JP4531292B2 - 折丁自動選別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輪転機などの印刷装置と該印刷装置で印刷された折丁を集積して束ねる折丁集積装置との間に配置され、異常発生時に、印刷装置から送られてくる折丁を良品と不良品に区分けして排出するための折丁自動選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の折丁自動選別装置について、図面を参照して説明する。
図4は従来の折丁自動選別装置を組み込んだ印刷システムの全体構成図であって、図中、1は輪転機などの印刷装置、2は印刷装置1から送られてくる折丁Sを所定部数ずつ束ねて次工程へ搬出する折丁集積装置、3は本発明の対象である折丁自動選別装置である。
【0003】
図示するように、折丁自動選別装置3は、印刷装置1と折丁集積装置2との間を結ぶベルトコンベア5a〜5cによって構成された折丁搬送ラインの途中に設置されており、搬送中の折丁Sを上から押さえつけることによって一時的に送り停止させる折丁仮止め機構31、この折丁仮止め機構31の下流側に配置された折丁選別機構32、マイクロコンピュータなどで構成された制御装置33から構成されている。
【0004】
折丁仮止め機構31は、搬送方向に並設されたコンベア5bの間に配置された受け板312、コンベア5b上に位置して垂直下向きに配置された第1のエアシリンダ313、この第1のエアシリンダ313のピストンロッド先端に固着されたストッパ314、ストッパ314に近接配置された支軸315を支点として回動自在に軸支された回動腕316、一端をストッパ314に、他端を回動腕316の回動先端に固着され、円弧状に上流側(印刷装置1側)に向かって撓められた板ばね317、回動腕316の中点付近にピストンロッド先端を枢着された第2のエアシリンダ318とから構成されている。
【0005】
また、折丁選別機構32は、折丁搬送ラインと同じ高さに配置され、かつ、第3のエアシリンダ321によって支軸322を支点として上方へ回動自在とされた回動式ベルトコンベア323、該回動式ベルトコンベア323によって選別された折丁を収納する折丁受け箱324とから構成されている。
【0006】
上記従来装置の動作を説明する。
まず最初に、折丁S自体に印刷ミスや折りミスなどの不良が発生した場合の動作について、図5(a)を参照して説明する。
【0007】
いま、或る折丁Sに印刷ミスや折りミスなどの不良が発生していることが印刷装置1に付設した検査手段(図示なし)で検出されると、この不良検出信号は折丁選別装置3の制御装置33に送られる。不良検出信号が送られてくると、制御装置33は、不良品の折丁Sがストッパ314の真下に到達したタイミング位置で第1のエアシリンダ313を駆動し、ピストンロッド先端に固着されたストッパ314によって不良品の折丁Sをその上から押さえつけ、該折丁Sを受け板312との間で挟み付けてその位置に停止させ、仮止めする。
【0008】
これと同時に、制御部33は、第2のエアシリンダ318を駆動してそのピストンロッドを延出させ、回動腕316を支軸315を支点として時計回りに回動させる。これによって、板ばね317は、ストッパ314によって仮止めされた折丁以降の一定範囲の折丁をその上から押さえつけ、受け板312との間で挟み付けることによって、それぞれの位置で仮止めする。
【0009】
この折丁が仮止めされている間も、ベルトコンベア5a〜5c自体は回転を持続されており、不良品の折丁Sより前の折丁Sがベルトコンベア5bによって下流側の回動式ベルトコンベア323に向けて送られていく。
【0010】
そして、折丁Sが回動式ベルトコンベア323を通過したら、制御部33は第3のエアシリンダ321を駆動し、回動式ベルトコンベア323を支軸322を支点として実線で示す位置まで上方へ向けて回動する。同時に、制御部33は、第1、第2のエアシリンダ313、318を不良品の折丁Sが通過する間、開放する。これによって、不良品の折丁Sは下部側に配置した折丁受け箱324内に落とし込まれ、不良品として排出される。
