O、ST−OL、ST−OL40、ST−S、ST−XS、ST−XL、ST−YL、ST−ZL、ST−OZL、ST−AK等が、市販されている。
本発明に用いられるアルミナとしては、酸化アルミニウムのγ型結晶であるγ−アルミナが好ましく、中でもδグループ結晶が好ましい。γ−アルミナは一次粒子を10nm程度まで小さくすることが可能であるが、通常は、数千から数万nmの二次粒子結晶を超音波や高圧ホモジナイザー、対向衝突型ジェット粉砕機等で50〜300nm程度まで粉砕したものが好ましく使用出来る。
本発明に用いられるアルミナ水和物は、Al2O3・nH2O(n=1〜3)の構成式で表される。nが1の場合がベーマイト構造のアルミナ水和物を表し、nが1より大きく3未満の場合が擬ベーマイト構造のアルミナ水和物を表す。アルミニウムイソプロポキシド等のアルミニウムアルコキシドの加水分解、アルミニウム塩のアルカリによる中和、アルミン酸塩の加水分解等の公知の製造方法により得られる。
本発明のインクジェット記録材料は、インク受容層に、下層方向に向かって含有濃度が高くなるようにセルロース化合物を含むことが必要である。そうすることにより、ビーディング及びにじみを効果的に防止することができる。
好ましくは少なくとも最下層にセルロース化合物を含有することであり、そうすることにより後述の水溶性アルミニウムが含有される系において、ビーディング、経時にじみを顕著に回避することができる。前述の最上層に大量のセルロース化合物を含有させるとインク吸収性が極めて低下することがあるため、セルロース化合物の濃度勾配は、下層方向に向かって上昇(上層方向に向かって低下)することが好ましい。
前記セルロース化合物は、水溶性であることが好ましい。ここで水溶性とは、本発明において、常温常圧下で水に1質量%以上溶解することを意味する。
前記セルロース化合物としては、適宜公知のものの中から選択することができるが、中でもヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、又はヒドロキシプロピルセルロースが好ましく、ヒドロキシプロピルセルロースが特に好ましい。これらは、単独で用いても複数を併用してもよく、少なくとも一種を前記インク受容層の最下層に含有することによって、画像のビーディング、経時ニジミの防止を効果的に向上させることができる。
前記総含有量が、0.1g/m2〜3.0g/m2の範囲内であると、インクジェット記録材料の耐水性、特に高湿度下などにおける画像の耐経時ニジミが不充分となり難く、またインク吸収性が向上する傾向となる。
前記最下層の含有量が、0.1〜2.0g/m2であると、インクジェット記録材料のビーディング、耐水性、高湿度下などにおける画像の耐経時ニジミが不充分となり難く、またインク吸収性が向上する傾向となる。
水溶性アルミニウム化合物としては、塩基性ポリ水酸化アルミニウム化合物が好ましく用いられる。この化合物は、主成分が下記の一般式1、2又は3で示され、例えば[Al6(OH)15]3+、[Al8(OH)20]4+、[Al13(OH)34]5+、[Al21(OH)60]3+、等のような塩基性で高分子の多核縮合イオンを安定に含んでいる水溶性のポリ水酸化アルミニウムである。
[Al(OH)3]nAlCl3 ・・式2
Aln(OH)mCl(3n−m) 0<m<3n ・・式3
前記水溶性アルミニウム化合物の、複数層からなるインク受容層中における総含有量としてはインク受容層中の含有量は、0.1g/m2〜3.0g/m2、好ましくは0.3g/m2〜1.5g/m2である。
本発明において、インク受容層には皮膜としての特性を維持するために有機バインダーを含有することができる。有機バインダーとしては、各種水溶性ポリマーあるいはポリマーラテックスが好ましく用いられる。水溶性ポリマーとしては、例えばポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、澱粉、デキストリン、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸エステル系等やそれらの誘導体が使用されるが、特に好ましい有機バインダーは完全または部分ケン化のポリビニルアルコールまたはカチオン変性ポリビニルアルコールである。
また、無機微粒子として気相法シリカ以外のコロイダルシリカ等を用いる場合は、コロイダルシリカ等に対して有機バインダーを10質量%以下で用いるのが好ましく、下限は0.5質量%程度である。より好ましくは、1〜7質量%の範囲で有機バインダーを用いる。有機バインダーをこの範囲で含有させることによってインク吸収性を低下させずに耐傷性を更に向上させる。
本発明において、インク受容層には、カチオン性化合物を含有するのが好ましい。インク受容層にカチオン性化合物を含有することによって、インク受容層のひび割れの防止及び耐水性の向上が図られる。
更に、このカチオン性化合物を含有するインク受容層の上にコロイダルシリカとカチオン性化合物を含有する層を設けることによって、耐傷性、耐水性、インク吸収性が更に向上し、加えて2つの層の界面における凝集が防止され、その結果塗布ムラや光沢ムラが解消する。
