JP4532568B2 - 適応ディジタルフィルタ及び受信装置 - Google Patents
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Description
本発明は、例えばFM変調や位相変調等された被変調信号を受信する受信装置に関し、特にマルチパス等の伝送路特性の影響を除去するための適応ディジタルフィルタを備えた受信装置に関する。
無線によるFM放送等を受信する受信装置では、マルチパス等の伝送路特性の影響を除去するため、自動等化器としての適応ディジタルフィルタを備えた受信装置が知られている(特許文献1を参照)。
適応ディジタルフィルタは、次式(1a)に示すz変換表記の伝達関数H(z)で表されるトランスバーサルフィルタ(transversal filter)を備えて形成されており、フロントエンド部等で生成される中間周波信号(IF信号)がA/D変換器と自動利得制御(AGC:Automatic Gain Control)回路を介して供給されるようになっている。そして、A/D変換器でアナログディジタル変換されAGC回路で自動利得制御されたIF信号(ディジタルIF信号)X(t)に対し、トランスバーサルフィルタが複数の遅延素子で遅延転送しつつ複数のタップ係数h(0)〜h(m)を乗算し、その乗算結果を加算することで次式(1b)で表されるインパルス応答列から成るディジタルIF信号Y(t)を生成している。なお、係数Tは、トランスバーサルフィルタの構成要素である各遅延素子の遅延時間であり、A/D変換器におけるサンプリング周波数に基づいて決められている。
更に、従来の適応ディジタルフィルタでは、理想的なFM波(FM変調されている被変調信号)のエンベロープが一定レベルであることから、所定の一定値(基準値)とディジタルIF信号Y(t)との誤差を評価関数とし、その誤差が0に収束することとなるようにタップ係数h(0)〜h(m)を適応的に調節することでマルチパス等の伝送路特性の影響を除去したディジタルIF信号Y(t)を生成し、FM検波器に供給して検波及び復調させることで復調信号を生成させることしている。
ところで、上記従来の受信装置では、フロントエンド部等で生成される被変調信号であるIF信号を適応的ディジタルフィルタに供給するために、A/D変換器とAGC回路によってディジタルIF信号X(t)を生成している。
ところが、A/D変換器でIF信号をアナログディジタル変換すると、そのA/D変換器の性能に依存して、ディジタルIF信号X(t)にはIF信号本来の信号成分だけでなく直流成分が含まれてしまい、更にその直流成分はAGC回路で増幅されることから、高レベルの直流成分となってディジタルIF信号X(t)に含まれてしまう。
そして、適応ディジタルフィルタでは、上述した一定の基準値とディジタルIF信号Y(t)との誤差を評価関数としているため、ディジタルIF信号X(t)に含まれている上述の直流成分に収束するようにタップ係数h(0)〜h(m)が変更されてしまい、マルチパス等の伝送路特性の影響を十分に除去したディジタルIF信号Y(t)を生成することができない場合があった。
また、上述した直流成分がA/D変換器の直流オフセットに依存する場合があることから、その直流オフセット分を考慮してAGC回路の最大ゲインを狭くすると、例えば弱電界の受信状態のときには、適応ディジタルフィルタに入力されるIF信号本来の信号成分のレベルが相対的に小さくなって、適応ディジタルフィルタの機能が十分に発揮されなくなり、結果、マルチパス等の伝送路特性の影響を除去することが困難となる等の問題を招来する場合があった。