【0011】
不良品の折丁Sが排出されると、制御部33は再度、第1、第2のエアシリンダ313、318を駆動して不良品の折丁Sの後の折丁Sの流れを仮止めし、第3のエアシリンダ321を逆方向へ駆動して回動式ベルトコンベア323を元の位置まで戻す。その後、第1、第2のエアシリンダ313、318を開放し、ストッパ314、回動碗316、板ばね317も元の位置まで引き戻す。これによって、それまで仮止めされていた折丁Sは、下流側の折丁集積装置2に向けて再び搬送開始される。
【0012】
次に、下流側の折丁集積装置2に異常(例えば、紙づまりや装置の故障など)が発生して折丁の集積ができなくなった場合の動作について、図5(b)を参照して説明する。
【0013】
折丁集積装置2に異常が発生し、折丁Sの集積ができなくなると、折丁集積装置2から異常発生信号が折丁選別装置3の制御装置33に送られる。異常発生信号が送られてくると、制御装置33は第3のエアシリンダ321を駆動し、回動式ベルトコンベア323を支軸322を支点として実線で示す位置まで上方へ向けて回動する。これによって、印刷装置1から送られてくる折丁Sは、良品の折丁S、不良品の折丁Sにかかわらず、すべて折丁受け箱324内に落とし込まれ、排出される。
【0014】
折丁集積装置2の異常が回復し、異常発生信号がなくなると、制御部33は第3のエアシリンダ321を逆方向へ駆動して回動式ベルトコンベア323を元の位置まで戻し、それまで折丁受け箱324へ送り込んでいた折丁Sを再び下流側の折丁集積装置2に向けて搬送開始する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の折丁選別装置は、折丁の不良発生と、折丁集積装置の異常発生のそれぞれに対して対処することができ、極めて有効で役立つものであった。しかしながら、上記構成になる従来の折丁選別装置には、次のような問題があった。
【0016】
すなわち、従来の折丁選別装置は、折丁に不良が発生した場合、不良品の折丁Sのみを選別して折丁受け箱324に排出(図5(a)参照)しているが、下流側の折丁集積装置2に異常が発生した場合には、ベルトコンベア5a〜5cに載って送られてくる折丁Sを、良品の折丁S、不良品の折丁Sの区別なく、すべて折丁受け箱324へ送り込み、排出(図5(b)参照)するようにしていた。
【0017】
そのため、折丁受け箱324内には良品と不良品の両者が混在して排出されており、排出された良品の折丁Sを再利用するには、排出された折丁中から良品の折丁Sと不良品の折丁Sを手作業や別工程でより分けねばならず、排出された良品の折丁の再利用に多大な手間と時間がかかるという問題があった。
【0018】
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、折丁集積装置に異常が発生している場合においても、良品の折丁と不良品の折丁を自動的に区分けして排出することができる折丁自動選別装置を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の折丁自動選別装置は次のような手段を採用した。すなわち、本発明は、折丁を印刷装置から折丁集積装置へ連続的に搬送して送り込むことにより折丁の集積処理を行なうようにした折丁搬送ラインにおける前記印刷装置と折丁集積装置との間に配置される折丁自動選別装置であって、連続的に搬送される折丁を所定の位置で一時的に停止させる折丁仮止め機構と、該折丁仮止め機構の下流側に位置する折丁選別機構と、これら折丁仮止め機構および折丁選別機構の動作を制御する制御部とを備え、前記折丁選別機構は、不良品選別用の第1の折丁選別手段と、良品選別用の第2の折丁選別手段を有し、前記制御部は、下流側の折丁集積装置が正常な場合、良品の折丁が搬送されてきたときにはいずれの手段も作動させることなく良品の折丁をそのまま折丁集積装置へ搬送するとともに、不良品の折丁が搬送されてきたときには前記折丁仮止め機構と不良品選別用の第1の折丁選別手段を作動させて不良品の折丁を不良品用の折丁受け箱へ排出するように制御し、下流側の折丁集積装置に異常が発生した場合には、良品の折丁が搬送されてきたときは良品選別用の第2の折丁選別手段を作動して良品の折丁を良品用の折丁受け箱へ排出するとともに、不良品の折丁が搬送されてきたときは前記折丁仮止め機構と不良品選別用の第1の折丁選別手段を作動して不良品の折丁を不良品用の折丁受け箱へ排出するように制御することを特徴とするものである。