インク受容層の無機微粒子としてアルミナあるいはアルミナ水和物を含有する場合は、カチオン性化合物を必ずしも併用しなくても、充分なひび割れがなく耐水性が得られる。
本発明において、インク受容層には、有機バインダーとともに硬膜剤を含有することができる。硬膜剤の具体的な例としては、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒドの如きアルデヒド系化合物、ジアセチル、クロルペンタンジオンの如きケトン化合物、ビス(2−クロロエチル尿素)−2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−1,3,5トリアジン、米国特許第3,288,775号記載の如き反応性のハロゲンを有する化合物、ジビニルスルホン、米国特許第3,635,718号記載の如き反応性のオレフィンを持つ化合物、米国特許第2,732,316号記載の如きN−メチロール化合物、米国特許第3,103,437号記載の如きイソシアナート類、米国特許第3,017,280号、同2,983,611号記載の如きアジリジン化合物類、米国特許第3,100,704号記載の如きカルボジイミド系化合物類、米国特許第3,091,537号記載の如きエポキシ化合物、ムコクロル酸の如きハロゲンカルボキシアルデヒド類、ジヒドロキシジオキサンの如きジオキサン誘導体、クロム明ばん、硫酸ジルコニウム、ほう酸及びほう酸塩の如き無機硬膜剤等があり、これらを1種または2種以上組み合わせて用いることができる。これらの中でも、特にほう酸あるいはほう酸塩が好ましい。
硬膜剤の添加量はインク受容層を構成する有機バインダーに対して、0.1〜40質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜30質量%である。
そのような油滴は好ましくは有機バインダーに対して10〜50質量%の範囲で用いることができる。
インクジェット記録材料の製造方法は、平均一次粒子が1〜200nmの無機微粒子を有する複数の塗布液を支持体上に塗布して複数のインク受容層を有し、前記複数の塗布液のうち、少なくとも1つの塗布液が水溶性アルミニウム化合物を含み、かつ、前記複数の塗布液のうち、少なくとも1つのインク受容層の塗布液がセルロース化合物を含み、下層側の塗布液の前記セルロース化合物の含有率が、上層側の塗布液の前記セルロース化合物の含有率よりも高い配合比率で調製された前記複数の塗布液を塗布することを特徴とする。
前記複数のインク受容層の構成成分については、インク受容層に記載の成分と同一であり、好ましい例も同じである。
本発明のインクジェット記録材料は、例えば、下記のようにして2層構成のインクジェット記録材料を製造することができる。但し、本発明はこれに限定されるものではない。
まず、支持体上に無機微粒子とセルロース化合物を含む塗布液(最下層用塗布液)(A)と、無機微粒子、水溶性アルミニウム化合物を含む塗布液(最上層用塗布液)(B)と、を用いて、この順に同時重層塗布する。
さらに、前記インク受容層が3層構成の場合は、支持体上に無機微粒子とセルロース化合物を含む塗布液(最下層用塗布液)(A)と、無機微粒子、水溶性アルミニウム化合物を含む塗布液(上層用塗布液)(b1)と、無機微粒子を含む塗布液(最上層用塗布液)(B)と、をこの順に重層塗布する。
例えば、撹拌型分散機、コロイドミル分散機または高圧分散機により調製することができる。
また、気相法シリカ含有インク受容層中の空隙に存在する空気が上層のコロイダルシリカ層の塗布液中に拡散して泡となって、クレーター状の塗布欠陥(クレーター状ハジキ)を発生させることも、コロイダルシリカ層の均一塗布の障害になっていた。
本発明において、コロイダルシリカ含有層の薄層塗布は、インク吸収性の点で好ましい。
コロイダルシリカは、他の無機微粒子、例えば、本発明のインク受容層に好ましく用いられる気相法シリカ、アルミナやアルミナ水和物に比べインク吸収性に劣るために、上層にコロイダルシリカ層を設ける場合は薄層の方が好ましい。
その反面、コロイダルシリカは光沢及び耐傷性に優れており、均一な塗布面が形成できれば薄層であっても充分に高い光沢性及び耐傷性の効果が得られる。
従って、インク吸収性、光沢、及び耐傷性を同時に高いレベル満足させるためには、薄層のコロイダルシリカ層を無機微粒子として気相法シリカを主体に含有するインク受容層と同時重層塗布するのが極めて好ましいと言える。
気相法シリカ含有インク受容層とコロイダルシリカ層の塗布液が積層した状態において、2つの層の界面で凝集が起こりやすいという問題は、コロイダルシリカ層にカチオン性化合物を含有させ、かつ塗布液のpHを3.3〜6.0の範囲に、好ましくは3.5〜5.5の範囲に調整することによって解消される。
インク受容層塗布液の湿分塗布量は、単一層の場合でも複数層の場合でも、合計で100〜300g/m2程度が適当である。