本発明はこのような従来の問題に鑑みてなされたものであり、被変調信号に直流成分が含まれることとなった場合でも、マルチパス等の伝送路特性の影響を抑制すべく、効果的な適応処理を行うことが可能な適応ディジタルフィルタと受信装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ディジタル化された被変調信号からマルチパス等の伝送路特性の影響を除去する適応ディジタルフィルタであって、前記ディジタル化された被変調信号に対し所定のディジタルフィルタリングを施すトランスバーサルフィルタと、前記トランスバーサルフィルタの出力のエンベロープと所定の基準値との誤差を演算する識別判定手段と、前記誤差が収束するように前記トランスバーサルフィルタのタップ係数を調整することで適応制御を行い、前記トランスバーサルフィルタの出力を前記マルチパス等の伝送路特性の影響を除去した被変調信号として生成させる推定制御手段と、を備え、前記推定制御手段は、前記タップ係数を所定の初期係数値に設定することで、前記トランスバーサルフィルタの周波数特性を前記ディジタル化された被変調信号に含まれている直流成分の通過を阻止する周波数特性に設定した後、前記適応制御を行うことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、受信装置であって、請求項1乃至3の何れか1項に記載の適応ディジタルフィルタを有すると共に、アナログの被変調信号をアナログディジタル変換するA/D変換器と、前記A/D変換器の出力を自動利得制御して前記デジタル化された被変調信号を生成し、前記適応ディジタルフィルタに入力する自動利得制御手段と、前記トランスバーサルフィルタの出力を検波及び復調する復調手段と、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、ディジタル化された被変調信号からマルチパス等の伝送路特性の影響を除去する適応ディジタルフィルタリングの方法であって、前記ディジタル化された被変調信号に対し所定のディジタルフィルタリングを施すディジタルフィルタリング工程と、前記ディジタルフィルタリング工程において前記ディジタルフィルタリングされた信号のエンベロープと所定の基準値との誤差を演算する識別判定工程と、前記誤差が収束するように前記ディジタルフィルタリング工程におけるタップ係数を調整することで適応制御を行い、前記ディジタルフィルタリングされた信号を前記マルチパス等の伝送路特性の影響を除去した被変調信号として生成させる推定制御工程と、を備え、前記推定制御工程では、前記タップ係数を所定の初期係数値に設定することで、前記ディジタルフィルタリング工程における前記ディジタルフィルタリングの周波数特性を前記ディジタル化された被変調信号に含まれている直流成分の通過を阻止する周波数特性に設定した後、前記適応制御を行うことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、コンピュータに、ディジタル化された被変調信号からマルチパス等の伝送路特性の影響を除去する適応ディジタルフィルタリングを行わせるコンピュータプログラムであって、前記ディジタル化された被変調信号に対し所定のディジタルフィルタリングを行わせるディジタルフィルタリングステップと、前記ディジタルフィルタリングステップにおいて前記ディジタルフィルタリングされた信号のエンベロープと所定の基準値との誤差を演算させる識別判定ステップと、前記誤差が収束するように前記ディジタルフィルタリングステップにおけるタップ係数を調整させる適応制御を行わせ、前記ディジタルフィルタリングされた信号を前記マルチパス等の伝送路特性の影響を除去した被変調信号として生成させる推定制御ステップと、を備え、前記推定制御ステップは、前記タップ係数を所定の初期係数値に設定させることで、前記ディジタルフィルタリングステップにおける前記ディジタルフィルタリングの周波数特性を前記ディジタル化された被変調信号に含まれている直流成分の通過を阻止する周波数特性に設定させた後、前記適応制御を行わせることを特徴とする。
本発明の好適な実施の形態について図1を参照して説明する。図1(a)は、本実施形態の受信装置の構成を示したブロック図、図1(b)は、適応ディジタルフィルタの構成を示したブロック図である。