【0020】
なお、前記第1および第2の折丁選別手段は、搬送ライン上から折丁を排出できる機構であればどのような機構でも適用可能であるが、最も好ましくは、一方の端部を支軸として他端側を上方または下方へ回動自在とされたコンベアを用いることが望ましい。
【0021】
上記構成を採用した場合、折丁集積装置に異常が発生している場合においても、印刷ミスや折りミスなどの不良が発生している不良品の折丁と、不良の発生していない良品の折丁とを別々に選別して排出することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に本発明に係る折丁自動選別装置の一実施の形態を示す。
なお、図1は、本発明に係る折丁自動選別装置を組み込んだ印刷システムの全体構成図であって、図中、従来例(図4)と同一の部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0023】
図示例に係る本発明の折丁自動選別装置3が、前述した従来例のものと異なる点は、
(1)従来設けられていた回動式ベルトコンベア323の下流側に、さらにもう1つ回動式ベルトコンベア325を設け、この2つの回動式ベルトコンベアのうち、上流側の第1の回動式ベルトコンベア323を不良品選別用の第1の折丁選別手段として用いるとともに、下流側の第2の回動式ベルトコンベア325を良品選別用の第2の折丁選別手段として用いた点
(2)上流側の第1の回動式ベルトコンベア323の下部位置に不良品排出用の第1の折丁受け箱324を、下流側の第2の回動式ベルトコンベア325の下部位置に良品排出用の第2の折丁受け箱326をそれぞれ設けた点
(3)上流側の第1の回動式ベルトコンベア323の向きを従来装置とは前後逆向きとし、ベルトコンベア323を下側に向けて回動するように構成した点
である。
【0024】
なお、良品選別用の第2の回動式ベルトコンベア325にも第4のエアシリンダ327が取り付けられており、支軸328を支点として上方に向けて点線の位置まで回動できるように構成されている。また、不良品選別用の第1の回動式ベルトコンベア323を下側に向けて回動するように構成した場合、不良品の折丁Sを第1の折丁受け箱324に排出する際に、よりスムーズに不良品排出用の第1の折丁受け箱324内へと導くことができるようになる。
【0025】
次に、上記実施の形態の動作について、動作説明図を参照して説明する。
まず最初に、折丁自体に印刷ミスや折りミスなどの不良が発生した場合の動作について、図2を参照して説明する。なお、この場合の動作は、第1の回動式ベルトコンベア323を下方へ向けて回動する点を除けば、前述した従来例の場合と同様である。
【0026】
すなわち、折丁Sに印刷ミスや折りミスなどの不良が発生したことが印刷装置1に付設した検査手段(図示なし)で検出されると、この不良検出信号は折丁選別装置3の制御装置33に送られる。不良検出信号が送られてくると、制御装置33は、不良品の折丁Sがストッパ314の真下に到達したタイミング位置で第1のエアシリンダ313を駆動し、ピストンロッド先端に固着されたストッパ314によって不良品の折丁Sをその上から押さえつけ、該折丁Sを受け板312との間で挟み付けてその位置に停止させ、仮止めする。
【0027】