インク受容層の塗布液のpHは、3.3〜6の範囲が好ましく、特に3.5〜5.5の範囲が好ましい。この範囲のpHに調整することによって、インク吸収性が向上し、更に上層でコロイダルシリカを用いたときコロイダルシリカ含有層との界面での凝集がより抑制される。
具体的には、塗布液が貯留される釜から塗布装置へ塗布液が送液される経路で、前記インライン混合する化合物の一部又は全部を、該塗布液に添加混合(インライン混合)することにより、粘度上昇を抑えることができる。
インライン混合の装置としては、インラインミキサーやスタティックミキサーとして市販されている装置を用いることができる。例えば、Kenics社(アメリカ)製 スタティックミキサー、Sulger社(スイス)製 スタティックミキシングエレメントSMV型、晃立工業(株)製 シマザキパイプミキサー、東レ(株)製 Hi−Mixer等がある。また、インライン動的ミキサーとしては、特開2000−271463号公報に記載のものを用いることができる。
本発明で使用される支持体としては、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ジアサテート樹脂、トリアセテート樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリイミド樹脂、セロハン、セルロイド等のプラスチック樹脂フィルム、及び紙と樹脂フィルムを貼り合わせたもの、紙の少なくとも片面にポリオレフィン樹脂等の疎水性樹脂をラミネートしたポリオレフィン樹脂被覆紙等の耐水性支持体が好ましい。これらの耐水性支持体の厚みは50〜300μm、好ましくは80〜260μmのものが用いられる。
本発明に用いられるポリオレフィン樹脂被覆紙は、その含水率は特に限定しないが、カール性より好ましくは5.0〜9.0%の範囲であり、より好ましくは6.0〜9.0%の範囲である。ポリオレフィン樹脂被覆紙の含水率は、任意の水分測定法を用いて測定することができる。例えば、赤外線水分計、絶乾重量法、誘電率法、カールフィッシャー法等を用いることができる。
[実施例1]
広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)と広葉樹晒サルファイトパルプ(LBSP)の1:1混合物をカナディアン スタンダード フリーネスで300mlになるまで叩解し、パルプスラリーを調製した。これにサイズ剤としてアルキルケテンダイマーを対パルプ0.5質量%、強度剤としてポリアクリルアミドを対パルプ1.0質量%、カチオン化澱粉を対パルプ2.0質量%、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂を対パルプ0.5質量%添加し、水で希釈して1%スラリーとした。このスラリーを長網抄紙機で坪量170g/m2になるように抄造し、乾燥調湿してポリオレフィン樹脂被覆紙の基紙とした。
抄造した基紙に、密度0.918g/cm3の低密度ポリエチレン100質量%の樹脂に対して、10質量%のアナターゼ型チタンを均一に分散したポリエチレン樹脂組成物を320℃で溶融し、200m/分で厚さ35μmになるように押出被覆し、微粗面加工されたクーリングロールを用いて押出被覆した。
もう一方の面には密度0.962g/cm3の高密度ポリエチレン樹脂70質量部と密度0.918の低密度ポリエチレン樹脂30質量部のブレンド樹脂組成物を同様に320℃で溶融し、厚さ30μmになるように押出コーティングし、粗面加工されたクーリングロールを用いて押出被覆した。
・石灰処理ゼラチン 100部
・スルフォコハク酸−2−エチルヘキシルエステル塩 2部
・クロム明ばん 10部
気相法シリカ 100部
(平均一次粒径7nm、BET法による比表面積300m2/g)
ジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー 4部
(第一工業製薬(株)製、シャロールDC902P、分子量9000)
ほう酸 3部
ポリビニルアルコール 22部
(ケン化度88%、平均重合度3500)
塩基性ポリ水酸化アルミニウム 8部
(商品名:アルファイン83、大明化学工業(株)製)
界面活性剤 0.3部
(ベタイン系;日本サーファクタント社製、スワノールAM)
気相法シリカ 100部
(平均一次粒径7nm、BET法による比表面積300m2/g)
ジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー 4部
(第一工業製薬(株)製、シャロールDC902P、分子量9000)
ほう酸 3部
ポリビニルアルコール 22部
(ケン化度88%、平均重合度3500)
水溶性セルロース化合物 2.1部
(日本曹達(株)製、HPC−SSL)
界面活性剤 0.3部
(ベタイン系;日本サーファクタント社製、スワノールAM)
実施例1において、インク受容層塗布液(最上層)から塩基性ポリ水酸化アルミニウムを除き、インク受容層塗布液(最下層)に塩基性ポリ水酸化アルミニウムをインラインにより、6部添加した以外は、実施例1同様にインクジェット記録用シートを作製した。