図1(a)において、本実施形態の受信装置は、A/D変換器1と、自動利得制御回路(AGC回路)2、自動等化器としての適応ディジタルフィルタ3と、FM検波器4を備えて構成されている。そして、図示していないフロントエンド部とIF部が、FM放送等の到来電波を同調受信してIF信号(被変調信号)SIFを生成し、A/D変換器1がそのIF信号SIFをディジタルIF信号DIFにアナログディジタル変換し、AGC回路2が自動利得制御によってディジタルIF信号DIFをディジタルIF信号X(t)に増幅して適応ディジタルフィルタ3に供給し、FM検波器4が適応ディジタルフィルタ3から出力されるディジタルIF信号Y(t)に基づいて検波及び復調することで復調信号Ddetを生成する。
適応ディジタルフィルタ3は、図1(b)に示すように、m段の遅延素子DL(1)〜DL(m)を有する転送部3Aと、各遅延素子DL(1)〜DL(m)の入力又は出力に対してタップ係数h(0)〜h(m)を乗算するm+1個の乗算器M(0)〜M(m)と、乗算器M(0)〜M(m)の出力を加算する加算器ADDと、エンベロープ検出部EVDと減算器SUBとを有する識別判定部3Cと、推定制御部3Dを備えて構成されている。そして、遅延素子DL(1)〜DL(m)と乗算器M(0)〜M(m)及び加算器ADDによって形成されたトランスバーサルフィルタ3Bが、推定制御部3Dの制御の下で、ディジタルIF信号X(t)に対し適応的的に所定のディジタルフィルタリングを施し、加算器ADDの出力信号をディジタルIF信号Y(t)としてFM検波器4に供給する。
遅延素子DL(1)〜DL(m)は、夫々、所定の遅延時間T(z変換表記で表すと、z-1)に設定されており、入力されるディジタルIF信号X(t)を遅延時間Tに従って後段側の遅延素子へと順次に転送する。
つまり、被変調信号SIFの最大周波数を(fmax)、ナイキスト周波数を(2×fmax)とすると、A/D変換器1のサンプリング周波数fsがナイキスト周波数(2×fmax)より高い周波数に設定され、各遅延素子DL(1)〜DL(m)の遅延時間Tが、そのサンプリング周波数fsの逆数のサンプリング周期(1/fs)に合わせられている。
乗算器M(0)〜M(m)は、推定制御部3Dによって各タップ係数h(0)〜h(m)が更新され、そのタップ係数h(0)〜h(m)と遅延素子DL(1)〜DL(m)の入力又は出力であるディジタルIF信号X(t)〜X(t-mT)とを乗算し、その乗算結果を加算器ADDで加算させてディジタルIF信号Y(t)を生成させる。
以上の構成によってトランスバーサルフィルタ3Bは、次式(2a)で表される伝達関数H(z)を有し、入力されるディジタルIF信号X(t)に対して所定のフィルタリング処理を施すことで、次式(2b)で表されるディジタルIF信号Y(t)を生成する。
エンベロープ検出部EVDは、ディジタルIF信号Y(t)をエンベロープ検波することで、ディジタルIF信号Y(t)のエンベロープを示すエンベロープ信号EY(t)を生成する。
減算器SUBは、エンベロープ信号EY(t)と一定値の基準信号BSとの誤差E(t)を演算する。すなわち、理想的なFM波(FM変調されている被変調信号)のエンベロープが一定レベルであることから、所定の一定値を示す基準信号BSとディジタルIF信号Y(t)との誤差E(t)を演算して評価関数としている。
推定制御部3Dは、誤差E(t)を評価関数とし、所定の適応アルゴリズムに従って、誤差E(t)が収束するように(誤差E(t)が0に収束するように)、乗算器M(0)〜M(m)の各タップ係数h(0)〜h(m)を更新する。これにより、入力されるディジタルIF信号X(t)に含まれる被変調信号SIF本来の信号成分に対し、トランスバーサルフィルタ3Bの周波数特性がマルチパス等の伝送路特性の影響を低減するように変化し、その伝送路特性の影響が抑制されたディジタルIF信号Y(t)が生成される。