これと同時に、制御部33は、第2のエアシリンダ318を駆動してそのピストンロッドを延出させ、回動腕316を支軸315を支点として時計回りに回動させる。これによって、板ばね317は、ストッパ314によって仮止めされた折丁以降の一定範囲の折丁をその上から押さえつけ、受け板312との間で挟み付けることによって、それぞれの位置で仮止めする。
【0028】
そして、折丁Sが第1の回動式ベルトコンベア323を通過したら、制御部33は第3のエアシリンダ321を駆動し、第1の回動式ベルトコンベア323を支軸322を支点として実線で示す位置まで下方へ向けて回動する。同時に、制御部33は、第1、第2のエアシリンダ313、318を不良品の折丁Sが通過する間、開放する。これによって、不良品の折丁Sは下部側に配置した折丁受け箱324内に落とし込まれ、不良品として排出される。
【0029】
なお、この場合において、下流側の第2の回動式ベルトコンベア325は駆動されることなく、実線の位置に維持されている。したがって、不良品の折丁Sよりも下流側に存在していた良品の折丁Sについては、そのまま折丁集積装置2へと搬送される。
【0030】
不良品の折丁Sの排出が終了すると、制御部33は再度、第1、第2のエアシリンダ313、318を駆動して折丁Sの流れを仮止めし、第3のエアシリンダ321を逆方向へ駆動して第1の回動式ベルトコンベア323を元の位置まで戻す。その後、第1、第2のエアシリンダ313、318も逆方向へ駆動し、ストッパ314、回動碗316、板ばね317も元の位置まで引き戻す。これによって、それまで仮止めされていた折丁Sは、下流側の折丁集積装置2に向けて再び搬送開始される。
【0031】
以上の動作の結果、第1の折丁受け箱324には不良品の折丁Sのみが排出され、良品の折丁はすべて折丁集積装置2へと送り込まれる。
【0032】
次に、折丁集積装置2に異常が発生して折丁の集積ができなくなった場合の動作について、図3を参照して説明する。
まず、最初に、折丁集積装置2に異常が発生しているが、搬送されてくる折丁S中には印刷ミスや折りミスなどの不良品が存在しない場合の動作について、図3(a)を参照して説明する。
【0033】
折丁集積装置2に異常が発生し、折丁Sの集積ができなくなると、折丁集積装置2から異常発生信号が折丁選別装置3の制御装置33に送られる。異常発生信号が送られてくると、制御装置33は第4のエアシリンダ327を駆動し、第2の回動式ベルトコンベア325を支軸328を支点として実線の位置まで回動する。これによって、印刷装置から送られてくる良品の折丁Sはすべて第2の折丁受け箱326内に落とし込まれ、排出される。
【0034】
折丁集積装置2の異常が回復し、異常発生信号がなくなると、制御部33は第4のエアシリンダ327を逆方向へ駆動して第2の回動式ベルトコンベア325を元の位置まで戻し、それまで第2の折丁受け箱326へ送り込んでいた折丁Sを再び折丁集積装置2に向けて搬送開始する。
【0035】
次に、上記折丁集積装置2の異常動作中において、搬送されてくる折丁S中に不良品の折丁Sが含まれている場合の動作について、図3(b)を参照して説明する。
【0036】
不良品の折丁Sが発生すると、この不良品の折丁Sは印刷装置1に付設した検査手段(図示なし)で検出され、不良検出信号が折丁選別装置3の制御装置33に送られてくる。
【0037】
不良検出信号が送られてくると、制御装置33は、前述した図3(a)の場合と同じ動作を行ない、第1の回動式ベルトコンベア323を下方へ向けて回動し、不良品の折丁Sを排出する。
【0038】
すなわち、不良品の折丁Sがストッパ314の真下に到達したタイミング位置で第1のエアシリンダ313を駆動し、ピストンロッド先端に固着されたストッパ314によって不良品の折丁Sをその上から押さえつけ、受け板312との間で挟み付けてその位置に停止し、仮止めする。
【0039】
これと同時に、制御部4は、第2のエアシリンダ318を駆動してそのピストンロッドを延出させ、回動腕316を支軸315を支点として時計回りに回動させる。これによって、板ばね317は、ストッパ314によって仮止めされた折丁以降の一定範囲の折丁をその上から押さえつけ、受け板312との間で挟み付けることによって、それぞれの位置で仮止めする。