実施例1において、インク受容層塗布液(最上層)及び(最下層)以外に、下記コロイダルシリカ層塗布液(最上層)をコロイダルシリカの濃度が8質量%になるように調製した。コロイダルシリカ層塗布液(最上層)の湿分塗布量は12.5g/m2(コロイダルシリカの固形分塗布量は1g/m2)になるよう、インクジェット記録用シートを作製した。
・コロイダルシリカ 100部
(アニオン性の球状コロイタ゛ルシリカ;日産化学工業(株)社製のスノーテックスST−OL40、平均一次粒径40〜50nm)
・カチオン性ポリマー;ポリフィックス601 1部
(昭和高分子社性、特殊変性ポリアミン)
・ポリビニルアルコール 4部
(ケン化度88%、平均重合度3500)
・界面活性剤 0.3部
(ベタイン系;日本サーファクタント社製、スワノールAM)
まずコロイダルシリカの濃度が10質量%になるように水を加えてコロイダルシリカ水溶液を調製し、このコロイダルシリカ水溶液を高速回転ディスパーで高速撹拌しながらポリフィックス601(10質量%溶液)を添加し、更に10分間高速撹拌した後、ポリビニルアルコール、界面活性剤を順に加えて塗布液を作製した。この塗布液AのpHは3.0であった。
実施例1において、前記インク受容層塗布液(最上層)、(最下層)を用いる代わりに、下記インク受容層塗布液を用いて、湿分塗布量200g/m2(気相法シリカの固形分塗布量は18g/m2)にて塗布した以外は同様に行い、インクジェット記録用シートを作製した。
・気相法シリカ 100部
(平均一次粒径7nm、BET法による比表面積300m2/g)
・ジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー 4部
(第一工業製薬(株)製、シャロールDC902P、分子量9000)
・ほう酸 3部
・ポリビニルアルコール 22部
(ケン化度88%、平均重合度3500)
・水溶性セルロース化合物1.1部
(日本曹達(株)製、HPC−SSL)
・塩基性ポリ水酸化アルミニウム 8部
(商品名:アルファイン83、大明化学工業(株)製)
・界面活性剤 0.3部
(ベタイン系;日本サーファクタント社製、スワノールAM)
塗布液のpHは4.0であった。
比較例1のインク受容層塗布液において、塩基性ポリ水酸化アルミニウムを除いた以外は比較例1と同様に、インクジェット記録用シートを作製した。
比較例1のインク受容層塗布液において、水溶性セルロース化合物を除いた以外は比較例1と同様に、インクジェット記録用シートを作製した。
比較例1のインク受容層塗布液において、水溶性セルロース化合物、塩基性ポリ水酸化アルミニウムを除いた以外は比較例1と同様に、インクジェット記録用シートを作製した。
下記組成中の(1)微粒子、(2)分散剤、及び(3)イオン交換水を混合し、高速回転式コロイドミル(エム・テクニック(株)製の「クレアミックス」)を用いて、回転数10000rpmで20分間かけて分散させた後、下記の(4)架橋剤、(5)水溶性樹脂(ポリビニルアルコール)、(6)水溶性樹脂(水溶性セルロース)、(7)ジエチレングリコールモノブチルエーテル、(8))水溶性金属塩化合物、(9)カチオン性ポリウレタン樹脂及び(10)と(11)界面活性剤を加え、更に上記と同一条件で分散を行ない、インク受容層用塗布液を調製した。
(1)微粒子(無機顔料微粒子) 100部
((株)トクヤマ製「レオロシールQS−30」、平均一次粒子径:7nm)
(2)分散剤 15.0部
(三洋化成工業(株)製の「ケミスタット7005」、40%)
(3)イオン交換水 556.5部
(4)硼酸(架橋剤、5.3%) 77.4部
(5)水溶性樹脂(ポリビニルアルコール) 317.2部
((株)クラレ製の「PVA124」、7%水溶液)
(6)水溶性樹脂(水溶性セルロース) 12.5部
(日本曹達(株)製の「HPC−SSL」、10%水溶液)
(7)ジエチレングリコールモノブチルエーテル(100%)3.6部
(8)水溶性金属塩化合物 6.3部
(第一稀元素化学工業(株)製「ジルコゾールZA−30」、30%水溶液)
(9)カチオン性ポリウレタン樹脂 24.9部
(第一工業製薬(株)製の「スーパーフレックス600−B」、塗工量1.0g/m2、25%分散液)
(10)界面活性剤(ポリオキシエチレンオレイルエーテル)9.3部
(花王(株)製の「エマルゲン109P」、10%)
(11)界面活性剤(フッ素界面活性剤) 6.0部
(大日本インキ化学(株)製の「メガファックF−1405」、10%)
前記の支持体のオモテ面にコロナ放電処理を行なった後、上記で得られたインク受容層用塗布液を、支持体のオモテ面にエクストルージョンダイコーターを用いて170ml/m2の塗布量で塗布し(塗布工程)、熱風乾燥機にて温度40℃(風速5m/sec)で塗布層の固形分濃度が18%になるまで乾燥させた。この間、上記塗布層は恒率乾燥速度を示した。その直後、下記組成からなる塩基性溶液(pH=9.6)に浸漬して、上記塗布層上にその20g/m2を付着させ(溶液付与工程)、更に温度80℃で10分間乾燥させた(乾燥工程)。これにより、乾燥膜厚35μmのインク受容層が設けられた、本発明比較のインクジェット記録用シートを得た。