更に、推定制御部3Dは、本実施形態の受信装置が受信を開始するとき、例えばユーザー等が受信装置の電源を投入した時や、受信中であってもユーザー等の指示に従って受信装置が初期化される時等、受信装置が本来の受信を開始する時(以下「初期時」という)において、乗算器M(0)〜M(m)の各タップ係数h(0)〜h(m)を所定の係数値(以下「初期係数値」という)に初期化することで、トランスバーサルフィルタ3Bを、ディジタルIF信号X(t)に含まれる直流成分の通過を阻止するハイパスフィルタの周波数特性、又は、ディジタルIF信号X(t)に含まれる直流成分の通過を阻止し且つディジタルIF信号X(t)に含まれる信号成分の周波数帯域幅(つまり、被変調信号SIFの周波数帯域幅)を包含するバンドパスフィルタの周波数特性に設定する。そして、その初期設定の後、所定の適応アルゴリズムに従って、誤差E(t)が収束するように(誤差E(t)が0に収束するように)、乗算器M(0)〜M(m)の各タップ係数h(0)〜h(m)を更新する動作を開始して、マルチパス等の伝送路特性の影響を低減するように適応制御を行う。
つまり、推定判定部3Dは、初期時にトランスバーサルフィルタ3Bを上述のハイパスフィルタ又はバンドパスフィルタの周波数特性に設定することによって減算器SUBから出力される誤差E(t)を最初の評価関数として、所定の適応アルゴリズムに従って適応処理を開始し、誤差E(t)が収束するように(誤差E(t)が0に収束するように)、乗算器M(0)〜M(m)の各タップ係数h(0)〜h(m)を更新、すなわち調整していく。
このように、推定判定部3Dが、タップ係数h(0)〜h(m)を所定の初期係数値に設定する初期化処理を行うと、ディジタルIF信号X(t)に直流成分が含まれていた場合に、トランスバーサルフィルタ3Bがその直流成分の通過を阻止してディジタルIF信号Y(t)を生成することとなり、更にそのディジタルIF信号Y(t)のエンンベロープ信号EY(t)と基準信号BSとの誤差E(t)が推定制御部3Dに入力される状態となる。そして、推定判定部3Dが初期化処理後、マルチパス等の伝送路特性の影響を低減するように適応制御を開始すると、初期化処理時に入力された上述の誤差E(t)を最初の評価関数として、誤差E(t)が収束するように(誤差E(t)が0に収束するように)、タップ係数h(0)〜h(m)を適応的に調整することとなる。このため、ディジタルIF信号X(t)に直流成分が含まれていた場合でも、その直流成分の影響を阻止して、IF信号SIFの信号成分に対してマルチパス等の伝送路特性の影響を低減するように適応制御を行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態の適応ディジタルフィルタ3によれば、所定の初期化処理の際にタップ係数h(0)〜h(m)を所定の初期係数値に設定することで、トランスバーサルフィルタ3bを上述のハイパスフィルタ又はバンドパスフィルタとなるように設定してから、引き続き適応制御を開始するので、ディジタルIF信号X(t)に直流成分が含まれていた場合でも、その直流成分の影響を抑制して、ディジタルIF信号X(t)のIF信号SIF本来の信号成分に対してマルチパス等の伝送路特性の影響を低減するように適応制御を行うことができる。このため、A/D変換器1で生じる直流オフセット等による直流分や、AGC回路で増幅される直流分の影響を抑制して、マルチパス等の伝送路特性の影響を低減するように適応制御を行うことができる。
また、本実施形態の受信装置によれば、適応ディジタルフィルタ3から供給されるディジタルIF信号Y(t)に基づいてFM検波器4が検波及び復調を行うことで、復調信号DdetのS/N等を向上させることができる。
また、上述したようにディジタルIF信号X(t)に直流成分が含まれていても、適応ディジタルフィルタ3がその直流成分の影響を抑制するため、受信装置内に設けられるA/D変換器1の直流オフセットやAGC回路2のゲイン等の調整が容易となる。このため、受信装置の設計の自由度を向上させることができ、また製造工程での調整作業を簡素化することができる等の効果が得られる。