【0040】
そして、折丁Sが第1の回動式ベルトコンベア323を通過したら、制御部33は第3のエアシリンダ321を駆動し、第1の回動式ベルトコンベア323を支軸322を支点として実線で示す位置まで下方へ向けて回動する。同時に、第1、第2のエアシリンダ313、318を開放する。これによって、不良品の折丁Sは下部側に配置した第1の折丁受け箱324内に落とし込まれ、不良品として排出される。なお、この不良品の折丁Sの排出の間も、下流側の第2の回動式ベルトコンベア325は、図示するように上方に回動されたままその状態を維持されている。
【0041】
不良品の折丁Sの排出が終了すると、制御部33は再度、第1、第2のエアシリンダ313、318を駆動して折丁Sの流れを仮止めし、第3のエアシリンダ321を逆方向へ駆動して第1の回動式ベルトコンベア323を元の位置まで戻す。その後、第1、第2のエアシリンダ313、318を開放し、ストッパ314、回動碗316、板ばね317も元の位置まで引き戻す。これによって、図3(a)の状態となり、それまで強制的に仮止めされていた折丁Sは、下流側の第2の回動式ベルトコンベア325に向けて搬送開始され、第2の折丁受け箱326に落とし込まれ、排出される。
【0042】
上記動作の結果、上流側の第1の折丁受け箱324には不良品の折丁Sのみが排出されるとともに、下流側の第2の折丁受け箱326には良品の折丁Sのみが排出され、良品と不良品が自動的に選別される。
【0043】
以上のようにして、下流側の折丁集積装置2に異常が発生した場合においても、良品の折丁Sと不良品の折丁Sを別々に区分けして排出することができる。このため、従来のように手作業や別工程で良品と不良品をより分ける必要なしに、排出された良品の折丁のみを簡単かつ確実に再利用に回すことができる。
【0044】
なお、上記実施の形態においては、折丁受け箱324、326に排出する場合を例示したが、このような受け箱に代えて、回収用のベルトコンベアなどの搬送機構を設置し、排出した折丁を自動的に次工程へ送り出すように構成することもできる。また、折丁仮止め機構31として、エアシリンダ313,318、ストッパ314、回動腕316、板ばね317から構成したものを例示したが、これに限定されるものではなく、不良品の折丁Sを一時的に停止可能であれば、どのような機構のものであってもよい。
【0045】
また、上記実施の形態では、不良品選別用の第1の回動式ベルトコンベア323を上流側に、良品選別用の第2の回動式ベルトコンベア325を下流側に配置したが、逆に、良品選別用の第2の回動式ベルトコンベア325を上流側に、不良品選別用の第1の回動式ベルトコンベア323を下流側に配置しても実施することができる。この場合、折丁集積装置2に異常が発生して折丁Sを集積できず、かつ、折丁に印刷ミスや折りミスなどの不良が発生していない時は、良品用の第2の回動式ベルトコンベア325を作動させておき、印刷ミスや折りミスなどの不良が発生した時に、良品用の第2の回動式ベルトコンベア325を元に戻すとともに、不良品用の第1の回動式ベルトコンベア323を作動させるように制御すればよい。
【0046】
さらに、上記実施の形態では、不良品選別用の第1の回動式ベルトコンベア323を下方へ向けて回動し、第2の回動式ベルトコンベア325を上方へ向けて回動するようにしたが、それぞれの回動方向を上下逆にしてもよいし、両者ともに下方側へ回動し、あるいは両者ともに上方側へ回動するように構成してもよいものである。回動方向は、システム仕様によって最適な向きを選択すればよい。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の折丁自動選別装置によれば、搬送されてくる折丁に印刷ミスや折りミスなどの不良が発生した場合だけでなく、下流側の折丁集積装置に異常が発生している場合においても、良品の折丁と不良品の折丁を別々に区分けして排出することができる。