(1)硼酸(架橋剤、100%) ……………6.5部
(2)塩基性薬品(媒染剤) ……………150部
(日東紡績(株)製の「PAA−03」、20%水溶液)
(3)イオン交換水 ………722.5部
(4)表面pH調整剤(塩化アンモニウム、100%) ……………1.0部
(5)表面pH調整剤(p−トルエンスルホン酸、100%)……18.0部
(6)界面活性剤 …………100.0部
(花王(株)製の「エマルゲン109P」、2%)
(7)界面活性剤(フッ素界面活性剤) …………2.0部
(大日本インキ化学(株)製の「メガファックF−1405」、10%)
実施例1において、最上層の塩基性ポリ水酸化アルミニウムを最下層に添加し、最下層に添加していた水溶性セルロース化合物を最上層に添加した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
<塗布液粘度>
塗布液調整30分後の塗布液をB型粘度計(東機産業(株)製)にて測定し、下記のように判断した。Aが最も良好であり、次に、B、Cが良好である。
<評価基準>
A:50mPa・S以上100mPa・S未満
B:100mPa・S以上300mPa・S未満
C:300mPa・S以上
それぞれ純正インクセットを装填したインクジェットプリンタ(商品名:PMG−800、セイコーエプソン(株)製)を用いて、上記で得られた各インクジェット記録用シートへ、Y(黄)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)、B(青)、G(緑)、およびR(赤)のインクによりベタ印字し、目視観察により評価した。以下の基準で判定した。
<評価基準>
○:ビーディングが発生しなかった。
△:わずかにビーディングが発生していたが、実用上問題なかった。
×:ビーディングが発生した。
それぞれ純正インクセットを装填したインクジェットプリンター(エプソン(株)製の「PMG−800」)を用いて、上記で得られた各インクジェット記録用シート上にマゼンタのベタ画像をそれぞれ印画してサンプルを作製し、23℃、60%RH、オゾン濃度10ppmの雰囲気で48時間上記サンプルを保管した。保管前と保管後のシアン濃度の残存率から下記のように判断した。
<評価基準>
A:75%以上
B:55%以上75%未満
C:55%未満
それぞれ純正インクセットを装填したインクジェットプリンター(セイコーエプソン(株)製、「PM−G800」)を用いて、上記で得られた各インクジェット記録用シート上にブラックのベタ印画した。その後、デジタル変角光沢計(スガ試験機(株)UGV−5D 測定孔8mm)を用い、入射角60度、受光角60度でブラックのベタ画像部分の光沢度を測定した。
<評価基準>
A:50%以上
B:35%以上50%未満
C:35%未満
それぞれ純正インクセットを装填したインクジェットプリンター(キャノン(株)製、「Pixus990i」)を用いて、上記で得られた各インクジェット記録用シート上にブラックの格子状の線状パターン(線幅0.28mm)を印画した。印画直後、印画済みのインクジェット記録用シートを透明PP製袋に挿入し、35℃・80%RHの環境下で3日間保存した。その後、ブラックの格子からにじみ出たマゼンタのにじみ程度を目視観察して評価した。
<評価基準>
A:にじみが観察されなかった。
B:若干のにじみが観察された。
C:大きなにじみが観察された。
ダンボール等に含まれるバニリンの2%水溶液を調製し、各インクジェット記録用シートのインク受容層上に1ml滴下し、24時間放置した後の滴下部におけるイエロー濃度を目視観察して評価した。
<評価基準>
○:黄色着色は観察されなかった。
×:黄色着色が観察された。
Claims (12)
- 支持体上に平均一次粒子が1〜200nmの無機微粒子を含む複数のインク受容層を有するインクジェット記録材料であって、前記インク受容層の少なくとも1層は水溶性アルミニウム化合物を含み、かつ、下層方向に向かって含有濃度が高くなるような濃度勾配でセルロース化合物を含むことを特徴とするインクジェット記録材料。
- 前記複数のインク受容層の少なくとも最下層にセルロース化合物を含むことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録材料。
- 前記セルロース化合物がヒドロキシプロピルセルロースであることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録材料。
- 前記無機微粒子が気相法シリカであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録材料。
- 前記複数のインク受容層のうち最上層のインク受容層の無機微粒子がコロイダルシリカであり、他のインク受容層の無機微粒子が気相法シリカであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録材料。