また、本実施形態の受信装置の構成によると、被変調信号SIFからディジタル信号処理によって復調信号Ddetを生成するディジタル受信装置を形成する場合に適している。
なお、以上に説明した適応ディジタルフィルタ3は、いわゆるハードフェアで構成することとして説明したが、同様の機能を発揮するコンピュータプログラムを作成し、そのコンピュータプログラムをディジタルシグナルプロセッサ(DSP)やマイクロプロセッサ(MPU)に実行させることで、マルチパス等の伝送路特性の影響を低減するための適応ディジタルフィルタリングを行ってもよい。
次に、適応ディジタルフィルタと受信装置のより具体的な実施例について、図2及び図3を参照して説明する。
図2(a)は、本実施例の受信装置の構成を示したブロック図であり、図1(a)と同一又は相当する部分を同一符号で示している。図2(b)は、適応ディジタルフィルタの構成を示したブロック図であり、図1(a)と同一又は相当する部分を同一符号で示している。図3(a)(b)は、適応ディジタルフィルタの周波数特性を示した特性図である。
図2(a)において、本実施例の受信装置は、FM放送等の到来電波を受信するアンテナ9及びRF部10と、RF部10から出力される高周波数の受信信号と局部発振器12からの局発信号とを混合し、中間周波数の信号に周波数変換する混合器11と、その中間周波数の信号から所定の占有周波数帯域幅のIF信号(被変調信号)SIFを抽出するIFフィルタ及びIF増幅部13と、A/D変換器1と、AGC回路2と、適応ディジタルフィルタ3と、FM検波器4と、FM検波器4の出力(復調信号)Ddetをステレオ復調等してディジタルアナログ変換し更に電力増幅してスピーカ8に供給する、オーディオ処理部5とD/A変換器6及び出力部7を備えて構成されている。
適応ディジタルフィルタ3は、図1(b)の構成と同様に、複数段m(mは偶数)の遅延素子DL(0)〜DL(m)を有する転送部3Aと、識別判定部3Cによってタップ係数h(0)〜h(m)が調整されるm+1個の乗算器M(0)〜M(m)と、加算器ADDと、識別判定部3C及び推定制御部3Dを備えて構成されている。更に、乗算器M(0)〜M(m)の各遅延時間Tが、A/D変換器1のサンプリング周期に合わせて設定されている。
ここで、転送部3Aと乗算器M(0)〜M(m)と加算器ADDによって、前記式(2a)で表される伝達関数H(z)を有するトランスバーサルフィルタ(別言すれば、FIR(Finite Impulse Response)型のディジタルフィルタ)3Bが形成され、更に、入力されるディジタルIF信号X(t)に対し、前記式(2b)で表されるディジタルIF信号Y(t)を生成する。
識別判定部3Cは、2つのエンベロープ検出部EVDとEVDXとを有して構成されている。
エンベロープ検出部EVDは、加算器ADDで生成されるディジタルIF信号Y(t)の絶対値の二乗値│Y(t)│2を演算する演算器14と、演算器14の出力を乗算器M(0)〜M(m)の各遅延時間Tと同じ遅延時間で遅延させる遅延素子15と、演算器14で演算された二乗値│Y(t)│2と遅延素子15の出力値│Y(t-T)│2とを加算することで、ディジタルIF信号Y(t)のエンベロープを示すエンベロープ信号EY(t)を生成する加算器16とを備えて構成されている。
エンベロープ検出部EVDXは、ディジタルIF信号X(t)の絶対値の二乗値│X(t)│2を演算する演算器17と、演算器17の出力を乗算器M(0)〜M(m)の各遅延時間Tと同じ遅延時間で遅延させる遅延素子18と、演算器17で演算された二乗値│X(t)│2と遅延素子18の出力値│X(t-T)│2とを加算することで、ディジタルIF信号X(t)のエンベロープを示すエンベロープ信号EX(t)を生成する加算器19と、エンベロープ信号EX(t)を平滑化することによって、直流の基準信号BS(t)を生成するディジタルローパスフィルタ20を備えて構成されている。