このため、従来のように排出された折丁中から良品の折丁と不良品の折丁を手作業や別工程でより分ける必要がなくなり、排出された折丁の再利用が簡単かつ確実となり、この種の印刷システムのコスト低減を図ることができる。また、折丁は良品と不良品に別々に区分けされて排出されるため、良品の折丁中に不良品の折丁が紛れ込むようなこともなくなり、製本の品質向上も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る本発明の折丁自動選別装置を組み込んだ印刷システムの全体構成図である。
【図2】折丁に印刷ミスや折りミスなどの不良が発生した場合における前記実施の形態の動作説明図である。
【図3】折丁集積装置に異常が発生して折丁の集積ができなくなった場合の前記実施の形態の動作説明図であって、(a)は折丁がすべて良品である場合の動作説明図、(b)は折丁の中に不良品がある場合の動作説明図である。
【図4】従来の刷折丁自動選別装置を組み込んだ印刷システムの全体構成図である。
【図5】従来の刷折丁自動選別装置の動作説明図であって、(a)は折丁に印刷ミスや折りミスなどの不良が発生した場合の動作説明図、(b)は折丁集積装置に異常が発生して折丁の集積ができなくなった場合の動作説明図である。
【符号の説明】
1 印刷装置
2 折丁集積装置
3 折丁自動選別装置
5a〜5d ベルトコンベア(折丁搬送ライン)
31 折丁仮止め機構
32 折丁選別機構
33 制御部
321 第3のエアシリンダ
322 支軸
323 第1の回動式ベルトコンベア(第1の折丁選別手段)
324 第1の折丁受け箱
325 第2の回動式ベルトコンベア(第2の折丁選別手段)
326 第2の折丁受け箱
327 第4のエアシリンダ
328 支軸
S 折丁
不良品の折丁
良品の折丁

Claims (4)

  1. 折丁を印刷装置から折丁集積装置へ連続的に搬送して送り込むことにより折丁の集積処理を行なうようにした折丁搬送ラインにおける前記印刷装置と折丁集積装置との間に配置される折丁自動選別装置であって、
    連続的に搬送される折丁を所定の位置で一時的に停止させる折丁仮止め機構と、該折丁仮止め機構の下流側に位置する折丁選別機構と、これら折丁仮止め機構および折丁選別機構の動作を制御する制御部とを備え、
    前記折丁選別機構は、不良品選別用の第1の折丁選別手段と、良品選別用の第2の折丁選別手段を有し、
    前記制御部は、下流側の折丁集積装置が正常な場合、良品の折丁が搬送されてきたときにはいずれの手段も作動させることなく良品の折丁をそのまま折丁集積装置へ搬送するとともに、不良品の折丁が搬送されてきたときには前記折丁仮止め機構と不良品選別用の第1の折丁選別手段を作動させて不良品の折丁を不良品用の折丁受け箱へ排出するように制御し、下流側の折丁集積装置に異常が発生した場合には、良品の折丁が搬送されてきたときは良品選別用の第2の折丁選別手段を作動して良品の折丁を良品用の折丁受け箱へ排出するとともに、不良品の折丁が搬送されてきたときは前記折丁仮止め機構と不良品選別用の第1の折丁選別手段を作動して不良品の折丁を不良品用の折丁受け箱へ排出するように制御することを特徴とする折丁自動選別装置。
  2. 前記第1および第2の折丁選別手段が、一方の端部を支軸として他端側を上方または下方へ回動自在とされたコンベアからなること特徴とする請求項1記載の折丁自動選別装置。
  3. 前記第1の折丁選別手段が上流側に、前記第2の折丁選別手段が下流側に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の折丁自動選別装置。
  4. 前記第2の折丁選別手段が上流側に、前記第1の折丁選別手段が下流側に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の折丁自動選別装置。
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