- 前記複数のインク受容層が2層であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェット記録材料。
- 前記インク受容層の最下層における前記セルロース化合物の含有量が、0.1〜2.0g/m 2 であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェット記録材料。
- 前記インク受容層の最上層における前記セルロース化合物の含有量が、0〜0.1g/m 2 であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクジェット記録材料。
- 前記インク受容層における前記水溶性アルミニウム化合物の総含有量が、0.1〜3.0g/m 2 であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクジェット記録材料。
- 平均一次粒子が1〜200nmの無機微粒子を有する複数の塗布液を支持体上に塗布して複数のインク受容層を有するインクジェット記録材料の製造方法であって、前記複数の塗布液のうち、少なくとも1つの塗布液が水溶性アルミニウム化合物を含み、かつ、前記複数の塗布液のうち、少なくとも1つのインク受容層の塗布液がセルロース化合物を含み、下層側の塗布液の前記セルロース化合物の含有率が、上層側の塗布液の前記セルロース化合物の含有率よりも高い配合比率で調製された前記複数の塗布液を塗布することを特徴とするインクジェット記録材料の製造方法。
- 前記複数の塗布液の少なくとも最下層がセルロース化合物を含むことを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録材料の製造方法。
- 前記水溶性アルミニウム化合物及び前記セルロース化合物のいずれか1つがインライン混合されることを特徴とする請求項10又は11に記載のインクジェット記録材料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006233721A JP4533356B2 (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | インクジェット記録材料およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006233721A JP4533356B2 (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | インクジェット記録材料およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008055696A JP2008055696A (ja) | 2008-03-13 |
JP4533356B2 true JP4533356B2 (ja) | 2010-09-01 |
Family
ID=39239011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006233721A Expired - Fee Related JP4533356B2 (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | インクジェット記録材料およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4533356B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8795818B2 (en) | 2008-12-16 | 2014-08-05 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Liquid toner digitally printable media |
JP2010234555A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Fujifilm Corp | インクジェット記録方法 |
JP2010240955A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Fujifilm Corp | 記録用シート及びその製造方法 |
JP7165626B2 (ja) * | 2019-06-06 | 2022-11-04 | 信越化学工業株式会社 | インクジェット印刷を行う錠剤向けのコーティング用組成物、これを用いた水性インクによる印字を有する錠剤及びその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003251914A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-09 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | インクジェット用記録材料 |