減算器SUBは、基準信号BS(t)とエンベロープ信号EY(t)との誤差E(t)を演算し、評価関数として推定制御部3Dに供給する。
推定制御部3Dは、誤差E(t)を評価関数とし、所定の適応アルゴリズムに従って、誤差E(t)が収束するように(誤差E(t)が0に収束するように)、乗算器M(0)〜M(m)の各タップ係数h(0)〜h(m)を更新することで、入力されるディジタルIF信号X(t)に含まれる被変調信号SIF本来の信号成分に対し、トランスバーサルフィルタ3Bの周波数特性がマルチパス等の伝送路特性の影響を低減するように変化させ、その伝送路特性の影響が抑制されたディジタルIF信号Y(t)を生成させる。
更に、推定制御部3Dは、本実施形態の受信装置が受信を開始する「初期時」において、乗算器M(0)〜M(m)の各タップ係数h(0)〜h(m)を所定の「初期係数値」に初期化することで、トランスバーサルフィルタ3Bを、ディジタルIF信号X(t)に含まれる直流成分の通過を阻止するハイパスフィルタの周波数特性、又は、ディジタルIF信号X(t)に含まれる直流成分の通過を阻止し且つディジタルIF信号X(t)の信号成分の周波数帯域幅(つまり、被変調信号SIFの周波数帯域幅)を包含するバンドパスフィルタの周波数特性に設定する。
本実施例では、FIRフィルタ3Bが次式(3a)又は次式(3b)で表される伝達関数H(z)等となるように各タップ係数h(0)〜h(m)を所定の「初期係数値」に初期化している。
より具体的には、m+1個の乗算器M(0)〜M(m)のうち、第m/2段目の遅延素子DL(m/2)の出力に接続された遅延素子(すなわち中心に位置する遅延素子)M(m/2)のタップ係数h(m/2)を0.5、次の遅延素子M(m/2+1)のタップ係数h(m/2+1)を−0.5、残余の遅延素子M(0)〜M(m/2−1)とM(m/2+1)〜M(m)のタップ係数h(0)〜h(m/2−1)とh(m/2+1)〜h(m)を0に設定することで、図4(a)に示すハイパスフィルタの周波数特性に設定する。
また、他の具体例として、中心に位置する遅延素子M(m/2)のタップ係数h(m/2)を0、遅延素子M(m/2−1)のタップ係数h(m/2−1)を0.5、遅延素子M(m/2+1)のタップ係数h(m/2+1)を−0.5、残余の遅延素子M(0)〜M(m/2−2)とM(m/2+2)〜M(m)のタップ係数h(0)〜h(m/2−2)とh(m/2+2)〜h(m)を0に設定することで、図4(b)に示すバンドパスフィルタの周波数特性に設定する。
こうしてタップ係数h(0)〜h(m)を所定の「初期係数値」に初期化することで、トランスバーサルフィルタ3Bを、ディジタルIF信号X(t)に含まれる直流成分の通過を阻止するハイパスフィルタの周波数特性、又は、ディジタルIF信号X(t)に含まれる直流成分の通過を阻止し且つ被変調信号SIFの周波数帯域幅を包含するバンドパスフィルタの周波数特性に設定する。
更に、推定制御部3Dは、トランスバーサルフィルタ3Bを上述のハイパスフィルタ又はバンドパスフィルタの周波数特性に設定することによって減算器SUBから出力される誤差E(t)を最初の評価関数として、所定の適応アルゴリズムに従って適応処理を開始し、誤差E(t)が収束するように(誤差E(t)が0に収束するように)、乗算器M(0)〜M(m)の各タップ係数h(0)〜h(m)を更新すなわち調整することで、マルチパス等の伝送路特性の影響を低減するように適応制御を行う。
以上に説明した本実施例の適応ディジタルフィルタ3によると、エンベロープ検出部EVDXにおいてディジタルIF信号X(t)をエンベロープ検波して平滑化することで直流の基準信号BS(t)を生成し、推定制御部3Dがその基準信号BS(t)とディジタルIF信号Y(t)のエンベロープ信号EY(t)との誤差E(t)を評価関数として、誤差E(t)が収束するように(誤差E(t)が0に収束するように)、タップ係数h(0)〜h(m)を適応的に調整するので、ディジタルIF信号Y(t)の振幅を、ディジタルIF信号X(t)の振幅に合わせることができる。このため、ディジタルIF信号X(t)の情報量を損なうこと無くディジタルIF信号Y(t)を生成することができる。
また、本実施形態の適応ディジタルフィルタ3によれば、所定の初期化処理の際にタップ係数h(0)〜h(m)を所定の初期係数値に設定することで、トランスバーサルフィルタ3bを上述のハイパスフィルタ又はバンドパスフィルタとなるように設定してから、適応制御を開始するので、ディジタルIF信号X(t)に直流成分が含まれていた場合でも、その直流成分の影響を抑制して、ディジタルIF信号X(t)のIF信号SIF本来の信号成分に対してマルチパス等の伝送路特性の影響を低減するように適応制御を行うことができる。このため、A/D変換器1で生じる直流オフセット等による直流分や、AGC回路で増幅される直流分の影響を抑制して、マルチパス等の伝送路特性の影響を低減するように適応制御を行うことができる。
また、弱電界の受信状態のときでも、適応ディジタルフィルタ3が機能を十分に発揮させて、マルチパス歪を除去しS/Nの良好な復調信号を生成するためのディジタルIF信号Y(t)を生成することができる。
また、本実施形態の受信装置によれば、適応ディジタルフィルタ3から供給されるディジタルIF信号Y(t)に基づいてFM検波器4が検波及び復調を行うことで、復調信号DdetのS/N等を向上させることができる。
また、上述したようにディジタルIF信号X(t)に直流成分が含まれていても、適応ディジタルフィルタ3がその直流成分の影響を抑制するため、受信装置内に設けられるA/D変換器1の直流オフセットやAGC回路2のゲイン等の調整が容易となる。このため、受信装置の設計の自由度を向上させることができ、また製造工程での調整作業を簡素化することができる等の効果が得られる。
なお、以上に述べた本実施例では、適応ディジタルフィルタ3にディジタルIF信号X(t)の直流成分の通過を阻止する機能を持たせる構成としているが、A/D変換器1とAGC回路2の間に、ディジタルIF信号DIFに含まれている直流成分の通過を阻止するディジタルハイパスフィルタやディジタルバンドパスフィルタを設けてもよい。
また、AGC回路2と適応ディジタルフィルタ3の間に、ディジタルIF信号X(t)に含まれている直流成分の通過を阻止するディジタルハイパスフィルタやディジタルバンドパスフィルタを設けてもよい。
また、適応ディジタルフィルタ3にディジタルIF信号X(t)の直流成分の通過を阻止する機能を持たせる構成とするのに加えて、A/D変換器1とAGC回路2の間に、ディジタルIF信号DIFに含まれている直流成分の通過を阻止するディジタルハイパスパスフィルタやディジタルバンドパスフィルタを設けたり、また、AGC回路2と適応ディジタルフィルタ3の間に、ディジタルIF信号X(t)に含まれている直流成分の通過を阻止するディジタルハイパスフィルタやディジタルバンドパスフィルタを設けてもよい。このように、ディジタルIF信号X(t)の直流成分の通過を阻止する適応ディジタルフィルタ3と、ディジタルハイパスフィルタ又はディジタルバンドパスフィルタを設けると、直流成分の影響をより確実に抑制することができる。
また、以上に説明した本実施例の適応ディジタルフィルタ3は、いわゆるハードフェアで構成することして説明したが、同様の機能を発揮するコンピュータプログラムを作成し、そのコンピュータプログラムをディジタルシグナルプロセッサ(DSP)やマイクロプロセッサ(MPU)に実行させることで、マルチパス等の伝送路特性の影響を低減するための適応ディジタルフィルタリングを行ってもよい。
Claims (6)
- ディジタル化された被変調信号からマルチパス等の伝送路特性の影響を除去する適応ディジタルフィルタであって、
前記ディジタル化された被変調信号に対し所定のディジタルフィルタリングを施すトランスバーサルフィルタと、
前記トランスバーサルフィルタの出力のエンベロープと所定の基準値との誤差を演算する識別判定手段と、
前記誤差が収束するように前記トランスバーサルフィルタのタップ係数を調整することで適応制御を行い、前記トランスバーサルフィルタの出力を前記マルチパス等の伝送路特性の影響を除去した被変調信号として生成させる推定制御手段と、
を備え、
前記推定制御手段は、前記タップ係数を所定の初期係数値に設定することで、前記トランスバーサルフィルタの周波数特性を前記ディジタル化された被変調信号に含まれている直流成分の通過を阻止する周波数特性に設定した後、前記適応制御を行うことを特徴とする適応ディジタルフィルタ。 - 前記タップ係数の前記初期係数値は、前記トランスバーサルフィルタの周波数特性をハイパスフィルタの周波数特性に設定する係数値であることを特徴とする請求項1に記載の適応ディジタルフィルタ。
- 前記タップ係数の前記初期係数値は、前記トランスバーサルフィルタの周波数特性を、前記ディジタル化された被変調信号の周波数帯域幅を含むバンドパスフィルタの周波数特性に設定する係数値であることを特徴とする請求項1に記載の適応ディジタルフィルタ。
- 請求項1乃至3の何れか1項に記載の適応ディジタルフィルタを有すると共に、
アナログの被変調信号をアナログディジタル変換するA/D変換器と、
前記A/D変換器の出力を自動利得制御して前記デジタル化された被変調信号を生成し、前記適応ディジタルフィルタに入力する自動利得制御手段と、
前記トランスバーサルフィルタの出力を検波及び復調する検波手段と、
を備えることを特徴とする受信装置。 - ディジタル化された被変調信号からマルチパス等の伝送路特性の影響を除去する適応ディジタルフィルタリングの方法であって、
前記ディジタル化された被変調信号に対し所定のディジタルフィルタリングを施すディジタルフィルタリング工程と、
前記ディジタルフィルタリング工程において前記ディジタルフィルタリングされた信号のエンベロープと所定の基準値との誤差を演算する識別判定工程と、
前記誤差が収束するように前記ディジタルフィルタリング工程におけるタップ係数を調整することで適応制御を行い、前記ディジタルフィルタリングされた信号を前記マルチパス等の伝送路特性の影響を除去した被変調信号として生成させる推定制御工程と、
を備え、
前記推定制御工程では、前記タップ係数を所定の初期係数値に設定することで、前記ディジタルフィルタリング工程における前記ディジタルフィルタリングの周波数特性を前記ディジタル化された被変調信号に含まれている直流成分の通過を阻止する周波数特性に設定した後、前記適応制御を行うことを特徴とする適応ディジタルフィルタリングの方法。 - コンピュータに、ディジタル化された被変調信号からマルチパス等の伝送路特性の影響を除去する適応ディジタルフィルタリングを行わせるコンピュータプログラムであって、
前記ディジタル化された被変調信号に対し所定のディジタルフィルタリングを行わせるディジタルフィルタリングステップと、
前記ディジタルフィルタリングステップにおいて前記ディジタルフィルタリングされた信号のエンベロープと所定の基準値との誤差を演算させる識別判定ステップと、
前記誤差が収束するように前記ディジタルフィルタリングステップにおけるタップ係数を調整させる適応制御を行わせ、前記ディジタルフィルタリングされた信号を前記マルチパス等の伝送路特性の影響を除去した被変調信号として生成させる推定制御ステップと、
を備え、
前記推定制御ステップは、前記タップ係数を所定の初期係数値に設定させることで、前記ディジタルフィルタリングステップにおける前記ディジタルフィルタリングの周波数特性を前記ディジタル化された被変調信号に含まれている直流成分の通過を阻止する周波数特性に設定させた後、前記適応制御を行わせることを特徴とするコンピュータプログラム。
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