JP2004098381A (ja) * | 2002-09-06 | 2004-04-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | インクジェット記録用シート |
-
2006
- 2006-08-30 JP JP2006233721A patent/JP4533356B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003251914A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-09 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | インクジェット用記録材料 |
JP2004098381A (ja) * | 2002-09-06 | 2004-04-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | インクジェット記録用シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008055696A (ja) | 2008-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4533397B2 (ja) | インクジェット記録媒体 | |
JP4420609B2 (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP4350667B2 (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP4818865B2 (ja) | インクジェット記録媒体の製造方法 | |
JP4533356B2 (ja) | インクジェット記録材料およびその製造方法 | |
US20080160230A1 (en) | Ink jet recording medium and method for making the same | |
JP4320292B2 (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP4047597B2 (ja) | インクジェット記録材料の製造方法 | |
JP4047578B2 (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP2003094800A (ja) | インクジェット用記録材料 | |
JP4357140B2 (ja) | インクジェット用記録材料の製造方法 | |
JP3939578B2 (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP2007152633A (ja) | 記録用紙 | |
JP4187676B2 (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP4143562B2 (ja) | 顔料インク用インクジェット記録材料 | |
JP2005231295A (ja) | インクジェット用記録材料 | |
JP3862586B2 (ja) | インクジェット用記録材料 | |
JP4068428B2 (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP4030423B2 (ja) | はがき用インクジェット記録材料 | |
JP2006088684A (ja) | インクジェット用記録材料 | |
JP2003103920A (ja) | インクジェット記録材料の画像形成方法 | |
JP2005262602A (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP4064901B2 (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP2009262438A (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP2007125848A (ja) | インクジェット記録材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100301 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100309 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100416 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100608 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100611 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |